2008年02月13日
グラミー賞
今日はテニスの話でなく、音楽の話です。
昨夜、映画でいうとアカデミー賞にあたる、グラミー賞の授賞式がありました。 ラップが主流を占めるようになってから、しばらくポピューラーミュージックから遠ざかっていたのですが、さすがエンターテイメントはアメリカですね。グラーミー50周年ということもあって、昨夜はアメリカの音楽の歴史の深さ、層の厚さに唸りました。
今年のグラミー賞は、イギリスのエイミー・ワインハウスが、4部門で独占受賞しました。ドラッグやアル中などで、本人自身のリハビリの経験を歌ったまさに“リハビリ”という曲が世界中にヒットするなど、話題に事欠かない彼女ですが、最初に彼女の歌を聞いたときは、肌にビリビリっとくる確かな感触がありました。このような歌手との出会いは、ジャニス・ジョプリン以来です。赤裸々な人間の苦悩・倦怠・寂寥がノスタルジックなビートとともに心に迫ってきます。ジャンルを超えた傑作ですので、ぜひ聞いてみてください。
エイミー ワインハウス
さて、彼女の宣伝はこれくらいにして、アメリカンアイドルという番組をお聞きになったことがありますか? アメリカでは人気ナンバー1のリアリティ番組で、何万人もの若者が、歌手をめざして、全米からオーディションをうけに集まります。(日本でも日本版があったように覚えてますが)毎週難関を突破して未来の歌手たちが、選ばれていく様子を、ドキュメンタリーで追っていくのですが、いつも歌える層の厚さに驚かされます。(余興で、めちゃくちゃなオンチも放送されますが)そのアメリカンアイドルから再び、今年もグラミー賞にキャリー・アンダーウッドがカンツリーウェスターン部門で受賞しまた。まさに歌手へ登竜門で、実力のあるところを証明しました。 日本ではどうでしょう? 帰国してTVを見ていると、実力のある歌手が活躍できる機会がもっとあればよいのにと、いつも残念に思ってしまうのです。
2008年02月13日
ヴァレンタインのお話
2月14日は世界中で、失恋したり、得恋したり。マンハッタンの街頭は赤いバラの花で埋まります。アメリカは、日本とは逆で、男性から女性にチョコレートやバラの花が贈られてくるわけですが、”You are my Valentine." と言われて、ディナーをというケースも多いですね。帰宅の途中にあわててプレゼントを買ってくる夫たち。地下鉄はバラの花の匂いで一杯です。何かとても一生懸命に妻の胡麻すりをしているのが、みえみえでおかしい一日なのです。
友達のブレンダから今日電話がありました。
『ヴァレンタインに、ロバートがパリに連れて行ってあげようっていってくれるのだけど、私太るから行きたくないのよね』 つまり、パリ旅行は食旅行が目的。レストラン巡りはしたくない、というブレンダ。
『同情するわ。ブレンダ。私も昔住んでいたし、週末だけパリに飛んでも疲れるだけだし。私は夫がメキシコの山に登るので、猫と家で留守番よ』と私。
『エッ!ホント?あなた一人なの? じゃ、二人でテニスキャンプに行きましょうよ!』と、ブレンダは興奮気味。
という訳で、結局ヴァレンタインは、夫抜きでブレンダと二人でテニスキャンプに行くことになりました。ブレンダの夫、ロバートは妻にふられましたが、愛娘のレミーを連れてパリへ行きます。娘と二人きりの旅行は初めてなので、彼も振られたわりにはニコニコ
皆それぞれのヴァレンタインを迎えます。 Happy Valentine's Day!