2008年06月06日
Ana ついに世界一位!
おめでとう、Ana! ついに決勝進出です!
そしてシャラポヴァを超して世界一になりました!
マリアの冷たい美しさとは対照的な、スウィートな美しさが世界中のファンのハートを射止めました。ヤンコヴィッチとのSFでは、試合の途中にups & downsがありましたが(6-4, 3-6, 6-4)、最後のゲームなどは、現代の女子テニスの美の極限をみせてくれるような、パワーフルでグレースフルで、セクシーでした! 私もAnaテニスをめざしてがんばります!
パワーフルでセクシーなAna Ivanovic
2008年06月06日
モンフィスに燃えるフランス
金曜日はいよいよ男子のFrench OpenのSF、フェデラーvsモンフィス、ナダルvsジョコヴィッチが始まります。
ナダルvsジョコヴィッチ戦では、ハンブルグの激戦を覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、ふたたびあの壮絶な戦いが期待され、世界のテニスファンは盛り上がっています。ジョコがナダルに勝つと、2位の地位をナダルから奪いとるだけでなく、全仏4連勝のビヨンボルグの世界記録とタイになる機会をも奪い取ってしまうこの歴史的な戦い。でもフランスにとってはもっと興奮させる歴史的瞬間があるのです。
25年ぶりに全仏のタイトルがフランスに戻ってくるかもしれない!?
エキゾチックなロックスターのような(現在は本当の人気ロック歌手になってしまいましたが)、ヤニック・ノアがフランスにもたらしたあのトロフィーを我が母国のクレーの地に戻してくれるかもしれない!?
フランスは新しいヒーロー誕生に国中が沸き上がっています。フェレールをQFで打ちのめしたガエル・モンフィス。仏紙のL'Equipeは紙面を、"La Gloire de Monfils" (モンフィスの栄光)のヘッドラインで大きく飾り、フランスの興奮を伝えています。
今年のモンテカルロの大会で、モンフィスと練習試合を行ったサフィンが、度肝を抜かして叫びました。
「まったく訳がわからないよ!君はどんなショットでも打てるすごい実力があるのに、まだ90番くらいをうろうろしてるなんて!」
モンフィスの現在のランキングは59位ですが、サフィンは大袈裟に90番と言った気持ちがよく分かります。トップ10に入っても不思議でない実力がありながら、いつまでも50番台から這い上がれないモンフィスに、とても他人事とは思えなかったのでしょう。フランスはこんなモンフィスに見切りをつけ、ガスケ、ソンガにも見切りをつけ、今年の全仏はマテューに熱い期待をいだいていたくらいですから。
ニックネーム、la monf (Monfilsから)と呼ばれて、親しまれるモンフィスは、あの長い手足でコートを駆け巡り、観客に語りかけ、ジェスチャー一杯のパーフォーマンスで多くのファンを魅了してきました。しかしケガが多く、フィットネスの課題や、ショットの選択、メンタルなどに疑問を残す選手でしたが、QFでのフェレールとの戦いを観ると、別人のようなモンフィスの姿がありました。
爆発的なフォアハンド、ミサイルのようなサーヴ、チータのような俊足、そして昔にみられなかったメンタルの強化が新しいla monfを生みました。今までのカウンターパンチャー(相手のミスを待ちながら攻めて行くタイプ)だけでなく、積極的にオフェンスをしかけ、疲れているフェレールに致命打を連続射撃して、仏の2001年ぶりのSF進出をとげました。
モンフィスとのSFでは、フェデラーはゴンザレスとの試合で見せた、ネットダッシュのアグレッシヴなテニスをしてくるに違いありません。しかし恐いのは、モンフィスにはフランスの全国民がついています。特にモンフィスは観客をのせるのが上手く、スタジアムが総立ちになって彼を応援するでしょう。もうこれはスイスvsフランスのサッカーの試合になるに違いありません。
「フランス人は僕のことを気に入ってくれてるんだ。この前のベネトー(フランス人)との試合だって、とても公平に応援してくれたからね。」とロジャーは呑気なことをいってますが、今回は準決勝、状況がちがいます。
我が家はもちろん、スイスの旗を大きく振って、
ナダルvsジョコヴィッチ戦では、ハンブルグの激戦を覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、ふたたびあの壮絶な戦いが期待され、世界のテニスファンは盛り上がっています。ジョコがナダルに勝つと、2位の地位をナダルから奪いとるだけでなく、全仏4連勝のビヨンボルグの世界記録とタイになる機会をも奪い取ってしまうこの歴史的な戦い。でもフランスにとってはもっと興奮させる歴史的瞬間があるのです。
25年ぶりに全仏のタイトルがフランスに戻ってくるかもしれない!?
エキゾチックなロックスターのような(現在は本当の人気ロック歌手になってしまいましたが)、ヤニック・ノアがフランスにもたらしたあのトロフィーを我が母国のクレーの地に戻してくれるかもしれない!?
フランスは新しいヒーロー誕生に国中が沸き上がっています。フェレールをQFで打ちのめしたガエル・モンフィス。仏紙のL'Equipeは紙面を、"La Gloire de Monfils" (モンフィスの栄光)のヘッドラインで大きく飾り、フランスの興奮を伝えています。
今年のモンテカルロの大会で、モンフィスと練習試合を行ったサフィンが、度肝を抜かして叫びました。
「まったく訳がわからないよ!君はどんなショットでも打てるすごい実力があるのに、まだ90番くらいをうろうろしてるなんて!」
モンフィスの現在のランキングは59位ですが、サフィンは大袈裟に90番と言った気持ちがよく分かります。トップ10に入っても不思議でない実力がありながら、いつまでも50番台から這い上がれないモンフィスに、とても他人事とは思えなかったのでしょう。フランスはこんなモンフィスに見切りをつけ、ガスケ、ソンガにも見切りをつけ、今年の全仏はマテューに熱い期待をいだいていたくらいですから。
ニックネーム、la monf (Monfilsから)と呼ばれて、親しまれるモンフィスは、あの長い手足でコートを駆け巡り、観客に語りかけ、ジェスチャー一杯のパーフォーマンスで多くのファンを魅了してきました。しかしケガが多く、フィットネスの課題や、ショットの選択、メンタルなどに疑問を残す選手でしたが、QFでのフェレールとの戦いを観ると、別人のようなモンフィスの姿がありました。
爆発的なフォアハンド、ミサイルのようなサーヴ、チータのような俊足、そして昔にみられなかったメンタルの強化が新しいla monfを生みました。今までのカウンターパンチャー(相手のミスを待ちながら攻めて行くタイプ)だけでなく、積極的にオフェンスをしかけ、疲れているフェレールに致命打を連続射撃して、仏の2001年ぶりのSF進出をとげました。
モンフィスとのSFでは、フェデラーはゴンザレスとの試合で見せた、ネットダッシュのアグレッシヴなテニスをしてくるに違いありません。しかし恐いのは、モンフィスにはフランスの全国民がついています。特にモンフィスは観客をのせるのが上手く、スタジアムが総立ちになって彼を応援するでしょう。もうこれはスイスvsフランスのサッカーの試合になるに違いありません。
「フランス人は僕のことを気に入ってくれてるんだ。この前のベネトー(フランス人)との試合だって、とても公平に応援してくれたからね。」とロジャーは呑気なことをいってますが、今回は準決勝、状況がちがいます。
我が家はもちろん、スイスの旗を大きく振って、
Hop Switz! Hop Roger!
(スイスドイツ語でGo Swiss!Go Roger!という意味)
マイアミオープン 2008: フェデラーvsモンフィス:6-3, 6-4