2009年10月15日
怪我続出の異常事態(更新中)
上海マスターズは怪我人が続出しています。デルポトロ(5位)の右手首。ロディック(6位)の左膝。ハース(18位)の右肩。彼らはすでにリタイアしてしまいました。しかもトーナメント開催前にフェデラー(1位)やマリー(3位)はすでに欠場を発表し、トップ6の中で残ったのはナダルとジョコヴィッチのみ。これは正に異常事態です。リタイアがまだまだ増え続けるようですので、リタイア情報を更新しつづけます。
上海の怪我によるリタイア状況
デルポトロ
ロディック
ハース
べルダスコ
アカスーソ
ツヴェレフ
ヴァヴリンカ
モンフィス
リュービチッチ
長すぎるシーズンにカンカンガクガクの論議
Nadal
上海の記者会見でナダルは「1月1日に始まって12月5日に終わるシーズンは長過ぎる。」とATPのトーナメントスケジュールを批判しました。(1)
Roddick
またロディックも「体を十分に休ませ、そしてトレーニングできるきちんとしたオフシーズンがないなんておかしい。」と批判。(1)
Safin
このロディックの発言に対して、サフィンはちょっとご機嫌斜めなコメントをしています。
「今ごろロディックがそんなこというなんておかしいよ。2004年に僕がスケジュールの修正を考えるべきだと提案したとき、ロディックは僕にこういったんだぜ。試合に出過ぎるからじゃないのって。あのときてんで本気で取り合わなかったのに、今ごろになって文句いうなんて。」(2)
Djokovic
ジョコヴィッチはさすが大会主催者の一人。経営者の立場もふまえて政治家のような発言をしています。「スケジュールの問題は、単にトーナメントを減らしてしまうことによって解決される問題じゃない。選手、ATP、そして大会主催者の三者間の十分な話合いで解決されるべきだ。」
John Newcombe
以前ジョン・ニューカム氏のインターヴューについて書いたことがありましたが、伝説の選手、ニューカム氏はナダルやフェデラーに厳しい言葉を発しています。(3)
「僕は試合が多すぎるとは思わないね。ナダルやフェデラーはATPやデ杯の他にエグジビションに出ている。多分1億円くらいの報酬があるからだろうけれど、彼らは100億以上もとっているのだから、1億なんてどうってことのない金額なはずだ。僕にいわせればトーナメントに出ないときは体を休めるべきなんだ。疲れすぎだといいながらエグジビションに出る選手には同情はないよ。その期間はゆっくりビーチで休養しているときなんだから。」
何となく納得できるニューカム氏の言葉です。アブダビでは毎年12月31日から1月2日までの3日間、Cappitala World Tennis Championshipがおこなわれます。ナダルとフェデラーは今年もこのエグジビションに出場します。
ナダルの言う「僕たちは1月1日から12月5日まで試合にでなければならない」という1月1日は出場義務のあるトーナメントはありません。フェデラーは疲労。ナダルの膝や腹筋の故障。しかしエグジビションには出場。そして過密なスケジュールを批判・・・「!$!$!$ ??」 (これは私の一人ごとです)
デルポトロの右手首の故障
とにかく故障が多いのがデルポトロ。マイアミでも同じ右手首の痛みを耐えて準決勝まですすんだデルポでしたが、今回は大事をとって悪化する前にリタイアしてしまいました。
「上海はとても重要な大会だけれど、シーズン最後にリスクを犯したくないんだ。家に帰って休養して次のトーナメントにそなえるよ。」(4)
東京、上海のどちらも初戦で敗退。アジアはもう懲りたよなんて思わないでほしいですね。中国人の記者が「一番好きな中国の食べ物は?」の質問に、デルポはそっけなく「僕はイタリアンを毎日食べている」これはマジにおかしかったです。中華料理は嫌いでも日本料理は好きそう。でも毎年腹痛をおこして具合が悪くなっては、来年の来日は余り期待できないかもしれませんね。
サフィンが最後に「男らしく戦え!」とカツ
ベルディッチが2度メディカルタイムをとったことに対して、サフィンの怒りが爆発。怪我しているはずのベルディッチが、全く問題なく走り回りまわるのをみて、サフィンのプッツンさよなら記者会見となりました。(5)
「カモーン!彼は26歳なんだろ。大人になれよって言いたいね。男らしく堂々と戦えよ。負けるときも男らしくね。故障したって? じゃどうして急に何でもないように走れるんだよ。インジャリータイムの後で気持ちが楽になったからって? 言い訳なら1万くらいあるさ。ようするにプレーをするかしないかのどちらかなんだ。ごちゃごちゃいわずにプレーしろってんだ。」(ちょっと最後はやくざっぽくなりましたが、雰囲気的にはこのようなものだったと思います。)
勝ちそうになりながら、3セットで落としてしまったサフィンの怒りの気持ちもわかりますが、これは結局集中力が途切れてしまったサフィンにも敗因があるわけですが、何事も歯に布を着せない発言はサフィンらしい中国最後の記者会見でした。
今年のオーストラリアのホップマンカップに、サフィン/サフィーナ兄妹がロシア代表で出場しました。相手はシモン/コルネのフランスチーム。楽しいミックスダブルスをどうぞ。
Berdychの呼び方について
チェコでもめずらしいBerdych選手の呼び方はミステリーでしたが、英語圏の解説者はバーディッチと呼んでいますので私もそのように呼んできました。ATPの選手プロフィールには、発音の欄が今年からサイトのリニューアルによって削除されてしまいなくなってしまいました。そのため何度も発音を記入してくださいとATPにリクエストしてきて、やっと発音が記入されることになりました。
Berdychの発音はber-DICHTとなっていますので、これからはベルディッチと呼ぶことにします。
(1) http://sportsillustrated.cnn.com/2009/tennis/10/12/players.complain.ap/index.html
(2) http://www.nytimes.com/reuters/2009/10/14/sports/sports-uk-tennis-shanghai-safin.html?_r=2
(3) http://docs.google.com/Doc?docid=0AceT1YsuU3XeZGd2N3pnc2RfNjkybmhyOWc3&hl=en
(4) http://www.capitalawtc.com/en/Home.aspx
http://www.earthtimes.org/articles/show/290128,del-potro-quits-with-tendinitis-as-injuries-mount-on-atp.html
(5) http://www.nytimes.com/reuters/2009/10/14/sports/sports-uk-tennis-shanghai-safin.html?_r=2
上海の怪我によるリタイア状況
デルポトロ
ロディック
ハース
べルダスコ
アカスーソ
ツヴェレフ
ヴァヴリンカ
モンフィス
リュービチッチ
長すぎるシーズンにカンカンガクガクの論議
Nadal
上海の記者会見でナダルは「1月1日に始まって12月5日に終わるシーズンは長過ぎる。」とATPのトーナメントスケジュールを批判しました。(1)
Roddick
またロディックも「体を十分に休ませ、そしてトレーニングできるきちんとしたオフシーズンがないなんておかしい。」と批判。(1)
Safin
このロディックの発言に対して、サフィンはちょっとご機嫌斜めなコメントをしています。
「今ごろロディックがそんなこというなんておかしいよ。2004年に僕がスケジュールの修正を考えるべきだと提案したとき、ロディックは僕にこういったんだぜ。試合に出過ぎるからじゃないのって。あのときてんで本気で取り合わなかったのに、今ごろになって文句いうなんて。」(2)
Djokovic
ジョコヴィッチはさすが大会主催者の一人。経営者の立場もふまえて政治家のような発言をしています。「スケジュールの問題は、単にトーナメントを減らしてしまうことによって解決される問題じゃない。選手、ATP、そして大会主催者の三者間の十分な話合いで解決されるべきだ。」
John Newcombe
以前ジョン・ニューカム氏のインターヴューについて書いたことがありましたが、伝説の選手、ニューカム氏はナダルやフェデラーに厳しい言葉を発しています。(3)
「僕は試合が多すぎるとは思わないね。ナダルやフェデラーはATPやデ杯の他にエグジビションに出ている。多分1億円くらいの報酬があるからだろうけれど、彼らは100億以上もとっているのだから、1億なんてどうってことのない金額なはずだ。僕にいわせればトーナメントに出ないときは体を休めるべきなんだ。疲れすぎだといいながらエグジビションに出る選手には同情はないよ。その期間はゆっくりビーチで休養しているときなんだから。」
何となく納得できるニューカム氏の言葉です。アブダビでは毎年12月31日から1月2日までの3日間、Cappitala World Tennis Championshipがおこなわれます。ナダルとフェデラーは今年もこのエグジビションに出場します。
ナダルの言う「僕たちは1月1日から12月5日まで試合にでなければならない」という1月1日は出場義務のあるトーナメントはありません。フェデラーは疲労。ナダルの膝や腹筋の故障。しかしエグジビションには出場。そして過密なスケジュールを批判・・・「!$!$!$ ??」 (これは私の一人ごとです)
デルポトロの右手首の故障
とにかく故障が多いのがデルポトロ。マイアミでも同じ右手首の痛みを耐えて準決勝まですすんだデルポでしたが、今回は大事をとって悪化する前にリタイアしてしまいました。
「上海はとても重要な大会だけれど、シーズン最後にリスクを犯したくないんだ。家に帰って休養して次のトーナメントにそなえるよ。」(4)
東京、上海のどちらも初戦で敗退。アジアはもう懲りたよなんて思わないでほしいですね。中国人の記者が「一番好きな中国の食べ物は?」の質問に、デルポはそっけなく「僕はイタリアンを毎日食べている」これはマジにおかしかったです。中華料理は嫌いでも日本料理は好きそう。でも毎年腹痛をおこして具合が悪くなっては、来年の来日は余り期待できないかもしれませんね。
サフィンが最後に「男らしく戦え!」とカツ
ベルディッチが2度メディカルタイムをとったことに対して、サフィンの怒りが爆発。怪我しているはずのベルディッチが、全く問題なく走り回りまわるのをみて、サフィンのプッツンさよなら記者会見となりました。(5)
「カモーン!彼は26歳なんだろ。大人になれよって言いたいね。男らしく堂々と戦えよ。負けるときも男らしくね。故障したって? じゃどうして急に何でもないように走れるんだよ。インジャリータイムの後で気持ちが楽になったからって? 言い訳なら1万くらいあるさ。ようするにプレーをするかしないかのどちらかなんだ。ごちゃごちゃいわずにプレーしろってんだ。」(ちょっと最後はやくざっぽくなりましたが、雰囲気的にはこのようなものだったと思います。)
勝ちそうになりながら、3セットで落としてしまったサフィンの怒りの気持ちもわかりますが、これは結局集中力が途切れてしまったサフィンにも敗因があるわけですが、何事も歯に布を着せない発言はサフィンらしい中国最後の記者会見でした。
今年のオーストラリアのホップマンカップに、サフィン/サフィーナ兄妹がロシア代表で出場しました。相手はシモン/コルネのフランスチーム。楽しいミックスダブルスをどうぞ。
Berdychの呼び方について
チェコでもめずらしいBerdych選手の呼び方はミステリーでしたが、英語圏の解説者はバーディッチと呼んでいますので私もそのように呼んできました。ATPの選手プロフィールには、発音の欄が今年からサイトのリニューアルによって削除されてしまいなくなってしまいました。そのため何度も発音を記入してくださいとATPにリクエストしてきて、やっと発音が記入されることになりました。
Berdychの発音はber-DICHTとなっていますので、これからはベルディッチと呼ぶことにします。
(1) http://sportsillustrated.cnn.com/2009/tennis/10/12/players.complain.ap/index.html
(2) http://www.nytimes.com/reuters/2009/10/14/sports/sports-uk-tennis-shanghai-safin.html?_r=2
(3) http://docs.google.com/Doc?docid=0AceT1YsuU3XeZGd2N3pnc2RfNjkybmhyOWc3&hl=en
(4) http://www.capitalawtc.com/en/Home.aspx
http://www.earthtimes.org/articles/show/290128,del-potro-quits-with-tendinitis-as-injuries-mount-on-atp.html
(5) http://www.nytimes.com/reuters/2009/10/14/sports/sports-uk-tennis-shanghai-safin.html?_r=2
投稿者 Tennisnakama 10:35 | コメント(0)| トラックバック(0)
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