2009年07月02日
スポーツ観戦にみる日本
信じられないことを平気でやるのが、ネットワークという怪物放送局。NBCはかたくなにフェデラーの試合にこだわり、ついに生放送をやらずに録画を流したのです。ちょっと考えられないことですが、ライヴで母国選手のロディックが戦っているというのに、NBCはもうすでに終わってしまっているフェデラーvsカーロヴィッチを放送しました。あの試合はサーヴィスゲームのつまらないゲームで、フェデラーの熱狂的なファンならまだしも、今日の試合のハイライトであるロディックvsヒューイット戦を全く無視するなんて!
「ロディックでは視聴率は稼げない。フェデラーかナダルでなくては!」
多分テニスのわからぬプログラミングの担当者のアイデアなのでしょう。全くテニスファンをバカにした放送に激怒しながら、仕方なくストリーミングを探していると、でてきました。WOWOWの放送が出てきたのです。
という訳で以下の3試合を同時に観戦することにしました。
TV:アメリカ解説でフェデラーvsカーロヴィッチ戦 (録画)
WOWOW:日本語解説でロディックvsヒューイット戦(ライヴ)
BBC:イギリス解説でマレーvsフェレロ戦(ライヴ)
しかし画面は観れても音は3試合など同時に聞けるわけがなく、適当にオンにしたりオフにしたりしながら観戦していましたが、3カ国放送を観ていて面白いことに気づきました。アメリカとイギリスとの違いはほとんどなく、解説のスタイルも似ていますが、日本語解説は全く異質なのです。
アメリカとイギリスの解説は、マッケンロー、ナヴラティロヴァ、ヘンマン、ベッカーなどの往年の伝説的な選手が解説していますので、お国柄というより、彼らの経験に基づいた話が聞き所となります。つまり語り手の豊富な知識とパーソナリティで視聴者を惹き付けていくのです。試合の面白さを倍増するための解説なのですから、当時の話、選手のエピソード、作戦の分析などをたくみにブレンドしながら解説してくれます。冗談をとばしながら試合の邪魔にならないように、タイミングよくコメントが付け加えられます。マッケンローなどは脱線のエキスパートで、あっちこっちに話が飛びますが、それがかえってトーナメントを身近にしてくれるのです。
日本では解説者にGSや世界のトップで活躍した経験が欠けるため、どうしても感覚が私たちに近くなっていると感じました。つまりインサイダーではないので、立場が私たちと同じ観客になってしまっているのです。それは解説というよりも感想に近い感覚です。それに感嘆詞がやたらと多いことに気づきました。
「今のはすごいかったですね!」
「いや見事でした!」
「さすがです!」
傑作だったのは、ロディックのエースの度に、「入ったア!」の歓声。(誰がみても入ったのは分かります)
またヒューイットに対して、「今日はヒューイットはワーッといいませんね」(ワーってカモーンのこと?)
この前のロディックvsメルツァー戦でも面白い会話をやってました。
アナウンサー:ロディックのボールを判定するラインマンは大変でしょうね。
解説者:そうですね。ボールが速くてよくみえないでしょうね。(こんな当たり前のことは私でも言わない)
しかし、他の解説者は、別の試合で丁寧に作戦や技術を説明してくれていたように記憶していますので、一概にこのスタイルの実況放送ばかりとは言えないようですが、それにしても固い。ワイワイと言いたい放題で、ジョークをはさみながら、楽しませることに徹して編成されたテニス番組を見慣れている私にとっては、ちょっと息苦しいのです。
解説の話から外れますが、日本をよく知るあるアメリカ人から質問されたことがあります。
「野球などはものすごく楽しく応援団と一緒に観戦するのに、テニスの応援はなぜあんなにおとなしくなってしまうのか?」
私はこのように答えました。
「日本は組織社会ですので、組織されたものに乗っかってやればどんな応援だってできます。大声をあげることなんて平チャラです。でも他の誰もがやらなかったら、恥ずかしくてできない。つまり個人単位の任意行動はむずかしいです。」
面白いエピソードをご紹介しますね。もう4年ほど前の話ですが、ヤンキーズの観戦に来た日本の観光客グループの隣に座ったことがありました。びっくりしたのが全員がゆかた姿。子供も赤ちゃんも家族全員がまるで盆踊りのようにゆかた姿なのです。そしてアルファベットでM、A、T、S、U、Iと書いた団扇をそれぞれふりながら、黄色い声でま・つ・いと応援しています。周りもすざましい彼らの応援ぶりにあっけにとられていました。まさに「皆で一緒にやると怖くない!」
かと思うと毎年おとなしい日本人がたくさんUS Openにやってきます。特に昨年は錦織選手の出場に、日本人がどっと観戦に押しかけました。でも圭君がせっかく戦っているのに、皆シーンとしています。これはいかん!さっそく応援団長を買って出て、周りに座っていた観客を総動員して、Let’s go NISHIKORI! の音頭をとりました。そうするとどうでしょう。結構皆のってきてくれます。対フェレール戦で5セットまでもつれ込んだときは、もう絶叫にちかい必死の応援で、恥や外聞を書き捨てて盛り上がりました。誰かが音頭をとってくれれば、熱狂しちゃうこともできるのです。でも一人じゃできない。
「あの応援があったから勝てたんです。」嬉しいことを圭君が記者会見で言ってくれました。私もスポーツ観戦の醍醐味を圭君のおかげで味わうことができました。ありがとう!今年も圭君を精一杯応援しますよう!
話がいろいろ飛んでしまいましたが、今日のTwitterの一部をお届けします。
【Dog Fight】
乱戦模様の泥試合のことをDog Fightといいますが、レイトン犬とアンディー犬は最後まで諦めず、彼らが本当の犬だったら、血を流して息を絶えるまで戦うんでしょうね。5セットは今44で2犬どちらも譲らず。
【タッチは母親から】
マレーはスペインに行くまでは、母親のコーチのもとで女性テニス(ソフトなタッチ)を習得。これが彼の武器となっていることは明らかで、今日のパワーテニスへのアンチテーゼとして面白い。「勝利の陰に女あり」アンディーvsアンディーの勝敗は?ヒューイットの予想はAMの勝利
【避暑を選んだイギリス人?】
不思議なことに、フェデラーの試合は超満員だったセンターコートがマレーのときには3分の2くらいに減ってしまいました。考えられないことですが、イギリス人は熱くて蒸し暑いのに弱いのだそうで、とても2試合を続けてみてられないとか。それにしても意外に冷たい。
【マレー def フェレロ】
第2セットの2度目のブレークで完全にモメンタムがマレーにシフト。そこから立ち上がれなかったフェレロにストレートで快勝したマレーは、「今日は昨日の屋根つきのコートのときと違って、サーフェスが速かったので助かったよ。サーヴがよく決まったからね。」
【敗者の言葉】
ハースに負けたジョコヴィッチ:ハースがもの凄くアグレッシヴにくるのは分かっていたけど、大切なときにステップアップして攻められなかった。固くなってしまったんだ。もしハースのサーヴがよければ、SFのフェデラー戦もいい線いけると思うよ。ハースは芝ではパーフェクトな選手だよ
【ハース def ジョコヴィッチ】体のほとんどを故障させ、辛い長い期間テニスができなかったハース。特に2002年の肩はカムバックが危ぶまれるほどのケガだっただけに、ハースへの激励の応援は熱いものがありました。ハーレですでにジョコを破っているだけに自信はあったとか。31歳であっぱれ
【敗者の言葉】
フェデラーに負けたカーロヴィッチ:フェデラーのリターンは信じられないくらいすごかった。いくら僕が作戦を変えるとかして頑張ったとしても駄目だね。彼は誰よりもうまい。それだけのことなんだ。
【フェデラー def カーロヴィッチ】
「彼はつまらない選手じゃない?」(パターンが同じカーロヴィッチをさして)「そんなことないよ。彼のヴォレーとの組み合わせのテニスは観戦するのはエキサイティングだよ。今日は実によい試合だった。」とフェデラーは3セットストレート勝ちで大満足。
「ロディックでは視聴率は稼げない。フェデラーかナダルでなくては!」
多分テニスのわからぬプログラミングの担当者のアイデアなのでしょう。全くテニスファンをバカにした放送に激怒しながら、仕方なくストリーミングを探していると、でてきました。WOWOWの放送が出てきたのです。
という訳で以下の3試合を同時に観戦することにしました。
TV:アメリカ解説でフェデラーvsカーロヴィッチ戦 (録画)
WOWOW:日本語解説でロディックvsヒューイット戦(ライヴ)
BBC:イギリス解説でマレーvsフェレロ戦(ライヴ)
しかし画面は観れても音は3試合など同時に聞けるわけがなく、適当にオンにしたりオフにしたりしながら観戦していましたが、3カ国放送を観ていて面白いことに気づきました。アメリカとイギリスとの違いはほとんどなく、解説のスタイルも似ていますが、日本語解説は全く異質なのです。
アメリカとイギリスの解説は、マッケンロー、ナヴラティロヴァ、ヘンマン、ベッカーなどの往年の伝説的な選手が解説していますので、お国柄というより、彼らの経験に基づいた話が聞き所となります。つまり語り手の豊富な知識とパーソナリティで視聴者を惹き付けていくのです。試合の面白さを倍増するための解説なのですから、当時の話、選手のエピソード、作戦の分析などをたくみにブレンドしながら解説してくれます。冗談をとばしながら試合の邪魔にならないように、タイミングよくコメントが付け加えられます。マッケンローなどは脱線のエキスパートで、あっちこっちに話が飛びますが、それがかえってトーナメントを身近にしてくれるのです。
日本では解説者にGSや世界のトップで活躍した経験が欠けるため、どうしても感覚が私たちに近くなっていると感じました。つまりインサイダーではないので、立場が私たちと同じ観客になってしまっているのです。それは解説というよりも感想に近い感覚です。それに感嘆詞がやたらと多いことに気づきました。
「今のはすごいかったですね!」
「いや見事でした!」
「さすがです!」
傑作だったのは、ロディックのエースの度に、「入ったア!」の歓声。(誰がみても入ったのは分かります)
またヒューイットに対して、「今日はヒューイットはワーッといいませんね」(ワーってカモーンのこと?)
この前のロディックvsメルツァー戦でも面白い会話をやってました。
アナウンサー:ロディックのボールを判定するラインマンは大変でしょうね。
解説者:そうですね。ボールが速くてよくみえないでしょうね。(こんな当たり前のことは私でも言わない)
しかし、他の解説者は、別の試合で丁寧に作戦や技術を説明してくれていたように記憶していますので、一概にこのスタイルの実況放送ばかりとは言えないようですが、それにしても固い。ワイワイと言いたい放題で、ジョークをはさみながら、楽しませることに徹して編成されたテニス番組を見慣れている私にとっては、ちょっと息苦しいのです。
解説の話から外れますが、日本をよく知るあるアメリカ人から質問されたことがあります。
「野球などはものすごく楽しく応援団と一緒に観戦するのに、テニスの応援はなぜあんなにおとなしくなってしまうのか?」
私はこのように答えました。
「日本は組織社会ですので、組織されたものに乗っかってやればどんな応援だってできます。大声をあげることなんて平チャラです。でも他の誰もがやらなかったら、恥ずかしくてできない。つまり個人単位の任意行動はむずかしいです。」
面白いエピソードをご紹介しますね。もう4年ほど前の話ですが、ヤンキーズの観戦に来た日本の観光客グループの隣に座ったことがありました。びっくりしたのが全員がゆかた姿。子供も赤ちゃんも家族全員がまるで盆踊りのようにゆかた姿なのです。そしてアルファベットでM、A、T、S、U、Iと書いた団扇をそれぞれふりながら、黄色い声でま・つ・いと応援しています。周りもすざましい彼らの応援ぶりにあっけにとられていました。まさに「皆で一緒にやると怖くない!」
かと思うと毎年おとなしい日本人がたくさんUS Openにやってきます。特に昨年は錦織選手の出場に、日本人がどっと観戦に押しかけました。でも圭君がせっかく戦っているのに、皆シーンとしています。これはいかん!さっそく応援団長を買って出て、周りに座っていた観客を総動員して、Let’s go NISHIKORI! の音頭をとりました。そうするとどうでしょう。結構皆のってきてくれます。対フェレール戦で5セットまでもつれ込んだときは、もう絶叫にちかい必死の応援で、恥や外聞を書き捨てて盛り上がりました。誰かが音頭をとってくれれば、熱狂しちゃうこともできるのです。でも一人じゃできない。
「あの応援があったから勝てたんです。」嬉しいことを圭君が記者会見で言ってくれました。私もスポーツ観戦の醍醐味を圭君のおかげで味わうことができました。ありがとう!今年も圭君を精一杯応援しますよう!
話がいろいろ飛んでしまいましたが、今日のTwitterの一部をお届けします。
【Dog Fight】
乱戦模様の泥試合のことをDog Fightといいますが、レイトン犬とアンディー犬は最後まで諦めず、彼らが本当の犬だったら、血を流して息を絶えるまで戦うんでしょうね。5セットは今44で2犬どちらも譲らず。
【タッチは母親から】
マレーはスペインに行くまでは、母親のコーチのもとで女性テニス(ソフトなタッチ)を習得。これが彼の武器となっていることは明らかで、今日のパワーテニスへのアンチテーゼとして面白い。「勝利の陰に女あり」アンディーvsアンディーの勝敗は?ヒューイットの予想はAMの勝利
【避暑を選んだイギリス人?】
不思議なことに、フェデラーの試合は超満員だったセンターコートがマレーのときには3分の2くらいに減ってしまいました。考えられないことですが、イギリス人は熱くて蒸し暑いのに弱いのだそうで、とても2試合を続けてみてられないとか。それにしても意外に冷たい。
【マレー def フェレロ】
第2セットの2度目のブレークで完全にモメンタムがマレーにシフト。そこから立ち上がれなかったフェレロにストレートで快勝したマレーは、「今日は昨日の屋根つきのコートのときと違って、サーフェスが速かったので助かったよ。サーヴがよく決まったからね。」
【敗者の言葉】
ハースに負けたジョコヴィッチ:ハースがもの凄くアグレッシヴにくるのは分かっていたけど、大切なときにステップアップして攻められなかった。固くなってしまったんだ。もしハースのサーヴがよければ、SFのフェデラー戦もいい線いけると思うよ。ハースは芝ではパーフェクトな選手だよ
【ハース def ジョコヴィッチ】体のほとんどを故障させ、辛い長い期間テニスができなかったハース。特に2002年の肩はカムバックが危ぶまれるほどのケガだっただけに、ハースへの激励の応援は熱いものがありました。ハーレですでにジョコを破っているだけに自信はあったとか。31歳であっぱれ
【敗者の言葉】
フェデラーに負けたカーロヴィッチ:フェデラーのリターンは信じられないくらいすごかった。いくら僕が作戦を変えるとかして頑張ったとしても駄目だね。彼は誰よりもうまい。それだけのことなんだ。
【フェデラー def カーロヴィッチ】
「彼はつまらない選手じゃない?」(パターンが同じカーロヴィッチをさして)「そんなことないよ。彼のヴォレーとの組み合わせのテニスは観戦するのはエキサイティングだよ。今日は実によい試合だった。」とフェデラーは3セットストレート勝ちで大満足。
2009年07月01日
孤高の勇士 ヴァヴリンカのすべて
ウィンブルドン4回戦、マレーとヴァヴリンカの試合は、5セットにもつれこみ4時間にのぼる激戦となりました。マレーがポイントをおさめるごとに会場の観客は総立ち。拍手と声援の嵐に、ヴァヴリンカはまるでイギリス孤島に流された一匹兵士のようでした。
ウィンブルドン優勝の73年の悲願を前に、イギリス人の熱狂的な応援は、センターコートにこだまして会場が割れんばかり。母国の期待に応えてマレーは、プレッシャーにもめげず、2-6, 6-3, 6-3, 5-7, 6-3で勝利をおさめました。
若干22歳になったばかりのマレーのメンタルの強さは驚くべきものがありますが、最後まで四面楚歌のイギリス孤島で雄々しく戦って敗れたヴァヴリンカは、彼の華麗なバックハンドとともに、多くのテニスファンに感動を与えました。フェデラーの後継者と言われながら、いつもフェデラーのシャドーを歩いてきた男。あのはにかんだような笑顔の童顔のヴァヴリンカに、今日はスポットライトを当ててみたいと思います。
Stanislas Wawrinka スタニスラス・ヴァヴリンカ
年齢と国籍
1985年3月28日生まれの24歳。スイス人。ランキングは現在18位。ベストは9位。
母国語
スイスのフランス語圏のローザンヌに生まれ、母国語はフランス語。スイスドイツ語は話せないので、フェデラーとはフランス語でコミュニケート。
名前の呼び方
母親はスイス人だが、ポーランド系のドイツ人を父にもち、Wawrinkaをドイツ語読みにしてヴァヴリンカと発音する。(ドイツ語ではWがVの発音になります)
ニックネームは、名前を簡略してStanスタン。
家族
Wolfram父 とIsabelle母はバイオダイナミックの農園に携わり、ハンディキャップの子供たちに農作を教えている。 兄はテニスのコーチ。二人の妹がいる。
居住地
ローザンヌから16km離れたSaint-Barthélemy
学校
プログレッシヴな教育で知られるルドルフ・シュタイナー・スクールを卒業。(卒業後15歳からテニスに専念)「他人を批判することなく平和を愛す」教育精神が影響しているためか、いつも穏やかな人柄でしられる。
得意なショット
「現役の中では、最もパワフルでベストな片手バックハンドの持ち主」とマッケンローが絶賛。
金メダル
2008年の北京オリンピックで、フェデラーとダブルスを組んで金メダルを獲得したのは有名な話。
ガールフレンド
4年間付き合っている10歳年上のIlham Vuilloudと同居中。彼女はTSR放送局のアナウンサー。
趣味
ゴーカートに夢中。対戦相手だったマレーも皮肉なことにゴーカートクレージー。
ウィンブルドン優勝の73年の悲願を前に、イギリス人の熱狂的な応援は、センターコートにこだまして会場が割れんばかり。母国の期待に応えてマレーは、プレッシャーにもめげず、2-6, 6-3, 6-3, 5-7, 6-3で勝利をおさめました。
若干22歳になったばかりのマレーのメンタルの強さは驚くべきものがありますが、最後まで四面楚歌のイギリス孤島で雄々しく戦って敗れたヴァヴリンカは、彼の華麗なバックハンドとともに、多くのテニスファンに感動を与えました。フェデラーの後継者と言われながら、いつもフェデラーのシャドーを歩いてきた男。あのはにかんだような笑顔の童顔のヴァヴリンカに、今日はスポットライトを当ててみたいと思います。
Stanislas Wawrinka スタニスラス・ヴァヴリンカ
年齢と国籍
1985年3月28日生まれの24歳。スイス人。ランキングは現在18位。ベストは9位。
母国語
スイスのフランス語圏のローザンヌに生まれ、母国語はフランス語。スイスドイツ語は話せないので、フェデラーとはフランス語でコミュニケート。
名前の呼び方
母親はスイス人だが、ポーランド系のドイツ人を父にもち、Wawrinkaをドイツ語読みにしてヴァヴリンカと発音する。(ドイツ語ではWがVの発音になります)
ニックネームは、名前を簡略してStanスタン。
家族
Wolfram父 とIsabelle母はバイオダイナミックの農園に携わり、ハンディキャップの子供たちに農作を教えている。 兄はテニスのコーチ。二人の妹がいる。
居住地
ローザンヌから16km離れたSaint-Barthélemy
学校
プログレッシヴな教育で知られるルドルフ・シュタイナー・スクールを卒業。(卒業後15歳からテニスに専念)「他人を批判することなく平和を愛す」教育精神が影響しているためか、いつも穏やかな人柄でしられる。
得意なショット
「現役の中では、最もパワフルでベストな片手バックハンドの持ち主」とマッケンローが絶賛。
金メダル
2008年の北京オリンピックで、フェデラーとダブルスを組んで金メダルを獲得したのは有名な話。
ガールフレンド
4年間付き合っている10歳年上のIlham Vuilloudと同居中。彼女はTSR放送局のアナウンサー。

Photo by blick.ch
趣味
ゴーカートに夢中。対戦相手だったマレーも皮肉なことにゴーカートクレージー。
2009年06月30日
Twitterがますます面白い
ウィンブルドンの第2週が始まりました。
深夜の観戦で、皆さんも慢性睡眠不足だと思いますがあと数日のがまんです。がんばって年に一度しか訪れないウィンブルドンの面白さを満喫しましょう。
さて、Twitterがますます活気をえておもしろくなってきています。Twitterの秘訣はフォローする人の人選です。ロディックやマレーは頻繁にメッセージを送ってくるので、まるで私たちがウィンブルドンにいるような錯覚を与えてくれます。
まだ登録されてない方のために、月曜の試合について私がTwitterしたものをアップします。140文字までにおさめなければならないので、ミニ情報となっています。
TennisnakamaのTwitterはこちら:
https://twitter.com/tennisnakama
【どちらもいい加減】
BBCとWOWOWのストリーミングを同時に観戦しました。ロディックの試合です。BBCはロディックがエースをする度に、「何しろ奥さんが水着のモデルですから」と羨ましがることしきり。WOWOWは「さすがロディック!」の連発。どちらもかなりいい加減な解説でした。
【ショーン・コネリーがマレーにお祝いの電話】
元007のショーンコネリーはSirの称号が与えられて、近づきにくくなった感じですが、マレーにお祝いの電話を入れました。マレーはいろんな有名人から電話やメールをもらってプレッシャー温度が上昇しているでしょうね。(この前は女王から手紙をもらったとか)
【フェデラー def ソダリング】
ロジャー曰く「今日はサーヴのコンテストみたいで面白くなかったかもね。」フェデラー23、ソダリング16のエースでラリーは短く、疲れも少なく、3セットストレート勝ちでいよいよQFです。
【カーロヴィッチ def べルダスコ】
今日も35のエースを打ちはなったDr. Ivo(カーロヴィッチのニックネーム)。2007年にDr. Ivoは1000クラブに加入(一年で1000以上のエースを記録)し、現役では2004年に記録したロディックの二人のみが1000メンバーです。
【フェレロ def シモン】
シモンは第1セットは華麗なバックのダウンザラインをばんばん決めていたのに・・・ベテランのフェレロは安定した正確なショットでシモンを苦しめました。(涙)しかし、フェレロ、ヒューイット、ハースの勝利はとても懐かしくて、当時のよき時代を思い出します。
【ロディック def バーディッチ】
「ジャスティン・ティンバーレイクが君のファンだって?」「試合を観てくれたみたいだね。」「オバマ大統領からの電話では何を話したの?」「Change is good」どこまで冗談で本当かわからないロディックの記者会見は相変わらず面白い。QFへ進出。
【ヒューイット def ステパネック】
「太ももがまだ痛いけど、雨のおかげで少し治療ができたから、最後まで戦うことができた。」さずがファイターのレイトン。痛みをこらえながら5セットのフルマッチを戦い抜いてQFへ。
【ハース def アンドレエーヴ】
「クイズです。最後の30歳のWBの優勝は?」「僕は31歳だから知らないよ」「1975年のアーサー・アッシュです」「あっそう」ハースへの質問。何が聞きたかったの記者さん? ハースは見事3セットストレート勝ちで31歳はQFへ。
【ジョコヴィッチ def セラ】
「最近真剣だね?」「そう見える?」「真面目に答えて」「僕真面目だよ」記者会見での応答。こんな質問にはノーレも真面目に答えてられないでしょうね。6ー2、6ー4、61で快勝です。
【マレー def ヴァヴリンカ】
約4時間の死闘の結果、5セットマッチでマレーが勝ちましたが、最後のマッチポイントにみせた表情は悲壮なものがあり、プレッシャーがいかにすごいものであるか垣間みた気がします。今晩は食べれるだけ食べて体力を回復するとか。ヴァヴリンカも敵陣でよく頑張りました。
深夜の観戦で、皆さんも慢性睡眠不足だと思いますがあと数日のがまんです。がんばって年に一度しか訪れないウィンブルドンの面白さを満喫しましょう。
さて、Twitterがますます活気をえておもしろくなってきています。Twitterの秘訣はフォローする人の人選です。ロディックやマレーは頻繁にメッセージを送ってくるので、まるで私たちがウィンブルドンにいるような錯覚を与えてくれます。
まだ登録されてない方のために、月曜の試合について私がTwitterしたものをアップします。140文字までにおさめなければならないので、ミニ情報となっています。
TennisnakamaのTwitterはこちら:
https://twitter.com/tennisnakama
【どちらもいい加減】
BBCとWOWOWのストリーミングを同時に観戦しました。ロディックの試合です。BBCはロディックがエースをする度に、「何しろ奥さんが水着のモデルですから」と羨ましがることしきり。WOWOWは「さすがロディック!」の連発。どちらもかなりいい加減な解説でした。
【ショーン・コネリーがマレーにお祝いの電話】
元007のショーンコネリーはSirの称号が与えられて、近づきにくくなった感じですが、マレーにお祝いの電話を入れました。マレーはいろんな有名人から電話やメールをもらってプレッシャー温度が上昇しているでしょうね。(この前は女王から手紙をもらったとか)
【フェデラー def ソダリング】
ロジャー曰く「今日はサーヴのコンテストみたいで面白くなかったかもね。」フェデラー23、ソダリング16のエースでラリーは短く、疲れも少なく、3セットストレート勝ちでいよいよQFです。
【カーロヴィッチ def べルダスコ】
今日も35のエースを打ちはなったDr. Ivo(カーロヴィッチのニックネーム)。2007年にDr. Ivoは1000クラブに加入(一年で1000以上のエースを記録)し、現役では2004年に記録したロディックの二人のみが1000メンバーです。
【フェレロ def シモン】
シモンは第1セットは華麗なバックのダウンザラインをばんばん決めていたのに・・・ベテランのフェレロは安定した正確なショットでシモンを苦しめました。(涙)しかし、フェレロ、ヒューイット、ハースの勝利はとても懐かしくて、当時のよき時代を思い出します。
【ロディック def バーディッチ】
「ジャスティン・ティンバーレイクが君のファンだって?」「試合を観てくれたみたいだね。」「オバマ大統領からの電話では何を話したの?」「Change is good」どこまで冗談で本当かわからないロディックの記者会見は相変わらず面白い。QFへ進出。
【ヒューイット def ステパネック】
「太ももがまだ痛いけど、雨のおかげで少し治療ができたから、最後まで戦うことができた。」さずがファイターのレイトン。痛みをこらえながら5セットのフルマッチを戦い抜いてQFへ。
【ハース def アンドレエーヴ】
「クイズです。最後の30歳のWBの優勝は?」「僕は31歳だから知らないよ」「1975年のアーサー・アッシュです」「あっそう」ハースへの質問。何が聞きたかったの記者さん? ハースは見事3セットストレート勝ちで31歳はQFへ。
【ジョコヴィッチ def セラ】
「最近真剣だね?」「そう見える?」「真面目に答えて」「僕真面目だよ」記者会見での応答。こんな質問にはノーレも真面目に答えてられないでしょうね。6ー2、6ー4、61で快勝です。
【マレー def ヴァヴリンカ】
約4時間の死闘の結果、5セットマッチでマレーが勝ちましたが、最後のマッチポイントにみせた表情は悲壮なものがあり、プレッシャーがいかにすごいものであるか垣間みた気がします。今晩は食べれるだけ食べて体力を回復するとか。ヴァヴリンカも敵陣でよく頑張りました。
2009年06月29日
なぜ日曜に試合をしない?
せっかく盛り上がったウィンブルドンですが、日曜日に試合をやらないために、また明日の月曜からテニスマインドに切り替えなければなりません。毎年のこのMiddle Sundayについて疑問がなげかけられるのですが、今年もNo Middle Sundayということで試合は行われませんでした。
1877年から始まったウィンブルドンは、4つのグランドスラムのなかで、最も歴史の古く、最もプレスティージのあるトーナメントとして、広く世界のファンに親しまれています。
絶滅寸前の芝のサーフェス。一部の特権階級のクラブメンバーしか着用しない白のユニフォーム。そして莫大な放送権利を放棄してまで固執し続けるMiddle Sundayのお休み日。私は昔ロンドンに住んでおりましたので、彼らの理屈では理解しがたい伝統に固執しつづけるイギリス魂にノスタルジックな当惑と愛着を覚えるのです。
「どうしてMiddle Sundayにテニスの試合をやらないのか?」
Middle Sundayとはトーナメントの第1週の日曜日のことで、今年も例年と同じく試合はお休みとなりました。これは選手を休ませるために昔から守られてきた古いルールなのです。
しかし選手のためにつくられたこのNo Middle Sundayのポリシーは、意外にも選手の間から改正の声が上がっているのも事実です。
最悪の年は2007年でした。3回戦ナダルvsソダリングの試合は、Middle Sundayを休みにしてしまったため最悪のマッチとなりました。
土曜日:ウォーミングアップの段階で雨で延期
日曜日:快晴の天気にも拘らず、伝統のために試合なし。
月曜日:ナダルはマッチポイントを迎えるが、第3セットのタイブレークを落として雨で延期
火曜日:雨のため延期
水曜日:やっと土曜日から続いた試合に決着をつけることができ、ナダルは6-4, 6-4, 6-7(7), 4-6, 7-5の5セットで4回戦に進出
また3回戦のジョコヴィッチvsキーファー戦も同じく、土曜の試合が水曜まで繰り越し、結局ジョコヴィッチも5セットまでもつれ込み、7-6 (7-4), 6-7 (8-6), 6-2, 7-6 (7-5)でやっと4回戦へ。
もし日曜に試合を行っていれば、5日間にわたって一試合をこなすという異常事態を避けることができたはず。このNo Middle Sundayの被害者となったナダルとジョコヴィッチは「雨天候が予想されながら、なぜ晴天の日曜日に試合を行わなかったのか?」とごくあまり前の疑問を投げかけています。
雨の問題はウィンブルドンの最も深刻な問題です。今年はやっとセンターコートに屋根が完成し、センターコートの雨の対応が整いました。しかしこのメリットを受けるのはトップ選手のみ。大半の選手は相変わらず、雨のために押せ押せのスケジュールの下に試合をしなくてはなりません。
しかしかたくなに伝統という名のもとに、試合を拒否してきたウィンブルドンも、例外の年がありました。それは1991年、1994年、2004年で、試合の行われた日曜日を、People’s Sundayピープルズ・サンデイと呼び、高額の予約席のチケットを安価に一般公開して試合を行っています。
フレンチオープンは雨対策と日曜の収入源(チケット収入と放送権利)のために、2006年から一日早い日曜からトーナメントを始めることになりましたが、15日間スケジュールは長過ぎると選手にあまり快く受け入れられていません。
オーストラリアンオープンとUS Openのグランドスラムは、月曜に始まる14日間スケジュールです。私はこのスケジュールがもっとも選手にやさしいスケジュールだと思うのですが。
テニスファンとしては、週末に試合をやってくれるのが一番ありがたいのですが、ウィンブルドン主催者の全英ローン協会は、もっとも期間の少ない13日間スケジュールに変更のない意向を表明しています。頑固ですね。
ここで提案です。
どうしても選手のために中休みが必要なら、日曜のかわりに月曜日、つまりMiddle Mondayを休みにしてはどうでしょう? 平日の試合のため生放送が観れなかったテニスファンのためにも、やはり週末には試合を行ってほしいと思います。伝統主義も、テニスファンがあってこそトーナメントが成り立っているという基本事実を忘れないで、ほどほどにしてもらえると嬉しいのですが。
1877年から始まったウィンブルドンは、4つのグランドスラムのなかで、最も歴史の古く、最もプレスティージのあるトーナメントとして、広く世界のファンに親しまれています。
絶滅寸前の芝のサーフェス。一部の特権階級のクラブメンバーしか着用しない白のユニフォーム。そして莫大な放送権利を放棄してまで固執し続けるMiddle Sundayのお休み日。私は昔ロンドンに住んでおりましたので、彼らの理屈では理解しがたい伝統に固執しつづけるイギリス魂にノスタルジックな当惑と愛着を覚えるのです。
「どうしてMiddle Sundayにテニスの試合をやらないのか?」
Middle Sundayとはトーナメントの第1週の日曜日のことで、今年も例年と同じく試合はお休みとなりました。これは選手を休ませるために昔から守られてきた古いルールなのです。
しかし選手のためにつくられたこのNo Middle Sundayのポリシーは、意外にも選手の間から改正の声が上がっているのも事実です。
最悪の年は2007年でした。3回戦ナダルvsソダリングの試合は、Middle Sundayを休みにしてしまったため最悪のマッチとなりました。
土曜日:ウォーミングアップの段階で雨で延期
日曜日:快晴の天気にも拘らず、伝統のために試合なし。
月曜日:ナダルはマッチポイントを迎えるが、第3セットのタイブレークを落として雨で延期
火曜日:雨のため延期
水曜日:やっと土曜日から続いた試合に決着をつけることができ、ナダルは6-4, 6-4, 6-7(7), 4-6, 7-5の5セットで4回戦に進出
また3回戦のジョコヴィッチvsキーファー戦も同じく、土曜の試合が水曜まで繰り越し、結局ジョコヴィッチも5セットまでもつれ込み、7-6 (7-4), 6-7 (8-6), 6-2, 7-6 (7-5)でやっと4回戦へ。
もし日曜に試合を行っていれば、5日間にわたって一試合をこなすという異常事態を避けることができたはず。このNo Middle Sundayの被害者となったナダルとジョコヴィッチは「雨天候が予想されながら、なぜ晴天の日曜日に試合を行わなかったのか?」とごくあまり前の疑問を投げかけています。
雨の問題はウィンブルドンの最も深刻な問題です。今年はやっとセンターコートに屋根が完成し、センターコートの雨の対応が整いました。しかしこのメリットを受けるのはトップ選手のみ。大半の選手は相変わらず、雨のために押せ押せのスケジュールの下に試合をしなくてはなりません。
しかしかたくなに伝統という名のもとに、試合を拒否してきたウィンブルドンも、例外の年がありました。それは1991年、1994年、2004年で、試合の行われた日曜日を、People’s Sundayピープルズ・サンデイと呼び、高額の予約席のチケットを安価に一般公開して試合を行っています。
フレンチオープンは雨対策と日曜の収入源(チケット収入と放送権利)のために、2006年から一日早い日曜からトーナメントを始めることになりましたが、15日間スケジュールは長過ぎると選手にあまり快く受け入れられていません。
オーストラリアンオープンとUS Openのグランドスラムは、月曜に始まる14日間スケジュールです。私はこのスケジュールがもっとも選手にやさしいスケジュールだと思うのですが。
テニスファンとしては、週末に試合をやってくれるのが一番ありがたいのですが、ウィンブルドン主催者の全英ローン協会は、もっとも期間の少ない13日間スケジュールに変更のない意向を表明しています。頑固ですね。
ここで提案です。
どうしても選手のために中休みが必要なら、日曜のかわりに月曜日、つまりMiddle Mondayを休みにしてはどうでしょう? 平日の試合のため生放送が観れなかったテニスファンのためにも、やはり週末には試合を行ってほしいと思います。伝統主義も、テニスファンがあってこそトーナメントが成り立っているという基本事実を忘れないで、ほどほどにしてもらえると嬉しいのですが。
2009年06月29日
オールドテニスが蘇った!
ナダルのいないウィンブルドンで寂しい想いをしていましたが、トーナメントがだんだん面白くなってきました。ベテラン連中がこれだけ16強に残ったのはめずらしい。ナダルでテニスに興味をもつようになった新しいテニスファンのためにも、今年のウィンブルドンは古くて新しいテニスを学ぶよい機会かもしれません。
伊達公子選手のテニス
私はテニスをやり始めたのがアメリカですので、日本のテニス選手はほとんど知りませんでした。当時のアメリカではアメリカの選手の放送が主で、伊達選手は放送されませんでしたし、彼女の試合を初めて観たのは、テニスチャンネルのクラシックシリーズで最近放送されたシュテフィ・グラフとの試合のみでした。
この試合は、1996年に有明コロシアムで行われたドイツ対日本のFed Cupで、伊達選手が勝利をあげた歴史的な試合でしたが、正直いって彼女のフォームがあまりにも旧式で、ほとんどテイクバックのない、いわゆる現代では悪い見本のようなテニスにびっくり。ですから他のことには全く注意がまわらず、ひたすら「よくあんなフォームで打てるワ」と感心しながら録画をみていました。
今年のウィンブルドンに、伊達選手がWCをもらって出場というニュースは、私をドキドキさせる嬉しいニュースでした。
「彼女のオールドテニスが現代のテニスにどれだけ通用するのか」
ウォズニアキとの第1回戦は私の好奇心を満足させるに十分なすばらしい試合でした。伊達選手の38歳という高齢もさることながら、私はすっかり彼女のテニスに魅入られたのです。解説者もさかんにGreat gameと賞賛していました。何がgreatであったか?
それは芝という速いサーフェスによって、現代の主流であるベースラインからのストロークに釘をさし、いわゆるold schoolのテニスを蘇させたこと。オールドスクールのテニスとは、ネットプレー、スライス、プレースメントなどを基本に組み立てられたテニスです。ヴァラエティに富んだショットの組み立てで、ランキング9位の18歳から見事に第1セットを奪いました。
オールドスクールでは、何がなんでもウィナーを狙っていく打ち方ではなく、相手にカウンターショットをやり辛くさせるセットアップのやり方を学びました。パワーに頼ったフォアハンドテニスだけでなく、プレースメントと球質を変えたショットメイキングも学びました。しかし息子などのジュニアのテニスをみてますと、こういうことはほとんど教えられていない。ですからアプローチショットができない。ヴォレーができない。ネット前に立つポジションが分からない。スライスショットが打てない。もう打てるのはサーヴとトップスピンのグラウンドストロークだけ。これではテニスはつまらなくなります。
なぜ、フェデラーが絶大な人気を維持することができるのか?今年のウィンブルドンを観れば、彼の魅力が何であるのかよくわかります。あらゆるショットが彼のマジックボックスから飛び出してきます。奥が深くてエレガント。しかもパワフルでダイナミックです。
オールドスクールのテニスを観戦
今年のウィンブルドンは多くのベテラン選手が生き残り、オールドスクールのテニスを堪能できるまたとないチャンスとなりました。
残った16強のメンバーを年齢順からいくと、ハース(31歳)、ステパネック(30歳)、カーロヴィッチ(30歳)、フェレロ(29歳)、ヒューイット(28歳)、ロディック(27歳)、フェデラー(27歳)
普段はもうピークをすぎた年齢のように感じる27歳のフェデラーは、まだまだこのグループでは若くすら感じるのは嬉しいですね。それぞれ個性豊かなベテラン選手の健闘を祈って、また月曜からふんどしを引き締めて(女性の場合はブラジャーをしっかり持ち上げて)観戦していきたいと思います。
伊達公子選手のテニス
私はテニスをやり始めたのがアメリカですので、日本のテニス選手はほとんど知りませんでした。当時のアメリカではアメリカの選手の放送が主で、伊達選手は放送されませんでしたし、彼女の試合を初めて観たのは、テニスチャンネルのクラシックシリーズで最近放送されたシュテフィ・グラフとの試合のみでした。
この試合は、1996年に有明コロシアムで行われたドイツ対日本のFed Cupで、伊達選手が勝利をあげた歴史的な試合でしたが、正直いって彼女のフォームがあまりにも旧式で、ほとんどテイクバックのない、いわゆる現代では悪い見本のようなテニスにびっくり。ですから他のことには全く注意がまわらず、ひたすら「よくあんなフォームで打てるワ」と感心しながら録画をみていました。
今年のウィンブルドンに、伊達選手がWCをもらって出場というニュースは、私をドキドキさせる嬉しいニュースでした。
「彼女のオールドテニスが現代のテニスにどれだけ通用するのか」
ウォズニアキとの第1回戦は私の好奇心を満足させるに十分なすばらしい試合でした。伊達選手の38歳という高齢もさることながら、私はすっかり彼女のテニスに魅入られたのです。解説者もさかんにGreat gameと賞賛していました。何がgreatであったか?
それは芝という速いサーフェスによって、現代の主流であるベースラインからのストロークに釘をさし、いわゆるold schoolのテニスを蘇させたこと。オールドスクールのテニスとは、ネットプレー、スライス、プレースメントなどを基本に組み立てられたテニスです。ヴァラエティに富んだショットの組み立てで、ランキング9位の18歳から見事に第1セットを奪いました。
オールドスクールでは、何がなんでもウィナーを狙っていく打ち方ではなく、相手にカウンターショットをやり辛くさせるセットアップのやり方を学びました。パワーに頼ったフォアハンドテニスだけでなく、プレースメントと球質を変えたショットメイキングも学びました。しかし息子などのジュニアのテニスをみてますと、こういうことはほとんど教えられていない。ですからアプローチショットができない。ヴォレーができない。ネット前に立つポジションが分からない。スライスショットが打てない。もう打てるのはサーヴとトップスピンのグラウンドストロークだけ。これではテニスはつまらなくなります。
なぜ、フェデラーが絶大な人気を維持することができるのか?今年のウィンブルドンを観れば、彼の魅力が何であるのかよくわかります。あらゆるショットが彼のマジックボックスから飛び出してきます。奥が深くてエレガント。しかもパワフルでダイナミックです。
オールドスクールのテニスを観戦
今年のウィンブルドンは多くのベテラン選手が生き残り、オールドスクールのテニスを堪能できるまたとないチャンスとなりました。
残った16強のメンバーを年齢順からいくと、ハース(31歳)、ステパネック(30歳)、カーロヴィッチ(30歳)、フェレロ(29歳)、ヒューイット(28歳)、ロディック(27歳)、フェデラー(27歳)
普段はもうピークをすぎた年齢のように感じる27歳のフェデラーは、まだまだこのグループでは若くすら感じるのは嬉しいですね。それぞれ個性豊かなベテラン選手の健闘を祈って、また月曜からふんどしを引き締めて(女性の場合はブラジャーをしっかり持ち上げて)観戦していきたいと思います。
2009年06月27日
ジョコヴィッチのThriller
マイケル・ジャクソンの心のお通夜を二日間ぶっとうでやっていましたら、いろいろ面白いビデオがでてきました。
今日のポップミュージック、ダンス、ミュージックビデオに革命を起こしたThriller。世界最多6500万枚の売り上げを記録した傑作Thrillerのビデオ特集です。
ジョコヴィッチのダンスも含めて、爆発的な人気を呼んだ世界のスリラーをお届けします。
これがマイケル・ジャクソンのThrillerの一部です。
これはインドのThriller。もう爆笑もんです。
フィリピンの刑務所で服役中の囚人たちのThriller。
何で彼らがあんなにダンスがうまいのか分かりませんが、それにしても女装をした気持ち悪いポニーテールの男はやめてほしい。
アラブのThriller。解放されたアラブ男たちに拍手。
結婚式の余興のThriller。それにしても皆さん芸達者です。
ジョコヴィッチのThriller。
モンテカルロのトーナメントのお祭りで披露。ジョコはテニスを引退したらダンサーで食って行けるかも。
これほど世界の人々に愛されたアーチストはエルビス・プレスリー以来ではないでしょうか。マイケルがエルビスの娘と結婚したとき、「僕は君のお父さんのような死に方をするかもしれない」とポツリと彼女に語ったそうです。死因がドラッグであろうと何であろうと、私たちは偉大なアーチストを失ってしまったことには変わりはありません。
さあ、今日は皆でThriller祭り。Let's dance Thriller!
でもあまり調子にのって腰を振りすぎないように。ギックリになっても責任は負いかねます。
今日のポップミュージック、ダンス、ミュージックビデオに革命を起こしたThriller。世界最多6500万枚の売り上げを記録した傑作Thrillerのビデオ特集です。
ジョコヴィッチのダンスも含めて、爆発的な人気を呼んだ世界のスリラーをお届けします。
これがマイケル・ジャクソンのThrillerの一部です。
これはインドのThriller。もう爆笑もんです。
フィリピンの刑務所で服役中の囚人たちのThriller。
何で彼らがあんなにダンスがうまいのか分かりませんが、それにしても女装をした気持ち悪いポニーテールの男はやめてほしい。
アラブのThriller。解放されたアラブ男たちに拍手。
結婚式の余興のThriller。それにしても皆さん芸達者です。
ジョコヴィッチのThriller。
モンテカルロのトーナメントのお祭りで披露。ジョコはテニスを引退したらダンサーで食って行けるかも。
これほど世界の人々に愛されたアーチストはエルビス・プレスリー以来ではないでしょうか。マイケルがエルビスの娘と結婚したとき、「僕は君のお父さんのような死に方をするかもしれない」とポツリと彼女に語ったそうです。死因がドラッグであろうと何であろうと、私たちは偉大なアーチストを失ってしまったことには変わりはありません。
さあ、今日は皆でThriller祭り。Let's dance Thriller!
でもあまり調子にのって腰を振りすぎないように。ギックリになっても責任は負いかねます。
2009年06月26日
ウィンブルドン現地レポ第1弾!
Danpachiこと旦八特派員からウィンブルドン現地レポが入りました! 根性で列に並んで得た当日入場券。テニスファンの鏡です。
臨場感あふれてすばらしいレポートをどうぞ。
Thank you, Danpachi!
Queue
列に並んでるとこんなシールももらえます。
入るまでの行列に関しては弊ブログにてUPしてますのでご参照ください。
マレーマウンド Murray Mound
少なくともこの日に限ってはここはヘンマンヒルではなくマレーマウンドでした。
周りにもスペインやアメリカからやってきた女の子たちが嬌声を上げてました。
CW,CWSC
ウォズニアキとシルステアという新星二人が中国ペアと死闘を繰り広げていました。
他の試合が次々と終わっているということもあって華のあるこのペアの試合に どんどん人が集まってきました。
中国ペアはオーソドックスなダブルス。
対してこちらはウォズニアキのフラットに近い強打とシルステアのムービングトップスピン。
結局途中からバラエティにとんだコースに打ち分けはじめた新星コンビの勝利でした。
トロイッキ
こちらもヒメノストレヴァーと5セットの死闘を演じてました。 もうちょっと早ければダビデンコも見られたんですがねぇ。
わかってはいたつもりでしたが実際に見るウィンブルドンの芝は 本当に美しく、そして速く、見るものを魅了します。 もしこの時期にロンドンを訪れることがあればテニスファンならずとも 是非訪れるべきですね。3時間ほどの行列に堪える必要はありますが。。。
旦八
さらに詳しいレポートは旦八 さんのHPでご覧になってください。
http://nanaban65.blog103.fc2.com/
臨場感あふれてすばらしいレポートをどうぞ。
Thank you, Danpachi!
Queue
列に並んでるとこんなシールももらえます。
入るまでの行列に関しては弊ブログにてUPしてますのでご参照ください。

マレーマウンド Murray Mound
少なくともこの日に限ってはここはヘンマンヒルではなくマレーマウンドでした。
周りにもスペインやアメリカからやってきた女の子たちが嬌声を上げてました。

CW,CWSC
ウォズニアキとシルステアという新星二人が中国ペアと死闘を繰り広げていました。
他の試合が次々と終わっているということもあって華のあるこのペアの試合に どんどん人が集まってきました。

中国ペアはオーソドックスなダブルス。
対してこちらはウォズニアキのフラットに近い強打とシルステアのムービングトップスピン。
結局途中からバラエティにとんだコースに打ち分けはじめた新星コンビの勝利でした。

トロイッキ
こちらもヒメノストレヴァーと5セットの死闘を演じてました。 もうちょっと早ければダビデンコも見られたんですがねぇ。

わかってはいたつもりでしたが実際に見るウィンブルドンの芝は 本当に美しく、そして速く、見るものを魅了します。 もしこの時期にロンドンを訪れることがあればテニスファンならずとも 是非訪れるべきですね。3時間ほどの行列に堪える必要はありますが。。。
旦八
さらに詳しいレポートは旦八 さんのHPでご覧になってください。
http://nanaban65.blog103.fc2.com/
2009年06月26日
マイケル・ジャクソンの冥福を祈って
マイケル・ジャクソンが死亡しました。彼の音楽とともに育ったジェネレーションは、自身の一部を失ってしまったような衝撃を受けています。
今日はマイケルの冥福を祈って彼につながる思い出話を書いてみたいと思います。
私はニューヨークで2度、マイケル・ジャクソンのコンサートを観ています。会場はニュージャージーのフットボールスタジアムとマディソンスクエアガーデンです。当時、音楽番組を制作しておりましたので、ほとんどのコンサートに招待されるという優雅な時代でした。しかし多忙をきわめていましたので、スーパスターのコンサートしかでかけなかったのですが、その一つがマイケル・ジャクソンのカムバックコンサート、ジャクソン5のコンサートでした。
マイケルにはインタービューできませんでしたが、ジャクソン5の一員のランディ・ジャクソンにNYで会う事ができました。彼をインタービューするために、マイケル兄弟が滞在しているホテルで取材スタッフ全員が待たされること数時間。世界各国からのメディアがロビーにたむろしていて、それは大変な取材合戦だったことを思い出します。
各メディア(プリント、ラジオ、TV)は与えられた時間以内に取材をこなしていかなければなりません。レッドゼッペリンのロバート・プラントやマライア・キャリーのようなスーパスターのインタービューは与えられる時間はたったの15分から20分。このときも大変でしたが、無名なランディは何しろジャクソン5の一員ということで、スーパスター扱いでした。このわずかな間にできるだけ面白い話をききださなければならない。有名スターとのインタービューはいつも短期間の真剣勝負でした。
一方インタービューされるスターたちも、一日中ホテルの一室で缶詰状態で、同じような質問に何百回も答えなければなりません。ランディはそれでも、きさくにいろんな質問に答えてくれました。兄マイケルとのエピソードなどもくわえながら・・・たとえマイケルに会ってなくてもまるで彼が側にいるようないい話を聞かせてくれました。
マイケルはTVのインタービューでこう答えています。
「僕は他の子供たちが公園で遊んでいるのをみて、涙がとまらなかった。彼らと一緒に遊びたかった。でも僕にはそれが許されなかったんだ。毎日働かなくてはならなかったから。今日も舞台に立って歌わなければならない。そのことを父に文句をいうとぶたれたよ。町から町へ。僕の遊び場はホテルの部屋しかなかった。だから小さい子供をみると、彼らののぞみをかなえてやりたいと思う。プレーグラウンドで思いっきり遊ばせてやりたいと思う。そのことが普通の人には理解してもらえないのだけど・・・」
どんな名声や財力でもっても時計を逆戻しすることはできません。「永遠に失ってしまった子供時代を取り戻す」このオブセッションともいえる子供時代への執着は、ネヴァーランドの遊園地をつくることに始まり、子供たちと遊園地で一緒に遊ぶだけでなく、スランバーパーティ(パジャマパーティー)を開いて子供たちと夜を共に同じベッドですごすようになります。そのために性のいたずら事件として訴えられることになり、裁判につぐ裁判のために約20億円相当の弁護士料を払うほどのダメージを受けました。
この性のいたずらは結局無実の判決に終わりましたが、イメージの低下と精神的ストレスはマイケルの歌手生命に致命的な打撃を与えて、ついに回復することができませんでした。
何十回にもわたる整形手術、白くなった肌、契約結婚・・・マイケルがある記者に語った言葉がわすれられません。
いつも多くの人たちに囲まれながら、真の友だちに恵まれなかったマイケル。
禿鷹のように彼の資産を狙って群がってくる人々の中で、誰にも心を開くことができなかったマイケル。
彼の不可解な行動は、マイケルのヘルプの必死な叫びだったのかもしれません。
マイケル・ジャクソンが音楽界だけでなく、世界の若者に与えたインパクトは計り知れないものがあります。初めて人種やカルチャーの違いを乗り越えたスーパスターが登場したのです。
何時間もCNNをかけっぱなしにしてマイケルの特集を観ていますが、今シェアがマイケルの思い出話をしています。その前はディオン・セリーヌ。世界的なスターたちが次々とマイケルとの思い出を語っています。今夜は夜通しでマイケルの音楽を流して、いろんなエピソードに耳を傾けながら彼を偲びたいとおもいます。
「最近のあなたは、非難と訴訟と借金で心の休まることがありませんでしたね。健康がすぐれないにもかかわらず、ロンドンのコンサートの準備も大変な負担になっていたと思います。
I am a very lonely man. といって突然去ってしまったあなた。
私たちはついに最後のスーパスターを失ってしまいました・・・世界各地であなたの死を悼んで人々が集まり始めています。今私たちはあなたの数多くの歌を聞きながら、いかにあなたが私たちの青春の大切な一部であったか、そして私たちを豊かにしてくれたかを噛み締めています・・・あなたは一人ぽっちではありません。私たちの心に永遠の住み続けるかけがえのない友なのですから。」
いつも駆け足で過去を振り返る余裕がなかった私ですが、今夜はゆっくりとマイケルと語りたい思います。プロデューサー、レコーディングスタジオのミキサー、マネージャー、レコード会社のPRの人たち・・・あの頃に知り合った人たちが懐かしく思い出されます。彼らもきっと私と同じ想いに違いありません。
This is a final curtain call. See you in July. I love you. I love you so much from the bottom of my heart.
7月のロンドン公演の発表が彼の最後のメッセージとなってしまいました。
今日はマイケルの冥福を祈って彼につながる思い出話を書いてみたいと思います。
私はニューヨークで2度、マイケル・ジャクソンのコンサートを観ています。会場はニュージャージーのフットボールスタジアムとマディソンスクエアガーデンです。当時、音楽番組を制作しておりましたので、ほとんどのコンサートに招待されるという優雅な時代でした。しかし多忙をきわめていましたので、スーパスターのコンサートしかでかけなかったのですが、その一つがマイケル・ジャクソンのカムバックコンサート、ジャクソン5のコンサートでした。
マイケルにはインタービューできませんでしたが、ジャクソン5の一員のランディ・ジャクソンにNYで会う事ができました。彼をインタービューするために、マイケル兄弟が滞在しているホテルで取材スタッフ全員が待たされること数時間。世界各国からのメディアがロビーにたむろしていて、それは大変な取材合戦だったことを思い出します。
各メディア(プリント、ラジオ、TV)は与えられた時間以内に取材をこなしていかなければなりません。レッドゼッペリンのロバート・プラントやマライア・キャリーのようなスーパスターのインタービューは与えられる時間はたったの15分から20分。このときも大変でしたが、無名なランディは何しろジャクソン5の一員ということで、スーパスター扱いでした。このわずかな間にできるだけ面白い話をききださなければならない。有名スターとのインタービューはいつも短期間の真剣勝負でした。
一方インタービューされるスターたちも、一日中ホテルの一室で缶詰状態で、同じような質問に何百回も答えなければなりません。ランディはそれでも、きさくにいろんな質問に答えてくれました。兄マイケルとのエピソードなどもくわえながら・・・たとえマイケルに会ってなくてもまるで彼が側にいるようないい話を聞かせてくれました。
マイケルはTVのインタービューでこう答えています。
「僕は他の子供たちが公園で遊んでいるのをみて、涙がとまらなかった。彼らと一緒に遊びたかった。でも僕にはそれが許されなかったんだ。毎日働かなくてはならなかったから。今日も舞台に立って歌わなければならない。そのことを父に文句をいうとぶたれたよ。町から町へ。僕の遊び場はホテルの部屋しかなかった。だから小さい子供をみると、彼らののぞみをかなえてやりたいと思う。プレーグラウンドで思いっきり遊ばせてやりたいと思う。そのことが普通の人には理解してもらえないのだけど・・・」
どんな名声や財力でもっても時計を逆戻しすることはできません。「永遠に失ってしまった子供時代を取り戻す」このオブセッションともいえる子供時代への執着は、ネヴァーランドの遊園地をつくることに始まり、子供たちと遊園地で一緒に遊ぶだけでなく、スランバーパーティ(パジャマパーティー)を開いて子供たちと夜を共に同じベッドですごすようになります。そのために性のいたずら事件として訴えられることになり、裁判につぐ裁判のために約20億円相当の弁護士料を払うほどのダメージを受けました。
この性のいたずらは結局無実の判決に終わりましたが、イメージの低下と精神的ストレスはマイケルの歌手生命に致命的な打撃を与えて、ついに回復することができませんでした。
何十回にもわたる整形手術、白くなった肌、契約結婚・・・マイケルがある記者に語った言葉がわすれられません。
I am a very lonely man.
いつも多くの人たちに囲まれながら、真の友だちに恵まれなかったマイケル。
禿鷹のように彼の資産を狙って群がってくる人々の中で、誰にも心を開くことができなかったマイケル。
彼の不可解な行動は、マイケルのヘルプの必死な叫びだったのかもしれません。
マイケル・ジャクソンが音楽界だけでなく、世界の若者に与えたインパクトは計り知れないものがあります。初めて人種やカルチャーの違いを乗り越えたスーパスターが登場したのです。
何時間もCNNをかけっぱなしにしてマイケルの特集を観ていますが、今シェアがマイケルの思い出話をしています。その前はディオン・セリーヌ。世界的なスターたちが次々とマイケルとの思い出を語っています。今夜は夜通しでマイケルの音楽を流して、いろんなエピソードに耳を傾けながら彼を偲びたいとおもいます。
「最近のあなたは、非難と訴訟と借金で心の休まることがありませんでしたね。健康がすぐれないにもかかわらず、ロンドンのコンサートの準備も大変な負担になっていたと思います。
I am a very lonely man. といって突然去ってしまったあなた。
私たちはついに最後のスーパスターを失ってしまいました・・・世界各地であなたの死を悼んで人々が集まり始めています。今私たちはあなたの数多くの歌を聞きながら、いかにあなたが私たちの青春の大切な一部であったか、そして私たちを豊かにしてくれたかを噛み締めています・・・あなたは一人ぽっちではありません。私たちの心に永遠の住み続けるかけがえのない友なのですから。」
いつも駆け足で過去を振り返る余裕がなかった私ですが、今夜はゆっくりとマイケルと語りたい思います。プロデューサー、レコーディングスタジオのミキサー、マネージャー、レコード会社のPRの人たち・・・あの頃に知り合った人たちが懐かしく思い出されます。彼らもきっと私と同じ想いに違いありません。
This is a final curtain call. See you in July. I love you. I love you so much from the bottom of my heart.
7月のロンドン公演の発表が彼の最後のメッセージとなってしまいました。
I love you too. You will be missed forever!
2009年06月24日
ナダルのあらたな試練
バルセロナの新聞、 La Vanguardiaの記事のサブタイトルが世界のナダルファンに新たなショックを与えています。
Tiene una lesión, pero la separación de sus padres tambiénle ha afectado
「怪我を負ったナダルに両親の別居も影響か」
6月21日付けの記事,La realidad de Nadal「ナダルの現実」の記事のサブタイトルで、両親の別居が明らかになったからです。このたったの一行が与えた影響は大きく、イギリスのタイムズやニューヨークタイムズなどの名門紙がとりあげて報道をしたため、世界にこの噂が広がってしまいました。それでなくても辛い日々を送っているラファがどんなに傷ついているかと思えば、本当に悲しくなります。
今のところは、ナダルのプライヴァーシーを尊重して、どのメディアも興味半分に掘り下げるようなことはしていませんが、タブロイドのゴシップ雑誌に掲載されるのも時間の問題。書店やキオスクに両親の別居が書きたてられたラファの気持ちを考えると胸が痛みます。
いろんな情報をまとめてみると、ナダルの両親の別居の話はすでに、スペイン人の Marta Cibelinaがブログで5月に掲載。また Peter Bodoが Tennis.comでもとりあげています。
またESPNは今日の記事で、そういえば4月のマイアミのトーナメントも変だったと書いています。マイアミではナダルはそれほど調子のよいとは思えないデルポトロに敗北。試合後の記者会見で、「今日の自分は普段のレベルではなかった。負けにはいつも原因があるんだ。でもそれはプライヴェートなことだから。」と微妙なナダルの発言をあげて、この頃からすでに彼を悩ましていたのではないかと憶測しています。
このようにいろいろ調べてみた結果、やはりラファの両親の別居の話は本当のようです。
彼が全仏前のインターヴューで「コートでの最大のヴィクトリーは? コート外の最大のヴィクトリーは?」の質問に、「コートではウィンブルドンの優勝。コートの外では僕のファミリーがヴィクトリーだ。」とけなげに答えています。
このときすでに彼の両親は別居していたかもしれないと思うと、「僕の勝利は家族なんだ」と答えた彼の心境はどんなに複雑ものだったでしょう。あれほど「ファミリーが一番」と自慢にしていたファミリーはもう存在しないのです。
トニー・ナダルの言葉を思い出します。
「ラファは小さいときからとても素直ないい子だった。反抗期なんてこれっぽっちもなくてね。ラファはまだ子供みたいな幼いところがあるんだよ。」
これはマヨルカのナダル城(同じビルに親族が同居)の中で、幼友達と結束の固い血縁関係の中で育てられたラファの特長を語っていると思います。
いわゆる両家のおぼっちゃまで、世間の荒波に揉まれることもなく、好きなテニスやサッカーに没頭できたこと。
おじさん(トニーナダル)の言うことを疑わずに従ってきたこと。
23歳で家族とまだ同居していること。
幼友達がガールフレンドであること。
もし私たちがこの青年がナダルであることを知らなければ、このプロフィールから即座に「精神的に自立ができていない青年」というイメージを抱くでしょう。
一方では数十億円も稼ぐラファ。一方では両親と住むことを望んでいるラファ。
これはやはりアンバランスだと言わざるを得ません。ひたすらテニスの向上に、人生のすべてを賭けてきたラファにとっては、テニス以外の人生に対して免疫がなかったといえます。家族のガードが余りにも固くて、ある意味で大人になる機会がなかった。
幸せだと信じてきたことが意外ともろく崩れることを知ったラファ。
自分の大切な宝物が永久的なものでないことを知ったラファ。
トーナメントで優勝してトロフィーを持ち帰っても、一緒に祝ってくれたあの家族はもう存在しないのです。
なんの為に戦うのか?
自分は一体なんのためにテニスをしているのか?
これから何をしていきたのか?
人生について根本的な問い直しの時間が持てたことは、ラファの人間成長にとって必要なプロセスだったような気がします。
マレーは新しく家を買って、3年間付き合ってきたガールフレンドと住み始めました。マレーも両親がティーンネージャーのときに離婚をして、悲しい思いを経験しています。しかしマレーは母の巣から独立して、自分の巣を作り始めています。「今の僕があるのは彼女のおかげ」この彼女とはガールフレンドのキムのことです。
フェデラーは9年間の長い春に終止符をうち結婚、もうすぐ赤ちゃん誕生です。
膝のケガ。両親の別居。この辛い時期をきっとガールフレンドのジスカが癒してくれるはずです。「僕のヴィクトリーはファミリーなんだ」と語ったラファ。試合でヴィクトリーを勝ち得たように、コート外でも立派にヴィクトリーを勝ち得てくれると信じます。
ラファはやっぱりヴィクトリーが一番似合うのです。
Tiene una lesión, pero la separación de sus padres tambiénle ha afectado
「怪我を負ったナダルに両親の別居も影響か」
6月21日付けの記事,La realidad de Nadal「ナダルの現実」の記事のサブタイトルで、両親の別居が明らかになったからです。このたったの一行が与えた影響は大きく、イギリスのタイムズやニューヨークタイムズなどの名門紙がとりあげて報道をしたため、世界にこの噂が広がってしまいました。それでなくても辛い日々を送っているラファがどんなに傷ついているかと思えば、本当に悲しくなります。
今のところは、ナダルのプライヴァーシーを尊重して、どのメディアも興味半分に掘り下げるようなことはしていませんが、タブロイドのゴシップ雑誌に掲載されるのも時間の問題。書店やキオスクに両親の別居が書きたてられたラファの気持ちを考えると胸が痛みます。
いろんな情報をまとめてみると、ナダルの両親の別居の話はすでに、スペイン人の Marta Cibelinaがブログで5月に掲載。また Peter Bodoが Tennis.comでもとりあげています。
またESPNは今日の記事で、そういえば4月のマイアミのトーナメントも変だったと書いています。マイアミではナダルはそれほど調子のよいとは思えないデルポトロに敗北。試合後の記者会見で、「今日の自分は普段のレベルではなかった。負けにはいつも原因があるんだ。でもそれはプライヴェートなことだから。」と微妙なナダルの発言をあげて、この頃からすでに彼を悩ましていたのではないかと憶測しています。
このようにいろいろ調べてみた結果、やはりラファの両親の別居の話は本当のようです。
彼が全仏前のインターヴューで「コートでの最大のヴィクトリーは? コート外の最大のヴィクトリーは?」の質問に、「コートではウィンブルドンの優勝。コートの外では僕のファミリーがヴィクトリーだ。」とけなげに答えています。
このときすでに彼の両親は別居していたかもしれないと思うと、「僕の勝利は家族なんだ」と答えた彼の心境はどんなに複雑ものだったでしょう。あれほど「ファミリーが一番」と自慢にしていたファミリーはもう存在しないのです。
トニー・ナダルの言葉を思い出します。
「ラファは小さいときからとても素直ないい子だった。反抗期なんてこれっぽっちもなくてね。ラファはまだ子供みたいな幼いところがあるんだよ。」
これはマヨルカのナダル城(同じビルに親族が同居)の中で、幼友達と結束の固い血縁関係の中で育てられたラファの特長を語っていると思います。
いわゆる両家のおぼっちゃまで、世間の荒波に揉まれることもなく、好きなテニスやサッカーに没頭できたこと。
おじさん(トニーナダル)の言うことを疑わずに従ってきたこと。
23歳で家族とまだ同居していること。
幼友達がガールフレンドであること。
もし私たちがこの青年がナダルであることを知らなければ、このプロフィールから即座に「精神的に自立ができていない青年」というイメージを抱くでしょう。
一方では数十億円も稼ぐラファ。一方では両親と住むことを望んでいるラファ。
これはやはりアンバランスだと言わざるを得ません。ひたすらテニスの向上に、人生のすべてを賭けてきたラファにとっては、テニス以外の人生に対して免疫がなかったといえます。家族のガードが余りにも固くて、ある意味で大人になる機会がなかった。
幸せだと信じてきたことが意外ともろく崩れることを知ったラファ。
自分の大切な宝物が永久的なものでないことを知ったラファ。
トーナメントで優勝してトロフィーを持ち帰っても、一緒に祝ってくれたあの家族はもう存在しないのです。
なんの為に戦うのか?
自分は一体なんのためにテニスをしているのか?
これから何をしていきたのか?
人生について根本的な問い直しの時間が持てたことは、ラファの人間成長にとって必要なプロセスだったような気がします。
マレーは新しく家を買って、3年間付き合ってきたガールフレンドと住み始めました。マレーも両親がティーンネージャーのときに離婚をして、悲しい思いを経験しています。しかしマレーは母の巣から独立して、自分の巣を作り始めています。「今の僕があるのは彼女のおかげ」この彼女とはガールフレンドのキムのことです。
フェデラーは9年間の長い春に終止符をうち結婚、もうすぐ赤ちゃん誕生です。
膝のケガ。両親の別居。この辛い時期をきっとガールフレンドのジスカが癒してくれるはずです。「僕のヴィクトリーはファミリーなんだ」と語ったラファ。試合でヴィクトリーを勝ち得たように、コート外でも立派にヴィクトリーを勝ち得てくれると信じます。
ラファはやっぱりヴィクトリーが一番似合うのです。
2009年06月23日
選手の怪我との闘い
錦織選手とナダルの怪我の問題は、多くのアスリートの共通の深刻な悩みでもあります。今日は選手生命を脅かす怪我の問題について述べてみたいと思います。
錦織圭
6月22日の錦織選手のブログはこのような書き出しで始まっています。
「今日は、最近の気持ちを書いてみようと思います。
一人でも励ましてくれる人がいたらなーと思いつつ。笑
いやいや、気持ちを晴らす為に書きます。」
辛そうです。読んでいて泣けてきました。ボレテリに帰ったものの、プラクティス仲間のハースやステパネックはウィンブルドンに行ってしまって、きっと寂しく取り残されたような気持ちなのでしょうね。
「アメリカに帰ってきてから、トレーニング2日目の時、ふと僕は何をやってるんだろう・・と考えるようになりました。」
「こんな気持ちの中、ふと思ったのが日本に帰りたいってことでした。たぶん相当まいってるんだと、自分でも思います。」
調子がいいときは毎日が充実してホームシックになる時間がないでしょうけれど、辛いことがあるときはやっぱりご両親のいる家に帰りたいのでしょうね。私も若くして海外に長く一人で住んでいましたので、その辛い気持ちは痛いほど分かります。
私はさっそくtennisnakamaの名前で激励のコメントを残しました。 コメント欄ですが、不思議なことに名前を書く欄がないのですね。うっかりこの前は名無しで激励コメントを書いてしまいましたが、これは顔のないファンになってしまいます。名前が書かれていたほうが圭君も喜ぶと思います。ペンネームでも本名でもかまいません。県名も入れるともっとよいかもしれません。全国いろんなところからくる励ましのコメントは嬉しいものです。次回のコメントにはニューヨークを入れるつもりです。
私は仕事をやめ落ち込んでしまってからもう何年もたちますが、こういうときに一番聞きたくない言葉は、哲学的な言葉とお説教地味た言葉です。テニスの話もきっと聞きたくないでしょうね。心が痛んでいる状態がもう他人事とは思えないので、ごちゃごちゃと注文をつけてすみませんが、そのへんを察してあげたいと思います。
励ましエールを圭君に送りましょう。
http://blog.keinishikori.com/index.html
ラファエル・ナダル
今日はウィンブルドンの初日。新しく屋根をつけたセンターコートで、フェデラーが本来の華麗なロジャーテニスを披露して、オープニングにふさわしい一日となりました。しかしやはり昨年のチャンピオンのナダルのいないウィンブルドンは寂しく、TVの解説はナダルの膝の問題に集中していました。
「果たしてナダルの膝はどれほど悪いのか?」
アガシの元コーチのダレン・ケイヒルは、現在ヒューイットのアドヴァイザーをしながら、ESPNの解説をつとめていますが、彼の体験談がとても印象に残りましたので、ここで要約してみたいと思います。
「僕はラファと同じ症状、膝の腱炎で引退せざるをえなくなったので、彼の気持ちが手に取るようにわかるんだ。25歳のときに膝を悪くしてから3年間というもの、それは辛い日々の繰り返しだった。
毎日、アイシングを一日2回。炎症止めの薬。リハビリ。ありとあらゆることをやりながら、よくなったかなと思って試合に出ては、また痛くて動けなくなる。そしてトーナメントを欠場して2~3ヶ月リハビリ。そして出場してはまた同じことの繰り返し。
朝起きると立てないほど痛いときがあるかと思えば、全然痛くないときもある。いつも膝のことは心の片隅にあって気持ちが休まるときがない。
100%で戦えない状態で戦わなければならない、というのは本当に辛いものだ。でもどうしても一度はトップ10になりたかった。僕の長い間の夢だったからね。この夢のために僕は必死に頑張ったよ。 最後はあんまり痛くて、歯を食いしばるために歯止めが必要なほどだった。こんな痛い目にあってなぜ続けていかなければならない。 僕は駄目になってしまったのか。 毎日がこの問いとの闘いだった。
こういう状態では、試合に出てもまた膝が悪化しないかと心配で十分にプレーができない。最後の手段として手術をしたが、もう昔の健康な膝には戻らなかった。医者、リハビリ、アイス、薬の繰り返し。疲れてしまったんだ。精神的にやっていけなくなってしまったんだ。」
この話を聞いて正直ぞーっとしました。どれほど多くの選手が同じ思いで引退していったことか。
ラファは大丈夫なのだろうか? もう無理をしすぎて完治の見込みはないのだろうか? 完治してもあのプレースタイルを続けるかぎり膝がまた悪化することは目に見えています。
アガシが3年ほど前にラファに「今のようなテニスを続けていると若くして引退することになるよ」と忠告したことがあります。これはアガシでなくても素人の私たちでもうすうす抱いていた悪い予感です。
今日の解説者はそろってラファの膝について疑問を投げかけていました。
「なぜ一日8時間ほどもテニスをしなければならないのか?」
「試合が終わったあとでも、なぜ何時間もコートでプラクティスをする必要があるのか?」
これはラファがかわいそうです。もしプラクティスのやりすぎが原因の一つであれば、これはコーチの問題です。しかしあの血のにじむような努力のおかげで、彼はフェデラーからNo.1の座を奪うことができたのです。
フェデラーと比較して「フェデラーは怪我が少ないのだから、彼のようなテニスをすればよい」というのは、ラファであることをやめろと言うようなものです。「一球一球に魂を入れながらプレーする」たとえそのプレースタイルが膝を悪化させる原因になるとわかっていても、彼は最後まで球を追い続けるテニスしかできないのではないかと思います。
アガシの忠告にラファが答えています。「でも僕にはこれしかできないんだ」
このとき私は、「自分を殺したテニスはできない」と言っているように聞こえました。
自分のテニスが出来なければ、たとえそれが選手生命の延命につながることが分かっていても、そんなテニスはやりたくない・・・
スポーツは自己表現のアートフォームだと思います。自殺行為になると分かっていても、自己を偽って表現できない。アーチストとして、スポーツマンとして、険しい道を歩み続けていかなれればならないラファを、これからも見守りながら応援していきたいと思います。
錦織圭
6月22日の錦織選手のブログはこのような書き出しで始まっています。
「今日は、最近の気持ちを書いてみようと思います。
一人でも励ましてくれる人がいたらなーと思いつつ。笑
いやいや、気持ちを晴らす為に書きます。」
辛そうです。読んでいて泣けてきました。ボレテリに帰ったものの、プラクティス仲間のハースやステパネックはウィンブルドンに行ってしまって、きっと寂しく取り残されたような気持ちなのでしょうね。
「アメリカに帰ってきてから、トレーニング2日目の時、ふと僕は何をやってるんだろう・・と考えるようになりました。」
「こんな気持ちの中、ふと思ったのが日本に帰りたいってことでした。たぶん相当まいってるんだと、自分でも思います。」
調子がいいときは毎日が充実してホームシックになる時間がないでしょうけれど、辛いことがあるときはやっぱりご両親のいる家に帰りたいのでしょうね。私も若くして海外に長く一人で住んでいましたので、その辛い気持ちは痛いほど分かります。
私はさっそくtennisnakamaの名前で激励のコメントを残しました。 コメント欄ですが、不思議なことに名前を書く欄がないのですね。うっかりこの前は名無しで激励コメントを書いてしまいましたが、これは顔のないファンになってしまいます。名前が書かれていたほうが圭君も喜ぶと思います。ペンネームでも本名でもかまいません。県名も入れるともっとよいかもしれません。全国いろんなところからくる励ましのコメントは嬉しいものです。次回のコメントにはニューヨークを入れるつもりです。
私は仕事をやめ落ち込んでしまってからもう何年もたちますが、こういうときに一番聞きたくない言葉は、哲学的な言葉とお説教地味た言葉です。テニスの話もきっと聞きたくないでしょうね。心が痛んでいる状態がもう他人事とは思えないので、ごちゃごちゃと注文をつけてすみませんが、そのへんを察してあげたいと思います。
励ましエールを圭君に送りましょう。
http://blog.keinishikori.com/index.html
ラファエル・ナダル
今日はウィンブルドンの初日。新しく屋根をつけたセンターコートで、フェデラーが本来の華麗なロジャーテニスを披露して、オープニングにふさわしい一日となりました。しかしやはり昨年のチャンピオンのナダルのいないウィンブルドンは寂しく、TVの解説はナダルの膝の問題に集中していました。
「果たしてナダルの膝はどれほど悪いのか?」
アガシの元コーチのダレン・ケイヒルは、現在ヒューイットのアドヴァイザーをしながら、ESPNの解説をつとめていますが、彼の体験談がとても印象に残りましたので、ここで要約してみたいと思います。
「僕はラファと同じ症状、膝の腱炎で引退せざるをえなくなったので、彼の気持ちが手に取るようにわかるんだ。25歳のときに膝を悪くしてから3年間というもの、それは辛い日々の繰り返しだった。
毎日、アイシングを一日2回。炎症止めの薬。リハビリ。ありとあらゆることをやりながら、よくなったかなと思って試合に出ては、また痛くて動けなくなる。そしてトーナメントを欠場して2~3ヶ月リハビリ。そして出場してはまた同じことの繰り返し。
朝起きると立てないほど痛いときがあるかと思えば、全然痛くないときもある。いつも膝のことは心の片隅にあって気持ちが休まるときがない。
100%で戦えない状態で戦わなければならない、というのは本当に辛いものだ。でもどうしても一度はトップ10になりたかった。僕の長い間の夢だったからね。この夢のために僕は必死に頑張ったよ。 最後はあんまり痛くて、歯を食いしばるために歯止めが必要なほどだった。こんな痛い目にあってなぜ続けていかなければならない。 僕は駄目になってしまったのか。 毎日がこの問いとの闘いだった。
こういう状態では、試合に出てもまた膝が悪化しないかと心配で十分にプレーができない。最後の手段として手術をしたが、もう昔の健康な膝には戻らなかった。医者、リハビリ、アイス、薬の繰り返し。疲れてしまったんだ。精神的にやっていけなくなってしまったんだ。」
この話を聞いて正直ぞーっとしました。どれほど多くの選手が同じ思いで引退していったことか。
ラファは大丈夫なのだろうか? もう無理をしすぎて完治の見込みはないのだろうか? 完治してもあのプレースタイルを続けるかぎり膝がまた悪化することは目に見えています。
アガシが3年ほど前にラファに「今のようなテニスを続けていると若くして引退することになるよ」と忠告したことがあります。これはアガシでなくても素人の私たちでもうすうす抱いていた悪い予感です。
今日の解説者はそろってラファの膝について疑問を投げかけていました。
「なぜ一日8時間ほどもテニスをしなければならないのか?」
「試合が終わったあとでも、なぜ何時間もコートでプラクティスをする必要があるのか?」
これはラファがかわいそうです。もしプラクティスのやりすぎが原因の一つであれば、これはコーチの問題です。しかしあの血のにじむような努力のおかげで、彼はフェデラーからNo.1の座を奪うことができたのです。
フェデラーと比較して「フェデラーは怪我が少ないのだから、彼のようなテニスをすればよい」というのは、ラファであることをやめろと言うようなものです。「一球一球に魂を入れながらプレーする」たとえそのプレースタイルが膝を悪化させる原因になるとわかっていても、彼は最後まで球を追い続けるテニスしかできないのではないかと思います。
アガシの忠告にラファが答えています。「でも僕にはこれしかできないんだ」
このとき私は、「自分を殺したテニスはできない」と言っているように聞こえました。
自分のテニスが出来なければ、たとえそれが選手生命の延命につながることが分かっていても、そんなテニスはやりたくない・・・
スポーツは自己表現のアートフォームだと思います。自殺行為になると分かっていても、自己を偽って表現できない。アーチストとして、スポーツマンとして、険しい道を歩み続けていかなれればならないラファを、これからも見守りながら応援していきたいと思います。
Vamos Rafa!
2009年06月22日
ウィンブルドンIQテスト
IQテストの前にやることがあります。
まずTwitterをまだ始めていない方へお知らせです。
ウィンブルドンを満喫するためにも今日早速登録しましょう。登録すればやり方はすぐ分かってきます。分からなければ私の方までダイレクトメッセージを送ってくださればお手伝いします。まずは以下のサイトで登録です。
http://twitter.com/
Twitter仲間の皆さんへ:
全体的にフォローする人が少なすぎます。これではTwitterの醍醐味が味わえません。
まずtennisnakamaのモモちゃん猫のアイコンをクリックしてください。
右側にあるブルー文字の「フォローしている」をクリックします。
私のフォローしている約250人のTwitterのアイコンが表示されています。これを全部フォローにしてみましょう。その中かから自分の読んでみたい人を時間をかけて選んでいきます。
まず250人の仲間でウィンブルドン観戦をすれば、楽しいチャットになると思います。もちろんチャットに参加する必要はなく、チャットを観読するだけでも面白いと思います。最初はチャットの多さに圧倒されますが、そこからフォローする人をあらためて選択していくようにします。
明日はいよいよフェデラーがセンターコートでオープニングをつとめます。日本時間の月曜夜8時です。さあ、気合いを入れて観戦しましょう。もしTVで観戦できない人は、観戦できるサイトをTwitterでお知らせしますので参考にしてください。
ウィンブルドンIQテスト
ウィンブルドンの知識をパワーアップするために、ご自身のウィンブルドンIQをはかってみませんか?
以下の簡単なクイズ10をつくってみました。さてあなたのIQは?
(1)ウィンブルドンの開催された最初の年は?
a. 1877年
b. 1887年
c. 1907年
(2)最後のウィンブルドンチャンピオンになったイギリス人は?
a. フレッド・ペリー
b. ティム・ヘンマン
c. ヴァージニア・ウェイド
(3)9つのウィンブルドン最多タイトルを保持する女子選手は?
a. シュテフィ・グラフ
b. マティナ・ナヴラティロヴァ
c. ビリージーン・キング
(4)ピート・サンプラスは最多のウィンブルドンのタイトル保持者。彼のタイトルの数は?
a. 7
b. 8
c. 9
(5)1985年ボリス・ベッカーが最小年で優勝したのは彼が何歳のとき?
a. 17歳
b. 18歳
c. 19歳
(6)ワイルドカード(WC)で優勝した選手は?
a. ジミー・コナーズ
b. イヴァン・レンデル
c. ゴラン・イヴァニセヴィッチ
(7)イギリスの宿願を背負ったティム・ヘンマンのウィンブルドンの最高記録は?
a. 準々決勝
b. 準決勝
c. 決勝
(8)ボールボーイ/ボールガールの数は?
a. 250
b. 300
c. 350
(9)全部で19コートで試合が行われ、6面のショーコートがあります。センターコート、No.1,2,3,4の他にどのコートがショーコートでしょう?
a. No.5
b. No.10
c. No.18
(10)男子の予選に何人が挑戦?
a. 32人
b. 64人
c. 128人
(正解:1-a, 2-a, 3-b, 4-a, 5-a, 6-c, 7-b, 8-a, 9-c, 10-c)
正解者の方には以下のようなプライズが当たれば嬉しいですね。
10問全正解:
センターコートにあるスカイヴュー・スウィートのパス(一人一日約20万円)
http://www.keithprowse.co.uk/KP/TENNIS_Centre_Court_Suites.aspx
8・9問正解:
センターコートのギャツビークラブのパス(一人一日約14万円)
http://www.keithprowse.co.uk/KP/TENNIS_gatsby.aspx
7問正解またはそれ以下の方は、知識のパワーアップに励んでください。
それにしても庶民の手の届かないところには、いろんなものが売られているのですね。
US Openでは昨年スカイヴュースウィートに等しいラグジュリースウィートで、夫とともにフェデラーvsマレー決勝を観戦しましたが、これは40万円に相当する価値があったのですね!(そういえばシャンペンとロブスターがおいしかったこと!)
ご招待してくださったご夫婦にあらためて深くお礼をいいます!
まずTwitterをまだ始めていない方へお知らせです。
ウィンブルドンを満喫するためにも今日早速登録しましょう。登録すればやり方はすぐ分かってきます。分からなければ私の方までダイレクトメッセージを送ってくださればお手伝いします。まずは以下のサイトで登録です。
http://twitter.com/
Twitter仲間の皆さんへ:
全体的にフォローする人が少なすぎます。これではTwitterの醍醐味が味わえません。
まずtennisnakamaのモモちゃん猫のアイコンをクリックしてください。
右側にあるブルー文字の「フォローしている」をクリックします。
私のフォローしている約250人のTwitterのアイコンが表示されています。これを全部フォローにしてみましょう。その中かから自分の読んでみたい人を時間をかけて選んでいきます。
まず250人の仲間でウィンブルドン観戦をすれば、楽しいチャットになると思います。もちろんチャットに参加する必要はなく、チャットを観読するだけでも面白いと思います。最初はチャットの多さに圧倒されますが、そこからフォローする人をあらためて選択していくようにします。
明日はいよいよフェデラーがセンターコートでオープニングをつとめます。日本時間の月曜夜8時です。さあ、気合いを入れて観戦しましょう。もしTVで観戦できない人は、観戦できるサイトをTwitterでお知らせしますので参考にしてください。
ウィンブルドンIQテスト
ウィンブルドンの知識をパワーアップするために、ご自身のウィンブルドンIQをはかってみませんか?
以下の簡単なクイズ10をつくってみました。さてあなたのIQは?
(1)ウィンブルドンの開催された最初の年は?
a. 1877年
b. 1887年
c. 1907年
(2)最後のウィンブルドンチャンピオンになったイギリス人は?
a. フレッド・ペリー
b. ティム・ヘンマン
c. ヴァージニア・ウェイド
(3)9つのウィンブルドン最多タイトルを保持する女子選手は?
a. シュテフィ・グラフ
b. マティナ・ナヴラティロヴァ
c. ビリージーン・キング
(4)ピート・サンプラスは最多のウィンブルドンのタイトル保持者。彼のタイトルの数は?
a. 7
b. 8
c. 9
(5)1985年ボリス・ベッカーが最小年で優勝したのは彼が何歳のとき?
a. 17歳
b. 18歳
c. 19歳
(6)ワイルドカード(WC)で優勝した選手は?
a. ジミー・コナーズ
b. イヴァン・レンデル
c. ゴラン・イヴァニセヴィッチ
(7)イギリスの宿願を背負ったティム・ヘンマンのウィンブルドンの最高記録は?
a. 準々決勝
b. 準決勝
c. 決勝
(8)ボールボーイ/ボールガールの数は?
a. 250
b. 300
c. 350
(9)全部で19コートで試合が行われ、6面のショーコートがあります。センターコート、No.1,2,3,4の他にどのコートがショーコートでしょう?
a. No.5
b. No.10
c. No.18
(10)男子の予選に何人が挑戦?
a. 32人
b. 64人
c. 128人
(正解:1-a, 2-a, 3-b, 4-a, 5-a, 6-c, 7-b, 8-a, 9-c, 10-c)
正解者の方には以下のようなプライズが当たれば嬉しいですね。
10問全正解:
センターコートにあるスカイヴュー・スウィートのパス(一人一日約20万円)
http://www.keithprowse.co.uk/KP/TENNIS_Centre_Court_Suites.aspx
8・9問正解:
センターコートのギャツビークラブのパス(一人一日約14万円)
http://www.keithprowse.co.uk/KP/TENNIS_gatsby.aspx
7問正解またはそれ以下の方は、知識のパワーアップに励んでください。
それにしても庶民の手の届かないところには、いろんなものが売られているのですね。
US Openでは昨年スカイヴュースウィートに等しいラグジュリースウィートで、夫とともにフェデラーvsマレー決勝を観戦しましたが、これは40万円に相当する価値があったのですね!(そういえばシャンペンとロブスターがおいしかったこと!)
ご招待してくださったご夫婦にあらためて深くお礼をいいます!
2009年06月21日
ドローが変更、その影響は?
今年のウィンブルドンは、ナダルの欠場でいろいろ波紋を投げかけています。その中でもドロー発表後のシード1の欠場によって、ドローが変更されるというあまり先例のない事態が生じました。(2001年の優勝者、イヴァニセヴィッチが肩の手術で翌年欠場しましたが、これは5月初旬に発表していますのでドローには変更がありませんでした。)
ではナダルの欠場でドローにどのような変更があったのか?
新しいドローが選手たちに与える影響は?
オリジナルのドローと新しいドローを比べながら、男子のドローのシステムと影響について述べてみたいと思います。
まずウィンブルドンのドローのサイトを開いてください。
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ms/r1s1.html
1回戦 First Round
本戦エントリーは全員で128選手です。First Roundでは128人が上からセクション1・2・3・4の4つのグループに分けられ、1セクションが32人で構成されています。
トップハーフとボトムハーフ
ドローの上半分のセクション1と2をトップハーフ、下半分のセクション3と4をボトムハーフとよびます。トップハーフはシード1の選手が、ボトムハーフはシード2の選手が代表するかたちになります。
シード1とシード2のポジションは毎年同じ
セクションごとにトップシードの選手4人がまず配分されます。ポジションが変わらないのは、シード1(セクション1でドローの最上段)とシード2(セクション4で最下段)です。ですから今年はナダルがトップに、フェデラーがボトムに配されていました。しかしシード3とシード4はどのセクションに配分されるのかは、毎年くじびきで決められているようで年によって違います。
シード3のポジションの重要性
シード3の選手がセクション2にいくのか、セクション3にいくのかによって、決勝の顔ぶれが違ってきますので、シード3のポジションは大変重要な意味をもちます。
過去のシード3のポジション
2009年 マレー: セクション2
2008年 ジョコヴィッチ: セクション2
2007年 ロディック: セクション2
2006年 ロディック: セクション3
2005年 ヒューイット: セクション2
2004年 コリア: セクション2
2003年 フェレロ:セクション3
変更になったドローのポジション
ナダル(1)のポジションにデルポトロ(5)が入る
デルポトロ(5)のポジションにブレイク(17)が入る
ブレイク(17)のポジションにキーファー(33)が入る
キーファー(33)のポジションにラッキールーザーのアルベス(ランキング120位)が入る
シード33の意味
GSのシード選手は32までですが、キーファーのシードが33となっています。これはナダルの欠場でシード選手が一人欠けてしまったために追加となり、次にランキングの高いキーファーに33が与えられました。
ラッキールーザーがエントリー
ドローの発表後から試合が始まるまでの間に、選手が欠場になった場合、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手がラッキールーザーとなります。今回は最終戦に負けた16選手のうち、ランキング120位のThiago Alvesがラッキールーザー(LL)となってエントリーを果たしました。
シード選手32人の配分はどのように?
各セクションごとに8人のシード選手が配分されます。セクションが4つありますので、シードのついた選手は32人となります。もしシード選手全員が2回戦を勝てば、3回戦の対戦予想は以下のようになります。
セクション1
ナダルのかわりにデルポトロがシード1のポジションに入りました。デルポは芝の経験が浅く、ロディックの決勝進出の可能性が高くなってきました。その他に注目したい選手はイーストボーンで優勝したツルスノフ。ダヴィデンコは足のケガの回復次第。
デルポトロ(5)・・・元ナダル(1)
ツルスノフ(25)
ステパネック(23)
フェレール(16)
ダヴィデンコ(12)
バーディッチ(20)
メルツァー(26)
ロディック(6)
セクション2
ナダルの欠場で最も有利になったのはマレー。ナダルがトップハーフから抜け、ブレイクがセクション3に移ったことで、決勝が現実化してきました。
「僕はハードコートが一番得意だけれど、ウィンブルドンで優勝できるチャンスはあると思う。 多くの選手が芝が苦手だからね。」マレーの課題は、イギリス国民悲願のプレッシャーをいかにハンドルできるか。
ドローの変動は、キーファーがブレイクのポジションに入り、またキーファーのポジションにラッキールーザーのアルベスが入っています。
マレー(3)
トロイッキ(30)
ヴァヴリンカ(19)
サフィン(14)
ゴンザレス(10)
キーファー(33)・・・元ブレイク(17)
ハネスク(31)
シモン(8)
アルベス(ラッキールーザー)・・・元キーファーのポジションに入り、パヴェルと対戦
セクション3
デルポトロが抜けてジョコヴィッチが有利に? デルポの代わりに入ったブレイクのプレースタイルが芝に合っているので、不利になったという声もあり。
ブレイク(17)・・・元デルポトロ(5)
アンドレエーヴ(29)
ハース(24)
チリッチ(11)
ロブレド(15)
シュトラー(18)
フィッシュ(28)
ジョコヴィッチ(4)
セクション4
ドローに変動はありませんが、べルダスコ、ツォンガ、カーロヴィッチ、ソダリングと強者がいてフェデラーにとってはタフなドロー。
マレーはウィンブルドンでは最も大きな脅威ですか?との質問に、フェデラーは「No」と答えました。ナダルのいない今回はジョコヴィッチが最も脅威だとか。その次にマレー、その他にデルポトロ、ツォンガ、ゴンザレス、ソダリングなども油断できない。それに腕をあげたロディックも破るのがむずかしい。フェデラーは優勝するむずかしさを語っています。
べルダスコ(7)
モンタネス(32)
カーロヴィッチ(22)
ツォンガ(9)
ソダリング(13)
ロペス(21)
コールシュライバー(27)
フェデラー(2)
(追記)
私の予想は準決勝はマレーvsロディック、フェデラーvsジョコヴィッチ。決勝はマレーvsフェデラー。皆さんの予想はいかがですか?
ではナダルの欠場でドローにどのような変更があったのか?
新しいドローが選手たちに与える影響は?
オリジナルのドローと新しいドローを比べながら、男子のドローのシステムと影響について述べてみたいと思います。
まずウィンブルドンのドローのサイトを開いてください。
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ms/r1s1.html
1回戦 First Round
本戦エントリーは全員で128選手です。First Roundでは128人が上からセクション1・2・3・4の4つのグループに分けられ、1セクションが32人で構成されています。
トップハーフとボトムハーフ
ドローの上半分のセクション1と2をトップハーフ、下半分のセクション3と4をボトムハーフとよびます。トップハーフはシード1の選手が、ボトムハーフはシード2の選手が代表するかたちになります。
シード1とシード2のポジションは毎年同じ
セクションごとにトップシードの選手4人がまず配分されます。ポジションが変わらないのは、シード1(セクション1でドローの最上段)とシード2(セクション4で最下段)です。ですから今年はナダルがトップに、フェデラーがボトムに配されていました。しかしシード3とシード4はどのセクションに配分されるのかは、毎年くじびきで決められているようで年によって違います。
シード3のポジションの重要性
シード3の選手がセクション2にいくのか、セクション3にいくのかによって、決勝の顔ぶれが違ってきますので、シード3のポジションは大変重要な意味をもちます。
過去のシード3のポジション
2009年 マレー: セクション2
2008年 ジョコヴィッチ: セクション2
2007年 ロディック: セクション2
2006年 ロディック: セクション3
2005年 ヒューイット: セクション2
2004年 コリア: セクション2
2003年 フェレロ:セクション3
変更になったドローのポジション
ナダル(1)のポジションにデルポトロ(5)が入る
デルポトロ(5)のポジションにブレイク(17)が入る
ブレイク(17)のポジションにキーファー(33)が入る
キーファー(33)のポジションにラッキールーザーのアルベス(ランキング120位)が入る
シード33の意味
GSのシード選手は32までですが、キーファーのシードが33となっています。これはナダルの欠場でシード選手が一人欠けてしまったために追加となり、次にランキングの高いキーファーに33が与えられました。
ラッキールーザーがエントリー
ドローの発表後から試合が始まるまでの間に、選手が欠場になった場合、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手がラッキールーザーとなります。今回は最終戦に負けた16選手のうち、ランキング120位のThiago Alvesがラッキールーザー(LL)となってエントリーを果たしました。
シード選手32人の配分はどのように?
各セクションごとに8人のシード選手が配分されます。セクションが4つありますので、シードのついた選手は32人となります。もしシード選手全員が2回戦を勝てば、3回戦の対戦予想は以下のようになります。
セクション1
ナダルのかわりにデルポトロがシード1のポジションに入りました。デルポは芝の経験が浅く、ロディックの決勝進出の可能性が高くなってきました。その他に注目したい選手はイーストボーンで優勝したツルスノフ。ダヴィデンコは足のケガの回復次第。
デルポトロ(5)・・・元ナダル(1)
ツルスノフ(25)
ステパネック(23)
フェレール(16)
ダヴィデンコ(12)
バーディッチ(20)
メルツァー(26)
ロディック(6)
セクション2
ナダルの欠場で最も有利になったのはマレー。ナダルがトップハーフから抜け、ブレイクがセクション3に移ったことで、決勝が現実化してきました。
「僕はハードコートが一番得意だけれど、ウィンブルドンで優勝できるチャンスはあると思う。 多くの選手が芝が苦手だからね。」マレーの課題は、イギリス国民悲願のプレッシャーをいかにハンドルできるか。
ドローの変動は、キーファーがブレイクのポジションに入り、またキーファーのポジションにラッキールーザーのアルベスが入っています。
マレー(3)
トロイッキ(30)
ヴァヴリンカ(19)
サフィン(14)
ゴンザレス(10)
キーファー(33)・・・元ブレイク(17)
ハネスク(31)
シモン(8)
アルベス(ラッキールーザー)・・・元キーファーのポジションに入り、パヴェルと対戦
セクション3
デルポトロが抜けてジョコヴィッチが有利に? デルポの代わりに入ったブレイクのプレースタイルが芝に合っているので、不利になったという声もあり。
ブレイク(17)・・・元デルポトロ(5)
アンドレエーヴ(29)
ハース(24)
チリッチ(11)
ロブレド(15)
シュトラー(18)
フィッシュ(28)
ジョコヴィッチ(4)
セクション4
ドローに変動はありませんが、べルダスコ、ツォンガ、カーロヴィッチ、ソダリングと強者がいてフェデラーにとってはタフなドロー。
マレーはウィンブルドンでは最も大きな脅威ですか?との質問に、フェデラーは「No」と答えました。ナダルのいない今回はジョコヴィッチが最も脅威だとか。その次にマレー、その他にデルポトロ、ツォンガ、ゴンザレス、ソダリングなども油断できない。それに腕をあげたロディックも破るのがむずかしい。フェデラーは優勝するむずかしさを語っています。
べルダスコ(7)
モンタネス(32)
カーロヴィッチ(22)
ツォンガ(9)
ソダリング(13)
ロペス(21)
コールシュライバー(27)
フェデラー(2)
(追記)
私の予想は準決勝はマレーvsロディック、フェデラーvsジョコヴィッチ。決勝はマレーvsフェデラー。皆さんの予想はいかがですか?
2009年06月20日
ナダルがウィンブルドン欠場
ナダルのウィンブルドン欠場は世界に大きなショックを与えました。
「ウィンブルドンでプレーをしないという決断は、キャリアの中で最もむずかしい決断の一つだった。でもシチュエーションがこの決断を少したやすくしてくれた。ぼくにはこうするしかオプションがなかった。100%でない状態で戦うことはできないのだから。」
膝を試すためにナダルはハーリングトンクラブで木・金の二日間エグジビションを行いましたが、結果は思ったより悪く、ヒューイットに6-4, 6-3で負け、ヴァヴリンカに4-6, 7-6(6), 10-3で敗退してしまいました。
「今の僕はベストではないから、そんなにひどく落ちこんではいないよ。ウィンブルドンのようなトーナメントに出場するときは、勝ちたいからね。今の僕はウィンブルドンに出るには十分でないのだから。」
選手の怪我が年々ふえて選手の欠場が増加しているように思います。ATPの過酷なスケジュールは、いつも見直しが叫ばれながら、改善されるどころかますますトーナメントが増えていく現状です。選手は疲れています。ナダルのような歴史に残る未来の伝説選手たちを短命にしてしまう過密スケジュールに対して、参加義務を軽減するなどのルールの改正はいつ行われるのか? また選手側も、きびしい健康管理の再チェックを行い、怪我の予防に最善を尽くす時期にきているとおもいます。
ナダルは昨年も後半は疲労困憊。酷使でボロボロになってしまった膝によって、ナダルは上海のマスターズカップ、そしてデ杯の優勝決定戦を断念せざるをえませんでした。今年は特に全豪優勝以来、ほとんど勝ちこしてきているナダルには心身を休める期間がありませんでした。全仏の敗退、ウィンブルドン欠場という最悪な事態を起こす兆しはすでに忍び寄ってきていたのです。
いかにナダルが肉体と精神を酷使してきたか!この半年でナダルは11トーナメントに出て51試合も戦っています。
ナダル2009年の試合総数:51試合
1月5日 ドーハ:3試合(QF)
1月19日 全豪:7試合(優勝)
2月9日 ロッテルダム:5試合(決勝)
3月6日 デ杯(対セルビア):2試合
3月12日 インディアンウェルズ:6試合(優勝)
3月25日 マイアミ:4試合(QF)
4月12日 モンテカルロ:5試合(優勝)
4月20日 バルセロナ:5試合(優勝)
4月27日 ローマ:5試合(優勝)
5月10日 マドリッド:5試合(決勝)
5月25日 全仏:4試合(R16)
ではNo.2のフェデラーと比較してみましょう。フェデラーはデ杯、ロッテルダム、バルセロナをスキップして8トーナメントで39試合です。
フェデラー2009年の試合総数:39試合
1月5日 ドーハ:4試合(準決勝)
1月19日 全豪:7試合(決勝)
3月12日 インディアンウェルズ:5試合(準決勝)
3月25日 マイアミ:5試合(準決勝)
4月12日 モンテカルロ:2試合(R16)
4月27日 ローマ:4試合(準決勝)
5月10日 マドリッド:5試合(優勝)
5月25日 全仏:7試合(優勝)
ナダルはフェデラーよりも12試合も多く戦っています。特にクレーシーズンでは、モンテカルロ、バルセロナ、ローマが連続して毎週開かれたため、いずれも優勝してしまったナダルは全く休みをとれず、3週間に15試合をこなさなければならなかったのです。こんな無茶苦茶なスケジュールではロボットでない限り、ダメージがあって当然です。
ナダルはスペインのヒーローであるがために、バルセロナとマドリッドは欠場するわけにはいかなかったのでしょうが、これは明らかに心身のメンテナンスを軽視した無茶な行為でした。スペイン人も事情を話せば理解してくれたはず。若いナダルは自分の体を過信していたと思います。
ソダリングが全仏のナダル戦でみせたパワーテニスが、これからのテニスを象徴していると書きました。ラケット、ストリング、選手の体格などの進化によって、球はますます速く、ますますスピンが増し、ますますパワーがアップしていく明日のテニスを見せつけられました。このままでは体がもたない。もう人間の限界を超してしまうゲーム展開に興奮はするものの、選手生命が若年で終わってしまうスポーツは発展しないとおもいます。
ではいかにすれば選手生命を長く引き延ばすことができるのか?
ジョン・マッケンローが長年にわたってボールを大きくしろ、と叫んできましたが、大きくすることによって、ボールの速度とパワーを落とすことができるので、これも一案だと思います。
あとはコートサーフェスです。ハードコートは体への負担が大きく、膝をすぐ痛めてしまいます。私のプレーしているコロンビア大学のサーフェスはハードですが、クッションが少し入っていてとても足にやさしいのです。特にアメリカは固いハードですので、サーフェスをかえることによって選手の足への負担は軽減されると思います。
ルールを改正する、ボールのサイズを変える、サーフェスを変える、その他にもいろんなアイデアがあると思います。ナダルのこの悲しい決断を無駄にしないためにも、テニス界は真剣に(テニスファンも)選手のウェルネスに取り組んでいかなければないと思います。
「ウィンブルドンでプレーをしないという決断は、キャリアの中で最もむずかしい決断の一つだった。でもシチュエーションがこの決断を少したやすくしてくれた。ぼくにはこうするしかオプションがなかった。100%でない状態で戦うことはできないのだから。」
膝を試すためにナダルはハーリングトンクラブで木・金の二日間エグジビションを行いましたが、結果は思ったより悪く、ヒューイットに6-4, 6-3で負け、ヴァヴリンカに4-6, 7-6(6), 10-3で敗退してしまいました。
「今の僕はベストではないから、そんなにひどく落ちこんではいないよ。ウィンブルドンのようなトーナメントに出場するときは、勝ちたいからね。今の僕はウィンブルドンに出るには十分でないのだから。」
選手の怪我が年々ふえて選手の欠場が増加しているように思います。ATPの過酷なスケジュールは、いつも見直しが叫ばれながら、改善されるどころかますますトーナメントが増えていく現状です。選手は疲れています。ナダルのような歴史に残る未来の伝説選手たちを短命にしてしまう過密スケジュールに対して、参加義務を軽減するなどのルールの改正はいつ行われるのか? また選手側も、きびしい健康管理の再チェックを行い、怪我の予防に最善を尽くす時期にきているとおもいます。
ナダルは昨年も後半は疲労困憊。酷使でボロボロになってしまった膝によって、ナダルは上海のマスターズカップ、そしてデ杯の優勝決定戦を断念せざるをえませんでした。今年は特に全豪優勝以来、ほとんど勝ちこしてきているナダルには心身を休める期間がありませんでした。全仏の敗退、ウィンブルドン欠場という最悪な事態を起こす兆しはすでに忍び寄ってきていたのです。
いかにナダルが肉体と精神を酷使してきたか!この半年でナダルは11トーナメントに出て51試合も戦っています。
ナダル2009年の試合総数:51試合
1月5日 ドーハ:3試合(QF)
1月19日 全豪:7試合(優勝)
2月9日 ロッテルダム:5試合(決勝)
3月6日 デ杯(対セルビア):2試合
3月12日 インディアンウェルズ:6試合(優勝)
3月25日 マイアミ:4試合(QF)
4月12日 モンテカルロ:5試合(優勝)
4月20日 バルセロナ:5試合(優勝)
4月27日 ローマ:5試合(優勝)
5月10日 マドリッド:5試合(決勝)
5月25日 全仏:4試合(R16)
ではNo.2のフェデラーと比較してみましょう。フェデラーはデ杯、ロッテルダム、バルセロナをスキップして8トーナメントで39試合です。
フェデラー2009年の試合総数:39試合
1月5日 ドーハ:4試合(準決勝)
1月19日 全豪:7試合(決勝)
3月12日 インディアンウェルズ:5試合(準決勝)
3月25日 マイアミ:5試合(準決勝)
4月12日 モンテカルロ:2試合(R16)
4月27日 ローマ:4試合(準決勝)
5月10日 マドリッド:5試合(優勝)
5月25日 全仏:7試合(優勝)
ナダルはフェデラーよりも12試合も多く戦っています。特にクレーシーズンでは、モンテカルロ、バルセロナ、ローマが連続して毎週開かれたため、いずれも優勝してしまったナダルは全く休みをとれず、3週間に15試合をこなさなければならなかったのです。こんな無茶苦茶なスケジュールではロボットでない限り、ダメージがあって当然です。
ナダルはスペインのヒーローであるがために、バルセロナとマドリッドは欠場するわけにはいかなかったのでしょうが、これは明らかに心身のメンテナンスを軽視した無茶な行為でした。スペイン人も事情を話せば理解してくれたはず。若いナダルは自分の体を過信していたと思います。
ソダリングが全仏のナダル戦でみせたパワーテニスが、これからのテニスを象徴していると書きました。ラケット、ストリング、選手の体格などの進化によって、球はますます速く、ますますスピンが増し、ますますパワーがアップしていく明日のテニスを見せつけられました。このままでは体がもたない。もう人間の限界を超してしまうゲーム展開に興奮はするものの、選手生命が若年で終わってしまうスポーツは発展しないとおもいます。
ではいかにすれば選手生命を長く引き延ばすことができるのか?
ジョン・マッケンローが長年にわたってボールを大きくしろ、と叫んできましたが、大きくすることによって、ボールの速度とパワーを落とすことができるので、これも一案だと思います。
あとはコートサーフェスです。ハードコートは体への負担が大きく、膝をすぐ痛めてしまいます。私のプレーしているコロンビア大学のサーフェスはハードですが、クッションが少し入っていてとても足にやさしいのです。特にアメリカは固いハードですので、サーフェスをかえることによって選手の足への負担は軽減されると思います。
ルールを改正する、ボールのサイズを変える、サーフェスを変える、その他にもいろんなアイデアがあると思います。ナダルのこの悲しい決断を無駄にしないためにも、テニス界は真剣に(テニスファンも)選手のウェルネスに取り組んでいかなければないと思います。
2009年06月19日
ナダルの決断迫る
ロンドンのハーリングトンクラブで18日に行われた対ヒューイット戦は、ナダルの膝の調子をみるためのテスト試合でもありましたが、6-4 6-3で負けてしまいました。
以下はニュースソースのロイターの記事を要約したものです。
http://eurosport.yahoo.com/18062009/58/wimbledon-nadal-loss-increases-wimbledon-doubts.html
・・・・・・・・・・・・・
芝のサーフェスでの練習試合もなくエグジビションに出たナダルは、膝にテープを巻かずに好調のようにみえた。
第1ゲームはナダルのサーヴィスゲームで、4回のデュースがあったが、膝を低く曲げてローヴォレーのウィナーをとったり、17の長いラリーでコート中を走り回る姿は、それほど膝に問題があるようにみえなかった。
しかし試合が進んでいくにつれてナダルキャンプの表情が厳しくなってきた。第2セットに入ると、「もっと膝を曲げろ」と言いたげなトニーコーチ。「分かっているけどできないんだ」とナダル。そんな二人の会話が聞こえてくるようだった。
1時間20分後に試合は終わったが、昨年あの5セットマッチで世界一のフェデラーを倒した同じ人物とは思えない疲れた表情がナダルにはあった。
マティナ・ナヴラティロヴァが最近のインターヴューで、「ラファは肉体的にも精神的にもバーンアウトしてしまったのよ。コートでの彼は今までのようにハッピーにみえないもの。」ときびしいコメントを残している。
ナダルがこのエグジビションで笑ったのは、選手の紹介のときにアナウンサーの「ナダルのスピンは1分間に3200回転もするんだそうです」のコメントのときだけだった。
・・・・・・・・・・・・・
この記事を読んで気になるのは、ナヴラティロヴァのバーンアウトのコメントです。確かに私たちも元気のないラファが気になっています。
「ラファは膝を曲げるのがむずかしくまだ治療が完全でないみたいだ。」とトニーコーチが試合後に述べていますが、明日19日にもう一度ヴァヴリンカとの試合をやり、その直後に記者会見をしてウィンブルドンに出場するかどうか決定します。
しかし19日のドロー発表は午前の10時からです。ということは、ナダルがもし欠場となると、このドローはどういうことになるのでしょう? ドローが決まった後ですので、ラッキールーザーがくるのでしょうか?(ラッキールーザーとは、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手)
それにしても、シード1の選手が抜けてしまうとこのドローはずいぶんと不公平なものになってしまいますね。ドロー直後に欠場が許されるのは、ナダルが特別待遇されているからなんでしょうか? ミステリーです。
フェデラーが「ラファがウィンブルドンに出られないなんて、考えただけでも恐ろしいことだよ」とコメントしていましたが、でも今無理をして手術という悪い結果を招くよりも、ラファの姿が観れないのは悲しいですが、ここはじっくりと心と体を休めてほしいと思います。ナヴラティロヴァがはっきりとバーンアウトと指摘していますが、体は自然に治癒するでしょうが、心の回復は時間がかかります。体は手術を施せますが、心に手術をすることはできません。
家族と一緒にいるのが一番と言っているラファは、マヨルカ島にいてもカメラマンに絶えず追いかけられる自由のない世界。ゆっくりと休養もできない現状で本当にかわいそうです。
もし明日のヴァヴリンカとの試合に勝って、ウィンブルドン出場を決めたとしても、私は素直に喜べません。
ウィンブルドンで拳を固く握りしめて叫ぶあのVamos!が聞けなくなるのは実に寂しいですが、ラファの選手生命を短縮させてしまうような決断だけは止めてほしいと願っています。
以下はニュースソースのロイターの記事を要約したものです。
http://eurosport.yahoo.com/18062009/58/wimbledon-nadal-loss-increases-wimbledon-doubts.html
・・・・・・・・・・・・・
芝のサーフェスでの練習試合もなくエグジビションに出たナダルは、膝にテープを巻かずに好調のようにみえた。
第1ゲームはナダルのサーヴィスゲームで、4回のデュースがあったが、膝を低く曲げてローヴォレーのウィナーをとったり、17の長いラリーでコート中を走り回る姿は、それほど膝に問題があるようにみえなかった。
しかし試合が進んでいくにつれてナダルキャンプの表情が厳しくなってきた。第2セットに入ると、「もっと膝を曲げろ」と言いたげなトニーコーチ。「分かっているけどできないんだ」とナダル。そんな二人の会話が聞こえてくるようだった。
1時間20分後に試合は終わったが、昨年あの5セットマッチで世界一のフェデラーを倒した同じ人物とは思えない疲れた表情がナダルにはあった。
マティナ・ナヴラティロヴァが最近のインターヴューで、「ラファは肉体的にも精神的にもバーンアウトしてしまったのよ。コートでの彼は今までのようにハッピーにみえないもの。」ときびしいコメントを残している。
ナダルがこのエグジビションで笑ったのは、選手の紹介のときにアナウンサーの「ナダルのスピンは1分間に3200回転もするんだそうです」のコメントのときだけだった。
・・・・・・・・・・・・・
この記事を読んで気になるのは、ナヴラティロヴァのバーンアウトのコメントです。確かに私たちも元気のないラファが気になっています。
「ラファは膝を曲げるのがむずかしくまだ治療が完全でないみたいだ。」とトニーコーチが試合後に述べていますが、明日19日にもう一度ヴァヴリンカとの試合をやり、その直後に記者会見をしてウィンブルドンに出場するかどうか決定します。
しかし19日のドロー発表は午前の10時からです。ということは、ナダルがもし欠場となると、このドローはどういうことになるのでしょう? ドローが決まった後ですので、ラッキールーザーがくるのでしょうか?(ラッキールーザーとは、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手)
それにしても、シード1の選手が抜けてしまうとこのドローはずいぶんと不公平なものになってしまいますね。ドロー直後に欠場が許されるのは、ナダルが特別待遇されているからなんでしょうか? ミステリーです。
フェデラーが「ラファがウィンブルドンに出られないなんて、考えただけでも恐ろしいことだよ」とコメントしていましたが、でも今無理をして手術という悪い結果を招くよりも、ラファの姿が観れないのは悲しいですが、ここはじっくりと心と体を休めてほしいと思います。ナヴラティロヴァがはっきりとバーンアウトと指摘していますが、体は自然に治癒するでしょうが、心の回復は時間がかかります。体は手術を施せますが、心に手術をすることはできません。
家族と一緒にいるのが一番と言っているラファは、マヨルカ島にいてもカメラマンに絶えず追いかけられる自由のない世界。ゆっくりと休養もできない現状で本当にかわいそうです。
もし明日のヴァヴリンカとの試合に勝って、ウィンブルドン出場を決めたとしても、私は素直に喜べません。
ウィンブルドンで拳を固く握りしめて叫ぶあのVamos!が聞けなくなるのは実に寂しいですが、ラファの選手生命を短縮させてしまうような決断だけは止めてほしいと願っています。
Take it easy, Rafa
2009年06月18日
ドリーム・ダブルスペア:アガシ夫妻
新しい屋根のついたウィンブルドンのセンターコートで、屋根試しとして先月エグジビションが行われました。一度は観てみたかったアガシ&グラフのドリームペアのテニスです。対戦相手はヘンマン&クライスターズ。
アガシは幸せ一杯でちょっと太り気味。
グラフは体型変わらず動きも腕前もお見事!
ヘンマンは口元がチクチクしてるけど?
クライスターズのあの看板スプリットを観たかった。
ともかくも A picture is worth a thousand words
アガシ夫妻の熱々ぶりをご覧ください。
Twitterニュースより:
【ドロー発表をライヴで聞く】
日本時間19日午後5時にドローが始まります。NYは午前4時なので起きれるかどうかわかりませんが、このドローの様子がライヴで聞けますので、ウィンブルドンのHPのRadio Wimbledonをクリックしてください。
http://www.wimbledon.org/en_GB/interactive/radio/index.html?promo=st_promo
アガシは幸せ一杯でちょっと太り気味。
グラフは体型変わらず動きも腕前もお見事!
ヘンマンは口元がチクチクしてるけど?
クライスターズのあの看板スプリットを観たかった。
ともかくも A picture is worth a thousand words
アガシ夫妻の熱々ぶりをご覧ください。
いよいよこの屋根の下でウィンブルドンが始まります!
Twitterニュースより:
【ドロー発表をライヴで聞く】
日本時間19日午後5時にドローが始まります。NYは午前4時なので起きれるかどうかわかりませんが、このドローの様子がライヴで聞けますので、ウィンブルドンのHPのRadio Wimbledonをクリックしてください。
http://www.wimbledon.org/en_GB/interactive/radio/index.html?promo=st_promo









