2008年03月18日
第3ラウンドPacific Life Open
明日は朝の9時から、コロンビア大学のコートでダブルスをやります。コロンビア大の学生のためのインドアのテニスコートですが、ハーレムの心臓部にあり、昔だったらとても危なくて行けない所です。 でも自宅から車で15分。ハドソン河沿いにあり、眺めよし、コートよしで、マンハッタンの中ではベストの施設でしょうね。
私たちのコートは2番、そのとなりの1番コートに、ときどきマッケンロー兄弟が練習するのに出会います。 すぐとなりで、バーン!バキューン!バシッ!と猛烈な球の応酬に、“Wow! Oh, My! Goodness!” なんて隣のコートを見ながら、テニスをやってるわけで、全く試合になりません。でも明日は多分インディアンウェルズに行ってるでしょうから、彼らには会えないと思いますが。
さて、インディアンウェルズですが、フェレールとリーがまだ試合中ですが、6-7, 7-6で2セットを終わり、第3セットを44でどちらも譲りません。インターネットのストリーミング放送も、ついに終了してしまいました。午前2時2分。今ごろからいつも頭が冴えてくるので、困ったものです。
では、今日の試合のおさらいをしてみたいと思います。まず、錦織選手が「ライバルはドナルド・ヤングだけです」と言い切ったヤングと、ナダルの試合から。試合結果はナダル v ヤング:6-1, 6-3
2年間ヤングの試合を観ていませんので、ふるわなかった昔の印象しかありませんでしたが、今日は別人のようなヤングの成長に驚きました。サーヴは豪快ではないのですが、プレースメントがよく、また錦織選手のように、左右のラインぎりぎりにフォアハンドで決められるのが武器みたいです。バックハンドも確実です。ただ今日は、あまりにも緊張していてエラーが多かったのが残念ですが。ヤングは錦織選手ほど、ドロップショットをうまく使いこなしてはいませんが、試合の組み立て方が似ている感じがしました。
ナダルはクレーの選手ですので、ディフェンシヴなテニスが巧いのですが、ハードコートのオフェンシヴプレーヤーになるには、まだまだ時間がかかりそうというのが正直な印象です。問題はトップスピンが効きすぎて,ショートボールが多すぎること。特にナーヴァスになると、球がサーヴィスラインにしかとどかない。 対戦相手が、コートの中に入ってライジングで叩かれると,もうOuch!
バックハンドはフラットが打てるのに、フォアはトップスピンの一本のみ。いくらすごいトップスピンでも、おなじストロークが続けば相手は気持ちよくリターンしてこれるようになります。第2セットでは、ヤングが結構ナダルとラリーが続いたのも、彼の変化球がなかったせいでしょうね。 軽く勝ったようなスコアですが、今日のジョコヴィッチや他の選手たちの試合を観ていると、うーん、大丈夫かしらん?
ジョコヴィッチ vs コールシュライバー(ドイツ):6-3, 6-2
ジョコヴィッチは非常に安定したストロークで、All-rounderの強みを発揮しました。ベースラインぎりぎりに打たれても、打ち返す球がすごい。膝をしっかりまげて、腰を入れて、落ちた瞬間のボールを打ち返せるのは、相当な筋肉がついてるからでしょうね。どんなに追い込まれても打ち返せるのは、ボールの予測に優れ、テニスに柔軟性があるからでしょう。これは対戦相手にとってはしんどい相手となります。このままいけば、決勝に残りそうな感じでした。
いろいろまだ付け加えたいのですが、もう夜中の3時半。これくらいにしておきます。 おやすみ zzz・・・
試合の結果
Monday, March 17, 2008
ATP Main Draw Singles - Third Round
[2] R Nadal (ESP) d [WC] D Young (USA) 61 63
[3] N Djokovic (SRB) d [27] P Kohlschreiber (GER) 63 62
H Lee (KOR) d [5] D Ferrer (ESP) 76(5) 67(5) 76(3)
[8] R Gasquet (FRA) d [28] J Chela (ARG) 62 61
[9] J Blake (USA) d [19] C Moya (ESP) 63 64
[17] J Tsonga (FRA) d [14] P Mathieu (FRA) 76(5) 64
[16] G Canas (ARG) d [21] J Monaco (ARG) 63 67(1) 62
S Wawrinka (SUI) d [18] M Baghdatis (CYP) 63 67(1) 60
WTA Main Draw Singles - Third Round
[1] A Ivanovic (SRB) d [31] T Garbin (ITA) 63 60
[3] J Jankovic (SRB) d [27] A Sugiyama (JPN) 61 61
[6] M Bartoli (FRA) d A Kerber (GER) 63 76(3)
[12] V Zvonareva (RUS) d [Q] G Voskoboeva (RUS) 60 63
[13] F Schiavone (ITA) d [19] F Pennetta (ITA) 63 64
[20] A Medina Garrigues (ESP) d [Q] E Rodina (RUS) 63 75
[24] L Davenport (USA) d Y Chan (TPE) 64 57 62
C Dellacqua (AUS) d [32] T Paszek (AUT) 61 40 ret.
私たちのコートは2番、そのとなりの1番コートに、ときどきマッケンロー兄弟が練習するのに出会います。 すぐとなりで、バーン!バキューン!バシッ!と猛烈な球の応酬に、“Wow! Oh, My! Goodness!” なんて隣のコートを見ながら、テニスをやってるわけで、全く試合になりません。でも明日は多分インディアンウェルズに行ってるでしょうから、彼らには会えないと思いますが。
さて、インディアンウェルズですが、フェレールとリーがまだ試合中ですが、6-7, 7-6で2セットを終わり、第3セットを44でどちらも譲りません。インターネットのストリーミング放送も、ついに終了してしまいました。午前2時2分。今ごろからいつも頭が冴えてくるので、困ったものです。
では、今日の試合のおさらいをしてみたいと思います。まず、錦織選手が「ライバルはドナルド・ヤングだけです」と言い切ったヤングと、ナダルの試合から。試合結果はナダル v ヤング:6-1, 6-3
2年間ヤングの試合を観ていませんので、ふるわなかった昔の印象しかありませんでしたが、今日は別人のようなヤングの成長に驚きました。サーヴは豪快ではないのですが、プレースメントがよく、また錦織選手のように、左右のラインぎりぎりにフォアハンドで決められるのが武器みたいです。バックハンドも確実です。ただ今日は、あまりにも緊張していてエラーが多かったのが残念ですが。ヤングは錦織選手ほど、ドロップショットをうまく使いこなしてはいませんが、試合の組み立て方が似ている感じがしました。
ナダルはクレーの選手ですので、ディフェンシヴなテニスが巧いのですが、ハードコートのオフェンシヴプレーヤーになるには、まだまだ時間がかかりそうというのが正直な印象です。問題はトップスピンが効きすぎて,ショートボールが多すぎること。特にナーヴァスになると、球がサーヴィスラインにしかとどかない。 対戦相手が、コートの中に入ってライジングで叩かれると,もうOuch!
バックハンドはフラットが打てるのに、フォアはトップスピンの一本のみ。いくらすごいトップスピンでも、おなじストロークが続けば相手は気持ちよくリターンしてこれるようになります。第2セットでは、ヤングが結構ナダルとラリーが続いたのも、彼の変化球がなかったせいでしょうね。 軽く勝ったようなスコアですが、今日のジョコヴィッチや他の選手たちの試合を観ていると、うーん、大丈夫かしらん?
ジョコヴィッチ vs コールシュライバー(ドイツ):6-3, 6-2
ジョコヴィッチは非常に安定したストロークで、All-rounderの強みを発揮しました。ベースラインぎりぎりに打たれても、打ち返す球がすごい。膝をしっかりまげて、腰を入れて、落ちた瞬間のボールを打ち返せるのは、相当な筋肉がついてるからでしょうね。どんなに追い込まれても打ち返せるのは、ボールの予測に優れ、テニスに柔軟性があるからでしょう。これは対戦相手にとってはしんどい相手となります。このままいけば、決勝に残りそうな感じでした。
いろいろまだ付け加えたいのですが、もう夜中の3時半。これくらいにしておきます。 おやすみ zzz・・・
試合の結果
Monday, March 17, 2008
ATP Main Draw Singles - Third Round
[2] R Nadal (ESP) d [WC] D Young (USA) 61 63
[3] N Djokovic (SRB) d [27] P Kohlschreiber (GER) 63 62
H Lee (KOR) d [5] D Ferrer (ESP) 76(5) 67(5) 76(3)
[8] R Gasquet (FRA) d [28] J Chela (ARG) 62 61
[9] J Blake (USA) d [19] C Moya (ESP) 63 64
[17] J Tsonga (FRA) d [14] P Mathieu (FRA) 76(5) 64
[16] G Canas (ARG) d [21] J Monaco (ARG) 63 67(1) 62
S Wawrinka (SUI) d [18] M Baghdatis (CYP) 63 67(1) 60
WTA Main Draw Singles - Third Round
[1] A Ivanovic (SRB) d [31] T Garbin (ITA) 63 60
[3] J Jankovic (SRB) d [27] A Sugiyama (JPN) 61 61
[6] M Bartoli (FRA) d A Kerber (GER) 63 76(3)
[12] V Zvonareva (RUS) d [Q] G Voskoboeva (RUS) 60 63
[13] F Schiavone (ITA) d [19] F Pennetta (ITA) 63 64
[20] A Medina Garrigues (ESP) d [Q] E Rodina (RUS) 63 75
[24] L Davenport (USA) d Y Chan (TPE) 64 57 62
C Dellacqua (AUS) d [32] T Paszek (AUT) 61 40 ret.
投稿者 Tennisnakama 16:37 | コメント(7)| トラックバック(0)
NY便りさん改めTennisnakamaさん、連日の精力的なレポート、ホントにご苦労様です。
錦織選手のみならず、テニス(それともちろんご家族にも)に対する熱くも暖かい愛情が感じられる素敵なサイトですね。
(職場の友人たちにこのサイトのリンクを貼ったメールを送りつけてPRしてます。)
錦織選手に関する情報はもちろんですが、息子さんやご友人とのやりとりなど、ご自身のNYでの生き生きとした暮らしぶりが垣間見られ、実はこちらの「NY便り」のほうも私の密かな楽しみとなっています。
でも、あまりハイペースで飛ばしすぎると、ウィンブルドンの手前ドーバー海峡あたりでコケてしまわないかとやや心配です。ツアーは長いです。ファンとしては途中で息切れされても困りますので、夜更かしは程々になさってください。
ところで、先日ようやく録画していたデルレイビーチ決勝を見ることができたのですが、錦織選手のプレースタイルがあの、、、 (たぶん明日につづく)
ドーバー海峡あたりでコケて。。。は面白い。ご心配をおかけしておりますが大丈夫です。おぎゃーと生まれてから、ほとんど寝てない生活をしてきましたので。逆にペースを落とすとコケそうになるので、このまま棺桶まで突っ走ります。さて、錦織選手のプレースタイルの続きを教えてください。
マッケンローの息子と私の息子は、同じ高校のテニス部だったので、彼のことは知ってます。でも、弟のパトリックのほうが、好きですね。昔、マッケンローがUS Openにでていた頃、記者会見に何度か行きましたが、生意気な小僧という感じは、今も変わらず。でも、テニス界の振興のために、今でもシニアで活躍しているのは立派です。
僕もネットで、ナダルとじょことツォンガ(日本語表記はこれでいいの!?)とブレイクの試合を観ましたが(観過ぎですね)、じょこが、ボールの長さや打点に関係なく気持ちよくフルショットをしているのには感心しました。サーヴも強くなっているような気がします。
ヤングの全く躊躇しない振り抜きと、思い切りの良いテニスも、これからが楽しみです。
さて、ナダル、次はツォ(次第に短くなります)と対戦ですね。ナダル、2回続けてやられるのか、対策を考えてきているのか、とても楽しみです。
昨夜のカニアスとモナコの試合でしたが、QFのようでした。レベルがあれだけ上がってくると、上位3人の位置も危ないかもしれません。明日のジョコヴィッチとカニアスの試合が楽しみです。 今、ナルバンディアンと、ステパネックの3セット目ですが、なんでナルバンディアンが7-6で勝っていながら、2セット目は0-6になるんでしょうね。この辺の彼のメンタルのあやしいところが、まだグランドスラムを取れない原因じゃないかと思うのですが。 さあ、これからフェデラーが始まります。