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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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アガシのドラッグ使用の告白の真意?

アガシの爆弾発言のニュースが、嵐のように世界を駆け巡った二日間でした。ニューヨークタイムズでは関連記事を7回も掲載。イギリスのメジャーな新聞は最低4回。ドイツやフランスのメディアも数回掲載するというインテンシヴな報道ぶりからも、いかに世界が彼の発言にショックを受けているかが分かります。

11月9日に新しく発行される自伝『OPEN』のPRのために、アガシはPeople MagazineとTimesのインタービューを受け、ドラッグを使用していたことを告白しました。しかも1997年のドラッグテストにひっかかり、偽りの事情説明をしてATPの処分から逃れた事実も暴露したのですから、テニス界は大騒ぎとなってしまいました。

マッケンローも過去、自伝「You Cannot Be Serious」でコケインなどのドラッグを使用したことを告白していますが、前妻の女優テイタム・オニールはドラッグの常習者として知られていましたし、彼自身の性格からも想像できないことではないので、出版当時はほとんど問題にもなりませんでした。

しかし今のアガシには悪童から改心して、チャリティー活動に生涯を捧げ、家族を愛する聖者のようなイメージがありますので、まさか!あのアガシが!なのです。

有名人の自伝には、成功物語と暴露物語の二つに分かれるようですが、昨年のサンプラスの『 A Champion's Mind』はスタンダードな成功物語で、苦難な道をへて勝ち得たチャンピオンの栄光の話となっています。

しかしあと10日間で発売されるアガシの自伝は、a tell-all book で、危険なドラッグとして知られるクリスタル・メタンフェタミン Crystal Methamphetamineを使用していたことや、嘘の説明で出場停止処分を免れたことなどが告白されているため、アガシはローモデルとして最も尊敬されるアスリートの一人だけに、コケインよりも中毒性の強い興奮剤を使用していたという告白は世界に大きな動揺を与えました。

アガシに関するいろんな記事を読みましたが、自伝をまだ読んでいないので多くの疑問が残ります。

最も大きな疑問は彼の告白の理由です。「なぜ12年も経った今になって過去の秘密を告白しなければならないのか?」

この告白によって、アガシは計り知れない大きなダメージや損失を受ける危険性があるのに、なぜ?

まず最初に考えられる理由は金銭的な動機です。
本を売るため?

彼は確かにミリオネアーですが、Andre Agassi College Preparatory Academy (幼稚園から高校まであり生徒数は約600名)のために資金が必要なことは確かです。恵まれない子供たちを大学に送ることを目的にアガシが創設したこの学校は、チャータースクールと呼ばれた半公立学校で、資金の半分は州から援助を受けていますが、残りの半分はアガシの責任で経営していかなければなりません。

年間生徒一人にかかる費用は約130万円で、アガシの個人負担は年間4億円にものぼり、引退してしまった彼は、ファンドレイジングやコマーシャルなどの収益から捻出しなければならず、経済的な負担は相当なものであると想像されます。

しかし「今だから話そう・・・」の激告白は、センセーショナルなインパクトはありますが、アガシのイメージを傷つけ、寄付をしてくれるサポーターやスポンサーを失ってしまう可能性もあります。ですから金銭だけの目的で、この自伝を書くにはリスクがあまりにも大きすぎるような気がします。

伝説のアスリート、栄光のヒーロー、ヒューマニタリアンのリーダーとして今まで築き上げてきたアガシの名声が、大きく傷つくかもしれない危険を敢えて侵してまで自伝の出版に踏み切ったアガシには、アガシがそうしなければ前進していけない理由があったのだと思います。

次回は醜い過去の汚点も含めて、すべて洗いざらい告白しなければならなかったアガシの真意に迫ってみたいと思います。


投稿者 Tennisnakama  05:49 | コメント(0)| トラックバック(0)

トップ30のランキングの仕組み

いよいよ2009年のシーズンも終わりに近づきました。11月は2日のバーゼルとバレンシアの2大会と、8日のパリマスターズのみとなり寂しくなります。

最後に11月22日のベスト8の選手で行われるロンドンのBarklays ATP World Tour Finals(通称マスターズカップ)で2009年シーズンの幕を閉じますが、このマスターズカップも実はベスト8の選手でない場合もあったり、いろいろまだ私たちがよく知らないことが多くあるようです。

知られてない言葉に、ゼロポインターという言葉があります。今日はゼロポインターを説明しようと思っていましたが、ランキングの仕組みが分かっていないとこの言葉の意味も理解できにくいので、まず今日は簡単にランキングの仕組みとともに説明したいと思います。今年からルールが改正になり、ここではトップ30の選手のためのルールとランキングシステムのおさらいをしてみたいと思います。

なぜトップ30に特別なルールが?

トップ30の定義は前年度の11月30日のランキングが基準となります。ATPワールドツアー250以上のトーナメントは32選手以上のフォーマットで編成されています。ですからトップ30の選手は、メジャーなトーナメントにはディレクト・アクセプタンスDirect Acceptanceとなり、自動的に出場権利が与えられることになります。トーナメント主催者はできるだけトップの選手に参加をしてもらい大会を盛り上げる必要があります。そこでトップ30の選手の参加を促すために、以下のようなルールがもうけられています。

トップ30のトーナメント出場義務
トップ30の選手は、マスターズカップ(出場資格のある選手のみ)、4つのグランドスラム、モンテカルロを除くすべての8つのマスターズに出場する義務があります。怪我、病気、特別な理由がない限り棄権すればペナルティーの対象になります。

トップ30のランキング・ポイント計算
ランキングは以下の5つのカテゴリーに分けられたトーナメントのポイント数の合計で決まります。加算対象Countable tournamentsになるのは、最高19のトーナメントで内訳は以下のようになります。

分かりやすいように、フェデラーのATP Rankings Breakdownを掲載しました。
http://www.atpworldtour.com/Tennis/Players/Top-Players/Roger-Federer.aspx?t=rb

フェデラーポイント



ナダルと比較しながら新しく改正になったランキング・ポイント計算を説明したいと思います。今週(10月26日付け)のフェデラーのポイントは10,305、ナダルは9,095となっています。以下がフェデラーナダルのポイントの内訳です。

マスターズカップ正式名:Barclays ATP World Tour Finals
出場資格がある選手のみに適用されます。

Federer:200ポイント
昨年の上海マスターズカップの得点は200です。

Nadal:0ポイント
ナダルは欠場しましたのでポイントはありません。

グランドスラム
すべてのGSに出場しなければならず、棄権すればゼロポインターとなります。(0ポイントが加算されること)

Federer:6400ポイント
フェデラーは全仏とウィンブルドンを優勝していますので、それぞれ2000ポイント。USオープンと全豪は準優勝なのでそれぞれ1200ポイントで合計6400ポイントとなります。

Nadal:2900ポイント
ナダルは全豪で優勝していますので2000ポイント。全仏はR16でソダーリングに負けて180ポイント。しかし膝の故障でウィンブルドンを欠場しましたので0のゼロポインターとなってしまっています。最後のUSオープンはSFでデルポトロに敗退して720ポイント。ナダルのGSの合計は2900ポイントとなります。フェデラーが6400ポイントですので、いかにフェデラーがGSに強いかを物語っています。

マスターズ
トップ30選手はモンテカルロを除く8つのすべてのマスターズに出場しなければなりません。怪我や病気でも関係なく、欠場すれば0となります。

Federer:3600ポイント
シンシナティ、マドリッドで優勝したフェデラーの合計は3600ポイント。しかしフェデラーは上海をスキップしましたので、上海はゼロポインターです。(表参照)

Nadal:5170ポイント
インディアンウェルズ、モンテカルロ、ローマで3優勝したナダルは5170ポイントとなり、マスターズにナダルの強さが現れています。

ツアー500
優勝者に500ポイントが与えられるため、今年からATP World Tour 500と改名されたトーナメントで、ジャパンオープンはこのカテゴリーに属します。全部で11のトーナメントがありますが、この中で最多ポイント数の4つの大会がランキングのポイントとして加算されることになります。

ツアー500の特別ルール
さあ、ここからややこしくなってきますので、コーヒーでも飲んで一休みです。

US Open以後のトーナメントは、選手の疲労度やモチベーションの関係で参加者が減少する傾向にあります。これをふせぐために、ランキングに加算される4つのツアー500のトーナメントの中に、US Open以降の大会を最低1大会含むことが条件となっています。このルールのおかげでジャパンオープンや北京オープンは、トッププロの参加者をある程度確保することができ嬉しいルールとなっています。

またデ杯やマスターズのモンテカルロも、4つのツアー500のカテゴリーに入れることができます。しかしこのデ杯はワールドグループもしくはワールドグループのプレーオフの試合のみに適用されます。

Federer:15ポイント
フェデラーは東京、ワシントン、デ杯の3大会がこの500のカテゴリー入っています。東京とワシントンを棄権しましたので、この二つの大会はゼロポインターとなっています。(表参照)フェデラーはモンテカルロに出場していますので、この大会が500の一つに数えられることになり、これで4大会となります。

しかしここでゼロポインターについて異なった情報が飛び交っていて、ちょっと混乱しています。

「ゼロポインターとはペナルティなので、一度受けるとこのカテゴリーから消えることがない」という情報と、「ベターな大会のポイントにとってかわる」という情報です。

フェデラーがバーゼルの後、東京とワシントンが依然としてゼロポインターとして残っているかどうか? 残っていればゼロポインターとはかなり厳しいペナルティーであることが分かります。

Nadal:980ポイント
今までのところバルセロナ(500)、ロッテルダム(300)、上海(180)の合計980ポイントがナダルのツアー500の得点として加算されています。彼はモンテカルロ(1000)に出ていますので、すでにナダルは4大会の枠を満たしています。

しかしもし来週のバレンシアで上海より多いポイントをとることになれば、上海が消えてバレンシアのポイントが加算されます。

ホント疲れますね。この説明はペナルティーなどのルールを省略していますので、本当はもっともっと複雑なのです。(フーッ)

Best of Other Countable Tournaments
最後のカテゴリーはツアー250やチャレンジャーなどのトーナメントとなります。このカテゴリーからは2つの大会までがポイント数に加算することが許されます。

Federer:90ポイント
ツアー250のドーハのSFで90ポイントを取得。

Nadal:45ポイント
ツアー250のドーハのQFで45ポイントを取得。

さあ、これで新しいランキングの仕組みのおおまかな内容はわかりました。次はロンドンのマスターズカップに採用されるもう一つのランキングシステム、Year-to-dateのランキングについて説明したいと思います。



投稿者 Tennisnakama  01:46 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーの600試合の特典とは?

今日はマスターズシリーズについてなぞなぞです。上海マスターズを欠場してしまったフェデラーとマリーですが、「フェデラーに与えられて、マリーには与えられないものはなんでしょうか?」

答えは全額のボーナスです。「フェデラーは全額のボーナスが与えられますが、マリーは半額しか与えられないのです。」ではどうしてこのような差がつくのでしょうか?ここでマスターズのボーナスについて説明したいと思います。

ATPでは今年からルールの全面的改善を行いましたが、その一つにマスターズのボーナスシステムがあります。トップ30選手には8つのマスターズに出場する義務がありますが、このボーナスは皆勤賞のようなもので、全部出場した選手に与えられる報酬システムです。しかし1回欠場すればボーナス金は半額され、2回以上欠場すればボーナス無しとなります。(マスターズは全部で9つありますが、モンテカルロは出場義務が免除されています。)

もし11月30日までランキングが変化がなく、全員が最後のマスターズのパリに出場した場合、トップ10の選手のボーナスは以下のようになります。

1位 $2,000,000 フェデラー(全額)
2位 $1,000,000 ナダル(全額)
3位 $625,000 ジョコヴィッチ(全額)
4位 $500,000 マリー(上海欠場で半額の$250,000)
5位 $400,000 デルポトロ(シンシナティ欠場で半額の$200,000)
6位 $325,000 ダヴィデンコ(インディアンウェルズとマイアミの欠場でボーナス無し)
7位 $275,000 ロディック(ローマ欠場で半額の$137,500)
8位 $225,000 ツォンガ(全額)
9位 $200,000 べルダスコ(全額)
10位 $175,000 ソダーリング(カナダ欠場で半額の$87,500)

フェデラーは2億円のボーナスです。すごいですね。本当なら上海をスキップしていますので、半額となり1億円を失っているところですが、全額の2億円のボーナスを受ける資格があるのです。その理由は600試合の条件をフェデラーが満たしているからです。

600試合の特典とは?
マスターズにはベテラン選手に与えられる3つの特典があります。以下の3条件のうち、どれか一つを満たせば、マスターズを1回欠場しても全額のボーナスがもらえるのです。

マスターズのボーナス・ルールとは?
(1)600以上の試合に出場していること(フェデラーは今までに829試合に出ています)
(2)12年以上選手活動を続けていること(フェデラーはまだ11年)
(3)31歳以上であること(フェデラーは28歳)

高くついたマリーの手首
残念ながら若いマリーは上記の3条件のどれも満たしませんので、1回マスターズを欠場するとボーナスが半額となります。今週4位に落ちてしまったマリーはこのままだと、ボーナス5000万円の半額2500万円となります。もしマリーに怪我がなければ・・・と仮定すると、上海も出場して3位のランキングもキープすることができたでしょうし、そうなるとボーナスは3位の全額となり、マリーはこの左手首の故障で約3700万円をもらい損なったことになります。

ナダルは膝や腹筋の故障がありましたが、マスターズは今のところすべて出場していますので、このまま順調にいけば、2位の1億円が入ってきます。

さてここで心配になってくるのは、600試合の特典をフェデラーが今後どのように生かして行くのか? つまり1回スキップしてもよいということになると、フェデラーは将来マスターズをスキップする可能性があります。

2009年のマスターズシリーズのスケジュールは以下の通りです
GSオーストラリアン・オープン 1月19日
インディアンウェルズ 3月12日
マイアミ 3月25日
モンテカルロ 4月12日(出場義務無し)
ローマ 4月27日
マドリッド 5月11日

GSフレンチ・オープン 5月24日
GSウィンブルドン 6月22日
モントリオール/トロント 8月8日
シンシナティ 8月16日

GSUS オープン 8月31日
上海 10月11日
パリ 11月8日


フェデラーが上海がスキップをする可能性が高い理由を書いてみました。tennisnakamaの分析ですので軽く読み流してください。

(1)GSの準備の必要なし
マスターズはGSの準備として重要な役割を果たしますが、US オープンも終わってしまった上海では、来年の全豪までGSはありません。

(2)ディフェンドするポイント無し
もし今年活躍して多くのポイントを得てしまっていると、そのポイントを来年は失ってしまいますので、来年は上海でポイント稼ぎをしなくてはなりません。しかしフェデラーの場合はポイント0ですのでそのプレッシャーはありません。

(3)怪我が多すぎる上海
4つのグランドスラムが終わってしまった10月、11月のトーナメントは、選手にとっては肉体を酷使する辛いシーズン最後の2ヶ月となります。事実今年の上海はすでに9人が試合中にリタイアしてしまうという残酷な結果となってしまいました。

(4)遠すぎる上海
アジアは遠く、過酷な時差と闘わねばなりません。しかも風俗習慣も違った異国では、赤ちゃんを連れた滞在は大きなチャレンジとなります。

(5)長い休暇がとれる
もしフェデラーがアジアをスキップすると、9月のデ杯の後11月のバーゼルまで1ヶ月余の休養がとれることになります。この時期に休養をとることは、フェデラーにとって健康な体を維持していくカギとなります。

という訳で上海をスキップする可能性が高いのですが、こうなると日本もスキップされてしまい、アジアのフェデラーファンにとっては辛い冬時代を迎えることになります。しかしフェデラーは毎年アジアを無視することはできないでしょうから、いつかは来てくれると思いますが、それにしてもベテランのトップ選手にとっては、アジアはますます遠い存在になってしまいそうです。

(注)この記事では1ドル=100円で換算しています

ATPのルールはATPのホームページに掲載されています。
http://www.atpworldtour.com/

投稿者 Tennisnakama  03:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニス選手の性教育

ストックホルム大会のセックススキャンダルは、どうやらグルビスがやっぱり黒のようです。彼は初戦でフェリシアーノ・ロペスと対戦しましたが、ブレークポイントをセーヴすることができずに、あっさりと2-6, 4-6で敗退してしまいました。

これはスキャンダルの後だけに、予想されていたことでしたが、グルビスは記者会見も一切断って姿を消してしまいました。

もし彼が無実だとすれば、記者会見で堂々と無実を述べるはず。逮捕されたもう一人は、どうやら18歳のヒッティングパートナーのDeivids Juksaと信じられています。

「マラト・サフィンとカルロス・モヤはATPきってのカサノヴァ。彼らのような経験豊かな選手たちが、トーナメントが始まる前に、血の気あふれる若手の選手を呼び出してアドヴァイスをしてあげるようなシステムがあればよいのに。」ユーモラスなコメントが紹介されていましたが、これはマジにグッドアイデアだと思います。
http://www.theglobeandmail.com/blogs/match-tough/gulbis-gets-caught-in-stockholm/article1332261/

巷でいろいろ騒がれているこのようなセックススキャンダルに、今後対応していくためにも、ATPは若い選手の性教育のプログラムを持つべきだという意見に賛成です。

ジュニアの頃から世界各地を転戦している若い選手にとって、性のアドヴァイスを大人から受ける機会はほとんどないと思います。個人スポーツのテニスでは、先輩の選手から学ぶ機会も少ないでしょう。ふっと冒険心が起きて不法だとしらずに面白がってやってみた。実際現金で買って性行為まで至っていないのですから、ちょっと行き過ぎた遊びで大やけどしてしまった、という感じがします。

選手の行動に目を光らせるのがコーチの役目でもあるわけですが、グルビスはグミをコーチに迎えてそれほど日が経っていません。コーチと性問題について語り合うのは照れくさいものですし、その点先輩だったら気軽に耳を傾けることができるかもしれません。

しかし代表的な色男、サフィンもモヤももう引退です。当分カサノヴァの後継者が現れる気配もないので、ここはATPにがんばってもらって、これから育っていく若い選手たちが心身ともに健全な選手生活がおくれるよう指導していってほしいと思います。(ATPポケットブックみたいな選手便利帳を作って、そこにワンポイント・アドヴァイスを記載する方法もよいかも。)


投稿者 Tennisnakama  05:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

アダムの新曲発売!

アダムの新曲、Time For Miraclesを聴きながら書いています。

正式に発表される前にYouTubeにリークされてしまった話題の新作映画『2012』のサウンドトラック『Time For Miracle』のミュージックビデオが、昨日アダムのmyspaceで紹介されました。YouTubeのビデオはコピーライトの関係で、削除されてしまったので、私のように見逃してしまったアダムファンにとっては、待望のミュージックビデオで期待以上の出来でした。おかげでまたすっかりアダム熱が再発してしまいました。

この『タイム・フォー・ミラクルTime For Miracle』は、アメリカン・アイドルで一躍世界に名を知られるようになったアダム・ランバートAdam Lambertの初シングルで、典型的なロックバラード。私のようにあまりロックバラードのファンでなくとも、徐々にクライマックスに盛り上げていくアダムの歌唱力は感動的です。

『2012』はいわゆるディザスター・ムーヴィーdisaster movieと呼ばれるジャンルの映画で、監督はIndependence Day や The Day After Tomorrowで知られるローランド・エマーリッチRoland Emmerichです。

廃墟と化していく街を歩くアダムは少し痩せてますます魅力を増しました。黒コート、黒シャツ、黒スキニージーンズ、そしてグレーのスカーフが、崩壊していく背景に自然に溶け込み、彼のグリーンの目がミステリアスで引き込まれるような魅力があります。(実は私もこの手のファッションが好きで、かなり前から愛用しています。今日はさっそくこの格好でレストランで出かけることにします。)

アダムの歌唱スタイルやファッションは、You like it or you don’t.という好き嫌いのはっきりしたアーチストでしたが、今回は映画のサウンドトラックということもあって、アダムの強烈なイメージを押さえた、一般受けする曲作りとなっています。いわゆるラジオで放送されやすいトップ40のカラオケでも歌えるような曲。そのためか熱狂的なアダムファンにとっては物足りないという不満の声も聞かれますが、私はこの曲は親しみやすく映画の出来不出来はともかく、アダムを売り出すマーケティングとしては大成功をおさめるに違いないと確信しています。

『2012』は10月30日公開。(もちろん観に行きます)
そしてアダムの新アルバムは11月24日発売。(すでに予約しました)

昔アーチストのインターヴューをもとにした音楽番組を制作していましたので、コンサートは仕事、CDを聴くのが仕事だったせいもあって、ミーハーにはなれなかったことをいつも残念に思っていました。アダムはミーハー族の楽しさを教えてくれました。単純にキャーといって感動し感激するのは開放感があっていいですね。

「僕がゲイだと女性ファンは知っているのに、ステージにパンティやブラジャーを投げてくるのが不思議だった。」とアダムは語っていますが、私は彼女たちの心理が理解できます。アダムの魅力は性を超えたセンシュアリティー官能の世界だからです。男も女もなくゲイでない男性ファンでも「セクシーだ」と思わせる錯綜の世界があります。どこか危険でわくわくするような未知の世界。

この性のバウンダリーを超えたアダムの魅力は、年齢のバウンダリーも超え、3歳の赤ちゃんから(YouTubeで紹介)、70歳のおばあさんまで魅了してし、しかも人間動物のバウンダリーも超えて、我が家では愛するモモちゃん猫までが、この曲を流すと飛んでくるのです。(これホントの話) 

久しぶりにティーンネージャーにもどったようなおっかけさん気分を味合わせてくれたアダムにThank you!

このTime For MiraclesはiTuneで発売されています。


Time For Miracles

Adam Lambert | MySpace Video



It’s late at night and I can’t sleep
Missing you just runs too deep
Oh I can’t be thinking of your smile
Every kiss you can’t forget
This aching heart ain’t broken yet
Oh God I wish I could make you see
Cause I know this flame isn’t dying
So nothing can stop me from trying
Baby you know that
Maybe it’s time for miracles
Cause I ain’t giving up on love
You know that
Maybe it’s time for miracles
Cause I ain’t giving up on love
No I ain’t giving up on us
I just want to be with you
Cuz living is so hard to do
When all I know is trapped inside your eyes
The future I cannot forget
This aching heart ain’t broken yet
Oh God I wish I could make you see
Cuz I know this flame isn’t dying
So nothing can stop me from trying
Baby you know that
Maybe it’s time for miracles
Cuz I ain’t giving up on love
You know that
Maybe it’s time for miracles
Cause I ain’t giving up on love
No I ain’t giving up on us
Baby can you feel it(feel it)
http://lyricsmusicvideo.blogspot.com
You know I can hear it(hear it)
So can you feel it feel it….
You know it’s time….
Baby you know that
Maybe it’s time for miracles
Cuz I ain’t giving up on love
You know that
Maybe it’s time for miracles
Cuz I ain’t giving up on love
You know I ain’t giving up on us
You know I ain’t giving up on
Oh I ain’t giving up on us



投稿者 Tennisnakama  22:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

Sex スキャンダル(続編)

ATPの選手二人(一人はストックホルムに出場)が、買春(売春ではなく)行為で逮捕されたというニュースを前記事で書きました。

スウェーデン語の情報が入りましたので、グーグルの翻訳を使って英語に翻訳。それを簡単に要約してみました。

Aftonbladet紙(スウェーデン紙)
http://www.aftonbladet.se/sportbladet/tennis/article5984651.ab

『売春婦だとは思わなかった』

日曜の深夜、タクシー運転手に500ドル(約5万円)を与えて、選手と彼の友人にエスコート(売春婦)をアレンジするよう頼んだ。しかしシェラトンホテルで待っていたのは警察で、その場で二人は逮捕され警察署に連行された。

選手は最初、セックスを買う行為を否定したが、一時間後には行為を認め罰金、約4万円を払って刑事問題になることを免れた。

ヨーロスポーツ(スウェーデン版)
http://www.eurosport.se/tennis/stockholm-open/2009/gulbis-ar-sexkoparen_sto2098298/story.shtml

『ピムピムが暴露:彼はセックスマシーンを買おうとした』

なぜピムピムがブログでグルビスの名を暴露したのか?
アルジェンチンのプレスは、土曜の夜遅く帰ってきたモナコを疑い、犯人であるとの疑惑をかけ非難したことが原因だと伝えている。ピムピムはどこからグルビスの情報を得たのか不明だが、無実な選手(モナコ)の汚名返上のために、選手名を公表することにしたらしい。

しかしヨーロスポーツでこの件が掲載されるとすぐピムピムの記事は削除されてしまった。

ストックホルム・オープンの公式サイト
ブロガー担当者、パトリック・ラーガン著
http://www.ifstockholmopen.se/sv-se/Nyheter--Media/Ragan-Bloggar/Dates/2009/10/Sexkop-Que/

『セックスを買ったのは?』

「スウェーデンはパブから女の子を簡単にひっかけて家に連れて帰ることができる国の一つである。なのにセックスをわざわざ買おうとして失敗するとは。選手のメンタリティーには、セックスはカネで買うものという考えがあるに違いない。

ドーピングでひっかかかると、選手は無実の言い訳をするが、このセックススキャンダル問題に対してATPはどのように対応するのだろうか?」

モナコはピムピムのブログで疑いが晴れましたが、問題はグルビスです。彼はときにはトーナメントに一人でフラッとやってきたり、ときどき選手の常識からはずれたことをやることでも知られています。大金持ちの親をもち、カネの苦労のない彼は、今まで真剣さが欠けると批判もあびてきたことは事実です。カネで解決できる。このイメージはそういった彼の裕福な育ちや行動から与える印象かもしれません。コーチ代を払うために、体が故障してもツアーを続けていかなくてはならない選手にとっては、グルビスは妬ましい存在。そんな彼に噂がまことしやかに伝えられていった、ということも考えられます。

警察は選手名を公表していませんので、今の段階ではこの二人はまだ誰なのか分かっておりません。

もしグルビスが無実で事実無根のデタラメな噂だとしたら・・・こんな最悪なことはありませんね。 

水曜の対戦ですが、グルビスはフェリシアーノ・ロペスと対戦します。モナコはブログで自分をかばってくれたピムピムです。

それにしてもこの事件はこれからも尾をひきそうです。

投稿者 Tennisnakama  09:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

セックススキャンダル

ストックホルムのトーナメントが開催されていますが、実は開催前にこのようなスキャンダルがあったのです。
http://www.google.com/hostednews/canadianpress/article/ALeqM5gNeb5IE-t-A1kpijiRO2e2ap_JUQ

この事件は、日曜日に外国人選手二人(スウェーデン以外の国籍)が、エスコート(売春婦のモダンな呼び方)を連れてホテルに入ってきたところを御用となったもの。スウェーデンではセックスを買った当人が罰せられる法律があり、この二人は警察に引っ張られた末に罰金処分を受けたそうです。今回の事件は、告白してサインをすれば刑罰は受けない軽処分で、トーナメントを続行することが許されたとか。

ただ今テニス界では、「この二人は一体誰なのか?」とすずめたちがうるさく騒いでいます。一人はストックホルム・オープンの出場者で一人はそうでないとか。選手とコーチ、またはトレーナーという場合も考えられますね。

警察では名前を発表していないので今では噂の段階でしかすぎませんが、グルビスとモナコの名前が浮上しています。でも何で? この二人はイケメンの代表選手でもあり、そんなことをしなくても女性には困らないはず。

噂の根源はどうやらピムピムPim Pimのブログらしいのです。ピムピムのニックネームで知られる、ヨキム・ヨハンソン Joachim Johanssonは怪我が絶えず、リタイアしたりカムバックしたりを続けているスウェーデンの選手です。

hcfoo.comではピムピムの原文を紹介しています。
http://www.hcfoo.com/

Monaco fick sent ig〓r kv〓ll reda p〓 att han blivit anklagad i argentinsk press f〓r att han var den skyldige spelaren som k〓pt sex under helgen trots att Gulbis redan erk〓nt."

「モナコはアルジェンチンのプレスで今回の件について非難されていることを知ったし、グルビスはすでに告白している。」

しかしピムピムもおかしいですね。事実であるかどうかまだ分からない事件に対して憶測で選手を決めてしまうというのは。もしも確実にそのことが分かっていたとしても、彼がブログで書くことは非常識でスポーツ選手としての倫理観を疑います。

もしモナコやグルビスが無実であれば。ピムピムのとった行為は許されないでしょう。ちょっとおかしいので、ピムピムのブログでこのような発言があったのかどうか探してみました。
http://www.pimpimacemanagement.com/pimpim_pim.php

しかし彼のブログでは見当たりません。

それではhcfoo.comが作りあげたデマなのか? スウェーデン語まで書いて紹介しているのですから、それもあまり現実性がありません。

これは私の憶測ですが、ピムピムが反響の大きさに驚きブログから削除してしまったのではないかと思います。

もしモナコやグルビスが無実であれば、記者会見のときにでも、ファンのためにはっきりと無実を証言してほしいですね。それにしてもいろんなことが起こります。テニス界も。

投稿者 Tennisnakama  02:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

ダヴィデンコにみる未来のテニス

Davydenko def Nadal Shanghai Final: 7-6(3), 6-3

SFで死闘のすえフルセットでジョコヴィッチを打倒したダヴィデンコを観て、もし彼にエネルギーが残っていればナダルに勝てる。それどころか、今のダヴィデンコは誰にも負けないのでは? その予感が当たって、ダヴィ(ダヴィデンコのニックネーム)は、上海マスターズでナダルを2セットで破り優勝をとげました。

しかもダヴィはナダルよりも26も多い35のウィナーで、ガンガンと攻めまくるスピーディでダイナミックなテニスを堪能させてくれました。

昨年のマイアミ決勝を思い出します。まったくナダルに追随を許すことなく、圧倒的な強さで勝ったダヴィのテニスに痛く感動して、その後何度か「ナダルを打倒するテニス」「日本選手の未来のテニス」というテーマで、彼のプレースタイルを書いてきました。

未来のテニスとは? ソダーリングやデルポトロに代表されるパワーテニスが主流となりつつある現代テニスですが、それに対抗するテニスとして、ダヴィデンコに代表されるオンザライズ・テニスに注目したいと思います。

ここで彼のスレースタイルの根本である「オンザライズ」のショットについて述べてみたいと思います。(ダヴィには、その他にも俊足、バックハンド、などの武器がありますが、ここでは省略します。)

オンザライズとは
オンザライズとは、球がバウンスした直後に打つショットですが、アガシがこのショットで有名です。彼は3歳のときからテニスを始めましたので、背丈があまりにも小さく、球が落ちた瞬間に打たなければ高く飛び跳ねしまい打てないことから、このプレースタイルを身につけるようになりました。

このショットはタイミングが命。ジュニアの段階でマスターしなければ、タイミングを習得するのは大変むずかしく、ぜひ日本のコーチはベースラインから下がらず打つ練習をプログラムに取り入れてほしいと思います。このショットを習得するといろんなメリットがついてくるのです。

つねにフォーワード・モーション Forward Motion 前進移動
ダヴィの体格は現在の日本選手の体格(178cm 70kg)です。しかし彼のストロークをみていると、ジョコヴィッチやナダルよりもスピードがありペースがあるように見えます。

いわゆる英語ではpenetrating shotと呼ばれているストロークですが、これはフラット気味で速度が速く、しかもバウンドした後にも加速して向かってくるようなショットです。ナダルは足がありますので左右に振っても追いつかれることがありますが、ダヴィのよく使うショットは、ナダルのボディー狙いのショットです。ナダルは深く突き刺さるボディーショットには、身動きがとれず(Jammed) 、球を上げてしまうかネットにかけてしまうかになります。

ではこのpenetrating shotをどうしたら生み出すことができるか?
フォーワード・モーションで球を打つ。

小柄な選手にはどうしてもソダーリングやデルポトロのようなパワーショットは無理ですが、それに近いショットを打つ事ができます。それは振り切って打つときに同時に前進するのです。これはどうすれば身につけられるか? 経験上、オンザライズで打つ練習をすると、自然に身に付いてくるショットのようです。

オンザライズでは相手のスピードに負けずに打ち返さなければなりません。それにはコンパクトスウィングでラケットスピードを増さなければ、打ち負かされてしまいます。スピードを増すためには、打つ瞬間に体ごと前進して勢いを増さなければ、オンザライズのショットは打てないのです。何度もオンザライズで練習していると、打つタイミングとフォーワード・モーションが身に付いてきます。

しかしダヴィの偉大な点はオンザライズでプレースメントができる点です。これはもう天才しか許されないようなショットですので、私たちが真似をするのは非現実ですが、オンザライズで打つ事がいかに私たちのテニスでも有効であるかは、「時間を与えない」という点です。ナダルがいくら足が速くても追いつく時間を与えてもらえないのです。これがダヴィのテニスの原点だと言えます。

ベースラインの前で打つ超アグレッシヴなテニス
オンザライズで打つにはベースラインぎりぎりのポジションで打たなければなりません。
ナダルとの決勝を観てもダヴィは終始主導権をとってゲームを展開していました。ダヴィのような速攻アグレッシヴ選手には、ナダルのようなベースラインから深く下がってしまったディフェンス選手は格好の餌食となってしまいます。

第2セットの5ゲーム目(22)では惜しくもナダルがブレークチャンスを落としてしまいました。この時点での二人のヒッティング・ポジションは以下の通りで、大きな違いがあることが分かります。

ナダル: 3%(ベースラインの内側)97%(ベースラインから下がる)
ダヴィデンコ:53%(ベースラインの内側)47%(ベースラインから下がる)

ナダルはもう完全にベースラインから下がってしまって、打ち込まれる隙をダヴィに与えてしまっています。

逆にダヴィは恐ろしくも半分以上が、入ってはいけないと言われるノー・マンズ・ランドNo Man’s Land(日本ではデッドゾーン)。

もしナダルがディープなショットを打てば、ダヴィは前進してノーバウンドで打ち返しています。さらに前進できるときは、ドライヴヴォレーでウィナーです。このドライヴヴォレーはダヴィの武器の一つでもありますが、このショットでウィナーをとられると打撃が大きいのです。

全試合を通しても、ナダルはネット・ポイント・ウォンNet Point Won(ネットで得点したポイント)はわずか5ポイント。しかしダヴィは12ポイントも取得しています。いかにダヴィのプレースタイルがいつもフォーワード・モーションで、ネットダッシュが自然にできる態勢にあるかを示しています。

面白いことに、アグレッシヴなダヴィは、同じくアグレッシヴなフェデラーには一度も勝てていません。以下がトップ4との過去の対戦成績です。

ダヴィデンコ対フェデラー:0勝12敗
ダヴィデンコ対ナダル:3勝4敗
ダヴィデンコ対マリー:4勝5敗
ダヴィデンコ対ジョコヴィッチ:2勝2敗

しかしオンザライズがそれほど効果をなさないのはスローなクレーです。ダヴィの勝利はすべてハードコートです。しかし小型選手にとってはクレーで勝てなくても、まず大型のパワーに対抗できる技術を身につけることが先決問題。ダヴィに従え!アジア選手にとっては、未来テニスはこれしかない!と思うのです。


投稿者 Tennisnakama  00:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラー・ナダル時代が終わる

昨日10月15日にアガシが爆弾発言をしました。

フェデラーナダルの時代は終わろうとしている」。そして「マリーの時代が来る!」と断言したのです。マリーの時代が来るというのは賛成しかねますが、フェデラーナダル独走時代は残念ながら終わりに近づいているような気がします。

フェデラーは歳
「28歳のフェデラーはあと2、3年はスペシャルなことができるかもしれないが、歳をとるごとに王座をキープしていくのはむずかしい。」

私はフェデラーの肉体の老化(スミマセン)とともに、パパとしてのプライオリティーの変化でテニスに影響がでてくると思います。ミルカは絶対に一緒にフェデラーとツアーについていくつもりでしょうし、大家族のツアーまわりがいかに疲れるか。今回のアジアツアーのキャンセルは肉体の疲労もあったと思いますが、精神的に疲れてしまったような気がします。

ナダルの膝の故障がネック
ナダルは膝の故障が慢性化してきている。これからもキャリアを通して膝の故障が再発すると考えられるので、あまり期待できない。」

アガシのコーチだったケイヒルは3年間の膝の故障で引退してしまいました。慢性化した膝は完治するのはむずかしく、プレースタイルを変えなければ、ナダルの選手生命は短いと発言してきたアガシ。ケイヒルが以前に解説で、いかに膝の故障との闘い過酷なものであったかを語っていましたので、今年のナダルの膝の故障はまさにアガシが予期していたことでした。

マリーの時代がやってくる
では誰が次の時代を担うのか? 
「マリー、ジョコヴィッチ、デルポトロなど若手の選手がそろっているが、その中でもアンディー・マリーを僕は買っている。彼は最も才能があると思うし、これからはいくつかのグランドスラムに優勝していくと思う。プレースタイルも、他の選手と比較すると、勝つためのテニスを知っていてすべてのサーフェスで勝てる選手だ。」

すごい賛辞ですね。確かに技の引き出しは他の選手にくらべて豊富でしょうが、ディフェンスのプレースタイルに少し疑問を感じます。もしマリーの黄金時代がやってくると、テニス界はどう変わっていくでしょうか?

マリーファンには申し訳ないのですが、彼にはカリスマ性が欠如しています。あれほどスコットランドの英雄になったマリーでも、故郷のテニス人口を増やすことができず、スコットランドのテニス人口は減少しているとか。母国でテニスを盛り上げられない選手が、世界のテニスを復興させることができるのか? 

ダイナミックなパワーテニス。アグレッシヴな攻撃テニス。ウィナーの連打。究極のアスレティシズム。欲をいえば個性に溢れハンサムで魅力的。そして豊かな人間性。今日のテニスファンはこのような非現実的なカリスマ選手を求めています。

フェデラーナダルはこの不可能な条件を満たすことのできる稀なアスリートで、私たちはラッキーでした。私はマリーが次期の王者になるというアガシの予言に、Not too fast!と待ったをかけたいと思います。

「マリー、ジョコヴィッチ、デルポトロの3選手が加わって、王者の座をめぐって、トップ5の激しい闘争が展開される時代がやってくる。いわゆる群雄割拠の時代です。」これが私の予想です。

さてアガシの予言が的中するのか? 私の予言が的中するのか? それとも突如新人が登場して王座をさらっていくのか? フェデラーが30歳になる2012年のランキングが楽しみです。

(Reference)
http://herald-zeitung.com/wire.lasso?report=/dynamic/stories/T/TEN_AGASSI_FEDERER_AND_NADAL

http://www.congletonguardian.co.uk/uk_national_sport/4683787.Next_year_crucial_for_Murray___Agassi/

リタイアが9人になった上海マスターズ
ナダル戦第2セットで,リュービチッチが左足の付け根を痛めてリタイアしてしまいました。これでデルポトロ、ロディックハース、べルダスコ、アカスーソ、ツヴェレフ、ヴァヴリンカ、モンフィス、リュービチッチの9人がリタイアしたことになり、テニスがいかに過酷なスポーツであるかを物語っています。フェデラーとマレーも欠場して、このままではトップ選手は皆いなくなる? これは緊急事態です。関係者は対策を早急に真剣に取り組んでもらいたいと思います。

Tennis Night In America!
30 Rock(アメリカの人気番組)が『テニスナイト イン アメリカ』のミュージックビデオを制作しました。これってものすごいアメリカっぽい。






投稿者 Tennisnakama  01:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

パトリック・ラフターに質問できる!

(更新しました)

一斉を風靡した元No.1のパトリック・ラフターを覚えていらっしゃいますか?

彼にインターヴューするので、「日本のファンからの質問もどうぞ」とhttp://tennisassist.com/の管理人、マイケルからお誘いをうけました。

(以前も幾人かの方からジョン・ニューカム氏に質問していただいたのに、回答はもらっているのですが、なかなかアップができてなくてすみません。今度特集をします。)

パトリック・ラフターはオーストラリア人で、サーヴ&ヴォレーの華麗なテニスでUSオープンに2度優勝。ウィンブルドンでは2度決勝進出しましたが、残念ながら優勝を落としてしまいました。彼の人格のすばらしさは有名で、テニスファンだけでなく選手の間でも信頼が厚く最も人気の高い選手でした。2006年にテニスの殿堂入りを果たしています。

おそらくヴォレーとハーフヴォレーでは世界一うまいといわれるラフターの華麗なネットプレーをごらんください。




甘いマスクの彼のポニーテールはまるで若侍のようでもあり、精悍でダイナミックな彼のテニスは全世界の女性をハートハートハートにさせたスーパスターだったのです。




質問はTwitterで受け付けておりますのでふるってご参加ください。締め切りは11月21日水曜日です。

Twitterは、http://twitter.comで簡単に登録できます。


投稿者 Tennisnakama  23:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

怪我続出の異常事態(更新中)

上海マスターズは怪我人が続出しています。デルポトロ(5位)の右手首。ロディック(6位)の左膝。ハース(18位)の右肩。彼らはすでにリタイアしてしまいました。しかもトーナメント開催前にフェデラー(1位)やマリー(3位)はすでに欠場を発表し、トップ6の中で残ったのはナダルとジョコヴィッチのみ。これは正に異常事態です。リタイアがまだまだ増え続けるようですので、リタイア情報を更新しつづけます。

上海の怪我によるリタイア状況
デルポトロ
ロディック
ハース
べルダスコ
アカスーソ
ツヴェレフ
ヴァヴリンカ
モンフィス
リュービチッチ

長すぎるシーズンにカンカンガクガクの論議

Nadal
上海の記者会見でナダルは「1月1日に始まって12月5日に終わるシーズンは長過ぎる。」とATPのトーナメントスケジュールを批判しました。(1)

Roddick
またロディックも「体を十分に休ませ、そしてトレーニングできるきちんとしたオフシーズンがないなんておかしい。」と批判。(1)

Safin
このロディックの発言に対して、サフィンはちょっとご機嫌斜めなコメントをしています。
「今ごろロディックがそんなこというなんておかしいよ。2004年に僕がスケジュールの修正を考えるべきだと提案したとき、ロディックは僕にこういったんだぜ。試合に出過ぎるからじゃないのって。あのときてんで本気で取り合わなかったのに、今ごろになって文句いうなんて。」(2)

Djokovic
ジョコヴィッチはさすが大会主催者の一人。経営者の立場もふまえて政治家のような発言をしています。「スケジュールの問題は、単にトーナメントを減らしてしまうことによって解決される問題じゃない。選手、ATP、そして大会主催者の三者間の十分な話合いで解決されるべきだ。」

John Newcombe
以前ジョン・ニューカム氏のインターヴューについて書いたことがありましたが、伝説の選手、ニューカム氏はナダルフェデラーに厳しい言葉を発しています。(3)

「僕は試合が多すぎるとは思わないね。ナダルフェデラーはATPやデ杯の他にエグジビションに出ている。多分1億円くらいの報酬があるからだろうけれど、彼らは100億以上もとっているのだから、1億なんてどうってことのない金額なはずだ。僕にいわせればトーナメントに出ないときは体を休めるべきなんだ。疲れすぎだといいながらエグジビションに出る選手には同情はないよ。その期間はゆっくりビーチで休養しているときなんだから。」

何となく納得できるニューカム氏の言葉です。アブダビでは毎年12月31日から1月2日までの3日間、Cappitala World Tennis Championshipがおこなわれます。ナダルフェデラーは今年もこのエグジビションに出場します。

ナダルの言う「僕たちは1月1日から12月5日まで試合にでなければならない」という1月1日は出場義務のあるトーナメントはありません。フェデラーは疲労。ナダルの膝や腹筋の故障。しかしエグジビションには出場。そして過密なスケジュールを批判・・・「!$!$!$ ??」 (これは私の一人ごとです)

デルポトロの右手首の故障
とにかく故障が多いのがデルポトロ。マイアミでも同じ右手首の痛みを耐えて準決勝まですすんだデルポでしたが、今回は大事をとって悪化する前にリタイアしてしまいました。

「上海はとても重要な大会だけれど、シーズン最後にリスクを犯したくないんだ。家に帰って休養して次のトーナメントにそなえるよ。」(4)

東京、上海のどちらも初戦で敗退。アジアはもう懲りたよなんて思わないでほしいですね。中国人の記者が「一番好きな中国の食べ物は?」の質問に、デルポはそっけなく「僕はイタリアンを毎日食べている」これはマジにおかしかったです。中華料理は嫌いでも日本料理は好きそう。でも毎年腹痛をおこして具合が悪くなっては、来年の来日は余り期待できないかもしれませんね。

サフィンが最後に「男らしく戦え!」とカツ
ベルディッチが2度メディカルタイムをとったことに対して、サフィンの怒りが爆発。怪我しているはずのベルディッチが、全く問題なく走り回りまわるのをみて、サフィンのプッツンさよなら記者会見となりました。(5)

「カモーン!彼は26歳なんだろ。大人になれよって言いたいね。男らしく堂々と戦えよ。負けるときも男らしくね。故障したって? じゃどうして急に何でもないように走れるんだよ。インジャリータイムの後で気持ちが楽になったからって? 言い訳なら1万くらいあるさ。ようするにプレーをするかしないかのどちらかなんだ。ごちゃごちゃいわずにプレーしろってんだ。」(ちょっと最後はやくざっぽくなりましたが、雰囲気的にはこのようなものだったと思います。)

勝ちそうになりながら、3セットで落としてしまったサフィンの怒りの気持ちもわかりますが、これは結局集中力が途切れてしまったサフィンにも敗因があるわけですが、何事も歯に布を着せない発言はサフィンらしい中国最後の記者会見でした。

今年のオーストラリアのホップマンカップに、サフィン/サフィーナ兄妹がロシア代表で出場しました。相手はシモン/コルネのフランスチーム。楽しいミックスダブルスをどうぞ。



Berdychの呼び方について
チェコでもめずらしいBerdych選手の呼び方はミステリーでしたが、英語圏の解説者はバーディッチと呼んでいますので私もそのように呼んできました。ATPの選手プロフィールには、発音の欄が今年からサイトのリニューアルによって削除されてしまいなくなってしまいました。そのため何度も発音を記入してくださいとATPにリクエストしてきて、やっと発音が記入されることになりました。

Berdychの発音はber-DICHTとなっていますので、これからはベルディッチと呼ぶことにします。


(1) http://sportsillustrated.cnn.com/2009/tennis/10/12/players.complain.ap/index.html
(2) http://www.nytimes.com/reuters/2009/10/14/sports/sports-uk-tennis-shanghai-safin.html?_r=2
(3) http://docs.google.com/Doc?docid=0AceT1YsuU3XeZGd2N3pnc2RfNjkybmhyOWc3&hl=en
(4) http://www.capitalawtc.com/en/Home.aspx
http://www.earthtimes.org/articles/show/290128,del-potro-quits-with-tendinitis-as-injuries-mount-on-atp.html
(5) http://www.nytimes.com/reuters/2009/10/14/sports/sports-uk-tennis-shanghai-safin.html?_r=2
投稿者 Tennisnakama  10:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

デルポトロ奇跡の4連勝

(上海マスターズが始まっていますね。私は時差との過酷な闘いでかなり疲れ切っておりますが、頑張っております。)

後数時間でデルポトロvsメルツァーの試合が始まります。

デルポが楽天オープンで初戦敗退をしてしまい、世界をアッと驚かせてから一週間が経ちました。

上海の記者会見で「ツアーで4連勝するのと、GSで優勝するのとどちらがむずかしいですか?」という質問に、逆に「どう思う?」とデルポは記者に質問しました。その記者はしばらく考えて「GSかなあ」デルポはすかさず「その通り!」

その大変むずかしい4連勝を昨年に達成。さらにむずかしいGSのタイトルを先月に達成してしまったデルポは、有明でのつまずきはあっても(これは体調を崩していたのですから仕方がなかったと思います)、上海での有力な優勝候補。そのデルポをシリーズで徹底して追求していきたいと思います。

今回はデルポの画期的事件、2008年のブレークスルーとなった『デルポトロ奇跡の4連勝』です。

デルポトロを6歳のときからコーチをしてきたマヌエル・ゴメスはひどい喫煙家でした。ある日見かねたデルポトロは彼に「タバコをやめたら」と注意すると、「お前が優勝したらやめるよ」元コーチゴメスはうそぶきながらタバコをふかし続けるのでした。 昨年7月。デルポが19歳のときです。昨年の3月からデルポはゴメスからフランコ・ダビン Franco Davin にコーチを変えていますが、二人の友情は今でも変わりはありません。

昨年2008年はデルポにとって劇的な年となりました。

今まで怪我の多かったデルポに、致命的な故障が起こったのが1月のオーストラリアン・オープンです。腰に激痛が走ったのです。オーストラリアン・オープン2回戦、フェレールが対戦相手でした。腰の故障でリタイアせざるをえなかったデルポは、2ヶ月半のブランクを強いられます。16歳でプロになり転戦を続けてきたデルポは、すでに190cmを超していましたが、まだひ弱な青年という印象が強く、いろんな故障が多かったことは事実です。

どの試合だったか忘れましたが、ほとんど観客のいなくなった深夜の試合で、余りの痛さに2mもある大きな体を震わせて号泣していたデルポの姿を思い出します。タンカーがくるまで泣きじゃくるデルポは、まるで子供が泣きじゃくるように痛々しく、あまりにも体格から受ける印象とは違っていたので、私の脳裏には泣き顔のデルポがいつまでも焼き付いているのです。

ジュニア時代
デルポの最初の栄冠は14歳のときのオレンジボールの優勝でした。そのときにチリッチを破っています。それまでは南アメリカを中心にジュニアの大会で勝ち続けてきたデルポは、15歳で初めてグランドスラム、US Openジュニア戦に挑戦することになりました。しかし体格は190cmを超す巨人でも、テクニックはまだまだ未熟。初戦で0-6, 1-6の完敗。対戦相手は優勝したアンディー・マリーでした。

翌年2005年の全仏オープンジュニアでもデルポはQFでマリーに4-6, 2-6で敗れています。結局この試合を最後に、デルポはジュニアはやめ、本格的にプロ活動に入りますが、プロになっても1歳上のマリーには勝てず、今までの対戦成績は1勝3敗。今年のマドリッドでデルポは1勝しただけで、マリーアレルギーがまだ続いているようです。(デルポとマリーの試合中の口論は以前、記事でも紹介しましたが、二人の間にテンションがあることはよく知られています。)

では昨年までのプロ活動を簡単に紹介したいと思います。

2005年(16歳~17歳)150番台
全仏オープンジュニアでマリーに負けて以来、ジュニアとフューチャーズをやめて本格的にチャレンジャーに挑戦することになったデルポは、最初のイタリアのレジオ・エミリア大会で準決勝まで進出。これに自信をえたデルポはチャレンジャーで快進撃を続け、ランキングも400番台から一気に150番台に駆け上りました。

2006年(17歳~18歳)90番台
4月メキシコのAguascalientesのチャレンジャーで初めて優勝。5月に初めてのグランドスラム、全仏オープンの本戦入りを果たしましたが、初戦でフェレロ(当時27位)に敗れています。しかしチャレンジャーレベルのトーナメントで好成績をあげて、シーズン末には90番台までアップ。

2007年(18歳~19歳)40番台
1月のオーストラリアのアデレイル大会で準決勝まで進んだデルポは、オーストラリアン・オープンでも好成績が期待されましたが、2回戦のゴンザレス(当時9位)との対戦で5セットまでいきながら、残念ながらリタイア。しかしデルポにとってトップ選手とフルセットで戦うことができたことは大きな自信となりました。

10月のストックフォルムでも初戦で(ベルディッチ対戦)デルポはリタイア。錦織選手もこの年齢の頃はよくリタイアがありました。「20歳くらいまではまだ体が出来上がらず、選手はよく怪我や故障にあう」という圭君担当のIMGのトレーナーの言葉を思い出します。

2008年(19歳~20歳)8位
オーストラリアン・オープンの2回戦、フェレール(当時5位)と対戦中、腰に激痛を覚えたデルポはリタイア。この故障で2ヶ月半の休養を強いられたデルポは、ランキングも60番台に下落。いつも故障に悩まされたデルポはここで大きな決断を迫られることになります。

幼少時代から育ててもらった故郷のタンディルのコーチゴメスのもとでテニスを続けていくのかどうか?

デルポにはUS Openで優勝するという大きな夢があります。怪我が多くてランキングも下がっていくデルポには、国際試合の経験豊かなチームの再編成が必要であることは誰の目にも明らかなことでした。3月に新チーム結成を決断。デルポは、新コーチとして元アルジェンチンデ杯のキャプテンのフランコ・ダビンを迎えることになりました。

しかしコーチを変えたからといって、すぐには結果は出てきません。トレーナーも変え、筋トレと体力の増強のトレーニングを重ねるデルポに、効果が現れはじめたのが7月のシュツットガルト大会でした。まだ腰の故障の危険性があるデルポには、ハードコートを選ばず、体にやさしいクレーのサーフェスを選んだことも勝利の大きな一因でした。デルポは決勝で15位だったガスケを破って、ついに初優勝を遂げたのです。

デルポは余りの嬉しさに、副賞のベンツを妹にプレゼントしてしまいました。「妹の誕生日だったしね。でもその夜考えたらしまったと思ったけど、でも自分はツアーで使えないのだし。」と妹思いのお兄ちゃんぶりを見せたデルポは、翌週もなんとまたオーストリアのKitzbuhelで優勝。

「2週間続けて優勝するなんて今だに信じられないよ。しかもクレーでね。」デルポが得意とするのはハードです。

一時81位まで落ちてしまったデルポは、2度の優勝で一気に24位までジャンプ。8月にアメリカに渡ったデルポは、ロス大会の決勝でフィッシュ、ロディックを破り優勝。ワシントンではハース、トロイッキを破り4連続優勝するという歴史的偉業を遂げてしまったのでした。

まさか4タイトルを1ヶ月間で! 誰がデルポのこの快挙を想像したでしょう。元コーチのゴメスもきっと喜んで禁煙の約束を果たしてくれたと思います。

このワシントン大会の直後、私はデルポと圭君のUS OpenのR16を観戦する機会に恵まれました。圭君はフェレールとの5セットの激闘で疲れ果ててしまって、ストレートでデルポに敗れてしまいましたが、あのときのデルポの安定したパワフルなショットと19歳には見えない成熟したメンタルに感動を覚えたのでした。

「この選手はきっと将来No.1になる」という直感が走ったのです。しかしまさかこの選手が翌年US Openに優勝してしまうとは!

デルポトロ vs 錦織 US Open 2008




次号は彼の育ってきた環境、エピソードについて語ってみたいと思います。 

(感謝の辞)
デルポトロの資料は英語ではほとんど得られず手こずっておりましたところ、Hammer_K (Twitterのニックネーム) さんから、どっさりとスペイン語の記事の資料をいただきました。しかも何ページにもわたるスペイン語の記事を翻訳機で英語に訳し、それを和訳するという面倒な作業をして日本語でいただいたのです。これは普通の英語とは違って本当に大変な作業なのです。ときどき翻訳機でなされた英訳がトンチンカンで何を言っているのかわからないときがあります。このときは、直接スペイン語の辞書で調べるようにしていますが、さぞかしHammer_Kさんも大変な労力を費やされたことと思います。

ご自分の立派なブログがありながら、私に大量の資料をくださったHammer_Kさんに深くお礼をいいます。彼女のブログ名は『隠れ家ブログ』http://kakure-g.269g.net/ ここではハマーさんの名がついています。気の利いたイラストがあってとても楽しいブログです。

ちなみに彼女のTwitterは侍のアイコンでセンスのよさがうかがわれます。 http://twitter.com/Hammer_k/

参考資料
http://www.elargentino.com/nota-15547-A-un-paso-de-la-gloria.html
http://www.minutouno.com/1/hoy/article/90880
http://www.conexionbrando.com/nota.asp?nota_id=1148394

(追記)
デルポトロが右手首の怪我でリタイアしてしまいました。練習で怪我をしてしまったのでしょうか? というわけでデルポが出場しなくなりましたので、残念ながらこのシリーズは中断です。また彼が活躍し始めたら再開することにします。

それにしても怪我が続出しています。ハースは右肩。ロディックは左膝。フェデラーやマリーはすでに欠場。シーズンの後半がハードコートで体が酷使される選手たちがかわいそう。

投稿者 Tennisnakama  09:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

デルポトロ「僕は小さなスター」

楽天オープンではツォンガ、チャイナオープンではジョコヴィッチがめでたく優勝して幕を閉じました。二つのトーナメントを同時にエンジョイできた贅沢な一週間でした。しかもアメリカではespn360.comというのがあり、無料でこの二つの主な試合をアーカイヴで観ることができ、夜を徹してライヴを観る必要もなく、観たいゲームだけを何度も観ることができたのは実にラッキーでした。(残念ながら日本では観れませんが)

デルポトロが上海で記者会見
さてこの一週間で最もビッグニュースだったのは、デルポトロの初戦敗退のニュースです。クウォーリ(予選者)のロジェヴァセランにあっけなく敗北をきしてしまったデルポトロは、US Openの勝利の後だけに、世界をあっと驚かせました。

デルポはジョコヴィッチのように、GS優勝のあとはプレッシャーに負けてタイトルを取ることがむずかしくなってしまうのだろうか? 

マイケル・チャンのようにGSタイトルは、One-time winnerで終わってしまうのだろうか? 

まず最も最新のデルポのコメントです。昨日の上海での記者会見でデルポはこのように答えています。

「(東京の試合はうまくいかなかったようですが?という問いに対して)I feel very good. 東京や上海の人たちはとてもよくしてくれて嬉しい。彼らはテニスを愛していて、ここには友だちも多い。だから決勝まで残って彼らとエンジョイしたい。」
(tennisnakama: I feel very good. と言っただけで、楽天オープンでの試合については触れることを避けたのは賢明でした。負けた試合にこだわっていると気持ちがネガティヴになりますので。)

「(USOに優勝してフェデラーナダルのようなスターになったと思う?との質問に)僕はフェデラーナダルのようなビッグスターじゃないけど、a small starになれたみたいだ。スターの気分っていいもんだね。」(これはスペイン語の記者会見での言葉。でもアルジェンチンでは僕はビッグスターだけれど、と付け足して爆笑を誘いました)

「USオープンに優勝したからって僕はいつもの僕と変わらないよ。やることも同じだし。一生懸命努力して好いプレーをする。これは昔も今も同じだよ。ただシーズンの終わりだから、疲れてしまったからちょっと休みたい。休暇をとるのが楽しみなんだ。」

フェデラーナダルと僕との大きな違いは経験だ。 USオープンに優勝して心身ともに疲れてしまった。(アルジェンチンでは毎日のように祝賀行事やメディアのインターヴューがあったため)彼らだったら何度も経験しているので対応に慣れていると思うけど。いろんなことに経験を積んでいって、いつか彼らのようになりたいと願っている。」
(僕はまだまだフェデラーナダル、ジョコヴィッチ、マリーのレベルではない、といつも謙遜しているデルポですが、今年の末はマリー、ジョコヴィッチ、デルポのポイントが接近してきて、デルポの4位の可能性も出てきました。)

「初戦はメルツァーかシャルディーと対戦になるけど、メルツァーのテニスはよいスタイルだ。僕は何度も対戦しているけど(デルポの5勝0敗)毎回むずかしかったよ。シャルディーはこれから伸びる選手だ。サーヴもよいし。上海のサーフェスではもっとよいプレーをすると思う。二人とも油断ができない選手なので、全力を尽くしてがんばりたいと思っている。」

インターヴューで何度もデルポは「家に戻って休暇をとりたい」を繰り返していました。彼は21歳になったばかり。地球の裏側に住む家族や友人たちと離れて、厳しいトーナメント生活を続けていかなければならないデルポには、人に言えない寂しさや苦しさが多くあったと思います。

子供のときからの夢であったUSオープン優勝を実現し、新しい夢、No.1をめざして突進するデルポの特集『デルポトロ栄光への道のり』を、Hammer_Kさん(Twitter名)のご協力で、シリーズでお伝えしていきたいと思いますのでご期待ください。

Twitterで楽天の稀な写真・ビデオ集が見れる
アメリカで爆発的な人気のTwitterを、テニス仲間に広めるために始めましたが、徐々にその面白さが分かっていただけるようになり、今では500人以上の方からのフォローをうけるようになりました。Twitterの面白さは私からの一方通行ではなく、いろんな方のつぶやきを読む、できたらその会話に参加することにあります。せっかく登録されていても、フォローする方が少ないとおしゃべりも伝わってきません。

では誰をフォローするか?

まず私のTwitterのホームページに行かれて、私が@をつけている方をフォローしてみましょう。この方達はTwitterの活動家で積極的にコメントを書かれている方です。最新情報もたっぷり。私もニュースをブレークするときは、まずTwitterでお知らせします。最初フォローしても後でフォローをやめることも自由です。気軽にいろんな人をまずフォローすることから始めてみましょう。

今回は多くの方が楽天オープンを生観戦され、写真やビデオなどをTwitterに送っていただき大いに盛り上がりました。行けなかったテニスファンにとっては臨場感あふれるテニス祭りでした。
今回Twitterでは#をつけてグループに分けて閲覧することができるようにしました。いろんな方からの写真、ビデオがあつまりましたのでぜひご覧ください。

Twitterに登録されていない方でも見ることができます。
(1)tennisnakamaのHPにいく
http://twitter.com/tennisnakama/

(2)私のつぶやきの中から、写真は#tennisphoto、 ビデオは#tennisvideoのブルーの文字を探してクリックしてください。そうすると皆さんの写真やビデオのアドレスがでてきます。ブルーになっているアドレスをクリックすれば作品を見ることができます。

(3)また初めて楽天に来てくれたシモンに感謝の意を込めて、#gsimonをつけてシモン祭りをやりました。実にさまざまなシモンの情報と写真が集まり、#gsimon で一括してみれるようになっています。

エナンがオーストラリアン・オープンにWCで出場
来年早々からカムバックを決めたエナンにWCがもらえました。全豪の前にウォーミングアップとして、1月4日から始まるブリスベインにまず出場する予定です。いよいよクライスターズ、エナンのベルギーの元チャンピオンのカムバックで女子テニスが面白くなりそうです。

セリーナがヌードで雑誌のカヴァーに
USオープンでラインジャッジを怒鳴り飛ばしたあのセリーナがまた話題を巻いています。ESPNの雑誌でBODYシリーズとして、男女アスリートのヌード集にセリーナが選ばれました。最近の女性はモデルのようなガリガリな体型にあこがれていて、anorexiaなどの問題が増えてきています。そこでESPNでは女性の肉体の美しさを訴えるためにセリーナを選んだとか。mmm...あまりに圧倒的で言葉を失いました。

 


投稿者 Tennisnakama  03:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

チリッチがナダルに完勝

チャイナオープンSF
Cilic def Nadal: 6-1, 6-3


ナダルの全仏オープンの悪夢、ソダーリングとの試合を思い出しました。ナダルの膝の故障が敗北の大きな原因だったようですが、あのときにソダーリングがみせた「爆発的なサーヴのもとに、速攻ウィナーで決めるパワーテニス」をチリッチが再現しました。ナダルはコンディションの調整中とはいえ、あまりの一方的な試合展開にショックを受けたナダルファンも多いと思います。

第1セットなどはあれよあれよと言う間に、2度ブレークされたナダルは、15分間に0-5のベーグルスコアの危機を迎えてしまいます。解説者もナダルの名誉にかけてもこの0は避けなければと、祈る気持ちで解説しておりました。ナダルはやっとサーヴィスゲームをホールドしましたが、ブレークすることはできずに、第1セットはチリッチの1-6の一方的なゲームとなってしまいました。

エースを8本、ダブルフォルトなし。フォーカスがゆるむことのなかったチリッチは以下のように答えています。

最後まで自分のテニスをやったCilic

マッチポイント




「最初から最後まで自分のレベルを落とすことなく戦い抜けた。ナダルにアジャストする間を与えないようにしたんだ。アグレッシヴでならないときはアグレッシヴにプレーできた。第2セットでナダルはカムバックしてきたのでむずかしかったが、僕のテニスをあくまでもやり通した。引き下がることなく頑固に自分のプレーをやったことがよかったと思う。」

まさにこのコメントがナダル打倒のエッセンスだと思います。勝ってるときは、自分の作戦が当たっているときで、作戦を変えると相手にチャンスを与えることになります。最後まで自分のテニスを信じてプレーをした、というのは、まさに名コーチ、ボブ・ブレットの作戦でもあると思います。

US Openでマリーに完勝し、チャイナオープンでナダルに快勝したチリッチは、いよいよジョコヴィッチと決勝対戦となります。

「トップ選手は一年を通して安定した結果を残している。僕はどのようにしたら勝てるかが分かってきたので、これからも自分のプレーをやっていくつもりだ。ジョコヴィッチとは過去3回対戦して3敗しているが、それは過去の成績。今日のようなプレーをやることができれば、チャンスがあるかもしれない。」

ナダルの2ndサーヴをリターンエースで決めていくガッツは、チリッチの確固たる自信からくるものでしょう。 第2セットも、ナダルの健闘にもかかわらず、 先手、先手でナダルを追いつめチェスでいうCheck!のパターン。ウィナーで攻め続けたチリッチは圧倒的な強さをみせて勝利をおさめました。

今年のUS Openでチリッチとシモンの練習試合をみましたが、あのときはエラーが多く、むしろシモンのテニスのほうが印象的だったのですが。今日のチリッチはまるで別人のように自信にあふれゆとりがありました。

「US Openではときどきよいプレーをやることもできた。でもチャイナオープンでは、今までバラバラだったいろんなことがつながり始めたんだ。」

チリッチのフォアハンドは爆発力はありますが、安定性に欠け、肝心なときにエラーをおかしてブレークされることが多かったのですが、この短期間のチリッチの成長は目を見張るものがあります。

プレッシャーに負けてしまったNadal
「チリッチはよいプレーをした。彼は速いゲームの展開で勝っていくのでむずかしかった。最悪だったのは、勝つチャンスがあったのにそのチャンスをものにしなかったことだ。プレッシャーに負けてしまってチャンスを逃したんだ。こんなことはやってはならないことなんだけれど。」

「僕のゴールは絶えず進歩していくこと。勝利も敗北も素直に受け止めていくことには変わりないが、それにしても6-1, 6-3のスコアは、自分のプレーのどこかが誤っていたということだと思う。」

この敗北をポジティヴに受ける止めるとすれば、ナダルが上海マスターズに向けて休養することができること。しかし自分のテニスに対して、Something was wrongとコメントを残したことが気になります。「どこかおかしいんじゃないか?」と疑問をもつことが弱点の改善につながればよいですが、自信喪失にならないことを祈ります。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

いよいよ決勝でチリッチはジョコヴィッチと対決することになりますが、最後まで自分のテニスを押し通すことができるでしょうか?
 
アグレッシヴな速い攻撃展開のテニスは、リードしているときはよいのですが、リスクが大きいだけにエラーが増えてくるのが難点。エラーが連続してきたときに、プランBを実行するのか? それとも最初のプランAを押し通すのか? 

チャイナオープン決勝では、チリッチ作戦に注目してみたいと思います。

http://www.chinaopen.com.cn/news/en/2009-10-10/1902190.shtml

投稿者 Tennisnakama  23:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

ナダルが辛勝、明日はサフィンとQF

Nadal def Blake: 7-5 6-7 6-3
腹筋の故障からしばらく休養を強いられていたナダルでしたが、チャイナオープンでは調整中にもかかわらず、第1戦(対バグダティス)、第2戦(対ブレイク)とも3セットで振り切って勝利をおさめました。

チャイナオープンの公式サイトのナダルの記者会見では、ナダルはヒゲを剃らずに一層逞しくなったような感じがします。
http://bit.ly/PMd4r

「ブレイクはとてもうまい選手だ。彼のリターンは速いし。今日は自分ではよくプレーできたと思っている。膝を怪我して以来、このマッチが最高のマッチの一つにあげてもよいくらい自分として満足しているよ。」

ランキング24位のブレイクとタイトな試合をして、第2セットをタイブレークで落としてしまったナダルでしたが、みごと第3セットでカムバックして勝利をおさめました。

「どの試合も僕にとっては大切な試合だ。どの勝利も僕にとっては大事な勝利で自信になる。今日の試合では、フォアハンドのバッドショットがそれほど多くなかったので満足しているよ。」

ナダルはブレイクの低いフラットの速球で苦しめられましたが、ブレイクのエラーに助けられて、第12ゲーム(6-5)をブレークして第1セットを取りました。

第2セットではモメンタムがナダルにシフトしかけたように見えましたが、ブレイクはギヴアップすることなく、5-3でのマッチポイントをセーヴしてタイブレークへ。勢いに乗ったブレークはタイブレークでナダルの追い上げを4ポイントにとどめ、第2セットを獲得。しかしブレイクは第3セットの9ゲーム目(5-3)で、ダブルフォルトのエラーをして、結局ナダルに第3セットを譲る結果となりました。

「第3セットで勝つということはいつも自信につながる。今日も3セットで勝てたので自信になった。しかしこれからはもっとアグレッシヴに戦っていかなければならないと思っている。」

こちらは何しろ時差が12時間もありますので、ウトウト観戦となってしまいましたが、感じとしては、彼も言っているように、ナダルはまだフォアハンドに100%の自信がないように見えました。このためにどうしてもアグレッシヴに攻めることを躊躇してしまうようです。

ナダルサフィンのQF対決

「僕は何も失うものがないから気楽なもんだよ。明日はもっといいテニスができる確信があるんだ。アグレッシヴに攻めるつもりだ。ラファとの対戦は久しぶりにビッグマッチで興奮してるよ。」

サフィンはゴンザレスを6-3, 6-4で破り余裕たっぷり。テニスへの熱が冷めてしまったことを理由に引退表明をしたサフィンですが、彼を興奮させる相手がまだおりました。二人の過去の対戦は1回のみ。2007年のカナダでナダルが勝っていますが油断は禁物です。サフィンはプレッシャーがなく思う存分暴れてくれるでしょうね。ナダルにとっては自分のレベルが計れるテストケースでもあり、スリルに満ちた試合となりそうです。

ナダルvsブレイク戦とサフィンvsゴンザレス戦のハイライト




チャイナオープンのナダルの写真が盛りだくさん
どんどんヘアが短くなり、テニスウェアも不思議な格子デザインのショーツになり、めまぐるしくイメージがチェンジしていくナダルです。これも成長への過渡期なのでしょうかしらん?(スリーヴレスの時代が懐かしい!)
http://bit.ly/2uOojM


シモン祭りは上海マスターズからまた続行します
シモンはちょっと疲れが出たような感じで、つなぎのテニスが多すぎました。ユズニーが最高潮でもあり、強風の影響もあったように思います。彼の武器の炸裂フォアハンドが入らないのでウィナーに使えなかったようでした。でもサーヴは相変わらず調子がよかったので一安心です。ある意味では膝のためにも、ここで休めということだったのかもしれません。シモンにはゆっくりと休んで英気を養ってもらって、また私たちは上海から応援したいと思います。



日本の皆様へ
台風の上陸で大変ですね。被害の少ないことを祈っています。

投稿者 Tennisnakama  01:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

グルビスとガスケの言葉

楽天ジャパンオープンの観戦は、ニューヨークでは真夜中となりますのできついです。グルビスは観戦しましたが、ガスケまでは持ちませんでした。

記者会見は、記者がリクエストをすると負けた選手でも、サーヴィス精神のある選手はやってきてくれます。しかし普通は勝った選手に対して行われるものですが、残念ながら楽天ではインタービューを掲載していません。事前に事務所に問い合わせましたが、インターヴューのコーナーは設けないようです。これは翻訳などの手間がかかるからだと思いますが、彼らの感想が読めないのは残念です。

しかし海外から取材にやってきている記者が書いている記事には、選手の言葉が掲載されていますので、ちょっと立場が逆輸入というかたちになりますが、グルビスとガスケの勝利の言葉を拾ってみました。

グルビスが好戦、ステパネックを打倒
「才能があるのに・・・」というのがいつも21歳のグルビスについてまわる言葉です。サーヴやフォアハンドで十分試合に勝っていける実力がありながら、今回も楽天ジャパンオープンには予選から出場。誰の目にも、「もったいない」という印象がついてまわったグルビスでしたが、このステパネック戦をみていますと、今までの彼の弱点であったショットの不安定、メンタルの弱さが見事に改善され、すばらしいパーフォーマンスを見せました。

「残念ながらシーズンの終わりに調子がでてきたよ。今まではスペインの選手のように、ベースラインから2mも下がってプレーしていた。」

「どうして自分のテニスが向上していかないのか分からなかった。」

サフィンの元コーチで知られるグミ Hernan Gumyを新しくコーチに迎えたグルビスは以下のように答えています。

「グミは僕のゲームが展開できるよういろんなアドヴァイスをしてくれた。今はもっとアグレッシヴなゲームができるようになった。そしてショットも安定してきた。テニスとは自信のゲームだ。勝っていれば無意識でプレーできる。前は考えすぎていたんだ。」

「うまくいきそうな予感がするんだ。もし今シーズンの残りの試合に負けても、来年にむけてオフシーズンに激しいトレーニングを積むつもりだ。」

「何かがおこりつつある予感がする」 新しいグルビス誕生となるか?  明日の木曜日にモナコと対戦です。

ジャパンオープンはガスケのお気に入りのトーナメント
コケイン騒ぎから一段落ついて、ガスケのカムバックが軌道にのってきました。精神的なショックからも立ち上がり、コンディショニングも順調で、ドイツの Petzschnerを6-3, 6-2のストレートセットで快勝しました。

「僕は過去、ジャパンオープンで良い成績が残せたし(2007年決勝、2008年準決勝)日本でプレーするのが好きなんだ。このトーナメントは僕のお気に入りの一つで、ここで勝てれば嬉しい。」

「もちろん2007年のほうが僕のテニスはベターだったよ。3ヶ月のブランクがあったしね。でもこの1ヶ月間は自分を立て直すことに全力を尽くしている。できるだけ早く自分の納得のいけるテニスができるようにがんばるつもりだ。」

明日の木曜日は同国の友、ツォンガと対戦します。


Reference:
http://www.earthtimes.org/articles/show/289064,slumping-gulbis-hopeful-hes-reached-tokyo-turning-point--update.html

http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=tennis&id=4538452

http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5gJlssmO6TA-Zp0o66gzKYPuZdo4g


投稿者 Tennisnakama  23:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

デルポトロが初戦で敗退!

無念!デルポトロ
デルポトロが初戦でクウォリー(予選者)ヴァセランEdouard Roger-Vasselinに負けるとは! この残念なニュースは今世界を駆け巡っています。昨年も決勝でデルポは腹痛で敗れましたよね。

日本の水が合わない? 日本食にあたった? 時差もひどかったといっています。アルジェンチンは日本と12時間の差。昼夜が丁度ひっくり返って一番厳しい時差ですね。

彼は記者会見で、自分の調子の悪いことを敗因にしたくはないけど、前おきしながら以下のように述べています。

「今日僕はベストを尽くせなかった。体調が100%でなかったし、相手がすごくよいテニスをした。」

「US Openで優勝できたことはすごく嬉しかった。アルジェンチンにいる家族や友人たちと一緒に喜びを分かち合えることができたし、本当に幸せだった。でも今日の試合には失望している。これからも向上していけるよう努力していきたい。」

US Openに優勝するという幼いときからの夢を実現した直後の試合だけに、気持ちの上に空洞があったに違いありません。いわゆる虚脱感とでもいいましょうか。今回の初戦敗退はショックだったと思いますが、ポジティヴに考えれば、ここできっちりとフンドシを(失礼)締め直すよい機会かと思います。いつも前進ばかりして突っ走ることができないのですから。でも体調を崩してしまったのはかわいそうでした。

ヴァセランはフランスのランキング189位のチャレンジャーレベルの選手。しかし彼はとても189位にはみえないすばらしいテニスをしましたね。彼のサーヴがよく、5本のエースを肝心なときに決めることができ、ハイレベルのテニスでデルポを苦しめました。

「僕の利点は、デルポトロのテニスを知っていること。でも彼は僕のテニスを知らない。この勝利は僕にとってすばらしいものとなった。」

「プロのテニス選手だった父が、スライスで彼のフォアを攻めろというアドヴァイスをくれた。これが効いたと思う。」

第2セットのみでしたが、久しぶりに日本語の解説でデルポトロ戦をストリーミング観戦しました。日本節というのでしょうか。一つ一つのモーションに感動を込めた表現が多いのに気づきました。!に満ちあふれた会話とでもいいましょうか。
「今のショットはすごいですね!」 「今のリターンはすばらしいですね!」

一生懸命試合を盛り上げようとするアナウンサーと解説者の努力が伝わってきます。今どういう作戦をデルポがやっているのかという解説もあって、えっ?ちょっと違うんじゃないの?と思うときもありましたが。

ちょっと物足りなかったのは、選手の情報が少ないこと。もう少し選手についての下調べがあればもっと面白い観戦になったと思います。しかしアナウンサーと解説者とのピンポンゲームのようなやりとりは、とても独特で興味深かったです。

シモン祭りを続行します
Twitterでシモンについて語り合うことができるよう、シモンのコーナーを設けました。#gsimonをつければ、シモンのコーナーにも掲載されることになります。最初に#gsimonを書き、その後は必ず半角あけてください。そうすると自動的に#gsimonのコーナーにも掲載されることになります。お試しください。

膝が完治しないのに、シモンは日曜日バンコックで優勝したあとすぐ日本に来てくれました。確か日本は初めてだったはず。ブログとTwitterでシモン祭りも進行中ですし、ぜひとも決勝まで残ってほしいですね。

シモンが決勝にいくためには、 まず第2回戦のユズニーを破らなくてはなりません。彼とは2007年から毎年対戦していますが、芝で2度負け、ハードで1度負けています。つまりシモンは0勝3敗。何とか難関のユズニー軍曹を突破してほしいと思います。

その後はバーディッチ、そしてヒューイット。バーディッチとの対戦成績は2勝2敗でタイです。シモンは今年のデ杯で彼に負けていますのでリヴェンジしてほしいですね。SFはヒューイットとなると思いますが、対戦成績はシモンの2勝0敗。いずれも楽勝していますので、ここまでくればシモンは決勝に進出できる可能性が多いにあります。

鈴木貴男選手との試合はストリーミングで観戦することができませんでしたが、シモンは鈴木選手のサーヴ&ヴォレーのネットダッシュにかなり手こずったようでした。しかしネットの鈴木選手を華麗に抜くシモンのパッシングショットとロブを効果的に使って楽勝。観れなかったのが本当に残念でした。

シモンと会って話をされた方。写真やサインをもらった方。すべての方が「感じのよい好青年」という印象だったようです。スポナビに以下のようなコメントをいただきました。

Roger fan says:
「こんにちは。先日は応援アドバイスありがとうございました!楽天オープンで、シモンを観てきました!初来日ということでドキドキしましたが、やっぱりシモンはキュートでした!!最後の試合でしたが、夜8:30ごろ試合終了しました。その後雨のため変更になったサントロの試合もできましたよ。遅くなっても観戦してる人はたぶん車で来てると思います。試合のほうはもちろんシモンが20で勝ちました!最後のインタビューで「鈴木選手がいつもネットに出てくるので、とてもやりずらかったけど、勝ててよかった」と言っていました。サインもコートサイドの人みんなにしてくれたってかんじでした。その後廊下ですれ違いましたがファンに囲まれてもキュートな笑顔をふりまいてましたよ!とっても好青年でした。」

shundora says:
「・・・シモン見ました。鈴木貴男悪くなかった。でもあまりに凄いセンスのシモンにはびっくり!
深いスライスとかフラットのアプローチに対して面をきちっと合わせて、ブロック気味に手首を返すだけのパス。追い込まれて面を合わせるだけのフラットロブ。打つときは相手コートは全く見てません。ボールに集中しサービスリターンのように集中して、くっと手首を返していく。その返しがスピンを産みラインの内側に入る。鈴木選手は何度もウォッチしているのにことごとく入ってしまう。あのセンスはフェデラークラスですね。」

サントロ観戦に盛り上がった楽天ジャパン
実際に観戦された方のコメントが一番。Twitterで面白いつぶやきを見つけました。

Sabumasa tweets:
「shiro_gohan さんに教えていただいた出待ちポイントの話に関連して…。昨晩サントロ勝利の後のサイン待ち、ラウンジへの導線はすごい人だかりができてたのは言うまでもありませんが、ありがちな「とりあえず選手のサインを」でない彼自身のファンが結構いる印象を受けました。

完全に観客を味方に付けて勝った彼はご機嫌そうにそれに応じ、フランスメディア?もカメラ回しててかなり盛り上がっていました。最初で最後の日本の試合になりますが、日本に対していい印象を持ってくれたに違いないと思います。これが無観客試合になってたら 彼は負けてたかもしれないし、そんなこと想像するだけでゾッとします…

tennisnakama さんが彼に日本に来て欲しいと布石を打ってくださったことも大きな意味があったと思います。添田くんの試合も勿論素晴らしかったけど、観ていて一番面白かったのはサントロの試合でした。」
投稿者 Tennisnakama  12:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

シモン祭り

10月6日火曜日、楽天にいよいよシモンが登場します!  対戦相手は鈴木貴男選手です。しかし最後の試合ですので真夜中になりますね、きっと。日本は最終電車というのがあってそれに間に合わない人たちはどうするのでしょうか? ニューヨークは24時間運行していますのでUS Openはいくら遅くなっても問題がありません。

バンコックで今年初めてATPツアーで優勝したシモンは、ようやく長いスランプを克服し自信がでてきたようで嬉しい限りです。膝の故障で来日が心配されたシモンですが、よく日本にやって来てくれました。優勝祝いも兼ねてシモン祭りでもやろうかな、とTwitterでつぶやいた矢先に、シモンファンの間ですでに前夜祭が始まるという異例のハプニングが起きています。

快進撃の2008年
昨年のシモンはフェデラー(トロントと上海で2勝)、ナダル(マドリッド)、ジョコヴィッチ(マルセーユ)を破って快進撃をとげ、世界にセンセーションを起こしました。あの細い体でコートを走りまくり、最後まで諦めず球を追うシモンの姿は感動的で、端正な顔立ちが苦悩に満ちてゆがんでいくのを見るに忍びない思いをされた方も多かったと思います。

スランプの2009年
今年1月にはキャリア最高の6位というランキングに駆け上り、フランスではNo.1となったシモンでしたが、3月のデ杯チェコとの戦いではバーディッチとステパネックに敗北してしまいました。このデ杯の影響は大きく、それ以降スランプ状態が続き70番、80番代の選手にも敗退するトーナメントが続きました。最悪は7月のハンブルグで120位の選手に第1回戦で敗れてしまったこともあります。

シモンが勝てなくなった原因に、彼のプレースタイルが研究されつくしたこと。
彼の華麗な炸裂するフォアハンドが不安定でなかなかウィナーに使えないこと。
また1stサーヴの確立が低くサーヴィスゲームがブレークされやすくなったこと。
などが上げられると思いますが、一番の原因はフランスNo.1というプレッシャーだったと思います。

一年でトップ3をなぎ倒したシモンへの期待は、彼の想像をうわまるほど大きくのしかかり、しかも勝てないために焦りますます勝てない、という悪循環を招きました。私たちシモンファンにとっても辛い半年でした。

US Openのシモン
シモンの練習風景を二日間ほど見学しましたが、にこにことリラックスしてとてもよい感じでした。またチリッチと練習試合をしている時も、あのフォアハンドのコントロールがよくなりだして、これはいい線をいけるかもしれないと思わせるほど鋭いショットでチリッチを破りました。

フェレーロとの試合は、膝が痛くなければ勝っていただろうと思わせるほどいい感じのテニスをしておりました。シモンの武器はフォアハンドのインサイドアウトのウィナーと、バックハンドのダウンザラインです。デルポトロのように、バックハンドが実に安定していますので、相手を走らせてコートを広く使って攻めることができます。

デルポは徐々にピッチを上げて最後にドーンとウィナーを打つタイプですが、シモンはチャンスを待って突如フォアハンドの爆弾でウィナーを決めます。予想がつけられない。これが彼のテニスのエキサイティングなところだと思います。(体が強くなる前は、パワーで負けてしまうので、普通では使わない作戦を使ってプレーしていたようです。)

彼のオフコートの素顔
さてシモンのニックネームはプサン(le poussin) ひよこという意味ですが、9歳と12歳のテニスの練習風景をみていると、このひよこというイメージがぴったりです。ちっちゃくてひ弱い。今でも大きな選手の隣に立つとまるで子供にみえます。バンコックでイズナー選手のとなりに立ったシモンの写真がありましたが、あれは子供ではなくてシモンが赤ちゃんに見えました。こんな巨人にも勝たねばならないテニスは大変です。

才能に満ちあふれたシモン
お父さんは保険会社員、お母さんは医者という家庭に育ったシモンは、小さいときからあらゆるお稽古ごとをやらされました。ピアノは音楽学校に8年間通いましたが、ギターの方が好きだったという才能の持ち主で、ピアノにもう一つ身が入らずに断念。ゴルフは12歳のときにはハンディが15だったとか。しかしこれも練習時間が足らずに止めてしまいました。また水泳はバックストロークが得意で選手として期待されていましたが、これもテニスと両立せずに断念。

シモンのピアノのレベルは玄人です。



学校の成績も非常に優秀で、ほとんど勉強しなくても優等生だったとか。18歳で大学レベルの数学と物理の単位を取っています。しかしプロになってからもグルノーブル大学の通信教育で経済学をとりましたが、勉強ぎらいなシモンには合わずギヴアップしてしまいました。

しかし頭がよいのでこつこつと勉強したり、努力するタイプでなく、どちらかというと天才型のタイプ。トーナメント中はほとんど体力のトレーニングはやらないので、トレーナーなかせだとか。

キュートできどらないシモン
海外のシモンファンのコメントを読んでいると圧倒的に女性が多いですね。彼女らが使っている言葉で一番よくきかれるのが、キュートという言葉です。24歳よりははるかに若くみえるシモンのボーイッシュなマスクが、母性本能をくすぐるのでしょうか。また現役の選手の中では、ハンサムでホットな選手No.2に選んだYouTubeのビデオがありました。

アスリートらしくみえないところも魅力の一つ。英才教育を受けてきたシモンには良家のぼんぼんの香りがします。

ファンにとても親切でサインを快く引き受けてくれるのがシモン。あるファンはわざわざシモンを見るために空港まで出かけて、彼と話をする機会があったとか。そのときは写真撮影やサインに時間をたっぷりかけて相手をしてくれたそうです。このきどらないきさくな態度も人気の原因です。

おしゃべり好きなシモン
初対面では恥ずかしがり屋ですが、一度気心が知れるとよくしゃべります。彼は熱が入ってくると、なかなかおしゃべりがとまらないのですが、彼の記者会見は分析とウィットにあふれ、記者の中でも大変評判がよいのです。

Gillou....le poussin
(ジルーとはシモンのニックネーム.プサンはひよこです)。




このビデオで彼の9歳、12歳のときのテニスをやっているシモンが見られます。



(追記)
シモンの情報は以下のサイトがベストです。シモンのスレッドがあり、写真、ビデオ、インタービューなどあらゆる情報が掲載されています。
http://www.menstennisforums.com/forumdisplay.php?f=971

(追記)
スポーツナビにくださったコメントを紹介します。シモンの人柄が伝わってきます。

「はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いてます。
 バンコク在住ですが、今回のトーナメントでシモンの大ファンになりました。
 以前から彼のプレーは好きでしたが、今回、キュートで気さくな姿に友人達も皆、目がハートでした。
 サインペンだけ持って(書いてもらう物を持ってなかった)ウジウジする私達に 「カモン」と、写真を撮るゼスチャー。
握手までしてもらいました。
 サフィンとのダブルスも最高でした。
 サフィンに話にくる姿が忠実な子犬のようでした。ずーとニコニコ楽しそうにプレーしてました。
 このブログのお陰でプロの試合が断然面白くなりました。ありがとうございます。これからも色々な事、教えて下さい。よろしくお願いします。」



投稿者 Tennisnakama  08:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

楽天予選観戦記

こりおさんがいろいろTwitterに面白い観戦の感想を書いていらっしゃいましたので、彼にTwitterだけではもったいないので、記事を書いてみませんか?とお願いしましたところ、すぐ以下のような臨場感あふれるすばらしい原稿が届きました。ありがとうございました!

(こりおさんのように観戦記を書いてみたいと思われる方は、info@tennisnakama.comまで原稿を送ってください。観戦のエピソードを仲間で分ちあえたら楽しいですね。お待ちしています。)

Reported by こりお

【楽天予選観戦記~ハプニング編】
この土日で楽天予選を見に有明に行ってきました! 土曜日は小雨が降っており、予選はなかなか始まりませんでした。twitter仲間のミトさんも会場に来ているということで現地で連絡を取り合って落ち合い、雨が降っている間は一緒にヒマつぶしで東レのシングルス・ダブルスの決勝および愛ちゃん引退セレモニーを広場の大画面(パブリックビューイング)で観てました。
(雨のおかげでこれらをリアルタイムに見れたので、ぜいたくなヒマつぶしになりました。)

そして、雨があがり夕方からやっと楽天予選が始まりました。ミトさんのお目当てはベルッチというブラジルの若手選手、ジョコと同い年でランキング65位、予選のトップシードのイケメン選手です。
ベルッチは日本の侍こと三橋選手と試合予定で、僕らはその試合を待ってました。

大会の進行状況によって試合が行われるコートが突然変更になることがあるので(少なくとも予選では)、ベルッチの試合予定のコートはOOPに記載されているものの、心配性のミトさんは念のため大会関係者に確認しにいきました。そうすると、大会関係者のところではなにやらバタバタと慌しく、どうやら急遽ベルッチが本選ダイレクトインに決まったとのこと。

それで大会関係者があわててベルッチの代わりに予選に出場する選手のネームプレート(スコアボードに貼るためのもの)を手書きで作成してて(通常はきちんとプリンターなどで印字されている)、その選手の名前のスペルが合ってるかなどの確認しているところにたまたまミトさはん通りがかりました。

そこで聞こえてきたのは「国籍はラトビア・・」という大会関係者の声。
それを聞いたミトさんはすぐさま僕のとこに来て大興奮で報告。
まさか、あのお方が・・!?

再確認で僕が見に行くと、手書きのプレートに書いてあった名前は・・Ernests Gulbis !!!
こんなことってあるのか・・! このとき、僕は一瞬めまいがするほど感激しました。

グルビスファンの僕やミトさんやtwitter仲間の間では、以前からアーニー(=Ernie=グルビスの愛称)の楽天オープンへのエントリーを切望しておりましたが、いまやランキングが下がってメインドローへのダイレクトインは困難な状況でした。

WCが与えられないかな?などという勝手な希望を持ってましたが、日本人選手にWCを与えることのできる数少ないATP大会ですのでやはりそれは無理というもの。アーニーが楽天オープンの予選にエントリーしたという情報も事前には見つけられませんでしたので、これはまったく予期していないハプニングでした。

雨の中、帰らずに待っていた甲斐がありました!

【楽天予選観戦記~特等席編】
試合はどうなったかというと、アーニーは初戦の三橋選手にストレートで勝って、日曜日の予選決勝もメッフェルというドイツの選手(ランキング178位)にフルセットの末に勝利して本戦インを決めました!僕とミトさんはこれら二つの試合を最初から最後まで、コート間近の特等席で堪能することができました。

間近で見るアーニーの豪快なサーブ、破壊的なフォアハンド、そしてカッとなったときのラケット放り投げ(審判にウォーニングをとられてました)は迫力満点でした!予選はセンターコートではなく外のコートで行われるので、観客席とコートが非常に近いのです。そしてすべて自由席です。



この週末、有明にいた人の中で最も気合を入れてアーニーの応援に来てた(と自負している)我々は、早くからベースラインの後方、デュースサイドのリターン位置の延長線上の席を確保しました。ここは、向こう側からサーブをするゲームのとき、デュースサイドでのリターンのポイントでは、自分がサーブを受けているような感覚になれる席です。

とともに、アーニーがその強力なフォアハンドを打つときに、それを真後ろから見れる席です(フォアのダウンザラインのときなどは、アーニー自身よりクリアに弾道を見ることができたかも?)。

そしてなによりも、選手がタオルを取りにくるときなどは手が届きそうな距離にまで接近するので、選手の息遣いまで聞こえる臨場感あふれる贅沢な席なのです(アーニーの無精ひげまでバッチリ見えました)!

こんな風に、僕らにとっては大満足の予選観戦となりました!予選観戦はクセになりそうです・・!!

【楽天予選観戦記~追っかけ編】
予選決勝の試合後、アーニーのまわりには人だかりができて、もちろん私も中に入ってアーニーのサインをもらうことができました。そしてサインが終わりコートを去るアーニー御一行様(アーニーと、身内の方(?)二人と、新しくついたコーチのグミさん(=最近まではサフィンのコーチ))に、なんとなしについて行きました。

道すがら、求められるサインや写真にはすべて応えていたアーニー、疲れているのにきちんと対応してて偉いなあと思いました。そして、アーニーはコロシアム裏の駐車場につくとおもむろにバッグを下ろし、駐車場の奥の方へ一人走り出したのです。え?トイレ?あんな方角にあったかな・・?と思って見ていたら、100Mくらいを行ったり来たりで3~4往復ジョギングしてました。

どうやらこれはグミコーチの指示によるクーリングダウンだったようです。そして、クーリングダウンが終わったところを見計らって、周囲にほとんどほかのファンがいないことをいいことに、僕はアーニーにお願いしてツーショットの写真をとってもらえました!!ラッキー!!

写真をとるときに、僕はアーニーに“Ernie, I'm coming back on friday to watch the Quater Finals, and I'd really like to see you then(今度は金曜日に準々決勝を観にくるので、そのときまたぜひアーニーを観たいなあ)”と言ったら、アーニーは“yeah, I'd like too see myself in the Quater Finals too...(そうだね、僕も準々決勝に出られたらいいなあと思ってるんだ・・)” とちょっとのんびりした感じで、でも出来なくはないぞ的な雰囲気で言ってくれました。これがアーニーらしさなんだなあと感じました。

今回、僕はアーニーと握手をして、サインをもらい、一緒に写真までとってもらいましたが、僕にはこの会話を交わせたことが最も貴重な体験でした(土曜日の三橋戦の後に握手してもらったときに、間近でアーニー目を見て感じた精悍さと引きこまれそうな魅力も捨てがたいですが・・)。

サインの紙や写真などはいつかどこかに行ってしまいますが(そうでない人もいるでしょうが・・)、交わした会話とそのときの選手の表情、そのとき感じた雰囲気、などはいつまでも忘れることはないでしょう。

サインをもらったり写真を一緒にとったりするのは、それ自体が目的というよりは(それ自体が目的の人もいるでしょうけど)、少しでも選手に近づいてコミュニケートするための手段なんだな、と今回感じました。ですので、みなさんも少しだけ勇気を出して、下手な英語でもいいので選手の目を見て“congratuloations!(おめでとう!)” とか “you're awesome!(あなたはスゴイ!)” などと声をかけて、選手と少しでもコミュニケートできたら、また新たな観戦する喜びを感じることができるのではないかと思います。

ぜひトライしてみてください!

Twitterでチャットしながら楽天を楽しもう
Twitterでは楽天ジャパンオープンの観戦つぶやきで盛り上がっています。まだ登録されてない方はいろんな方の面白体験談がリアルタイムで入ってきますので、ワクワクする面白さがありますのでぜひお試しください。

まずTwitterに登録します。そしてhttp://twitter.com/tennisnakama/ をフォローしてください。(これは私のTwitterのHPです)

そして私がフォローしている人たちをできるだけ沢山フォローしてください。400人以上の人をフォローするのは大変ですので、まず私のホームページへいって、そこで@のついている人をまずフォローします。彼らはもっともアクティヴな会員ですので、彼らのつぶやきがどんどん入ってきます。

彼らのつぶやきを読むだけでなく、自分でもつぶやいてみましょう。@をつけていろんな人に自分の存在を知ってもらいます。そうすると彼らもフォローしてくれるようになります。

私はまずブレーキングニュースをTwitterでお伝えします。また多くのテニスファンの方がめずらしい情報をtweet(つぶやく)されますので、目が離せない情報源となることは間違いなしです。
投稿者 Tennisnakama  04:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

アメリカが愕然!シカゴが最下位

リオデジャネイロに2016年の開催地が決まりましたね。初めての南アメリカの開催地。遅すぎるくらいの感がありますが、ブラジルは2016年までには経済大国(世界5位)に成長すると予想されるだけに、リオの決定はしかるべき結果だったと思います。

NY時間の正午頃に2016年のオリンピック開催地が発表されるというので、昨日はCNNをつけっぱなしにしてシカゴ、東京、マドリッド、リオデジャネイロの現地サテライト放送と共に開票の経過を興味深く見ておりました。

オリンピック関係者の間では、最終ラウンドはリオとシカゴの対決、しかもタイトなレースと見られていただけに、シカゴが最下位となり第1ラウンドで消えてしまったことに、アメリカは大きなショックを受けています。

オバマ大統領とファーストレイディーまでが、エアーフォース1でコペンハーゲンに駆けつけるという努力をもっても、この惨憺たる結果でしたので、オバマの人気も地に落ちたなど、共和党派は「それみたことか!」といわんばかり。でもこれはいくらなんでもかわいそうです。オバマはコペンハーゲンに飛んで行けば、余計な事をするからだと叩かれる。飛ばなければ協力しないと叩かれる。リーダーとは何をしても叩かれるのですから、私は彼が故郷のため、アメリカのためにコペンに飛んだことは正しかったと思います。

しかしIOCの投票はsecret voteとも呼ばれ、いろんな噂がついてまわります。もっとも悪名高いのは、1980年冬期オリンピック開催地のレイク・プラシッド。IOCメンバーに現金や大学奨学金の確約などの賄賂行為で票を買収したことが明らかになりました。今回の選挙では、アメリカは約50億円を投資してキャンペーンを展開してきましたし、シカゴが最下位で落ちたということがどうしても信じられないというのが正直なアメリカの反応といってよいでしょう。

2016年の開催地決定投票は以下のように行われました。

投票日: 2009年10月2日
投票地: コペンハーゲン
立候補市: リオデジャネイロ、シカゴ、マドリッド、東京
IOCメンバー:106名
プレゼンテーションの順番:各立候補市は45分のプレゼンを行い、15分の質疑応答。
シカゴ(8時50分)、東京(10時30分)、リオ(12時10分)、マドリッド(2時50分)
投票時刻:コペンハーゲン時間午後5時10分5時40分
開票結果発表:午後6時半7時
選出方法:ラウンドごとに一候補市を除去していく。第3ラウンドで決定する。

このような方法で最終的に開催地が決定されるわけですが、今回の投票結果は以下となりました。

第1ラウンド: シカゴがOut/94名が投票(IOCのプレジデントと立候補国のメンバーは投票できない)
マドリッド(28)、リオ(26)、東京(22)、シカゴ(18)

第2ラウンド:東京が Out/95名が投票
リオ(46)、マドリッド(29)、東京(20)

第3最終ラウンド:マドリッドが Out/98名が投票
リオ(66)、マドリッド(32)

この投票結果をみてみると、リオが第1ラウンドではマドリッドに負けているのに、第3ラウンドでは圧倒的な支持を受けています。これらの投票の動きから、一体何が起こったのか? そのミステリーを解いてみるのも面白いですね。

いろんなアメリカのメディアの分析を読んで、私なりに最も可能性のありそうなセオリーを選んでみました。ここから以降は分析の遊びですのでそのつもりで読んでいただきたいと思います。それが不快な方はここでストップしてください。

東京
中国のすぐ後ということでアジアの2度連続の可能性は少なく、最弱候補とみなされていた東京がなぜシカゴを上まわったのか? 第1ラウンドの22票はアジアの団結票。このアジアの票は有力候補と見なされていたシカゴを第1ラウンドで落とし、リオを最終戦までもっていく目的もあった。

Senior Australian IOC member Kevan Gosper surmised that Asian voters may have banded together for Tokyo in the first round, at Chicago’s expense. “I’m shocked,” Gosper said. “The whole thing doesn’t make sense other than there has been a stupid bloc vote.”

http://www.vexnews.com/news/6585/bribes-ioc-corruption-rears-its-ugly-head-as-chicago-shunned-and-rio-parties/

マドリッド
2004 (アテネ) , 2006 (チューリン) , 2012 (ロンドン) , 2014 (ロシア) のヨーロッパの夏期冬期開催が続くにもかかわらず、スペインに票が集まったのは? 前IOCプレジデントでスペイン人のフアン・アントニオ・サマランチは89歳。「私はもうすぐこの世から去っていく身です。(だから最後のお願いを聞いてください)」予想されたことだが、彼への同情した票がかなりあったことは確か。

シカゴ
強力な立候補と見なされた一方、過去2年間にわたるIOCとUSOCのトラブル(放送権など金銭的な問題)がIOCのメンバーの中で、アンチ・アメリカのムードを生んでいた。新しく就任したUSOCのプレジデントのもとで、アメリカチームが交渉に慣れていなかったことも大きな原因。この第1ラウンドはアメリカに対するリヴェンジとみる見方がある。またシカゴの市民の半分が開催に興味がない/反対とスタンスでまとまりに欠けた点もマイナスに働いた。

リオデジャネイロ
「南アメリカに最初の開催地を」というスローガンは理屈をこした心情に訴えるものがあった。犯罪や財政問題(リオは水泳の世界大会を財政困難のためにキャンセルしたばかりとか)の山積する問題があるにもかかわらず、開催地としては魅力に溢れ、「私も行ってみたい」と夢を売るに十分だった。

あるジャーナリストが言っていましたが、マドリッド、東京、シカゴはHOWを強調、リオはWHYを強調した。これが勝利の原因だったと。

これは納得できる分析でした。どのようにしてオリンピックを開催するかではなくて、なぜリオにとってオリンピックが必要なのか? なぜ世界にとってリオが必要なのか?を訴えたというのです。

カーニヴァルの街リオ。すでに国中がサンバで明け方までパーティーを開いてお祝いをしました。これから南アメリカのブームが来ることは確か。南アといえばUS Openで優勝したアルジェンチンのデルポトロがいます。彼は7年後の2016年には2728歳。フェデラーの年ですね。彼がアルジェンチンに金メダルをもたらせば、サンバではなくてタンゴとステーキ、そして彼の好きなチーズケーキでお祝いです。

お祭りの好きなブラジル人は「2016年までお祭りだあ!」と、気勢をあげています。途中で息切れされると困りますが、でも楽しそう! 私も行こう! 2016年にむけてこれからサンバのレッスンだあ!

(追記)
リオの戦略についてはほとんど書いておりませんが、賄賂、キックバックが横行するお国柄では当然いろんな手段が使われたであろうと勘ぐる人たちも多いと思います。しかしアメリカのメディアは、今のところ具体的な買収行為については、私が知る限りどこも触れておりません。

勝利の大きな原因として、熟練したIOCのメンバーであるCarlos Nuzman のリーダーシップのもとに、リオのコミッティーの秘書Carlos Osorio、Luiz Inacio Lula da Silva大統領の三人四脚の積極的なアピール活動が成果を生んだとみるのが、勝利の主な原因ではないかと言われています。

Reference:
http://www.huffingtonpost.com/2009/09/27/2016-olympics-vote-schedu_n_301308.html

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/02/AR2009100203743_2.html?sid=ST2009100204362

http://www.reuters.com/article/olympicsNews/idUSL343109420091003


投稿者 Tennisnakama  23:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

マリーがジャパンオープン欠場!

マリーの欠場
マリーが楽天ジャパンオープンに欠場することを公式サイトで発表してから、一日が経ちましたが、まだメディアはそのことを書いていませんね。楽天ジャパンのサイトもマリーの出場をまだ掲げていますし・・・いずれ分かることと思って黙ってましたが、対応が遅いとマリーのためにチケットを買った人は怒るでしょうから、最近毎日のように事務局と連絡し合ってますので、残念のお見舞いメールを送ってみます。非常に対応の早い事務局ですので、すぐ変更になると思いますが。

マリーが来るというので彼の公式サイトにお邪魔して、日本のファンが待ってますよ!というラヴコールをしているうちに、現地のマリーファンと親しくなり、チケットの取り方、携帯電話の種類など、いろんな相談を受けました。私はそこでタータンアーミーなるものも知り、Footie Chants(サッカーで歌われる簡単な応援歌)がいろいろ問題になっていることも知りました。その件については『タータンアーミーがやって来る!?』で紹介させていただきました。

フーリガンの行為が余りにも目にあまるので、ひどい人種差別をするチャントを歌うと逮捕(黒人選手に対してゴリラなどと侮蔑)、罰金150万円など厳しい取り締まりをしながら、イギリスは健全なサッカーを普及するために努力していることも学びました。マリーを通して、イギリスのもつ複雑なスコットランドとイングランドとの関係も少しは理解できるようになりました。そういった意味でマリーを追求して多くのことを学ぶことができ、彼に感謝しています。

感謝の意味もこめて、マリーファンにお見舞いのメッセージを送りました。「日本のファンはがっかりしていますが、健康が大切。一日も早い完治を祈っています。」そうするといろんなスコットランドのマリーファンの方から、逆に申し訳なかったというなぐさめのメッセージが返ってきました。なかなかいい感じで交流が続いています。http://bit.ly/2qL8ap

(マリーが楽天ジャパンで活躍することを前提にして、Flower of Scotlandについて書こうと思っていたのですが、またの機会に記事にすることにします。スコットランドは国でないので応援の時に歌う歌が正式にありません。サッカーの応援ではこの Flower of Scotlandがよく歌われるのですが、この歌にも賛否両論がありもめています。マリーとスコットランド。マリーとイギリス。これからも追求していきたい興味あるサブジェクトです。)

国旗は楽天ジャパンオープンに持ち込み可能です
以下のメールが楽天ジャパンの事務局から入りました。

旗は企業や商品などの宣伝が入っている様な掲示物は禁止ですが、国旗でしたら大丈夫です。
但し、あまり大きい物を振り回したり会場内の手すりなどに設置することは出来ません。周りの方にご迷惑にならない様にお願い致します。


tennisTV.comからお礼のプレゼントのオファー
以前、テニスの観戦はATPの公式ストリーミングを配給している tennisTV.comについて記事にしたことがあります。そのときにいろんな方から登録の仕方が分からないという相談を受け、いろいろお手伝いさせていただきました。そういういきさつもあって、 tennisTV.comのマーケティング担当者のMattを知る機会を得たのですが、楽天ジャパンオープンが、まだAIGオープンになっていることに気づき、彼にすぐ連絡をとり名前を変更してもらうように要請したことは、前の記事にも書きました。

直ちにMattから丁寧な感謝のメールが届きました。お礼として、5人のtennisnakamaの読者に、無料のAsian Swing Passを提供したい、という申し入れがありました。

この Asian Swing Passとは、ジャパンオープン、チャイナオープン、上海マスターズの3トーナメントをストリーミングできるパスのことです。

これには驚きました。tennisTV.comのオファーに Mattはさすがマーケティングのエクスパートと感心したのです。

私の以前の記事で紹介した時点で、日本からかなりの登録者があったと彼は言っていましたし、今回の名前変更の件についても、このブログの管理人(つまり私)を味方にしておけば損はしないだろうと判断したのでしょう。アフィリエートになってくれないかというオファーもありました。

tennisnakamaはテニスファンのコミュニティー広場です。なぜこのようないきさつを記事にしているかといいますと、ちょっとした行動がきっかけとなって、テニスの輪がどんどん広がっていくことを皆さんと一緒に経験していく。それが私の目指しているコミュニティーだからです。

スウェーデンのヨハンの件(tennistalkの日本版)。ニック・ボレテリの件(彼と新しい企画を始める)。今回のtennisTV.comのアフィリエートの件。またオーストラリアのマイケルから一緒にジョン・ニューカムのアカデミー派遣のプロジェクトに参加しないかというお誘い(これは記事にはしませんでしたが)・・・などなどいろんなお誘いがありましたが、仕事を一緒にしなくても彼らとのネットワークは広がっていきます。この楽しさを一人じめしないで一緒に味わっていきたい。そして一緒に行動を起こしていく。

オーディンと発音されていたのが、ウダンに変更になったのも、読者の方たちのWOWOWへの抗議メールや、積極的な働きかけがあったことも大きく影響していると思います。たとえ小さな声であっても「変革することができる」と信じて行動する。それがウダンのキャンペーンだったと思います。ダイナミックにこれからも皆さんと行動を起こしたいと願っています。

そうそう肝心な5人へのパスのプレゼントの件でした。

どうやって5人を選ぶのか? これはむずかしい問題です。何かのコンテストをやり、そのプライズとしてパスを提供するしか方法がないのでは・・・しかし今のブログでは対応に限界があり、しかもテニス365ではコメントを一時閉鎖していますし・・・といろいろ考えた結果、もったいないと思いましたが、丁寧にお断りしてしまいました。皆さん、ごめんなさい!


投稿者 Tennisnakama  23:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織選手がプロテクティッド・ランキングを取得

ただ今、圭君のマネージャーからメールが入りました。Twitterではもう報告しましたが、Twitterに登録されてない方のために記事にして朗報をお知らせしたいと思います。

圭君のprotected rankingが106位で認められました。

ではこのプロテクティッド・ランキングとは一体どういうものなのでしょうか?

選手が怪我をしたり病気になったりして6ヶ月以上試合に出れない場合に、適用されるエントリー・プロテクションと呼ばれるルールがあります。

選手は怪我/病気が発生してから6ヶ月以内にATPにプロテクティッド・ランキングの陳情書を提出しなければなりません。陳情が認められると、怪我/病気が生じた日から3ヶ月間の順位を平均したランキングがプロテクティッド・ランキングとなり、圭君の場合は106位となります。

ではこの106位のランキングがどれだけ長くプロテクトされるのでしょうか?

この106位の順位は、圭君が復帰してから(1)8回のトーナメントに適用される。(2)復帰後9ヶ月間適用される。この二つのケースに分かれます。早くやってきた方が適用されることになります。106位はあくまでもエントリーするときに利用されるランキングで、正式なランキングではありません。正式なランキングはSouth African Airways ATP Rankingsといわれるもので、今週の圭君は169位です。

マネージャー曰く、圭君の回復は順調で年末か年始のカムバックを予定しているそうです。

ともかくこの106位がキープできたことは本当に嬉しいニュースです。102名までが全豪オープンのDA(Direct Acceptance)となりますので、ストレートの本戦エントリーの可能性が高まってきました。現在169位の圭君のランキングはますます下がっていくでしょうし、この106位をもらえなければ、予選から戦っていかなければならず、きびしいGSとなるからです。

おめでとう、圭君! 安心してゆっくり治療に励むことができますね!

(追記)
本文を分かりやすいように少し書き直してみました。

テイラー・デントは怪我のために2年間の治療でブランクがありましたが、彼は2009年の全豪オープンにはプロテクティッド・ランキングの56位でエントリーしています。これがないと彼のSouth African Airways ATP Ranking(通常ランキングと呼ばれているもの)は728位でとても予選にも参加する資格はありません。プロテクティッド・ランキングとはトーナメントにエントリーするために使うランキングであって、デントの正式なランキングは728位です。

トミー・ハースも怪我で長期のブランクがありカムバックしたときのプロテクトティッド・ランキングは11位でした。このランキングですとトーナメントではシードがつきますが、プロテクティッド・ランキングの場合は、エントリーだけを考慮するランキングですので、シードはつきません。


投稿者 Tennisnakama  16:56 | コメント(0)| トラックバック(0)