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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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クイズです:錦織選手の未来のRivalたち



YouTubeの中にYoung Tennis Talentsというタイトルの動画がありました。彼らは未来の錦織のライヴァルたちです。この11人の選手のなかに、錦織選手も入っています。 この選手たちの名前がすべて分かった人は、テニスの王様です。

答えは来週発表します。

ヒント:
(1)モンテカルロではダヴィデンコに負けました
(2)アメリカ人の若手ナンバーワンのホープ
(3)昨年AIG Japanに出場しています
(4)今年対戦して、錦織選手は負けています
(5)2003年に熊本に来て、ベスト4になりました
(6)錦織選手のライヴァル友達
(7)錦織圭
(8)昨年AIG Japanに出場しています
(9)先週のバミューダで錦織選手に負けています
(10)4月のヴァレンシア大会ベスト4
(11)ザグレヴでリュービチッチを破り優勝
投稿者 Tennisnakama  23:09 | コメント(7)| トラックバック(0)

錦織のチャレンジャーたち

錦織選手のおかげで、今まで関心の薄かった、チャレンジャー世界がだんだん面白くなってきました。この世界は実に新陳代謝が激しい。昨年の優勝者が消えてしまったり、突然圭くんのような彗星が現れたり、メンバーの交替が著しいので追う方も大変です。

圭くんは今回めでたく99位にあがりましたが、ここからが本当に大変そう。今年のゴールはベスト50ということですが、84位にサフィンがうろうろしています。51位アンチッチ、52位グロージャン、53位モンフィスが厚い50の壁と格闘してます。もう想像しただけで、疲れがどっと出てきました。

ゴールにたどり着くには、勝ってポイントを稼がなくてはなりません。ここで錦織選手がこれから対戦していく(と予想される)チャレンジャーたちを研究してみたいと思います。

5月5日から始まるチュニカ ナショナル、12日のハリケーンテニスもほとんど同じような顔ぶれが登録しています。ランキング150から250番台で占められているこのチャレンジャー大会は、賞金総額が5万ドルで、今の99位のランキングからすれば、圭君はシード3くらいになります。 しかも彼の得意なクレーですので、ダブル優勝もかなりの現実性を帯びてきました。

予定のドローにあまり変更がなければ、以下の3人が要チェックです。以下はチャレンジャー大会におけるクレーの成績です。これはあくまでもクレーでの分析です。

ボビー・レーノルズ
ランキング:77位
クレーの総合成績:13勝8敗 (今年の成績は無し)
今年になってから、ランキングを30以上も上げ、上昇気流の選手。しかし今年はまだクレーを一度もプレーしたことがないので、案外早く敗退する可能性あり。

ジョン・イズナー
ランキング:82位
クレーの総合成績:1勝1敗(今年が初めて)
205cmの超(長)身から叩きこめれるサーヴが恐いが、ストロークに波があり、クレー向きでない。

ロバート・ケンドリック
ランキング:116位
クレーの総合成績:17勝19敗(今年は2勝1敗)
今年の3月、コロンビアのボゴタのクレーで準々決勝まですすむ。勝った相手はいずれも200位以下の選手。準々決勝で負けた相手も130位だったことから、今の錦織選手のレベルでは勝てそうな相手。

という訳で2試合とも優勝が確実になってきました。ただ、ソニーとの契約のため、日本へとんぼ返りとなり(明日、30日に記者会見ですよね)時差との闘いが心配です。疲れが出てケガのないよう、ゆっくりと休める日があればよいですね。おいしい日本食を食べ、家族に会って・・・そういう意味では、いそがしいスケジュールでしょうが、疲れた心身にベストな栄養かも。

ゴールはローランギャロス。フレンチオープンに向かって、がんばれ圭くん!








投稿者 Tennisnakama  21:16 | コメント(8)| トラックバック(0)

錦織圭:死闘のバミューダ!

Japanese teen wins thriller

バミューダオープンの決勝戦 の模様が,ローカル新聞に掲載されていました!

3セットのタイブレーク(2ポイント差7-5)で勝っていることから、大変な試合だったのではと想像はしていましたが、本当に大接戦だったようです。

今日のバミューダのローカル新聞、The Royal Gazetteの記事をかいつまんで紹介します。
http://www.royalgazette.com/siftology.royalgazette/Article/article.jsp?articleId=7d84e3330030020§ionId=70

Royal Gazette



記者が興奮した様子で書いています。

「英語でこの試合をどのように表現してよいのか、十分な言葉がみつからない。とにかく言えることは、あの決勝戦は、驚くべきもので、実にすばらしく、インテンスで、ドラマティックで、センセーショナルで、信じられない、息をのむほどのすごさだったということ。」

こんなに沢山の賞賛の言葉を書き連ねた記事を読むのは、生まれて初めてです。

さらに記者の興奮状態が続きます。

「15年間のこのオープンの中で、これほどすばらしい決勝戦はなかった。3セットの試合が終わったあとは、選手も、観客も、そして関係者全員が、もうくたくたに疲れ切ってしまったほどだ。」

錦織選手は試合のあとで、このようなコメントを残しています。

「もうめちゃくちゃに疲れてしまって話ができません。僕自身勝つなんて信じられないです。メンタル的にも疲れ果てましたから、3セット目で15-40になってしまったときは、もうダメだと思ってました。」

二人とも言葉を失い、今にも泣き出しそうな感じだったみたいです。

「トロイッキは、勝てる試合だっただけに悔しさ一杯で言葉を失い、錦織のほうは、逆に喜び一杯で、疲れ果てて言葉が出てこない。」

では、二人はどのような試合を展開していったのでしょうか。

「第1セット: 2-6
第4ゲームですでに錦織をブレークしたトロイッキは、予想以上のペースで錦織を攻撃し始めた。錦織は焦ってウィナーを取ろうとして、何度もネットに引っかけるミスが続いた。この二人の試合ぶりから、勝者は誰の目にも明らかだった。第1セットは6-2でトロイッキの手に。

第2セット:7-5
第2セットもあっけなくトロイッキが勝つかと思われたが、錦織のしぶといラリーの応酬で、ブレークしなおしてもとの2-2へ。6ゲーム目のラッキーショットが手伝って、ブレークされるのを免れるが、錦織はコートを駆けずりまわって辛うじてゲームを維持するのが精一杯。

しかし錦織はどのボールもリターンしてしまうため、次第にトロイッキは打つ手を失っていった。フラストレーションに陥ったトロイッキは、気がついてみるとスコアはすでに5-6。観客もこの展開に驚きを隠せない。

第3セット:7-6
第3セットはもっとドラマティックな展開だった。最初にブレークをしたのは錦織。慌ててトロイッキがブレークしなおして、スコアはもとにもどって3-3。 そのあとはゲームポイントをお互いが確保して6-5に。しかし、このあとトロイッキは立て続け様に3ポイントを取り、このまま勝利へと思いきや、錦織のねばりにあって、マッチポイントをとれず6-6のタイブレークへ。

タイブレークスコア:7-5
トロイッキがまたもや得点を先取して優勢に見えたが、錦織はベースラインからの、信じられないリターンで4-3と逆転。そして錦織はまたもや、不可能にちかいショットを繰り返しポイントをとり、最後はトロイッキがネットにボールをひっかけて錦織の勝利に終わった。」

ここぞという瞬間に立ち上がれる力!18才にして驚くべき精神の成熟度!そして最後まで諦めないメンタルの強さ!錦織選手には、チャンピオンに必要なすべての資質が備わっているようです。
amazing, awesome, incredible, breathtaking・・・と賞賛の言葉を惜しまなかった記者は、未来のチャンピオンに限りない拍手を送りたかったのでしょうね。






投稿者 Tennisnakama  12:59 | コメント(5)| トラックバック(0)

錦織圭の次の試合は? クレーコートとは?

バミューダオープンで優勝した圭君、お疲れさまでした!ランキングも一挙に99位にアップしていよいよこれからですね。

彼のこれからのスケジュールを追ってみたいと思います。以下の2大会は、いずれも 男子プロ チャレンジャー のカテゴリーです。

5月5日 
チュニカ ナショナル (Tunica Resorts,ミシシッピー州)
http://dps.usta.com/usta_master/usta/doc/content/doc_13_21631.pdf?4/15/2008%203:55:24%20PM
会場:Tunica National Golf & Tennis
コートサフェス:インドア ハーツルー(Indoor Har Tru)

5月12日
ハリケーン テニス オープン Hurricane Tennis (Brandenton,フロリダ州)
http://dps.usta.com/usta_master/usta/doc/content/doc_13_21740.pdf?4/22/2008%204:25:26%20PM
会場:EL CONQUISTADOR RACQUET CLUB
コートサフェス:アウトドア ハーツルー(Outdoor Har Tru)

両大会ともHar Truのサーフェスですが、これは別称グリーンクレーとも呼ばれています。クレーには大きく分けてレッドクレーとグリーンクレーがあります。

5月下旬に始まるフレンチオープンにめがけて、選手たちはサーフェスに馴れるため、クレーを選んでいきます。ここで、クレーといっても、フレンチオープンはレッドクレーなのに対して、アメリカでは、グリーンクレーのHar Truが一般的です。

どう違うのか。レッドクレーはレンガや赤土から、 Har Tru はグリーンの岩石(いろいろ種類があるようです)を砕き、土台をつくります。Har Tru は、時にはコンクリートやアスファルトの上に新しく敷き詰めることもあって、いろんな種類があるようです。

マンハッタンには、これらすべてのサーフェスがそろっているので、比較するのは便利です。

セントラルパークは Har Tru:
球の速さとバウンドする高さは、丁度レッドクレーとハードコートの中間くらいでしょうか。コートの表面に砂のようなものがまかれているので、私はよくすべって転びます。ですからプレー前には水をまくようにしていますが、それでも転んでしまうのです。ちゃんとスライドしてないからでしょうけど、苦手なサーフェスです。

ハドソン河沿いのリヴァーサイドパークはレッドクレー:
まず、靴やら服が赤土で汚れ、洗ってもとれないので、一番汚らしい格好をしていきます。明日のトーナメントは、ニュージャージー州でありますが、レッドクレーで少し憂鬱。球が遅いので、ウィナーがなかなかとれない。ラリーがやたらとつづき、走りまくり、おまけに汚れて洗濯が大変。それに今まで行ったことのない、とても遠いところみたいで、迷って会場にたどり着けないかも。また憂鬱。



投稿者 Tennisnakama  03:04 | コメント(7)| トラックバック(0)

錦織圭:99位になりました!

昨日のバミューダオープンの試合の優勝で、錦織選手のランキングが120位から一挙に99位にあがりました! 本当にすごい快挙です。

今回のバミューダオープンの試合の詳しい結果がwikiに掲載されています。
http://en.wikipedia.org/wiki/2008_XL_Bermuda_Open_-_Singles

次は5月5日から始まるミシシッピー州チュニカリゾートで行われるチュニカナショナルに出場の予定です。
http://dps.usta.com/usta_master/usta/doc/content/doc_13_21630.pdf?4/15/2008%203:54:17%20PM

錦織選手の記事を海外のメディアからリサーチしてますと、面白いサイトが網にかかってきました。ジェイムスブレークにデルレイビーチで勝ったときは、世界中のメディアが圭君に注目して話題になりましたが、その中にGaywired.comを見つけました。これはゲイのサイトです。

圭君って、ホモちゃんたちにモテる・・・タイプなの???

gaywired


http://www.gaywired.com/article.cfm?section=123&id=18201
2月18日付 Gaywired.com




投稿者 Tennisnakama  14:48 | コメント(1)| トラックバック(0)

錦織圭:優勝しました!

ただ今電話でバミューダオープンに問い合わせたところ、錦織選手が、トロイッキを倒して優勝しました! スコアは2-6, 7-5, 7-6(5)です。

Kei

 

粘りました!2セットと3セット目はすばらしいですね。タイブレークで2点差で勝つということは、まさにメンタルが優っていたということでしょう。もう感激です!

このバミューダオープンは、賞金総額10万ドルのチャレンジャー大会ですので、優勝すると80ポイントが与えられます。これでベスト100に入ることがほぼ確定しました!毎月曜日にランキングが更新になりますので、明日このサイトを開いてみてください。
http://www.atptennis.com/3/en/rankings/

ここでポイントシステムとランキングについて、詳しいことがWikiにでていますので参考にしてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/男子プロテニス協会

今年の圭チームのゴールはベスト50だそうです。これがいかに大変なことか!プレッシャーにめげず、がんばってほしいと思います。

圭君のファンサイト http://keinishikori.netをつくり、このブログでもこれだけ圭君のことを取り上げながら、一度も彼を実際に見たことが無い!「US Openまで待てない!彼を見に行くぞ!」新しい目標ができました!

Congratulations, Kei拍手

投稿者 Tennisnakama  08:49 | コメント(12)| トラックバック(0)

ナダル, 単複で優勝!

クレイジーなことが起こりました!ナダルがモンテカルロを征服しました!シングルスとダブルスの両トロフィーを勝ち取ってしまいました!

7-5, 7-5ナダルフェデラーを破って優勝。トロフィー授与式のあと休む間もなく、 ロブレドと組んでダブルスの決勝戦に。6-3, 6-3世界のベストダブルスのペア、ブパティとノールズを倒し、モンテカルロの歴史を塗り替えました!ナダルはモンテカルロ史上(Open era)初めての、4回連続優勝という偉業を成し遂げました!たぶんダブルスとのダブル制覇も史上初めてなのでは?

ナダルはクレーの王者の貫禄を示してくれました。まさに、ナダルはここぞという時に立ち上がり、フェデラーがここで踏ん張らなければというときに、がんばれなかった。

Nadal rised up in a right moment, and Federer fell away in a wrong moment.


第2セットの勝敗を支配する決定的瞬間をふりかえってみますと:

Nadal’s right moment / Federer’s wrong moment 

第2セット目の0-4、ナダルのサーヴィスゲームです。

ナダル
第2セットの初っ端からナダルは、フェデラーの連続のアグレッシヴなネットプレーに押され、2度も続けさまにブレークされてしまいました。ゲームカウントは0-4で、ここでサーヴをホールドしなければ絶対絶命です。窮地に追いやられたナダルは、オフェンスにギアチェンジ。 今まで、クロスコートが多かったラリーにダウンザラインを混ぜ、フェデラーを揺さぶります。ショットも深くベースライン近くになり、フェデラーのネットダッシュを妨げます。ここからが、ナダルのすごいところです。一度もポイントを落とすこと無く,12ポイントをストレートでとって、2度ブレークし直し4-4にもどしました。もう勢いに乗ってしまったナダルは、とどまることを知らず7-5でとどめをさしました。

フェデラー
フェデラーは第2セットから、ほとんどのポイントをネットでとるという、オフェンシヴテニスを展開し,立て続けに2度ブレークしました。しかし、4-0からナダルがアグレッシヴなテニスを展開し、ネットダッシュすることをやめてしまったフェデラーは、ベースラインでのラリーにエラーが続出し、逆に2度ブレークされスコアは4-4に。

あとは、ネットダッシュできるときもしないで、結局はナダルのペースに引きずられてずるずると。最後のとどめは、5-6で40-40のデュースでフェデラーがサーヴのときです。このゲームをとればタイブレークにもちこめる大切な瞬間。それなのに、信じられないことを、フェデラーがやってしまいました。目の前に上がってきチャンスボールをネット際で、フェデラーはなんとナダルにすんなりとお返し(コーチが球出しするようなボール)してしまったのです。あれはボディーを狙ったわけでもなく、ただ単に返しただけというつまらないボールです。もちろんナダルに叩かれましたけど,あの時、さすがのフェデラーも苦笑してました。でもあの苦笑で、勝敗が決まったと思います。絶対デュースに戻そうという決意が感じられませんでした。そして案の定マッチポイントは、つまらないエラーでフェデラーが落としてしまいました。

フェデラーのunforced error(エラー)は44もあります。それに比べて、ナダルは20。フェデラーのウィナーは23でナダルの15より多いですが、でもあまりにもエラーが多すぎた試合でした。フェデラーで気になるのが、いわゆる狙ってミスするのでなく、バカ打ちが相変わらずあること。フェデラーのコメントで、「クレーのボールのバウンドがイレギュラーなので、それに合わせるのがやさしくない・・・・」みたいなことをいってましたが、やっぱりよそさんのお宅にお邪魔させてもらってますーという感じでしたね。その点ナダルは自分のお庭で生き生きと遊んでおりました。

Vamos Nadal! シングルスとダブルスの両制覇、おめでとう!
You are crazy! (これは最大の賛美の言葉です)






















投稿者 Tennisnakama  02:46 | コメント(4)| トラックバック(0)

錦織圭:決勝へ!

錦織選手、やりました! バミューダオープン決勝進出です! 6-2, 6-4で、ピーター・ルツァックPeter Luczak(101位)に苦戦することなく勝っちゃったという感じでしょうか。

決勝戦は、セルビア人、22才のヴィクトール・トロイッキVictor Troickiです。彼のランキングは、116位ですから、120位の圭君とは大差ありません。しかし、193cm、85kgは巨大です。177cm68kgの圭君が子供のようにみえるかもしれませんね。でも、テニスは図体ではありませんので、心配なのは高いところから打ち込まれるサーヴです。

トロイッキは、マイアミのソニー・エリックソンでロッディックと対戦して、7-5, 2-6, 4-6で第1セットをとっています。その試合の状況をYouTubeでみてみますと、かなりのネットプレーヤーです。ゲームの組み立てかたがうまく、ネットプレーも自然です。

http://www.youtube.com/watch?v=ZsJ2NaBJl2s

また、オーストリアン・オープンでは、ナダルと1回戦で対戦、7-6(3), 7-5, 6-1と、2セット目まで、ナダルと対等に戦っています。

http://www.youtube.com/watch?v=TOiW2dGjDWw

でも、大丈夫です。トロイッキはクレーコートの選手ではありませんし、圭君は何と言っても、クレーコートが一番好きといってますから、自然体でクレーの土を楽しんでくれると思いますよ。


投稿者 Tennisnakama  07:08 | コメント(9)| トラックバック(0)

ナダルとフェデラーの夢の決勝戦!

とうとう実現しました! ナダルフェデラーのMano a mano(一騎打ち)です! 

今からブランチにでかけますので、詳しいTennisnakamaの独断分析は帰宅後にしたいと思いますが、簡単に敗因を述べてみたいと思います。(ナダルフェデラーも圧倒的に強かったという印象はありませんでしたので)

ナダル def. ダヴィデンコ 6-3, 6-2ナダルの勝利

ダヴィのサーヴの調子が悪い
ナダルはダヴィの2ndサーヴをアタックして、7割を得点に。
ダヴィのエラーが多すぎる


ダヴィデンコのコメント:
毎回ラリーが長く続いて、ナダルはトップコンディションで、彼のヘヴィーなボールを打ち返すのがむずかしかった。

フェデラー def. ジョコヴィッチ 6-3, 3-2 ジョコのリタイアフェデラーの勝利

もちろん敗因はジョコのリタイアですが、これは例の呼吸困難が原因。第1セットの終了後、トレーナーを呼んでメディカルタイムをとるかどうかを話し合いましたが、タイムアウトをとらず第2セットに。でも、試合を観ている段階では、ほとんど呼吸困難は感じられません。デ杯で、さっさと試合を途中で投げてしまったことに対して非難が集中しましたが、(流感ということでしたが、試合ぶりからはその様子が全く感じられない)この時、ジョコはメディアから叩かれましたが、正直いってまたか、という気がしまた。彼の試合後のコメントでは、「試合をする前から、すこし目眩がしてましたので」といってましたが。

昔のサンプラスの吐きながら、泣きながら試合をつづけていったあのスピリット。チャンのフレンチオープンのアンダーサーヴまでして、戦ったあのファイティングスピリットは、今のプレーヤーにはみることができなくなったようです。高い料金を払っている客にとっては、物足りないですね。スポーツはドラマなのですから、客がいなければ飯も食えない。つまり、オーヴァーでもよいから、ここまで戦っているのだ、ということを見せてほしいと思いませんか? エナンが決勝で、さっさと退場してしまい、モレーズモの優勝にケチをつけて以来、彼女の評判は一時ガタ落ちとなってしまったことがあります。そのへんのことも、プレーヤーはもっと賢く振る舞ってほしいですね。

つってしまった足をひきずりながら戦った、あのバグダティスがなぜ世界中の人から愛されるのか。
Learn from Baghdatis!




投稿者 Tennisnakama  00:53 | コメント(3)| トラックバック(0)

速報!錦織準決勝へ!

バミューダオープンの本部に電話を入れ、錦織選手の結果を聞きました。

6-2, 2-6, 6-2で圭君はいよいよ準決勝進出です! 

今日の圭君の対戦相手は、Ernests Gulbis19才。グルビスは、ラトヴィア人でランキングは現在88位。過去の試合のビデオがありますが、サーヴよし、ネットプレーよしのオールラウンダーのようです。ビデオの感じでは、ドロップショットをうまく使い分ける錦織選手に似たプレースタイルのような気がします。ですから、プレーしやすかったのかもしれません。

明日の対戦相手はピーター・ルツァックPeter Luczak。ポーランド生まれの28才のオーストラリア人です。YouTubeに彼のビデオがいろいろのっています。http://www.youtube.com/results?search_query=peter+luczak&search_type=

彼のスローモーションのフォアハンドのトップスピンのビデオをみてみましょう。ぐりぐりのウェスターングリップですね。

今年のオーストラリアのホップマンカップで、オーストリア代表になった彼が、チェコ代表のバーディッチと対戦しています。この大会はデ杯とフェドカップを一緒にしたような大会で、なかなか面白いのですが、アリシア・モリックと組んでミックスダブルスをルツァックがやったときの彼を覚えていますが、印象はすっかりパートナーのモリックに押されているなという感じでした。

圭君のよきライヴァルのドナルド・ヤングは、今日ルツァックに敗れていますので気をゆるせませんが、圭君は決勝、そして優勝までいけそうな感じです!

錦織選手のファンサイトでは、徹底的に圭君を追っかけておりますので、遊びにきてください。http://keinishikori.net
投稿者 Tennisnakama  11:08 | コメント(3)| トラックバック(0)

フェデラー準決勝へ

フェデラーは、宿敵ナルバンディアンを5-7, 6-2, 6-2で下しました!

ナルバンディアンは、今年のクレーの成績は12勝1敗で、まさに無敵という表現がぴったりの恐るべき存在。フェデラーは、逆にやっとダヴィデンコのリタイアで、今年最初のタイトル(エストリル)をとったものの、とても自信につながるものではなく、strugglingの状態。

でも、何となくフェデラーが勝つような予感がしていました。ナルバンディアンは、絶好調になると、ある時一瞬にして落下傘になってしまう例のパターンでした。集中力の欠如ですか。せっかくすばらしい試合をしながら、肝心なときにポイントがとれない。フェデラーは反面、100%ブレークポイントをとっています。チャンスを逃さない!

フェデラーは、第1セットでは惜しくも、5-7で失っていますが、実際の試合はどちらに転んでもおかしくない接戦でした。2セット目から、フェデラーはさらにオフェンスギアをアップしてアグレッシヴに。ナルバンディアンは、ちょっと安心してしまった感じで、フォーカスに欠ける第2セットでした。何度も彼のsignature shot(最も武器とするショット)である、BHDL(バックハンド ダウンザライン)を見せてくれましたが、フェデラーに追いつかれて、すでに、第2セットの5ゲーム目で、8エラーを出すなど焦りが見えてきました。

逆にフェデラーに余裕が出てきたのか、フェデラー節が登場。FHDL(フォアハンド ダウンザライン)のウィナー、ドロップショットのウィナー、ショートアングルのウィナーが決まっています。第3セットは、サーヴの切れもよくなり、3-2でナルバンディアンをブレークして以来、Federer Expressはノンストップ、最終地点に向けて驀進です。最後は、40-0でパーフェクトゲームで第3セットを6-2でとり、王者の貫禄を見せてくれました。

投稿者 Tennisnakama  00:01 | コメント(9)| トラックバック(0)

ダヴィデンコが準決勝へ

ニューヨーク時間の朝の4時半です。今からモンテカルロのマスターズ準々決勝が始まります。最初はダヴィデンコ vs アンドレーヴ、ロシア人同士の戦いですが、それにしても眠い。

デ杯のダブルスパートナーの、アンドレーヴとの2時間44分にわたる試合は、「やっと勝ちました!」という感じでした。あまりにも長いゲームなので、途中でうたた寝してしまい、ちゃんと観たのは第3セットのみですが、スコアは、6-3, 4-6, 7-5。もしアンドレーヴが、最後に続け様にエラーをおかさなければ、ダヴィは負けておりました。

今日のダヴィは、マイアミで優勝したときの彼とよく似ています。彼は初戦から第3回戦まで、3試合ともすべて3セットまでもつれ込んでいましたから。今日の試合では、unforced errorが61もあり、エラーを少なくすることが緊急の課題。しかし徐々にギアを上げてくるタイプですので、準決勝ではマイアミの華麗なショットを次々と決め、ナダル(またはフェレール)を窮地に・・・・?

これからいよいよフェデラーナルバンディアンが始まります!


投稿者 Tennisnakama  21:38 | コメント(2)| トラックバック(0)

錦織圭:準々決勝へ!

錦織選手がバミューダオープンの第2回戦で、シード1のセラ(Dubi Sela)を破りました! スコアは6-3, 6-3  ライヴスコアもありませんでしたので、詳しいことはわかりませんが、いつものブレークポイントのシーソーゲームがあったにせよ、このスコアは立派です。セラは現在ランキング58位。マイアミでロブレド(14位)を、インディアンウェルズでは、キーファー(49位)を破っています。

セラが今の錦織選手の120位だったのは、昨年の8月です。それ以降ランキングのラダーを駆け上り、8ヶ月後の現在の58位に至っています。上昇ペースが速く、ランキングが一度も落ちていないことはすごい。この上昇気流にある選手を破ったのですから、圭君はもっとすごい!

次はいよいよ準々決勝です。対戦相手は、アーネスツ・グルビスErnests Gulbis、ラトヴィア人で19才。彼は現在ランキングは88位です。要注意は、彼はマイアミでダヴィデンコ、インディアンウェルズでナルバンディアンと対戦していて、いずれも負けてはいますが、両選手から1セットをとっていること。なかなか度胸があります。

このグルビスが圭君の120番台だったのは、昨年の2月。5ヶ月後の7月には、自己最高46位に。それ以降は少し停滞気味ですが、今年は、ラスベガスで準々決勝、ヒューストンではダブルスで優勝しています。ダブルスができるというのは、強いですね。ネットプレーが上手そう。

でも、心配無用です。セラを簡単に破った圭君は、肩の荷が軽くなっているはず(デ杯のこともありましたので)。弱点と言われたサーヴも大きく進歩したようですし、自信を回復した圭君は、錦織テニスを堂々とやってくれると思います。




投稿者 Tennisnakama  12:28 | コメント(4)| トラックバック(0)

フェデラー蘇る!

地中海に囲まれた美しいモンテカルロ。絵はがきのようなテニスコートを毎日みてますと、うずうずしてきます。 それに観客は、ワイングラスでロゼを飲んでいる! 毎年スイスに里帰りをしてますので、モンテカルロはそれほど遠くない。来年は行くぞー!

さて、モンフィスとの試合は、6-3, 6-4でフェデラーが勝利です。最初はまたもや、第1セットの3ゲーム目でブレークされ、ヒヤヒヤものでしたが、直ぐさまブレークしなおして、リズムがでてきたようでした。3ゲームまでは、7つものunforced error(日本でいうエラー)をおかして、また昨日のイダルゴ戦の二の舞になるのでは?と心配されましたが、運も手伝って、モンフィスのダブルフォルトでcheap point(相手のエラーで得たポイント)を得て、ブレークして2-2に。

モンフィスは、ベースラインから3mくらい下がったポジションで、終始ディフェンシヴなプレーでしたので、フェデラーも攻撃がかけやすかったと思います。半分はネットダッシュでポイント稼ぎという、理想的なテニスをモンフィスがさせてくれました。

なぜ、モンフィスが前に出て来れないか?フェデラーのショットは、最近スピンが強烈にかかったナダルのようなショットを打っています。スピードはスピンのために殺されますが、ナダルと違う点は、ベースライン近くにディープに入るため、モンフィスはどうしてもベースラインから奥深く下がらなくてはならない。そしてバックハンドのショートスライスで、モンフィスをネットにおびきよせ、上がって来たボールを、フェデラーが叩く。昔のフェデラーが蘇ってきました。スライス、フラット、スピンをうまく使いわけ、プレースメントもラインぎりぎりを狙うことなく、いわゆるクレーのしぶといテニスもやってました。フットワークも昨日と違って軽やかでリズムがあります。

臨時コーチのイゲラスがときどきTVに映ってましたが、彼の影響が大きいのではないか。フェデラーくらいになると、一番必要なのは作戦ではなく(彼自身が一番よくしっているので)、権威のテニスプレーヤーから、「You can do it!」と自信をつけてもらえることではないでしょうか。実際、今日の試合は、別人のフェデラーがおりました。自信にみなぎり、ときどき笑顔も見せながらテニスを楽しんでいる。なかなかよい感じです。




投稿者 Tennisnakama  23:04 | コメント(8)| トラックバック(0)

フェデラーが奇跡のカムバックで勝利!

フェデラー絶対絶命の危機!

こういう試合は体によくないので、観ることをおすすめしません。フェデラーの目がやっと覚めたのは、第3セット目の1-5のときです。カウントからすれば、これでブレークされれば、モンテカルロともおさらば!。もう一打なりとも油断がなりません!第1セットは、イダルゴ Hidalgo (スペイン語はHの発音をしません)の緊張が手伝って、フェデラーが6-1。第2セットは、フェデラーの連続ミスで、3-6。不吉な予感がします。

悪い予感を裏付けるように、第3セットも、フェデラーのストロークがおかしいのです。オーヴァーヒットばかり。まるで別人のようなフェデラーに、観客もどう応援してよいのか分かりません。137位のクウォリファイアーに、初っ端から2ゲームをブレークされて、スコアはあっという間に0-4。このままベーグルで負けてしまったら・・・もう立ち上がれない! 皇帝がまるで拷問にかけられて、手や足をつぎつぎもぎ取られていくような残酷さです。もちろん対戦相手の イダルゴ の健闘は評価できますが、このレベルで0-4のゲームカウントは、解説者も言葉が見つかりません。

ガールフレンドのミルカは、じーっと下を向いたままで動かず、スコアは1-5に。フェデラーはもうあと一歩もひけない! 彼の顔がゆがんで見えます。唇をぐーっと噛み締めました。顔色が青い! 右の頬に直径2cm大の発疹があります。これはひょっとして!? カメラがミルカを追いました。彼女の頬にも同じような発疹があります! 

今年の始めに、フェデラーはMonoに罹患していることを発表してファンを心配させましたが、彼はもう完全に治ったと報告。でも今までの彼のパーフォーマンスを観てますと、うーm? どうも完治してるようにはみえない。つばから感染することが多いので、キス病Kissing Deseaseというニックネームがついているこのmononucleosis。思春期にかかってほとんどの人が免疫をもっているというのに。大人がかかるとちょっと面倒みたいです。疲労感、発熱、のどの痛みに加えて、発疹も出てくるケースもあるとか。

試合にもどりましょう。

1-5でフェデラーのサーヴです。今まで、フェデラーの立ってる位置が2-3mも後ろで、まるでナダルのように、ときどきループがかったヘヴィーなスピンボールを打っていたのが、ネットダッシュし始めました。あっ!フェデラーがネットダッシュする時に、つまずいて転びました。こんなことって? あのフェデラーの華麗なフットワークは? そんなことを言ってる場合じゃない。どんなことをしても、まずボールを相手のコートにいれなければ。彼は華麗さを捨てました! ラインぎりぎりを狙ったラリーも少なくなり、ストロークも安定してきました。ポジションもベースライン近くになり、ラリーが続きます。イダルゴはクレーコートスペシャリストですから、どんなボールでも打ち返してきます。でも、フェデラーは焦らない。

やっとフェデラーが2度ブレークして、4ゲームを連続して勝ちつづけ5-5のタイに。しかし3度目のブレークはならず、6-6からタイブレークへ。もうこの後は経験がものをいって、タイブレークを緊張する相手に1ポイント与えただけで、フェデラーが第3セットをとり、初戦をやっとこさ切り抜けました。
最終スコアは、6-1, 3-6, 7-6(1)

でも、でも、なぜ1-5まで許してしまったのでしょうね。これが イダルゴだったから挽回できたものの、次回のモンフィスだとこうはいかない。55 unforced errors(ミス)は論外です!やっぱり病気が完治していないのかも・・・心配です。

ナダルフェデラーとは対象的に、水を得た魚のように、自由に生き生きとコートを泳いでました。アンチッチを6-0, 6-3で下して、次は、フェレーロと対戦です)
投稿者 Tennisnakama  06:12 | コメント(5)| トラックバック(0)

錦織圭:勝ちました!

バミューダオープンに錦織選手が、今朝マルコス・ダニエルMarcos Danielと第1回戦をしましたが、ウェブサイトに結果がなかなか報告されません。らちがあかないので、バミューダの大会本部に電話で問い合わせてみました。

錦織選手2-6, 6-4, 6-1で第1回戦を突破しました!

対戦相手のダニエルは29才のブラジル人。ランキングは77位で、先週のヒューストン大会で、準決勝まですすみ、優勝したマルセル・グラノエールズに負けていますが、Troicki, Massuを破った強者です。よくやりました!圭君
(ちょっとここで外出しなくてはなりません。)
(帰宅すると、試合の結果が出ておりました。)

Bermuda



第2回戦は、Vacekを破ったSelaとの対戦となります。Dubi Selaは23才のイスラエル人。ランキングは58位です。マイアミのマスターズシリーズでは、ロブレドを倒しています。シード1番です。手強いですね。

Selaとの対戦日は一日中休みをおいて、24日に行われます。お疲れ様でした、圭君。ゆっくり休んでください!

投稿者 Tennisnakama  10:39 | コメント(3)| トラックバック(0)

ナダルとジョコがカジノに

モンテカルロのマスターズシリーズのPRために、ナダルとジョコヴィッチは、モンテカルロのカジノに現れました。

nadal

Monte Carlo MastersのPR Videoをクリック

PRビデオの撮影のためですが、二人のタキシード姿がなかなか決まっています。でも借り衣装の上着がきつく、パンツが大きすぎると、ジョコはちょっぴり不満気味。ビデオの中で、「君のほうがカッコいいよ」と一応お世辞をナダルに言っていますが、私もジョコと同意見。ブラシを使わず手で髪の毛をかき上げるところなぞ、セクシー度満点です!

「お互いのことをどう思ってますか?」という質問に、以下のようにこたえてました。以下はビデオでご覧ください。

ジョコヴィッチのナダルに対するコメント:
ナダルは多分テニス史上でベストなクレーコートプレーヤーだと思います。長い間フェデラーの地位を追っているので、今年も狙っているでしょう。僕は今年、全豪オープンとインディアンウェルズで、願っていた優勝をとげることができましたし、クレーでもこの調子でいけたらと思ってます。」

ナダルのジョコヴィッチに対するコメント:
「ジョコヴィッチは、 全豪オープン、インディアンウェルズで優勝をしてますから、 今年の前半は世界でベストプレーヤーです。彼はvery very good playerで、今年はナンバー1や2になれる可能性があります。今年はとてもタフな年になりそうです。」二人ともお互い褒め合ってよい感じですね。

フェデラーは、このビデオ撮りには参加してませんが、でもその間しっかりと優勝トロフィーをポルトガルで勝ちとって来てますので、まだまだこの3人に気を許せません。 準決勝は、フェデラー vs ジョコヴィッチ、ナダル vsダヴィデンコ。 そして決勝は、フェデラー vs ナダル。そして優勝はナダル。というのが、無難な予想ですが、皆さんの予想は?
投稿者 Tennisnakama  11:51 | コメント(9)| トラックバック(0)

デモを野次ってきました

アメリカにはいろんな人たちがおります。

「白人以外はアメリカ人とは認めない」NSM(National Socialist Movement)が、ワシントンのキャピタルの前でデモを行いました。これはアメリカン・ナチ運動で、アメリカの国旗にナチのSwastikaを中央に飾った不気味な団体です。彼らにとっては、黒人、アジア人、ラティノ(メキシコ人など)などの、いわゆる白くない人は、すべて彼らの敵。私もそうなると、国外追放です。白人至上主義ですから、私の夫は大丈夫ですが、息子は混じってますので、彼も私と一緒に追放ですね。

土曜日の昼食後、夫と二人でアートミュージアムでも行ってみようと、レストランから歩き始めたときです。外は黒山の人だかり。機動隊も出ています。アメリカの国旗や、ナチの国旗を掲げ、恐そうな、red neck風な団体が通りすぎていきます。

”F#%K NAZI!" "F#%K YOU!"

F言葉ががんがん飛び交ってます! 直感! これはおもしろそう!

「ごめん! ミュージアムは一人で行って!」あっけにとられている夫を放っぽり出して、デモ隊向けて突撃! 

この団体を誰も真剣に受け取る者はおりませんので、暴力沙汰になるほど騒ぎはありませんでしたが、それにしても、何千人もの警察官、機動隊の出動は、ちょっと大袈裟ではないでしょうか。

バカチョンで撮ってますので、ボケているところもありますが、百文(聞)は一見にしかず。 デモ隊、デモ隊をやじる学生、警察隊、そして私のような野次馬が入り交じった、お祭り騒ぎを感じとっていただければと思います。

NSM1

ナチの卍がアメリカ国旗に



MotorPolice

ちょっと大袈裟です



MountedPolice

ホースショーのようでした



NSM3

気勢を上げた割には、30人くらいの寂しいものでした



Hippie

ヒッピーも参加しましたが浮いてます



RiotPolice1

アメリカの武力誇示ですか。何もそんなにしなくてもと思うのですが。



RiotPolice2

なかなか様になってますね。機動隊員にしとくのはもったいない。



Student demo

反対する学生たちは約30人くらい。頼りげない彼らは、最後にはディスコミュージックで踊ってました。大丈夫かなあ~ 今の学生デモは。何でもエンジョイしちゃうぞ!と、そこまで徹底すればそれなりにご立派。

NSM2

これではヒットラー嫌われます(彼は太った男を軽蔑しておりましたので)



Student demo

リーダー格の二人ですが、学生運動もよいですが、肉体運動もやった方がよいのでは?



結論

写真は撮れませんでしたが、卍のシンボルをつけたTシャツを着た5才くらいの子供が、楽しそうにスキンヘッドの父親とデモに加わっておりました。何も知らない子供にとっては、これは単なる楽しいお祭りでしかありません。複雑な気持ちです・・・人間の無知と残酷を象徴したデモでした。(FBIが学生の写真を撮りまくっておりましたので、彼らを追っかけていた私もいろいろ撮られたようです。不審なアジア女性。FBIのブラックリスト入りです。)
投稿者 Tennisnakama  23:20 | コメント(4)| トラックバック(0)

今ワシントンにいます

今、首都のワシントンに来ています。

車でニューヨークから5時間。でも来たかいがありました。ホワイトハウスの近くで、面白いデモに出くわすことができ(アメリカのナチ運動と学生の衝突)、追っかけてましたら、テニスのことをすっかり忘れることができました。デ杯の敗退のあと、いろいろ負けの試合がつづき、少し落ち込んでいましたので、気分転換に最適でした。反ナチ運動の学生との議論もしましたし・・・昔の記者根性がもどってきたといいますか、わくわくする一日でした。

明日はニューヨークに戻ります。

ヨハンと今共同で日本語版の制作をしていますが、2000人の選手のリストが送られてきました。彼らの名前を日本語に書き直してほしいというものです。英語と日本語の両方でサーチがかけれられるようにするために必要だとか、でも2000人の選手は勘弁してよ、というわけで、トップ100に交渉中。でも、これって結構大変そう。今まで、誰もやったことのない英日スウェーデン語のウェブサイトは、毎日学ぶことが一杯です。



投稿者 Tennisnakama  10:59 | コメント(8)| トラックバック(0)

選手のコメントから

最近、試合のことばかりを書いていますので、ここで息抜きをしてみましょう。 

錦織選手とJames Blakeのコメントが、Houston Chronicle http://www.chron.com/disp/story.mpl/sports/5707796.html に出ていて、ブレイクの表現がなかなかおもしろかったので紹介します。

16日のUS Men’s Clay Court Championshipsでの、錦織 vs Blakeの試合の感想です。

Kei said,
"I'm not playing good." (試合の後で) これは、“I wasn't playing well.”。
“I like clay more, but he was the better player." (これは訳す必要はありませんね。)

Blake said,
"He's got a huge learning curve and he'll continue to get better.”

learning curve:
これは微妙な表現です。というのは、時と場合によっていろんな意味に使われるからです。a huge learning curveだけをとりますと、一般的には「学ぶことが大変多く残されている」状態をさします。しかし、ブレイクがここで言っているのは、圭君はまだ若いので、これからもぐんぐん伸びますよ、というニュアンスを含んでいます。 逆に年齢の限界と、技術を極めてしまったサンプラスの場合は、残念ながら今後の進歩を期待することできず、no learning curveということになります。

“He's an aggressive player. He takes it to you."

He takes it to you.
攻撃をしかけてくるという意味です。圭君、なかなかよく褒めてもらってます。





投稿者 Tennisnakama  06:28 | コメント(3)| トラックバック(0)

錦織 vs Blake

US Men's Clay Court Championshipのラウンド32の報告です。

錦織選手は残念ながら、James Blakeに6-4, 6-4で負けてしまいましたが、よく健闘しました。なにしろ相手は、ランキングトップ10のベストプレーヤーです。萎縮せず実によくがんばりました。

ジョコヴィッチが、フェデラーとのUS Openの決勝戦後に言った言葉を思い出しました。6-7, 6-7, 4-6のスコアに対して「あんまりみっともないスコアで負けたくなかったからよかった」 最初から彼の決勝の目的は、みっともない負け方だけはしたくない。。。 でもこれでは自分より強い相手には勝てない。

多分、今夜の圭君もそんな気持ちがあったのではないでしょうか。「あのデルレービーチの試合は、まぐれだったと思われないような試合をしなければ。。。」
これは、「どんなことをしてでも勝つ!」の意気込みとは違います。もし彼が死ぬほど(大袈裟ですが)勝ちたいという気持ちがあったのなら、勝てたかもしれない、というのが私の正直な印象です。

では、試合を振り返ってみて、いつものごとく独断分析をしてみますと、

第1セットの2ゲーム目で、40-15の3ポイント・ブレークポイントをとりながら、チャンスを逃しました。

第2セットは、圭君が勝てたセットだと思います。3ゲーム目で、40-15とブレークポイントをとりながら、再びチャンスを逃しています。試合の勝敗を決定づけたのは、7ゲーム目。圭君は、40-0とリードをしていたにも拘らず、ブレークされてしまいました。これって彼のサーヴがよっぽど悪かったのでしょうか。二人ともサーヴの調子がよくなかったらしく、ファーストサーヴの確率は、ブレイク50%,圭君が49%です。でもブレイクとの違いは、ファーストサーヴの得点率で、ブレイクが67%、圭君が46% つまり、ファーストサーヴで点がとれないところに、彼の弱点があるように思います。ですから、いつもブレークポイントのヨーヨーゲームになってしまうようです。リターンがよくても、やはりサーヴィスゲームを確実にとっていくことが、今後の課題かと思います。

「絶対勝つぞ!」というハングリー精神の大切さは、松岡修造さんがテニスに最も大切なことだと主張しています。I totally agree. これからのハングリー圭君に大いに期待していきたいと思います。


投稿者 Tennisnakama  12:44 | コメント(4)| トラックバック(1)

スコアゲーム結果発表!

James Blakeが6-4, 6-4で錦織圭に勝ちました。(残念です)
(詳しい試合の経過は次号で報告します)

まずスコアゲームの結果発表です!!

26人の方々にスコアゲームに参加していただきました。ありがとうございました!おもしろいことに錦織組13人、ブレイク組13人のまっぷたつに別れての、白熱したゲームとなり盛り上がりました!

今回は残念ながら、グランドスラムの受賞者がありませんでしたので、セントラルパークのTシャツは次回になります。(ホッ)

グランドスラム(全セットのスコアがピッタリ当たる)該当者なし

マスターズ(セットのスコアが当たる)
第1セット 6-4:forty-love, westy, コアラ、なみ太郎
第2セット 6-4:40 love,

今回はforty-loveさんが6-4, 6-3, 40 loveさんが6-3, 6-4と、お二人とも惜しくも1ゲーム差でグランドスラムを取り逃がされました。それにしても、同名の方で不思議です。

以下が皆さんのスコアです。次回もよろしくお願いいたします。

Blakeの勝ち
forty-love: 6-4, 6-3
謎の友人:6-3, 7-6(5)
40 love: 6-3, 6-4
string: 3-6, 7-6(5), 4-6 
harukochan: 7-5, 6-3
コアラ:6-4, 7-5, 6-2
westy: 6-4,4-6,6-2
なみ太郎:6-4, 6-2
netdash: 7-5, 6-3
マッキー:6-2, 6-1
nicky: 6-3, 6-1
terry: 5-7, 6-3, 6-1
MOMOKIYO: 7-5, 5-7, 7-5

錦織の勝ち
Tennisnakama: 5-7, 7-6(5), 6-4
種丸:3-6, 7-6(5), 6-3
チャッピー: 7-5, 3-6, 7-5
ベジータだ!!:2-6, 7-5, 7-5
Fed Ex: 6-4, 7-6(5)
michan: 7-5, 3-6, 6-4
u-co: 7-6, 6-4
ハセガワ:6-4, 6-2
no 10: 6-4, 7-5
hanna montana: 6-4, 6-4
Take: 7-6, 3-6, 6-1
mai: 7-5, 6-2
ヤマ:4-6, 6-4, 7-5


投稿者 Tennisnakama  11:02 | コメント(5)| トラックバック(0)

錦織圭:Good News

錦織選手にとってGood newsです。昨夜ジェイムス・ブレイクとマーディ・フィッシュがペアでダブルスをやりましたが、2-6, 2-6で完敗しました!

結論!やっぱりブレイクはクレーが弱い!(フィッシュは2006年にこのクレー大会で優勝していますので、ブレイクが足を引っ張った?)

対戦相手は、Pablo Cuevas 95位(S)と Marcel Granollers-Pujol 84位(S)のどちらも22才。クエヴァスは15才の話題のライアンハリソンに負けたばかりで、きっとショックも大きかったと思いますが、よくがんばりました。それにしても、いくらシングルスでランキングが上位でも、ダブルスは勝てない。ブレイク196位 + フィッシュ141位のダブルスランキングに比べて、対戦相手は、クエヴァス95位+GP59位。やはりダブルスの実力の差がでました。

という訳で、錦織選手に朗報ですが、試合時間までまだ時間があります。スコア当てゲームにまだ参加していない人は、この記事のコメントの欄に投稿してください。

グランドスラム賞の人には、セントラルパークのテニスクラブのオフィシャルTシャツが当たる!

投稿締め切りは、日本時間17日朝8時です!


  






投稿者 Tennisnakama  00:45 | コメント(4)| トラックバック(0)

フェデラー:ローカスに勝つ

ポルトガルのエストリルオープンEstoril Openで、フェデラーはオリヴィエ・ローカスを倒し、Round 16に進みました。

ローカスは77位でクレースペシャリストでもありませんが、何とフェデラーは、第1セットを4-6で落としてしまいました!ブレークポイントのチャンスが6回もあるにも拘らず、1度も取れなかったのです。かなり苛立つ試合でしたが、第2セットからリズムがでてきたのか、6-3, 6-2で問題なく第1回戦をクリアすることができました。

サーヴィスエースは全部で17本とかなり入っていますが、アウトも多く、ファーストサーヴの確率は58%(4月の平均は66%)で不安定気味。フェデラーのサーヴが安定してくると、決勝戦は多分ダヴィデンコと対決することになります。過去の対戦成績は11勝0敗で、フェデラーが一度も負けていませんが、マイアミ大会で優勝したダヴィデンコは別人ですので、この対決は面白くなりそうです。

さて、新しいフェデラーのコーチですが、ホゼ・イゲラスJose Higuerasに3日間のトライアルという条件で、カルフォルニアからポルトガルまで呼び寄せました。(確かイゲラスはまだロビー・ジネプリのコーチをしているはずですが、もしフェデラーに気に入ってもらえば、ジネプリは捨てられるのでしょうか?)

フェデラーいわく、「コーチを昨年の夏あたりから探していたが、なかなか適任者が見つからなかった」(そうでしょう。彼にコーチができるのは、アガシしかいません。)

「もし彼(イゲラス)にコーチをやってもらうとしても、これはローランギャロスのためだけではありません。」(でも、彼はクレースペシャリストです。イゲラスについては、フェデラーにコーチが?』をご覧ください)

私のシナリオは、フェデラーはこのエストリルオープンでダヴィデンコを破り、モンテカルロに殴り込みをかける!(私はフェデラー vs ナダルを観たいのです!)





投稿者 Tennisnakama  11:59 | コメント(3)| トラックバック(0)

錦織圭:ダブルスに出ました

錦織圭と新しい15才のスター、ライアン・ハリソン(Ryan Harrison)がペアで、ダブルスの第1回戦にでました。TVもstreaming放送もありませんので、ライヴスコアからの観戦となりましたが、この試合実際に観たかったですね。未来のサンプラス+アガシのペアのようで、かなり興奮しました。

さて、クレーコートのチャンピオンシップですが、選手たちは結構もたついているのではないかと思います。アメリカの選手は、フレンチオープンにはクーリエ、アガシ、チャンの3人しか優勝しておりませんし、もうクレーに出るのをやめたら、といいたくなるほど情けない成績ですので。

今日の夕方から、Blake+ Fishがダブルスに出ます。これはシングルスに向けてのウォームアップも兼ねているのでしょうね。ダブルスのルールが変更されて以来、試合時間が短くなったので、こういう楽しいペアが観られるようになりました。また、ラケットの向上で、プレースタイルは、オールラウンドに変わりつつあり、そういった意味でも、ネットプレーが不可欠で、ダブルスが重要視されつつあるのは嬉しいですね。

さて、今日は、圭君の前に、フェデラーもライヴスコアで観戦しました。さあ、どちらからお話しましょうか。

では、まず圭+ライアンのダブルスから報告します。(ライアン・ハリソンについては、前号に記載)

結果からいいますと、このティーンペアは、Armando (USA: ranking 205) + Odesnik (USA: ranking 117)のチームに, 4-6, 6(5)-7で負けてしまいました。でもかなりの接戦でした。第1セットは、ブレーク合戦となり、2回ブレークポイントをとりましたが、4-4で3度目のブレークをとられて4-5となり、最後はブレークできずに4-6で負けました。

第2セットは、4-5でブレークポイントをとり、5-5に。しかし敵も負けずにブレークして、5-6に挽回。しかし、またもや、圭+ライアンはがんばってブレークポイントをとり、6-6のタイブレークに持ち込みました。でも、残念ながら、5-6であと1点がとることができず、惜敗をなめることになりました。残念でした。

このティーンペアのランキング合計は1393。相手チームは322。4倍以上もあるランキングでよくがんばりました。さあ、いよいよ明日、錦織選手はBlakeと対戦します。

長くなってきましたので、フェデラーの試合については、次号に掲載します。

投稿者 Tennisnakama  05:58 | コメント(4)| トラックバック(0)

中間報告です!スコア当てゲーム

さて、いよいよ錦織圭 vs James Blakeの試合が、日本時間17日朝8時から始まります。スコア当てゲームに協力していただいてありがとうございます。

16日午後5時の段階で、26人のスコアが集まりました。内訳は錦織勝ちに13人、ブレイク組に13人。赤組がが錦織、青組がブレイクです。

試合直前まで、スコア当てを受け付けておりますので、挑戦してみてください。どのコメントのページでも結構です。17日の夜、結果を発表しますので楽しみに。以下がトロフィーの名前です。

グランドスラム:全セットのスコアがピッタリ当たる
マスターズ:1セット以上のスコアが当たる
チャレンジャー:セットのスコアが1ゲーム差ではずれる

錦織の勝ち:

Tennisnakama: 5-7, 7-6(5), 6-4
種丸:3-6, 7-6(5), 6-3
チャッピー: 7-5, 3-6, 7-5
ベジータだ!!:2-6, 7-5, 7-5
Fed Ex: 6-4, 7-6(5)
michan: 7-5, 3-6, 6-4
u-co: 7-6, 6-4
ハセガワ:6-4, 6-2
no 10: 6-4, 7-5
hanna montana: 6-4, 6-4
Take: 7-6, 3-6, 6-1
mai: 7-5, 6-2
ヤマ:4-6, 6-4, 7-5


Blakeの勝ち:

forty-love: 6-4, 6-3
謎の友人:6-3, 7-6(5)
40 love: 6-3, 6-4
string: 3-6, 7-6(5), 4-6 
harukochan: 7-5, 6-3
コアラ:6-4, 7-5, 6-2
westy: 6-4,4-6,6-2
なみ太郎:6-4, 6-2
netdash: 7-5, 6-3
マッキー:6-2, 6-1
nicky: 6-3, 6-1
terry: 5-7, 6-3, 6-1
MOMOKIYO: 7-5, 5-7, 7-5

投稿者 Tennisnakama  23:04 | コメント(7)| トラックバック(0)

スター誕生!

スターが誕生しました! ライアン・ハリソンRyan Harrison, 15才のテキサス少年が、US Men’s Clay Court Champで、パブロ・クエヴァスPablo Cuevas(ランキング95位)を破りました! ガスケナダルについで、史上3番目に若くして、ATPのマッチに勝ったことになります。

このクウォリファイアーのライアン君が、ブレイクか錦織圭のどちらかと第2回戦を争うことになるのです。もし、圭君がブレイクに勝ち、この15才の男の子と戦うことになったら・・・18才対15才・・・もうフェデラーなどおジジになってしまいますね。ちょっとショックです。

これからも、選手はますます若年化していくと思いますが、親が小さいときからコーチとして教えているケースが増えていて、後に問題を残す例が多い。ライアン君は2才のときから、父親にテニスを習い現在に至っています。昨年の14才のときにワールドジュニア第7位。そして14才でプロに転向してます。ヒンギスやカプリアティの少年版みたいです。若くしてタイトルの保持者になると、バーンアウトになる可能性が高いので、これからもライアン君をウォッチしていきたいと思います。

それにしてもクレイジーなのは、ライアン君のランクの上がりかたです。クウォリファイアー戦を勝ち抜いて、本戦第1回戦の勝利で、現在のランキング1277位から、一挙に704位になるのだそうです。そして、クエヴァスをたったの57分でストレート勝ちをおさめいます。しかも、彼の得意なサーフェスは、芝でクレーは苦手なはずなのに。それに背がすでに182cmもあり、圭君よりも高い! こういう選手が多分ごろごろいるのでしょうね。ATPのすざましい競争が目に見えるようです。

ライアン君の勝ち上がりかたが、圭君のデルレービーチ大会に似ています。きっとゾーンに入っているでしょう。こういう時の選手は誰よりも恐いのです。さあ、スコア当てゲームも含めてますますヒューストン大会がおもしろくなってきました。

投稿者 Tennisnakama  14:45 | コメント(12)| トラックバック(0)

スコア当てゲームに参加しましょう!

錦織選手とあのジェイムス・ブレイクとの試合がヒューストンにて16日に行われます。(詳しい情報は、「錦織圭:ブレイクと再激突」をご覧ください)

そこで、今回もスコア当てゲームを行いたいと思います。

特に今までコメントを書いたことの無い方、参加してみませんか? 
ブログの醍醐味は気軽に参加できることにあります。簡単な作業ですので、読むだけでなく参加してみましょう。コメント欄には、メールアドレス、URLの欄がありますが、無視してくださってけっこう。ニックネームだけでよいのです。試合の分析も要りません。2月のデルレイビーチでは、3-6, 6-1, 6-4で錦織がブレイクを破っています。では、16日の試合は?

予測スコアを書いて(ファンタジーでも結構)、どちらの勝ちかを決めていただければ、それだけでOKです。もちろん分析や感想も大歓迎ですが、スコアだけでも大丈夫ですので、ふるって参加してください!

では、手始めに私のスコアの予測です。

5-7, 7-6(5), 6-4で錦織の勝利です。

おお!そんなにびっくりしないでください。

以下が錦織勝利の理由です:

ブレイク:「こんな若造に2度も負けられるか!」と、錦織を意識しすぎて硬くなる。お前なぁ

錦織:「1度勝ってるもんね」と気持ちに余裕あり。にっこり

ブレイク: 過去のクレー試合は、31勝34敗で負けのほうが多く、あまり自信がない。冷や汗

錦織: 「僕、クレーが一番好きなんスよ」スマイル

時差については、錦織選手は短期間にインドとアメリカを往復したため、インド時間にアジャストする前にアメリカに帰ってきたことによって解消。つまり、もともと彼はアメリカ時間のままだったのですピース(これって、かなりきびしいセオリーですが)

それでは、皆さんのスコア待ってますよ~音符


投稿者 Tennisnakama  03:46 | コメント(26)| トラックバック(0)

ジャックナイフって?

テニスナット辞典より

いろんなテニス用語が世界中に氾濫しています。どれが、正しくてどれが間違い? 新しいショットに関しては、いろんな呼びかたがされていて混乱しますが、とりあえず日本だけが使っている用語(したがって世界に通用しない)を追求してみました。第一弾では、「デッドゾーン」をあげましたが、今回は何やら嘘っぽい匂いのする「ジャックナイフ」です。

まず、日本で言われている「ジャックナイフ」とは、両手バックハンドで、片足をけりながらジャンプして高い打点で打つショットのことですが、マルセオ リオスが使い始め、サフィンやグロージャンなどもよく使いだして、今や世界中で知られるようになりました。私も何度かトライしてみましたが、あれって女性がやってもさまになりませんね。私の場合は何度やっても「打ちそこない」にしか見えず、惨憺たるショットでした。あれは、オンザライズ(on the rise)で跳ね上がってくる球を叩きつけるショットですので、まず足腰が強靭でなければハンドルできません。でも、うまくいけばクールですが、でもあのリスクの高いショットの真の効果は?マークだそうです。

ジャックナイフJackknifeとは、スイス アーミーナイフのような、ポケットに入るポータブルな折りたたみのナイフのことです。コンフーなどの動きに、ジャックナイフと呼ばれる技がありますが、あれは足を空中に高く蹴り上げ、体をジャックナイフのように折り曲げて回転しながらキックするもので、そもそもこの体を折り曲げる動きがないと、ジャックナイフになりません。

このジャックナイフの名を聞いたときは、名とイメージが一致しないので、臭いと思ってましたが、日本の雑誌に正々堂々と書かれてますので、(デッドゾーンのように)今回徹底して調べてみることにしました。しかし、どこにもこのジャックナイフの名前がテニスに出てこない。それでは、アメリカではどのように呼んでいるのでしょうか? 

答え:特定の名前はないのですが、一般的に使われている名としては、The Jumping two-handed backhandがあります。アメリカ人でもとても長いので、普通ジャンピング バックハンド Jumping Backhandと呼んでいるのだそうです。使ってみませんか?
投稿者 Tennisnakama  22:56 | コメント(4)| トラックバック(0)

錦織圭:ブパティとの試合

錦織選手のデ杯の出場で、今までデ杯にまったく興味の無かった人までも、話題にするようになったことは、錦織選手の大いなる功績ですね。残念ながら初戦は、5セットの接戦のすえ負けてしまいましたが、2回目のR4では、見事なカムバックを遂げてくれました。

ダブルスランキング13位(ブパティ)と、シングルス118位(錦織)との対決は、デッドラバーとはいえ興味深いものがありましたが、結果は、7-5, 6-1で錦織選手が快勝しました。では、芝とアウェイというダブルハンディのなかで、どのように錦織選手がこの勝利を勝ちえたのでしょうか。インドのオンラインニュースの、Calcutta Newsから試合の内容を拾ってみました。
http://www.calcuttanews.net/story/348154

「ブパティはサーヴ&ヴォレーの作戦をとったが効果がなく、しかもサーヴも弱くて、ダブルフォルトも繰り返すという、貧しいテニスを展開した。」

「錦織は優れたベースライナーで、ブパティの弱点を叩き、しかも弱点といわれる錦織のサーヴは、9つのエースをとるほど好調だった。」

「第1セットの6ゲーム目で、ブパティのサーヴを錦織はバックハンドでポイントをとったが、10ゲーム目でブパティがブレークしなおして5-5に。しかし錦織の攻撃に拍車がかかり、ブパティのダブルフォルトも手伝って再びブレーク。錦織は、最後のサーヴィスゲームを問題なくクリーンにポイントに結びつけ、第1セットを勝ち取った。」

「第2セットは、錦織の完全なペースとなり、ブパティもなすすべもなく、6-1で錦織の勝利。全試合時間はわずか59分だった。」

圭君、この第2セットの感触を忘れないでいてほしいですね。次はヒューストンで行われるクレーです。対戦相手は、あのジェイムス・ブレイク!かれは100番台の選手に負けたあの屈辱を忘れてはおりません。彼のゴールは、勝つだけではなく、きっとベーグルで勝つぞ!という意気込みに違いありません。「It was a fluke. あの試合はまぐれだった」ということを証明しなくてはならず、ブレイクは硬くなるかもしれません。面白くなりそうですね。だからテニスはやめられない!16日の午後6時に試合です。

 

投稿者 Tennisnakama  10:54 | コメント(3)| トラックバック(0)

錦織圭:ブレイクとの試合日決定!

錦織選手は、デ杯のラバー4で、プバティに7-5, 6-1で楽勝しました。よかったです! いくらシングルスのランキングがないとはいえ、天下のブパティ、ダブルスランキング13位です。第2セットなぞ本当に気持ちよくのびのび試合をしていたような(想像ですが)気がします。このいい感じでブレイク戦にのぞんでほしいですね。

(詳しいブパティとの試合の報告は、インドのメディアに掲載されていますので、次号でお知らせします。)

さて、いよいよUS メンズ クレーコート チャンピオンシップ での、錦織 vs ジェイムスブレイクの試合時間が決まりました。
http://www.riveroaksinternational.com/

Houston



4月16日水曜午後6時です。日本時間は17日午前8時ですので、8時に出勤して会社でライヴスコアを観るというのも手かも。
「おう!仕事熱心だね、君は~」なんて、逆に褒めてもらえるかも知れませぬぞ。


投稿者 Tennisnakama  00:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーにコーチが?

フレンチオープンに向けて、フェデラーは準備に余念がありませんが、スペイン人のホセ・イゲラス Jose Higuerasがクレー専用コーチに就任することが、ほぼ確実になってきました。

イゲラスは、クーリエ、サンプラス,カプリアティなどの選手の元コーチで,マイケルチャンを1989年に、フレンチオープンの勝者に仕立てた功労者でもあります。

フェデラーは14日から始まるEstoril Open(ポルトガル)にイゲラスを招待して、トライアルのセッションを始めました。
以下がドローですが、最初の対戦相手は、オリヴィエ・ローカスとなっています。うまくいけば、シード2のダヴィデンコとの決勝になるかもしれません。

http://www.atptennis.com/en/common/TrackIt.asp?file=http://www.atptennis.com/1/posting/2008/468/MDS.pdf

イゲラス自身、ATPのタイトル16の保持者で、スペインのデ杯にも出場したことのある、クレースペシャリストです。

昨年の5月、フェデラーがトニー・ローチを解雇して以来、コーチの必要性が問われてきましたが、今はあくまでも実験段階ということらしいのですが。 問題は、イゲラスは現在ジネプリのコーチで、この掛け持ちをどのように調整していくかがカギのようです。

今年のフェデラーは、全豪のストマックフルーからMonoまで、健康状態がすぐれず、決勝戦ゼロという2000年以来の最悪の年になってしまいました。しかし、今年は大きな課題(フレンチタイトルとオリンピックのメダル)のもとで、スタートこそ失速しがちでしたが、全仏オープンタイトルへの意気込みは十分。 エンジンをフル回転させて、ひょっとしたら、フェデラー vs ナダルの決勝が実現するかもしれません。



投稿者 Tennisnakama  22:15 | コメント(3)| トラックバック(0)

松岡修造の厳しい言葉

松岡修造さんは、今インドにいて、デ杯のTV解説の録画を撮っていますが、彼のコメントが、Thaindian Newsに掲載されていましたので、概略をご紹介します。

http://www.thaindian.com/newsportal/sports/matsuoka-feels-india-can-do-well-in-davis-cup-world-group_10037277.html

インドチームについて:
「インドはいつもデ杯ではよいプレーをします。彼らをホームゲームで打ち負かすのはむずかしい。インドはもしワールドグループに上がったら、そこでも健闘するでしょうね。 彼らはランキングの上では上位にいませんが、デ杯のときの彼らのメンタルは、すごいですね。 ボパンナとアムリトラジの試合ぶりには感心しました。」

錦織、添田選手の敗北について:
「負けた原因は、暑さや芝ではないと思います。コートはプレーするには良い状態でした。敗因は、二人が自分たちの実力を十分に発揮しえなかったことにあると思います。 彼らはチャンスがあったにも拘らず逃してしまった。絶対勝つ!という精神に欠け、簡単に諦めてしまいました。 錦織は勝つべきでした。 」

松岡修造さんは、とてもはっきりしていて気持ちがよいですね。きっと、観ていて、歯がゆかったのでしょう。いくつもあったチャンスをものにできなかった点は事実ですし、やはりメンタルの違いが出ていたのではないでしょうか。

錦織選手の試合後のコメント(The Hindu掲載):
「よい試合だったと思います。僕が負けたのは、芝に馴れていなかったことと、デ杯は初めてだったこと。ローハンボパンナはデ杯の経験者でしたし。」

ちょっと言い訳が多いような気もしますが、このへんのところを、松岡さんは言いたかったのでしょうね。

デ杯はまだ終わってはいませんし、この後すぐジェイムスブレイクとのクレーチャンピオンシップの試合が待っています。(前号に掲載)時差の問題など、いろいろハンディがあるとは思いますが、負けの理由を考えていると本当に負けてしまいます。がんばってください!圭くん!
(すみません。私もちょっと厳しくなってしまいましたが、Constructive criticism として受け取ってください)


投稿者 Tennisnakama  07:54 | コメント(7)| トラックバック(0)

錦織圭:ブレイクと再激突!

draw



日本のテニスファンにとっては、この二日間はデ杯の完敗(3-0)で落ち込みましたが、楽しいニュースが入ってきました。

ヒューストンで開かれる、米男子クレーコート チャンピオンシップのドローで、錦織選手がワイルドカードをもらって、ジェイムス・ブレイクと対戦することが決定しました! 以下のサイトでドローが見れます。
http://www.riveroaksinternational.com/

主催者側は、この偶然のドローに興奮を隠せません。錦織 vs ブレイクの対戦は、ブレイクにとっては名誉挽回の絶好のチャンスです。いくら錦織選手が100番台の選手とはいえ、ギアアップで猛攻撃をかけてくるに違いありません。

錦織選手は、デ杯の後、インドからヒューストンに直行しますが、それにしても、過酷なスケジュールです。今日のデ杯、アムリトラジとの対戦がありますが、この試合を鈴木選手が代わってやるかどうか。 錦織選手にとってどちらがベストなのか。。。むずかしいところですね。

ヒューストンでの大会は14日から行われますが、Houston Chronicleのオンラインニュースによりますと、錦織 vs ブレイクの対戦スケジュールは16日水曜の午後になる可能性が高くなってきました。このクレーチャンピオンシップは、ブレイクがシード1のスター選手で、もともと火曜のハイライトに予定されていたもので、錦織選手のきついスケジュールのために、ブレイクのスケジュールが変更されるとは! 錦織選手のパワーもすごいですね。

しかし。。ものすごく心配なのは、もしデ杯で完敗し、ブレイクにも完敗してしまうと。。。テニスの試合は技術4割、メンタル6割。自信喪失は最大の敵です。でも、彼には最高の武器があります。それは若さです。18才の若さで結果を恐れず、体当たりしてほしいですね。

錦織選手のファンサイト:http://keinishikori.net では、彼に関する記事をまとめて掲載していますので、遊びにきてください。

投稿者 Tennisnakama  00:38 | コメント(6)| トラックバック(0)

錦織圭:インドから試合報告

今日のインドのオンラインニュースが、錦織 vs ボパンナのラバー1の試合の経過を報告していますので、概略を紹介します。

newKerala.com  
http://www.newkerala.com/one.php?action=fullnews&id=47015

「ボパンナは、膝の負傷にもかかわらず、2時間25分の5セットを戦いぬき、日本のベストプレーヤーの錦織圭を、7-6(2), 3-6, 6-4, 2-6, 6-3で破った。ボパンナはベースライナーの錦織に対して、彼のトレードマークである、ネットプレーをミックスしたゲームを展開した。錦織はボールを確実に入れ、ボパンナのミスを誘う作戦をとり、膝のケガを負ったボパンナは、エラーが目立った。」

「しかし、何がボパンナを勝利に導いたか? それは、豪速球のサーヴが、要所に決まったこと。22のサーヴィスエースによって、(錦織は8エース)ボパンナは圧倒的なサーヴィスゲームの強さを見せつけた。」

「ボパンナは、辛抱強く第1セットをタイブレークにもちこみ、錦織に2ポイントを与えただけで、第1セットを41分で終了した。しかし、錦織は力強いカムバックを見せて、6-3で第2セットを取って1-1のタイへ。」

「第3セットでは、ボパンナは錦織を2ゲーム目と10ゲーム目で2度ブレークしたが、錦織が盛り返して1度ブレークバック。しかし、2度目のブレークに至らず、32分で3セット目はボパンナへ。」

「第4セットでは、錦織はエネルギーを再燃させて、2度ボパンナをブレークして、6-2で圧倒。セットは2-2のタイで第5セットを迎えた。」

「7ゲームまでは、両選手お互いまったく譲らず、互角の戦いを展開。しかし、ボパンナが、7ゲーム目にギアをアップさせて、錦織にボールをワイドにアウトさせたのをきっかけに、錦織をブレークすることに成功。そして、最後はビッグサーヴでサーヴィスゲームをホールドして、6-3でインドの勝利となった。」

膝のケガを抱えながらのボパンナの健闘が、インドのメディアでは絶賛されています。悔しいですが、敵ながら天晴れです。




投稿者 Tennisnakama  06:45 | コメント(2)| トラックバック(0)

添田豪:きびしくなりました

昨夜は、錦織選手の試合のライヴスコア観戦で、寝たのは朝の5時すぎ。うたた寝して、はっと目覚めてコンピューターをONにすると、すでに添田選手の試合結果が出ておりました。

5セットで敗れるとは、悔しいですね。これで2敗となり、デ杯はきびしくなってきました。ここからは一戦も負けられません。錦織選手も添田選手も、statsでは引けをとっていないにも拘らず、微妙なところで負けているのが気になります。これはやっぱり、耳タコのM (Mental)ですかね。

錦織 vs Bopannan: 6-7, 6-3, 4-6, 6-2, 3-6。
添田 vs Amritraj : 6-4, 7-6, 4-6, 4-6, 6-8

錦織選手の試合については、前回に書いていますので、ここでは添田選手の試合について、独断分析を行ってみたいと思います。焦点は流れを変えた第3セットです。

添田、 Amritraj 両選手の全試合のファーストサーヴの平均率が93%、 Amritrajも91%という高い率をみてまず、びっくり。しかも添田選手は2セット目と3セット目は100%すべて、ファーストサーヴが入っています。これだけサーヴが入っているのに、どうしてブレークされてしまったのか?

第1、第2セットを添田選手がとったあと、第3セットのスコアは4-6で添田選手が負けています。このセットは、両選手が100%ファーストサーヴを入れてますので、セカンドサーヴなし、という前代未聞の試合です。従ってブレークチャンスがほとんどない、タイトな試合運びです。

どのゲームカウントで、添田選手がブレークされたのか分かりませんが、第1サーヴの得点率が、添田選手は50%、 Amritrajは70%で引き離されいます。ということは、第1サーヴを入れても、リターンがよいため半分しか得点につながっていない。 Amritrajのファーストリターンの得点率は50%、添田選手は29%  Amritraj は、確実にサーヴィスゲームをとり、リターンもよく、添田選手にプレッシャーを与えています。ブレークポイントを逃さなかった。この違いが勝敗の違いと言えそうです。(第5セットでは、リターンゲームで添田選手は12回のブレークポイントのなかで、1ポイントともセーヴできていません。)

これも独断診断ですが、錦織選手もサーヴが調子がよかったのに、勝てなかったのは、リターンゲームで苦戦したからだと思います。芝はバウンドが低く、スライスを打たれると、地面を這っていくようなボールとなり、ウェスターングリップでは対応できない。(息子にはいつもこれで勝ってました)いくら分かっていても、打つ直前にグリップを薄く持ち替えるというのは、至難の技ですし、タイミングも狂って、大変だったと思います。でもこれだけタイトなゲームを5セットまで進めていけた、添田選手はすごいですね。錦織選手の存在がよい刺激になっているのでしょう。

明日のダブルス戦は、夜中の2時半からですので、うーっm!辛い!

投稿者 Tennisnakama  00:10 | コメント(3)| トラックバック(0)

錦織圭:試合のスコア分析

錦織選手が5セットの接戦後、残念ながら負けてしまいました。スコアは、6-7, 6-3, 4-6, 6-2, 3-6。 これは、インドのキャプテンのパエスが言っていたことが、当たったように思います。「実力が違っても勝てる。」いかにデ杯が特別なものであるかを物語っています。錦織選手は、馴れない芝のサーフェスの条件のもとで、しかも初めてのアウェイのデ杯でよくがんばったと思います。

ライヴスコアをみながら、錦織選手の試合を分析してみました。
まず、錦織選手自身が言ってたように、サーヴがよくなっていると思います。最後の5セット目は、何と第1サーヴの確率が、95%と驚異的な割で入ってます。しかし、残念なことに、ボパンナも最後には90%の率でサーヴを入れていますので、5セット目はなかなかブレークし辛い試合だったようです。

第1セットの展開を見てみると、錦織選手のサーヴィスゲームは、40-0のスコアが3回、40-15が2回もあるほど、サーヴが好調のようでした。(だい1サーヴの確率は85%)しかし、2回あったブレークチャンスを落としています。そして、最後はタイブレークで、2点しかとれてないことは、メンタル面もあるでしょうが、肝心のところでポイントを取る、そして肝心なところでは取られない、という点でしょうか。ジェイムスブレークのデ杯での逆転勝利のインタービューで、同じようなことを言ってました。このごく当たり前のことがなかなかむずかしい。

5セットまでいって負けてしまうと、さぞかし悔しい思いに違いありません。でも、この貴重な経験が、きっと将来の彼のテニスに大きくプラスになるはず。私たちもがんばって応援していきましょう!

Bopanna vs Nishikori
第1セット
0-0 B serves
40-30
1-0 N serves
30-40
1-1 B serves
40-0
2-1 N serves
15-40 (サーヴが好調)
2-2 B serves
30-40 (ブレークポイントを逃しました)
A-40
3-2 N serves
0-40 (サーヴが好調)
3-3 B serves
40-30
4-3 N serves
0-40 (サーヴが好調)
4-4 B serves
30-40 (ブレークポイントを逃しました)
5-4 N serves
15-40 (サーヴが好調)
5-5 B serves
40-30
6-5 N serves
0-40 (サーヴが好調)
6-6 タイブレーク
7-2 (メンタルの違いか?)

5セットまでのフルスコアは,錦織選手のファンサイトのScorekeeperに掲載する予定です。http://keinishikori.net

今は、ニューヨーク時間朝の5時。明日はマーラのレッスンです。寝ぼけていると、どやされますので、このへんでお休みなさい…zzz…(夢のなかで、添田選手を応援しています)



投稿者 Tennisnakama  17:43 | コメント(1)| トラックバック(0)

シャラポヴァ+ジョコヴィッチのロマンス

デ杯の緊張をほぐすために、今回は軽くゴシップといきましょう。

マリアとノヴァックの関係について、私は臭いと睨んでいたのです。実は。というのは、US Openの私のすぐ近くの席で、シャラポヴァがジョコヴィッチの家族席に座っているのを目撃して以来、これは臭いと睨んでおりました。やっぱり!

Tennistalk.comの記者が、マイアミでこの二人がナイトクラブ、オピアムガーデンでデイトしているところをつかまえた写真です。

http://www.tennistalk.com/en/news/20080410/Djokovic_and_Sharapova_the_new_hot_couple

それにしても、ジョコは最初の試合をクウォリファイアーのアンダーソンに負けてしまったわけで、前日のこのパーティ騒ぎの罰があたったと、あまり同情が集まりません。目撃者の話によると、ナイトクラブの後(夜中1時半)マリアと一緒に車で消えていったとか。しかもクラブではお酒も飲んでたとか。ウーm

この夜遊びは高くつきました!ジョコが優勝していたら、賞金は6千万円でした!
投稿者 Tennisnakama  07:06 | コメント(5)| トラックバック(0)

錦織圭:ちょっと息切れが

10日付けのThe Hinduに、朝の練習で、錦織選手は暑さのために息切れがしてしまった、というニュースが掲載されています。でも今はもう回復し、プレーできるので大丈夫ということらしいのですが。。。

Though the Japanese No. 1 Kei Nishikori suffered breathlessness during practice in the morning owing to the heat, he said he was fine and ready to play. (by The Hindu)

「インドの気候はフロリダと同じだから平気」

これは、最初インドについた時の錦織選手のコメントで、暑さは問題無し、というコメントだったのですが。。。この息切れは疲れが原因? それとも本場のインドカレーが辛すぎる?。。。

“I am a bit nervous getting ready for my first Davis Cup match, but I suppose that happens with every youngster,” he said. (by The Star Online) 

「最初のデ杯なので、ちょっと緊張してますが、でもこれって若者は誰でも経験することだから。」と、錦織選手。 緊張は隠せないものの、お国のために絶対勝たなくては、という硬い感じがなくていいと思います。

“That was big and gave me a lot of confidence,” said Nishikori. “Winning an ATP event and defeating a player like Blake in the final made me believe in myself.
(by The Star Online)

「あれは(ブレイクに勝ったことは)大きかった。ずいぶんと自信になりました。ATPの試合に優勝したことや、決勝でブレイクのような選手を破ったことで、僕自身を信じられるようになりました。」いいですね。自分を最後まで信じて戦ってほしいと思います。

息切れは大した問題ではないと思いますが、それでもちょっと心配。十分に休息してベストコンディションでお願いしますよ、圭君!

あと7時間後に錦織選手の試合が始まります。Let's Go, Kei!



投稿者 Tennisnakama  05:58 | コメント(4)| トラックバック(0)

デ杯:ドロー発表

デ杯のインド戦のドローが決まりました!
以下のサイトでゲーム毎のライヴスコアがみれます。

http://scoreboard.jta-tennis.or.jp/daviscup08ao2r/

4月11日 10:00 (日本時間13:30)
Rubber 1: 錦織 vs Bopanna
Rubber 2: 添田 vs Amritraj

4月12日 12:00 (日本時間15:30)
Rubber 3: Bhupathi/Paes vs 鈴木/岩渕

4月13日 10:00 (日本時間13:30)
Rubber 4: 錦織 vs Amritraj
Rubber 5: 添田 vs Bopanna

開催時間ですが、インドの現地時間が10時ときっちりなのに、日本時間は1時30分。 これは、試合が行われる首都ニューデリーのタイムゾーンがなぜだか30分違いなのです。ムンバイ(ボンベイ)もしかり。これってインド以外の人は不便ですよね。もう計算が大変です。ちなみにニューヨーク時間は、初日は、えっーと。。 私は多分 zzz…(眠)でしょうね。

さて、いろいろインドチームのごたごた(前号で紹介)がありましたが、インドにとって最も心配されるのは、 錦織選手が対戦するBopanna。彼は膝を痛めて以来、昨日の練習もスキップしました。でも、Bopannaは記者会見では「完全に回復して問題なしです」、とか言ってますが、あやしい。

最悪のシナリオ(2対2)になった場合、竹内監督は、芝の得意な鈴木選手がシングルスに出る可能性をほのめかしました。そうすると、Bopannaがでれなくなったら、Paesが鈴木選手と対決する可能性もでてききます。過去の鈴木 vs Paesのデ杯対戦成績は、3回ともPaesの勝利となってますので、要注意です。Paesが豪語しています。「5試合までもつれこまないと思います。日本はベターなチームだけれど、芝は我々の得意なサーフェスですから。」すごい強気です。

最初の試合にでることになった錦織選手のコメントです。(ExpressIndia.comより)

"I am a little nervous but I am glad that I am playing first and don't have to wait. I have seen Rohan in the US and know his game well."

「ちょっと緊張してますけど、最初にでることになってよかったです。待たなくてもいいですから。Rohan (Bopanna)の試合はアメリカで見てますので、よく知ってます。」これは頼もしい。

強気のPaesですが、錦織選手については優しく、以下がPaesのコメントです。(rediff.comより)

"This time they also have a very good singles player in (Kei) Nishikori. He is coming off a good performance in Delray Beach and is going to be a good player in future. He has the ability to become the No.1 player in Asia."

「今回日本チームは、とてもうまいシングルスプレーヤー、錦織圭がいます。彼はデルレービーチでよい試合をやり、将来すごい選手になるでしょう。彼はアジアでナンバーワンになる実力があります。」

これだけ相手チームのキャプテンに褒められたら、負けてはおれません!
Go Nishikori!
Hip, hip hooray, Japan!
投稿者 Tennisnakama  22:29 | コメント(5)| トラックバック(0)

錦織圭:フェデラーに勝ちました(1セット)

錦織選手は、今デ杯チームの一員として、インドでトレーニングに励んでいます。日本だけでなく、インドのメディアも錦織選手に関心を寄せていて、なかなかおもしろい記事を載せています。

4月8日付けのThe Indian Expressを読むと、何と錦織選手がマイアミのフェデラーとの練習試合で、1セットをとっていることがわかりました。以下は錦織選手の言葉です:

"It was very nice, he (Federer) is a good person. I managed to win a set and
I will always remember that."

「練習試合はとてもよかったです。彼はとてもいい人です。1セット勝つことができたことは、いつまでも忘れられない思い出です。」

すごいですね。フェデラーに勝つなんて。でも私はフェデラーのファンでもあるので、複雑な気持ちですが。。。

ところで、例の全インドテニス協会のデ杯のサイトに、錦織選手の写真ではなく、杉田祐一選手の写真が誤って掲載されていることに関して書いてきましたが、各関係者に呼びかけたところ、やっと誤りの写真は取り除かれました。でも錦織選手の写真がありません。日本チームのベストプレーヤーだというのに。

http://www.aitatennis.com/DavisCup-08/Ind-Jpn.htm



投稿者 Tennisnakama  11:27 | コメント(4)| トラックバック(0)

デ杯:インドに勝てる!

錦織選手のデ杯の出場で、盛り上がっているのは、日本だけではありません。インドのメディアをサーチしていますが、インドでもかなり熱い目が錦織選手に注がれています。

最後の2004年の大阪の大会以外は、インドに17連敗していますが、今回は勝てるかもしれません。インドとの対戦成績は、3勝17敗。Head to headの詳しい情報は、以下のサイトをご覧下さい。
http://www.daviscup.com/teams/headtohead.asp?lstNation1=IND&lstNation2=JPN

「インドに勝てるかもしれない」理由は3つあると思います。

(1)錦織選手(118位)の参加:
もし緊張で硬くなってしまわなければ、2シングルは勝てる。
添田選手(156位)のシングルスも期待大

(2)インドのチームワークの悪さ:
インドチームは、パエスがキャプテンになることを、他の3人のメンバー全員が反対したことから、チームがごたごたしています。

(3)Bopanna(ランキング325位)の膝のケガ:
サッカーで遊んでいて、膝を痛めたことも、チームの心配の種。それに、心がけがなっとらんとひんしゅくを買っているのも事実。

インドチームの出場選手のランキングは:S(singles), D(doubles)

Paes: S(no ranking) / D24
Amritraj: S261 / D832
Bopanna: S325 / D55
Bhupathi: S(no ranking) / D13

ランキングからいえば、日本の勝ちですが、問題はコートサーフェス。芝の特徴を生かして、いかに自分のプレーが出来るかにかかっているんじゃないでしょうか。


投稿者 Tennisnakama  23:43 | コメント(13)| トラックバック(0)

錦織圭:ちょっと緊張しています

インドの首都、ニューデリーにある、ナショナル スポーツ クラブで、日本チームは11日のデ杯に向けてトレーニングに余念がありません。

インドのメディアは、昨日インドに着いたばかりの錦織選手に注目。4月8日付けのNews Post Indiaに、錦織選手のインタービュー記事がのっていましたので紹介します。
http://newspostindia.com/report-47275

「僕は今、ちょっと緊張ぎみです。国を代表するって違う経験ですから。一ヶ月前に出場が決まったばかりですので。」 

「芝のコートでプレーした経験は、あまりないんです。3年前、ウィンブルドンのジュニアでやったのが最後ですから。」

「昨日ニュージャージーから着いたばかりで、今日もあまり芝での練習ができてないんですよ。」

「僕はデ杯ではダブルスはプレーしません。シングルスだけです。」

「インドの今の気候は全く問題ありません。フロリダに住んでいるので、フロリダの気候と全く同じみたい。」

「今一番フォーカスしているのはサーヴです。だんだんよくなってきてると思います。」

錦織選手は、最近フェデラーと一週間ヒッティングパートナーの役をつとめたばかり。錦織選手の弱点とされているサーヴを、フェデラーから教えてもらったかも知れませんね。

全インドテニス協会に、日本デ杯チームの錦織選手の写真が、杉田祐一選手になっているので、訂正してもらうようにメールをだしましたが、まだ連絡なし。毎日インドのデ杯サイトを見ていますが、まだ変更になっておりません。

仕方が無い。今、トップのエギュゼクティヴに直接メールを出したところです。国を代表する試合なのですから、もうちょっときちんとしてもらわなくては! 皆でこのサイトをウォッチしましょう。
http://www.aitatennis.com/DavisCup-08/Ind-Jpn.htm
 
今回はスコアのGuessing Gameはやめにします。負けのスコアを言っていると、本当に負けてしまうかもしれませんものね。日本の勝利を信じて応援しましょう! Go Japan!






投稿者 Tennisnakama  13:18 | コメント(6)| トラックバック(0)

鈴木貴男選手の言葉

デ杯日本チームは錦織選手を迎えて、いよいよ本格的なトレーニングセッションが始まりました!

インドの全国紙、The Hinduの4月8日付に鈴木貴男選手のインタービューが載っていましたので紹介します。

「僕のゲームは、芝に向いています。もちろんウィンブルドンの芝とは違いますけど、インド戦に出場できて嬉しいです。」

「前回は4月にインドに来てますので、気候は分かっているつもりです。もちろんスタジアムで準備されているコートでは練習できませんが、今練習しているコートとは少し違うようですね。」

「錦織選手は、彼が12才のときから見てきていますが、才能のある選手です。今回は、彼の最初のデ杯で、その点からいえばやさしいとは言えないでしょうけど、 錦織選手はウィンブルドンのジュニアにも出てますし、がんばってくれることを願ってます。 」

インドチームのキャプテンのパエスは、月曜に到着。ブパティは火曜に着く予定です。これで、両チーム全員がそろったことになり、これから両者とも、本戦にむけて、激しいトレーニングセッションが行われます。日本チームの皆さん、試合前に暑さにやられてしまわないよう、くれぐれも体調に気をつけて。

Go Japan!  がんばれニッポン!








投稿者 Tennisnakama  06:16 | コメント(7)| トラックバック(1)

デ杯:これって??

DavisCup
(これは全インドテニス協会のデ杯の写真です。これってどこかおかしくありませんか?)

インド vs 日本のデ杯戦がいよいよ11日から始まりますが、ニューヨークからLive Scoresが見れないものかと、まずデ杯のヘッドクウォターにメールしてみました。

4月4日
Thanks for your email. The official Davis Cup website only has live scoring for the World Group ties, but you could try contacting the Japan Tennis Federation to see how they are covering the tie. I assume the tie will be shown on Japanese TV.
Regards,
Nick Imison.

ニックさんから、ワールドグループしかライヴスコアは掲示しないので、JTFに連絡してしてください、という返信が入りましたので、さっそく日本テニス協会へ。

4月6日
お問い合せありがとうございます。
対応予定で人員を派遣しますが会場の通信環境が不明です。
極力、頑張りますのでよろしくお願い申しあげます。
財団法人 日本テニス協会

不明ですか。。。では全インドテニス協会(AITA)に連絡してみましょう。しかし、メディア担当のRicha Bakshiさんからは、返信がありません。。。

ポイントごとのライヴスコアは無理でしょうが、ゲームごとなら入りそうです。でもこれでは、試合の進行具合がよく分からない。困りました。

日本チームは、錦織選手を除いた全員がインドに集合。芝での練習を開始しました。錦織選手は8日に着き、すぐさま練習に参加する予定です。

ここで気になるのが、上記のデ杯選手の顔写真。錦織選手でない選手の写真が載っています。それではクイズです。「この選手は誰?」 (ヒント:今年2月のフィリピン戦)

NIshikori?



AITAに,錦織選手の写真を掲載してもらうよう依頼のメールを送りましたが。。。いつ訂正してくれるのか? 
投稿者 Tennisnakama  22:30 | コメント(6)| トラックバック(0)

テニスギャンブルのミステリー

ダヴィデンコのマイアミ優勝で、再びテニスギャンブルの問題が浮上してきました。ダヴィデンコがギャンブルに関わった疑惑は、まだ未解決のままで黒い霧が晴れていないからです。

ここで、ダヴィ(Davy)の勝利にケチを付ける訳ではありませんが、素直に彼の勝利を喜べないファンも多く、現代テニスが暗い時代に入ったと悲観的なファンの声も聞かれます。

では、ダヴィがどのような事件に巻き込まれのか、おさらいをしてみましょう。

2007年7月ポーランドのソポトSopotにて、32人のドローで行われた小規模な試合でのことです。対戦相手は、アルジェンチンの当時のランキング87位、アルゲロ(Vassallo Arguello)。 第2回戦のダヴィ vs アルゲロの対戦成績は、6-2, 3-6, 1-2 で、ダヴィが3セット目でリタイアしてしまいました。

この試合がフィックス(やらせ)ではないか、という疑惑がかけられた原因は、この小さな試合に、莫大な金が賭けられたことと、怪しげな動きが試合中にあったことによります。ロシアのオンラインギャンブルのサイトによると(英語版)、Б〓〓DJULTSБ〓の名で6千万円、Б〓〓SGENIAБ〓の名で4千万円、計約1億円がイギリスのBetfair社を通して賭けられました。しかも、この4千万は、第1セットをアルゲロが落としたにも拘らず、第2セット目に賭けられたそうです。Betfair社は、この不審な賭けをフィックスだとして、賞金の支払いを拒んだことから、事件が大きく発展して今日にいたっています。

なぜダヴィの疑惑が晴れないかというと、調査に、彼の家族が電話の記録を提出拒否したこと。ソポトの試合のすぐあとにカナダマスターズに出場し、足にケガをした割には、ニーミネン、ユーズニに勝ち、準々決勝まで進んでいる事。などなどがあり、テニス業界では、彼は黒いという見方が根強く残っていることも事実です。

ジョコヴィッチも、ウィンブルドンの試合に負けてくれれば、1千万円の謝礼をするがどうか、という話をもちかけられたことがある、とインタービューにこたえておりました。彼はもちろん断りましたが、意外と広範囲にわたってフィックスの試合が行われている可能性がでてきました。

私はダヴィは潔白だと信じています。彼は、ウィンブルドン以降調子が悪く、その後のスイス、オランダ、クロアチアのどの大会も第1回戦で負けています。そして、不調のままポーランドのソポト大会に出た訳ですが、実際ソポトの試合の前日に、すでに足の具合が悪かったと述べてます。ということは、誰かが彼の調子がよくないことを外部に漏らした! ダヴィはこの足の件を知っていたのは、トレーナーとあとは、妻、そして周囲にいた2-3人だといってました。 ミステリーですね。あの美貌の妻だったら恐い。(彼女は過去の電話の記録を提出拒否しています)

この事件はロシアのマフィアがからんでいると信じられています。その点でも、ダヴィの名誉にかけても、調査に協力し、潔白を証明してほしいと思います。



投稿者 Tennisnakama  06:23 | コメント(6)| トラックバック(0)

ダヴィデンコの完勝!

すべてダヴィデンコのペースに乗った試合となりました。ナダルを6-4, 6-2で破り優勝です。完璧なすばらしいテニスをダヴィデンコが見せてくれました。私はナダルファンですが、ダヴィデンコに惜しみない拍手を送りたいと思います。今回は全く手も足もでないほど、ダヴィデンコのテニスは完全なものでした。

面白いのは、マイアミオープンで、ダヴィはラケットのモデルを変えたばかり。すごくぴったりと自分に合ったといってましたが、困ったのはラケットが間に合わない。持ってるラケットはこの新しい一本だけだったそうで、この一本で1回戦から決勝まで戦ち抜きました。そんな話ってあり? フェデラーロディックに負けたときは、確か3本ラケットを替えておりましたので、ラケットのせいにしちゃイカンですね。それにしてもどのモデルだか、知りたいものです。

ダヴィデンコの勝因は:(私の独断的分析)

(1)サーヴがすばらしい(ロディックを破った原因)
(2)ナダルのスライスも、ウィナーショットにできる攻撃力
(3)フォアハンドの爆発的なインサイドアウトのウィナー
(4)正確なプレースメント
(5)ヒッティングゾーンに入れる俊足
(6)ナダルをベースラインから遠く釘付けにした深いストローク

逆にナダルの敗因は:(これも私の独断的分析)
(1)ナダルの副コーチの作戦が外れました(バックハンドのスライスをできるだけ多く打って、ダヴィデンコのリズムを崩す。崩すどころか、ウィナーを打たれました。)
(2)サーヴもリターンも短い(デヴィに叩かれてます)
(3)作戦B(作戦Aがダメなときに使う)がなかった。第2セットは、どうしてよいのか分からず、そのままずるずるダヴィのペースに。

それでは、推測マッチの勝者は:

ハセガワ(6-4, 7-5)、種丸(7-5, 6-4)、FedEx (7-6, 3-6, 6-4)

推測セットの勝者は、ハセガワさんでした!





投稿者 Tennisnakama  04:14 | コメント(12)| トラックバック(0)

当たり!

第1セットが終わりました。

ダヴィデンコがナダルを6-4で敗りました。第1セットの予測が当たった人がいます! それは

ハセガワさんです!

それでは、TVに戻って観戦です。
投稿者 Tennisnakama  03:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスの推測ゲーム

テニスの推測ゲームは楽しいですね。あと、2時間で決勝戦が始まりますが、以下の方々からも推測していただきました。さて、誰が一番近いスコアで推測が当たりますか?

(テニスギャンブルの黒い霧がかかったダヴィデンコだからやってる訳ではありませんが、お金を賭けない推測ゲームは楽しいですね。これからも続けていきたいと思いますので、どんどん参加してください。)

ベジータだ!!さん
ナダル vs ダヴィデンコ:3-6, 7-6, 6-2

ハセガワさん
ダヴィデンコ vs ナダル:6-4, 7-5

kirakuさん
ナダル vs ダヴィデンコ:3-6, 7-5, 6-4

種丸さん
ダヴィデンコ vs ナダル7-5, 6-4

FedEx: (フェデラー大ファンの夫)
ダヴィデンコ vs ナダル: 7-6, 3-6, 6-4

Tennisnakama
ナダル vs ダヴィデンコ7-6, 6-7, 6-2

アメリカでもっともポピュラーなテニスの賭けのシステムは、マニーライン・オッズMoneyline Oddsといいます。私は競馬もやらないので、詳しくは知りませんが、今回ナダル/ダヴィデンコの勝率は、午前10時現在で、ナダルが-200、ダヴィデンコが+160。 これは、100ドルを賭けで儲けるには、ナダルが勝ちと賭けた人は、200ドルを払うと彼が勝った場合は、賭け金(200ドル)プラス100ドルが返ってきます。 逆にダヴィデンコに賭けた人は、160ドル払うと、彼が勝った場合、賭け金の160ドルプラス100ドル、計260ドルが戻ってくるという計算になります。

(アメリカではオンライン・スポーツギャンブルが禁止されているにも拘わらず、ギャンブルサイトがいろいろ存在しています)

最も有名なテニスギャンブルはイギリスのウィンブルドンのグランドスラム。勝敗だけでなく、セットごとに賭けるとか、いろいろ賭け方がイギリスではあるそうですが、そこまでいかなくても、推測ゲームは結構エンジョイできそうですね。

では、結果は後ほどのお楽しみです。
投稿者 Tennisnakama  00:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

ナダル vs ダヴィデンコの決勝はいかに?

ナダル vs バーディッチ(ベルディフとは呼びませんので、気をつけましょう)の試合結果は, ナダルが7(8)-6, 6-2で勝ちました。今まで、6回対戦のうち、すべてのハードコートの試合(3回)にナダルが負けていますので、少々不安なものがありましたが。それにしても、バーディッチはいつものごとく、粘りのない、メンタルの弱さをみせてしまいました。オリンピックでフェデラーを負かして以来、大物の新人と期待された割に伸びないのは、やっぱりこのメンタルの弱さですね。

ナダルの強さは、いうまでもなく足。どんなところに球がきてもくらいつく精神には、感動させるものがあります。今日の試合も、コートの左端から右端に走りまくって、しかも不可能なポジションからラニングショットで攻撃です。あんな走りかたをしてるから、選手生命が短いと心配されるのは当然です。でもあれがナダルからなくなると、ナダルではなくなるので複雑なところです。

最近はそれに加えて、ナダルはサーヴがとてもよくなりました。スピードはあまり変わりませんが、左利きのいやらしいスピンがよくきいていて、ボディーに入ってくるサーヴを上手にミックスしています。それにコーナーをつくエースの数がふえました。

あとは、立ってるポジションがベースラインから下がらなくなったこと。チャンスボールは逃すことなく、コートの中に入って決めています。どんどんテニスが攻撃的になっています。彼はもともとディフェンスが得意なので、あとはもっとアグレッシヴにコート内に入って叩いていけば、世界一の座も遠くないかもしれません。(すみません、フェデラーファンの方)

ロディックがダヴィデンコに負けました! 7-6, 6-2でダヴィデンコが快勝です。

ダヴィデンコの足はナダルの足に負けていません。もっとすごいのは、ロディックのあのロケットサーヴをリターンできること。どんなボールでもリターンされると焦ります。ロディックのいら立ちとダヴィデンコの見事なフォアハンドのインサイドアウトが勝敗につながりました。第2セットは完全にダヴィデンコのペースになってしまいました。というより、ダヴィデンコのほうがはるかにロディックよりテニスが上手い。ダウンザライン、インサイドアウト、フォアハンド、バックハンド、サーヴのどれをとっても弱点がない。

決勝はナダルとダヴィデンコの対戦となりますが、ダヴィデンコのミスが少なければナダルは危ないかも。ダヴィデンコは背丈がないので、ナダルがあの高くバウンドするフォアハンドをディープに入れれば、ダヴィデンコの攻撃を阻止できます。でも短ければ、ダヴィデンコはtwo-handed backhandですので、ちょうど打ちやすいところに球がきて叩かれます。

ナダルの課題は、深く打つこと。

ダヴィデンコの課題は、サーヴの安定性。(過去の試合では、急にサーヴがはいらなくなって、何度もダブルフォルトを繰り返し負けています。)

私の予想は、ナダル vs ダヴィデンコ 7-6, 6-7, 6-2

ダヴィデンコが疲れはじめ、サーヴが入らなくなって負けです。 (フェデラー vs ロディック戦の予想は見事にはずれました)

明日は、セリーナとヤンコヴィッチの決勝戦ですが、女子の試合は最近ドラマに欠け、ほとんどみておりません。すみません。予想も感想もなしです。






投稿者 Tennisnakama  12:12 | コメント(13)| トラックバック(0)

連携プレーです!

Gilbert


私のモットーは、「Big Goalに向かって、助け合って成長する」。それがヨハンと私の間でうまくいっているようです。

昨日ヨハンにブラッドギルバートの錦織選手へのメッセージを送りました。彼のファンサイトにも利用してもらおうと思ってのことですが、仕事が速いです。あっという間にメーッセージが掲載され、私のファンサイト http://keinishikori.netを紹介してくれました。これで、日本以外国々にも彼のメーッセージが伝わったわけです。ヨハンにヒットマップを見せてもらいましたが、なんとアフリカや名も知らない国々の人がヒットしているのですね。インターネットのパワーを今更ながら思い知らされました。

圭君には、私たちのサイトアドレスが渡ってますので、読んでくれてると思います。

なかなかこの連携プレー、いい線いってます。
投稿者 Tennisnakama  22:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラー敗れました!

フェデラーロディックに6-7, 6-4, 3-6で敗れました。

フェデラーロディックにフリーポイントを与えすぎました。第3セット3-4でフェデラーのサーヴです。 0-40 エラーの連続! 解説者もフェデラーらしくない!と唸っています。4ショットのうち、3つがエラーです。そしてブレイクされました! ロディックのサーヴは今日、異常に調子がよく、がんがんとエースを17本もとりました。これだけサーヴがよいとプレッシャーが大きかったのでしょうね。でも、3セット目は、ロジャーは半分自棄くそのような、ミスが目立ちました。本当に彼らしくない。 

ヨハンと夕食したときに、フェデラーの話になり、彼はサンプラスと遊びすぎで、気がたるんどると言ってましたが、そんな気がします。粘りがなくなりました。

その逆にロディックは、水着の20才のモデル、ブルックリン・デッカーと婚約を発表し、幸せの絶頂ですかね。

おもしろかったのは、解説者のコメント。

観客席にいるロディックのマネージャーの顔がスクリーンに映ると、「この人はお金をつくる人です」…

そして、マネージャーの横の婚約者の顔が映ると、「この人はお金を使う人です」…

なんて、言ってしまってから、あわてて取り消してましたけど、これって真実を物語ってません? 彼女は、まだ20才。ポール・マッカートニーのように、がっぽり財産をもっていかれないよう、婚前契約書をお忘れなく、アンディー君。


投稿者 Tennisnakama  10:55 | コメント(7)| トラックバック(0)

賭けのご褒美

フェデラーロディックの試合まで、あと一時間です! 

私のスコアの予測は、フェデラー def ロディック: 6-4, 6-3  

もし、ぴったり当たったら、ご褒美として新しいラケットを自分に買ってあげることにしました。シャラポヴァのラケットは軽すぎてだめでした。評判のヘッドのExtreme Proを10分だけ試してみましたが、思い切り振り切れてとてもいい感じ。ただ単に買ってしまっては、つまらないですものね。これからどんどん予測を立てて、当たるまでラケットは買えないことにします。でもそうすると、永遠に新しいラケットが買えないかも。(トホホ・・)

これはやめましょう!リスト

生のガーリック:
今日起きてみると、異常に目がかゆくて変です。ギャー!両目が物貰いみたいに赤く腫れあがって醜い! 昨日から食べ始めたガーリックの生に当たったみたい(?)アレルギー症状です。やっぱり生は止めたほうがいいみたい。
こんなお岩みたいな顔して、今日も試合に行ってきました。今日は声だけでなく、この顔で恫喝!

へらへら笑い:
ニューヨークはちゃんと英語を話す人を探すのが一苦労。 外国人がやたら多く、彼らの発音に訛りがあって、何を言っているのか分からない。この前もパーティでスペイン人(ヨーロッパの中ではもっとも英語のヘタな人種)と話していたところ、まるで何を言っているのかチンプンでしたので、へらへらと笑ってしまいました。あれって絶対NOです! 彼女は友達の葬式に行ってきた話しをしていたらしく、ムッとして(当然です)、“ウォット ソー ファ二!”と叱られました。

“あんたの英語がひどくて分からなかったので....”
(これは殺されそう)

“エーット、ちょっといい男がそばを通ったので、つい....”
(人格を疑われます)

“いやあ、あなたの美しいネックレスに見とれてしまったもんで...”
(レスビアンか!)

こういうときって、どうやって弁解したらよいのですかね?



投稿者 Tennisnakama  07:13 | コメント(7)| トラックバック(0)

錦織圭へギルバートからのメッセージ!

ブラッド・ギルバートから直接、錦織選手に対するメッセージをもらいました!

メールの感触で分かります。この人は信用できるかできないか。私は、自己紹介をきっちりとやり、レファレンスも入れたために、ブラッド・ギルバートから信用されたようです。
今度は思い切って次のリクエストをしてみました。断られてもともとです。

Tennisnakama asks: 
「錦織選手は、今日本で大変注目されている選手です。息子さんの友達という縁もあって、錦織選手のことはご存知だと思いますが、彼についてのコメントをいただけますでしょうか? 彼のファンサイト http://keinishikori.net に掲載したいと思いますのでよろしく。
”I’ve Got Your Back” の日本語版が出版されるとよいですね。私でできることがあれば協力させていただきます。」

テニスのレッスンから戻ってくると、奥さんのKimさんからメールが入っておりました。ブラッドからのメッセージを送りますとのこと。今日はブラッドは、きっと直接メールを送れるところにいなかったのでしょう。Kimさんが電話してくれたのかもしれません。ブラッドのビジネスを手伝っていることは知っておりましたが、仕事が速い! 内助の功! 妻の鏡です! 以下がBG(ブラッド・ギルバート)のメッセージです。

Brad Gilbert says:
I think he's a great kid with a great upside. A good goal for Kei in 2008 would be top 50 and maybe by 2009 top 25. I believe he will be the best Japanese male player of all time.
All the best,
Brad Gilbert


彼(錦織選手)は上昇中のすごい青年だね。ゴールとしては、2008年はトップ50、2009年はトップ25がよい線だといえそうだ。彼は日本史上、ベストの男子選手になるよ。 健闘を祈っているよ。
ブラッド・ギルバート

すばらしいメッセージです! ”I've Got Your Back"の中に、彼がアガシロディックのコーチをしたときの話がいろいろでてきます。インサイドストーリーとして、また、ヒューマンストーリーとしてとても面白い本だと、アマゾンの読者のコメントがありました。私も早速オーダーしました! 日本語版が出るとよいですね。

BradGilbert

投稿者 Tennisnakama  06:43 | コメント(6)| トラックバック(0)

エナンがセリーナに完敗!

ジュスティン・エナンがセリーナ・ウィリアムズにボロ負けしました! 2-6, 0-6

セリーナはせっかく痩せたと思ったのに、またヘヴィーウェイトになっていて、あのボテ体でエナンを圧倒。最初から最後までアグレッシヴに攻めまくり、エナンもリズムどころか、気がついたら試合が終わっていたというあっけないものでした。

セリーナの勝因は、アグレッシヴなテニスの割りには、unforced errorが少なかった。つまりミスが少なく、ショットが安定していました。 それにしても、普段はメンタルのエナンですが、こういう負け方もするのか、と意外中の意外。第2セットはベーゲルですよ!ドーナッツですよ!(日本では団子ですか)

記者会見では、エナンは次のように敗因を述べています。
「最初から彼女は猛烈にインテンスだった。エネルギーがとられてしまいました。セリーナはあらゆる点で私より優ってました。安定(consistent)してましたし。私は彼女の攻撃に対して、もっと打つ手があったはずなのに、やり足らなかった。。。」

このconsistentは、隠されたおそろしい武器。よく解説者がweaponがない選手は上位に上がれないといってますが、フォアハンドやバックハンドがいくら爆発的な威力をもっていても、(ゴンザレスのように)それを得点に結びつけていく、consistencyがなければ、勝てません(ゴンザレスはカニアスに負けましたし)。

昨夜のロディック対ベネトーの試合でしたが、解説者はベネトーのことを、けちょんけちょんに貶しておりました。「彼はこれといったweaponがないので、今だに100番近くをうろうろしている選手」

でも、第1セットを彼はロディックから奪いましたよ。どんなボールを打たれても、必ず相手のコートに返す。フォア、バック、ヴォレーも弱点なし。確かに、爆発力はありませんが、このリターンのよさは脅威です。ロディックのファーストサーヴも75%くらいかえされるので、ロディックはプッツンになり、セットを落としてしまいました。

このconsistencyは地味ですが、ガンガン打ちまくるテニスよりもずっと大切ですよね。このCを肝に銘じるようになってから、私のテニスも確かにもっと勝てるようになりました。でもベストはA+C=B(Aggressive+Consistent=Best)のバランスでしょうね。今日はシャラポヴァのデモラケを使いたいので、グループレッスンに飛び入り参加です。A+Cを目指して、Vamos!

投稿者 Tennisnakama  00:25 | コメント(6)| トラックバック(0)

ガーリックですよ~

ウォ! ギャオー! この辛さは強烈です。耳が痛い!

あるブロードウェイ歌手が何ヶ月も病気しないで舞台に立ち続けられる秘密として、ガーリックの効果を書いてました。それも生でなくてはいけないのだそうです。そういえば、フェデラーもガーリックたっぷりのパスタを食べていたようですし。

というわけで、醤油、酢、胡麻油、ショウガを入れて、オニオン、人参、ガーリックをピクルスしてみました。最初は強烈でしたが、そのヒリヒリもだんだん馴れてきます。やっとスライスした5個のガーリックを食べおわりました。さあ、明日もテニスです。

フェデラーナダルについてはあまり書く事がありません。No news is good news. 心配の要素は全くありません。二人の決勝戦でしょうね。ロディックを昨夜観ましたが、彼の限界を感じます。進歩は一つ、バックハンドのスライスができるようになっただけで、テニスに仕掛けがない。その点、フェデラーナダルのテニスには、ストーリーがあります。彼らはやっぱりテニスアーチストなんです。

今、アンチッチとダヴィデンコを観ていますが、ダヴィデンコは第1セットを落としましたが、2セットはサーヴ&ヴォレーで取りました。サイドにアンチッチをふって、ネットに詰める。ヴォレーがサイドラインぎりぎりに決まり見事です。日本人に似た体形の177cm 70kgの彼を見ていると希望が湧いてきます。もっと彼のテニスを研究する価値がありますね。 シャツを脱ぎました。あばら骨が出てあんなガリガリでよく打てますよね。どこからあのパワーが生まれるのか? すべてのフォアハンドは打つ瞬間、体ごと前に移動しています。サーヴもエビのごとく、体が柔らかいですね。バネの力をうまく使っています。

今日シャラポヴァのラケットを借りてきました。明日の練習に使ってみます。シャラポヴァさん(声がうるさいので)と呼ばれていますが、明日は彼女のラケットでますます声のピッチが上がりそうです。

投稿者 Tennisnakama  09:28 | コメント(6)| トラックバック(0)

フェデラー問題なくクリア

ソニー エリックソン オープンの第3回戦の結果です。

フェデラーのパーフォーマンスは手堅く、いわゆるsolidでした。スウェーデンのソダリングは、第2セット目の0-3で、リタイアしてしまいましたが、このリタイアの直前に居眠ってしまい、何が原因なのか分からず、すみません。ともかくも、スコアは6-4, 3-0で、フェデラーが第4回戦に進みます。次はアルジェンチンのアカスーソです。

第1セット, 3-1でフェデラーの第1サーヴが入ったときです。ソダリングのリターンが、フェデラーのバックハンドに入りました。フェデラーは迷わずステップイン! 出ました! あの美しいバックハンドのダウンザラインがでました!ソダリングの右横を、スウィーピングするようにすり抜け、サイドラインから5cm、ベースラインから5cm以内の理想的な場所にボールが突き刺さりました。ここで特筆したいのは、ソダリングのリターンが決して甘くも、短くもなかった点です。むしろかなりよいリターンだったと思います。あのむずかしいリターンにon the riseでウィナーを打ったのは、実に久しぶりでした。

フォアハンドもミスがあまりなく、ディープに入っていましたし、彼のあの爆発的な威力をもった、インサイドアウトもいくつかウィナーとなってました。

というわけで、いよいよフェデラー vs ナダルになりそうな気配です。嬉しいですね。二人ともだんだん調子をあげてきていますので、面白い決勝になりそうです。(もう独断もよいとこ)

それにしても、ATPの選手の中で最も大きなテイクバックをするソダリングの、あの異常なフォアハンド(両手の開きが200度くらいに見えます)に気をとられているうちに,試合が終わってしまいました。今日は、スウェーデンのヨハンソンとソダリングの両選手がそろって敗退。可哀想なヨハン。お悔やみのメールでも送りますか。


投稿者 Tennisnakama  07:39 | コメント(10)| トラックバック(0)

ギルバートからメールです!

一時間前に、錦織選手とブラッド ギルバートのつながりについて、投稿したばかり。彼は『ウィニング アグリー』の著者で、アガシロディック、マリーの元コーチで、すでに伝説的な人物になってしまっているパーソナリティです。

Ding! メールが入りました。サインはBG。これって!? 今さっき、ブラッドギルバートのサイトにコメントを入れたばかりです。立派なサイトで、とても彼には届かないな、とも思いましたが、以下のような文面でコメントをおくりました。

「私は、tennisnakama.comと、錦織ファンサイト keinishikori.netのウェブマスターです。ブラッドギルバートがTVの解説者でなくなって寂しい思いをしています。彼のBG Blogはとても興味深く読ませていただいています。欲をいえば、もっと彼のお得意の分析を入れてもらえば言う事なしです。彼のようなコメントはとても貴重です。」

このメールを送ったのが、15分前。すごい!この対応の速さ!しかも本人から直接メールが以下のように届きました!

Thanks, I'm planning my big tv comeback:) Write ESPN and tell them you want me on. BG

「僕はTVに大カムバックを計画しているよ。だからESPN(スポーツチャンネル)に僕のカムバックを望んでると書いてね。BG」

Yes! イエス!私はESPN(総合スポーツチャンネル)のメンバーですし、がんがんとメールを送ることを彼に約束しました!

私の返信のなかに、次のメッセージも入れておきました。「息子さんのザックとケイニシコリはルームメイトだったんですって?その記事を書かせてもらいましたよ。」

今度は2分後にDing! またBGからです!

all good. BG

もうメール友達みたい!


投稿者 Tennisnakama  00:46 | コメント(8)| トラックバック(0)

錦織圭:ブラッド・ギルバートとのつながり

サンフランシスコの北にノヴァトという町があります。その町のローカル新聞に、名コーチ、ブラッド・ギルバート(アガシロディック、マリーの元コーチ)の息子の話が掲載されていて、その記事に錦織選手の名を見つけましたので、追っかけてみました。

息子の名はザック。今はカルフォルニア大学バークレー校のテニスチームに入って活躍中です。ザックはIMGテニスアカデミーを卒業、プロの道もありましたが、大学の体育会(Varsityといいます)を選びました。プロに進んだのが、錦織選手。分かりましたか? ザックと圭くんの二人の関係? そうです。二人はニックボリテリのルームメイトだったのです。とても仲良しさんだったらしく、卒業後も機会があれば一緒に練習する仲だとか。

2週間前のPacific Life Open のクウォリファイアーの第1回戦のときに、錦織選手はイギリスのAlex Bogdanovicと対戦しました。ギルバートはイギリスのローンテニス協会と、今年20週間契約をむすび、イギリスのローンテニス向上のため(ウィンブルドンにカップを取り戻すため)コーチをしております。従ってこのボグダノヴィッチがギルバートの生徒になるわけで、この試合には当然ですが、ギルバートコーチはボグダノヴィッチ側に座っておりました。

“Winning Ugly”の著者の彼のことですから、錦織のゲームを知り尽くしている息子に、錦織の弱点を聞いたに違いありません。そこでザックは、「友をとるか、父をとるか」の選択に迫られました。。。

こういう話は楽しいですね。いつものワイルドなイマジネーションがとまりません。







投稿者 Tennisnakama  00:11 | コメント(1)| トラックバック(0)