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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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蘇りました!

ある選手の今日の試合分析です。誰だか分かりますか?

第1サーヴの確率:65%
第1サーヴの得点率:79%(すごい!)
第2サーヴの得点率:67%(すごい!)
第1リターンの得点率:32%
第2リターンの得点率:64%(すごい!)
ブレークポイント確率:75%(すごい!)

この数字が物語っているように、確実にサーヴィスゲームをとり、相手のセカンドサーヴを叩き、ブレークポイントのチャンスをものにしています。

久しぶりです。ナダルが蘇りました! パーフェクトな試合を、ドイツのキーファー相手に展開してくれました。最後にマッチポイントを気にして硬くなりましたが、スコアは6-2, 6-4で勝利です。

コーチのトニーおじさんが最近コートに姿を現さなくなってから、ナダルの集中力が落ちて来たようで心配されましたが、今日は思い切りのよいストロークが深く決まり、unforced error も少なく、ナダルのスーパーショットも数々披露してくれました。

今までどこか覇気のない、迷いのあるゲーム展開を繰り返していましたが、今日は吹っ切れたような清々しいテニスでした。聞くところによると、プレースタイルを少し変えようとしたらしい。そこで自分らしくないテニスをやっていたのかもしれません。

あの伝説のビヨンボルグがあるスペインの新聞にこう語っています。
「僕はナダルのテニスが大好きなんだ。彼はきっと世界一になるよ。怪我に気をつけることと、あとは、歴史に残る偉大な選手になるという欲望を強く抱くこと。彼ならできると信じている。」
ボルグをそこまで言わせたナダル。今日の試合を観るかぎり、その日がやってくるのは、遠くないかもしれません。

ナダルは、やっぱりナダルでなくっちゃ!

自己表現の手段が芸術であれば、テニスも立派な芸術です。我々はスポーツアーティスト。テニスを通して、最大限に自分を表現できたら最高ですね。
投稿者 Tennisnakama  11:02 | コメント(6)| トラックバック(0)

セントラルパークで走りますか!

ScotishRunner


今日のニューヨークの空はライトブルーに雲一つなく、気温も6度くらい。最適なラニング大会日和となりました。

セントラルパークに、朝10時、8000人が集まりました。10kmレースが始まります。今日の大会は、スコットランド政府の観光局がスポンサーで、スコットランドのからバグパイプのバンドがやって来て、キルト姿で演奏しています。

私は両膝を手術していますので、走らなくなりましたが、夫が参加しました。参加者には、スコットランドの大きな国旗が与えられます。あれってスコットランド人以外の人はもらっても困りますよね。人間がすっぽりと入ってしまうくらいに余りにも大きく、国旗ですから、捨てるわけにもいかず。。。ピクニックのスプレッドにしても、国旗ですから、ジュースをこぼすわけにもいかず。。。でも私はスコットランド人のテニス仲間がいますので、彼ら夫妻のために二つもらってきちゃいました。

毎週いろんなイヴェントがセントラルパークで行われていますが、今日のようなミニ大会は、80才くらいの老人も参加してます。バルーンのように丸々と太った女性もおります。人種も様々で、レインボーカラーといいましょうか。最初から100mの短距離のレースのごとく突っ走っていく人、競歩と勘違いして走る気の全くない人、おしゃべりに夢中な中年女性の一団、オッ!おりました!キルトを巻き付けた男性ランナーが! “Hey! Looking good!” と,写真をパチリ。

本当はこの質問、口まで出かかったのですが、横に夫がおりましたので控えました。

”Are you wearing underwear?” (下着つけてる?) 

キルトの伝統は、皆フリOOなのです。

投稿者 Tennisnakama  02:40 | コメント(3)| トラックバック(0)

フェデラーが勝ちました!

ソニー・エリックソン・オープンの第2ラウンドで、フェデラーがモンフィスに6-3, 6-4で勝ちました。

Streamingのライヴと、TVの一時間遅れの録画と計2回観ましたが、フェデラーの今日の試合の成績は、75点くらいでしょうか。昔のフェデラーが戻って来た瞬間が幾度もありましたが(バックハンドのアングルクロス、アングルヴォレー、フォアハンドのダウンザラインのラニングショットなど)、まだ本調子ではないような気がします。でもいつも最初の試合は、アンフォーストエラーunforced error(日本でいうエラーのこと。無理やりに強いられたエラーではないショット)が多いので,後半にむけてチューニングアップの段階という感じでした。

いつもバックハンドばかり攻められるので、今は彼のバックハンドはフォアハンドよりも確実になったような気がします。今日はフォアハンドのオーヴァーヒットが目立ちました。

第2セットでは、デュースが多すぎました。TVの解説者はさかんにフェデラーを褒めてましたが、私はまだまだよい点があげられません。(すみません)というのは、いつもジョコヴィッチや、ナダルだったらどう攻めてくるかを基準にしていますので。

サーヴもエースは今日少なく、モンフィスの8にくらべて、2つしかとっていないことも、もうひとつサーヴィスゲームを思うように展開できなかったという印象でした。

第1セットを終わったあと、バナナをパクッ! アレッ? めずらしい! 疲労対策なのでしょうか。

でもひとつ感心したのは、サーヴ&ヴォレーをすべてパッシングショットで抜かれ、0-40になったにも拘らず、最後までS&Vを諦めなかったこと。これはすごいメンタルです。そして、デュースにまで持ち込み、アドをS&Vで取ってブレークしました。フェデラーの王者たる貫禄です。


投稿者 Tennisnakama  11:52 | コメント(2)| トラックバック(0)

フェデラーの将来?世界一の王座を・・・

フェデラーとモンフィスの試合が、今晩土曜の夜8時からソニー・エリックソン・オープンで始まります。日本時間でいうと、日曜の朝9時。日本でライヴスコアだけでも見れますね。

さて、フェデラーが最近調子がおかしいので、ファン(私も含めて)はやきもきしています。この気持ちをどこかにぶつけたい方々のためにフォーラムを設けました。このブログを利用して、忌憚なく語り合いましょう! 

フェデラーの将来?世界一の王座を守り続けるには?」

3月21日の“フェデラーのカムバック”の記事に、ダンさんとベジータだ!!さんと種丸さんから以下のようなコメントを頂きました。あまりに熱が入っているので、あの古い日付のコメントだけに残しておくのは、もったいなく彼らの許可なく掲載しております。(熱いディスカッションになれば、彼らも許してくれるでしょう。)

フェデラーファンでなくても結構。「僕(私)ならこう思う」-コメントをお待ちしています。

ダン says:
....何年も前から指摘されてるフェデラーの弱点、バックの高い打点。
これを克服するために是非ともグリップをウエスタンにして欲しいんです。
それでバックの高い打点からフラット系のダウンザラインでストロークでは主導権を握って、アドサイドのリターンの時もクロスにスライスだとジョコビッチ相手ではダウンザライン深くにコントロールされてしまうのでやはりダウンザラインに叩いて欲しいです。
クレーコートでも厚いグリップのバックは役に立つと思います。
グリップを変えるというのは、なかなかできることじゃないんでしょうか?
アドサイドのリターンの時だけでもいいとは思うんですが。
妄想止まりかな・・。

ベジータだ!!says:
....フェデラーの事は18才くらいの時から知ってるんですが、昔はバックのグリップもう少し薄かったですよ。フェデラーが強くなってきて気づいたんですが、グリップが少し厚くなりましたよね。けどバックの高い打点の強打はグリップが薄くても得意にしてる選手もいますよね。ハースとかブレークとか。なのでグリップを変えれば強打できるようになるとは言い切れないかもしれないですよ。それからフェデラーはバックの高い打点の強打はトップクラスの技術があると思います。ただフェデラーって基本的にリターンでバックの強打はあまり多用しないですよね。少し前まではスライスのリターンからでもラリーの主導権とれてたと思うんですが、最近は先に展開されてそのまま押し込まれるパターンが多いですよね。攻めのパターンに入ったら凄く強いのは変わってないと思うんですが、守りの時にフェデラーらしい切り返しが
減ってきてるように僕は感じてます・・・ 

種丸says:
今年フェデラーの姿を初めて見たのは、全豪前の練習写真でした。1番最初に目がいったのが「お腹」でした。・・・ポッコリしてる・・・!? なんだ!? 上海とサンプラスとのエキシビのあとは何もしてなくって(さぼった!?)太っちまったのか!?(汗) 大丈夫かよ!! ・・というのが第一印象でした。 前哨戦をスキップして実戦から遠ざかっているし・・キレが無い感じだという記事まで目にするし・・。 そして全豪開幕。 楽勝スタートをきってくれたから安心したのも束の間、あのティプサとの激闘、その後もバーディッチやブレイクには勝つものの「らしくない」感じ・・。それでも11大会連続GS決勝進出はイケると見ていたのにジョコに完敗・・。キレがない、覇気がない、動きがオモそうだ、いつもと違う色々感じるモノがありましたから「ひょっとして・・」は心のどこかにありました。勿論ジョコのグレードアップもあるでしょう。去年の全米後から気になるのが「覇気がない」ように感じる・・技術的なモノ以上に厄介なメンタル面・・・。 

ライバルのナダルも全英をあと1歩で逃したショックが未だに尾を引いているらしいし・・。全仏以降記憶(間違ってたらスマンです)によれば優勝は今日までしていないと思います。・・ただ彼等は只者ではないのは周知の事実。お互いのテリトリーではモチベーションが復活する筈と見ています。まずはナダルから試されます。クレーシーズンをどう乗りこなすか!?
ここで躓くと・・ヤバイかも・・。フェデラーも相乗効果(とはいわないか・・)で芝を落とすかも・・。お互いがもう1度モチベーションの高いところを見せ合えば・・刺激しあえば・・そのためにもこのマイアミの決勝でぶつかっておく必要があると自分は感じています。そういう意味で固唾を呑んで見守りたい大会ですね。ジョコが敗れたのも何かの運命かもしれませんよ・・。長々とすみませんでした。

Tennisnakama says:
バックのサーヴィスリターンですが、ジェイムス・ブレイクのを見ていると、リターンエースはほとんど、ダウンザラインです。高くバウンスしてしまうと、どうしても片手のバックハンドのリターンはクロスになってしまうので、ブレークなどは、ほとんどon the riseでリターンしてます。これはタイミングがとりづらいですが、決まれば圧倒的に敵にダメージを与えるdeadly shotです。こういう超アグレッシヴなショットも、フェデラーがトライしてくれると嬉しいのですが。あまりにも彼のスタイルが研究され尽くしているので、新作戦も必要なのでは? でも腹のたるみもですが、メンタルのたるみは確かにありますね。

昨日あっさりと、ジョコヴィッチがクウォリファイアーのアンダーソンに負けてしまいました。テニスってやっぱり謎ですね。ですからやめられない。


投稿者 Tennisnakama  01:03 | コメント(16)| トラックバック(0)

錦織圭:デ杯対インド戦にむけて

錦織選手がデ杯に出ることは皆さんもご存じだと思います。楽しみですね! 

4月11日から13日まで、インドのニューデリーにて行われますが、今回は芝のコートです。このインド戦に勝つと、今度はワールドグループ入りが決まるプレイオフになります。プレイオフには多分、ヒューイットががんばっているオーストラリアが出てきます。これってきびしいですね。

さて、対戦相手、インドとの今までの対戦成績を、 Head to head で比較してみたいと思います。最初にインドと対戦したのは、1921年、アメリカで行われています。成績は日本が圧勝で5-0です。次の対インド戦、1930年のイギリスで行われたデ杯も全勝で5-0。戦前の日本は強かった! 

しかし、第二次大戦後から負けがつづき、なんと17連敗。やっと2004年、大阪で行われたデ杯は、日本が3-2で勝ちました。この試合が最後の対インド戦です。詳細は以下の通り:(def. はdefeatの略で負かすという意味です)

R1(ラウンド1)本村 def. Amritraj: 4-6, 6-1, 6-2, 6-4
R2(ラウンド2) Paes def. 鈴木: 6-3, 7-5, 3-6, 6-4
R3(ラウンド3) Bhupathi/Paes def. 嶋田/寺地: 6-1, 6-3, 4-6, 7-5
R4(ラウンド4) 鈴木 def Pamritraj: 6-4, 6-3, 6-2
R5(ラウンド5) 本村 def Paes: 6-4, 6-3, 7-6(4)

インドとは過去合計20回対戦していますが、対戦成績は、インド17勝、日本3勝です。きつい相手ですね。コートサーフェスは、日本の3勝はクレー、芝、ハードとそれぞれ1勝づつ。でも不思議なのは、インドの17勝のうち、13勝のコートサーフェスがUnknownとなっていることです。1980年くらいまでは、多分サーフェスの報告の義務づけがなかったのでしょうね。

出場決定の錦織、鈴木、添田、岩渕選手。手堅いメンバーです。がんばれ、ニッポン! Go Japan!




投稿者 Tennisnakama  02:34 | コメント(8)| トラックバック(0)

テニストークの話

ヨハンはJohanと書きます。スウェーデンではポピュラーな名前で、英語ではJohnに相当します。

さて、スウェーデンでは、寿司がとても人気があると聞いたので、昨夜はありとあらゆる魚を取り揃え、大皿に盛りました。とても豪華に見えます。寿司は、一度出してしまえば、席を離れる必要がないので、ミーティングには最適です。彼は出される物は拒まず。キリン一番、サッポロプレミアム、アサヒスーパードライを次々に空け、日本酒もいけます。何にでも箸をつけ、おいしそうに食べてくれる客はありがたいですね。

抹茶とあずきアイスクリームをデザートに出した頃は、すでに10時。さあぼちぼち仕事の話をはじめましょうか。ヨハンは世界のあらゆるスポーツのデータをまとめて、メディアに売る会社に勤めています。Tennistalk.comは、昨年の10月から新しく始ったプロジェクトで、ヨハンと同僚のマティアスが責任者になりました。ヨハンは大学生のときは、アイスホッケーの選手だったそうで、全国大会にも出場したとか。昨年は念願のスウィーディシュクラシックを成し遂げたそうです。これは、もっともハードなスポーツ大会で、クロスカントリースキー(90km)、サイクリング(300km)、水泳(3km)、クロスカントリーランニング(山の中を30km走る)の4大会を一年でクリアしなければなりません。そういう非人間的な限界に挑戦する人の気がしれませんが、ヨハンにはいわゆる体育会のごついイメージはまるでありません。ゴールを高くかかげて挑戦していくタイプでしょうね。ても肝心のテニスのほうは、ガールフレンドのほうが上手だとか。

さてと、仕事の話ですよね。2台のラップトップをもってきました。もし、Tennistalk.comの日本語版をつくるとしたら、何をすればよいのか? 私はプログラマーではないので、その辺のことはまるで分かりません。大丈夫。それは、すべて僕たちの専門家がやってくれるから。私は翻訳はつまらないのでやりたくないといえば、それもOK。オリジナルなTennistalk.comにとらわれないで、自由に構成してOK。原稿もすべて任せるというものでした。これってかなり魅力的な話です。でもヒット数が少なければ、ただ働きです。まあ、いいか。この機会にネットビジネスの勉強をさせていただきましょう。 というわけで二人は合意の握手。

今のところTennistalk.comは立ち上げたばかりで、まだまだ採算のあるサイトではありませんが、夢があります。世界一のテニスサイトにしてみせるよ! ヨハンの目が輝きました。子育てのために仕事の現場から離れて10年。世界を飛び回っていた、あのわくわくするような興奮がよみがえってきました。さあ、これからです。エンジンをフル回転させてスタートラインに立ったレーサーのような気分です。 皆さんも応援してくださいね! 
投稿者 Tennisnakama  12:02 | コメント(18)| トラックバック(0)

ヨハンが来ました!

昨日は久しぶりに充実した一日でした。時計の針と競争という感じで、休む間もなく、お昼を取る間もなく、テニスをやり、錦織のスコアボードを見ながら原稿を書き、その合間に掃除をやり、料理の買出しをやり、そして5時!おお!あと2時間半でヨハンが来る! 料理はまだ何もできてません! テーブルセットが大変。いろいろ日本の食器を並べるだけで、時間がかかります。でもいつもこのような感じで猛烈なスピードでやってますので、大丈夫。まかせといて!

Fashionably lateというパーティマナーがあります。パーティや食事に呼ばれたときは、15分遅れて着くのがベストなのです。ホスト側はたいてい準備が遅れて、あたふたとしているに違いありませんから、時間通りに行くと、準備のできてない相手に恥をかかせることになりかねません。私たちは、スイス人と日本人のカップルですから、ローレックスとセイコーのようなペア。時間厳守のオリンピック選手のようで、二人とも必ず約束時間ぴったりにお邪魔するようにしていたのですが、ある夕食会で大恥をかいて(かかせて)、それ以降はこのファショナブリ レイトを守るようになりました。

もう何年も前のことです。時間ピッタリに玄関のドアベルを押しましたが、なかなか返事がありません。エッ!日にちを間違えたかな?(昔やったことがありますので)もう一度ピンポーン。ドアを開けて出てきたのは、ギョッ!シャンプーキャップにバスローブ姿! 向こうもギョギョ!で、気まずかったですよ。あの夕食は。

また、前置きが長くなりましたが、スカンディナヴィアンの友人はデンマーク人しかおらず、スウェーデン人はおりません。ですから、向こうの習慣は分からず、7時半といっても早くやってくるのか、遅れてくるのか? 7時45分 ピンポ~ン(本当はビーという不快な音) 来ました! ヨハンが来ました!私たちはタウンハウスに住んでおりますので、ドアマンがおりません。その代わりにTVカメラで誰が玄関に立っているのか分かるのですが、ブロンドではありませんでしたが、想像したとおりの好青年がカメラの前に立ってました!声も高すぎることなく、低すぎることなく。30歳、身長は180cmくらいで、スウェーデン人にしては小柄かな。スウェーデンのテニスプレーヤーというと、あのヘッドバンドに金髪の髪をなびかせたビヨンボルグの姿がイメージされますが、どちらかというと、スイスのヴァヴリンカをもう少しハンサムにした感じでしょうか。適度におしゃれで、スポーツマンの体格です。

レッドワインを2本もって玄関で握手。夫もやってきて、”Hi, my name is ….”と自己紹介をやってます。ヨハンは家に入ってくるなり、頼まれもしないのに靴を脱ぎ始めました。 いろいろ日本の習慣を 勉強してきたみたいです。初めて会った人でも、もう何年も知っている間柄みたいに打ち解けちゃう人っていますよね。まさに、それがヨハンです。何しろ礼儀正しく、頭がシャープで、でしゃばらず、かといって黙ってるタイプではなく、好奇心旺盛。スウェーデンを出て、オーストラリアの大学に入ってビジネスを専攻したというだけあって、英語はネイティヴスピーカーのように達者です。 

残念ですが、タイムアウトです。ラウンドロビンの試合がありますので、これからニュージャージーまで出かけます。話のつづきは、帰ってきてからということで。

(ヘッドのマイクロジェルのラディカルは全く振り切れないラケットでした。5回打ってペケ。一回200円のもったいないデモラケとなりました。)
投稿者 Tennisnakama  23:57 | コメント(4)| トラックバック(0)

錦織圭:残念ながら敗れました

朝に買い物を済ませ、昼の試合に出て、ニュージャージーから自宅に直行!間に合いました!今スコアは、錦織選手が第1セットを3-1でリードしています。

結果から言ってしまいますと、残念ながら5-7, 2-6で錦織選手がモンタニエスに負けてしまいました。第1セットは、せっかく5-2とリードしていながら、5ゲームを続けて取られてしまって、5-7と無念な結果に終わってしまいました。これは、私の独断ですが、5-2の気の弛みがでたのでは。あっという間でしたので、そのすきをモンタニエスに狙われてしまったようです。勢いをつけたモンタニエスは、そのまま錦織選手にリズムを与えることなく、第2セットをとりました。これって、最悪のケース。かわいそうですよね。錦織くん。今晩眠れないかも。

以下は途中からですが、試合の進行状況です。第2セットのゲームカウント、2-4をご覧ください。8回もデュースのヨーヨーゲームをやっています。最近の彼の試合をみていると、いつもこの永遠と続くデュースが気になります。ポイントをとれそうなところを、得点につなげられなかった今日の試合でしたが、気を落とさず、これからもがんばってほしいですね。

NIshikori vs Montanes

3-1 Nishikori serves
30-30
40-30

4-1 Montanes serves
0-40 モンタニエスのサーヴが快調のようです。

4-2 Nishikori serves
30-0
30-15
30-30
40-30
40-40
A-40 ほっとします。ブレークされないですみました。

5-2 Montanes serves
30-40

5-3 Nishikori serves
0-15
15-15
15-30
15-40 錦織はブレークされてしまいました!サーヴに問題があるのでしょうか。

5-4 Montanes serve
40-40
A-40 ブレークチャンスを逃しました!
40-40
40-A

5-5 Nishikori serves
30-40 2nd serveのエースを錦織はとりました。
40-40
A-40 決めなくてはいけないところで決められない。
40-40
40-A 錦織はブレークされてしまいました!

5-6 Montanes serves
30-30
40-30 せっかくのブレークポイントがとれない!
40-40
40-A Set Point 2nd serve
40-40 セットポイントを逃れましたが、
40-A 再びセットポイントを取られて、第1セットを落としました。

5-7
モンタニエスが第1セットをとりました。錦織は52とリードしながら、5ゲームも連続で取られてしまいました。

0-0 Nishikori serves
30-30
30-40 すでにブレイクポイントで2んdサーヴです。 ブレークされました!6ゲーム続けてとられました!

0-1 Montanes serves
15-40 2nd serve がとれない

0-2 Nishikori serves
40-0 やっと集中できてゲームをとりました。

1-2 Montanes serves
0-15 Service Ace
15-40

1-3 Nishikori serves
15-0
30-15
40-30 ここでポイントをとるべき!なのに。。。
40-40
A-40 ポイントがとれない。
40-40
A-40 やっと取りました!

2-3 Montanes serves
0-15
15-30 Ace
15-40 2nd serve
30-40 このセカンドサーヴをとりましたが、得点に結びつかず。
40-40
40-A

2-4 Nishikori serves
15-15 2nd serve
30-15
40-15 ここで決められない
40-30
40-40 また、デュースゲーム悪いパターンです。
A-40 ここで決めてほしい!
40-40
40-A
40-40 Nishikori Yo-Yo gameです。
A-40
40-40 何か悪い夢でも見てるみたい。彼の悪い癖がでています。
A-40
40-40 誰か胃薬を持って来て! 
40-A 最悪の事態!
40-40 お願い、もうこれ以上は続けないで!
A-40 何でここで決められない?
40-40 やめてくれい!
A-40 またデュースになるに違いないと悲観的
40-40 やっぱり。これだけサーヴすると疲れます。
40-A 絶対絶命! 根果てました!

2-5 Montanes serves
15-30
15-40 Match Point

2-6 Winner Montanes

投稿者 Tennisnakama  05:54 | コメント(2)| トラックバック(0)

錦織圭:木曜午前3時です

明日、ソニーエリックソンオープンで錦織選手が試合をします。1番コートで3番目の試合ですから、多分日本時間でいうと、木曜日の午前3時ごろでしょうか。ちょっとつらいですね。

私もちょうどそのころ試合があって、ライヴスコアがみれないかもしれません。せっかく年間で払っているStreaming も、TVも土曜からしか放送しませんので、いつもライヴスコアだけとなり残念です。対戦相手は、Albert Montanes モンタニエスと発音します。モンタニエスに勝つと、フェレーロとの第2回戦になりますが、この試合も土曜前に行われると思いますし、また観れない。

どうして、こんなに大きな試合なのに、Streamingで第1回戦から放送しないのか。人権費の節約でしょうけれど、下手な解説者はいらないので、カメラだけをまわしてくれるだけでよいのですが。そういった意味では、昨年のウィンブルドンは最高でした。3コートフルにカメラがまわりっぱなし。解説者なしです。ボールの音と観客の声のみ。TVよりも臨場感があって、コンピューターのモニター2台で観戦しておりました。

明日はおおいそがしです。ヨハンが夕食に来ますし、買い物もいかなくては、アッ!掃除もしなければ!
投稿者 Tennisnakama  13:34 | コメント(2)| トラックバック(0)

デモラケを借りてきました

ヘッドコーチ、ジェフのプライヴェイトレッスンを取り始めてもう3年目になります。彼はダブルスのチャンピオンで、彼のおかげで、ダブルスの本質が分かりかけてきました。プライベートなので、二人しかいませんので、いつもコーチのペアがいることを想定して、練習をするわけですが、これって結構危ない。球が上がってきたら、ネットプレーヤーめがけてアタック!、ロブがあがれば、落とさないで、ネットプレーヤーめがけてアタック!、サーヴィスリターンは不意を狙ってネットプレーヤーめがけてボディーに!という練習を繰り返してやってるわけです。幻のネットプレーヤーですから、練習の間はよいのですが、さて本番の試合になると、筋肉が記憶してしまっていて、融通がきかない。思い切り打て、といつもコーチにどやされているものですから、ついそんなにしなっくっても、というようなボールに対しても、ドカーンと打つ癖がついてしまって、かわいそうに、目の前のネットプレーヤーにボールをぶつけてしまうのです。これって、やられたほうは、感じ悪いですよね。

今日のレッスンは、私がコーチのフォアハンドにリターンすると、ものすごい勢いで、私(ネットにいる)めがけて打ってくるのです。フォアハンドに打ってはならない練習なのですが、今日はそれをよけ損なって、左肩にあざができてしまいました! そういう甘いボールを打つと、こんな怖いボールが返ってくるという見せしめです。これってまるで男子のダブルスですよね。でも、もやもやが吹っ飛んで気分爽快。

よし、やったるぜ!インディアンウェルズの試合を四六時中観戦してましたので、腕がむずむずしています。フィッシュの速攻バズーカリターン(これはTennisnakamaだけの用語)、ヴァヴリンカのリストフリップ バックハンド(これもTennisnakama専用用語)を試してみたくて、久しぶりにテニスアウトレット(テニス用具店)に行ってみました。もし、ヘッドの新しいマイクロジェルがあれば、デモラケとして使ってみたい。
ありました!アガシのラディカル、Mid Plusがありました! 明日は強いお姉さんたちとのリーグ戦があるので、早速試し打ちです。デモラケで3日間で10ドル(約1000円)これって高いですかね。でも、気に入って買うと、10ドル分引いてくれて、169ドル(約17000円)というのは、日本では高いでしょうかしらん? 

明日、ヨハンがくるというのに、掃除もせず、食料も何も準備していない。まあ、いいか。旧知の友のような気がしてますので、勘弁してもらいましょう。

投稿者 Tennisnakama  12:35 | コメント(3)| トラックバック(0)

ヨハンがやって来ます!

スウェーデンのヨハンを覚えてますか? 錦織選手のファンサイト、kei-nishikori.comのウェブマスターです。 Tennistalk.comという総合テニスマガジンがありますが、統計をいろいろ使っていて、大変おもしろいサイトですが、彼はその創始者の一人でもあります。実は彼からこのTennistalk.comの日本語版をやってみないか、と誘われた話は以前しましたよね。このサイトはこれから、ドイツ語版、フランス語版と増やしていくそうで、日本語版を引き受けてほしいとの話だったのですが。。。

彼のことは、しばらく書きませんでしたが、ビジネスの話は実は静かに潜行していたのです。そして明日、ヨハンがニューヨークにやってきます!

ビジネスの話をレストランでするのは、苦手です。食べながらメモッたり、書類をテーブルに広げたり、ワインをこぼしたり、まわりがうるさいし、ということで、明日、自宅に招待しました。7時半にやってきます。

さあ、これから掃除です。(これ一番嫌いな仕事)スウェーデンでは、お寿司がすごい人気だとか。お刺身をアペタイザーに、メインはしゃぶしゃぶといきますか。

彼に何歳なの?とメールできいてみたところ、30歳ですって! うーnnん! 彼には私の年齢は教えていません。これから急いで髪でも染めるか。

日本語版は生半可には引き受けられません。毎日雑誌を出版しているようなものですから。そうなると、今までのエネルギーをすべてTennistalk.comに集中させねばならないし、そうすると、このテニス365のほうは?

ということで、明日の話しがどう転ぶか。「遊び心9割」が私の仕事のモットーですので、錦織選手の試合があったりしたら、一緒にStreamingしちゃって終わりってことになるかも。ともかくもスウェーデンの友達(とくに30歳台の)はまだいないので、楽しみです。

投稿者 Tennisnakama  22:35 | コメント(6)| トラックバック(0)

錦織圭:対戦相手はモンタニエスに決まりました!

ソニー エリックソン オープンが、いよいよ26日水曜から始まります。錦織選手の対戦相手が決まりました! 彼の試合は26日か27日のどちらかで、今のところはドローのみの発表ですので、分かり次第お知らせします。

さて、今回は主催者のソニーエリックソン、協賛の IMG (ニックボリテリテニスアカデミー)の関連もあって、彼の今の成績では絶対もらえないWCで本戦入りをします。クウォリファイアーの第1シードは47位のスティーヴ・ダーシスですから、120位の錦織選手の本戦入りは、無名の選手では考えられないことで、プレッシャーが大きいですね。初戦でまけると、ああやっぱり、コネだったからね、と言われないようにがんばらなくてはならず、負けられない試合です。

さて、対戦相手は、27才のスペイン人、アルベルト・モンタニエス Albert Montanesです。ランキングは56位。175cm 70kgの体格は、錦織選手の177cm 68kgと変わりません。今年の成績はあまりパッとせず、サンライズのチャレンジャーでも1回戦で敗れていますので、マスーに勝った錦織選手は、大いにチャンスがあるといえます。彼に勝つと、第2回戦は、フアン・カルロス・フェレーロです!まるで夢のようですね。

初日で面白い対戦は、ワイルドカードのクェルテン vs グロージャン。 同国ドイツの戦い:キーファー vs ハースの2戦があります。クェルテンは引退ツアーの一つとして参加します。寂しいですね。グロージャンもつらいところですね。負けてあげたい気持ちは、やまやまだけど。。。負けられない。

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インサイドアウトとは?

インサイドアウトは最も重要な武器!

(テニスナット辞典シリーズより: テニスナットTennis-nutとはテニスばかという意味です。)

インサイドアウトInside outといわれるショットは、現代テニスでは、最も重要な武器となってますので、マスターしましょう。(日本では逆クロスとか呼ばれているようですが) 錦織選手も得意のショットで、彼はそれに加えて、インサイドアウトのドロップショットでブレイクからウィナーを何度もとりました。フォアハンドとバックハンドのインサイドアウトがありますが、通常つかわれているのは、フォアハンドによるショットのことですのでバックハンドは省略します。

インサイドアウトとは、
アドコートAd Court(左側のコートのこと。右側はデュースコートDuece Courtといいます)に入った球を、バックハンドでとらないで、回り込んでフォアハンドで、相手のアドコート側に打つショットです。オーストラリアでは、「オフ フォアハンド」と呼ばれていますが、これは一般には使われておりません。

なぜ、バックハンドにきたボールを回り込んでフォアで打つのか?

まずは、フォアハンドですから、パワフルな攻撃的なショットになります。それにクロスとストレートの二つのオプションを得ることができ、どちらに飛んでくるのか分からないので、相手は予想で走らざるを得ません。予想があったたとしても、フォアハンドで攻めてきますので、致命的な打撃を与えることができる、まさにDeadly Weaponなのです。

以下が二つのオプション:

(1) インサイドアウト(フォアハンド) Inside Out Forehand: ボールを相手側のバックハンド側にうつ。フォアハンドで打ち込みますので、パワーがあり、これにアングルをつけると、リターン不可能なショットになります。ジョコヴィッチの武器のひとつです。ラケットの振り方がインからアウトに振り切るので、このように呼びます。

(2) インサイドイン(フォアハンド)Inside In Forehand: この呼び方はあまり使われていませんが、相手側のデュースコートにストレートにフォアハンドで打つショットです。クロスコートに打たないで、ストレートに打つショットを、一般にダウンザラインDown-the-lineといいますが、このインサイドインのショットも普通はダウンザラインと呼んでいます。私の得意なショット(これ関係ないですね)

一昔前までは、攻撃的なショットをかけられない場合は、とりあえずセンターにリターンしてから、チャンスを待つというのが定石でしたが、今それをやっていると、センターからインサイドアウトでジョコヴィッチのような恐ろしい球が、アドコートのサイドラインぎりぎりにやってきます。(もっとジョコのすごいのは、あんなにスウィングを大きくとって(ヒューイットのように)あれほどの正確なショットが打てるという点でしょう。)

今まで、バックハンドのボールをフォアに回りこんで打つショットを、インサイドアウトと呼んでいましたが、最近はこのようにセンターの位置からでも、インサイドアウトをうつようになってきています。 このショットを使えば、勝てますのでぜひ習得してください。(リスキーなショットですので、40-0くらいで使ってみてください。また、オープンスタンスが使えない人は、忘れてください。)



投稿者 Tennisnakama  01:03 | コメント(8)| トラックバック(0)

シンデレラボーイ誕生ならず

今日のPacific Life Openは、「シンデレラボーイの誕生か」、で話題を呼びましたが、マーディー フィッシュは、あの弾丸のようなサーヴとアグレッシヴな攻撃をしかけることができず、ジョコヴィッチに勝利をゆずってしまいました。スコアは、6-2, 5-7, 6-3

まだ夜中の12時にならないうちから、もとのマーディーに戻ってしまい、シンデレラボーイは誕生しませんでした。

「果たしてジョコヴィッチは、ナダルフェデラーを追い越して世界一になれるだろうか?」

テニス界はこの話題でもちきりですが、ナダルの足の怪我(主に膝)とフェデラーのMonoのおかげで、といっては何ですが、ジョコヴィッチの少年時代からの夢が叶いそうです。今日の試合は、本人も曰く、”I'm not happy about my game."で、本領を発揮できないままの、消化不良の試合となりましたが、彼の最大の武器である、フォアハンドのインサイドアウトはますます磨きがかかってきたように思います。

まず、センターからアングルをつけて、アドコートのサイドライン上に落ちる球は、Too Good! ラケットにあたったとしても、バックハンドのリターンが浮いてきますので、ネットダッシュしたジョコヴィッチに叩かれて終わり。あれは、昔フェデラーも得意でしたね。。。

そして、ここぞというときにサーヴィスエースがとれること。最後はエースを3本もとって、昔のフェデラーみたい。。。

足の速さも並ではありませんね。フィッシュの武器であるインサイドアウトにも、球に追いつききっちり返しておりました。

解説者は、ジョコは世界で左右に振るうまさは世界一とほめてましたが同感です。球の方向を変えるのは最もむずかしい技術を要しますが、ジョコはいとも簡単に自由自在の感じでやっておりました。

あとは、頂点に立っても維持していける強靭なメンタルがあるかどうか。今まで、結構ポロッと負けたりすることがあるので、これからでしょうね。

それにしても、セルビアの応援団は、むかつきます。あまりにもうるさくマーディーの邪魔をするので、チェアアンパイアーから静かに!というお叱りを受けていました。サッカーではないのですから、サーヴの前は静かにしてほしいものです。夫は、セルビアとのサッカー試合は、いつも大変な騒ぎになるといってました。ちゃんとマナーを守って、楽しくテニスを観戦したいものです。


投稿者 Tennisnakama  10:35 | コメント(12)| トラックバック(0)

股抜きショットとは?

テニススラングって時代が反映されていて面白いですね。しかし、これをさがしだしてくるのが、結構大変な作業。でも興味深いテーマですので、「変なテニス用語」のシリーズと兼ねて、「テニスナット辞典」として追ってみたいと思います。多分地域や大学などによっても、表現が異なったりすると思いますが、こういう言い回しがあるのか、と新しい発見です。

では、今回は股抜きショットを追及してみました。

股抜きショットというのも日本では正式名ではないと思いますが、こういう新しいショットは、皆が勝手に名前をつけているうちに、生き残ったのがオフィシャルとなるのでしょうね。というわけで、英語ではこのショット、まだ皆が好きなように呼んでいる段階ですが、その例をあげてみました。

The-between-leg shot
これは若い子たちが使っている用語

The Tweener
何々の間という意味で、語源はin between ャニックノアがよく使ってポピュラーになりました。

The "Saba-tweenie"
これはあまり聞いたことがありませんが、カレッジ用語らしいです。ガブリエラ サバティニGabriela Sabatiniがネットにつめたときに、あげられたボールを一旦落として、股の間から打ったショットに、彼女の名前がつけられましたが、お上品の私にはできない真似です。でも股の間から打ち返すだけではだめで、ウィナーとなったショットをThe "Saba-tweenie" と呼びます。

でも、日本で使っても、みんなポカーンとした顔をされそうなので、知識だけにとどめておいたほうがよいかもしれませんね。
投稿者 Tennisnakama  02:09 | コメント(9)| トラックバック(0)

マーディー、あと一歩です!

もうすぐ午前2時。これからが私の好きな時間です。今晩は久しぶりにとっておきの、スイスから持ち帰ったEtterのキルシュ(チェリー酒)をちびちびとやりながら、モモちゃん猫と遊んでいます。最近は、テニスの試合ばかり観て、かわいそうに寂しい思いをさせてしまった罪の償い。 

今日はフェデラーにボロ勝ちをしたマーディーフィッシュですが、昨日のブレイクとの苦戦のすえ、勝利を手にしたマーディーは、感動的でした。 勝ったあと、観客に向かって両手で大きく抱きしめるような仕草をして、観客に感謝の気持ちを表現したときには、泣けました。彼は怪我や故障が多くて、不調の日々が続きましたが、やっと陽の目を浴びることができました。高校時代は、ロディックの家に居候をして、一緒にテニスのトレーニングを積んだマーディでしたが、華やかなロディックの影で辛い長い道のりだったと思います。

マーディーに明日勝ってほしいと思います。あのすばらしいサーヴとリターンをフルに使った、超アグレッシヴなテニスをみせてほしいですね。せっかく世界ナンバーワンを倒したのですから、ナンバースリーに負けてられません。 別にジョコ嫌いではありませんが、彼のテニスは華に欠けますし、それにUS Openのとき、ジョコマフィアの隣におりまして、あの過激な応援はちょっと。。。too muchでしたので。

マーディーよ、あと一歩です! Go Mardy!
投稿者 Tennisnakama  15:17 | コメント(3)| トラックバック(0)

失望の長い一日でした

今日のPacific Life OpenのSFは、まったく失望の連続でした。私の好きなナダルフェデラーがあんな試合をするなんて! 深い失望のなかで、執筆する気もならず、夫とフテ酒を飲んでます。

せっかくスイスのチーズフォンデュを作って(これはホント)、ヨーデルを歌いながら(これは嘘)、テレビ生放送を観ながら祝杯をあげるはずだったのですが。。。

というわけで、試合の報告はむかつきますのでなしです。レポーターの時代でしたら、すぐ首ですよね。何も書く気がしないので、ナヴラティロヴァとの写真をpostしました。(スイスの帽子に注目!)

Navratirova

これは昨年のUS Openの決勝で、特別室にての観戦でした。それにしても、ジョコヴィッチをストレートに破ったあの無敵のフェデラーはどこに行ってしまったのでしょうか。。。
投稿者 Tennisnakama  12:21 | コメント(2)| トラックバック(0)

デッドゾーンって何?「変なテニス用語」(1)

せっかく日本で一生懸命英会話を勉強された方でも、海外で通じなくて苦労したという経験をもたれた方も多いかと思います。これは、大きく分けて二つの原因があると思います。
まず、英語らしい表現でないこと。日本人が書いたテキストはほとんど変な英語で、辞書も信用できません。この表現は辞書にあったからといいますと、ネイティヴの息子からよく笑われます。「マミー、それってすごい日本的な英語だね。ものすごく変だよ。」ですから受験勉強はできたら止めていただきたい。あれは、英語教育の悪の根源です。

第二の原因は、発音です。昨年日本のビジネスマンを交えてのミーティングのときでしたが、彼は通訳なしで結構ですということなので、どんどんミーティングを進めていったのですが、まったく彼のいってることが分からない。発音の根本は、舌の位置と、あごの開け方にありますが、このトレーニングを受けてない人は、音感にすぐれた人でないかぎり無理なのです。私は一応、フランス語、ドイツ語をしゃべりますが、それぞれ英語とはまったく違った口の開け方になります。日本語はその中でも、口を開かず、舌の上下の動きも少ない、早く言えば、最も怠惰な発音をする言語ですので、どうしても、全部フラットに聞こえてしまいます。ですから、カタカナ風な英語では、”What did you say?”と、毎回聞かれて、気分が悪くなり話さなくなってしまうのです。ですから、私のブログでは、読みづらいでしょうが、わざと英語にもっとも近い発音で書いております。たとえば、サーヴィスと書けば、Vの発音の練習になります。これがあとでどんなに助かることか。これから英語を習う子供にとってどれだけプラスになるか、計り知れないものがあります。文部省に提案です。

テニスに限らず「これ変!?」という外来用語が多いのに驚かされます。グローバル時代、日本だけしか通用しない言葉にお別れを告げたいものです。そういう意味も含めて、「変なテニス用語シリーズ」をやっていこうと思っています。 その第一弾は「Dead Zoneって何?」

今さら説明するまでもなく、デッドゾーンとは、日本ではサービスラインとベースラインの間のことをさします。立ち入り禁止のゾーンのことですが、誰がデッドゾーンなどと、不気味な名前をつけたのか知りませんが、テニス用語として日本では定着してしまいました。日本のテニス用語辞典にも、デッドゾーンとして説明されてますが、日本以外では通用しないので、気をつけましょう。そこに立つと殺されにいくようなものですから、デッドゾーンと名付けた人の気持ちが分からない訳ではありませんが。

恥のエピソードの一つを紹介します。
ある日、レッスン中に大きな声で、”Gee! I’m in a Dead-Zone!”と叫んでしまったのです。”やばい、デッドゾーンに入っちまった!“ 横にいたアメリカ人たちは、変な女と言いたげな顔をしているし、コーチは”Who is dead?” (誰が死んだの?)と、ちんぷんかんぷんでレッスンは中断。私のオツムがイカレたのかと一瞬皆思ったみたいでした。本当は”No Man’s Land”(誰も住まない土地)と呼ぶのです。なかなか気が利いた表現ではないですか。皆さんも使ってみませんか?
投稿者 Tennisnakama  02:40 | コメント(6)| トラックバック(0)

面白い!Pacific Life Open

遅ればせながら。Pacific Life Open

昨夜は途中で寝こけてしまい、昨日の試合報告が今日になってしまいました。お許しを。 

一昨夜、ベッドから落としたコンピューターは動いてますが、ケースにひびが入ってしまって、いつパカッ!と割れてもよい状態。ヤバイ。 恐る恐る使ってますが、このマックがこわれれば、錦織ファンサイトがつくれない!(トホホ)

以下は昨日投稿するはずだった記事です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今日は Pacific Life Openのライヴ放送を、気もそぞろで観戦中。というのは、今フロリダで錦織選手がグロージャンと戦っている最中なのです。ライヴスコアもないので、想像するしかないのですが、やっぱりどうなっているのか知りたい!よし、会場に連絡してみよう! というわけで、合計8回BMW Tenis Champに電話をして、すっかり担当のジュディさんとも仲良くなってしまいました。


「Nishi is doing great!」(第2セットの対ブレークに入ったときです。)というように電話で教えてくれるのですが、錦織の名が途中でちょん切れて「ニシ」にしてしまってます。最近こういうアメリカ人が多くなりました。まあ、私たちが、ジョコやら、ナルやらとやってるのと同じですので、文句は言えませんが。

錦織選手は2-6, 7-6(5), 6-4で負けましたが、あのマジシャンのグロージャンにタイブレークで第2セットをとっています。この辺のしぶとさは大物を感じさせます。圭君、いよいよマイアミに殴り込みをかけますか!

Pacific Life Openの話にもどりますが、ハイライトは何といっても、ナダルとブレイクの試合でしょう。

第1セットのしょっぱなから、ナダルはブレイクにブレークされ(ややこしいですが)、1-4のピンチに陥りました。ブレイクのあの速いライジングリターンにすっかり調子が狂ってしまったようで、ストロークが全く入らない。もうこの子はダメかもしれない。昨日の試合もクロスばっかりのワンパターンでしたし。。。と半ばあきらめて、うたた寝をしている間に、いつの間にかスコアが5-5。ブレイクのサーヴを敗り、スコアが6-5になりました。でもまた、ナダルのスコアは、0-40のピンチに。ブレイクはナダルのスピンに馴れてきたのか、気持ちよくコーナーに打ってきます。

何とかタイブレークを免れ、第1セットをとりましたが、まだ、ブレイクのライジングとフラット気味なショットに、ナダルは自分のリズムをみつけることができません。3-6で第2セットを落としました。観てる方もイライラしてきますが、感心なのは、ナダルは表情をくずさず、とても冷静です。でもそんなに落ち着いていてよいのでしょうか。

第3セットに入ってから、ナダルは人が変わりました。コートからコートへ、ラニングショットから、クロス、ダウンザラインにボールが入り始めました!蘇りました!あのナダルのチータの足が! ブレイクも負けていません。これって陸上競技か!?なんて思わせるほど、両選手はコートせましと走りまくり、とりまくり、何かビデオゲームのような非人間的なプレーが続きます。

こうなると昼寝なんぞしれられませんぞ!ナダルの球が上がってきたところを叩きのめすために、ブレイクは、ベースラインの中に入ってきました。ついにナダルライオンが吠えはじめました。 超アグレッシヴなゲーム展開を始めました。どんな無理なポジションからでも、打ち返ししてきます。無理であればあるほど、リーターンウィナーでかえすナダル。 獣に変わったナダルは、ブレークの首に噛みつきました。ブレイクは完全に焦りがでて、エラーが続出。結局第3セットを無理なくとって、7-5, 3-6, 6-3。眠れるライオンを起こすと恐い目に。このあたりが、ナダルナダルである由縁でしょうね。

ジョコヴィッチ vs ヴァヴリンカ

サーヴをワイドに入れ、オープンスペースをつくってウィナーを。ジョコヴィッチは、ベースラインにとどまっても、サーヴ&ヴォレーのような試合の組み立てが上手です。誰よりも左右にふるのが巧いジョコヴィッチは、APTの中では、打つ球の方向チェンジが最も巧い選手といわれています。今日のヴァヴリンカ(スイス)との試合では、最初ジョコの振り子作戦がうまくいかず、エラーが重なりタイブレークになってしまいました。というのは、余りにも,ヴァヴリンカのバックハンドがすごくて、ウィナーが決まらないのです。ヴァヴリンカは「一番好きなショットは、バックハンドのクロス」というだけあって、ジョコのウィナーショットを、驚異的なバックハンドですべてリターン。あのリストを使った片手バックハンドは研究に値します。 結局、全部のエネルギーを使い果たしてしまったヴァヴリンカは、力尽き果てて、2セット目は2ゲームしかとれず、7-5, 6-2でジョコヴィッチのSFが決まりました。 
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ますます面白くなってきたPacific Life Openです。
今日は、ナルバンディアン v フィッシュ、フェデラー v ハースです。女子の方がおろそかになってますが、セルビアの戦い、ヤンコヴィッチとイヴァノヴィッチの試合もあります。それでは、今晩またおめにかかりましょう。


投稿者 Tennisnakama  22:56 | コメント(6)| トラックバック(0)

錦織圭:グロージャンに惜敗!

最後までよく戦い抜きました。錦織選手は2-6, 7-6(5), 4-6で残念ながらグロージャンに敗れました。

第1セットは緊張のため2-6というのは、よくわかります。しかし、2セット目はタイブレークまでもっていき、しかも7-5の接戦でよく取りました。最後の3セット目もあともう少しというところでしたね。この結果から見ると、錦織選手、マイアミはイケルかも!

Let's Go Nishikori!
投稿者 Tennisnakama  07:39 | コメント(4)| トラックバック(0)

錦織圭:がんばってます!

今、第3セットを35とリードされてます。がんばれー!!!
投稿者 Tennisnakama  07:15 | コメント(1)| トラックバック(0)

錦織圭:健闘しています!

ただ今、フロリダ時間午後5時55分。BMW Tennis Champに電話を入れて錦織選手の試合の結果を問い合わせてみました。

錦織は第1セットをおとしましたが、第2セットをタイブレークで勝ちました。そしてただ今32でグロージャンのサーヴです。ひょっとして錦織選手は勝つかも知れません!

30分後に追ってまた報告します!!!
投稿者 Tennisnakama  06:58 | コメント(1)| トラックバック(0)

フェデラーのカムバック

昨夜、何か忘れもををしたような気分で寝てしまいましたが、そうなんです。 肝心のフェデラーリュビチッチの試合を報告するのがぬけてました。最後の試合でしたので、観たことは観たのですが、書こうと思ってラップトップを抱えてたまま寝こけてしまいました。何しろ午前2時でしたので。朝起きるとベッドの下にまっさかさまに転落しているコンピューターを見つけましたが、(ホッ!)大丈夫でした。

フェデラーのテニスはよくなった?

何しろ昨年のインディアンウェルズでは、第2ラウンドでカニアスに5-7, 2-6と情けない負け方をしてしまったフェデラーですので、今年は汚名挽回といった意味でも,また、フェデラー危うしという噂を一掃するためにも、「俺の強さを見せてやるぜ」のメーッセージが伝わってきそうなすばらしいフェデラーのテニスでした。

サーヴィスゲーム
フェデラーの1stサーヴの勝率は79%(リュビチッチは68%)2ndサーヴの勝率は62%(リュビチッチは52%)と、彼のサーヴィスゲームの強さを物語っています。相変わらずコースとスピンの選択が絶妙でした。

リターンゲーム
フェデラーのリターンの巧さは定評があります。今回もリュビチッチがせっかく1stを入れても、リターンされてしまうので、プレッシャーがかかり、自分の思ったゲームの展開をさせてもらえない試合となりました。ふつうならエースになるようなサーヴでも、ラケットの面をきっちりと合わせ、しかもコースまで狙ってリターンができるのは、彼くらいでしょうね。1stリターンの勝率は42%(リュビチッチは半分の21%)と圧倒的にブレークできるチャンスを作っています。

ストローク
いつもはあのあやしいフォアハンドのストロークがところどころにみられますが、スピードの速い強烈なスピンのかかった球がきっちりとコートぎりぎりに落ちるのは見事でした。

ヴォレー
調子の悪いときは、ヴォレーのミスがでてましたが、今回はエラーなし。ネットダッシュもタイミングよく、ヴォレーもお手本のように、理想的なところに決めウィナーに。

というわけで、このまま苦労せずに決勝まで、といいたいところですが、準決勝でジョコヴィッチと対決(多分)しますので、この試合は見逃せません。オーストラリアの仇はインディアンウェルズで。期待したいところです。




投稿者 Tennisnakama  00:05 | コメント(10)| トラックバック(0)

選手解剖:Pacific Life Open

息子が大学の休みに帰ってくるたびに、彼のラケットと靴を用意して、お母さんはいそいそとコートやレッスンの予約でいそがしいのです。今日は、ハドソン河を超えて、ニュージャージー州で息子と一緒にレッスンを受けました。彼はこの一年ほとんどやってない割には、昔の球がまだ生きていて、豪快なストロークが返ってきます。

息子は7才からテニスを始めましたが、大きくなったらテニスを一緒に楽しみたいと、お母さんも密かに特訓をはじめました。息子のテニス熱は冷めてしまいましたが、お母さんの熱は冷めるどころか、果てはチームを二つも持つ羽目になり、一年中道場やぶりのごとく、他のクラブとの試合に明け暮れておりました。昨年やっとチームも解散して、身軽になりましたが、今度はテニスのウェブサイト、そしてブログにも手をつけはじめ、やっぱりテニスから足を洗えない。。。のです。

TVと二台のコンピューターをフルに稼働させて、テニスのライヴを観戦しています。これってまるでスポーツバーのよう。Streamingでは、常時2コートを生中継していて、それプラスTVの解説もいれると、うるさいことといったら。ボールがあっちこっちから飛びかって、その中で幸せ感に浸っています。

今日は、待望のナダルソンガ(発音はどうしてもソンガに聞こえますので)の試合からはじめましょう。6-7, 7-6, 7-6でやっとこさナダルが勝ちました。

この二人ある意味では、観客を熱くさせることを知っている似た者同士。ナダルがガッツポーズをすれば、ソンガがも負けてならじと、両手をあげて観客に拍手の催促。ナダルの危機一発から、逆転して勝利をさらっていくなど、ひやひやさせるゲーム展開は、それなりにエンジョイできました。それにしても、ナダルはどうしたのでしょうね。打つ球に迷いがあります。また、コース選択もワンパターンで相手をゆさぶるどころか、コースを読まれてしまって、逆にソンガから逆襲をうける場面が何度もありました。相手のバックハンドばかり攻めれば勝てると思っているのでしょうか。クロスコートが多すぎました。また、後ろに下がり過ぎです。下がっているので、ソンガのお得意のインサイドアウトのフォアハンドでコーナーを突かれると、手も足も出ない。ハードコートのテニスは、このコーナーに跳ねて逃げていくボールをたたけるかどうかにかかっています。ソンガはこれから伸びていくと思います。あとは、ここという肝心な時にポイントがとれるかどうか。つまりメンタル面を磨いていけば、ナダルを追い抜く選手になります。

ジョコヴィッチカニアスの試合は、圧倒的にジョコの強さをみせ、6-2, 6-3の楽勝に終わりました。フェデラーはジョコを高く評価しておりませんが、ジョコ研究をもっとしたほうがよいのでは。確かにフェデラーのいうように、コースの選択に意外性はないのですが、ジョコはフォアハンドのダウンザラインは必ず得点になってますし、思い切って振り切ったあとネットダッシュするタイミングも抜群によくなってます。サーヴもさらに威力をましてきてますし、恐い相手になりつつあります。

今日のアンディ・マリーは、昨日とは違って別人のごとくテニスに覇気がなく、戦術もなく、6-2, 5-7, 3-6でハースに負けてしまいました。昨日の華麗なサーヴ&ヴォレーを褒めてあげたのに。いつものマリーにもどり褒め損でした。

ブレイクガスケの試合も楽しみでしたが、意外なことにガスケはブレイクのアグレッシヴな攻撃に完全にリズムをくずし、終始でディフェンシヴで4-6, 2-6で負けてしまいました。まず、二人の立っているポジションが2メートルくらい違います。ブレイクはベースライン上か、もしくは大胆にもラインの中に入って、ライジングですべて叩き込みます。ライジングショットに安定性がまして、即ウィナーになってしまう恐い球を打つようになりました。それに錦織テニスの影響を受けたのか、今まで見られなかったドロップショットや、ヴォレーのタッチが数段よくなってきています。以前のパワープレーだけでなく、変化をつけた新しい一面が現れて、これからが楽しみです。

今日の試合の結果です。
Wednesday, March 19, 2008

ATP Main Draw Singles - Fourth Round
[1] R Federer (SUI) d [23] I Ljubicic (CRO) 63 64
[2] R Nadal (ESP) d [17] J Tsonga (FRA) 67(4) 76(3) 75
[3] N Djokovic (SRB) d [16] G Canas (ARG) 62 63
[7] D Nalbandian (ARG) d [22] J Ferrero (ESP) 62 62
[9] J Blake (USA) d [8] R Gasquet (FRA) 64 62
T Haas (GER) d [11] A Murray (GBR) 26 75 63
M Fish (USA) d [24] L Hewitt (AUS) 75 36 76(4)
S Wawrinka (SUI) d H Lee (KOR) 61 57 64

WTA Main Draw Singles - Quarterfinals
[2] S Kuznetsova (RUS) d [10] A Radwanska (POL) 62 64
[4] M Sharapova (RUS) d [5] D Hantuchova (SVK) 76(2) 61

投稿者 Tennisnakama  17:01 | コメント(2)| トラックバック(0)

錦織圭:第2ランウドへ!

ニコラス・マスーに6-4, 6-4で勝ちました!

今日、フロリダのサンライズテニスクラブで行われた、BMW Tennis Championshipの第1ラウンドで、錦織選手がマスーに2セットストレート勝ちを決めました!

この大会は、来週のマスターズシリーズのSony Ericsson Openのウォームアップとして行われる重要なチャレンジャー大会で、メンバーリストを見ても、ATPツアーと変わらぬ豪華メンバーです。

それにしても、過去のオリンピックメダリスト、元ランキング9位のチリの王者を倒したのですから、すごい自信になったと思います。次は、大会のシード6 の、セバスチアン・グロージャンです。フランスのテニス界には、面白い選手が沢山おりますが(ガスケ、ソンガ、モンフィス、クレモン、サントロなど)、グロージャンのテニスも教科書にないユニークなスタイルを見せてくれます。足があるので、どんなにふられても食いついていって予想外のショットを決めるグロージャンに、錦織選手がどう対応していくか。

ライヴスコアでも観戦できないのが残念ですね。

投稿者 Tennisnakama  09:15 | コメント(7)| トラックバック(0)

錦織圭:WCでサンライズに出場!

今日、19日のフロリダのサンライズの大会(正式名はBMW Tennis Championship) に、錦織がワイルドカードで本戦入りします! 試合は4時以降で、チリのニコラス・マスーが対戦相手となります。

アテネのオリンピックの、シングルスの金メダルとダブルスの銀メダルの保持者、ニコラス・マスーは、現在のランキングは102位とおちてきてはいますが、2004年には9位にもなったことのあるヴェテランです。

このサンライズの大会は、次週のマイアミ大会(Sony Ericsson Open)のウォーミングアップのため参加する選手が多く、今年もチャレンジャーレベルでは、最高ランキングのゴンザレツ(12位)が出場します。

この本戦のWCの4名ですが、ゴンザレツ(12位)、ニーニメン(26位)、ハバティ(最高ランキング12位)のそうそうたるメンバーに与えられている中に、錦織選手が入っているわけです。また、マスターズシリーズのマイアミ大会にも、WCをもらって出場がきまっています。こういう大きな大会に出場してくれると、彼の試合を観る機会がふえるのは、大変うれしいのですが、反面最初のラウンドで負けが続くのが心配です。大会の大小に拘らず、負けが続くというのは、心理的によいわけがありませんので。

ライヴのスコアではありませんが、以下のサイトで試合の結果が一時間ごとに発表されますので、チェックしてみてください。錦織選手の試合時間は水曜日の午後4時以降(日本時間の朝5時以降)です。

http://www.sunrisetennis.com/home/scores-singles.php

投稿者 Tennisnakama  22:59 | コメント(4)| トラックバック(0)

あの伝説の選手がダンス?

アメリカでは、今ドラマよりもリアリティショーの番組のほうが人気がありますが、その中に視聴率の高い”Dancing with Star”という番組があります。いろんなスターが毎週社交ダンスに挑戦し、視聴者の投票によって勝ち残っていくという番組ですが、今週は誰がチャレンジしたと思います?

(1) 元ユーゴスラヴィアの生まれで、後にアメリカ人の国籍をとる
(2) ニックボリテリでテニスを学ぶ
(3) イヴァノヴィッチやヤンコヴィッチに影響を与える
(4) ジョコヴィッチの最初のコーチと同じコーチから指導を受ける
(5) 16才で最年少のフレンチオープンのタイトルを取る。
ここまできても分からない人は、テニスのラケットを処分してください。それでは最後のヒントです。
(6) 計9個のグランドスラムのタイトル保持者で、ハンブルグの大会で刺傷事件に会う。

そうなのです。あのモニカ・セレスが社交ダンスに挑戦したのです。今では、馴染みになったgrunt(大きな声でうめき声をあげる)のパイオニアである、あのモニカがすっかり細身になり、艶やかなコスチュームを身にまとい踊り始めました。ウーmm、 高いヒールなんぞはいちゃって… mmm…何かコートを駆け回ってるような…yayaya…手をあげるところなぞ、サーヴィスのトスのよう…来週まで残れないかも。投票の結果は来週のお楽しみです。

肝心のPacific Life Openの結果報告が遅れました。

病後が気になるフェデラーですが、今日の対戦相手はニコラ・マウー(Nicolas Mahut :Hを発音しません)。マウーは、2005年までは150番台をうろうろしていた選手で、テニスを止めてしまおうか思った矢先に66番に急上昇。そして現在は44位になりましたが、それ以上はなかなか上がれない26才のフランス人です。

結果からいいますと、終始フェデラー節で、6-1, 6-1の完勝。まるで、テニスのテキストブックを読んでいるような、ヴァラエティに富んだ完璧なテニスでした。いつもの余興のフライボールもなし。解説者もやはりフェデラーは天才ですといわんばかりの口調。こうなると結果丸見えで試合のスリルもなく、おかげさまで第2セットはしっかり熟睡してしまいました。(睡眠不足がつづいていましたので)フェデラーの試合は、あまりに簡単そうにプレーしますので、本当に彼が強いのか、それとも相手が調子が悪かったのか判断に苦しむときがあります。しかし今回の試合は明らかに、実力の差がありすぎた試合でした。

フェデラーはインタービューで、引退の時期はという質問に(随分失礼な質問ですよね)、できれば2012年のオリンピックにも出たいなんていってましたから、まだまだ彼のテニスを楽しませてもらえそうです。


さて、シャラポヴァですが、第2セットを落とした後、コーチを呼んで気をとりなおして、やっと第3セットをとりました。スコアは6-2, 5-7, 6-4 。彼女はあまり好きでないので(すみません。シャラポヴァファンの方)ちゃんと観ていないので、コメントはできませんが、でも露骨に出る“何をしてでも勝つ!”態度は苦手です。今日の試合も、ネットにひっかかった球が、相手側のネットを超え、シャラポヴァの得点になりました。そういうラッキーショットの場合は、片手をあげて、”Sorry”のジェスチャーをするものですが、例のブスッとした顔のまま、ベースラインに戻ってしまいました。

ナルバンディアンは、放送されてないので観れませんでしたが、スコアが気になります。ステパネックが対戦相手ですが、7-6, 0-6, 7-6で勝ったものの、何で第2セットがベーゲルなんでしょうね。フォーカスを取り戻すまで、時間がかかりすぎます。グランドスラムのタイトルがとれないでいるのも、この辺に原因があるかも。

アンディ・マリーとイヴォ・カーロヴィッチの試合は久しぶりにエンジョイできたテニスでした。二人とも、すでに死語となってしまった、サーヴ&ヴォレーを終始展開させ、ヴォレー、スマッシュ、ロブの応酬がつづく、面白いテニスを堪能させてくれました。特にコートのはしにふられたときの、マリーのロブは全てベースラインに決まり、あの大男のカーロヴィッチも手がとどきません。ネットプレーもマリーのタッチは、マッケンローのようにやわらかく見事でした。

以下が18日の結果です。
Tuesday, March 18, 2008

ATP Main Draw Singles - Third Round
[1] R Federer (SUI) d N Mahut (FRA) 61 61
M Fish (USA) d [4] N Davydenko (RUS) 63 62
[7] D Nalbandian (ARG) d [29] R Stepanek (CZE) 76(1) 06 76(6)
[11] A Murray (GBR) d [20] I Karlovic (CRO) 76(6) 67(3) 63
[24] L Hewitt (AUS) d [13] M Youzhny (RUS) 75 61
[23] I Ljubicic (CRO) d [15] T Robredo (ESP) 63 64
[22] J Ferrero (ESP) d [WC] M Ancic (CRO) 75 46 76(7)
T Haas (GER) d [30] F Verdasco (ESP) 76(5) 46 61

WTA Main Draw Singles - Fourth Round
[1] A Ivanovic (SRB) d [13] F Schiavone (ITA) 26 75 62
[2] S Kuznetsova (RUS) d C Wozniacki (DEN) 62 63
[3] J Jankovic (SRB) d [20] A Medina Garrigues (ESP) 63 63
[4] M Sharapova (RUS) d [15] A Bondarenko (UKR) 62 57 64
[5] D Hantuchova (SVK) d [21] S Mirza (IND) 61 76(4)
[24] L Davenport (USA) d [6] M Bartoli (FRA) 62 75
[10] A Radwanska (POL) d A Harkleroad (USA) 46 62 64
[12] V Zvonareva (RUS) d C Dellacqua (AUS) 67(5) 60 64

投稿者 Tennisnakama  16:34 | コメント(6)| トラックバック(0)

第3ラウンドPacific Life Open

明日は朝の9時から、コロンビア大学のコートでダブルスをやります。コロンビア大の学生のためのインドアのテニスコートですが、ハーレムの心臓部にあり、昔だったらとても危なくて行けない所です。 でも自宅から車で15分。ハドソン河沿いにあり、眺めよし、コートよしで、マンハッタンの中ではベストの施設でしょうね。

私たちのコートは2番、そのとなりの1番コートに、ときどきマッケンロー兄弟が練習するのに出会います。 すぐとなりで、バーン!バキューン!バシッ!と猛烈な球の応酬に、“Wow! Oh, My! Goodness!” なんて隣のコートを見ながら、テニスをやってるわけで、全く試合になりません。でも明日は多分インディアンウェルズに行ってるでしょうから、彼らには会えないと思いますが。

さて、インディアンウェルズですが、フェレールとリーがまだ試合中ですが、6-7, 7-6で2セットを終わり、第3セットを44でどちらも譲りません。インターネットのストリーミング放送も、ついに終了してしまいました。午前2時2分。今ごろからいつも頭が冴えてくるので、困ったものです。

では、今日の試合のおさらいをしてみたいと思います。まず、錦織選手が「ライバルはドナルド・ヤングだけです」と言い切ったヤングと、ナダルの試合から。試合結果はナダル v ヤング:6-1, 6-3

2年間ヤングの試合を観ていませんので、ふるわなかった昔の印象しかありませんでしたが、今日は別人のようなヤングの成長に驚きました。サーヴは豪快ではないのですが、プレースメントがよく、また錦織選手のように、左右のラインぎりぎりにフォアハンドで決められるのが武器みたいです。バックハンドも確実です。ただ今日は、あまりにも緊張していてエラーが多かったのが残念ですが。ヤングは錦織選手ほど、ドロップショットをうまく使いこなしてはいませんが、試合の組み立て方が似ている感じがしました。

ナダルはクレーの選手ですので、ディフェンシヴなテニスが巧いのですが、ハードコートのオフェンシヴプレーヤーになるには、まだまだ時間がかかりそうというのが正直な印象です。問題はトップスピンが効きすぎて,ショートボールが多すぎること。特にナーヴァスになると、球がサーヴィスラインにしかとどかない。 対戦相手が、コートの中に入ってライジングで叩かれると,もうOuch!
バックハンドはフラットが打てるのに、フォアはトップスピンの一本のみ。いくらすごいトップスピンでも、おなじストロークが続けば相手は気持ちよくリターンしてこれるようになります。第2セットでは、ヤングが結構ナダルとラリーが続いたのも、彼の変化球がなかったせいでしょうね。 軽く勝ったようなスコアですが、今日のジョコヴィッチや他の選手たちの試合を観ていると、うーん、大丈夫かしらん?

ジョコヴィッチ vs コールシュライバー(ドイツ):6-3, 6-2

ジョコヴィッチは非常に安定したストロークで、All-rounderの強みを発揮しました。ベースラインぎりぎりに打たれても、打ち返す球がすごい。膝をしっかりまげて、腰を入れて、落ちた瞬間のボールを打ち返せるのは、相当な筋肉がついてるからでしょうね。どんなに追い込まれても打ち返せるのは、ボールの予測に優れ、テニスに柔軟性があるからでしょう。これは対戦相手にとってはしんどい相手となります。このままいけば、決勝に残りそうな感じでした。

いろいろまだ付け加えたいのですが、もう夜中の3時半。これくらいにしておきます。 おやすみ zzz・・・

試合の結果
Monday, March 17, 2008

ATP Main Draw Singles - Third Round
[2] R Nadal (ESP) d [WC] D Young (USA) 61 63
[3] N Djokovic (SRB) d [27] P Kohlschreiber (GER) 63 62
H Lee (KOR) d [5] D Ferrer (ESP) 76(5) 67(5) 76(3)
[8] R Gasquet (FRA) d [28] J Chela (ARG) 62 61
[9] J Blake (USA) d [19] C Moya (ESP) 63 64
[17] J Tsonga (FRA) d [14] P Mathieu (FRA) 76(5) 64
[16] G Canas (ARG) d [21] J Monaco (ARG) 63 67(1) 62
S Wawrinka (SUI) d [18] M Baghdatis (CYP) 63 67(1) 60

WTA Main Draw Singles - Third Round
[1] A Ivanovic (SRB) d [31] T Garbin (ITA) 63 60
[3] J Jankovic (SRB) d [27] A Sugiyama (JPN) 61 61
[6] M Bartoli (FRA) d A Kerber (GER) 63 76(3)
[12] V Zvonareva (RUS) d [Q] G Voskoboeva (RUS) 60 63
[13] F Schiavone (ITA) d [19] F Pennetta (ITA) 63 64
[20] A Medina Garrigues (ESP) d [Q] E Rodina (RUS) 63 75
[24] L Davenport (USA) d Y Chan (TPE) 64 57 62
C Dellacqua (AUS) d [32] T Paszek (AUT) 61 40 ret.

 

投稿者 Tennisnakama  16:37 | コメント(7)| トラックバック(0)

第2回戦の全結果

Pacific Life Open3月16日(日曜)の試合の結果です。

ただ今、午前2時30分。最終結果がやっと出ました! 最後の試合は、アメリカのノッポ新星、ジョン・イズナーがダヴィデンコを相手に食い下がりましたが,負けてしまいました。今日も長い一日でした。

今日は、ロディックハースに負けるというドラマがありましたが、それ以外は予想された選手が第3ラウンドに進出します。残念ながら、中村藍子選手はデンマークのウォズニアキに6-4, 6-2で負けてしまいました。それにしても、ロディックの錦織選手に対する”新人いじめ”はアメリカでひんしゅくをかってしまい、今ひとつ人気もぱっとしません。中国のオリンピックもUS Openの準備のために不出場を表明したロディック、勝ちたい気持ちは分かるのですが。彼の試合をジミーコナーズのすぐとなりで見たことがありますが、あの激しい感情をぶちまけていては、大きな試合には勝てない印象を受けました。試合中ときどきコナーズの顔色をうかがうように、チラチラと彼の方を見てましたが、そのコナーズもいなくなってしまってどうするのでしょうね。

ATP Main Draw Singles - Second Round
[1] R Federer (SUI) d G Garcia-Lopez (ESP) 63 62
[4] N Davydenko (RUS) vs [WC] J Isner (USA) 62 76
T Haas (GER) d [6] A Roddick (USA) 64 64
[7] D Nalbandian (ARG) d E Gulbis (LAT) 64 46 76(4)
[11] A Murray (GBR) d J Melzer (AUT) 36 63 63
[WC] M Ancic (CRO) d [12] F Gonzalez (CHI) 75 36 63
[13] M Youzhny (RUS) d G Simon (FRA) 75 64
[15] T Robredo (ESP) d N Massu (CHI) 64 57 76(5)
[20] I Karlovic (CRO) d [Q] R de Voest (RSA) 63 76(2)
[22] J Ferrero (ESP) d T Johansson (SWE) 64 64
[23] I Ljubicic (CRO) d M Cilic (CRO) 76(7) 75
[24] L Hewitt (AUS) d S Querrey (USA) 64 63
N Mahut (FRA) d [25] N Almagro (ESP) 76(1) 62
[29] R Stepanek (CZE) d [Q] M Mirnyi (BLR) 64 62
[30] F Verdasco (ESP) d V Hanescu (ROU) 46 64 63
M Fish (USA) d [31] I Andreev (RUS) 64 63

WTA Main Draw Singles - Third Round
[2] S Kuznetsova (RUS) d [28] D Cibulkova (SVK) 61 46 63
[4] M Sharapova (RUS) d [25] E Daniilidou (GRE) 75 63
[5] D Hantuchova (SVK) d J Zheng (CHN) 64 62
A Harkleroad (USA) d [8] D Safina (RUS) 75 62
[10] A Radwanska (POL) d S Peng (CHN) 63 36 63
[21] S Mirza (IND) d [9] S Peer (ISR) 67(7) 75 63
[15] A Bondarenko (UKR) d [17] A Mauresmo (FRA) 61 62
C Wozniacki (DEN) d [LL] A Nakamura (JPN) 60 62
投稿者 Tennisnakama  14:56 | コメント(6)| トラックバック(0)

フェデラー健在!

Pacific Life Open 第2回戦は、6-3, 6-2とフェデラーの楽勝でした。Monoの病名が発表されて以来、テニスの王者の将来に一抹の不安がありましたが、今日の試合を見てますと、フェデラー王国はまだまだ崩れる心配はなさそうです。体調もほとんど完全に回復したように見えます。エースも6回、ときどきフェデラーのシグネチャーショット(ベースラインのコーナーにウィナーショット)を見せながら、ブレークポイントをすべて逃すことなく、確実にポイントを取って第3回戦進出です。

今晩の対戦相手はギエルモ・ガルシア-ロペス(スペイン)24才。クレー育ちですが、成績からみるとハードコートのほうが勝率が高いという興味深い選手。この6-3, 6-2のスコアは、一見フェデラーの圧勝のように見えますが、結構デュースが続く場面もあり、ランキング62位にしては、よく健闘しました。今日のテニスに欠かせない武器、インサイドアウトのフォアハンドを巧く使ってポイントをとりましたが、ゲームをとるに至らなかったゲーム展開は、チリッチと対戦した錦織選手の試合を想像させるものがありました。(錦織選手の試合を見ていませんので、スコアから想像するしかないのですが)

フェデラーの強さは、ブレークポイントになれば必ず得点につなげていく、メンタルの強さでしょう。今日もブレークポイントの確率は100%、何度かデュースで落としそうになりましたが、確実にチャンスをものにしています。ネットダッシュのタイミングもよく、ヴォレーのミスもありませんでした。ときどきあのとんでもないところに飛んでいくフライボールもありましたが。まあ、あれは、フェデラー節のなかで、節と節との間のチュウニングだと思えば気になりません。

第1セットと第2セットの休みの間、フェデラーは音楽に合わせて、膝を手でポンポンとたたいてリズムをとって余裕たっぷりでした。こういう相手を敵にまわすと、さらにプレッシャーがかかりますよね。

さて錦織選手ですが、ファンサイト(keinishikori.net)の管理者として、彼のこれからの課題について一言。

今までは、ヨーヨーのように、ブレークポイントが行ったり来たりして、チャンスを逃すゲームが多かった錦織テニスですが、彼の武器(フォアハンドのインサイドアウト、バックハンドのダウンザライン)を有効に生かして、ブレークチャンスを確実にゲットしてもらいたいと思います。

ここで、錦織選手と世界ナンバーワンの統計の比較をしてみたいと思います。何か学べるところがあるかもしれません。以下は2008年の統計です。

サーヴィス記録 フェデラー 錦織
1st サーヴの確率 66% 61%
1st サーヴの勝率 79% 74%
2nd サーヴの勝率 58% 50%
免れたブレークポイント 54% 69%
サーヴィスゲームの勝率 89% 84%

リターン記録 フェデラー 錦織
1st サーヴリターンの勝率 29% 29%
2nd サーヴリターンの勝率 52% 56%
ブレークポイントの確率 41% 51%
リターンゲームの勝率 25% 32%

この統計を見て気になるのが、やはりブレークポイントに関する数字です。7割もブレークポイントの危機から免れているというは、逆にブレークされても、ブレークしなおして挽回できることを示しています。これってあまりブレークポイントを怖がらないメンタルを物語ってるのかもしれません。よいのか悪いのか。。。見てる方はきりきりと胃が痛みますので、胃薬が必要です。




投稿者 Tennisnakama  13:17 | コメント(3)| トラックバック(0)

Streamingで見るPacific Life Open!

錦織とチリッチの試合を統計に基づいて分析します、などと大口をたたきましたが、約束が果たせておりません。今日はPacific Life Openの放送の初日。朝からずーっとモニター2台の前に座ったままなのです。今も、モヤとジネプリのライヴを見ながら書いております。(その前の試合は、ナダル、そしてジョコヴィッチでした)

一年に10回のATPマスターズがありますが、それをすべてインターネットのストリーミングで見ることができるのをご存知ですか? WTA(女子)はアメリカだけですが、ATPはブラジルを除いて見れるはずですので、トライしてみてください。

http://masters-series.com/  

当日パス、大会パス、年間パスとに別れていて,いずれもそれほど高くないはずです。ストリーミングのコンディションもよく、ほとんど途切れることなくライヴが見れます。値段は多分年間で7000円くらいでしょうか。(私のコンピューターに自動に入るようになっているので、いくら払ったか忘れましたが)とにかく、朝から晩まで、第1回戦から決勝まで、しかもほとんどの主な選手をカヴァーしていますので格安だと思います。

モヤとジネプリの試合は、3セット目にはいり、3-3の同点です。モヤはグランドストロークが両サイドラインに決まってます。1ゲームとって、4-3とモヤがリードしました。

そうそう、こちらではインターネットの他に、別料金を払えば、フォックススポーツTVチャンネルでもPacific Life Openのライヴが見れます。久しぶりに帰ってきた息子は、かわいそうに放ったからしにされ、父親と二人で別室のTVでNBAを見ています。 夕食も今日は夫がつくってくれましたし。今私はキッチンにあるモニターの前で、ビールを飲みながら、幸せ~感に浸っているのです。

Wow! モヤがジネプリを敗りました! 2-6, 6-2, 6-4。 31才の長老(?)が頑張ってます。第2戦は多分ブレイクとの対戦になるでしょう。且つてのクレーの王者の優雅なテニスに、力一本やりのブレークがどう攻めていくか。

明日はいよいよフェデラーですよ。Monoの病み上がりの彼は、今後の動向が心配され、見逃せないマッチです。サンプラスとのエグジビションでは、荒いテニスをしてましたので特に心配です。

では、申し訳ありませんが、レディーメイドのStatsですが勘弁してください。これをもとに分析ができましたら、教えてください。それでは、バグダディスのウォーミングアップが始まりましたので、これで失礼します。

余談ですが、錦織がジェイムス・ブレークを敗ったあのデルレービーチの試合は、fluke(まぐれ)ではなかったかという見方もされているようです。あの時のブレイクは、確かに膝を痛めていて、彼らしい俊敏な動きのない試合でした。“まぐれ (fluke)”なんて、“まぐろ”じゃあるまいし。“ヒラメ(fluke)”だったのかも、なんて言われないいように、錦織選手は、これからが勝負です。(何を言ってるのか?自分でも分かりません)

Statistics


投稿者 Tennisnakama  11:11 | コメント(6)| トラックバック(0)

錦織圭:残念!

Nishikori
(前日のプラクティスセッション)

錦織圭選手は残念ながら、マリン・チリッチに2-6, 4-6で敗れました。以下がスコアの全記録です。やはり、噂通りチリッチは豪快なサーヴの持ち主のようで、最後まで錦織選手は、自分のリズムを見いだせなかったようです。ブルーのところは、要注意のところです。 

Round 128 Pacific Life Open

March 14, 2008 Court 3
NIshikori vs Cilic
1st Set
0-0 Cilic’s serve

15-0 2nd serve
15-15 Ace
15-30 2nd serve
30-30
30-40

0-1 Nishikori’s serve
40-0 Game Point
40-15 Game Point
40-30 Game Point
40-40
40-A Break Point
Cilic Broke

せっかく40-0までとったのに、ブレークされてしまったのは、彼のサーヴが弱いということで、チリッチがアグレッシヴにサーヴィスリターンを試みたように思います。

0-2 Cilic’s serve
0-15 2nd serve
0-30
15-30 2nd serve
30-30
40-40
A-40 Break Point
40-40
A-40 Break Point
40-40
40-A Game Point

今後の課題は、錦織のブレークポイントの取り方でしょうね。

0-3 Nishikori’s serve
0-15 2nd serve
0-30
0-40 Break Point
15-40 Break Point
30-40 Break Point
40-40
A-40 Game Point

窮地に陥ったときの錦織のカムバックはいつも感心します。

1-3 Cilic’s serve
0-15 2nd
0-30
0-40 Game Point / 2nd

1-4 Nishikori’s serve
15-0
15-15
15-30
15-40
30-40 Break Point
40-40
A-40 Game Point
チリッチが軽くサーヴをキープしているのに反して、錦織はサーヴをキープするために格闘している感じがします。

2-4 Cilic’s serve
0-15
0-30
0-40 Game Point
チリッチのサーヴは崩れる様子がありません。

2-5 Nishikori’s serve
0-15 Double Fault #1
15-15 2nd
15-30 Double Fault #2
30-30
30-40 Set Point
40-40
40-A Set Point / 2nd
40-40
40-A Set Point
ダブルフォルトが2回、錦織はやはりサーヴで苦労しています。

1st set: 2-6

2nd Set
0-0 Cilic’s serve

0-15
15-15
15-30
15-40 Game Point

0-1 Nishikori’s serve
15-0
30-0 2nd
40-0 Game Point

1-1 Cilic’s serve
0-15
15-15
30-15
40-15 Break Point
40-30 Break Point
40-40 2nd
A-40 Break Point / 2nd
錦織がブレークしました!

2-1 Nishikori’s serve
15-0
30-0 2nd
40-0 Game Point
錦織はブレークした後、少し自信が出て来たようです。

3-1 Cilic’s serve
0-15
0-30
0-40 Game Point Ace #5
最後のポイントをエースでとられるのは嫌なものです。

3-2 Nishikori’s serve
15-0
30-0
40-0 Game Point
錦織は2ゲーム連続40-0でゲームをキープしています。ここで上り調子を維持してほしいところです。サーヴもよくなってきたようです。

4-2 Cilic’s serve
0-15
15-15
15-30
15-40 Game Point
30-40 Game Point

4-3 Nishikori’s serve
0-0 2nd
15-0
30-0
30-15
30-30
30-40 Break Point
ここでブレークされてしまったのが、命とりとなったようです。
4-4 Cilic’s serve
0-15
0-30
0-40 Game Point
15-40 Game Point

4-5 Nishikori’s serve
15-0
30-0 2nd
30-15
30-30
30-40 Match Point / 2nd

Winnier Cilic 6-2, 6-4
チリッチの調子がとてもよかったみたいです。錦織選手の今後の課題は、やはりサーヴのようですね。また、チリッチのような長身の選手(195cm)からの上から叩き込んでくるサーヴのリターンの練習も必要でしょうね。ボリテリののっぽさんを集めて練習をさせてあげてください。 フェデラーは、ナダルとの対戦のために、アメリカから左ききで、ナダルのようなスピンのきいたストロークを打つ選手をわざわざドバイに呼び寄せたのです。

お疲れさまでした。次はSony Ericsson Openですね。がんばってください。


















投稿者 Tennisnakama  15:24 | コメント(7)| トラックバック(0)

変更しました!

突然『テニス仲間 in New York』が消えてしまい、ご迷惑をおかけしています。

実は、あまりにもこの『テニス仲間』の名を使ったブログが多くて、私のブログがサーチに出てこないというクレームをいただきましたので、この際、もともと前から使っていた、Tennisnakamaに統一することにしました。タイトルは変わりませんが、『Tennisnakama in New York』とローマ字/英語にしました。

今だに、タイトル名、ブログ名、ニックネーム、管理者名と。。。いろいろあってその違いがよく分かっていませんが、NY便りの名前も、Tennisnakamaに変更しました。今まで海外向けには、すべて Tennisnakamaの名で投稿しておりましたので、これですっきりしました。


という訳で、NY便りさんは引退です。(この『NY便り』の名は、私が好きで書かせていただいていた、エッセー集のタイトルでとても思い出が深いのですが。。)

では、これからもよろしくお付き合いのほどお願いいたします。

Tennisnakama

投稿者 Tennisnakama  06:28 | コメント(9)| トラックバック(0)

主な選手をライヴスコアで。

3月14日金曜の面白そうな試合を拾ってみました。    Friday, March 14, 2008
STADIUM 1 start 11:00 am
[8] P Hanley (AUS) / L Paes (IND) vs D Ferrer (ESP) / R Nadal (ESP) ナダルとフェレールがダブルで出ます。これは多分ウォームアップのつもりでしょうが、どんなダブルスをするのか、ぜひ見てみたいですね。でも、あのダブルスのベテラン、パエスが相手では。。。

STADIUM 2 start 11:00 am
J Melzer (AUT) vs M Safin (RUS) 特に最近は、だらしのなさが目立ってきたサフィンですが、それでも腐っても鯛。

M Ancic (CRO) vs G Monfils (FRA) アンチッチもモンフィスもひょろ長同士、ケガの多い二人です。 気をつけてね。

STADIUM 3 [Q] K Nishikori (JPN) vs M Cilic (CRO) いよいよ錦織圭の本戦第1回戦です。6番目の試合なので、夜の8時頃(日本時間の土曜正午ごろ)からスタンバイで、ライヴスコアで観戦です。

COURT 6 start 11:00 am[LL] A Nakamura (JPN) vs Z Yan (CHN) 中村藍子は4番目の試合です。

COURT 7 start 11:00 amG Canas (ARG) / D Nalbandian (ARG) vs M Fyrstenberg (POL) / M Matkowski (POL) アルゼンチン対ポーランド、デ杯のようなダブルスです。ナルバンディアンとカニャスのポジションはどうなるのかな。
ATPT Berdych (CZE) / L Dlouhy (CZE) vs N Davydenko (RUS) / N Keefern (GER) 皆ペアは不思議な組み合わせがおおいですが、余負けても気楽のかんじ。ルールが変更になったので」試合時間もすくなって、いろんなぺアがうまれています。













投稿者 Tennisnakama  16:07 | コメント(4)| トラックバック(0)

錦織圭:ワイルドカード決定!

ただ今ニュースが入り、Sony Ericsson Openの錦織圭のワイルドカードが決定しました!

マイアミのキービスケインで開催される、Sony Ericsson Openは、ATP マスターズシリーズの一つで、3月26日から始まります。世界のベストプレーヤーに混じって、錦織選手のワイルドカードが決まり本戦入りが確定しました。さすが、ソニーです。盛田氏の奨学金を無駄使いにはしません。

2008年の引退を発表したグスタボ・クェルテンにも、ワイルドカードが決まりました。2000年にサンプラスと決勝を争い(1-6, 7-6, 6-7, 6-7)優勝を逃しましたが、思い出深いマイアミマスターズに最後の出場となります。

圭君はグガと以前ダブルスを組んだこともあり、これで錦織/クェルテンのWCのダブルスペアの可能性も出てきました。楽しそう。実はちょっとしまったと内心すこし後悔気味なのです。私の誕生日祝いに(自分で勝ってに決めたお祝いですが)、マイアミまで飛んで見に行く予定にしていたのですが、あまりのホテルの高さに(一泊7万円。別にリッツカールトンホテルに泊まらなくてもよいのですが、選手たちが毎日練習に来るそうで、ロビーでナダルフェデラーに気軽に会えるという、かの有名なホテル)二の足を踏んで止めてしまいました。

まあ、でもその代わりといっては何ですが、そのお金でもう一台コンピューターを買う事にしました。やっぱり団子です。

投稿者 Tennisnakama  13:46 | コメント(3)| トラックバック(0)

錦織圭:次はチリッチ

Pacific Life Openの本戦のドローが発表になってから、錦織選手の周辺があわただしくなってきました。いよいよ、マスターズシリーズに日本男子選手が出場します。第1回の対戦相手は、Marin 〓ili〓 マリン・チリッチ、19才のクロチア人です。
(チリッチの発音はクロアチア大使館で確認をとりましたので、間違いないはずです。)

それでは、また徹底して対戦相手を探ってみたいと思います。

クロアチアの先輩では、巨人カーロヴィッチ(20位)、ツル頭のリュービチッチ(23位)、ケガの多いアンチッチ(72位)の3人がいますが、ティーンエージャーのマリン・チリッチが俄然注目され始めました。16才でプロになったチリッチは、着実に成果を上げ、現在のランキングは45位。錦織選手がライバルと呼ぶドナルド・ヤング(86位)よりは、チリッチのほうが現実的なライバルとなりそうです。また、デ杯の経験者でもあり、昨年アルジェンチンとの対戦で、リュービチッチとダブルスを組んでいます。

添田豪が昨年、7-6, 7-6のスコアで US Open クウォリファイアー戦でチリッチに勝っています。親切な添田選手のことですから、圭君にチリッチの弱点などを教えてあげているかもしれませんね。それでは、チリッチの過去の成績を洗ってみましょう。
 
2005年
8月Vinkovci Futures 優勝

2006年
2月Zegreb Futures 優勝

2007年
4月Casablanca Challenger 優勝
5月Riyeka Challenger優勝

以下はチリッチが今まで破った主な選手です。
2007年
6月Queen’s: ヘンマン(ラウンド64)、ソンガ(ラウンド16)

9月北京: ダヴィデンコ(ラウンド16)

10月セント・ピータースバーグ: ダヴィデンコ(ラウンド16)

2008年
1月全豪オープン: ゴンザレツ(ラウンド32)

ダヴィデンコやゴンザレツを破ったのですから、相手が大物でもビビラないようです。195cmの長身から叩きこまれるサーヴはBig Serveとして知られているとか。がんばってほしいものです。





投稿者 Tennisnakama  09:05 | コメント(5)| トラックバック(1)

錦織圭:徹底分析

スコアだけで試合を判断するのも面白いものです。これは分析マニアのために制作しました。Game PointとBreak Pointをいかにものにするか。錦織選手の試合は、こうやって見るとどうもBreak Pointをとられ、その直後にBreak Pointを取り返すパターンが多いようです。これは、ブレークされて、フォーカス度が増すからでしょうか。でも危機一髪というときにがんばれるのは、フェデラーのジュニアのようです。このスコアは3月12日のPacific Life Openクウォリファイアー第2回戦です。(途中で何度か大会側のコンピューターがダウンしましたが)

Niemeyer vs Nishikori (Stadium 1)

First Set
0-0 Niemeyer’s serve

0-0 1st Serveが入る
15-0 1st Serveが入る
30-0 2nd Serveが入る
30-15 ?
30-30 1st Serveが入る
40-30 Game Point
40-40 1st Serveが入る
A-40 Game Point / 1st

1-0 NIshikori’s serve 0:03 (Playing Time)
0-15 1st
0-30 1st
0-40 Game Point / 1st
15-40 2nd
30-40 Game Point / 2nd

1-1 Niemeyer’s serve 0:06
0-15 1st
15-15 1st
30-15 1st
40-15 Game Point / 2nd

2-1 Nishikori’s serve 0:09
0-15 1st
15-15 2nd
15-30 1st
15-40 Game Point / 1st

2-2 Niemeyer’s serve 0:13
15-0 Ace
15-15 1st
30-15 1st
40-15 Game Point / 2nd
40-30 Game Point / 2nd
40-40 1st
A-40 Game Point / 2nd
3-2 Nishikori’s serve 0:16
0-15 1st
0-30 1st
15-30 2nd
15-40 Game Point / 1st
30-40 Game Point / 1st

3-3 Niemeyer’s serve 0:20
0-15 1st
0-30 Double Fault
15-30 2nd
15-40 Break Point / 2nd
30-40 Break Point / 1st

40-40 2nd serve
40-A Break Point / 2nd
40-40 2nd
A-40 Game Point / 1st

4-3 Nishikori’s serve 0:27
15-0 2nd
30-0 Double Fault
30-15 2nd
30-30 1st
40-30 Break Point
40-40 1st
A-40 Break Point / 1st
40-40 2nd
A-40 Break Point
40-40 1st
A-40 Break Point
Niemeyer Broke Nishikori

5-3 Niemeyer’s serve 0:34
0-15 1st
15-15 1st
15-30 1st
15-40 Break Point / 2nd
Nishikori broke Niemeyer

5-4 Nishikori’s serve 0:38
15-0 1st
15-15 1st
15-30 Foot fault
30-30 1st
30-40 Game Point
40-40 1st
40-A Game Point /1st
40-40 1st
40-A Game Point / 1st
40-40 1st
40-A Game Point / 1st

5-5 Niemeyer’s serve 0:46
0-0
0-15
15-15 Ace
30-15 Double Fault
30-30 2nd
40-30 Game Point /1st
40-40
The time stops at 0:49 Their computer system was down.


7-5 Niemeyer won the 1st set.

2nd set
2-1 Nishikori’s serve 1:09
0-0 #4 Ace
(Again freeze!!!)

3-1 Niemeyer’s serve (he broke Nishikori) 1:17
30-30 2nd serve
40-30 Game Point / 2nd serve
40-40
(Freeze!)

Call Matt Press Room. Do something!!
4-3 Nishikori’s serve 1:30
30-30 1st
40-30 Break Point /1st
40-40 1st
40-A Game Point / 2nd serve

4-4 Niemeyer’s serve 1:32
0-0 ?
15-15 1st
30-15 1st
30-30 2nd
40-30 Game Point / 2nd
40-40 1st
A-40 Game Point / 2nd
40-40
40-A Break Point / 1st serve
40-40 1st
40-A Break Point / 1st
40-40 1st
A-40 Game Point / 1st
40-40 1st (5th Duece)
A-40 Game Point / 1st (Nishikori could not break)

5-4 Nishikori’s serve 1:43
0-0 1st
0-15 1st
0-30 2nd
0-40 Game Point / 2nd

5-5 Niemeyer’s serve 1:45
15-15 2nd
15-30 2nd
(Freeze!!)
Nishikori broke!

5-6 Nishikori’s serve 1:51
0-15 2nd
15-30 2nd
15-40 Set Point / 1st
30-40 Set Point / 1st

5-7 Nishikori won the 2nd set.

3rd Set
0-0 Niemeyer’s serve

15-30 2nd
15-40 Break Point / 1st
30-40 Break Point / 1st
Nishikori broke Niemeyer!


0-1 Nishikori’s serve 2:02
0-0 1st
0-15 1st
0-30 1st
15-30 2nd
30-30 Double Fault
30-40 Game Point / Ace #3

0-2 Niemeyer’s serve 2:05
0-0 1st
15-0 1st
15-15 1st
30-30 Double Fault #5
30-40 Break Point / Ace #6
40-40 1st
A-40 Game Point / 1st

1-2 Nishikori’s serve 2:09
0-0 1st
0-15 1st
15-15 1st
30-15 2nd
30-30 2nd
40-30 Break Point / 1st
40-40 1st
A-40 Break Point / 1st
40-40
A-40 Break Point / 1st
40-40 1st
40-A Game Point / 1st
40-40 1st
A-40 Break Point / Double Falt #4
Niemeyer broke Nishikori


2-2 Niemeyer’s serve 2:15
0-30 2nd
15-30 1st
15-40 Break Point / 1st
Nishikori broke Niemeyer.


2-3 Nishikori’s serve 2:19
0-0 1st
0-15 2nd
15-15 1st
30-15 1st
30-30 2nd
30-40 Game Point / 1st
40-40 1st
40-A Game Point / 1st

2-4 Niemeyer’s serve 2:26
0-0 1st
15-0 1st
30-15 Ace #7
40-15 Game Point / Double Fault #6
40-30 Game Point


3-4 Nishikori’s serve 2:29
0-0 1st
0-15 1st
15-15 1st
15-30 2nd
15-40 Game Point / 2nd

3-5 Niemeyer’s serve 2:33
0-15 1st
15-15 1st
30-15 1st
30-30 1st
30-40 Match Point / 1st
40-40 2nd
A-40 Game Point / Ace #8

4-5 Nishikori’s serve 2:38
0-0 1st
0-15 1st
0-30 1st
15-30 1st
15-40 2 Match Points
30-40 Match Point
Winner! Kei Nishikori!!
  2:43
Score: 5-7, 7-5, 6-4



















































投稿者 Tennisnakama  21:02 | コメント(1)| トラックバック(0)

錦織圭、独占インタービュー!

ヨハンのTennistalk.comと私の錦織ファンウェブサイト、keinishikori.netが協力して(というか、ヨハンが私の依頼を全面的に引き受けてくれたのですが)、錦織独占インタービューに成功しました!

錦織選手が負けても勝っても、 Tennistalk.com のレポーターに頼んでインタービューをしてくれ、とヨハンに頼んだところ、心よく引き受けてくれました。試合の前夜に大急ぎで、質問リストをヨハンに、ヨハンからレポーターのジェイムスに、というリレーのメールにより、このインタービューが実現しました!

それでは、以下が独占インタービューのオリジナル版です。(質問事項が英文より多い。英文記事はTennistalk.comの以下のサイトをクリックしてください。
http://tennistalk.com/en/news/20080312/Exclusive_interview_with_Kei_Nishikori )

By James Munos (Tennistalk.com)

ケイ・ニシコリはクウォリファイアーの第1回戦 (Nishikori 対 Bogdanovic:6-4, 4-6, 7-5) のあと、疲れも見せずインタービューに応じてくれた。

まず聞きたかったのは、この猛暑と、疲労と、対戦相手の豊かな試合経験をどのように、克服したのかということである。

ジェイムス:「第2セットでせっかく3-0とブレークしながら、負けてしまったのは、水分がたらなかったから?」

ケイ:「No, no, 水分は十分とりましたよ。でも相手が第2セットにすごくよくなってきたんです。それで自分でもイライラしちゃって。」

ジェイムス:「イライラなんて、とてもそんな風には見えなかったけど」

ケイはいくつかのボールをミスしたり、またラインコールでチェアアンパイアに抗議したこともあったが、いつも落ち着いていて、とてもフラストレーションに陥ったようには見えなかった。ロッディックのあの爆発的なフラストレーションとは違うのだ。彼は丁寧に、チェアアンパイアにボールマークを見たかどうかを尋ねた。でも、すぐNoと分かると直ちに試合に戻った。この精神の成熟度は普通の人間でも持つことはむずかしいのに。18才の青年が持ち合わせているとは、驚くべきことだ。

ケイに大きな自信を与えたのは、デルレービーチの決勝戦でジェイムス・ブレイクに勝ったことだ。

ジェイムス:「もしトップ10の選手と試合が出来るとしたら、誰を選ぶ?」

ケイ:「もちろん、ロジャー・フェデラーです。世界のナンバーワンとプレーできたら最高です。」

ジェイムス:「僕の知っている限りでは、二つのファンサイトがあるのだけれど。英語のkei-nishikori.comと バイリンガルのkeinishikori.netのこと知ってる?」

ケイ:「えっ!僕のファンサイトがあるんですか!?」

最初目を白黒させたケイの顔が、大きな笑顔となった。とても嬉しそうだ。

ジェイムス:「これらはkeinishikori.netからの質問だけど、日本のサイトは見ますか?」

ケイ:「見てません。」

ジェイムス:「でも日本のメディアがさわいでるでしょう。」

ケイ:「けっこう話題になってるようで、僕自身びっくりしているんです。」

ジェイムス:「同じジェネレーションでライバルは誰?」

ケイ:「ドナルド・ヤング」

ジェイムス:「20才になったときのランキングはいくらくらいだと思う?」

ケイ:「うーん。まあ、50番くらいかな。」

ええっ? 全く予期しない低い数字に、ひどく驚いた私の顔を見て、大笑いをしながらケイは言い直してくれた。

ケイ:「まあ、30番くらいかな。」

ケイ・ニシコリはコートの中でも、外でも気品をそなえた選手であった。この暑さで負けそうになりながらも、3セットまで闘い抜き、しかも最後は対戦相手を褒める、このすばらしいスポーツマンシップと礼儀正しさをすべてのアスリートが持ち合わせてくれたら。。。




投稿者 Tennisnakama  11:17 | コメント(4)| トラックバック(0)

錦織圭:本戦入り!

長い長い2時間43分でした!スコアボードをじーっと見てるのは、辛いものがありましたが、その苦労も報われました。

錦織圭は、フレデリック・ニーメヤーに5-7, 7-5, 6-4で勝ちました! 結構しんどいゲーム展開でしたが、切り抜けていよいよ本戦入りです!

本戦のドローはまだ発表になっていませんが、分かり次第お知らせします。 ばんざ~い!

しかも、ヨハンとの協力により、独占インタービューに成功しました。この英文記事のほうは、Tennistalk.comをご覧ください。

それに、keinishikori.netの質問に答えてくれました!(次号にいろいろ書きますので、楽しみに)

今日の試合の後も、またインタービューしてくれますので、乞うご期待! ですから、じゃんじゃん質問を以下までお送りください。

tennisnakama@keinishikori.net


投稿者 Tennisnakama  06:20 | コメント(3)| トラックバック(0)

錦織圭:分析マニアのために

錦織選手の今日のPacific Life Openのクウォリファイアー第2回戦まで、あと1時間ありますので、分析マニアのために、もう少し詳しく掘り下げて、対戦相手のフレデリック・ニーメヤー(カナダ)との比較をしてみたいと思います。

前回の記事で、錦織選手とニーメヤーとのゲームのキープ率・ブレークポイント率を比較しました。しかし、過去の試合の出場回数や、対戦相手にも関係してきますので、今回は今年出場した試合と対戦相手をすべてあらってみることにしました。

以下は2008年にクウォリファイアーの試合を経て、本戦に出場した試合です。

錦織圭
Miami (Clay) 1月
R32: G. Gaudio 6-0, 6-3
R16: M. Yani 6-4, 5-7, 6-4
Q: R. Delgado 7-5, 6-4
S: A. Menendez W/O

Delray Beach 2月
R32: F. Mayer 6-4, 4-3 (retire)
R16: A. Delic 6-7, 6-4, 6-2
Q: B Reynolds: 6-2, 6-4
S: S. Querrey 4-6, 6-2, 7-6
F: J. Blake 3-6, 6-1, 6-4

San Jose 2月
R32: D. Hartfield 7-5, 6-3
R16: A. Roddick 2-6, 4-6

(Memphis はクウォリファイアー戦でリタイアしたため、本戦出場ならず)

フレデリック・ニーメヤー
Heilbronn Challenger (ドイツ/カーペット)  1月
R32: I. Navarro 6-2, 6-2
R16: G. Muller 6-3, 7-6
Q: P. Petzchner 7-5, 4-6, 5-7

Davis Cup Canada vs Mexico 2月
RR: S. Gonzalez 6-4, 6-4, 7-6
(9年間もデ杯に出場しているベテラン。勝敗は19勝8敗(シングルス8勝7敗、ダブルス11勝1敗)

Memphis 2月
R32: R. Soderlin 2-6, 1-6

このように大会出場の数からいけば、錦織選手のほうが、クウォリファイアー戦を含まなくても、11試合に出場、ニーメヤーのほうは5試合と出場回数が倍以上に上回っています。プロになって間もない錦織ですが、本戦の出場回数と、成績からいけば、堂々ベテランになります。

この統計からいけば錦織選手がFavoriteとなりますが、ニーメヤーがラペンティ(シード8)を、6-3,7-6で昨日破っているところが気になります。

信じられないハプニングが次々と起こります。ですからテニスはやめられない。







投稿者 Tennisnakama  01:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織圭:対戦相手は?

3月12日錦織選手は、Pacific Life Openのクウォリファイアー第2回戦にでます。試合は11時にグランドスタディアムで行われますが、NY時間は午後の2時ですので、スコアボードで観戦してみようと思います。日本時間は午前の3時。ちょっとつらいですよね。では、またスコアボードで観戦記録を書いてみますか。

対戦相手について調べてみました。

Frederic Niemeyer (カナダ人)
フレデリック・ニーメヤー(31才)顔写真も資料もないので、想像がつきにくいのですが、二人のYTD(Year-to-Date)(今年のはじめから現在までにいたるまで)の試合の統計を比較してみました。

フレデリック・ニーメヤー
エース 5
1st サーヴの成功率  66%
1st サーヴ で得点 52%
ブレークポイントに面した回数 9
ブレークポイントを免れる  56%

錦織圭
エース 20
1st サーヴの成功率 61%
1st サーヴで得点 74%
ブレークポイントに面した回数 39
ブレークポイントを免れる  69%

この統計からも、ニーメヤーは、1stサーヴを入れる確実が多くブレークポントになる回数が9回と錦織の39回にくらべて極端に少ないのが、要注意です。
エースの数はすくないですが、1stサーヴがよいので、プレークされにくい選手といえそうです。逆に錦織は、39回もプレークポイントにあってその69%を免れています。まさに第1回戦がそんな試合でした。ブレーク合戦とでもいいましょうか。しかし、このニーメヤーにそれが通じるか、190cmの大男。歳も31才と大ベテランです。多分サーブで押し切ってくるでしょうから、錦織のサービスキープは、絶対条件です。

それでは明日スコアで実況をやってみたいと思いますので、お楽しみに。


投稿者 Tennisnakama  17:14 | コメント(4)| トラックバック(0)

錦織圭:第1回戦記録

錦織が勝ちました! 残念ながら、Pacific Life Openの生放送がありませんので、いつものようにLive Scoresで観戦となります。

ニュージャージー州で3時にプライベートレッスンを終了、車をとばして帰宅したのが、3時45分。錦織の試合はもう終わっているかも知れない。かすかな望みを抱きながら、汗だくのテニスウェアのままコンピューターに直行!

オッ! ラッキー! まだやってます。始まったばかりです。スコアはまだ2-2。対戦相手は、イギリスのアレックス・ボグダノヴィッチでランキングは180位です。6年前からプロになってますが、ランキングが上がらず、いわゆる万年クウォリファイアー。 ふだん勝てる選手でも、錦織は風邪でメンフィス大会をリタイアしていますので、フィットネス状態が心配されます。

第1セット
2 - 3 (試合時間17分)
錦織のサーヴ
Nishikori vs Bogdanovic
0-15
15-15
15-30
15-40
(危ない。すでにボッゴにブレークポイントをとられそう)
30-40
40-40
A-40
(錦織はやっと切り抜けました。もう少しでブレークされるところでした。ヒュー!)

3 - 3 (試合時間21分)
Bogdanovicのサーヴ
15-0
30-0
30-15
30-30
40-30
(錦織の調子がだんだんよくなってきたみたいです。ブレークできるかもしれません)
40-40
A-40
(今度こそブレークチャンスです)
40-40
A-40
40-40
A-40
40-40
40-A
(4回もブレークチャンスを逃して、ゲームを取られてしまいました。このパターンは以前にも見たことがあります。癖にならなけらばよいのですが。)

3 - 4(試合時間30分)
錦織のサーヴ
0-15
15-15
30-15
40-15
(すべて1stサーヴが入りました。)

4 - 4 (試合時間33分)
Bogdanovicのサーヴ
15-0
30-0
40-0
(完全に Bogdanovicを封じこめ、ブレークしました!)

5 - 4 (試合時間37分)
錦織のサーヴ
15-0
30-0
(5ポイント連続取りました。錦織の軽快なプレーが目に見えるようです)
30-14
40-15
40-30
(あと1ポイント! やりました! 6 4で錦織が第1セットをとりました。)

第2セット目は、2ゲームもブレークしながら、セットを落としてしまうという、フォーカスレベルを疑うパーフォーマンスでした。

第2セットのゲーム展開は以下の通りです。

錦織 vs Bogdanovic
0-0
1-0
2-0
3-0
(2回ブレークして、このまま錦織が突っ切るかと思われましたが)
3-1
3-2
3-3
3-4
4-4
(せっかくブレークしたにもかかわらず、2回ブレークされなおして、スコアは元通り。最悪のシナリオになりました。)
4-4
4-5
(再びブレークされて、第2セットを落としました。この調子では、第3セットがあやしくなってきました。試合時間は1時間22分を経過しました。)

第3セット
錦織 vs Bogdanovic
1-0
(錦織がはやくもブレークしました)
1-1
(でもすぐBogdanovicにブレークされました。ブレーク合戦です。)
1-2
1-3
(また、 Bogdanovicにブレークされてしまい、錦織ピンチです。)
2-3
3-3
3-4
(Bogdanovicが40-0で1ポイントも錦織に与えず)
4-4
(錦織は40-0で Bogdanovic に1ポイントも与えず)
5-4
5-5
(2度のデュースのあと、錦織がブレークしました!)
6-5
(あと1ゲームを残すのみとなりました! デュースを2回。やりました! 2時間以上にわたる3セットで苦戦しましたが、錦織が6-4, 4-6, 7-5で、クウォリファイアー第1回戦をクリアしました!)

NY便りの独断分析:
あまりにもブレークされる回数が多すぎます。ブレークの回数が多いのは、サーヴに弱点があるためで、サーヴ改善が最大の課題でしょう。でもブレークをする数も多いというのは、サーヴィスリターンがよいのでしょうが、これはあまりあてになりません。彼はまだ18才。体がまだ出来上がっていないのでしょうが、もっと筋トレを。圭くん。

















投稿者 Tennisnakama  12:13 | コメント(3)| トラックバック(0)

錦織圭、勝利!

勝ちましたよ~ !!! 

錦織選手がPacific Life Openのクウォリファイアー第2回戦に進みます。3セットまでいく苦戦でしたが、よく踏ん張りました。アレックス・ボグダノヴィッチ(イギリス、ランキング180位)を6-4, 4-6, 7-5で倒しました!

詳しい試合の経過は後ほどお伝えします。よかったですね。皆さん。

なお、錦織ファンウェブサイトでは、keinishikori.net 毎日錦織選手の試合結果を報告しております。




投稿者 Tennisnakama  06:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

サンプラスの名演技!

3月10日ニューヨーク時間夜7時半。マディソンスクエアガーデンの19000人の席は売り切れました。

「テニスがNYに戻ってくる!」

忘れもしない1989年。テニスのマスターズシリーズ、ナビスコマスターズがニューヨークから去ってしまって以来、ニューヨークのテニスファンは、恋人に捨てられたような寂しさを味わってきたのです。

US Openが食べ放題のビュッフェだとすると、マディソンスクウェアガーデンのテニスは、シェフの“おまかせ”料理。より抜かれた逸品ぞろいの味が楽しめました。

「テニスがマディソンスクウェアガーデンに戻ってくる!」

ジョン・マッケンローがテレビの解説をします。イヴァン・レンデルが、サンプラスが16才のときに彼の家に泊めてあげたのが、きっかけとなって偉大な選手に成長したと冗談まじりに挨拶。ビリージーン・キングが興奮しながら、Great! 連発しています。もうテニスの殿堂の同窓会のように、伝説の選手たちがこのガーデンに集まってきました。

あっ!最前列にフェデラーのお友達、タイガー・ウッドの顔が見えます。トランプ帝国のドナルド・トランプもおります。あちこちの席に有名人の顔が見えます。会場の巨大なスクリーンに彼らの顔が写るたびに、ファンは歓声が上がり、もうこんなに試合前から盛り上がっちゃっていいんでしょうか。

50人くらいのドラムボーイたちがゲートの前に二列に並びました。一斉にドラムを叩き始めます。スモークがもくもくとたちこめてきました。そのスモークスクリーンのなかから、2本の足が見えました!スターウォーズの音楽が鳴り響いています!

『ロジャー フェデラー~!!!』

あの黒装束で現れました!(これってダースベイダーつもり? 演出はフェデラーが悪で、サンプラスが善なんだそうです。)

やはりアメリカはエンターテイメントの王国です。見事な演出です。そのへんの普通のおじさんという感じで、チューインガムをかみながら現れたのは、かつてのテニスのキング、ピート・サンプラス。カジュアルな登場ですが、貫禄たっぷり。禿も今日は気になりません。

チケット発売当日に、コンピューターの前で、ウーnn! 250ドルのチケットを買うか、新しいヘッドのラケットを買うか。 というわけで今日は私は、TV観戦とあいなりました。

ウォーミングアップも終わり、サンプラスのサーヴから始まります。
スコアは年配者に敬意を評して、サンプラス vs フェデラーで実況してみましょう。

1st Set
0-0 Sampras vs Federer
(Sampras のserve)
0-15
0-30
(サンプラスのヴォレーミスに、フェデラーがニヤっと笑いました)
15-40
(サンプラスは硬く、足が動いていません)
30-40
(おお!でました!サンプラスのあのセンターラインぎりぎりのサーヴです)
40-40
Duece
(いくつか、デュースをくり返した後、フェデラーのシグナチャーショットのダウンザラインで、フェデラーがブレイク)

二人ともアンフォーストエラーを繰り返しながら、それでもときどきお得意のショットが決まり,予想がつけ辛い展開となってきました。

『ピート!』 『ピート!』 『ピート!』

MSG (Madison Square Garden) は完全にサンプラス一色です。私のとなりで見ている夫は、「スイスの旗が見えない!」と不満げです。今日は、スイスファンも、サンプラスに対して敬愛を表し、あの赤十字に似たユニフォームとカウベル(牛につける鈴)を自宅においてきたのでしょう。

第2セットは軽くフェデラーのサーヴがきまり、スコアはすでに、0-2
ボクシングで、最初の5秒でノックアウトされてしまった往年のチャンピオンの顔(名前はわすれましたが)がダブってきます。

ベーゲル(日本では、団子)だけはやめてほしい! 
『レッツゴー!ピート!』のコーラスがはじまりました。

でもこれは、エクジビションなのです。ベーゲル試合はありえません。フェデラーに一億円、サンプラスに一億円足らずのギャラを払っているわけですから、シナリオがあるはず。私は、かつてイヴェントプロデューサーもやっていましたので、私なら、以下の項目を契約書に追加します。

(1)3セットまでもちこすように努力すること。
(2)失敗してもよいから、スーパーショットを見せること。
(3)笑顔を絶やさないこと。

スポーツはエンターテイメントなのです。選手は役者です。今晩は、あのサンプラスのスラムダンクのジャンピングスマッシュも見れましたし、フェデラーのバックハンドのコーナーショットも見れました。テニスのクゥオリティーは、高くはありませんでしたが、これはあくまでもエンターテイメントですから。

サンプラスは、サーヴィス精神たっぷりに、日頃絶対やらないバッドボーイ役、ラケットをコートに投げつける演技もやってくれました。観客も大笑い。だって全然似合ってないのですから。あとは、スーパーショットを決めたあと、タイガーウッドに向かって、あのタイガーのガッツポーズ。タイガーも思わず笑いこけておりました。本当にサンプラスって面白いですね。あのおとなしそうな顔から、コメディアンのアクトがどんどんでてきて、観客は大喜び。

というわけで、試合は負けましたが、ファンの心をしっかりと掴んだ10才年上のサンプラスに軍パイがあがりました。

二人の過去の対戦成績です。
Federer vs Sampras:
ソウル 6-4, 6-3
クアラルンプール 7-6, 7-6
マカオ 7-6, 6-4
ニューヨーク 6-3, 6-7, 7-6











投稿者 Tennisnakama  01:45 | コメント(7)| トラックバック(0)

錦織圭、明日試合です!

今日からテニスファンにはインディアンウェルズで親しまれている、 Pacific Life Openのクウォリファイアーが始まっています。待望の錦織選手は、明日試合です! 6番コートで2番目の試合です。第1番目の試合はカルフォルニア時間の10時から始まるので、11時ごろから(日本時間の夜中3時ごろ) http://www.pacificlifeopen.com/1/results/default.asp のライヴスコアに注目しましょう。私は残念ながらちょうどレッスンが入っていて見れません!

今日からクウォリファイアーの試合がすでに始まっていますが、日本選手では、藤原里華と中村藍子が順調にセカンドラウンドに進みました。
R Fujiwara (JPN) d [1]A Kleybanova (RUS) 36 61 75
A Nakamura (JPN) d E Afinogenova (RUS) 61 61

さて、明日の試合を控えている錦織選手の話にもどしましょう。彼はシード18位で アレックス・ボグダノヴィッチAlex Bogdanovicと対戦します。圭くんのおかげで、世界の無名選手を知る機会ができて勉強になりますが、この舌を噛みそうな選手は一体誰でしょう?

ボッゴのニックネームをもつ23才のセルビア生まれのイギリス人でランキングは現在180位。6年前にプロに転向してからあまりパッとせず、ずーっと180番台をうろうろしています。身長180cm、体重74kgと体格は普通ですが、要注意なのは左利きです。憧れは、サンプラスとイヴァニセヴィッチだそうですが、どうもサンプラスのようなサーヴ&ヴォレーの選手でも、ゴランのようなサウスポーサーヴィスの選手でもなさそうですので、少しは安心しました。後はどれだけ錦織選手の体力を維持していけるかが鍵ですが。

さて、ボッゴちゃんに勝つと、今度はニコラス・ラペンティNicolas Lapentti 99位が控えています。エクアドールのエキゾチックなマスクの31才のベテランです。彼の過去最高ランキングは6位ですから、油断大敵です。でも心配は、まずボッゴちゃんをやっつけてからにしましょう。

錦織選手の試合後のインタービューは、現地にいるレポーターがリクエストすればできる、とプレス担当者のマットから情報を得ましたので、早速スウェーデンのヨハンに連絡。実はTennistalk.comから記者を派遣するということを聞いていたので、彼のレポーターに錦織選手の記者会見をリクエストしてもらうようお願いしました。ヨハンも錦織ファンサイトを趣味でつくっているぐらいですから、もちろんその手配はできているということ。さすがです。

日本のプレス関係者のために、日本語だけの記者会見を開く可能性もありますが、英語のインタービューをやってもらわないことには、錦織選手の名が世界に届きません。ですからこの英語での記者会見が実現すれば、私はASAP Sports社から翻訳の許可を得ていますので、全文を紹介することができます。ということで、早速皆さんからいただいた質問リストを書いて、ヨハンに送りました 。 

(えっ? 質問をまだ送っていないの? 
すみません。せっかく皆さんから圭くんへの質問をいただいているのですが、実はまだkeinishikori.netへのコメントが少ないので、マネージャーには知らせていないのです。反響が大いにあるファンサイトということで紹介したいと思っていますので、どこのページでも結構ですので、コメントをお願いします。)

では、明日の試合、圭くんの健闘を祈って。

投稿者 Tennisnakama  14:56 | コメント(2)| トラックバック(0)

フェデラーからメッセージ

3月8日付けでフェデラーの病気に関して、彼のメーセージがオフィシャルサイトに掲示されましたのでお伝えします。以下がロジャーからのメッセージです。

今シーズンは、ご存じのようにタフなシーズンとなっています。 2007年は病気のためにエネルギーを大量に消費してしまいました。1月の初旬は、まだプレーをできる状態ではありませんでした。オーストラリアン・オープンの5日前までは、まだ抗生物質を飲んでいましたし、カムバックできる状態ではなかったのです。メルボルンでは、体調がすぐれなかったので、その理由をいろいろ考えてみたのですが、見つかりませんでした。

オーストラリアン・オープンの後、休暇をとってスイスに帰りましたが、病症(発熱、疲労感、発汗)が悪化してきたので、病院で精密検査をうけることにしました。検査の結果、不調の原因は、mononucleosisという病気だということがわかりました。すでに6週間まえから感染しているという診断をうけました。

オーストラリアや、スイスで体調がすぐれなかった原因が分かったのですから、ある意味ではほっとしています。Good news は、病名が判明したこと。
Bad newsは、長い間、体調が悪くトレーニングをやってこれなかったので、元の自分のフィットネスレベルに戻すのが大変だということ。

Monoを完治してからこの10日間は、 今まで体調がすぐれないために、出来なかったトレーニングも徐々にやれるようになりました。しかし、トレーニングをやり始めてから、たった3日後という状況の中では、マレーとの試合( Dubai Open)に対して課題な自己期待を抱くことはできませんでした。ドローもタフなものでした。でもその割にはよくがんばれたと思っています。アンディはすばらしいプレーをしました。

フィジカルコーチのPierre Paganiniに、3日間のインテンシヴトレーニングを受けたあと、体調はとてもよい感じになってきています。インディアン・ウェルズにそなえて、サンプラスとの試合のあとも(3月10日NYのマディソンスクウェアガーデンにて)、トレーニングに専念します。また、インディアン・ウェルズの後は、ピエールとマイアミで再び落ち合って、マイアミオープンにそなえてインテンシヴトレーニングを開始する予定です。今後の課題は果たして、100%のコンディションで試合ができるかということですが。

今ニューヨークにきています。月曜のピートとエキジビションを楽しみにしています。19000人の観客の前で、しかもあのマディソンスクエアガーデンでの試合です。きっとエキサイティングな雰囲気になることでしょう!

いつもサポートをしてくださるファンの皆さん、ありがとう!これからも応援をよろしくお願いいたします。

                   ロジャー

NY便りより:
マスコミはフェデラーの将来に疑問を抱き始めていますが、病気でも決勝まで勝ちすすんだ彼はやはり偉大です。ロジャーよ!王者であればあるほど叩かれるのです。その苦難の道を超えてこそ、真の意味での歴史に残る伝説の選手になることができるのです。明日行われるサンプラスとの試合は、世界が注目しています。私もライヴで観戦です。
     がんばれ、ロジャー!
     Hooray! Hurray! Hurrah! Roger!

投稿者 Tennisnakama  02:37 | コメント(6)| トラックバック(0)

フェデラーの病気の真相!

一昨日のニューヨークタイムズのニュースで、フェデラーの病名mononucleosis が一躍世界に知りわたりました。 メディアのヘッドラインを紹介してみますと:

フェデラーの不振は病気が原因か?」ニューヨークタイムズ

フェデラーの時代は終わった」パトリック・マッケンローのコメント

「エージェント曰く、シーズンの始めからフェデラーは病気だった」ESPN

フェデラーの不調は monoが原因」baltimoresun.com

「私は monoにかかってます」news24.com

「 mono虫に蝕まれたフェデラー」theage.com

この mono虫 には笑ってしまいますが、さすがフェデラーです。この monoの話は、スポーツ紙だけでなく、ヘルス、エンターテイメント、ビジネスにいたるまで、あらゆる分野のトップニュースとなりました。

フェデラー不振」から、「勝てないフェデラー」、そしてついに「王座を譲ってしまったフェデラー」などと、メディアからも見放された感があったフェデラーでしたが、この monoの話で ファンも納得。

しかしtennis-x.comなど、中には意地の悪いコメントもあり、「12月に mono にかかっていたらしいけど、最近まで そのことは知らなかったって? それは彼のいつもの言い訳さ。うそっぽいよ」と手厳しい。

特にイギリスではフェデラーの評判は下降するばかり。ドバイでマレーに負けた直後の記者会見で、“彼のテニスは2年間進歩してないね”などと、うっかり口をすべらしたため、『Sour Grapes』(負け惜しみばかりいう人間)という不本意なニックネームまでもらってしまいました。

そのフェデラー旋風の真っただ中で、戸惑いを隠せない彼は、ウェブサイトの中で、ファンにメッセージを送りました。 さて病気の真相は?


(コンピューターの時間表示はただ今、1:59 (3月9日午前1:59です)あと一分後にアメリカは一斉に夏時間となります。それでは、コンピューターの時間はどうなるのでしょう?)


(1) 1:00
(2) 2:00
(3) 3:00










投稿者 Tennisnakama  15:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

トイレの話ではありません。

本当はテニス365のブログのことは、内緒にしておきたかったのですが、ついにバレてしまいました。テニスコートで日本人に会うたびに、
「読んでますよ、毎日」
「最近寝てないようですね。気をつけてね」
パーキング場で、
「ヨハンから返事もらった?」
ミツワのスーパーマーケットで、
「錦織のファンサイト、かっこいいですね」
見知らぬ人からも、
「ちゃんとご飯食べてますか?」
今日はなんと親切な方から、フルーツの差し入れまで。
「ビタミンをとったほうがよいよ」

皆様から励ましていただいて感激しています。が、正体がバレてしまった今となっては、hmm..困りました。彼女たちの悪口が書けない~.

ところで、今日ある人がまじな顔して言いました。
「WCの記事読んだけど、最初トイレの話かと思ったわ」
(ヘッ! なんで私がトイレの話を書かなくちゃなんないのよ!)
でも、よく考えてみると、私に説明が足りないのですよね。

では、ここで3つのWCの意味について、あなたのインテリ度をテストしてみましょう。

(1)トイレに使われているWCとは?
(2)最近ランキングが87位にまで下がってしまったサフィンがよくもらっているWCとは?
(3)シングルス、ダブルス、に加えてWCの部門とは?

答えが分かった人はコメントください。全問正解の方には、賞品として。。。 賞品の発表は4月1日にしましょうか。

投稿者 Tennisnakama  11:46 | コメント(4)| トラックバック(0)

どこでテニスを?マンハッタンのテニス事情

どこのクラブでテニスをやってるの?

とよくマンハッタンに住むアメリカ人から尋ねられます。テニスクラブはレント代が払えなくて、どんどんマンハッタンから姿を消してしまっているのが現状です。私がプレーしたことあるクラブだけでも、3つなくなりました。ですから、インドアのコートがほとんどありませんので、セントラルパークでテニスが出来ない冬の間は、tennis-nutsたちは必死でインドアコートを探してきます。

こんなところにテニスコートが? 一ヶ月前ですが、警察署の中にあるテニスコートを友達が見つけてきました。しかもハーレムのど真ん中です。私は地下鉄で行くのが嫌なので、車を運転して124丁目の警察署まで行ってみようと思います。124丁目,126丁目,(あれっ?)130丁目,135丁目(無いよ、どこにも無いよ!)行けども行けども駐車場がない!まずい!ゲームに間に合わない!Uターン禁止をむりやり Uターン。急ブレーキをかけ、ガソリンスタンドに駆け込みました!

“It’s an emergency! Do me a favor! I wanna leave my car here!”

ウムとも言わせず、スタンドで働いてるインド人(?)に20ドルを握らせ、ウィンク。

“Thanks! I’ll be back in two hours!”

(私の記事って!!!が多いですね。でもいつも!の感じで生活しているのですから、目障りでしょうが我慢してください。)

15分遅れましたが、まだwarming-up中でしたのでホッ! でも、おかしいのは、悪いことはしていないのですが、場所が場所だけに(警察署)テニスの後は、全員逃げるように帰ってしまいました。

今度はマンハッタンで最も由緒ある、Tennis Club Grand Centralでテニスをしようと話し合っています。ここは、ミスタートランプも使っているという、知る人ぞ知るテニスクラブだそうで、私も最近までその存在を知りませんでした。コートも2面のみ。(メンバーでなくても、予約すればプレーができます)あの有名なグラセンの駅でテニスをして、そのあとは下にあるオイスターバーのレストランで、新鮮なオイスターとワインで乾杯! いいですね~ 行こう!と盛り上がります。 ちなみにお値段のほうは? コート代一時間160ドル(16000円), オイスターのおつまみ60ドル(6000円), ワインボトル60ドル(6000円) 。。。フムフム。。。28000円かあ~ hmm~ 皆急に静かになってしまいました。




投稿者 Tennisnakama  08:02 | コメント(1)| トラックバック(0)

WCとは?Pacific Life Open

Pacific Life Openがいよいよ始まります。3月10日にクウォリファイアーのドローの発表がありますが、ちょっとドキドキしますね。錦織選手のおかげで、今まで関心がなかったクウォリファイアーの選手たちを、調べる楽しさを味わっている人も多いかと思います。

実際に彼らの試合を見ることができませんから、ATPの顔写真とスコアで想像を逞しくして、これはイケそうだ、と言う選手をマーク。急にランキングが上がってきた選手などをウォッチしてると、おもしろいですよ。

14才のスペインの子供がすごいという話をきいたことがあります。今から7年も前のことですが。それから3年後、US Openでやっと「彼に会うことができました!」。正確には「見ることができました」、というべきでしょうが、前々から気になる存在だった彼のことですから、もう会っちゃった!という感じでした。スリーヴレスとカプリのパンツ姿ではありませんでしたが、かわいかったですよ。とか、何とか言っているうちに、あっという間に彼はスーパースターになってしまいました。スター開発のスリルと喜びをラファが教えてくれたのはよいですが、息子にとっては、むりやりあのスリーヴレスのユニフォームを着せられ、しかも母親とテニスを無理強いさせられた悪夢の日々だったかもしれませんが。

また、前おきが長くなってしまいましたが、それでは青田買いをやってみましょう。そこで浮上してきたのが、Kusuda Yusuke、17才。

彼は、現在カリフォルニアのウェイル テニスアカデミーに留学中ですが、突如 Pacific Life Open のプリクウォリファイアー準決勝の4人の中の一人となってしまいました!64名の中から4戦勝ち抜きぬいてきたのです。これは結構すごいことなので説明しますと、このチャレンジラウンドで決勝まで残った二人と、クウォリファイアーの資格がもらえない低ランキングのATPの選手二人、計四名でプレイオフをやり、勝った選手がクウォリファイアーのWCをもらえることになります。これでやっと予選の資格です。本戦の出場資格をえるまで、死闘の連戦を10戦以上は勝ち取っていかなければならない。。。これを錦織がやってきた。頭が下がる思いです。息子と同い年ですので、すぐ比較してしまうのですが、息子よ!たるんどる!

えっ、待てよ。 ということは、Kusudaくんが錦織くんとクウォリファイアーで対決するかもしれない? ワクワクしますね。二人も活躍する選手が出て来たら、日本のテニスもさぞかし盛り上がるでしょうね。ふだん野球の記事ばかりを書いてるスポーツ記者が、野球とは勝手の違うスコアボードを見ながら、苦戦のレポートを書いてるのが目に浮かびます。

でも、残念ながらKusudaくんは、力尽き果てて1-6, 0-6で、Travis Kinardに負けてしまいました。 Kusudaくんを負かしたけしからぬ Kinardって誰?

次から次へと私の好奇心は広がっていきます。今日もまた、夜中の3時まで夜更かしです。

(くすだゆうすけ君の写真と情報は、http://tennisnakama.com
のテニスの話のコーナーで紹介しています。)



投稿者 Tennisnakama  15:54 | コメント(6)| トラックバック(0)

カモーン!とヴァモース!

やっとできましたよ!クールな錦織サイトに生まれかわりました!

今日も、しこしこウェブサイト作りに精を出してましたら、あっ、10時半。ニュージャージー州に行かなくては。隣の州といっても、ハドソン河を超えてすぐにテニスクラブがありますので、弾丸のように飛ばして,ジョージワシントン橋をわたって16分で着きました。

しかし弱った。ボールがかすんで見えない。カウントはおろか、自分がサーブをしていることを忘れたり。やばいですよね。毎日3時間の睡眠時間で頭もイカレてしまったみたいです。ダブルスの残りの3人は、Is she OK? みたいな顔をしてます。それでも、相手が弱くて勝ちましたが。 2時間の試合を終了したあと、ヘッドコーチの1時間レッスンです。

やっと目も開いてきて、頭の霧も晴れてきました。4人のグループレッスンですが、今日は私はサブです。

『カモーン!」でました!エナンのようなバックハンドが決まって、レジーナのガッツポーズ。 私も負けずに、『ヴァモース!」急にナダルになって得意のトップスピンが決まりますー。ロブがくれば、Me!とどなって相棒のニーナを押しのけ、ネットダッシュ!センターのベースラインに、サンプラスのジャンピングスマッシュが決まりました! アハハ、これって、レッスンだから出来るのですよね。コーチのマーラはガンガン球が大好きですから、もっとヤレ~ Do it again!を連発します。

たっぷり3時間。カモーンとヴァモスの連発でしたが、楽しかった~!

それでは、圭くんの新しいウェブサイトを開いてください。

http://keinishikori.net

投稿者 Tennisnakama  10:34 | コメント(5)| トラックバック(0)

一緒にやろうよ!

テニス365の読者の方々にまず、お礼を申し上げます。なぜって? 
実はヨハンから今日、お礼のメールが入りました。私がヨハンのことをブログで書いたため、一日で145ヒットが増えたそうです。急に入ってきたので、びっくりしていました。すごいですね。立ち上げてからたったの3日目で、誰の目にも止まらなかった無名のサイトが急ジャンプです。これだからインターネットの力はすごい!

読者の皆さんは、ヨハンの名前をすでにご存知だと思いますが、スウェーデン人で2月25日に錦織圭のファンウェブサイトを作った人です。彼の錦織サイトを私が28日に見つけて、すぐにコメントを残してから5日間たちました。

まだ一週間も経たないうちにいろんなことが起こりました。圭くんのファンサイトも出来たし、http://keinishikori.net これから圭くんのマネージャーに連絡をとって、皆さんからいただいた質問事項を提出しなくては、とメールを書き始めたばかりです。

ヘーイ、マイ フレンド! (いつの間にか、彼のフレンドになっています)
と、いう書き出しでのヨハンのメールが始まります。いつも長い文章なのですが、今回は特別長いですねえ。感謝の言葉があります。えーっと、それから日本のテニスの状況を聞いてます。日本人は英語の記事を読むのだろうか?という質問です。(う~nn)

彼の仲間たちは、いずれもスェーデン人で、現在のATPのサイトhttp:atptennis.com/に不満を抱いています。もっとテニスファンの要望に応えるウェブサイトがつくれないものだろうかと, 3年前に発足させたのが、Tennistalk.com  理工科ですね。彼らは。何しろ統計がすごい。 ATP のサイトでは、ATP Tourレベルの情報が手に入らない。仕方がない。手に入らないのなら自分たちでつくっちまえ、とスウェーデン語版と英語版を勢いで作ってしまいました。何か私の錦織ファンサイトに似たものがありますね。

ヨハンたちは、仲間で集まっては、いつもテニスの話をしているそうです。私以上にtennis-nutsですね。きっとモテない連中かもしれませんね。(この辺は私と違いますが)。 ATP のサイトでは、Duece Magazineという季刊誌の記事をNewsとして取り扱っていて、これはあんまりだ!とあきれておりましたから、意気投合です。

長い前置きはこれくらいにして、ヨハンから、「Tennistalk.comの日本語版を担当してくれないかな?」と持ちかけられました。こんなに情報がめっちゃ詰まったサイトを担当したら自殺行為です。でも、興味があるので返信しました。
「もっと詳しいことを教えて」ああ、私って。。。救われない。

投稿者 Tennisnakama  13:29 | コメント(14)| トラックバック(0)

なおりました!錦織ファンサイトです

なおりました!keinishikori.netがなおりましたよ~!

初めてクリックされる方は問題ありません。

以前にクリックされた方で、エラーサインが出てしまう方は、以下のフルアドレスをコピーされてから、クイックしてください。

http://web.mac.com/fyorifuji/keinishikori/Home.html

これでも、まだエラーのサインが出るかたは、コメントをください。cookiesの削除が必要になってきますので、こちらからご指示させていただきます。

お騒がせしました。それではご意見をお待ちしています。


投稿者 Tennisnakama  10:47 | コメント(2)| トラックバック(0)

少々お待ちねがいます

皆様へ

すみません!錦織圭のファンサイトが立ち上がりましたが、いろいろ手を加えているうちに30分前にエラーのサインがでるように、なりました。

原因は分かっておりますので、ただ今修理にとりかかりますが、後一時間後くらいにアクセスが可能になると思います。

ご迷惑をおかけしていますが、よろしくお願いいたします。

                     NY便り
投稿者 Tennisnakama  10:01 | コメント(0)| トラックバック(0)

やりました!錦織のファンサイト完成!

今朝、7時起床。いつもの感じで二台のコンピューターをON。さあ、始めるか!今日から夫は出張です。テニスもなし。ランチの約束もなし。今日しかない!

新しく買ったフォトショップCS3で作っていたのでは、間に合いません。(まだ自由にこなせないのです) シンプルになりますが、アップルをつかって錦織圭のファンサイト挑戦です。

シンプルといっても、やり始めますとつい欲がでてきます。あれもこれもとつけくわえていくと、終わったのは夜中の12時。ぶっとうしで16時間ですか!もう目がみえなし、手首が動かなくなってしまいましたが、なんとか形が整いました。(圭くんのBioはまだ出来上がっていませんが)

さあ、皆さん!沢山のコメントをお待ちしていますよ~ !どのページでも結構です。マネージャーのオリヴァーにこれだけのファンが応援していますよ!と胸を張っていえますからね。ひょっとしたら、錦織のオフィシャル・ファンサイトになれるかもしれませんから。でも、これは私一人ではできませんので、皆でがんばりましょう!

Drumbeat!! です。 
ではクリックしてください。 keinishikori.net

(ぐるるん~ もうお腹がすいて死にそうです。でもご飯をつくる気力もなし。また、今日もスポーツバーをかじっておやすみ。 zzz....)

投稿者 Tennisnakama  13:41 | コメント(13)| トラックバック(0)

錦織圭サイトをつくろう!

錦織くんのおかげで、世界のテニスファンと交流する機会にめぐまれました。この楽しいテニスの世界の旅をこれからも続けていこうと思います。これからもしつこく追っかけていきますので、よろしくね。

私がオンライン・テニスマガジンをつくろうと思い立ったのは、ある日、日本語でサーチを入れて、テニスの情報を得ようとしたときに、あまりにも世界のテニス情報が少ないのに驚いたからです。(こういうことを書くと、お前は日本人のクズだ、とまた叩かれそうですが)

しかも、日本からグランドスラムの放送も、ついに地上波から姿を消したという話を聞いて、日本のテニスがおかれている状況に胸が痛みました。スポーツは、やって楽しむ(play)、見て感動する(watch)、感動を仲間と分かち合う(share)、この三つが可能になってこそ、醍醐味があると思っています。残念ながら主なトーナメントはほとんど海外で行われているために、好きな選手を追うこともままなりません。それでは、せめて情報だけでも日本のテニスファンに提供できれば、と思い立ちtennisnakama.comのサイトを立ち上げました。

最初の目的は、情報伝達という私からの一方通行でしたが、テニス365にブログを書きはじめてから、特に錦織圭を追っかけるようになって以来、いろんな方から逆に教えていただくことが多かったように思います。スポーツの感動は国境をこえ、言語の壁をのりこえて、語り合えるものだという確信もできました。

そこで提案です! keinishikori.netを登録したのはよいのですが、手を付けずにそのままになっています。自分でも無責任だと思ってますが、皆さんと一緒にサイト作りができればもっと楽しいだろうな、と思うのです。

サイト作りに興味のある方、元気のある方、楽しい方、テニスに情熱を燃やす方、ネガティヴな方以外は誰でも歓迎します。サイトのアイデアについてコメントをお待ちしています。


投稿者 Tennisnakama  12:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織圭:ヨハンも”追っかけ”

毎朝、起床と同時にコンピューターをONにされる方、私と同病ですね。B シンドロームとでもいいましょうか。Bを読む人。Bを書く人。B に始まりBに終わる一日。でも楽しいですからやめられませんね。

私の毎日は、ONのボタンを押すことから始まります。朝の7時。

まず、マックとウィンドウズの二台のコンピューターをON
そして、テニスチャンネルをON
コーヒーメイカーをON

Ding!  新しいメールが入ってきました。(ベルの音に設定しています)

トースターにパンを入れてON
カプチーノにするためにミルクをレンジ入れてON
(これらはすべてキッチンにあるのです)

Good morning! Momo! 朝ごはんですよ~ (夫はすでにセントラルパークを走っています)

Ding!  また新しいメールが入ってきました。といった感じで私の一日が始まります。

2月29日金曜日朝9時8分。Ding!
メールがinfo@tennisnakama.comに入りました。スェーデンのヨハンです。

昨夜に出した私のコメントに対する返信でしょうか。コメントのコーナーは公示ですから、多分プライベートな内容でしょうね。このメールアドレスは、私のウェブサイト、tennisnakama.comから入手したのでしょう。

ワクワクしてきました。まず、コーヒーを一杯。

Ding! またメールが他のアドレスに入ってきたようですが、でもまずは、ヨハンのメールから。

Hi!
This is Johan from kei-nishikori.com. I’m glad you found my website, I just published it two days ago and I’m excited to the number of visitors increase!

ハーイ!
kei-nishikori.com のヨハンです。僕のウェブサイトを見つけてくれてありがとう。ちょうど2日前にアップしたので、いろんな人がすでに読んでくれてるようで、興奮しています! 

(私もこんなサイトがあるのを知って、興奮気味デス)

I am one of the guys running Tennistalk.com, a massive tennis website launched in October last year (the English version launched in January this year).

僕は昨年の10月に大規模のTennistalk.comを立ち上げた一人で、英語版は今年の1月から始めました。

(チェックです:私は英語版を見ていますが、確かにtennistalk.comのHPの右上に Svenskaのボタンがあります。クリックしてみると、スウェーデン語版が出てきました。スウェーデン語は見たことがありませんが、辞書には北ドイツ語の変形と書いてあります。

この Svenska をクリックしてみると、 Robin S〓derling 〓r klar f〓r final f〓r andra veckan i rad. と出てきました。

「ロビン・ソーダリン 、先週に引き続きファイナルに」とでもなるのでしょうか。ドイツ語から想像をたくましくして読んでいくと、どうも英語版とは内容が違うようです。

英語版はJonathan Morganによって書かれていて、スウェーデン語の著者はHenrik 〓bergとなってます。ということは、2冊の違う雑誌を毎日発行してるということになり、これは大変な作業ですよね。チェックが長くなりましたが、続けてヨハンのメールを読んで行きましょう。)

Early last year, we saw a need for a wesite dedicated to tennis (ATP tour in particular) which includes all the components you as a tennis fan want regularly .......

(要約)テニスの情報に溢れたウェブサイトのディマンドに応えるために、この Tennistalk.com を始めました。(特にATP tourについて)いろんな情報を即伝えられるようにするには、まだまだ時間がかかると思いますが。

この先はなぜ自分がこの kei-nishikori.comのサイトを始めたのか、これからはどのように運用していきたいのかが、面々と綴られています。すべて訳しているわけには、いきませんので省略しますが、つまり、三度の飯よりテニスが好きな彼は、錦織のようなinterestingな選手は、特別扱いをするに値するという信念でやり始めたといっています。スウェーデンの”追っかけ”第一号でしょうか?

ヨハンだけではなく、世界中に錦織選手に対して熱い思いを抱いている”追っかけ”いるはずです。メールの最後に「君と僕とできっと何かができそうだね。これからもよろしく。」こちらこそ! 私が漠然と抱いていた、「世界にテニス仲間の輪を」の構想がひょっとして現実化するかも知れません。皆でこの輪をつくりあげていきましょう。

まずは簡単な英語で、コメントをkei-nishikori.comに書いてみませんか? 世界のBloggerたちと錦織について会話ができるのも、 B シンドローム患者にだけに許された特権なのです。



投稿者 Tennisnakama  01:38 | コメント(2)| トラックバック(0)

錦織圭:ハロー、ヨハンさん

kei-nishikori.comの所有者がヨハンであることが分かりました。彼がスウェーデンに住んでいることも。私がtennisnakamaのペンネームで彼のウェブサイトにコメントを残してから、30分後にピン!(新メール到着の知らせの音) さっそく彼の返事です。これって、ブログの醍醐味ですね。それまでお互い全く知らなかった私たちが、もう旧知の友達のように話あっているのですから。前回の記事でヨハンとの会話を紹介しましたが、まだこのつづきがあるのです。

tennisnakama Says:
February 29th, 2008 at 03:05

ハロー、ヨハン
日本人についてあなたから教わったわね。そんなサーッカー気違いがいたなんて、知らなかったわ。アメリカでは、サッカーは人気がないもの。

あなたのウェブサイトはすごい。感心したわ。私もつい最近keinishikori.netを登録したばかりよ。悪用されないようにね。keinishikori.comは売りに出されているのよ。日本の錦織ファンは彼の情報をほしがってるの。だから私はできるだけ毎日彼にかんする事を書くようにしてます。

tennisnakamaの意味は、tennis buddies 。あなたと私と力を合わせて何かできるかもしれないわね。ヨーロッパ、アメリカ、日本の間をつなぐテニスの架け橋をつくりましょうよ。エキサイティングなアイデアでしょう。では、さっそくヨハンのウェブサイトのことを記事に書きますね~.

(スウェーデンは金曜の午前3時5分。まさか彼は起きてないと思うけど。ニューヨークは木曜の夜の9時。え~っと、日本は金曜の朝11時ですか。私のコメントが世界を駆けまわっています。)

tennisnakama Says:
February 29th, 2008 at 03:05
Hi Johan,
I learn something about Japanese people. You’re right. The soccer fans are crazy. I didn’t see Japan vs Brazil. You know US is not so interested in soccer.
By the way, I’m impressed by your website. I just bought keinishikori.net to prevent someone using this domain for business. keinishikori.com is for sale for $1000 now. I receive so many Nishikori’s fans asking where and how they can reach him and get the future game schedules. I’m happy to give .net to him as a gift. He should have his own website.
Anyway, you and I might be able to do something. We’ll build a bridge between Europe, America and Japan. Sound exciting. tennisnakama means tennis-buddies in Japanese. I’m going to write about your website.












投稿者 Tennisnakama  14:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織圭:今度はスウェーデン!

石を池に投げますと、水面に同心円の波がつぎつぎと広がっていきますよね。私は錦織くんという石を投げてみました。そうするとその波はマネージャー、ドメイン、ファンクラブ、となって今どんどん広がり続けています。彼のおかげで、私たちは今まで触れる事のなかった、いろんなテニスの世界に入ることができました。

「錦織圭のウェブサイト」から始まるシリーズで、 keinishikoriのドメインについて調べてきましたが、選手のサイト名を探しているうちに、ジョコヴィッチのウェブサイトに( novak-djokovic.com )、 ハイフンを入れたアドレスがあり得ることに気がつきました。

ひょっとしてkei-nishikoriの名で誰かが登録しているかも知れない? 

そこでサーチに入れてみました。出てきました!やっぱりありました!

真っ赤なテニスボールと(日の丸とかけているのでしょうね。なかなか面白い発想ですが、日本人の発想ではありませんね)、3人の日の丸のハチマキをしたブルーマンたちが叫んでいるホームページがでてきました。 一見不気味です。果たして、このwww.kei-nishikori.comの正体は? (クリックしてください)

できたてホヤホヤのサイトのようです。多分錦織の対ジェイムス・ブレイク戦を見て、その場で登録した感じです。オリジナルの記事はありませんが、リンクで錦織に関する記事を世界中から集めて掲載しています。ちょっとなかなかすごいサイトです。このサイトの真の目的は何なのでしょう?

例の好奇心から、ちょっとコメントを書いてみて相手を探ってみることにしました。2月28日付けの“Globalization or De-Americanization? - Sports Central”(グローバル化それとも非アメリカ化?スポーツセントラル)というタイトルの記事に、tennisnakamaのペンネームでコメントを入れてみました。(この記事のコメントをクリックしてください)

英語を読むのが、しんどいとおっしゃる方のために、彼と私の会話をかいつまんで紹介します。

tennisnakama Says:
February 28th, 2008 at 23:08

ハーイ。私はBテニスライターです(ブログライターのこと)。tennisnakama.comも運営しています。錦織について調べていくうちに、あなたのサイトにたどりつきました。面白いサイトですね。私のモットーは、テニスを愛する人のために、テニスの輪を世界に広げること。ですから毎日テニスの記事を書いてるんですよ。私はニューヨークに住んでいますが、あなたはどこに住んでいるんですか?

(実はこのコメントを送る前に登録者についてリサーチしていますので、彼がヨハン・リンダルJohan Lindahlで、スウェーデンの首都、ストックホルムに住んでいることは知っておりましたが、相手に警戒心をあたえないように、知らぬふりをしています)

tennisnakama Says:
February 28th, 2008 at 23:11

ああ、言い忘れてたけど、あのHPの3人のブルーの男は何ですか? 正直いって好きじゃないです。あれって、頭に羽をつけてるアメリカインディアンをからかっているのと同じですよ。

(ピン。ちょうど30分後にヨハンからコメントが返ってきました)

Johan Says:
February 28th, 2008 at 23:41

ヘイ、フレンド!(3人の日本男児の写真のクレームについて)君の言ってることはよくわかるよ。でもね、僕は違った視点で見てるんだ。この写真は2006年のワールドカップのときのだけど、彼らは明らかにサッカークレイジーで、祖国とスポーツに情熱を捧げてるよね。 実はkei-nishikori.comの錦織に対する情熱を、彼らの写真で表現したかったからなんだ。

(遠くスウェーデンの彼の心までも捕らえてしまった錦織くんのテニスの魅力に、今さら彼の偉大さを感じます。胸が熱くなってきました。よし、この変態みたいな3人男の写真は許してあげます。)

Johan Says:
February 28th, 2008 at 23:41

ところで僕はスウェーデンに住んでるよ。

(知ってますよ~)


二人の会話はどんどん発展していきます。






 






投稿者 Tennisnakama  01:30 | コメント(2)| トラックバック(0)

悲しい知らせ

今日、錦織圭がデ杯の選手に選ばれたというニュースが、世界を駆け巡っています。これで、日本のメディアはテニスを軽視することができなくなりますね。錦織選手にとってデ杯の経験は貴重ですし、ますますこれからも錦織ファンが増えていくことでしょう。おめでとう!

keinishikoriのウェブサイトの件について、いろいろ書いてきましたが、昨日スウェーデンに住む、ヨハンJohanという男性が私のネットにひっかかってきました。彼の話はとてもおもしろいので、パーティから帰ってきたら、原稿をおこそうと思っていた矢先に電話がありました。

まだ信じられないのですが、私のテニス仲間が突然亡くなったのです!

電話だけですので、まだ信じられず呆然としています。。。誰かにこの驚き(でも予期もされたことでしたが)と悲しみを訴えたい。。。こうやって書かせていただくことによって、少しは心の平静が取り戻せるかもしれません。。。

彼女はモデルのように、スラッと背がたかく、ショートカットの似合う美しいアメリカ女性でした。一人娘が私の息子と同い年ということもあって、テニスのあとのお茶の時間が楽しみでした。子供の大学受験のことでは、ぐちをよくこぼし合ったものでした。

でも、ここ数年夫との関係がうまくいかず、ついに離婚裁判。溺愛していた一人娘は大学に入学し、彼女は一人ぽっちになってしまったのです。テニスをしている間は、いつものあの美しい笑顔でコート中を走り回っていましたが、最近の彼女には何かうつろげな表情で目に輝きがありませんでした。

鬱病だと診断されてから、一年がたっています。彼女は必死に沈んでいく気持ちと闘ってきたと思います。でもそれに打ち勝てなかった。。。45才。彼女の両親の住むケンタッキーの家で命を経ちました。 

ニューヨークはエキサイティングな街ですが、同時にとても寂しい過酷な街という気がします。私も一見メガ元気に見えますが、一歩踏み外すとまっ逆さまに転落、というこわい崖っぷちを歩いている自分を感じます。こうやって皆様から励ましていただいて、元気薬をもらえる自分はつくづくラッキーだと思っています。

テニス仲間の冥福を祈ります。




投稿者 Tennisnakama  07:11 | コメント(9)| トラックバック(0)