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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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第2回戦の全結果

Pacific Life Open3月16日(日曜)の試合の結果です。

ただ今、午前2時30分。最終結果がやっと出ました! 最後の試合は、アメリカのノッポ新星、ジョン・イズナーがダヴィデンコを相手に食い下がりましたが,負けてしまいました。今日も長い一日でした。

今日は、ロディックハースに負けるというドラマがありましたが、それ以外は予想された選手が第3ラウンドに進出します。残念ながら、中村藍子選手はデンマークのウォズニアキに6-4, 6-2で負けてしまいました。それにしても、ロディックの錦織選手に対する”新人いじめ”はアメリカでひんしゅくをかってしまい、今ひとつ人気もぱっとしません。中国のオリンピックもUS Openの準備のために不出場を表明したロディック、勝ちたい気持ちは分かるのですが。彼の試合をジミーコナーズのすぐとなりで見たことがありますが、あの激しい感情をぶちまけていては、大きな試合には勝てない印象を受けました。試合中ときどきコナーズの顔色をうかがうように、チラチラと彼の方を見てましたが、そのコナーズもいなくなってしまってどうするのでしょうね。

ATP Main Draw Singles - Second Round
[1] R Federer (SUI) d G Garcia-Lopez (ESP) 63 62
[4] N Davydenko (RUS) vs [WC] J Isner (USA) 62 76
T Haas (GER) d [6] A Roddick (USA) 64 64
[7] D Nalbandian (ARG) d E Gulbis (LAT) 64 46 76(4)
[11] A Murray (GBR) d J Melzer (AUT) 36 63 63
[WC] M Ancic (CRO) d [12] F Gonzalez (CHI) 75 36 63
[13] M Youzhny (RUS) d G Simon (FRA) 75 64
[15] T Robredo (ESP) d N Massu (CHI) 64 57 76(5)
[20] I Karlovic (CRO) d [Q] R de Voest (RSA) 63 76(2)
[22] J Ferrero (ESP) d T Johansson (SWE) 64 64
[23] I Ljubicic (CRO) d M Cilic (CRO) 76(7) 75
[24] L Hewitt (AUS) d S Querrey (USA) 64 63
N Mahut (FRA) d [25] N Almagro (ESP) 76(1) 62
[29] R Stepanek (CZE) d [Q] M Mirnyi (BLR) 64 62
[30] F Verdasco (ESP) d V Hanescu (ROU) 46 64 63
M Fish (USA) d [31] I Andreev (RUS) 64 63

WTA Main Draw Singles - Third Round
[2] S Kuznetsova (RUS) d [28] D Cibulkova (SVK) 61 46 63
[4] M Sharapova (RUS) d [25] E Daniilidou (GRE) 75 63
[5] D Hantuchova (SVK) d J Zheng (CHN) 64 62
A Harkleroad (USA) d [8] D Safina (RUS) 75 62
[10] A Radwanska (POL) d S Peng (CHN) 63 36 63
[21] S Mirza (IND) d [9] S Peer (ISR) 67(7) 75 63
[15] A Bondarenko (UKR) d [17] A Mauresmo (FRA) 61 62
C Wozniacki (DEN) d [LL] A Nakamura (JPN) 60 62
投稿者 Tennisnakama  14:56 | コメント(6) | トラックバック(0)

フェデラー健在!

Pacific Life Open 第2回戦は、6-3, 6-2とフェデラーの楽勝でした。Monoの病名が発表されて以来、テニスの王者の将来に一抹の不安がありましたが、今日の試合を見てますと、フェデラー王国はまだまだ崩れる心配はなさそうです。体調もほとんど完全に回復したように見えます。エースも6回、ときどきフェデラーのシグネチャーショット(ベースラインのコーナーにウィナーショット)を見せながら、ブレークポイントをすべて逃すことなく、確実にポイントを取って第3回戦進出です。

今晩の対戦相手はギエルモ・ガルシア-ロペス(スペイン)24才。クレー育ちですが、成績からみるとハードコートのほうが勝率が高いという興味深い選手。この6-3, 6-2のスコアは、一見フェデラーの圧勝のように見えますが、結構デュースが続く場面もあり、ランキング62位にしては、よく健闘しました。今日のテニスに欠かせない武器、インサイドアウトのフォアハンドを巧く使ってポイントをとりましたが、ゲームをとるに至らなかったゲーム展開は、チリッチと対戦した錦織選手の試合を想像させるものがありました。(錦織選手の試合を見ていませんので、スコアから想像するしかないのですが)

フェデラーの強さは、ブレークポイントになれば必ず得点につなげていく、メンタルの強さでしょう。今日もブレークポイントの確率は100%、何度かデュースで落としそうになりましたが、確実にチャンスをものにしています。ネットダッシュのタイミングもよく、ヴォレーのミスもありませんでした。ときどきあのとんでもないところに飛んでいくフライボールもありましたが。まあ、あれは、フェデラー節のなかで、節と節との間のチュウニングだと思えば気になりません。

第1セットと第2セットの休みの間、フェデラーは音楽に合わせて、膝を手でポンポンとたたいてリズムをとって余裕たっぷりでした。こういう相手を敵にまわすと、さらにプレッシャーがかかりますよね。

さて錦織選手ですが、ファンサイト(keinishikori.net)の管理者として、彼のこれからの課題について一言。

今までは、ヨーヨーのように、ブレークポイントが行ったり来たりして、チャンスを逃すゲームが多かった錦織テニスですが、彼の武器(フォアハンドのインサイドアウト、バックハンドのダウンザライン)を有効に生かして、ブレークチャンスを確実にゲットしてもらいたいと思います。

ここで、錦織選手と世界ナンバーワンの統計の比較をしてみたいと思います。何か学べるところがあるかもしれません。以下は2008年の統計です。

サーヴィス記録 フェデラー 錦織
1st サーヴの確率 66% 61%
1st サーヴの勝率 79% 74%
2nd サーヴの勝率 58% 50%
免れたブレークポイント 54% 69%
サーヴィスゲームの勝率 89% 84%

リターン記録 フェデラー 錦織
1st サーヴリターンの勝率 29% 29%
2nd サーヴリターンの勝率 52% 56%
ブレークポイントの確率 41% 51%
リターンゲームの勝率 25% 32%

この統計を見て気になるのが、やはりブレークポイントに関する数字です。7割もブレークポイントの危機から免れているというは、逆にブレークされても、ブレークしなおして挽回できることを示しています。これってあまりブレークポイントを怖がらないメンタルを物語ってるのかもしれません。よいのか悪いのか。。。見てる方はきりきりと胃が痛みますので、胃薬が必要です。




投稿者 Tennisnakama  13:17 | コメント(3) | トラックバック(0)