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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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錦織圭:1回戦勝利

やりました!

圭くんはQueens Clubの第1回戦を突破しました。
対戦相手はコロンビアのFallaで左利きで、芝の経験もあり心配されましたが、2-6, 6-4, 6-2で2回戦に進出です。このスコアからの感じですと、最初は芝の試合に慣れないせいか、とまどっていた感じですが、感じが分かってきたのでしょうね。さすが飲み込みが速い。3セットは楽々という感じで勝利です。

2回戦は、多分アメリカの希望の星、サム・クェリーと対戦になると思います。彼は昨年のUS Openで練習風景を見学しましたが、なかなかリラックスして感じがよく、好青年という印象でした。ですから、きれいなテニスをしてくれるはずで、この点は圭くんは余計な心配(いやがらせ)をしなくてもすみます。ビッグサーヴァーですから、圭くんは苦戦を強いられると思いますが、未来のアメリカ代表と日本代表の対戦で、観れないのが本当に残念です。

以下は圭くんとFallaの対戦結果です。

queens


このスコアボードからのスタッツでは、Fallaと圭くんの差はそれほどないのに、得点に差がでてきているということは、決めなければならない時に決めることができたからでしょうね。圭くんの得点の取り方に無駄がなくなってきました。

特に2ndのサーヴのリターンは5割以上を得点に結びつけていますので、チャンスはのがさずポイントをとりにいくアグレッシヴなテニスをやっています。

まずは、おめでとう!
投稿者 Tennisnakama  22:59 | コメント(5) | トラックバック(0)

錦織:クイーンズクラブ1回戦

ロンドンのクイーンズクラブ(The Artois Championships)で明日、錦織選手がコロンビアの星、Fallaと戦います。この第1戦を突破すると、次は多分、サム・クェリーと対戦。そしてクェリーを倒せば、3戦でナダルです。最近の圭くんはちょっと元気がないので、ぜひナダルと戦うのを楽しみに頑張ってほしいものです。

一度ナダルとプラクティスする機会があったときに、圭くんが言ってましたが、めちゃめちゃにスピンがかかっていて、ヘヴィーで一時間の練習で腕が痛くなったとか。ナダルが初めてUS Openに出場した2005年に、しっかりナダルを目の前で観戦してきましたが、いくら側で観ても、球にそれほどの威力が感じられなかったので、ちょっとがっかりした記憶があります。でも、実際にレーシーヴしてみないとそのすごさは分からないのでしょうね。

ナダルはさておき、ともかくもランキング108位の左利き、Fallaを倒すことが先決。

昨年のFallaの芝の成績は悪くありません。

SurbitonでQFまで進み、ソンガに敗れる。
Queens Clubでベネトーに勝ち、チリッチに敗れる。
Wimbledonでクェリーに勝ち、ゴンザレツに負けましたが、第2セットをとり、4セット目はタイブレーキまで持ち込み健闘しました。

圭くんの芝の経験は、今年のインドとのデ杯の2戦のみです。そのデ杯でランキング325位のボパンナに負けています。ブパティには勝ちましたが、この試合はデッドラバーですので、真剣度が違います。これだけの経験ではちょっと本人も心細いかもしれませんね。

芝はビッグサーヴァーに有利なサーフェス。Fallaのプレースタイルは分かりませんが、もしファラがビッグサーヴァーであれば、圭くんは苦戦するかもしれません。

ちょっと悲観的なことを列記しましたが、まあ固くならず、リタイアにならないよう、楽しんでほしいと思います。いろんなサーフェスでいろんな選手と対戦することが、圭くんにとっての一番の栄養となることでしょうから。今は結果は二の次、スポンジのようにどんどん吸収して逞しく成長していってほしいと思います。

投稿者 Tennisnakama  11:26 | コメント(1) | トラックバック(0)

フェデラーの悪夢

ナダル vs フェデラー: 6-1, 6-3, 6-0  これは一体誰の試合?と聞きたくなるようなスコアです。

フェデラーは今日は体調はよかったと言っています。フェデラーが不調だったのではなく、まったくナダルフェデラーのテニスをさせてくれなかった。。。フェデラーのあらゆる試みがナダルの強靭な肉体と精神の前に完封されてしまった。。。2008年の全仏決勝戦は、攻撃を完全にシャットアウトされてしまった、フェデラーの悪夢の試合となりました。

悪夢その1:(焦)
ナダルの5倍のエラー数(フェデラー35:ナダル7)
フェデラー曰く、「ウィナーだと思ったボールが、すべてリターンされてしまった」これでは、フェデラーが焦るのは当たり前。ナダルに触らせないボールを打とうとすれば、無理が生じてミスが増える悪いパターン。

悪夢その2:(悔)
ウィナーが少ない(フェデラー31:ナダル46)
フェデラーはウィナーを狙ってアグレッシヴなテニスをしようとした割には、エラーが続いてウィナーに結びつかなかった。逆にナダルはデフェンスのポジションからウィナーを打つ、理想的なディフェンシヴオフェンスのテニスを展開。

悪夢その3:(驚)
ナダルがパッシングショットの嵐を。
ナダルの正確なショットと読みが、フェデラーのネットプレーをシャットアウト。

悪夢その4:(怒)
サーヴィスゲームがとれない。
フェデラーの1stサーヴの得点率は5割、ナダルは7割。2ndサーヴは、フェデラー21%に比べてナダルは65%。フェデラーのサーヴの威力がなくなったというより、ナダルのリターン力の圧倒的な勝利。

悪夢その5:(哀)
リターンゲームがとれない。
リターンの得点率はフェデラーが31%、ナダルが60% フェデラーのリターン力低下+ナダルのサーヴ向上で、ナダルの半分しかリターンゲームがとれない。

悪夢その6:(迷)
ショットに迷いが。
ショットはすべて中途半端。フットワークもブレーキがかかったように動きが止まってしまった。

悪夢最後のとどめ:(狂)
メンタルがプッツン!ついにベーゲルへ。

カウンターパンチャーから完全に脱出した、新しいナダルの誕生しました。完成したオールコートプレーヤー、コートの隅から隅まで自由自在です。サーヴの威力もまし、ダウンザラインの決めのショットも増え、ますますメンタルもゆるがなくなったナダルは、今や弱点がなくなったかに見えます。ジョニマックが驚いた声で叫びました。「どんどん上達しているけど、一体どうなってるの!」「僕はまだ22才になったばかりですよ。僕のモチベーションは毎日うまくなることなんです。」恐ろしいナダルの言葉です。

ローランギャロス4連勝のビヨンボルグが、フェデラーの敗因について、以下のようにコメントしました。

*メンタルエッジがなかった(3度の全仏タイトル保持者のマッツ・ウィランダーも、「フェデラーは、フィストを上げてカモンをもっと連発させて、感情を表に出すべきだった」とコメントしています)
*コンシスタンシーに欠けた(ミスが多すぎる)
*辛抱さが足りなかった(ラリーをもう少し続けるべきだった)  
*試合の流れを変えるチャンスを逃がした(第2セット7ゲーム目)

そしてボルグは恐ろしい予言をしました。

ナダルはウィンブルドンに勝つ!」 

まずい、フェデラー!そんなにニコニコしている場合じゃない!




投稿者 Tennisnakama  02:05 | コメント(7) | トラックバック(0)