2009年06月29日
なぜ日曜に試合をしない?
せっかく盛り上がったウィンブルドンですが、日曜日に試合をやらないために、また明日の月曜からテニスマインドに切り替えなければなりません。毎年のこのMiddle Sundayについて疑問がなげかけられるのですが、今年もNo Middle Sundayということで試合は行われませんでした。
1877年から始まったウィンブルドンは、4つのグランドスラムのなかで、最も歴史の古く、最もプレスティージのあるトーナメントとして、広く世界のファンに親しまれています。
絶滅寸前の芝のサーフェス。一部の特権階級のクラブメンバーしか着用しない白のユニフォーム。そして莫大な放送権利を放棄してまで固執し続けるMiddle Sundayのお休み日。私は昔ロンドンに住んでおりましたので、彼らの理屈では理解しがたい伝統に固執しつづけるイギリス魂にノスタルジックな当惑と愛着を覚えるのです。
「どうしてMiddle Sundayにテニスの試合をやらないのか?」
Middle Sundayとはトーナメントの第1週の日曜日のことで、今年も例年と同じく試合はお休みとなりました。これは選手を休ませるために昔から守られてきた古いルールなのです。
しかし選手のためにつくられたこのNo Middle Sundayのポリシーは、意外にも選手の間から改正の声が上がっているのも事実です。
最悪の年は2007年でした。3回戦ナダルvsソダリングの試合は、Middle Sundayを休みにしてしまったため最悪のマッチとなりました。
土曜日:ウォーミングアップの段階で雨で延期
日曜日:快晴の天気にも拘らず、伝統のために試合なし。
月曜日:ナダルはマッチポイントを迎えるが、第3セットのタイブレークを落として雨で延期
火曜日:雨のため延期
水曜日:やっと土曜日から続いた試合に決着をつけることができ、ナダルは6-4, 6-4, 6-7(7), 4-6, 7-5の5セットで4回戦に進出
また3回戦のジョコヴィッチvsキーファー戦も同じく、土曜の試合が水曜まで繰り越し、結局ジョコヴィッチも5セットまでもつれ込み、7-6 (7-4), 6-7 (8-6), 6-2, 7-6 (7-5)でやっと4回戦へ。
もし日曜に試合を行っていれば、5日間にわたって一試合をこなすという異常事態を避けることができたはず。このNo Middle Sundayの被害者となったナダルとジョコヴィッチは「雨天候が予想されながら、なぜ晴天の日曜日に試合を行わなかったのか?」とごくあまり前の疑問を投げかけています。
雨の問題はウィンブルドンの最も深刻な問題です。今年はやっとセンターコートに屋根が完成し、センターコートの雨の対応が整いました。しかしこのメリットを受けるのはトップ選手のみ。大半の選手は相変わらず、雨のために押せ押せのスケジュールの下に試合をしなくてはなりません。
しかしかたくなに伝統という名のもとに、試合を拒否してきたウィンブルドンも、例外の年がありました。それは1991年、1994年、2004年で、試合の行われた日曜日を、People’s Sundayピープルズ・サンデイと呼び、高額の予約席のチケットを安価に一般公開して試合を行っています。
フレンチオープンは雨対策と日曜の収入源(チケット収入と放送権利)のために、2006年から一日早い日曜からトーナメントを始めることになりましたが、15日間スケジュールは長過ぎると選手にあまり快く受け入れられていません。
オーストラリアンオープンとUS Openのグランドスラムは、月曜に始まる14日間スケジュールです。私はこのスケジュールがもっとも選手にやさしいスケジュールだと思うのですが。
テニスファンとしては、週末に試合をやってくれるのが一番ありがたいのですが、ウィンブルドン主催者の全英ローン協会は、もっとも期間の少ない13日間スケジュールに変更のない意向を表明しています。頑固ですね。
ここで提案です。
どうしても選手のために中休みが必要なら、日曜のかわりに月曜日、つまりMiddle Mondayを休みにしてはどうでしょう? 平日の試合のため生放送が観れなかったテニスファンのためにも、やはり週末には試合を行ってほしいと思います。伝統主義も、テニスファンがあってこそトーナメントが成り立っているという基本事実を忘れないで、ほどほどにしてもらえると嬉しいのですが。
1877年から始まったウィンブルドンは、4つのグランドスラムのなかで、最も歴史の古く、最もプレスティージのあるトーナメントとして、広く世界のファンに親しまれています。
絶滅寸前の芝のサーフェス。一部の特権階級のクラブメンバーしか着用しない白のユニフォーム。そして莫大な放送権利を放棄してまで固執し続けるMiddle Sundayのお休み日。私は昔ロンドンに住んでおりましたので、彼らの理屈では理解しがたい伝統に固執しつづけるイギリス魂にノスタルジックな当惑と愛着を覚えるのです。
「どうしてMiddle Sundayにテニスの試合をやらないのか?」
Middle Sundayとはトーナメントの第1週の日曜日のことで、今年も例年と同じく試合はお休みとなりました。これは選手を休ませるために昔から守られてきた古いルールなのです。
しかし選手のためにつくられたこのNo Middle Sundayのポリシーは、意外にも選手の間から改正の声が上がっているのも事実です。
最悪の年は2007年でした。3回戦ナダルvsソダリングの試合は、Middle Sundayを休みにしてしまったため最悪のマッチとなりました。
土曜日:ウォーミングアップの段階で雨で延期
日曜日:快晴の天気にも拘らず、伝統のために試合なし。
月曜日:ナダルはマッチポイントを迎えるが、第3セットのタイブレークを落として雨で延期
火曜日:雨のため延期
水曜日:やっと土曜日から続いた試合に決着をつけることができ、ナダルは6-4, 6-4, 6-7(7), 4-6, 7-5の5セットで4回戦に進出
また3回戦のジョコヴィッチvsキーファー戦も同じく、土曜の試合が水曜まで繰り越し、結局ジョコヴィッチも5セットまでもつれ込み、7-6 (7-4), 6-7 (8-6), 6-2, 7-6 (7-5)でやっと4回戦へ。
もし日曜に試合を行っていれば、5日間にわたって一試合をこなすという異常事態を避けることができたはず。このNo Middle Sundayの被害者となったナダルとジョコヴィッチは「雨天候が予想されながら、なぜ晴天の日曜日に試合を行わなかったのか?」とごくあまり前の疑問を投げかけています。
雨の問題はウィンブルドンの最も深刻な問題です。今年はやっとセンターコートに屋根が完成し、センターコートの雨の対応が整いました。しかしこのメリットを受けるのはトップ選手のみ。大半の選手は相変わらず、雨のために押せ押せのスケジュールの下に試合をしなくてはなりません。
しかしかたくなに伝統という名のもとに、試合を拒否してきたウィンブルドンも、例外の年がありました。それは1991年、1994年、2004年で、試合の行われた日曜日を、People’s Sundayピープルズ・サンデイと呼び、高額の予約席のチケットを安価に一般公開して試合を行っています。
フレンチオープンは雨対策と日曜の収入源(チケット収入と放送権利)のために、2006年から一日早い日曜からトーナメントを始めることになりましたが、15日間スケジュールは長過ぎると選手にあまり快く受け入れられていません。
オーストラリアンオープンとUS Openのグランドスラムは、月曜に始まる14日間スケジュールです。私はこのスケジュールがもっとも選手にやさしいスケジュールだと思うのですが。
テニスファンとしては、週末に試合をやってくれるのが一番ありがたいのですが、ウィンブルドン主催者の全英ローン協会は、もっとも期間の少ない13日間スケジュールに変更のない意向を表明しています。頑固ですね。
ここで提案です。
どうしても選手のために中休みが必要なら、日曜のかわりに月曜日、つまりMiddle Mondayを休みにしてはどうでしょう? 平日の試合のため生放送が観れなかったテニスファンのためにも、やはり週末には試合を行ってほしいと思います。伝統主義も、テニスファンがあってこそトーナメントが成り立っているという基本事実を忘れないで、ほどほどにしてもらえると嬉しいのですが。
2009年06月29日
オールドテニスが蘇った!
ナダルのいないウィンブルドンで寂しい想いをしていましたが、トーナメントがだんだん面白くなってきました。ベテラン連中がこれだけ16強に残ったのはめずらしい。ナダルでテニスに興味をもつようになった新しいテニスファンのためにも、今年のウィンブルドンは古くて新しいテニスを学ぶよい機会かもしれません。
伊達公子選手のテニス
私はテニスをやり始めたのがアメリカですので、日本のテニス選手はほとんど知りませんでした。当時のアメリカではアメリカの選手の放送が主で、伊達選手は放送されませんでしたし、彼女の試合を初めて観たのは、テニスチャンネルのクラシックシリーズで最近放送されたシュテフィ・グラフとの試合のみでした。
この試合は、1996年に有明コロシアムで行われたドイツ対日本のFed Cupで、伊達選手が勝利をあげた歴史的な試合でしたが、正直いって彼女のフォームがあまりにも旧式で、ほとんどテイクバックのない、いわゆる現代では悪い見本のようなテニスにびっくり。ですから他のことには全く注意がまわらず、ひたすら「よくあんなフォームで打てるワ」と感心しながら録画をみていました。
今年のウィンブルドンに、伊達選手がWCをもらって出場というニュースは、私をドキドキさせる嬉しいニュースでした。
「彼女のオールドテニスが現代のテニスにどれだけ通用するのか」
ウォズニアキとの第1回戦は私の好奇心を満足させるに十分なすばらしい試合でした。伊達選手の38歳という高齢もさることながら、私はすっかり彼女のテニスに魅入られたのです。解説者もさかんにGreat gameと賞賛していました。何がgreatであったか?
それは芝という速いサーフェスによって、現代の主流であるベースラインからのストロークに釘をさし、いわゆるold schoolのテニスを蘇させたこと。オールドスクールのテニスとは、ネットプレー、スライス、プレースメントなどを基本に組み立てられたテニスです。ヴァラエティに富んだショットの組み立てで、ランキング9位の18歳から見事に第1セットを奪いました。
オールドスクールでは、何がなんでもウィナーを狙っていく打ち方ではなく、相手にカウンターショットをやり辛くさせるセットアップのやり方を学びました。パワーに頼ったフォアハンドテニスだけでなく、プレースメントと球質を変えたショットメイキングも学びました。しかし息子などのジュニアのテニスをみてますと、こういうことはほとんど教えられていない。ですからアプローチショットができない。ヴォレーができない。ネット前に立つポジションが分からない。スライスショットが打てない。もう打てるのはサーヴとトップスピンのグラウンドストロークだけ。これではテニスはつまらなくなります。
なぜ、フェデラーが絶大な人気を維持することができるのか?今年のウィンブルドンを観れば、彼の魅力が何であるのかよくわかります。あらゆるショットが彼のマジックボックスから飛び出してきます。奥が深くてエレガント。しかもパワフルでダイナミックです。
オールドスクールのテニスを観戦
今年のウィンブルドンは多くのベテラン選手が生き残り、オールドスクールのテニスを堪能できるまたとないチャンスとなりました。
残った16強のメンバーを年齢順からいくと、ハース(31歳)、ステパネック(30歳)、カーロヴィッチ(30歳)、フェレロ(29歳)、ヒューイット(28歳)、ロディック(27歳)、フェデラー(27歳)
普段はもうピークをすぎた年齢のように感じる27歳のフェデラーは、まだまだこのグループでは若くすら感じるのは嬉しいですね。それぞれ個性豊かなベテラン選手の健闘を祈って、また月曜からふんどしを引き締めて(女性の場合はブラジャーをしっかり持ち上げて)観戦していきたいと思います。
伊達公子選手のテニス
私はテニスをやり始めたのがアメリカですので、日本のテニス選手はほとんど知りませんでした。当時のアメリカではアメリカの選手の放送が主で、伊達選手は放送されませんでしたし、彼女の試合を初めて観たのは、テニスチャンネルのクラシックシリーズで最近放送されたシュテフィ・グラフとの試合のみでした。
この試合は、1996年に有明コロシアムで行われたドイツ対日本のFed Cupで、伊達選手が勝利をあげた歴史的な試合でしたが、正直いって彼女のフォームがあまりにも旧式で、ほとんどテイクバックのない、いわゆる現代では悪い見本のようなテニスにびっくり。ですから他のことには全く注意がまわらず、ひたすら「よくあんなフォームで打てるワ」と感心しながら録画をみていました。
今年のウィンブルドンに、伊達選手がWCをもらって出場というニュースは、私をドキドキさせる嬉しいニュースでした。
「彼女のオールドテニスが現代のテニスにどれだけ通用するのか」
ウォズニアキとの第1回戦は私の好奇心を満足させるに十分なすばらしい試合でした。伊達選手の38歳という高齢もさることながら、私はすっかり彼女のテニスに魅入られたのです。解説者もさかんにGreat gameと賞賛していました。何がgreatであったか?
それは芝という速いサーフェスによって、現代の主流であるベースラインからのストロークに釘をさし、いわゆるold schoolのテニスを蘇させたこと。オールドスクールのテニスとは、ネットプレー、スライス、プレースメントなどを基本に組み立てられたテニスです。ヴァラエティに富んだショットの組み立てで、ランキング9位の18歳から見事に第1セットを奪いました。
オールドスクールでは、何がなんでもウィナーを狙っていく打ち方ではなく、相手にカウンターショットをやり辛くさせるセットアップのやり方を学びました。パワーに頼ったフォアハンドテニスだけでなく、プレースメントと球質を変えたショットメイキングも学びました。しかし息子などのジュニアのテニスをみてますと、こういうことはほとんど教えられていない。ですからアプローチショットができない。ヴォレーができない。ネット前に立つポジションが分からない。スライスショットが打てない。もう打てるのはサーヴとトップスピンのグラウンドストロークだけ。これではテニスはつまらなくなります。
なぜ、フェデラーが絶大な人気を維持することができるのか?今年のウィンブルドンを観れば、彼の魅力が何であるのかよくわかります。あらゆるショットが彼のマジックボックスから飛び出してきます。奥が深くてエレガント。しかもパワフルでダイナミックです。
オールドスクールのテニスを観戦
今年のウィンブルドンは多くのベテラン選手が生き残り、オールドスクールのテニスを堪能できるまたとないチャンスとなりました。
残った16強のメンバーを年齢順からいくと、ハース(31歳)、ステパネック(30歳)、カーロヴィッチ(30歳)、フェレロ(29歳)、ヒューイット(28歳)、ロディック(27歳)、フェデラー(27歳)
普段はもうピークをすぎた年齢のように感じる27歳のフェデラーは、まだまだこのグループでは若くすら感じるのは嬉しいですね。それぞれ個性豊かなベテラン選手の健闘を祈って、また月曜からふんどしを引き締めて(女性の場合はブラジャーをしっかり持ち上げて)観戦していきたいと思います。
2009年06月26日
ウィンブルドン現地レポ第1弾!
Danpachiこと旦八特派員からウィンブルドン現地レポが入りました! 根性で列に並んで得た当日入場券。テニスファンの鏡です。
臨場感あふれてすばらしいレポートをどうぞ。
Thank you, Danpachi!
Queue
列に並んでるとこんなシールももらえます。
入るまでの行列に関しては弊ブログにてUPしてますのでご参照ください。
マレーマウンド Murray Mound
少なくともこの日に限ってはここはヘンマンヒルではなくマレーマウンドでした。
周りにもスペインやアメリカからやってきた女の子たちが嬌声を上げてました。
CW,CWSC
ウォズニアキとシルステアという新星二人が中国ペアと死闘を繰り広げていました。
他の試合が次々と終わっているということもあって華のあるこのペアの試合に どんどん人が集まってきました。
中国ペアはオーソドックスなダブルス。
対してこちらはウォズニアキのフラットに近い強打とシルステアのムービングトップスピン。
結局途中からバラエティにとんだコースに打ち分けはじめた新星コンビの勝利でした。
トロイッキ
こちらもヒメノストレヴァーと5セットの死闘を演じてました。 もうちょっと早ければダビデンコも見られたんですがねぇ。
わかってはいたつもりでしたが実際に見るウィンブルドンの芝は 本当に美しく、そして速く、見るものを魅了します。 もしこの時期にロンドンを訪れることがあればテニスファンならずとも 是非訪れるべきですね。3時間ほどの行列に堪える必要はありますが。。。
旦八
さらに詳しいレポートは旦八 さんのHPでご覧になってください。
http://nanaban65.blog103.fc2.com/
臨場感あふれてすばらしいレポートをどうぞ。
Thank you, Danpachi!
Queue
列に並んでるとこんなシールももらえます。
入るまでの行列に関しては弊ブログにてUPしてますのでご参照ください。

マレーマウンド Murray Mound
少なくともこの日に限ってはここはヘンマンヒルではなくマレーマウンドでした。
周りにもスペインやアメリカからやってきた女の子たちが嬌声を上げてました。

CW,CWSC
ウォズニアキとシルステアという新星二人が中国ペアと死闘を繰り広げていました。
他の試合が次々と終わっているということもあって華のあるこのペアの試合に どんどん人が集まってきました。

中国ペアはオーソドックスなダブルス。
対してこちらはウォズニアキのフラットに近い強打とシルステアのムービングトップスピン。
結局途中からバラエティにとんだコースに打ち分けはじめた新星コンビの勝利でした。

トロイッキ
こちらもヒメノストレヴァーと5セットの死闘を演じてました。 もうちょっと早ければダビデンコも見られたんですがねぇ。

わかってはいたつもりでしたが実際に見るウィンブルドンの芝は 本当に美しく、そして速く、見るものを魅了します。 もしこの時期にロンドンを訪れることがあればテニスファンならずとも 是非訪れるべきですね。3時間ほどの行列に堪える必要はありますが。。。
旦八
さらに詳しいレポートは旦八 さんのHPでご覧になってください。
http://nanaban65.blog103.fc2.com/
2009年06月21日
ドローが変更、その影響は?
今年のウィンブルドンは、ナダルの欠場でいろいろ波紋を投げかけています。その中でもドロー発表後のシード1の欠場によって、ドローが変更されるというあまり先例のない事態が生じました。(2001年の優勝者、イヴァニセヴィッチが肩の手術で翌年欠場しましたが、これは5月初旬に発表していますのでドローには変更がありませんでした。)
ではナダルの欠場でドローにどのような変更があったのか?
新しいドローが選手たちに与える影響は?
オリジナルのドローと新しいドローを比べながら、男子のドローのシステムと影響について述べてみたいと思います。
まずウィンブルドンのドローのサイトを開いてください。
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ms/r1s1.html
1回戦 First Round
本戦エントリーは全員で128選手です。First Roundでは128人が上からセクション1・2・3・4の4つのグループに分けられ、1セクションが32人で構成されています。
トップハーフとボトムハーフ
ドローの上半分のセクション1と2をトップハーフ、下半分のセクション3と4をボトムハーフとよびます。トップハーフはシード1の選手が、ボトムハーフはシード2の選手が代表するかたちになります。
シード1とシード2のポジションは毎年同じ
セクションごとにトップシードの選手4人がまず配分されます。ポジションが変わらないのは、シード1(セクション1でドローの最上段)とシード2(セクション4で最下段)です。ですから今年はナダルがトップに、フェデラーがボトムに配されていました。しかしシード3とシード4はどのセクションに配分されるのかは、毎年くじびきで決められているようで年によって違います。
シード3のポジションの重要性
シード3の選手がセクション2にいくのか、セクション3にいくのかによって、決勝の顔ぶれが違ってきますので、シード3のポジションは大変重要な意味をもちます。
過去のシード3のポジション
2009年 マレー: セクション2
2008年 ジョコヴィッチ: セクション2
2007年 ロディック: セクション2
2006年 ロディック: セクション3
2005年 ヒューイット: セクション2
2004年 コリア: セクション2
2003年 フェレロ:セクション3
変更になったドローのポジション
ナダル(1)のポジションにデルポトロ(5)が入る
デルポトロ(5)のポジションにブレイク(17)が入る
ブレイク(17)のポジションにキーファー(33)が入る
キーファー(33)のポジションにラッキールーザーのアルベス(ランキング120位)が入る
シード33の意味
GSのシード選手は32までですが、キーファーのシードが33となっています。これはナダルの欠場でシード選手が一人欠けてしまったために追加となり、次にランキングの高いキーファーに33が与えられました。
ラッキールーザーがエントリー
ドローの発表後から試合が始まるまでの間に、選手が欠場になった場合、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手がラッキールーザーとなります。今回は最終戦に負けた16選手のうち、ランキング120位のThiago Alvesがラッキールーザー(LL)となってエントリーを果たしました。
シード選手32人の配分はどのように?
各セクションごとに8人のシード選手が配分されます。セクションが4つありますので、シードのついた選手は32人となります。もしシード選手全員が2回戦を勝てば、3回戦の対戦予想は以下のようになります。
セクション1
ナダルのかわりにデルポトロがシード1のポジションに入りました。デルポは芝の経験が浅く、ロディックの決勝進出の可能性が高くなってきました。その他に注目したい選手はイーストボーンで優勝したツルスノフ。ダヴィデンコは足のケガの回復次第。
デルポトロ(5)・・・元ナダル(1)
ツルスノフ(25)
ステパネック(23)
フェレール(16)
ダヴィデンコ(12)
バーディッチ(20)
メルツァー(26)
ロディック(6)
セクション2
ナダルの欠場で最も有利になったのはマレー。ナダルがトップハーフから抜け、ブレイクがセクション3に移ったことで、決勝が現実化してきました。
「僕はハードコートが一番得意だけれど、ウィンブルドンで優勝できるチャンスはあると思う。 多くの選手が芝が苦手だからね。」マレーの課題は、イギリス国民悲願のプレッシャーをいかにハンドルできるか。
ドローの変動は、キーファーがブレイクのポジションに入り、またキーファーのポジションにラッキールーザーのアルベスが入っています。
マレー(3)
トロイッキ(30)
ヴァヴリンカ(19)
サフィン(14)
ゴンザレス(10)
キーファー(33)・・・元ブレイク(17)
ハネスク(31)
シモン(8)
アルベス(ラッキールーザー)・・・元キーファーのポジションに入り、パヴェルと対戦
セクション3
デルポトロが抜けてジョコヴィッチが有利に? デルポの代わりに入ったブレイクのプレースタイルが芝に合っているので、不利になったという声もあり。
ブレイク(17)・・・元デルポトロ(5)
アンドレエーヴ(29)
ハース(24)
チリッチ(11)
ロブレド(15)
シュトラー(18)
フィッシュ(28)
ジョコヴィッチ(4)
セクション4
ドローに変動はありませんが、べルダスコ、ツォンガ、カーロヴィッチ、ソダリングと強者がいてフェデラーにとってはタフなドロー。
マレーはウィンブルドンでは最も大きな脅威ですか?との質問に、フェデラーは「No」と答えました。ナダルのいない今回はジョコヴィッチが最も脅威だとか。その次にマレー、その他にデルポトロ、ツォンガ、ゴンザレス、ソダリングなども油断できない。それに腕をあげたロディックも破るのがむずかしい。フェデラーは優勝するむずかしさを語っています。
べルダスコ(7)
モンタネス(32)
カーロヴィッチ(22)
ツォンガ(9)
ソダリング(13)
ロペス(21)
コールシュライバー(27)
フェデラー(2)
(追記)
私の予想は準決勝はマレーvsロディック、フェデラーvsジョコヴィッチ。決勝はマレーvsフェデラー。皆さんの予想はいかがですか?
ではナダルの欠場でドローにどのような変更があったのか?
新しいドローが選手たちに与える影響は?
オリジナルのドローと新しいドローを比べながら、男子のドローのシステムと影響について述べてみたいと思います。
まずウィンブルドンのドローのサイトを開いてください。
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ms/r1s1.html
1回戦 First Round
本戦エントリーは全員で128選手です。First Roundでは128人が上からセクション1・2・3・4の4つのグループに分けられ、1セクションが32人で構成されています。
トップハーフとボトムハーフ
ドローの上半分のセクション1と2をトップハーフ、下半分のセクション3と4をボトムハーフとよびます。トップハーフはシード1の選手が、ボトムハーフはシード2の選手が代表するかたちになります。
シード1とシード2のポジションは毎年同じ
セクションごとにトップシードの選手4人がまず配分されます。ポジションが変わらないのは、シード1(セクション1でドローの最上段)とシード2(セクション4で最下段)です。ですから今年はナダルがトップに、フェデラーがボトムに配されていました。しかしシード3とシード4はどのセクションに配分されるのかは、毎年くじびきで決められているようで年によって違います。
シード3のポジションの重要性
シード3の選手がセクション2にいくのか、セクション3にいくのかによって、決勝の顔ぶれが違ってきますので、シード3のポジションは大変重要な意味をもちます。
過去のシード3のポジション
2009年 マレー: セクション2
2008年 ジョコヴィッチ: セクション2
2007年 ロディック: セクション2
2006年 ロディック: セクション3
2005年 ヒューイット: セクション2
2004年 コリア: セクション2
2003年 フェレロ:セクション3
変更になったドローのポジション
ナダル(1)のポジションにデルポトロ(5)が入る
デルポトロ(5)のポジションにブレイク(17)が入る
ブレイク(17)のポジションにキーファー(33)が入る
キーファー(33)のポジションにラッキールーザーのアルベス(ランキング120位)が入る
シード33の意味
GSのシード選手は32までですが、キーファーのシードが33となっています。これはナダルの欠場でシード選手が一人欠けてしまったために追加となり、次にランキングの高いキーファーに33が与えられました。
ラッキールーザーがエントリー
ドローの発表後から試合が始まるまでの間に、選手が欠場になった場合、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手がラッキールーザーとなります。今回は最終戦に負けた16選手のうち、ランキング120位のThiago Alvesがラッキールーザー(LL)となってエントリーを果たしました。
シード選手32人の配分はどのように?
各セクションごとに8人のシード選手が配分されます。セクションが4つありますので、シードのついた選手は32人となります。もしシード選手全員が2回戦を勝てば、3回戦の対戦予想は以下のようになります。
セクション1
ナダルのかわりにデルポトロがシード1のポジションに入りました。デルポは芝の経験が浅く、ロディックの決勝進出の可能性が高くなってきました。その他に注目したい選手はイーストボーンで優勝したツルスノフ。ダヴィデンコは足のケガの回復次第。
デルポトロ(5)・・・元ナダル(1)
ツルスノフ(25)
ステパネック(23)
フェレール(16)
ダヴィデンコ(12)
バーディッチ(20)
メルツァー(26)
ロディック(6)
セクション2
ナダルの欠場で最も有利になったのはマレー。ナダルがトップハーフから抜け、ブレイクがセクション3に移ったことで、決勝が現実化してきました。
「僕はハードコートが一番得意だけれど、ウィンブルドンで優勝できるチャンスはあると思う。 多くの選手が芝が苦手だからね。」マレーの課題は、イギリス国民悲願のプレッシャーをいかにハンドルできるか。
ドローの変動は、キーファーがブレイクのポジションに入り、またキーファーのポジションにラッキールーザーのアルベスが入っています。
マレー(3)
トロイッキ(30)
ヴァヴリンカ(19)
サフィン(14)
ゴンザレス(10)
キーファー(33)・・・元ブレイク(17)
ハネスク(31)
シモン(8)
アルベス(ラッキールーザー)・・・元キーファーのポジションに入り、パヴェルと対戦
セクション3
デルポトロが抜けてジョコヴィッチが有利に? デルポの代わりに入ったブレイクのプレースタイルが芝に合っているので、不利になったという声もあり。
ブレイク(17)・・・元デルポトロ(5)
アンドレエーヴ(29)
ハース(24)
チリッチ(11)
ロブレド(15)
シュトラー(18)
フィッシュ(28)
ジョコヴィッチ(4)
セクション4
ドローに変動はありませんが、べルダスコ、ツォンガ、カーロヴィッチ、ソダリングと強者がいてフェデラーにとってはタフなドロー。
マレーはウィンブルドンでは最も大きな脅威ですか?との質問に、フェデラーは「No」と答えました。ナダルのいない今回はジョコヴィッチが最も脅威だとか。その次にマレー、その他にデルポトロ、ツォンガ、ゴンザレス、ソダリングなども油断できない。それに腕をあげたロディックも破るのがむずかしい。フェデラーは優勝するむずかしさを語っています。
べルダスコ(7)
モンタネス(32)
カーロヴィッチ(22)
ツォンガ(9)
ソダリング(13)
ロペス(21)
コールシュライバー(27)
フェデラー(2)
(追記)
私の予想は準決勝はマレーvsロディック、フェデラーvsジョコヴィッチ。決勝はマレーvsフェデラー。皆さんの予想はいかがですか?
2009年06月17日
ウィンブルドン物知りパワーアップ
間もなくウィンブルドンが目の前に迫ってきました。公式ウェブサイトに「ウィンブルドンの10の重要な情報」というタイトルで面白い情報が載っていましたのでここで一部を紹介します。知識はパワーです。より多くのことを知ることによってウィンブルドンの面白さも倍増するはず。今日はパワーアップ第1号をお届けします。
WCの選手
ワイルドカードを私の応援しているディミトロフがもらいました。 伊達クルム選手( WTAやウィンブルドンの公式サイトにはDate Krummとなっていますのでそれにならいます)もWCでエントリーですね。しかしディレンマです。「観戦したい」のはやまやまなのですが、観戦するには彼らがトップ選手と対戦する必要があります。そうすると敗退・・・
今年はセンターコートの他に、No.2, No.3のコート、プラス他の3コートの計6コートのライヴ中継があるそうです。もしディミトロフがナダルやフェデラーと、伊達クルミ選手がサフィナやウィリアムズ姉妹と対戦・・・なんて想像するとワクワクです。GSのセンターコートです!
鈴木貴男選手が2005年のオーストラリアン・オープンでフェデラーと対戦したときを思い出します。あれは確か2回戦でしたが衝撃的でした。しかしシード1・2の選手は初戦ではWCと当たりませんので、これは残念ながら夢の話。いや!2回戦を突破して3回戦に進出すれば夢の話ではなく、センターコートの可能性が出てきます。ドローは19日。何だか想像しているだけで熱くなってきました。
ウィンブルドンの大切な日
6月18日 予選最終日
6月19日 ドロー発表
6月22日 ウィンブルドン初日
6月27日 ウィンブルドン・ジュニア初日
7月4日 女子決勝
7月5日 男子決勝
屋根のついたセンターコート
この新しい屋根のおかげで待ちぼうけを食わなくても済みます。屋根はたったの7分でスタジアムをカヴァーできるとか。しかし屋根をつけてから試合までに30分は時間をおく必要があるそうですが。(理由はよくわかりませんが) この新しい屋根のもとで、アガシ&グラフ夫妻のミックスダブルスのエグジビションが行われましたので、その様子をミュージックビデオにしてみました。明日アップしますので楽しみにしていてください。
新しいコートNo.2は地面より3.5mも下
4000人を収容できるコートが新しく作られました。しかも地面よりも下に降りて観戦とはクールですね。なぜ地下に? 観客席が低くなるので、周りの風景の邪魔にならないのだそうです。さすが。
コートのナンバーが変わります
新しいコートにNo.2が与えられましたので、今までのコートは順おくりにナンバーが一つくり下がっていきます。つまり今までNo.2だったコートはNo.3になります。
Twitterで物知りパワーアップ
Twitterにまだ登録していない方はさっそくアクションをおこしましょう。http://www.twitter.com/Wimbledon はウィンブルドンのTwitterです。どんどん情報が入ってきます。
またFacebookでもフォローできます。http://www.facebook.com/wimbledon
iPhoneをフルに活用
いろんな情報、ビデオ、ライヴスコアなどが入ってくるそうで、 私のiPhoneで試してみようと思います。便利な世の中になりましたねェ。(ため息)
WCの選手
ワイルドカードを私の応援しているディミトロフがもらいました。 伊達クルム選手( WTAやウィンブルドンの公式サイトにはDate Krummとなっていますのでそれにならいます)もWCでエントリーですね。しかしディレンマです。「観戦したい」のはやまやまなのですが、観戦するには彼らがトップ選手と対戦する必要があります。そうすると敗退・・・
今年はセンターコートの他に、No.2, No.3のコート、プラス他の3コートの計6コートのライヴ中継があるそうです。もしディミトロフがナダルやフェデラーと、伊達クルミ選手がサフィナやウィリアムズ姉妹と対戦・・・なんて想像するとワクワクです。GSのセンターコートです!
鈴木貴男選手が2005年のオーストラリアン・オープンでフェデラーと対戦したときを思い出します。あれは確か2回戦でしたが衝撃的でした。しかしシード1・2の選手は初戦ではWCと当たりませんので、これは残念ながら夢の話。いや!2回戦を突破して3回戦に進出すれば夢の話ではなく、センターコートの可能性が出てきます。ドローは19日。何だか想像しているだけで熱くなってきました。
ウィンブルドンの大切な日
6月18日 予選最終日
6月19日 ドロー発表
6月22日 ウィンブルドン初日
6月27日 ウィンブルドン・ジュニア初日
7月4日 女子決勝
7月5日 男子決勝
屋根のついたセンターコート
この新しい屋根のおかげで待ちぼうけを食わなくても済みます。屋根はたったの7分でスタジアムをカヴァーできるとか。しかし屋根をつけてから試合までに30分は時間をおく必要があるそうですが。(理由はよくわかりませんが) この新しい屋根のもとで、アガシ&グラフ夫妻のミックスダブルスのエグジビションが行われましたので、その様子をミュージックビデオにしてみました。明日アップしますので楽しみにしていてください。
新しいコートNo.2は地面より3.5mも下
4000人を収容できるコートが新しく作られました。しかも地面よりも下に降りて観戦とはクールですね。なぜ地下に? 観客席が低くなるので、周りの風景の邪魔にならないのだそうです。さすが。
コートのナンバーが変わります
新しいコートにNo.2が与えられましたので、今までのコートは順おくりにナンバーが一つくり下がっていきます。つまり今までNo.2だったコートはNo.3になります。
Twitterで物知りパワーアップ
Twitterにまだ登録していない方はさっそくアクションをおこしましょう。http://www.twitter.com/Wimbledon はウィンブルドンのTwitterです。どんどん情報が入ってきます。
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iPhoneをフルに活用
いろんな情報、ビデオ、ライヴスコアなどが入ってくるそうで、 私のiPhoneで試してみようと思います。便利な世の中になりましたねェ。(ため息)
2008年07月10日
全英名物ストリーカー
今年は残念ながらウィンブルドン名物のストリーカーが現れませんでした。
あの紳士、淑女、そして高貴な王室の前で、スパッ!といさぎよく裸になって走るストリーカーたちは、ちょっとドキッとさせますが、なかなか刺激的で面白かったですね。美女美男なら大いに歓迎といきたいところですが、最近は締まりが厳しくこのストリカー族は絶滅しつつあります。それでは今日はウィンブルドンのストリーキング集で、いよいよウィンブルドンともお別れしたいと思います。
あの紳士、淑女、そして高貴な王室の前で、スパッ!といさぎよく裸になって走るストリーカーたちは、ちょっとドキッとさせますが、なかなか刺激的で面白かったですね。美女美男なら大いに歓迎といきたいところですが、最近は締まりが厳しくこのストリカー族は絶滅しつつあります。それでは今日はウィンブルドンのストリーキング集で、いよいよウィンブルドンともお別れしたいと思います。
2000年のアナ・クルニコヴァのダブルス
2002 Final Hewitt vs Narbandian
「こいつ変な奴!?」

Photo: Viewimages
1996 Final Krajicek vs Washington
「私はボールガールよ!」

Photo: BBC News
2006 QF Sharapova vs Dementieva
「マリアちゃん! お邪魔虫でした!」

Photo: Reuters
2008年07月08日
全英のハト糞争
あの壮絶なフェデラーvsナダルの決勝戦でもって、2008年のウィンブルドンが幕を下ろしました。これであと一年間ウィンブルドンともお別れです。せっかくのすばらしい思い出をぶち壊すようで気が引けるのですが、興味深い事件がありましたので、ご紹介したいと思います。
ウィンブルドンのハト狙撃事件
(The Independence:http://www.independent.co.uk/)
開催日直前の22日の日曜の夜、数羽のハトがあの神聖なウィンブルドンのコートで狙撃チームによって射殺されました。これは本当の話です。
ウィンブルドン開催日前に予選試合をしていた選手たちが、ハトの糞が空から落ちて試合の邪魔になることから、その対策を全英ローンテニスクラブに訴えました。ハト問題は以前から問題になっていて、主催者側は鷹を2羽放してハト追い払いにあたりましたが、ある一部のエリアには効果がなく、最終手段として、狙撃チームをやとって撃ち殺してしまったというもの。この残虐な事件が発覚して、動物愛護協会が警察へ通報。警察は「ハト殺し」は法律違反であるとして、即座にハト狙撃を止めるよう主催者に通達しました。
22日には主催者側はハト殺しだけでなく、蜂殺しをも執行しましたが、警察によるとハトはダメで蜂はOKなのだそうです。つまり、ハトの糞は人間の生命を脅かさないが、蜂はその危険性があるとして殺してもよいというのが彼らの理屈。ハト糞争は一件落着しましたが、蜂さんにとっては糞だりけったりでした。
試合の最中に、ボールが鳥にあたって即死(これはウィンブルドンではありません)
ウィンブルドンのハト狙撃事件
(The Independence:http://www.independent.co.uk/)
開催日直前の22日の日曜の夜、数羽のハトがあの神聖なウィンブルドンのコートで狙撃チームによって射殺されました。これは本当の話です。
ウィンブルドン開催日前に予選試合をしていた選手たちが、ハトの糞が空から落ちて試合の邪魔になることから、その対策を全英ローンテニスクラブに訴えました。ハト問題は以前から問題になっていて、主催者側は鷹を2羽放してハト追い払いにあたりましたが、ある一部のエリアには効果がなく、最終手段として、狙撃チームをやとって撃ち殺してしまったというもの。この残虐な事件が発覚して、動物愛護協会が警察へ通報。警察は「ハト殺し」は法律違反であるとして、即座にハト狙撃を止めるよう主催者に通達しました。
22日には主催者側はハト殺しだけでなく、蜂殺しをも執行しましたが、警察によるとハトはダメで蜂はOKなのだそうです。つまり、ハトの糞は人間の生命を脅かさないが、蜂はその危険性があるとして殺してもよいというのが彼らの理屈。ハト糞争は一件落着しましたが、蜂さんにとっては糞だりけったりでした。
試合の最中に、ボールが鳥にあたって即死(これはウィンブルドンではありません)
2008年07月07日
王者の交替、ナダル時代到来か!?
4時間48分、ウィンブルドン史上最長の5セットマッチは、6-4, 6-4, 6-7 (5), 6-7 (8), 9-7でナダルの勝利に終わりました。
解説者のジョン・マッケンローが幾度もマイクの前で叫びました! “This is the greatest match I’ve ever seen!”
ウィンブルドン史上最高の試合の一つと言われるマッチの経験者、あのマッケンローに「この試合はテニス史上ベストの試合であった!」といわせた歴史的なマッチを観戦できたことを幸せに思います。
(1980年にビヨンボルグと5セットマッチを行ったマッケンローは、翌年無敵のボルグからウィンブルドンタイトルを奪いました。これ以降ボルグはグランドスラムのタイトルをとることなく、スランプが続き2年後1983年に引退しています。)
家族のヨーロッパ旅行をキャンセルし(ごめん!)、友達の別荘への招待も辞退し(もったいない!)、バースデイパーティとゴルフ以外は、ひたすら家に引き蘢ってTVにかじりついた2週間でしたが、これで悔いはありません。
ナダルのウィンブルドンの勝利は、テニスの新時代を予言する象徴的な事件のような気がします。
この横綱の交替劇を端的に表現すれば、「フィジカル」と「テクノロジー」の勝利でしょうか。ラケットやストリングの進歩とともに、フットワーク、体力、腕力の向上によって今まで不可能であったリターンや、スピンが可能になったこと。またスローな芝に変わって以来、クレーのようなラリーが可能になり、ベースライナーに有利になったこと。フェデラーがネットダッシュを何度も試みましたが、ナダルの強烈なスピンで、ヴォレーがネットしてしまうのも、何か象徴的なシーンでした。
マッケンローは最後に何度も「ありがとう、ロジャー!」「ありがとう、ラファ!」を繰り返し、最後はフェデラーに抱きつきました。どれだけ無念だったことか!ロジャーの心中が痛いほどわかるマッケンローは、思わずロジャーをハグせずにはいれなかったのでしょう。2セットダウンから奇跡のカムバックを試みるフェデラー。全身全霊で戦いぬくナダル。 究極の戦いに世界の人々が感動しました。
試合後の記者会見で二人は以下のように感想を述べています。
フェデラー:
「ラファはrock-solidだったよ。今年の上達ぶりは目をみはるものがある。安定していてよいプレーをしたよ。」
「僕は多くのブレークポイントをものにできなかったのが残念だった。チャンスはいろいろあったのに、逃がしてしまった。ラファは逆に大切なポイントは、すごいパッシンショットなどをしてきちっと取っていた。」
「もっと自分のショットにコミットするべきだった。ためらった部分があったのが災いした。」
「この敗北は僕の生涯で一番辛い敗北となった。他のどの敗北よりも比較できないほど・・・」
ナダル:
「ウィンブルドンのタイトルをとるのは、子供のときからの夢だったから、本当にまだ夢のようだ。特にスペインの選手にとっては、芝で優勝するなんて信じられないことなんだ。」
(試合が終わったとき何てフェデラーに言ったのか?という質問に対して)
「Good tournamentとまず言って、それからSorryって言ったんだ。彼がどんなにこのタイトルをほしがってたか知ってるからね。僕は彼を尊敬しているし、自分は勝てて嬉しかったけど、彼には申し訳ないと思うよ。」
「最後のゲームは、暗くて本当に何にも見えなかったんだ。」
「いつも今のポイントをとることしか頭にない。試合中はタイトルをとりたいとか、他のことを考えることはないね。負けそうになったときは、いつもポジティヴに思う事にしている。いつかチャンスがやっているから、それまでは全力をつくそうとね。」
王座を譲ったフェデラーは、王者らしく負けても雄々しく、新しく王冠を勝ち取ったナダルはあくまでも謙虚に。マッチも感動的でしたが、受賞式に見た二人の態度も真のチャンピオンにふさわしく感動的でした。

解説者のジョン・マッケンローが幾度もマイクの前で叫びました! “This is the greatest match I’ve ever seen!”
ウィンブルドン史上最高の試合の一つと言われるマッチの経験者、あのマッケンローに「この試合はテニス史上ベストの試合であった!」といわせた歴史的なマッチを観戦できたことを幸せに思います。
(1980年にビヨンボルグと5セットマッチを行ったマッケンローは、翌年無敵のボルグからウィンブルドンタイトルを奪いました。これ以降ボルグはグランドスラムのタイトルをとることなく、スランプが続き2年後1983年に引退しています。)
家族のヨーロッパ旅行をキャンセルし(ごめん!)、友達の別荘への招待も辞退し(もったいない!)、バースデイパーティとゴルフ以外は、ひたすら家に引き蘢ってTVにかじりついた2週間でしたが、これで悔いはありません。
ナダルのウィンブルドンの勝利は、テニスの新時代を予言する象徴的な事件のような気がします。
この横綱の交替劇を端的に表現すれば、「フィジカル」と「テクノロジー」の勝利でしょうか。ラケットやストリングの進歩とともに、フットワーク、体力、腕力の向上によって今まで不可能であったリターンや、スピンが可能になったこと。またスローな芝に変わって以来、クレーのようなラリーが可能になり、ベースライナーに有利になったこと。フェデラーがネットダッシュを何度も試みましたが、ナダルの強烈なスピンで、ヴォレーがネットしてしまうのも、何か象徴的なシーンでした。
マッケンローは最後に何度も「ありがとう、ロジャー!」「ありがとう、ラファ!」を繰り返し、最後はフェデラーに抱きつきました。どれだけ無念だったことか!ロジャーの心中が痛いほどわかるマッケンローは、思わずロジャーをハグせずにはいれなかったのでしょう。2セットダウンから奇跡のカムバックを試みるフェデラー。全身全霊で戦いぬくナダル。 究極の戦いに世界の人々が感動しました。
試合後の記者会見で二人は以下のように感想を述べています。
フェデラー:
「ラファはrock-solidだったよ。今年の上達ぶりは目をみはるものがある。安定していてよいプレーをしたよ。」
「僕は多くのブレークポイントをものにできなかったのが残念だった。チャンスはいろいろあったのに、逃がしてしまった。ラファは逆に大切なポイントは、すごいパッシンショットなどをしてきちっと取っていた。」
「もっと自分のショットにコミットするべきだった。ためらった部分があったのが災いした。」
「この敗北は僕の生涯で一番辛い敗北となった。他のどの敗北よりも比較できないほど・・・」
ナダル:
「ウィンブルドンのタイトルをとるのは、子供のときからの夢だったから、本当にまだ夢のようだ。特にスペインの選手にとっては、芝で優勝するなんて信じられないことなんだ。」
(試合が終わったとき何てフェデラーに言ったのか?という質問に対して)
「Good tournamentとまず言って、それからSorryって言ったんだ。彼がどんなにこのタイトルをほしがってたか知ってるからね。僕は彼を尊敬しているし、自分は勝てて嬉しかったけど、彼には申し訳ないと思うよ。」
「最後のゲームは、暗くて本当に何にも見えなかったんだ。」
「いつも今のポイントをとることしか頭にない。試合中はタイトルをとりたいとか、他のことを考えることはないね。負けそうになったときは、いつもポジティヴに思う事にしている。いつかチャンスがやっているから、それまでは全力をつくそうとね。」
王座を譲ったフェデラーは、王者らしく負けても雄々しく、新しく王冠を勝ち取ったナダルはあくまでも謙虚に。マッチも感動的でしたが、受賞式に見た二人の態度も真のチャンピオンにふさわしく感動的でした。
「ありがとう、ロジャー! ありがとう、ラファ!」

2008年07月06日
ざっと賞金3億円
ウィンブルドンの女子決勝戦は、7-5, 6-4でウィリアムズ姉妹のヴィーナスの勝利で終わりました。どちらが勝っても姉妹の戦いだけに家族の思いは複雑なものがあるでしょうが、パワフル姉妹だけあって見応えのあるマッチでした。
セリナは試合のあと、記者会見で悔しくて泣きそうな顔をしてましたが、これからダブルスの試合をお姉さんとどうやるのでしょうか?・・・二人がコートに入って来ました!これからダブルスが始まります。ヴィーナスはジャンピングをしてやる気満々ですが、セリーナの表情は暗いです。やはり感情を隠すことはできません。観客も二人の心境が分かるだけに居心地が悪そうです。でもやっぱりセリーナもプロですね。数打のうちにもうすっかりダブルスの人となり切り、6-2, 6-2で圧倒的な強さを見せてW姉妹の勝利となりました。これでヴィーナスのシングルス、ダブルスのダブル優勝が実現しました!
フェデラーの6連勝ばかりがメディアで取り沙汰されていますが、ヴィーナスはこれで5度目のウィンブルドン優勝です。これはすごい業績です。今日の姉妹が獲得した賞金も、二人合わせて約3億円とこれもすごい!ウィリアムズ旋風が吹き荒れたウィンブルドンでした。
明日はいよいよウィンブルドンの男子決勝です。これでいよいよウィンブルドンともお別れです!波乱に富んだエキサイティングな2週間でした。テレビの前に座って首を長くして明日の歴史的瞬間を待っている人のために、フェデラー、ナダルのフォトパズルをつくってみました。時間つぶしにお試しください。
(正解)
1, 5, 2, 12
10, 4, 8, 6
9, 3, 17, 11
セリナは試合のあと、記者会見で悔しくて泣きそうな顔をしてましたが、これからダブルスの試合をお姉さんとどうやるのでしょうか?・・・二人がコートに入って来ました!これからダブルスが始まります。ヴィーナスはジャンピングをしてやる気満々ですが、セリーナの表情は暗いです。やはり感情を隠すことはできません。観客も二人の心境が分かるだけに居心地が悪そうです。でもやっぱりセリーナもプロですね。数打のうちにもうすっかりダブルスの人となり切り、6-2, 6-2で圧倒的な強さを見せてW姉妹の勝利となりました。これでヴィーナスのシングルス、ダブルスのダブル優勝が実現しました!
フェデラーの6連勝ばかりがメディアで取り沙汰されていますが、ヴィーナスはこれで5度目のウィンブルドン優勝です。これはすごい業績です。今日の姉妹が獲得した賞金も、二人合わせて約3億円とこれもすごい!ウィリアムズ旋風が吹き荒れたウィンブルドンでした。
明日はいよいよウィンブルドンの男子決勝です。これでいよいよウィンブルドンともお別れです!波乱に富んだエキサイティングな2週間でした。テレビの前に座って首を長くして明日の歴史的瞬間を待っている人のために、フェデラー、ナダルのフォトパズルをつくってみました。時間つぶしにお試しください。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
Good luck to Roger and Rafa!

(正解)
1, 5, 2, 12
10, 4, 8, 6
9, 3, 17, 11
2008年07月05日
世紀の対決が続きます!
ウィンブルドンでいろいろ異変が起こりながら、でもきっちりと最後まで勝ち残るのは、やはりこの二人だったのですね。感無量です。
フェデラーはサフィンとの試合で、実に安定したテニスを見せてくれました。ナダルが第2セットでつまずきそうになって、ハラハラしたのと比べると、やはり優勝はフェデラーという気がします。それにしても、ナダルは靴を途中で変えたり、膝を怪我したり・・・集中力が落ちて、第2セットからストロークが短くなり、クロスが多すぎるなどの昔の悪い癖が出始めました。インタービューでは、シュトラーの調子が上がってきたため、ナダルが戸惑ったといっていましたが・・・決勝ではナダルは牙をむき出して体当たりしてくるでしょうから、きっとすざましい試合を展開してくれるでしょう。
さてフェデラーとナダルは、ロッカールームでも仲がよく、よくおしゃべりをする間柄ですが、この日曜日の決勝にむけて、お互いのことを以下のように語っています。
フェデラー曰く「ラファについて」
ラファはすごいコンペティターだ。
彼は今ではどんなサーフェスでも強くなってきている。
クレーとは全く違ったプレーを芝でやっていて、ベースラインぎりぎりから打ってくる危険な存在だ。
フレンチで負けたことは、自分ではもう遠い昔の出来事で、今回の決勝には何の影響もない。(フレンチでナダルに負けたことについて)
フェデラー曰く「自分のテニスについて」
決勝までとてもよいペースできているよ。これ以上は期待できないくらいだ。安定しているし満足しているよ。これが僕のベストかと言われれば、まだそのレベルではないかもしれないけれど、もしこの決勝で勝ったとしたら、ベストなテニスだったと言えるだろうね。
ナダル曰く「ロジャーについて」
ロジャーはテニス史上ベストな選手だと思う。
彼も僕も、ウィンブルドンではよい試合をしてきているので、タフな試合になると思う。
ナダル曰く「ウィンブルドンの決勝について」
過去2年間決勝でまできているので、今年はぜひとも優勝したい。
クイーンズクラブで優勝できたことはウィンブルドンで試合をやる上で、大きな自信になっている。
芝の練習は十分とはいえないけれど、全力を尽くしたい。
今日はナダルはマッケンローに練習相手になってもらって感激していました。
たったの5秒くらいでしたが、二人の微笑ましい練習風景を観て私も感激。グランドスラムには、こういったいろんなエピソードがあるのに、なぜもっと放送しないのかといつも疑問に思います。私がプロデューサーだったら、試合だけでなく、もっと生きたグランドスラムの醍醐味を伝えられるのに・・・と昔の職業病がむくむく。
それにしても、アメリカのTV放送は最悪です!
フェデラーvsサフィンの生放送が観れなかったのです! NBCで放送されたのは、3時間遅れの録画でした。ウィンブルドンの準決勝が生で観れないとは、あまりのバカさ加減に、テニスブログは大騒ぎです。結局、生放送が観れたのは、私のようにstreamingを払っている人だけで、皆が怒るのは当たり前です。
「テニスファンをバカにするのもいい加減にしろ!」
どこの国でも、お寒いテニス事情は変わりがないようです。
2008年07月02日
T-Zoneからレポート
T-Zoneとは? 私がつけたTennis-Zoneの略ですが、クールなネイミングだと思いませんか?
とりあえず4つのモニターをキッチンに置きました。テレビが一台、コンピューターが三台です。テレビは画面を6つに分けて、6コートが同時観戦できるようにセット(できない日もありますが)。そして二台のPCのStreamingによってさらに6コートをカヴァーできるようにセット。そして最後のマックのコンピューターはライヴスコア専用にセット。さあこれで 我が家のT-Zone の出来上がりです。これでウィンブルドンの試合のほとんどが、このT-Zoneで観戦できるようになりました。
Streamingとは、インターネットによってライヴ放送が観れるシステムで、ウィンブルドンはBBC放送を流しています。ジョンマッケンローは、イギリスのBBCと、アメリカのテニスチャンネルとNBCの3局を駆け回りながら解説を行うというモテモテぶり。アガシ、ロディック、マリーの元コーチだったブラッド・ギルバートはESPNで解説。そうそう昨年からこれもアガシの元コーチのカヒールも解説者に加わりました。ナヴラティロヴァもテニスチャンネルにいますし・・・伝説の選手やコーチが10人以上も解説者として活躍するアメリカは、やはり恵まれた環境にありますね。
グランドスラムのサイトの中で、最も人気があるのは、ウィンブルドンのサイトです。http://www.wimbledon.org/en_GB/index.html IBMが総力を結集して作りあげたエキサイティングなスポーツサイトで、他の大会も見習ってほしいくらいよく出来ています。
streamingでの Live放送
25ドルを払えば、2週間6コートのLive放送がstreamingで観れます。常時6コートをカヴァーしていますので、同時に複数の試合が観れることになります。(しかし残念ながら、日本はstreamingに制限があるようですが。)
ニュースのスピードと充実した内容
Newsのページではウィンブルドンの主催者であるAELTC (All England Lawn Tennis Club)のメンバーを総動員して、ニュースを書いていますので、ニュースに気合いが入っています。その速報性と内容には目をみはるものがあります。
ファンログ
ホームページにFan Logのコーナーがあります。これは誰でもコメントを載せることができ、世界中のテニスファンのコメントがリアルタイムで入ってきます。誰でもがコメントを載せてもらえる訳ではありませんが(人数があまりにも多いので)、Tennisnakamaでトライしてみました。Hahaha! 出ました!Tennisnakamaが! 多分百万人以上の世界のテニスファンがこのサイトを見てるでしょうからインスタントに世界とつながった気分でスリリングです!簡単な英語で十分ですので、お試しください。
とりあえず4つのモニターをキッチンに置きました。テレビが一台、コンピューターが三台です。テレビは画面を6つに分けて、6コートが同時観戦できるようにセット(できない日もありますが)。そして二台のPCのStreamingによってさらに6コートをカヴァーできるようにセット。そして最後のマックのコンピューターはライヴスコア専用にセット。さあこれで 我が家のT-Zone の出来上がりです。これでウィンブルドンの試合のほとんどが、このT-Zoneで観戦できるようになりました。

Streamingとは、インターネットによってライヴ放送が観れるシステムで、ウィンブルドンはBBC放送を流しています。ジョンマッケンローは、イギリスのBBCと、アメリカのテニスチャンネルとNBCの3局を駆け回りながら解説を行うというモテモテぶり。アガシ、ロディック、マリーの元コーチだったブラッド・ギルバートはESPNで解説。そうそう昨年からこれもアガシの元コーチのカヒールも解説者に加わりました。ナヴラティロヴァもテニスチャンネルにいますし・・・伝説の選手やコーチが10人以上も解説者として活躍するアメリカは、やはり恵まれた環境にありますね。
グランドスラムのサイトの中で、最も人気があるのは、ウィンブルドンのサイトです。http://www.wimbledon.org/en_GB/index.html IBMが総力を結集して作りあげたエキサイティングなスポーツサイトで、他の大会も見習ってほしいくらいよく出来ています。
streamingでの Live放送
25ドルを払えば、2週間6コートのLive放送がstreamingで観れます。常時6コートをカヴァーしていますので、同時に複数の試合が観れることになります。(しかし残念ながら、日本はstreamingに制限があるようですが。)
ニュースのスピードと充実した内容
Newsのページではウィンブルドンの主催者であるAELTC (All England Lawn Tennis Club)のメンバーを総動員して、ニュースを書いていますので、ニュースに気合いが入っています。その速報性と内容には目をみはるものがあります。
ファンログ
ホームページにFan Logのコーナーがあります。これは誰でもコメントを載せることができ、世界中のテニスファンのコメントがリアルタイムで入ってきます。誰でもがコメントを載せてもらえる訳ではありませんが(人数があまりにも多いので)、Tennisnakamaでトライしてみました。Hahaha! 出ました!Tennisnakamaが! 多分百万人以上の世界のテニスファンがこのサイトを見てるでしょうからインスタントに世界とつながった気分でスリリングです!簡単な英語で十分ですので、お試しください。

2008年07月01日
前代未聞の女子QF:Day 7 ウィンブルドン
ウィンブルドン天気予報
7月1日火曜日は時々晴れ
水曜日は雨 
4位までの女子選手なしの前代未聞のQF
1番コートでシャラポヴァが2回戦で落ち、イヴァノヴィッチが3回戦で敗れてから、「Grave Yard 墓地」という縁起でもないニックネームが、1番コートにつけられてしまいました。しかしの今日の「墓地」では女子選手には大異変はありませんでしたが、1位のヤンコヴィッチ、4位のクズネツォヴァが同時に敗退するという異常事態が起きて、これでついに1位から4位までの選手は誰もいない女子のQF(準々決勝)を明日迎えることになりました。
この異常事態はオープン時代(Open Era)と呼ばれる1968年以来初めてのことで、二人のロシア人、チェコ人、ポーランド人、中国人、タイ人、そしてウィリアムズ姉妹のアメリカ人が明日対戦することになりますが、平均ランキングは何と32位!意外にあっさりと負けてしまったトップ4の女子選手ですが、元チャンピオンのウィリアムズ姉妹の勢いは止まらず、今日のシングルスの後のダブルスでも圧倒的な強さをみせ勝ち進んでいます。姉妹はウィンブルドンが今年で8度目の大会。ヤンコヴィッチは12度目。トップ選手のバーンアウト現象がささやかれてますが、出場回数の多少にも原因がありそうです。
「墓地」で敵に墓穴を掘らせたサフィン:6-4 6-3 5-7 6-1
サフィンは「俺はストレートに勝ちたかったのによ」とでもいいたげな、あまりハッピーとはいえない表情をみせながら、ヴァヴリンカと握手。「墓地」と呼ばれる1番コートで、ランキング9位のヴァヴリンカに墓穴を掘らせたサフィンは、次はあの甘いマスクのフェリシアーノ・ロペスとQFで対戦です。この二人、テニス界を代表する美形ですので、見応えのほどはTennisnakamaが保証します。
フェデラーはまだ調整中?: 7-6, 6-2, 6-4
ヒューイット戦では、21のエースをとって好調かと思いきや、22ものエラーのおまけがついて、相変わらずのフェデラーでした。「僕は今調整中」の看板を早く下ろさないと、ナダル君に会えませんよ。
僕幸せ!ケガも吹っ飛ぶナダルの勢い:6-3, 6-3, 6-1
昨日のサッカーの決勝でスペインが勝って大喜びのナダル。 ロペス、コスタ(ロペスのコーチ)、その他諸々のスペインの関係者を呼んで、今借りている一軒家で盛大に Euro Partyを開いたそうです。とてもいい気分転換になった彼は、ルンルンでコートに現れましたが、第1セットの3ゲーム目でまた転倒!左膝に痛みが走り、MTOメディカルタイムアウトをとりました。その後は確かにあのフットワークは見られませんでしたが、ラリーを早めに終わらせるために、ますますアグレッシヴになったナダルは、芝にふさわしいオフェンスのテニスを展開しました。これこその怪我の功名?
ヘンマンヒルでの熱血マリー応援隊
センターコートに入れないテニスファンのために、大型スクリーンがとりつけられて試合観戦ができる「ヘンマンヒル」と呼ばれる丘が会場の外にあります。イギリス国民の悲願、「ウィンブルドンのタイトルを母国へ」を願って、毎年ヘンマンに応援を送るファンたちで埋まったこの丘を、彼の名前にちなんでヘンマンヒルの名がつけられましたが、今年から「マリーヒルに変えてしまえ」とイギリス人の鼻息は荒いのです。イギリス国民を興奮させている張本人、アンディ・マリーはガスケと死闘の5セットを展開して、 5-7, 3-6, 7-6 (7-3), 6-2, 6-4で勝利。「マリーヒル」となってしまった旧ヘンマンヒルはそれはそれは大変な騒ぎでした。
ヘンマンヒル/マリーヒルの応援隊
2008年06月28日
サフィン生還:Day 5 ウィンブルドン
ウィンブルド天気予報
28日土曜日は時々晴れ
日曜は大会はお休み。月曜と火曜は時々晴れ
水曜は雨 
サフィンよ、蘇れ!
Safin def. Seppi: 7-6(5), 3-6, 7-6(3), 6-4
一番コートは、あの礼儀正しいウィンブルドンが、デ杯の会場に変わりました。黄色い声が飛び、手拍子が鳴り止まない、会場一色がサフィンを応援するロシアのホームゲームのようです。誰もが蘇りつつあるサフィンに興奮を隠せないでいます。
もう28才になってしまったサフィン。ランキングはとどまるところなく、下がりっぱなしで現在75位。コーチを変え、ヘアスタイルを変え、ヒゲをはやし、ネパールの山にも登ってみたけれど、勝てないサフィンは「一体、俺はどうしたらいいんだ!」とよく、記者会見でこぼしていました。最近のインタービューでは、「テニスは俺の仕事だから、仕事をやるまでさ。」なんて、もうすっかり栄光の座を諦めたような言葉を吐いて、ファンを失望させていました。
しかし、ジョコヴィッチを破ったサフィンは確かに違ってきています。まず、フォットワークが軽い。どんなボールにでも食らいついていき、特に片手バックハンドのリターンはデフェンスポジションから、オフェンスに変わるネットすれすれの低空飛行のスライスです。ナダルもよくやりますが、違いはナダルのスライスは、まだまだ未完全でフロートするのに比べて、サフィンはフェデラーに近い完璧なスライスです。これは芝では絶対の武器。そしてボリスベッカーのように、ダイヴィングをしてみせました。楽しいですね。もうあまりハラハラして観なくても、サフィンのストロークは安定してきました。ディープでパワフルです。私はBBCで見ておりましたので、解説者のコメントが大袈裟でまたおかしい。
「Brilliant! (アメリカではExcellent!) Scary! (恐いほどすごい!) What a strike! (何という打球なんざんしょ!)」
期待が少ないとこのように褒めてもらえるのですね。試合は夜の9時17分まで続けられ、サフィンは最後にはほとんどボールが見えなかったとか。エラーをおかしても例の癇癪をおこすことなく、あくまでも冷静に戦ったサフィンは、「下手すると、妹に追い越される!」とやっと目覚めたのでしょうか。ヴァヴリンカを破り、バグダティスかロペスを倒せば、いよいよフェデラーと準決勝です!
Safin vs Seppiのハイライト
イヴァノヴィッチ、お前もか!
Zheng def. Ivanovic: 6-1, 6-4
今年のウィンブルドンは芝の呪いがかかっているようです。次々と優勝候補が倒れていきます。芝がのろくなったおかげで、ラリーが滅法長くなって、まるでクレー戦を観てるような気になります。今日の試合の結果は、ジージェンの「中国の名にかけて」の決意と、アナの「もうフレンチも勝ったことだし・・・」の心の弛みとの違いでしょうか。やることなすこと全て裏目に出て、シャラポヴァの自滅と全く同じパターンで敗退です。アナはインタービューで、健気にもあくまでポジティヴなコメントを残しています。
「私はまだ若いんですもの。これからまだまだ向上できるわ。ある意味ではパンチを食らってよかったのかも。」
あんな可愛いアナにパンチなんて! でも「あのベビー服では勝てないわね」と、テニスウェアのおかげで同情も減ってしまった可哀想なアナでもありました。
Ivanovic vs Zhengのハイライト
フェデラーは感染の恐れなし
Federer def. Gicquel: 6-3, 6-3, 6-1
あの『ウィニングアグリー』の著者、ブラッド・ギルバートがTVで解説してましたが、彼いわく「これは伝染病だね。」つまり、ナルバンディアン、ダヴィデンコに続いて、ジョコヴィッチ、シャラポヴァ、ロディック、そして今日のイヴァノヴィッチの敗退の現象について、彼はこれは伝染病だと断言しました。「敗北」という名のヴィールスにおかされているというのです。これって結構いえてるかも。「彼らが負けちゃったんだから、いいか」内心負けてもよい言い訳に汚染されてしまった。ウーン、なかなか好い事を言ってくれます。
でも、今日の試合を観ていると、フェデラーは全く敗北菌におかされる心配はなさそうです。絶賛するBBCとESPNの放送を同時に観ていましたが、まさに無菌無敵のフェデラーでした。
Federer vs Gicquelのハイライト
2008年06月27日
Day 4: 波瀾万丈の一日
ウィンブルドン天気予報
27日金曜日は雨
土曜日は曇り 
優勝候補がどんどん敗退し、ウィンブルドンは波乱の嵐が吹き荒れています。昨日はジョコヴィッチが敗れ、今日は何とロディックとシャラポヴァが敗退してしまいました! ウィンブルドンの芝が波乱を呼ぶのか? 何とも予測のつかないグランドスラムになってきました。
さよならシャラポヴァ
Kudryavtseva def. Sharapova: 6-2, 6-4
このなんとも舌を噛みそうな名前のロシア人にシャラポヴァは簡単に負けてしまいました。しかも負けた相手は154位。シャラポヴァはダブルフォルトが8回、エラー(アンフォースト)が22回。打てば打つほどシャラポヴァの球は、彼女の意思に反してコートから離れて飛んでいきます。典型的な自滅テニス。シャラポヴァのあまりにも情けない負け方に、ある記者は意地の悪い質問を投げました。
「その新しいタキシードが居心地悪かったの?」
ムスッとしたシャラポヴァは、「毎回あたらしいデザインのテニスウェアを着てるのよ。そんなのは関係ないわ。」
「じゃ、なにが原因で?」
「自分でも分からないわ。なすことすべてが悪い方向にいってしまった。彼女はすべての点で優っていた。」
ティファニーの新しいイアリングがキラッと光ります。ファッションもよいのですが、まずは試合に勝ってからゆっくりとそのキラキラ光るものをつければ?と誰か忠告してあげましょう。
さよならロディック
Tipsarevic def. Roddick: 6-7, 7-5, 6-4, 7-6
「勝ちたいという思いが強すぎて固くなってしまった。最悪だよ。」
ロディックは自己嫌悪に陥って当然の貧しいパーフォーマンスでした。27のエース、85%の1stサーヴ得点率にも拘らず、なぜ勝てなかったのか? ブレークする機会が8回もあったのに、一度もブレークチャンスをものにできなかったロディック。肝心なところでミスが続いたロディックとは反対に、ティプサレヴィッチは終始冷静にプレーを続けました。
「頭の中でコーチが言いそうなことを想像したんだ。彼ならきっと落ち着け!というに違いない。ロディックはブレークチャンスが一杯あったのに、それを使わなかった。だから僕はそれほど無理をして打たなくてもよかった。」
哲学が好きという入れ墨だらけのティプシー(ティプサレヴィッチのニックネームで、 英語でほろ酔いのという意味 )は、メガネをはずしてにっこり。抜群の英語とメガネにかくされたハンサムな素顔はなかなか魅力的でした。ジョコヴィッチ、イヴァノヴィッチ、ヤンコヴィッチに加えてもう一人のヴィッチが加わって、これからのドローはセルビア・ヴィッチ族で賑わいそうです。
大丈夫、ナダル?
Nadal def. Gulbis: 5-7, 6-2, 7-6, 6-3
前回にも書きましたが、ナダルのパーフォーマンスには不安があります。緊張してくると、クロスばかり打つようになり、せっかくオープンコートをつくっても、ダウンザラインを使わないのでもったいないですね。相手はナダルのリターンが読めますので、ラリーがクレーのように長くなってしまって、芝らしくないテニスをやってました。それに何度か転んで球が取れず、「芝はやっぱり僕に合ってないみたい」といいたげなナダルで、グルビスに振り回されておりました。しかし第4セットはさずがのグルビスに疲れが見え始め、体力、気力満々のナダルに勝利の女神が微笑みました。
グルビスはそれにしても、未来トップ5には入る選手と太鼓判を押されているだけあって、ダイナミックなサーヴとフォアハンド、それにドロップショットのソフトタッチにもすぐれ、魅力的なテニスをみせてくれました。彼はナダルがドロップショットに弱いと知ってか、ふんだんにドロップショットを使ってナダルをネットダッシュさせ、わざとボールを打たせて、甘いナダルのボールを叩いてました。 今後が楽しみな選手です。
(グルビスについては6月4日号「グルビスって誰」で詳しく紹介しています)
2008年06月26日
Day 3: サフィン旋風
ウィンブルドン天気予報
26日木曜日は曇りときどき晴れ
金曜は雨
会場総立ち、サフィンのストレートセット勝利
Safin def. Djokovic: 6-4, 7-6(3), 6-2
ジョコヴィッチがダブルフォルトをしました。
「Advantage Safin!」
チェアアンパイアの声が会場に響きわたります。マッチポイントです!誰がこの瞬間を信じたでしょう! ジョコヴィッチは表情を固くしながら、サーヴィスポジションにうつりました。
「Fault!」1stサーヴはサイドラインから大きく離れて右にきれていきました。
ジョコヴィッチはもう一度大きく深呼吸をしました。何度もボールをついて、トスを上げました。会場はシーンと静まり返ってジョコヴィッチの2ndサーヴの行方を見守ります。
「Fault!」
会場は総立ちです!拍手の嵐が止みません!解説者もきっと椅子から飛び上がったはずです。誰もが予想もしなかったこのサフィンの勝利を、どう表現してよいのかわからず声がうわずっています。
世界3位のジョコヴィチを75位のサフィンが破ったのです。サフィンは別にガッツポーズをする訳でもなく、淡々とした面持ちでネットに近づきました。ジョコヴィッチも淡々としています。そして二人は軽く肩を抱き合って、言葉を交わせて去っていきました。
ストレートセットで、サフィンに敗れたジョコヴィッチは、インタービューで負けた原因をこのように述べています。
「僕は決して肉体的には疲れてはいなかった。今日はやろうとしたことがすべてうまくいかなかったんだ。」
「マラットはすごく良いプレーをした。彼はいつもは、調子がよかったり悪かったり、安定感のないテニスをやるのに、今日はミスもすくなく、ダウンをすることがなかった。ダウンする時を待っていた自分が悪かったのが。」
「マラットは僕の小さいころのアイドル選手だったんだ。彼に何度もプレーをしてもらったことがあり、僕は尊敬しているんだ。この尊敬が邪魔をしたのかもしれない。」
遠慮の気持ちがあったことは確か。敵意をむき出しにして戦っていくジョコヴィッチの姿はありませんでした。あの有名なお父さん(応援がうるさいので有名。一度はフェデラーまでもが、「黙れ!」とコートから怒鳴ったくらい)までもが、ジョコヴィッチの負け試合に耐えられず、途中で席を立ってしまいました。
サフィンは試合後の感想をこのように述べています。
「今日の試合は誰も僕が勝つと思ってないから、プレッシャーが無かった。でもノヴァックはナンバーワンの地位を狙っているし、決勝までいくことを皆が期待しているからね。プレッシャーが大きかったと思う。」
「今日はよく集中できよいプレーができた。長い間勝ったことがなかったから、とても気持ちがいいね。エッ?これからの対策って?正直いって、ノヴァックに勝てると思っていなかったので、次がだれかも知らないんだ。これから調べてみるよ。」
正直で微笑ましいですね。確かにジョコヴィッチの調子も悪かったのですが、彼に立ち上がるチャンスを与えなかったサフィンはさすが元チャンピオンです。やっとあの私たちのサフィンが戻ってきました!(涙)
(サフィンの勝因)
1. サーヴがvery good
2. リターンがvery very good
3. ジョコヴィッチの2ndサーヴをアタックしてポイントに
4. 終始オフェンスのテニスを展開
5. 失敗しても冷静さを失わず感情をコントロール
(ジョコヴィッチの敗因)
1. サーヴが入らない
2. 風が強く、得意のラインぎりぎりを狙えない
3. サフィンのサーヴが読めない
4. サフィンのストロークがベースライン近くに落ちるので攻撃できない
5. サフィンを尊敬していて、敵愾心をむき出しにして攻撃しづらい心理が作用。
6. プレッシャーに負ける
サフィン vs ジョコヴィッチ
2008年06月25日
Day 2: ウィンブルドン情報
ウィンブルドン天気予報:Good newsです!
25日水曜は雨の予報からどきどき晴れに変わりました。
ああやっぱり,ダヴィデンコの敗退
Becker def. Davidenko: 6-4, 6-4, 6-4
シードが4位なのに誰もダヴィの名前を口に出さないのはなぜ? 彼は芝との相性が悪いことは知られていて、今年は全く芝の下準備なしでウィンブルドンに出場。これでは初戦からもうスーツケースをパックしてあるんじゃないの?(ロシアに帰るため)と陰口を叩かれても仕方がないでしょう。やる気なし丸出しで、この3月、マイアミのマスターズでナダルを6-2, 6-2で破ったダヴィの面影もありませんでした。彼ほどむら気の選手もめずらしい。
タキシードで現れたシャラポヴァ
Sharapova def. Foretz: 6-1, 6-4
「ウィンブルドンの白のテニスウェアをファッショナブルなものに」をスローガンに、各メーカーが競って毎年挑戦している中で、息が荒いのがナイキ。フェデラーの白のジャケットから今年は、クリーム色の地にゴールドのラインが入ったカーディガンをデザインしました。こういうデザインって確かおじいちゃんが着ていたような? でもおしゃれなフェデラーが着ると突然クールに見えるから不思議です。このカーディガンは200点限定で約6万円とか。
シャラポヴァは今年はショーツです!と宣言しましたが、宣伝効果のために今日までスタイルは極秘でした。 白いジャケットを脱ぐと、あら?これは?そうです。彼女の新しいテニスウェアは「タキシード」と呼ばれるデザインでした。前がプリーツでタキシードシャツに似ていることから、この名前がつけられましたが・・・私の趣味でないことは確か。ショーツ姿も今いち。洗練されているとは言えないいつものマリアルックでした。
イレヴン(Eleven)の名で出しているのが、ヴィーナス・ウィリアムズ。彼女のテニスウェアは誰が一体きるのでしょうね? と思っていたら、あのでかいペトロヴァがウィンブルドンで着てくれるとか。もうちょっと他のテニス選手がいなかったの?と聞きたくなりますが・・・Elevenの名はパーフェクトなTenよりも、一つ多く超パーフェクトという意味でつけたとヴィーナスが言っておりました。でも今日の試合で最初、chokedになった(クビが絞められるような感じ)ヴィーナスは、あの首を締め付けるようなデザインした張本人。Elevenじゃなくて、Fiveくらいでよかったのでは?
ナダルが心配
Nadal def. Beck: 6-4, 6-4, 7-6
今日のナダルを観ていると、フェデラーに勝つのはむずかしいですね。サーヴはよかったのですが、また昔の悪い癖がでてきました。
(1)サービスラインに落ちる短いボール
(2)サーヴィスリターンをhacking(たたき切る)をしているため、球が浮いてしまう。
今日は多分緊張して、固くなったためでしょうが、次のグルビス戦は油断できません。今日のグルビスは、ビッグサーヴァーのイズナーとの対戦で、のびのびとしたテニスを見せ、ベスト10も近いと解説者を唸らせたほど調子が上がってきています。クィーンズクラブでみせたあのすばらしい芝テニスを、ナダルが再現することができれば、フェデラーも恐くないのですが・・・でもその前に、グルビスがグルグルの球をビスビス打ってきたらどうする?
25日水曜は雨の予報からどきどき晴れに変わりました。

ああやっぱり,ダヴィデンコの敗退
Becker def. Davidenko: 6-4, 6-4, 6-4
シードが4位なのに誰もダヴィの名前を口に出さないのはなぜ? 彼は芝との相性が悪いことは知られていて、今年は全く芝の下準備なしでウィンブルドンに出場。これでは初戦からもうスーツケースをパックしてあるんじゃないの?(ロシアに帰るため)と陰口を叩かれても仕方がないでしょう。やる気なし丸出しで、この3月、マイアミのマスターズでナダルを6-2, 6-2で破ったダヴィの面影もありませんでした。彼ほどむら気の選手もめずらしい。
タキシードで現れたシャラポヴァ
Sharapova def. Foretz: 6-1, 6-4
「ウィンブルドンの白のテニスウェアをファッショナブルなものに」をスローガンに、各メーカーが競って毎年挑戦している中で、息が荒いのがナイキ。フェデラーの白のジャケットから今年は、クリーム色の地にゴールドのラインが入ったカーディガンをデザインしました。こういうデザインって確かおじいちゃんが着ていたような? でもおしゃれなフェデラーが着ると突然クールに見えるから不思議です。このカーディガンは200点限定で約6万円とか。
シャラポヴァは今年はショーツです!と宣言しましたが、宣伝効果のために今日までスタイルは極秘でした。 白いジャケットを脱ぐと、あら?これは?そうです。彼女の新しいテニスウェアは「タキシード」と呼ばれるデザインでした。前がプリーツでタキシードシャツに似ていることから、この名前がつけられましたが・・・私の趣味でないことは確か。ショーツ姿も今いち。洗練されているとは言えないいつものマリアルックでした。
シャラポヴァのタキシードルック
イレヴン(Eleven)の名で出しているのが、ヴィーナス・ウィリアムズ。彼女のテニスウェアは誰が一体きるのでしょうね? と思っていたら、あのでかいペトロヴァがウィンブルドンで着てくれるとか。もうちょっと他のテニス選手がいなかったの?と聞きたくなりますが・・・Elevenの名はパーフェクトなTenよりも、一つ多く超パーフェクトという意味でつけたとヴィーナスが言っておりました。でも今日の試合で最初、chokedになった(クビが絞められるような感じ)ヴィーナスは、あの首を締め付けるようなデザインした張本人。Elevenじゃなくて、Fiveくらいでよかったのでは?
ナダルが心配
Nadal def. Beck: 6-4, 6-4, 7-6
今日のナダルを観ていると、フェデラーに勝つのはむずかしいですね。サーヴはよかったのですが、また昔の悪い癖がでてきました。
(1)サービスラインに落ちる短いボール
(2)サーヴィスリターンをhacking(たたき切る)をしているため、球が浮いてしまう。
今日は多分緊張して、固くなったためでしょうが、次のグルビス戦は油断できません。今日のグルビスは、ビッグサーヴァーのイズナーとの対戦で、のびのびとしたテニスを見せ、ベスト10も近いと解説者を唸らせたほど調子が上がってきています。クィーンズクラブでみせたあのすばらしい芝テニスを、ナダルが再現することができれば、フェデラーも恐くないのですが・・・でもその前に、グルビスがグルグルの球をビスビス打ってきたらどうする?
2008年06月24日
Day1: ウィンブルドン報告
ウィンブルドン天気予報:25日水曜は雨 
惜しかった藤原里華
Bondarenko def. Fujiwara: 1-6, 6-4, 6-3
サーヴも鋭く、リターンもコーナーにアグレッシヴに決め、まるでダヴィ子(ダヴィデンコの女性版)のように、小柄な藤原がコート狭しと走りまくりました。全盛の杉山愛を彷彿させる快挙で、6-1と一方的に第1セットを取りましたが・・・せっかくBondarenkoのリズムをくずしておきながら、2セットにもっていけなかったのは、まず1st サーヴが入らなくなってしまったことが原因。あと気になったのは、ネットダッシュのタイミング。相手の絶好のフォアに打ってどうしてネットダッシュをするのか不思議? パッシングショットで当然抜かれてしまいました。後は攻めのパターンが同じで相手に読まれてしまうことも、後半勝てなかった原因。残念でした。
誰も書かなくなったナルバンディアン
Dancevic def. Nalbandian: 6-4, 6-2, 6-4
無惨の一言。ランキング95位の選手にこの負け方はどうしてもおかしい。クウィーンズクラブでジョコヴィッチとの準決勝に見せた、あの無力なナルバンディアンの亡霊でしょうか。きちんと打つ気があるのか、と聞きたいほどのランダムなショットでした。クウィーンズクラブのインタービューで、ジョコヴィッチがナルバンディアンの真似をリクエストされたとき、お腹をブーッと張ってニタッ!同胞からバカにされないよう、あの出っ腹だけはなんとかしてほしい。メディアは完全に彼を無視しました。
腰がブレーキ?ヒューイットの5セットの戦い
Hewitt vs Haase: 6-7, 6-3, 6-3, 6-7, 6-2
腰の手術をするかどうか迷っているヒューイットに、21才のオランダの星、ハーセ(64位)が容赦なくアタック。危ういところで初戦敗退を免れました。この調子では腰の手術を、といいたいところですが、グガ(クィルテン)の例もありますし、手術の結果で引退という可能性もでてきますので、判断がむずかしいところです。
いつものセリーナでした
S. Williams vs Kanepi: 7-5, 6-3
1回戦から3回戦くらいまでは、ウォーミングアップをしているような試合をしながら勝ってしまうのが、セリーナのグランドスラムです。出場大会も少なく本当にテニスをやっていきたいのか?と聞きたくなるほど、訳のわからないウィリアムズ姉妹ですが、アスリートとして恵まれているだけに残念です。それにしても、せっかく細った体も元の木阿弥。暑苦しいセリーナでした。
自信たっぷりイヴァノヴィッチ
Ivanovic vs De los Rios: 6-1, 6-2
「She is so nice.」とメディアからも評判の良いアナは、今度は愛くるしいヒラヒラの白のテニスウェアで現れました。でも彼女の愛くるしさとは打って変わって、豪快なストロークとアグレッシヴな試合展開で、初戦は問題なくクリアしました。自信あふれるパーフォーマンスは優勝候補ナンバーワンにふさわしく、可愛くニッコリ笑って皆殺し・・・
ジョコヴィッチは調整中
Djokovic def Berrer: 6-5, 2-6, 6-3, 6-0
ベラーが予想以上のテニスをみせ、ジョコヴィッチは手こずりました。最後は経験がものをいって難なく切り抜けましたが、今の段階ではジョコは未知数。昨年のUS Openの初戦とよく似た戦い方で、ただ今調整中。

惜しかった藤原里華
Bondarenko def. Fujiwara: 1-6, 6-4, 6-3
サーヴも鋭く、リターンもコーナーにアグレッシヴに決め、まるでダヴィ子(ダヴィデンコの女性版)のように、小柄な藤原がコート狭しと走りまくりました。全盛の杉山愛を彷彿させる快挙で、6-1と一方的に第1セットを取りましたが・・・せっかくBondarenkoのリズムをくずしておきながら、2セットにもっていけなかったのは、まず1st サーヴが入らなくなってしまったことが原因。あと気になったのは、ネットダッシュのタイミング。相手の絶好のフォアに打ってどうしてネットダッシュをするのか不思議? パッシングショットで当然抜かれてしまいました。後は攻めのパターンが同じで相手に読まれてしまうことも、後半勝てなかった原因。残念でした。
誰も書かなくなったナルバンディアン
Dancevic def. Nalbandian: 6-4, 6-2, 6-4
無惨の一言。ランキング95位の選手にこの負け方はどうしてもおかしい。クウィーンズクラブでジョコヴィッチとの準決勝に見せた、あの無力なナルバンディアンの亡霊でしょうか。きちんと打つ気があるのか、と聞きたいほどのランダムなショットでした。クウィーンズクラブのインタービューで、ジョコヴィッチがナルバンディアンの真似をリクエストされたとき、お腹をブーッと張ってニタッ!同胞からバカにされないよう、あの出っ腹だけはなんとかしてほしい。メディアは完全に彼を無視しました。
腰がブレーキ?ヒューイットの5セットの戦い
Hewitt vs Haase: 6-7, 6-3, 6-3, 6-7, 6-2
腰の手術をするかどうか迷っているヒューイットに、21才のオランダの星、ハーセ(64位)が容赦なくアタック。危ういところで初戦敗退を免れました。この調子では腰の手術を、といいたいところですが、グガ(クィルテン)の例もありますし、手術の結果で引退という可能性もでてきますので、判断がむずかしいところです。
いつものセリーナでした
S. Williams vs Kanepi: 7-5, 6-3
1回戦から3回戦くらいまでは、ウォーミングアップをしているような試合をしながら勝ってしまうのが、セリーナのグランドスラムです。出場大会も少なく本当にテニスをやっていきたいのか?と聞きたくなるほど、訳のわからないウィリアムズ姉妹ですが、アスリートとして恵まれているだけに残念です。それにしても、せっかく細った体も元の木阿弥。暑苦しいセリーナでした。
自信たっぷりイヴァノヴィッチ
Ivanovic vs De los Rios: 6-1, 6-2
「She is so nice.」とメディアからも評判の良いアナは、今度は愛くるしいヒラヒラの白のテニスウェアで現れました。でも彼女の愛くるしさとは打って変わって、豪快なストロークとアグレッシヴな試合展開で、初戦は問題なくクリアしました。自信あふれるパーフォーマンスは優勝候補ナンバーワンにふさわしく、可愛くニッコリ笑って皆殺し・・・
ジョコヴィッチは調整中
Djokovic def Berrer: 6-5, 2-6, 6-3, 6-0
ベラーが予想以上のテニスをみせ、ジョコヴィッチは手こずりました。最後は経験がものをいって難なく切り抜けましたが、今の段階ではジョコは未知数。昨年のUS Openの初戦とよく似た戦い方で、ただ今調整中。
一度は出てみたいウィンブルドン(2008年)ルーフガーデンパーティー
2008年06月24日
錦織、無念のリタイア
残念ながら、錦織選手はWimbledon1回戦敗退です。
ジケル def 錦織: 4-6, 7-5, Retired
心配されたことが現実に起こりました!錦織選手は、3セット目にリタイアしてしまいました!
腹痛を我慢しながら、ここまでよく戦ったと思います。
第1セットは、とても腹痛を想像させるサーヴではなく、圭くんはエースを3つとって、サーヴィスゲームは絶えずリードしていました。 リターンもよく、3ゲーム目ですでにジケルをブレークして、無理のない省エネのテニスでした。
しかしジケルもしぶとく、圭くんのバックハンドを集中的に攻めまくり、かなり無理な姿勢で圭くんが取らざるを得ないシチュエーションが続きました。(このときの幾度にもわたる無理なストレッチが腹筋痛を悪化させたのでは?)
第1セットを6-4で圭くんが勝ったあと、トレーナーを呼んだときは、正直いって少し驚きました。決して調子が抜群という感じではありませんでしたが、1st サーヴは74%と高い率で入っていましたし、1st サーヴの得点率も71%とよかったからです。いつものように淡々と打ってましたから、それほど腹痛はないのかもと楽観していましたが・・・
圭くんはトレーナーにお腹に痛み止めをスプレーしてもらって、パッドを2枚貼り、第2セットが始まりました。
しかし、メディカル・タイムアウトをとった後の第2セットは、フットワークが鈍く、心なしかネガティヴな感じがしました。それでもしっかりと攻めるときは攻めて、ポイントを決めていたので安心していたのですが・・・
3-4の圭くんのサーヴのあたりから、圭くんのフットワークが軽くなり、ネットダッシュでアングルヴォレーのスーパーショットを見せるなど、もう大丈夫と思わせるや否や、4-4で転倒(これは選手のほとんどが転んでいますので大したことはありませんでしたが)
お互いブレークされることなく、タイトな試合が続きましたが、5-6のコートチェンジの時です。チェアに座った圭くんはずーっと下を向いたまま顔を上げません。「大丈夫かな?」このときに不吉な予感が走りました。ボディラングエージが伝わってきます。第2セットに入ってから、さらにベースラインより2m以上も下がって打っていることも、圭くんらしくありません。「やっぱりどこかおかしい・・・」 最後は、圭くんのダブルフォルトとエラーで簡単にジケルに第2セットを譲ってしまいました。
今回は残念ながらリタイアとなってしまいましたが、腹痛を抱えながらの試合でこれだけの成績をおさめることが出来たのですから、圭くんの実力には今さらながら目を見張るものがあります。特に両サイドラインぎりぎりに攻めまくる、フォアハンドとバックハンドの攻撃的なショットは大変な武器です。
今一番大切なことは、完全健康体にもどすこと。腹筋の痛みは、筋肉が損傷している場合が考えられますので、下手をすると長引く可能性があります。ここは少し我慢して、ゆっくりを回復に精進してほしいですね。
ジケル def 錦織: 4-6, 7-5, Retired
心配されたことが現実に起こりました!錦織選手は、3セット目にリタイアしてしまいました!
腹痛を我慢しながら、ここまでよく戦ったと思います。
第1セットは、とても腹痛を想像させるサーヴではなく、圭くんはエースを3つとって、サーヴィスゲームは絶えずリードしていました。 リターンもよく、3ゲーム目ですでにジケルをブレークして、無理のない省エネのテニスでした。
しかしジケルもしぶとく、圭くんのバックハンドを集中的に攻めまくり、かなり無理な姿勢で圭くんが取らざるを得ないシチュエーションが続きました。(このときの幾度にもわたる無理なストレッチが腹筋痛を悪化させたのでは?)
第1セットを6-4で圭くんが勝ったあと、トレーナーを呼んだときは、正直いって少し驚きました。決して調子が抜群という感じではありませんでしたが、1st サーヴは74%と高い率で入っていましたし、1st サーヴの得点率も71%とよかったからです。いつものように淡々と打ってましたから、それほど腹痛はないのかもと楽観していましたが・・・
圭くんはトレーナーにお腹に痛み止めをスプレーしてもらって、パッドを2枚貼り、第2セットが始まりました。
しかし、メディカル・タイムアウトをとった後の第2セットは、フットワークが鈍く、心なしかネガティヴな感じがしました。それでもしっかりと攻めるときは攻めて、ポイントを決めていたので安心していたのですが・・・
3-4の圭くんのサーヴのあたりから、圭くんのフットワークが軽くなり、ネットダッシュでアングルヴォレーのスーパーショットを見せるなど、もう大丈夫と思わせるや否や、4-4で転倒(これは選手のほとんどが転んでいますので大したことはありませんでしたが)
お互いブレークされることなく、タイトな試合が続きましたが、5-6のコートチェンジの時です。チェアに座った圭くんはずーっと下を向いたまま顔を上げません。「大丈夫かな?」このときに不吉な予感が走りました。ボディラングエージが伝わってきます。第2セットに入ってから、さらにベースラインより2m以上も下がって打っていることも、圭くんらしくありません。「やっぱりどこかおかしい・・・」 最後は、圭くんのダブルフォルトとエラーで簡単にジケルに第2セットを譲ってしまいました。
今回は残念ながらリタイアとなってしまいましたが、腹痛を抱えながらの試合でこれだけの成績をおさめることが出来たのですから、圭くんの実力には今さらながら目を見張るものがあります。特に両サイドラインぎりぎりに攻めまくる、フォアハンドとバックハンドの攻撃的なショットは大変な武器です。
今一番大切なことは、完全健康体にもどすこと。腹筋の痛みは、筋肉が損傷している場合が考えられますので、下手をすると長引く可能性があります。ここは少し我慢して、ゆっくりを回復に精進してほしいですね。
お疲れさまでした。すばらしかったですよ、圭くん!
You did a great job!
2008年06月23日
錦織選手の賭け率は?
23日月曜のお天気は:曇りときどき晴れ
(これから毎日ウィンブルドンの天気予報を掲載します)
明日の試合のスケジュール(Order of Play)が発表になりました。
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/schedule/index.html
センターコートの最初の試合がシード1のフェデラーです。タイトル保持者がオープニングゲームをやるわけですが、彼は朝が苦手で昼頃いつも起きてくるといってましたので、少し心配。
いつも雨で選手も観客も永遠に待たされるウィンブルドンですので、この早い試合は苦手とは言わず、トップ選手を早めにラインアップしてしまうのもグッドアイデアかもしれません。でもそうすると、TVの放送にトップ選手が重なり観れなくなるという不都合もでてきますね。。。毎年解決策がないままに、2週間の我慢大会です。
錦織選手が出ます:
6番コートで、3番目の試合にジケルと対戦です。12時から最初の試合が始まりますので、4~5時間後くらいの感じでしょうか。ニューヨークでは正午あたり。一日中引きこもって観戦できるよう、今日買い出しをしてきます。ひょっとして、圭くんの試合がStreamingで観れるかもしれないので、そうなるとバッチリ試合報告ができます。圭くんの腹筋が痛まないこと、対戦相手のジケルがOrdina Openで疲れ切っていること(ごめん)を祈るしかないですね。
錦織選手の賭け率:
テニスの賭けはますます盛んになっているようです。これはある意味では、選手がどういう評価をうけているかが分かりますので、ジケルとの賭け率をみてみましょう。代表的な賭けのサイト、bet365.comをみてみますと、http://www.bet365.com/home/default.asp?forum=uk&affiliate=odc10
ジケルは-250、錦織は+175となっています。これは、数字がマイナスの場合は、勝つ予想が高いことを意味しており、従って賭け率は低く、ジケルに賭けて儲けるには、$250賭けなければ$100の儲けがでないということになります。逆に数字がプラスの場合は、負け予想が高く、$100を賭けると、錦織が勝った場合$170利益がでる仕組みになっています。
それではハバティと対戦するフェデラーの場合はどうでしょう。
フェデラーは-20000、ハバティは+2000です。フェデラーに賭けても儲かりませんが、ハバティに$100賭ければ、もし彼が勝てば2000ドルが舞い込んでくることになるのです。
ダヴィデンコのギャンブルの黒い霧はまだ晴れておりませんが、ランクの低い選手に賭けると、勝った場合にいかにごっそり儲かるかが分かります。誘惑チラチラで危ないですね。
それではしっかりと明日、圭くんを応援しましょう!

(これから毎日ウィンブルドンの天気予報を掲載します)
明日の試合のスケジュール(Order of Play)が発表になりました。
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/schedule/index.html
センターコートの最初の試合がシード1のフェデラーです。タイトル保持者がオープニングゲームをやるわけですが、彼は朝が苦手で昼頃いつも起きてくるといってましたので、少し心配。
いつも雨で選手も観客も永遠に待たされるウィンブルドンですので、この早い試合は苦手とは言わず、トップ選手を早めにラインアップしてしまうのもグッドアイデアかもしれません。でもそうすると、TVの放送にトップ選手が重なり観れなくなるという不都合もでてきますね。。。毎年解決策がないままに、2週間の我慢大会です。
錦織選手が出ます:
6番コートで、3番目の試合にジケルと対戦です。12時から最初の試合が始まりますので、4~5時間後くらいの感じでしょうか。ニューヨークでは正午あたり。一日中引きこもって観戦できるよう、今日買い出しをしてきます。ひょっとして、圭くんの試合がStreamingで観れるかもしれないので、そうなるとバッチリ試合報告ができます。圭くんの腹筋が痛まないこと、対戦相手のジケルがOrdina Openで疲れ切っていること(ごめん)を祈るしかないですね。
錦織選手の賭け率:
テニスの賭けはますます盛んになっているようです。これはある意味では、選手がどういう評価をうけているかが分かりますので、ジケルとの賭け率をみてみましょう。代表的な賭けのサイト、bet365.comをみてみますと、http://www.bet365.com/home/default.asp?forum=uk&affiliate=odc10
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ジケルは-250、錦織は+175となっています。これは、数字がマイナスの場合は、勝つ予想が高いことを意味しており、従って賭け率は低く、ジケルに賭けて儲けるには、$250賭けなければ$100の儲けがでないということになります。逆に数字がプラスの場合は、負け予想が高く、$100を賭けると、錦織が勝った場合$170利益がでる仕組みになっています。
それではハバティと対戦するフェデラーの場合はどうでしょう。
フェデラーは-20000、ハバティは+2000です。フェデラーに賭けても儲かりませんが、ハバティに$100賭ければ、もし彼が勝てば2000ドルが舞い込んでくることになるのです。
ダヴィデンコのギャンブルの黒い霧はまだ晴れておりませんが、ランクの低い選手に賭けると、勝った場合にいかにごっそり儲かるかが分かります。誘惑チラチラで危ないですね。
それではしっかりと明日、圭くんを応援しましょう!
2008年06月22日
全英の天気予報です
ウィンブルドンの天気予報です。土曜の今晩は雨が降っています。やっぱり憂鬱なお天気ですね。来週からは水曜を除いた後は、晴れときどき曇りとなっていますが、このPartly cloudyといいうのがくせ者。cloudyがつくと、これは、and light showersが省略されていると考えたほうがよいみたいですね。ロンドンに住んでいたときは、雨が降ってあたりまえ。濡れて当たり前でしたから、傘など持ち歩きませんでした。
イギリスの天気予報は当たらないのが常識。でも気になるのがウィンブルドンのお天気です。試合の2週間は、長~いRain delayがつきもの。気が短い人には良い修行です。覚悟しておきましょう。
6月23日(月曜)最高気温21度 晴れ

6月24日(火曜)最高気温22度 ときどき晴れ

6月25日(水曜)最高気温20度 軽い雨

Data: BBC Weather Center
イギリスの天気予報は当たらないのが常識。でも気になるのがウィンブルドンのお天気です。試合の2週間は、長~いRain delayがつきもの。気が短い人には良い修行です。覚悟しておきましょう。
6月23日(月曜)最高気温21度 晴れ

6月24日(火曜)最高気温22度 ときどき晴れ

6月25日(水曜)最高気温20度 軽い雨

Data: BBC Weather Center
2008年06月21日
錦織 vs フェデラー実現なるか?
ウィンブルドンのドローが発表されましたが、このドローから夢のような可能性がでてきました。ひょっとしたらフェデラーと錦織は3回戦で対戦できるかもしれないのです!
フェデラーと錦織選手は同じ第1セクションに入っています。彼らが対戦するためのシナリオは:
フェデラーが1回戦でハバティを下し、2回戦でソダリングを破って3回戦へ。これは問題がありません。
では、圭くんの場合をみてみますと、1回戦でフランス人のジケルを倒し、2回戦でモンフィスをやっつけなければなりません。ジケルに勝つことが出来ても、モンフィスはどうか? モンフィスはカウンターパンチャーのデフェンス選手ですので、アグレッシヴに攻めていけばチャンスはあるかも!
そうすれば、圭くんの夢、フェデラーとの対戦が実現するのです!これで圭くんのモチヴェイションも月にロケットが飛ぶほど高くなってきてるはず。ワクワクしますね!
フェデラーと錦織選手は同じ第1セクションに入っています。彼らが対戦するためのシナリオは:
フェデラーが1回戦でハバティを下し、2回戦でソダリングを破って3回戦へ。これは問題がありません。
では、圭くんの場合をみてみますと、1回戦でフランス人のジケルを倒し、2回戦でモンフィスをやっつけなければなりません。ジケルに勝つことが出来ても、モンフィスはどうか? モンフィスはカウンターパンチャーのデフェンス選手ですので、アグレッシヴに攻めていけばチャンスはあるかも!
そうすれば、圭くんの夢、フェデラーとの対戦が実現するのです!これで圭くんのモチヴェイションも月にロケットが飛ぶほど高くなってきてるはず。ワクワクしますね!

Data: http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ms/index.html
2008年06月20日
ウィンブルドンのSeeding Policy
ウィンブルドンがいよいよ6月23日から始まります。今年も去年同様、TVでコート1の生放送を観戦しながら、コンピューター2台のstreaming で小規模のコートをカヴァーして、ほとんど完璧にすべての試合を観戦できる準備も整いました。大型のHDTVも購入して、ちょっとクレージーですが、3つのモニターで我が家のキッチンは来週からスポーツバーに変わります。
ウィンブルドンの2週間は、試合の報告だけでなく、ウィンブルドンにまつわるエピソードも加えて、ウィンブルドンウィークを楽しみたいと思います。
今日は、2000年のクレーコートの選手によるウィンブルドンのボイコット話から、ウィンブルドンのSeeding Policyについてお話しましょう。
新しい Seeding Policy誕生。シード16からシード32システムへ
2001年にウィンブルドンは、今までのシード16からシードを32まで増やした新しい Seeding Policy を導入しました。事の発端は、スペインのクレーコートスペシャリスト、コレッチャ(アンディマリーの現コーチ)とコスタが、2000年にウィンブルドンの Seeding Policyを不満として、試合をボイコットする意向を声明したことに始まります。彼らはATPのランキングではシード16以内にはいるのですが、ウィンブルドンの独自の Seeding Policy だと、シードはもらえなくなり、トップの選手と1回戦から当たってしまう可能性が出て来たからです。トッププレーヤーにとっては、シード番号によって対戦相手が変わるため、シード問題は大変重要な問題です。当時世界一位のクェルテンも不満を訴え、2001年のウィンブルドン撤退をほのめかしたこともあり、大事態に発展することを恐れて、全英ローンテニス協会では、他のグランドスラムと同じ、シードを32までと変更しました。
ウィンブルドンの独自の Seeding Orderとは?
しかし、シードが32にまで増えたといっても、ウィンブルドン独自のポイントシステムで Seeding Orderが決まりますので、これを不満に訴える選手も多く、全英ローンテニス協会としては、これからもこのポリシーの再検討が迫られています。
イギリスにとっては国民の悲願ともいえるウィンブルドンの優勝は、男子選手では半世紀以上も実現していません。タイトル獲得を実現させるためには、イギリスの芝コートプレーヤーに有利になるポイントシステム、つまり芝の大会のポイントを増やしてシードを決める、このせこいSeeding System が問題になるのは当然の話ですが、傑作なのは、イギリス・ナンバーワンのアンディー・マリーがこのシステムに反対していることです。
マリーはいわゆる昔からイギリスの反逆児で、イギリスでは上手くならないと見切りをつけ、スペインでトレーニングを積んできた彼は、 全英ローンテニス協会のやり方に批判的でした。 昨日のイギリス紙、ガーディアンの記事に、マリーはこのSeeding Systemのために、自分よりランキングの低いバグダティスやバーディッチが、上位にきてしまい不公平だと不満を漏らしています。どうしてこういうことが起こるのでしょうか?
全豪、全仏、全米のグランドスラムは、ATPランキングによってシードが決められますが、ウィンブルドンでは、ATPポイントに加えて、
(1)過去一年の芝の大会でのポイントが加わります。それだけではありません。(2)2年前の一年間でベストな芝のポイントの75%も加算されるのです。
それでなくても、芝の大会は少ないのですから、ウィンブルドンを昨年逃したマリーは、得点が加算されないため、こういう結果になってしまうのです。
例をとって詳しくウィンブルドンの Seeding Systemを説明しますと:
以下のリストは2008年の32のシードプレーヤーです。カッコ内の( )の数字は、ATPのランキングです。両方のランキングを比べてみますと、10位以下はかなりメンバーに変更があります。それではガスケとブレイクの例をとってウィンブルドンのシードランキングがどのように決定されるのか説明しましょう。
ATPランキングではガスケが9位、ブレイクが8位ですが、ウィンブルドンではガスケが8位、ブレイクが9位とランキングが入れ替わっています。今年は6月16日のATPのランキングをもとに、次のような計算でウィンブルドンのSeeding orderが決まりました。
ガスケのATPポイント:1625
ガスケのウィンブルドンのポイント:1625 + 545 + 131.25=2301.25
(1) ガスケの過去一年の芝のポイント:
(2007年6月16日~2008年6月15日):55 (Queen’s club) + 40 (Nottingham) + 450 (Wimbledon) = 545
(2) ガスケの2年前の芝のベストポイントの75%:
(2006年6月16日~2007年6月15日):175 (Nottingham) x 0.75=131.25
ブレイクのATPポイント:2015
ブレイクのウィンブルドンのポイント:2015 + 175 + 56.25=2246.25
ブレイクの芝のポイント:
(1) 100 (Halle) + 75 (wimbledon)=175
(2) 75 (Wimbledon) x 0.75=56.25
以上のような計算で、ブレイクはガスケよりATPでは390ポイントも多いのに、ウィンブルドンでは、55ポイント少なくなってしまうのです。
こうやってみると、シードの比較をしてみるのもなかなか面白いですね。
ウィンブルドンシード(ATPランキング)選手名(国名)
1. (1) Roger FEDERER (SUI)
2. (2) Rafael NADAL (ESP)
3. (3) Novak DJOKOVIC (SRB)
4. (4) Nikolay DAVYDENKO (RUS)
5. (5) David FERRER (ESP)
6. (6) Andy RODDICK (USA)
7. (7) David NALBANDIAN (ARG)
8. (9) Richard GASQUET (FRA)
9. (8) James BLAKE (USA)
10. (25) Marcos BAGHDATIS (CYP)
11. (19) Tomas BERDYCH (CZE)
12. (11) Andy MURRAY (GBR)
13. (10) Stanislas WAWRINKA (SUI)
14. (16) Paul-Henri MATHIEU (FRA)
15. (14) Fernando GONZALEZ (CHI)
16. (15) Radek STEPANEK (CZE)
17. (17) Mikhail YOUZHNY (RUS)
18. (22) Ivo KARLOVIC (CRO)
19. (12) Nicolas ALMAGRO (ESP)
20. (27) Lleyton HEWITT (AUS)
21. (23) Juan Carlos FERRERO (ESP)
22. (21) Fernando VERDASCO (ESP)
23. (18) Tommy ROBREDO (ESP)
24. (28) Jarkko NIEMINEN (FIN)
25. (31) Dmitry TURSUNOV (RUS)
26. (26) Ivan LJUBICIC (CRO)
27. (33) Nicolas KIEFER (GER)
28. (29) Gilles SIMON (FRA)
29. (30) Andreas SEPPI (ITA)
30. (32) Gael MONFILS (FRA)
31. (35) Feliciano LOPEZ (ESP)
32. (34) Michael LLODRA (FRA)
ウィンブルドンの2週間は、試合の報告だけでなく、ウィンブルドンにまつわるエピソードも加えて、ウィンブルドンウィークを楽しみたいと思います。
今日は、2000年のクレーコートの選手によるウィンブルドンのボイコット話から、ウィンブルドンのSeeding Policyについてお話しましょう。
新しい Seeding Policy誕生。シード16からシード32システムへ
2001年にウィンブルドンは、今までのシード16からシードを32まで増やした新しい Seeding Policy を導入しました。事の発端は、スペインのクレーコートスペシャリスト、コレッチャ(アンディマリーの現コーチ)とコスタが、2000年にウィンブルドンの Seeding Policyを不満として、試合をボイコットする意向を声明したことに始まります。彼らはATPのランキングではシード16以内にはいるのですが、ウィンブルドンの独自の Seeding Policy だと、シードはもらえなくなり、トップの選手と1回戦から当たってしまう可能性が出て来たからです。トッププレーヤーにとっては、シード番号によって対戦相手が変わるため、シード問題は大変重要な問題です。当時世界一位のクェルテンも不満を訴え、2001年のウィンブルドン撤退をほのめかしたこともあり、大事態に発展することを恐れて、全英ローンテニス協会では、他のグランドスラムと同じ、シードを32までと変更しました。
ウィンブルドンの独自の Seeding Orderとは?
しかし、シードが32にまで増えたといっても、ウィンブルドン独自のポイントシステムで Seeding Orderが決まりますので、これを不満に訴える選手も多く、全英ローンテニス協会としては、これからもこのポリシーの再検討が迫られています。
イギリスにとっては国民の悲願ともいえるウィンブルドンの優勝は、男子選手では半世紀以上も実現していません。タイトル獲得を実現させるためには、イギリスの芝コートプレーヤーに有利になるポイントシステム、つまり芝の大会のポイントを増やしてシードを決める、このせこいSeeding System が問題になるのは当然の話ですが、傑作なのは、イギリス・ナンバーワンのアンディー・マリーがこのシステムに反対していることです。
マリーはいわゆる昔からイギリスの反逆児で、イギリスでは上手くならないと見切りをつけ、スペインでトレーニングを積んできた彼は、 全英ローンテニス協会のやり方に批判的でした。 昨日のイギリス紙、ガーディアンの記事に、マリーはこのSeeding Systemのために、自分よりランキングの低いバグダティスやバーディッチが、上位にきてしまい不公平だと不満を漏らしています。どうしてこういうことが起こるのでしょうか?
全豪、全仏、全米のグランドスラムは、ATPランキングによってシードが決められますが、ウィンブルドンでは、ATPポイントに加えて、
(1)過去一年の芝の大会でのポイントが加わります。それだけではありません。(2)2年前の一年間でベストな芝のポイントの75%も加算されるのです。
それでなくても、芝の大会は少ないのですから、ウィンブルドンを昨年逃したマリーは、得点が加算されないため、こういう結果になってしまうのです。
例をとって詳しくウィンブルドンの Seeding Systemを説明しますと:
以下のリストは2008年の32のシードプレーヤーです。カッコ内の( )の数字は、ATPのランキングです。両方のランキングを比べてみますと、10位以下はかなりメンバーに変更があります。それではガスケとブレイクの例をとってウィンブルドンのシードランキングがどのように決定されるのか説明しましょう。
ATPランキングではガスケが9位、ブレイクが8位ですが、ウィンブルドンではガスケが8位、ブレイクが9位とランキングが入れ替わっています。今年は6月16日のATPのランキングをもとに、次のような計算でウィンブルドンのSeeding orderが決まりました。
ガスケのATPポイント:1625
ガスケのウィンブルドンのポイント:1625 + 545 + 131.25=2301.25
(1) ガスケの過去一年の芝のポイント:
(2007年6月16日~2008年6月15日):55 (Queen’s club) + 40 (Nottingham) + 450 (Wimbledon) = 545
(2) ガスケの2年前の芝のベストポイントの75%:
(2006年6月16日~2007年6月15日):175 (Nottingham) x 0.75=131.25
ブレイクのATPポイント:2015
ブレイクのウィンブルドンのポイント:2015 + 175 + 56.25=2246.25
ブレイクの芝のポイント:
(1) 100 (Halle) + 75 (wimbledon)=175
(2) 75 (Wimbledon) x 0.75=56.25
以上のような計算で、ブレイクはガスケよりATPでは390ポイントも多いのに、ウィンブルドンでは、55ポイント少なくなってしまうのです。
こうやってみると、シードの比較をしてみるのもなかなか面白いですね。
ウィンブルドンシード(ATPランキング)選手名(国名)
1. (1) Roger FEDERER (SUI)
2. (2) Rafael NADAL (ESP)
3. (3) Novak DJOKOVIC (SRB)
4. (4) Nikolay DAVYDENKO (RUS)
5. (5) David FERRER (ESP)
6. (6) Andy RODDICK (USA)
7. (7) David NALBANDIAN (ARG)
8. (9) Richard GASQUET (FRA)
9. (8) James BLAKE (USA)
10. (25) Marcos BAGHDATIS (CYP)
11. (19) Tomas BERDYCH (CZE)
12. (11) Andy MURRAY (GBR)
13. (10) Stanislas WAWRINKA (SUI)
14. (16) Paul-Henri MATHIEU (FRA)
15. (14) Fernando GONZALEZ (CHI)
16. (15) Radek STEPANEK (CZE)
17. (17) Mikhail YOUZHNY (RUS)
18. (22) Ivo KARLOVIC (CRO)
19. (12) Nicolas ALMAGRO (ESP)
20. (27) Lleyton HEWITT (AUS)
21. (23) Juan Carlos FERRERO (ESP)
22. (21) Fernando VERDASCO (ESP)
23. (18) Tommy ROBREDO (ESP)
24. (28) Jarkko NIEMINEN (FIN)
25. (31) Dmitry TURSUNOV (RUS)
26. (26) Ivan LJUBICIC (CRO)
27. (33) Nicolas KIEFER (GER)
28. (29) Gilles SIMON (FRA)
29. (30) Andreas SEPPI (ITA)
30. (32) Gael MONFILS (FRA)
31. (35) Feliciano LOPEZ (ESP)
32. (34) Michael LLODRA (FRA)











