2008年04月28日
ナダル, 単複で優勝!
クレイジーなことが起こりました!ナダルがモンテカルロを征服しました!シングルスとダブルスの両トロフィーを勝ち取ってしまいました!
7-5, 7-5でナダルがフェデラーを破って優勝。トロフィー授与式のあと休む間もなく、 ロブレドと組んでダブルスの決勝戦に。6-3, 6-3世界のベストダブルスのペア、ブパティとノールズを倒し、モンテカルロの歴史を塗り替えました!ナダルはモンテカルロ史上(Open era)初めての、4回連続優勝という偉業を成し遂げました!たぶんダブルスとのダブル制覇も史上初めてなのでは?
ナダルはクレーの王者の貫禄を示してくれました。まさに、ナダルはここぞという時に立ち上がり、フェデラーがここで踏ん張らなければというときに、がんばれなかった。
Nadal rised up in a right moment, and Federer fell away in a wrong moment.
第2セットの勝敗を支配する決定的瞬間をふりかえってみますと:
Nadal’s right moment / Federer’s wrong moment
第2セット目の0-4、ナダルのサーヴィスゲームです。
ナダル:
第2セットの初っ端からナダルは、フェデラーの連続のアグレッシヴなネットプレーに押され、2度も続けさまにブレークされてしまいました。ゲームカウントは0-4で、ここでサーヴをホールドしなければ絶対絶命です。窮地に追いやられたナダルは、オフェンスにギアチェンジ。 今まで、クロスコートが多かったラリーにダウンザラインを混ぜ、フェデラーを揺さぶります。ショットも深くベースライン近くになり、フェデラーのネットダッシュを妨げます。ここからが、ナダルのすごいところです。一度もポイントを落とすこと無く,12ポイントをストレートでとって、2度ブレークし直し4-4にもどしました。もう勢いに乗ってしまったナダルは、とどまることを知らず7-5でとどめをさしました。
フェデラー:
フェデラーは第2セットから、ほとんどのポイントをネットでとるという、オフェンシヴテニスを展開し,立て続けに2度ブレークしました。しかし、4-0からナダルがアグレッシヴなテニスを展開し、ネットダッシュすることをやめてしまったフェデラーは、ベースラインでのラリーにエラーが続出し、逆に2度ブレークされスコアは4-4に。
あとは、ネットダッシュできるときもしないで、結局はナダルのペースに引きずられてずるずると。最後のとどめは、5-6で40-40のデュースでフェデラーがサーヴのときです。このゲームをとればタイブレークにもちこめる大切な瞬間。それなのに、信じられないことを、フェデラーがやってしまいました。目の前に上がってきチャンスボールをネット際で、フェデラーはなんとナダルにすんなりとお返し(コーチが球出しするようなボール)してしまったのです。あれはボディーを狙ったわけでもなく、ただ単に返しただけというつまらないボールです。もちろんナダルに叩かれましたけど,あの時、さすがのフェデラーも苦笑してました。でもあの苦笑で、勝敗が決まったと思います。絶対デュースに戻そうという決意が感じられませんでした。そして案の定マッチポイントは、つまらないエラーでフェデラーが落としてしまいました。
フェデラーのunforced error(エラー)は44もあります。それに比べて、ナダルは20。フェデラーのウィナーは23でナダルの15より多いですが、でもあまりにもエラーが多すぎた試合でした。フェデラーで気になるのが、いわゆる狙ってミスするのでなく、バカ打ちが相変わらずあること。フェデラーのコメントで、「クレーのボールのバウンドがイレギュラーなので、それに合わせるのがやさしくない・・・・」みたいなことをいってましたが、やっぱりよそさんのお宅にお邪魔させてもらってますーという感じでしたね。その点ナダルは自分のお庭で生き生きと遊んでおりました。
Vamos Nadal! シングルスとダブルスの両制覇、おめでとう!
You are crazy! (これは最大の賛美の言葉です)
7-5, 7-5でナダルがフェデラーを破って優勝。トロフィー授与式のあと休む間もなく、 ロブレドと組んでダブルスの決勝戦に。6-3, 6-3世界のベストダブルスのペア、ブパティとノールズを倒し、モンテカルロの歴史を塗り替えました!ナダルはモンテカルロ史上(Open era)初めての、4回連続優勝という偉業を成し遂げました!たぶんダブルスとのダブル制覇も史上初めてなのでは?
ナダルはクレーの王者の貫禄を示してくれました。まさに、ナダルはここぞという時に立ち上がり、フェデラーがここで踏ん張らなければというときに、がんばれなかった。
Nadal rised up in a right moment, and Federer fell away in a wrong moment.
第2セットの勝敗を支配する決定的瞬間をふりかえってみますと:
Nadal’s right moment / Federer’s wrong moment
第2セット目の0-4、ナダルのサーヴィスゲームです。
ナダル:
第2セットの初っ端からナダルは、フェデラーの連続のアグレッシヴなネットプレーに押され、2度も続けさまにブレークされてしまいました。ゲームカウントは0-4で、ここでサーヴをホールドしなければ絶対絶命です。窮地に追いやられたナダルは、オフェンスにギアチェンジ。 今まで、クロスコートが多かったラリーにダウンザラインを混ぜ、フェデラーを揺さぶります。ショットも深くベースライン近くになり、フェデラーのネットダッシュを妨げます。ここからが、ナダルのすごいところです。一度もポイントを落とすこと無く,12ポイントをストレートでとって、2度ブレークし直し4-4にもどしました。もう勢いに乗ってしまったナダルは、とどまることを知らず7-5でとどめをさしました。
フェデラー:
フェデラーは第2セットから、ほとんどのポイントをネットでとるという、オフェンシヴテニスを展開し,立て続けに2度ブレークしました。しかし、4-0からナダルがアグレッシヴなテニスを展開し、ネットダッシュすることをやめてしまったフェデラーは、ベースラインでのラリーにエラーが続出し、逆に2度ブレークされスコアは4-4に。
あとは、ネットダッシュできるときもしないで、結局はナダルのペースに引きずられてずるずると。最後のとどめは、5-6で40-40のデュースでフェデラーがサーヴのときです。このゲームをとればタイブレークにもちこめる大切な瞬間。それなのに、信じられないことを、フェデラーがやってしまいました。目の前に上がってきチャンスボールをネット際で、フェデラーはなんとナダルにすんなりとお返し(コーチが球出しするようなボール)してしまったのです。あれはボディーを狙ったわけでもなく、ただ単に返しただけというつまらないボールです。もちろんナダルに叩かれましたけど,あの時、さすがのフェデラーも苦笑してました。でもあの苦笑で、勝敗が決まったと思います。絶対デュースに戻そうという決意が感じられませんでした。そして案の定マッチポイントは、つまらないエラーでフェデラーが落としてしまいました。
フェデラーのunforced error(エラー)は44もあります。それに比べて、ナダルは20。フェデラーのウィナーは23でナダルの15より多いですが、でもあまりにもエラーが多すぎた試合でした。フェデラーで気になるのが、いわゆる狙ってミスするのでなく、バカ打ちが相変わらずあること。フェデラーのコメントで、「クレーのボールのバウンドがイレギュラーなので、それに合わせるのがやさしくない・・・・」みたいなことをいってましたが、やっぱりよそさんのお宅にお邪魔させてもらってますーという感じでしたね。その点ナダルは自分のお庭で生き生きと遊んでおりました。
Vamos Nadal! シングルスとダブルスの両制覇、おめでとう!
You are crazy! (これは最大の賛美の言葉です)
投稿者 Tennisnakama 02:46 | コメント(4)| トラックバック(0)
フェデラーは4-0から取れないとは痛すぎですね。
さて4連覇についてはAnthony Wildingが1911年から1914年の間に達成ていますので史上初ではありませんね。
単複制覇はマスターズシリーズ史上初めてだと思います。
Nadal is the only player in the Open era to win four straight titles at Monte Carlo, and the first since Anthony Wilding of New Zealand (1911-14).
バックにボールを集めてるだけのように見えて(あの狭い方へのコントロールは見事!!)
つまらない展開(実際にはスゴイんだが・・)にフェデがイライラしてる感じでしたね。
2年くらい前のUS・OPENの開幕前日あたりに
ウイルソン契約選手やアドバイザリースタッフのレセプションの席で
「ボクは粘って勝つのはキライなんだ、
ボクには勝ち方にも美学(攻めて勝つと言う理想の事でしょう)があるんだ」 と
言っていたようですしね。
この前マレーにやられた時も、粘るマレーに苦言らしき言葉をつい言っちゃってたもんね。
フェデラーはコート上にヤリ残しがないような多彩なショットを披露しますし、
それが観衆を魅了するプロの仕事でもあると自覚しているのでしょう。
もちろんイラついてるのを表に出さないのも大事なことですから、
昨日のフェデラーはおおいに反省が必要でしょうが・・・。
でも若い時はえらい癇癪持ちって感じのプレーヤーでしたから
現在は良く抑えていると思いますがね。
(2ndset12gameでボールを空に打ち上げようとして我慢して・・少し笑顔見せましたね・・)
それにしても昨日は勝てる試合だったと思えるだけに・・・無念ぢゃ・・・。
そうそう、ジョコとの試合中、フェデラーはジョコの応援席が余りにもうるさいので、「うるさい!Be quiet!」と怒鳴ってました。今日の試合も、「エイ」(チッ)てなことを何度も吐き捨てるように言ってましたし、去年よりも気が短くなってるかも。(でももっと若いときは、すごかったらしいですが。)