2008年07月09日
テニスの救世主、フェデラーとナダル
ウィンブルドンの決勝戦の興奮は今だに覚めやらず、世界のメディアやブログが今だに大騒ぎをしています。この感動のウィンブルドンのドラマが、沈滞気味のテニス界にもたらした功績は計り知れないものがあります。
まず、テニスに興味のない人たちが、TVのスクリーンで繰り広げられる壮絶な戦いに魅了されました。ジュスティン・エナンを知らない人々がフェデラーvsナダルのライヴァルに興味をもち、今後の二人の行方に関心をもつようになっています。
世界で「テニス離れ」が始まったのは、長年にわたるサンプラス帝国が原因の一つと言われています。一般の人々は、ライヴァルのいないサーヴ&ヴォレーの単純な試合に興味を失ってしまったのです。マッケンローのサーヴ&ヴォレーは、彼のパーソナリティと、ボルグ、コナーズというライヴァルに恵まれることによって、テニスを魅力のあるスポーツにすることができ、テニスの黄金時代を作り上げることに成功しました。ポスト・サンプラスではフェデラーが活躍しましたが、ライヴァルのいないフェデラー帝国では、いくら彼がすばらしいテニスを見せてくれても、手に汗を握るスリルがありませんでした。
スポーツの醍醐味はライヴァルの戦いです。勝敗がどちらに転ぶか分からない面白さがなければ、それはエクジビションゲームになってしまいます。そのためにもフェデラーは、奮起してナダルを倒してもらわなけらばなりません。日本のテニスの復興は錦織選手の肩にかかっているのと同じように、 世界のテニスの復興は、ロジャーとラファの肩にかかっているのです。(ジョコヴィッチは残念ながら、メンタルとフィジカルの面で二人に劣りますし、人気の面では彼の両親の過激な言動がマイナスしていますので、今のダークホースのポジションがベストです。)
ラファとロジャーのライヴァル関係は、今までには見られなかった不思議な現象を起こしています。このウィンブルドンで二人の偉大さに感動した私たちは、どちらかを応援する偏ったファンの応援から、この二人を応援するファンに成長しつつあります。それは、彼らの限りない人間の限界に挑戦する姿勢と深い人間性に、私たちが魅了されるからです。どちらも勝ってほしい。この不思議なファン心理は、まるでボクシングマッチを観るファン心理と似ています。5秒でノックアウトをしてほしくないのです。私たちは彼らの壮絶な戦いを観たいのです。
あのウィンブルドンの感動を再び待ちこがれているファンのためにも、US Openの決勝戦をぜひ実現してほしいですね。
まず、テニスに興味のない人たちが、TVのスクリーンで繰り広げられる壮絶な戦いに魅了されました。ジュスティン・エナンを知らない人々がフェデラーvsナダルのライヴァルに興味をもち、今後の二人の行方に関心をもつようになっています。
世界で「テニス離れ」が始まったのは、長年にわたるサンプラス帝国が原因の一つと言われています。一般の人々は、ライヴァルのいないサーヴ&ヴォレーの単純な試合に興味を失ってしまったのです。マッケンローのサーヴ&ヴォレーは、彼のパーソナリティと、ボルグ、コナーズというライヴァルに恵まれることによって、テニスを魅力のあるスポーツにすることができ、テニスの黄金時代を作り上げることに成功しました。ポスト・サンプラスではフェデラーが活躍しましたが、ライヴァルのいないフェデラー帝国では、いくら彼がすばらしいテニスを見せてくれても、手に汗を握るスリルがありませんでした。
スポーツの醍醐味はライヴァルの戦いです。勝敗がどちらに転ぶか分からない面白さがなければ、それはエクジビションゲームになってしまいます。そのためにもフェデラーは、奮起してナダルを倒してもらわなけらばなりません。日本のテニスの復興は錦織選手の肩にかかっているのと同じように、 世界のテニスの復興は、ロジャーとラファの肩にかかっているのです。(ジョコヴィッチは残念ながら、メンタルとフィジカルの面で二人に劣りますし、人気の面では彼の両親の過激な言動がマイナスしていますので、今のダークホースのポジションがベストです。)
ラファとロジャーのライヴァル関係は、今までには見られなかった不思議な現象を起こしています。このウィンブルドンで二人の偉大さに感動した私たちは、どちらかを応援する偏ったファンの応援から、この二人を応援するファンに成長しつつあります。それは、彼らの限りない人間の限界に挑戦する姿勢と深い人間性に、私たちが魅了されるからです。どちらも勝ってほしい。この不思議なファン心理は、まるでボクシングマッチを観るファン心理と似ています。5秒でノックアウトをしてほしくないのです。私たちは彼らの壮絶な戦いを観たいのです。
あのウィンブルドンの感動を再び待ちこがれているファンのためにも、US Openの決勝戦をぜひ実現してほしいですね。
投稿者 Tennisnakama 00:38 | コメント(6)| トラックバック(0)
Tennisnakamaさんの意見に同感ですが、世界のテニスの復興にも錦織選手の果たす役割も小さくないですよね。「世界のテニスの復興は、ロジャーとラファと錦織の肩にかかっている」という表現がより正確であることをここ1~2年のうちに世界のテニスファンは実感すると思います。現状ではTop2強と錦織選手との間に大きなランキング上の開きはありますが「テニスの潜在能力はむしろ錦織の方が上回っている」と私はあえて言い切ります。
アルトワ選手権の3回戦の錦織vsナダルの録画を繰り返し観る中で「ナダルを翻弄している。テニスの内容は錦織の方が上だ。敗因はナダルのフットワーク・・・それに尽きる。錦織のフットワークを含めた体力が強化され彼のテニスが完成した時・・・偉大なる新たなChampionの誕生だ」と改めて痛感します。そして「錦織は今までのテニスの常識を変えてしまう」「テニスの魅力を今までの誰よりも引き出してくれる」・・・現状でそこまで言い切るのは非常識に思えるかもしれませんがナダルと互角以上に打ち合い翻弄する数多くのシーンはそんな夢を広げるに充分です。
「次はどんなショットを繰り出すだろう」とこれほど期待させる選手を私は過去に知りません。そして期待を大きく上回るショットを平気で打ってくれるのです。アルトワ選手権のナダル戦を観る機会に恵まれなかった方は是非wowowに再放送のリクエストを繰り返しすべきです。デルレイビーチ決勝戦以上の感動が得られることを保証します。何といっても対戦相手が全仏・全英Championですから。。。
ナダルになら負けても腹は立ちません。
ナダルの書いたブログやインタビューからはフェデに対する尊敬や、
他の対戦相手に対する慎重な言葉選びetcをみても
「人間力」が豊かで高い次元にあるのが明らかだからです。
こんなライヴァルがあと2~3人居ると俄然面白いンですけどね。
その1人に圭君が近々入り込んでくれる事を切に願います。
ジョコのようなヒール役も必要ですねw
ポケモンのロケット団、ヤッターマンのドロンボー、愛すべき悪役がね♪
もう1人のヒール役には個人的にモンフィス(おっちょこちょい役)を推します(爆)
少しネットできない環境に居ました。
Gaoraでフェデラーの特集番組をやっていて2話見ましたが
その番組の中でナダルはフェデラーのことをとても尊敬していて
僕にとってはいつもNo.1だ、勝っても、負けても、
と言っています。
本当に人格もテニスも認め合い尊敬し合っている
素晴らしいライバルである二人がUSオープンでどう対決するか
楽しみです。
ウインブルドンの興奮は冷めやりませんね。
私はテニスの素晴らしい試合を見るたびに感じるのですが
(きっと的外れでしょうけど)
なんか中世の騎士が命を懸けて戦っているような
そんなイメージが浮かびます。
そんなわけでしょうか、テニスは男のスポーツと言う感じ
がします。それが女子のテニスから遠のいている理由かな?