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面白い!Pacific Life Open

遅ればせながら。Pacific Life Open

昨夜は途中で寝こけてしまい、昨日の試合報告が今日になってしまいました。お許しを。 

一昨夜、ベッドから落としたコンピューターは動いてますが、ケースにひびが入ってしまって、いつパカッ!と割れてもよい状態。ヤバイ。 恐る恐る使ってますが、このマックがこわれれば、錦織ファンサイトがつくれない!(トホホ)

以下は昨日投稿するはずだった記事です。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今日は Pacific Life Openのライヴ放送を、気もそぞろで観戦中。というのは、今フロリダで錦織選手がグロージャンと戦っている最中なのです。ライヴスコアもないので、想像するしかないのですが、やっぱりどうなっているのか知りたい!よし、会場に連絡してみよう! というわけで、合計8回BMW Tenis Champに電話をして、すっかり担当のジュディさんとも仲良くなってしまいました。


「Nishi is doing great!」(第2セットの対ブレークに入ったときです。)というように電話で教えてくれるのですが、錦織の名が途中でちょん切れて「ニシ」にしてしまってます。最近こういうアメリカ人が多くなりました。まあ、私たちが、ジョコやら、ナルやらとやってるのと同じですので、文句は言えませんが。

錦織選手は2-6, 7-6(5), 6-4で負けましたが、あのマジシャンのグロージャンにタイブレークで第2セットをとっています。この辺のしぶとさは大物を感じさせます。圭君、いよいよマイアミに殴り込みをかけますか!

Pacific Life Openの話にもどりますが、ハイライトは何といっても、ナダルとブレイクの試合でしょう。

第1セットのしょっぱなから、ナダルはブレイクにブレークされ(ややこしいですが)、1-4のピンチに陥りました。ブレイクのあの速いライジングリターンにすっかり調子が狂ってしまったようで、ストロークが全く入らない。もうこの子はダメかもしれない。昨日の試合もクロスばっかりのワンパターンでしたし。。。と半ばあきらめて、うたた寝をしている間に、いつの間にかスコアが5-5。ブレイクのサーヴを敗り、スコアが6-5になりました。でもまた、ナダルのスコアは、0-40のピンチに。ブレイクはナダルのスピンに馴れてきたのか、気持ちよくコーナーに打ってきます。

何とかタイブレークを免れ、第1セットをとりましたが、まだ、ブレイクのライジングとフラット気味なショットに、ナダルは自分のリズムをみつけることができません。3-6で第2セットを落としました。観てる方もイライラしてきますが、感心なのは、ナダルは表情をくずさず、とても冷静です。でもそんなに落ち着いていてよいのでしょうか。

第3セットに入ってから、ナダルは人が変わりました。コートからコートへ、ラニングショットから、クロス、ダウンザラインにボールが入り始めました!蘇りました!あのナダルのチータの足が! ブレイクも負けていません。これって陸上競技か!?なんて思わせるほど、両選手はコートせましと走りまくり、とりまくり、何かビデオゲームのような非人間的なプレーが続きます。

こうなると昼寝なんぞしれられませんぞ!ナダルの球が上がってきたところを叩きのめすために、ブレイクは、ベースラインの中に入ってきました。ついにナダルライオンが吠えはじめました。 超アグレッシヴなゲーム展開を始めました。どんな無理なポジションからでも、打ち返ししてきます。無理であればあるほど、リーターンウィナーでかえすナダル。 獣に変わったナダルは、ブレークの首に噛みつきました。ブレイクは完全に焦りがでて、エラーが続出。結局第3セットを無理なくとって、7-5, 3-6, 6-3。眠れるライオンを起こすと恐い目に。このあたりが、ナダルナダルである由縁でしょうね。

ジョコヴィッチ vs ヴァヴリンカ

サーヴをワイドに入れ、オープンスペースをつくってウィナーを。ジョコヴィッチは、ベースラインにとどまっても、サーヴ&ヴォレーのような試合の組み立てが上手です。誰よりも左右にふるのが巧いジョコヴィッチは、APTの中では、打つ球の方向チェンジが最も巧い選手といわれています。今日のヴァヴリンカ(スイス)との試合では、最初ジョコの振り子作戦がうまくいかず、エラーが重なりタイブレークになってしまいました。というのは、余りにも,ヴァヴリンカのバックハンドがすごくて、ウィナーが決まらないのです。ヴァヴリンカは「一番好きなショットは、バックハンドのクロス」というだけあって、ジョコのウィナーショットを、驚異的なバックハンドですべてリターン。あのリストを使った片手バックハンドは研究に値します。 結局、全部のエネルギーを使い果たしてしまったヴァヴリンカは、力尽き果てて、2セット目は2ゲームしかとれず、7-5, 6-2でジョコヴィッチのSFが決まりました。 
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ますます面白くなってきたPacific Life Openです。
今日は、ナルバンディアン v フィッシュ、フェデラー v ハースです。女子の方がおろそかになってますが、セルビアの戦い、ヤンコヴィッチとイヴァノヴィッチの試合もあります。それでは、今晩またおめにかかりましょう。


投稿者 Tennisnakama  22:56 | コメント(6)| トラックバック(0)
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コメント
面白い記事でした!!
ナダルの獣に豹変するところの表現力、すごいっすね~!!
投稿者 ゆとびっち 2008/03/22 09:24
ゆとびっちサンに同意見です。記事がいつもとっても面白いし、読ませますよネ。 ナルがフィッシュに敗れるとは・・予感はありましたが・・。 ジョコvs裸ファ楽しみです!あ、その前に神vsハースでしたね。もうすぐかな? 
投稿者 種丸 2008/03/22 09:41
ありがとうございます。疲れていないときは(昼寝をしたとき)はペンの進みもよいのですが。 そうそう、フェデラーが勝ち(?)ました。というのは、ハースはサイネスが具合がわるく、鼻炎みたいなもの、でwithdrawです!!!
Go Federer!!
投稿者 tennisnakama 2008/03/22 11:12
お、さっきまで繋がらなかったンですが・・PC落としちゃった影響かなぁとベジと心配していましたよ。神vsハースといえば昨年のドバイを思い出しますネ。神がハースに綺麗に股抜きショットでAを取られた時に「すげぇモン見ちゃったよぉ、やられたぁ~、マイったマイった!」みたいにとても良い笑顔を試合中でも見せていたのを思い出しました。そういえば昨年のドバイは股抜きショットがやたらに多かった気がします。ところで英語というか海外では「股抜きショット」をなんと言っているのですか?
投稿者 種丸 2008/03/22 16:40
こんにちは。バブリンカ4年前に海外で見て、これはすごい選手だとマークしてました。そのときはモンフィスに6-2,6-2で勝ちました。モンフィスを見に行っていたのでこんなのがいるのかとびっくりしました。
予想通りバブリンカ来てますね。スイスは強くなった。
投稿者 netdash 2008/03/22 23:05
種丸さん:
よく聞いてくださいました。 正式名があるのかどうか知りませんが(調べてみましたがありませんでした)、 Between-the-leg shotと一般では呼んでいます。 英語の文章にすると、”Oh! Federer hit a between-the-leg shot!'  

Netdashさん:
ヴァヴリンカは、フェデラーにいろいろ教えてもらってますので、作戦もヴァラエティに富んでいます。スイスもフェデラーの後継者を育てるのに力をいれているので、彼は全国民の期待を担っているわけです。でも、フェデラーとの決定的な違いは、ネットプレーですね。まだ不自然さが残ります。これさえマスターすれば、とんでもない選手になるかもしれません。
投稿者 Tennisnakama 2008/03/23 01:40
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