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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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サフィンが語るサフィンの素顔

サフィンのインタービューはいつも本音が出ていて面白く、彼が勝っても負けても記者会見には多くの記者が集まります。それだけサフィンに魅力があったからですが、日本にはほとんど紹介されることがなかったサフィンの12年間にわたるコメントを選んで紹介したいと思います。

サフィンが語るサフィン。( )は私の説明です。

ロシア
「いつも自分たちがどこからやってきて(ロシア)、選手になる前はどれだけの金を持っていたか(貧乏)、を忘れることはできないよ。あのみじめな生活は絶対忘れることはできない。」

「誰もロシア人を理解することはできないだろうね。メンタリティ、人生、物事への反応の仕方。僕はフロイドじゃないからうまく分析できないけど。」

「引退したら僕の故郷のモスクワに帰ってそこに住み着くつもりだ。(今までは税金の関係でモナコに住んでました。)ロシアの女性は世界で最も美しいのは本当だよ。」

「僕は学校ではバカでも天才でもなかったよ。普通の生徒だった。ときにはカンニングもやったしね。でもこれは皆やることだろう。」

アイドル
「スターというのは空にある星のことをさす。」(僕はスターではない)

「サンプラスの半分でよいから彼のようになりたい。」

「僕はアガシやクルニコヴァのように有名になりたくない。有名になると期待されるからね。誰からもプレッシャーを受けたくないんだ。」

「僕は普通の生活をしたいんだ。人気があるかどうか僕には興味がない。TVの番組に出たり、新聞の見出しに大きく載ったりしたくない。自分の好きなように生きたいんだ。僕の仕事はテニスをプレーすること。オフィスにいって仕事をするようなものなんだ。それが終われば普通の人。でもそれが今はできない。」

「USオープンに優勝したら今まで面白いと思っていたことができなくなってしまった。例えば、有名なナイトクラブに入るときは、誰も僕のことを知らないので、貧しい学生で入ることができた。でももうそんな遊びも出来なくなってしまった。」

女性
「女性が怒ったときが一番セクシーだね。特に物を投げたりしたときなんか。」

「僕たち(選手)は誰かが必要なんだ。そうでないと寂しすぎるからね。男ばかりで嫌になるからね。美しい女性に会って話をして、怒らせて、それでないと人生は退屈してしまう。」

「アナ・クルニコヴァとは子供の頃から知っているけど、きれいだけれど僕のタイプじゃない。彼女とは結婚したくないね。」

人生
「釣りはいいね。8時間くらい船にじっと座ってビールを飲んで。夕食は釣った魚とワイン。リラックスできて、時には人生のことを考えたりね。でも僕は泳げないんだ。」

「僕は一日中ソファに座って、ボーっとしているのが好きなのさ。」

「人生の最高の年齢は20才から40才までだ。だから僕は思いっきりエンジョイするつもりだよ。若さは戻ってこない。」

「失敗したりバカなことをしたり。僕も普通の人間だから過ちをおかすことがあるよ。でもそれでいいんだ。僕は僕らしく生きることができればそれでいいんだよ。」

テニス
「テニスはラヴのようなものだね。一生懸命になりすぎても見つからない。自然にしていると自ずからやってくるものだ。」

「僕はもうすぐ24才になる。コートで焼けクソになったり、そんなことをやってるときじゃない。」

「昔の自分にもどりたい。昔のレベルに戻るのは大変なことだけど。目を醒さなくちゃ!」

「僕は大きくてパワーはあるけど、タッチに欠けている。小さい選手の方が賢いね。足が速いし、球を予期できるし、Great handsをもっている。」

「多くの人は僕がテニスをもっと簡単にできると思っている。才能があるのになぜもっとGSのタイトルがとれない。真面目に練習をしていない。やる気がない。いつも何か言われて僕は傷ついているんだよ。」

「僕は美しい女性だけにサインをすることにしてるんだ。」(ニンマリ)

「お客はお金を払ってゲームを楽しむために来ているのだから、彼らに喜んでもらえたときは嬉しい。」

「試合をどうやって勝つか思い出せないときは心配した方がいい。」

「もう自分のていたらくに嫌気がさした。こんなひどい負け方をした自分にね。」

「僕は歳をとってきたから、ゲームが前よりも分かってきた。でもゲームが分かってきたら今度はチョーキング(緊張)してしまうんだ。先が読めてくるからね。考えてしまうんだ。知らない方がもっと自由にリスクをおったショットが打てることが多い。」

「僕は好いプレーをして彼ら(観客)に示したいんだ。僕はモスクワからきたヨーヨーじゃないってことを。」(ヨーヨーは勝ったり負けたりを繰り返す意味)

「USオープンに優勝したときもビタミンはとっていなかったし、水も水道から直接飲んでるしね。これが僕のドーピングなんだ。」

「負けてるときは自分を限界までプッシュする必要があるんだ。ラケットをぶつけるとか、ボールをコートの外に投げるとかね。そうすると効き目があるんだ。」

「僕は感情の人間だから静かにプレーすることができない。ぶつぶつと静かに自分に語るようにプレーしてみたんだが効果がなかった。やっぱり大声で叫んで、ラケットを投げつけるのが自分の性分に合っているんだ。それでないとナーヴァスになってしまうんだ。」

「僕はステファン・エドバーグじゃない。マシーンじゃない。」

「僕はモティベーションが必要なんだ。特にサンプラスと戦うときはね。だから一杯ブロンドの女性を呼んだのさ。」

「選手にはこういう日が必ず一度はあるものなんだ。何をやってもミスをしない日。僕がサンプラスに勝った日がそうだった。何をやってもパーフェクトだった。ボールをミスろうとしても絶対ミスらない。そんなパーフェクトな日があるのだよ。でもマジックは二度とやってこないんだ。」

サントロ
「サントロとのドローは死の宣告をうけるようなもの。ボールが一個もコートに入らないかもしれない。本当に恐いよ。世界中で僕が絶対に勝てないのがサントロなんだ。彼は僕に5連勝しているからね。」(サフィンが20才のとき)

「サントロの顔をみてはだめなんだ。そうすると彼がどのようなテニスをするか忘れてしまうからね。焦ってリスクを負ったり、普段やらないようなクレージーなことをやってしまう。コートで麻痺してしまうんだよ。」

チェアアンパイア
「僕はサングラスをかけた人とは話す気になれない。僕は彼をリスペクトしているのだから、彼は僕をリスペクトするべきだ。」

「誰もが過ちをおかす。でも彼らはもっと頭を使うべきだ。」

「僕には分からないよ。なぜアンパイアが大きなミスをして、その結果選手が負けてしまうようなことがあれば、どうして彼らに罰金を課さないのか。」(全く同感です!)


「僕は飛ぶのが恐いんだ。飛行恐怖症なんだ。だから飛行機に乗ったら睡眠薬をすぐ飲むことにしている。」

「ウィンブルドンは理解できないよ。彼らは態度を変えないといけない。選手にもっと親切であるべきだよ。芝の選手とそうでない選手との待遇が違いすぎる。食事も改善するべきだ。」

「芝は一週間で十分だよ。」

「僕はアメリカに住めない。僕のスタイルじゃない。ビールも飲めないのだから。」(このコメントは20才のとき。21才からアルコールは飲めます。スイスは16才から。アメリカは遅すぎますがスイスは早すぎ。ヨーロッパは平均18才から。)

「僕はすばらしい人生を送っている。都市から都市へ旅行ができ、テニスをして人々に楽しんでもらえる。夢に描くような職業だ。でもこの職業は皆が思っているほど楽なものじゃないけれど。」

2000年US オープン優勝の翌日、レターマンショーに出演したマラットのビデオです。チャーミングでユーモアたっぷりの20才のマラットをお楽しみください。

(パート1)


>

(パート2)




資料:
http://www.safinator.com/home.html?x=7&y=-175&city




投稿者 Tennisnakama  11:37 | コメント(0)| トラックバック(0)
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