2008年03月20日
選手解剖:Pacific Life Open
息子が大学の休みに帰ってくるたびに、彼のラケットと靴を用意して、お母さんはいそいそとコートやレッスンの予約でいそがしいのです。今日は、ハドソン河を超えて、ニュージャージー州で息子と一緒にレッスンを受けました。彼はこの一年ほとんどやってない割には、昔の球がまだ生きていて、豪快なストロークが返ってきます。
息子は7才からテニスを始めましたが、大きくなったらテニスを一緒に楽しみたいと、お母さんも密かに特訓をはじめました。息子のテニス熱は冷めてしまいましたが、お母さんの熱は冷めるどころか、果てはチームを二つも持つ羽目になり、一年中道場やぶりのごとく、他のクラブとの試合に明け暮れておりました。昨年やっとチームも解散して、身軽になりましたが、今度はテニスのウェブサイト、そしてブログにも手をつけはじめ、やっぱりテニスから足を洗えない。。。のです。
TVと二台のコンピューターをフルに稼働させて、テニスのライヴを観戦しています。これってまるでスポーツバーのよう。Streamingでは、常時2コートを生中継していて、それプラスTVの解説もいれると、うるさいことといったら。ボールがあっちこっちから飛びかって、その中で幸せ感に浸っています。
今日は、待望のナダルとソンガ(発音はどうしてもソンガに聞こえますので)の試合からはじめましょう。6-7, 7-6, 7-6でやっとこさナダルが勝ちました。
この二人ある意味では、観客を熱くさせることを知っている似た者同士。ナダルがガッツポーズをすれば、ソンガがも負けてならじと、両手をあげて観客に拍手の催促。ナダルの危機一発から、逆転して勝利をさらっていくなど、ひやひやさせるゲーム展開は、それなりにエンジョイできました。それにしても、ナダルはどうしたのでしょうね。打つ球に迷いがあります。また、コース選択もワンパターンで相手をゆさぶるどころか、コースを読まれてしまって、逆にソンガから逆襲をうける場面が何度もありました。相手のバックハンドばかり攻めれば勝てると思っているのでしょうか。クロスコートが多すぎました。また、後ろに下がり過ぎです。下がっているので、ソンガのお得意のインサイドアウトのフォアハンドでコーナーを突かれると、手も足も出ない。ハードコートのテニスは、このコーナーに跳ねて逃げていくボールをたたけるかどうかにかかっています。ソンガはこれから伸びていくと思います。あとは、ここという肝心な時にポイントがとれるかどうか。つまりメンタル面を磨いていけば、ナダルを追い抜く選手になります。
ジョコヴィッチとカニアスの試合は、圧倒的にジョコの強さをみせ、6-2, 6-3の楽勝に終わりました。フェデラーはジョコを高く評価しておりませんが、ジョコ研究をもっとしたほうがよいのでは。確かにフェデラーのいうように、コースの選択に意外性はないのですが、ジョコはフォアハンドのダウンザラインは必ず得点になってますし、思い切って振り切ったあとネットダッシュするタイミングも抜群によくなってます。サーヴもさらに威力をましてきてますし、恐い相手になりつつあります。
今日のアンディ・マリーは、昨日とは違って別人のごとくテニスに覇気がなく、戦術もなく、6-2, 5-7, 3-6でハースに負けてしまいました。昨日の華麗なサーヴ&ヴォレーを褒めてあげたのに。いつものマリーにもどり褒め損でした。
ブレイクとガスケの試合も楽しみでしたが、意外なことにガスケはブレイクのアグレッシヴな攻撃に完全にリズムをくずし、終始でディフェンシヴで4-6, 2-6で負けてしまいました。まず、二人の立っているポジションが2メートルくらい違います。ブレイクはベースライン上か、もしくは大胆にもラインの中に入って、ライジングですべて叩き込みます。ライジングショットに安定性がまして、即ウィナーになってしまう恐い球を打つようになりました。それに錦織テニスの影響を受けたのか、今まで見られなかったドロップショットや、ヴォレーのタッチが数段よくなってきています。以前のパワープレーだけでなく、変化をつけた新しい一面が現れて、これからが楽しみです。
今日の試合の結果です。
Wednesday, March 19, 2008
ATP Main Draw Singles - Fourth Round
[1] R Federer (SUI) d [23] I Ljubicic (CRO) 63 64
[2] R Nadal (ESP) d [17] J Tsonga (FRA) 67(4) 76(3) 75
[3] N Djokovic (SRB) d [16] G Canas (ARG) 62 63
[7] D Nalbandian (ARG) d [22] J Ferrero (ESP) 62 62
[9] J Blake (USA) d [8] R Gasquet (FRA) 64 62
T Haas (GER) d [11] A Murray (GBR) 26 75 63
M Fish (USA) d [24] L Hewitt (AUS) 75 36 76(4)
S Wawrinka (SUI) d H Lee (KOR) 61 57 64
WTA Main Draw Singles - Quarterfinals
[2] S Kuznetsova (RUS) d [10] A Radwanska (POL) 62 64
[4] M Sharapova (RUS) d [5] D Hantuchova (SVK) 76(2) 61
息子は7才からテニスを始めましたが、大きくなったらテニスを一緒に楽しみたいと、お母さんも密かに特訓をはじめました。息子のテニス熱は冷めてしまいましたが、お母さんの熱は冷めるどころか、果てはチームを二つも持つ羽目になり、一年中道場やぶりのごとく、他のクラブとの試合に明け暮れておりました。昨年やっとチームも解散して、身軽になりましたが、今度はテニスのウェブサイト、そしてブログにも手をつけはじめ、やっぱりテニスから足を洗えない。。。のです。
TVと二台のコンピューターをフルに稼働させて、テニスのライヴを観戦しています。これってまるでスポーツバーのよう。Streamingでは、常時2コートを生中継していて、それプラスTVの解説もいれると、うるさいことといったら。ボールがあっちこっちから飛びかって、その中で幸せ感に浸っています。
今日は、待望のナダルとソンガ(発音はどうしてもソンガに聞こえますので)の試合からはじめましょう。6-7, 7-6, 7-6でやっとこさナダルが勝ちました。
この二人ある意味では、観客を熱くさせることを知っている似た者同士。ナダルがガッツポーズをすれば、ソンガがも負けてならじと、両手をあげて観客に拍手の催促。ナダルの危機一発から、逆転して勝利をさらっていくなど、ひやひやさせるゲーム展開は、それなりにエンジョイできました。それにしても、ナダルはどうしたのでしょうね。打つ球に迷いがあります。また、コース選択もワンパターンで相手をゆさぶるどころか、コースを読まれてしまって、逆にソンガから逆襲をうける場面が何度もありました。相手のバックハンドばかり攻めれば勝てると思っているのでしょうか。クロスコートが多すぎました。また、後ろに下がり過ぎです。下がっているので、ソンガのお得意のインサイドアウトのフォアハンドでコーナーを突かれると、手も足も出ない。ハードコートのテニスは、このコーナーに跳ねて逃げていくボールをたたけるかどうかにかかっています。ソンガはこれから伸びていくと思います。あとは、ここという肝心な時にポイントがとれるかどうか。つまりメンタル面を磨いていけば、ナダルを追い抜く選手になります。
ジョコヴィッチとカニアスの試合は、圧倒的にジョコの強さをみせ、6-2, 6-3の楽勝に終わりました。フェデラーはジョコを高く評価しておりませんが、ジョコ研究をもっとしたほうがよいのでは。確かにフェデラーのいうように、コースの選択に意外性はないのですが、ジョコはフォアハンドのダウンザラインは必ず得点になってますし、思い切って振り切ったあとネットダッシュするタイミングも抜群によくなってます。サーヴもさらに威力をましてきてますし、恐い相手になりつつあります。
今日のアンディ・マリーは、昨日とは違って別人のごとくテニスに覇気がなく、戦術もなく、6-2, 5-7, 3-6でハースに負けてしまいました。昨日の華麗なサーヴ&ヴォレーを褒めてあげたのに。いつものマリーにもどり褒め損でした。
ブレイクとガスケの試合も楽しみでしたが、意外なことにガスケはブレイクのアグレッシヴな攻撃に完全にリズムをくずし、終始でディフェンシヴで4-6, 2-6で負けてしまいました。まず、二人の立っているポジションが2メートルくらい違います。ブレイクはベースライン上か、もしくは大胆にもラインの中に入って、ライジングですべて叩き込みます。ライジングショットに安定性がまして、即ウィナーになってしまう恐い球を打つようになりました。それに錦織テニスの影響を受けたのか、今まで見られなかったドロップショットや、ヴォレーのタッチが数段よくなってきています。以前のパワープレーだけでなく、変化をつけた新しい一面が現れて、これからが楽しみです。
今日の試合の結果です。
Wednesday, March 19, 2008
ATP Main Draw Singles - Fourth Round
[1] R Federer (SUI) d [23] I Ljubicic (CRO) 63 64
[2] R Nadal (ESP) d [17] J Tsonga (FRA) 67(4) 76(3) 75
[3] N Djokovic (SRB) d [16] G Canas (ARG) 62 63
[7] D Nalbandian (ARG) d [22] J Ferrero (ESP) 62 62
[9] J Blake (USA) d [8] R Gasquet (FRA) 64 62
T Haas (GER) d [11] A Murray (GBR) 26 75 63
M Fish (USA) d [24] L Hewitt (AUS) 75 36 76(4)
S Wawrinka (SUI) d H Lee (KOR) 61 57 64
WTA Main Draw Singles - Quarterfinals
[2] S Kuznetsova (RUS) d [10] A Radwanska (POL) 62 64
[4] M Sharapova (RUS) d [5] D Hantuchova (SVK) 76(2) 61
投稿者 Tennisnakama 17:01 | コメント(2)| トラックバック(0)
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