2009年03月15日
今ダブルスが熱い!
すごいメンバーがインディアンウェルズのダブルスに出場しています! フェデラーが出ます! それにロディックも! なんと仲が悪いと噂される(昨年のデ杯決勝のとき大喧嘩したとの噂)あのデルポトロとナルバンディアンがペアを組みました! ダブルスのドローをご覧ください。
ダブルスをさらにポピュラーにするためには、トップのシングルス選手の参加が必要であるとして、2006年にダブルスのルールが改正になりました。シングルスに出場する選手に負担にならないように、時間を短縮することを第1の目的に、デュースのかわりにNo Ad、第3セットを10ポイントタイブレークとしたため試合時間は大幅に短縮されたのです。
昨年あたりからでしょうか。ダブルスに関心を示すのシングルスプレーヤーが目立って増えるようになりました。このダブルスの人気は二つの原因が考えられます。
(1)ベースラインテニスがメジャーとなってしまった現在のテニスに、ネットプレーが再評価され始め、ダブルスの効果が再認識されている。
(2)試合時間の短縮により、シングルスプレーヤーのウォームアップに効果がある。
Nadalはルール改正前からダブルスに出ていますが、私が最初にナダルのダブルスを観たのは、2004年のUS Open、彼が17歳のときです。シングルスではロディックに2回戦で負けてしまいましたが、ダブルスはロブレドと組んでセミファイナルまで進みました。
ナダルのダブルスランキングは80位でシングルスのトッププレーヤーの中では3番目に高いランキングです。このインディアンウェルズでは、ナダルはパートナーにマーク・ロペスを選びました。この二人は、今年1月のドーハで世界No.1のダブルスチーム、ジモニックとネスターに打ち勝って優勝をとげています。心配なのはこの二人は結構強いので勝ち残っていく可能性が大なのです。そうするとナダルの膝への負担が大きく、あまり勝ってほしくないという複雑な気持ちなのです。
Verdascoはシングルス10位でダブルスは33位。トップ20のシングルスプレーヤーのなかで、トップランキングです。このダブルスの高ランキングを得るためには、べルダスコは2倍近くの試合をこなしていかなければなりません。彼は1月のブリスベインでは決勝まで残りましたし、オーストラリアン・オープンではQFまで進んでいます。シングルスの準決勝、ナダルとのすざましい死闘を覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、このオーストラリアン・オープンでは、べルダスコは何と単複で計10回も試合をやりました。
トップ20のダブルスランキング
べルダスコ 33位(シングルス10位)
フィッシュ 48位(シングルス20位)
ナダル 80位(シングルス1位)
Federerが、今日スイスのアレグロと組んで、ブライアン兄弟とダブルス1回戦を行います。昨日フェデラーのジケルとのシングルス1回戦を観ましたが、まだまだ調整中という感じでした。全豪でも徐々に調子をあげていくテニスでしたので、今回のダブルスの挑戦は、チューニングアップの上でもよい選択だと思います。それにジケル戦を観ても、もっとネットダッシュで決められたポイントが多かったと思うので、フェデラーのネットプレーを増やす意味でも、ダブルス参戦はきっとよい効果を生むと思います。
ではフェデラーはなぜオリンピックの金メダルペアのヴァヴリンカと組まないのか? 勝ちすぎると体への負担がかかりすぎるので、ほどほどの相手、アレグロあたりを選択したのだと思います。それにアレグロとは古い仲で、何度かダブルスを組んで気心が知れていますし。オリンピックではブライアン兄弟を負かしたフェデラーですから、ブライアン兄弟にとってはリベンジの日です。絶対放送してほしいですね。
豪華なダブルスメンバーは以下の通りです:
フェデラー/アレグロ(スイス)
ブライアン兄弟と今日対戦します
デルポトロ/ナルバンディアン
デ杯で仲が悪いという噂がたった二人がペアと聞いて皆びっくり。仲直りしてデ杯へ向けて再出発という噂も。マレーの兄、ジェイミー・マレーのチームを75 64で下して、2回戦はダブルスのベテラン、インドのパエスです。
ナダル/マーク・ロペス
1回戦を勝ち越し、フェデラーかブライアンのどちらかのチームと2回戦です。
フェレール/モンタネス
1回戦に勝ち越し、F・ロペス/べルダスコが1回戦を勝てば対戦することになります。こうなるとすべてスペイン選手の仲良しグループの戦いできっと楽しい試合となりそうです。
マレー/ハッチンズ(英)
バーディッチ/キーファー を64 06 10-7で破りました。
ツォンガ/アンチッチ
アンチッチがリュービチッチとの試合でリタイアしていますので、残念ながらこのペアは解散となると思います。それにしてもアンチッチは病気のリタイアが多いですね。モノは完治したと聞いていますが、かわいそうに体の免疫が落ちてしまったようです。
ロディック/フィッシュ
仏チームのシモン/シャーディを63 64で勝って、2回戦は単複プレーヤーチームのロードラ/ステパネックです。ロードラとステパネックはもともとダブルス選手。これはぜひ観てみたいのですが、果たして放送してくれるかどうか?
敗退してしまったダブルスチーム:
1回戦で敗退したのは、シモン/シャーディとモンフィス/ツヴェレフたち。シングルスのランキングがいかに高くても、ダブルスに勝つのはむずかしいことを物語っています。
だからダブルスは面白い。もっとダブルスの放送が増えますように。(祈)
ダブルスをさらにポピュラーにするためには、トップのシングルス選手の参加が必要であるとして、2006年にダブルスのルールが改正になりました。シングルスに出場する選手に負担にならないように、時間を短縮することを第1の目的に、デュースのかわりにNo Ad、第3セットを10ポイントタイブレークとしたため試合時間は大幅に短縮されたのです。
昨年あたりからでしょうか。ダブルスに関心を示すのシングルスプレーヤーが目立って増えるようになりました。このダブルスの人気は二つの原因が考えられます。
(1)ベースラインテニスがメジャーとなってしまった現在のテニスに、ネットプレーが再評価され始め、ダブルスの効果が再認識されている。
(2)試合時間の短縮により、シングルスプレーヤーのウォームアップに効果がある。
Nadalはルール改正前からダブルスに出ていますが、私が最初にナダルのダブルスを観たのは、2004年のUS Open、彼が17歳のときです。シングルスではロディックに2回戦で負けてしまいましたが、ダブルスはロブレドと組んでセミファイナルまで進みました。
ナダルのダブルスランキングは80位でシングルスのトッププレーヤーの中では3番目に高いランキングです。このインディアンウェルズでは、ナダルはパートナーにマーク・ロペスを選びました。この二人は、今年1月のドーハで世界No.1のダブルスチーム、ジモニックとネスターに打ち勝って優勝をとげています。心配なのはこの二人は結構強いので勝ち残っていく可能性が大なのです。そうするとナダルの膝への負担が大きく、あまり勝ってほしくないという複雑な気持ちなのです。
Verdascoはシングルス10位でダブルスは33位。トップ20のシングルスプレーヤーのなかで、トップランキングです。このダブルスの高ランキングを得るためには、べルダスコは2倍近くの試合をこなしていかなければなりません。彼は1月のブリスベインでは決勝まで残りましたし、オーストラリアン・オープンではQFまで進んでいます。シングルスの準決勝、ナダルとのすざましい死闘を覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、このオーストラリアン・オープンでは、べルダスコは何と単複で計10回も試合をやりました。
トップ20のダブルスランキング
べルダスコ 33位(シングルス10位)
フィッシュ 48位(シングルス20位)
ナダル 80位(シングルス1位)
Federerが、今日スイスのアレグロと組んで、ブライアン兄弟とダブルス1回戦を行います。昨日フェデラーのジケルとのシングルス1回戦を観ましたが、まだまだ調整中という感じでした。全豪でも徐々に調子をあげていくテニスでしたので、今回のダブルスの挑戦は、チューニングアップの上でもよい選択だと思います。それにジケル戦を観ても、もっとネットダッシュで決められたポイントが多かったと思うので、フェデラーのネットプレーを増やす意味でも、ダブルス参戦はきっとよい効果を生むと思います。
ではフェデラーはなぜオリンピックの金メダルペアのヴァヴリンカと組まないのか? 勝ちすぎると体への負担がかかりすぎるので、ほどほどの相手、アレグロあたりを選択したのだと思います。それにアレグロとは古い仲で、何度かダブルスを組んで気心が知れていますし。オリンピックではブライアン兄弟を負かしたフェデラーですから、ブライアン兄弟にとってはリベンジの日です。絶対放送してほしいですね。
豪華なダブルスメンバーは以下の通りです:
フェデラー/アレグロ(スイス)
ブライアン兄弟と今日対戦します
デルポトロ/ナルバンディアン
デ杯で仲が悪いという噂がたった二人がペアと聞いて皆びっくり。仲直りしてデ杯へ向けて再出発という噂も。マレーの兄、ジェイミー・マレーのチームを75 64で下して、2回戦はダブルスのベテラン、インドのパエスです。
ナダル/マーク・ロペス
1回戦を勝ち越し、フェデラーかブライアンのどちらかのチームと2回戦です。
フェレール/モンタネス
1回戦に勝ち越し、F・ロペス/べルダスコが1回戦を勝てば対戦することになります。こうなるとすべてスペイン選手の仲良しグループの戦いできっと楽しい試合となりそうです。
マレー/ハッチンズ(英)
バーディッチ/キーファー を64 06 10-7で破りました。
ツォンガ/アンチッチ
アンチッチがリュービチッチとの試合でリタイアしていますので、残念ながらこのペアは解散となると思います。それにしてもアンチッチは病気のリタイアが多いですね。モノは完治したと聞いていますが、かわいそうに体の免疫が落ちてしまったようです。
ロディック/フィッシュ
仏チームのシモン/シャーディを63 64で勝って、2回戦は単複プレーヤーチームのロードラ/ステパネックです。ロードラとステパネックはもともとダブルス選手。これはぜひ観てみたいのですが、果たして放送してくれるかどうか?
敗退してしまったダブルスチーム:
1回戦で敗退したのは、シモン/シャーディとモンフィス/ツヴェレフたち。シングルスのランキングがいかに高くても、ダブルスに勝つのはむずかしいことを物語っています。
だからダブルスは面白い。もっとダブルスの放送が増えますように。(祈)