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フェデラーはまだまだ王者

日曜日のナダルvsキーファーの決勝戦は、劇的な逆転劇もなく、6-3, 6-2の予想通りのナダルの勝利に終わりました。この調子ですと、ナダルはシンシナティのマスターズも勝ってしまいそうな勢いです。

7月28日から始まるシンシナティで王座交替劇が演じられる可能性が出てきました。今フェデラーナダルのファン同士の間で喧々諤々、世界一の座をめぐって大騒ぎになっています。

そこでフェデラーの王座死守のシナリオを考えてみました。

ランキングに必要なポイントの計算ですが、オリンピックのために、今年のマスターズの試合は大幅にずれて、昨年よりもカナダとシンシナティの試合が2週間も早く開催されることになり、ポイント計算が複雑になっています。ここではその説明は割愛しますが、来週のランキングには、シンシナティのポイントが加算されると同時にフェデラーナダルの昨年のドバイのポイントが消えることになります。(もしこの計算に間違いがあれば訂正コメントをお願いします)

ではランキングに必要なポイント計算をしてみましょう。

まず7月28日現在のポイントは以下のようになっています。
フェデラー:6605ポイント
ナダル:6305ポイント
しかし、来週のランキングにはドバイのポイントが引かれますので、フェデラーは0ポイント、ナダルが75ポイント引かれることになります。その分を計算すると、二人の実際のポイントは以下のようになります。

フェデラー:6605ポイント
ナダル:6230ポイント

ですから、実質の二人の差は375ポイントとなります。計算がしんどいですね。もうちょっとの辛抱です。

さて今週のシンシナティ大会で得られるポイント数は以下の通りです。
優勝:500ポイント
準優勝:350ポイント
準決勝:225ポイント
準々決勝:125ポイント

ようやくシナリオにたどりつきました。

シナリオ1:ナダルが優勝した場合
もしナダルが優勝すれば、500ポイント追加でナダルは6730ポイントになります。そうなるとフェデラーは125ポイント以上取らなければ一位を確保できなくなり、最低フェデラーは準々決勝の125ポイントをとらなければなりません。でももしフェデラーが準々決勝で負けると、二人は同点の6730ポイントとなります。そうすれば二人が世界一に? それはちょっとまずいですよね。
ルールでは、過去一年のグランドスラム、マスターズ、マスターズカップの総合ポイントが多い選手が世界一になるのだそうです。ということで、フェデラーは安泰です。

ああ、何てしんどい計算なのでしょうね。あともう少しの辛抱です。

シナリオ2:ナダルが決勝で負けた場合
ナダルの350ポイント追加で6580ポイントとなりますが、フェデラーの6605ポイントには足らず、フェデラーは初戦で負けても大丈夫!(スミマセン、縁起でもない)これでちょっと気が楽になりましたね。

フェデラーは「僕はランキングよりもオリンピックとUS Openのほうが大切」と言い切っているのですから、ランキングの話はここでストップします。まずは金メダルに向けて、ぜひがんばってほしいですね。

夏期オリンピックは、フェデラーとビーチバレーボール(スイスにはビーチがないのに)くらいしか、スイスにメダルをもたらしてくれるものは無いのですから、スイス人家族としては、フェデラーには絶対勝ってもらわなければなりません!

投稿者 Tennisnakama  17:09 | コメント(8) | トラックバック(0)