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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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五輪: Day1の結果

アナ・イヴァノヴィッチが右手の怪我で出場取り消しとなりました。

シャラポヴァ、ゴロヴァンにつづき女子の怪我による欠場が続いています。セリナ・ウィリアムズやヤンコヴィッチも、大会ごとに怪我をしているようで危なっかしいものがあります・・・選手の怪我続出で女子テニス界の危機が囁かれ始めています。WTAは大会スケジュールの軽減のために、緊急対策を真剣に取り組んでほしいものです。

さて、テニスのDay 1は、雨で後半の試合が延期となりましたが、順調にトッププレーヤーのブレイク、ゴンザレス、ダヴィデンコ、バーディッチの2回戦進出がきまりました。

未来のスターと注目を浴びているグルビスですが、ダヴィデンコのサイドラインぎりぎりの速攻にエラーが増え始め、敢えなく1回戦敗退となりました。しかし騒がれるだけあって、グルビスはナダルに負けないフットワークと、ドロップショットやdown-the-lineの見事なショットメイキングはとても印象的でした。

Day 1の結果

(8) BLAKE, James (USA) d GUCCIONE, Chris (AUS) 6-3 7/6(3)

(12) GONZALEZ, Fernando (CHI) d (IP) SUN, Peng (CHN) 6-4 6-4

(4) DAVYDENKO, Nikolay (RUS) d GULBIS, Ernests (LAT) 6-4 6-2

(17) BERDYCH, Tomas (CZE d (A) YU, Xinyuan (CHN) 6-2 6-1

SCHIAVONE, Francesca (ITA) d AMANMURADOVA, Akgul (UZB) 6-4 6-2

(IP) SFAR, Selima (TUN) d WOZNIACKI, Caroline (DEN) 6-4 6-1

STOSUR, Samantha (AUS) d ERRANI, Sara (ITA) 6-3 6-2

PIRONKOVA, Tsvetana (BUL) dDOMACHOWSKA, Marta (POL) 6-3 6-4

CANAS, Guillermo (ARG) d (A) NIEMEYER, Frederic (CAN) 3-6 4-2 ret

投稿者 Tennisnakama  22:22 | コメント(4) | トラックバック(0)

五輪:やっと1回戦です

ただ今北京は10日午後1時。NYは9日午前1時。困りました。雨です。

天気予報では晴れときどき曇りとなっているのに、朝からずーっと雨が降っています。明日は確実に雨の予報なので、二日降り続けるとどうなるのでしょうね・・・選手も辛いでしょうけれど、こうやってコンピューターの前で、じーっと待ってるテニスファンも辛いものがあります。

アメリカでは、streamingで最低ライヴ放送で3コートがカヴァーされるようです。試合をやってもやらなくてもカメラが空のコートを映しています。この誰もいないコートを見続けるって、何か禅的なものを感じますが、オッ、人の動きが出てきました。蟻のように小さくてよく見えませんが、15人ほどが何やら白いタオルをもってきてコートを拭き始めました。コンピューターのスクリーンからは、雨が降っているのかどうか分かりませんが。それにしても拭き方がまばらです。個人個人が勝手に拭いているみたい。開会式のあの完璧に組織された中国のイメージとは違います。ホッとしました。テニスコートにまで、軍隊調で整備されては息が詰まりますから。

センターコートにブレイクとグチオーネが登場しました。ウォーミングアップが始まりました。不気味です。普通は楽しく音楽をかけて盛り上げるのですが、会場はシーンと静まりかえっています。堅苦しくて息がつまりそうです!ひたすらボールを打つ音だけがこだまするアップは生まれて初めてです。

今日のハイライトは、シングルスでは夜の部のセンターコートのフェデラー vs ツルスノフ、ダブルスではコート1のナダル/ロブレド vs ビヨルクマン/ソーダリンです。

嬉しいのはダブルスチームの豪華さです。下記のリストをご覧ください。何と欠場のロディックを除いて、トップ10すべてがダブルスに出場します! それでは、これからコンピューターに戻って朝まで1回戦観戦です!

グループ1
22 BRYAN BOB / BRYAN MIKE (1) USA
7 KNOWLES Mark / 1025 MULLINGS Devin バハマ

19 KIEFER Nicolas / 34 SCHUETTLER Rainer (IP) ドイツ
12 KNOWLE Julian / 37 MELZER Jurgen AUT

90 GUCCIONE Chris / 28 HEWITT Lleyton (IP) AUS
54 CALLERI Agustin / 37 MONACO Juan (IP) ARG

13 BJORKMAN Jonas / 41 SODERLING Robin SWE
2 NADAL Rafael / 22 ROBREDO Tommy (6) ESP

1 FEDERER Roger / 10 WAWRINKA Stanislas (4) SUI
47 BOLELLI Simone / 33 SEPPI Andreas ITA

32 CILIC Marin / 51 LJUBICIC Ivan (IP) CRO
15 GONZALEZ Fernando / 125 MASSU Nicolas (IP) CHI

21 BERDYCH Tomas / 20 STEPANEK Radek CZE
34 MELO Marcelo / 28 SA Andre BRA

42 MONFILS Gael / 13 SIMON Gilles FRA
9 BHUPATHI Mahesh / 15 PAES Leander (7) IND


グループ2
23 ANDREEV Igor / 4 DAVYDENKO Nikolay (8) RUS
8 BLAKE James / 48 QUERREY Sam USA

64 CANAS Guillermo / 7 NALBANDIAN David ARG
62 DARCIS Steve / 72 ROCHUS Olivier (IP) BEL

6 MURRAY Andy / 29 MURRAY Jamie GBR
1 NESTOR Daniel / 277 NIEMEYER Frederic CAN

20 CLEMENT Arnaud / 21 LLODRA Michael FRA
5 ERLICH Jonathan / 5 RAM Andy (3) ISR

14 ALMAGRO Nicolas / 5 FERRER David (5) ESP
109 ANDERSON Kevin / 17 COETZEE Jeff RSA

11 ASPELIN Simon / 63 JOHANSSON Thomas SWE
16 HANLEY Paul / 26 KERR Jordan AUS

18 FYRSTENBERG Mariusz / 18 MATKOWSKI Marcin POL
155 YU Xinyuan / 154 ZENG Shaoxuan (IP) CHN

23 DAMM Martin / 10 VIZNER Pavel CZE
3 DJOKOVIC Novac / 4 ZIMONJIC Nenad (2) SRB

(INV Invitation IP ITF Place)


投稿者 Tennisnakama  14:23 | コメント(3) | トラックバック(0)

ナダルの故郷を訪ねて(2)

Tennisnakama特派員, Tai記者のマヨルカ島から現地レポート第2弾です。

Report and photos by Tai
マナコールってどうやって行くんだろう・・・海外旅行者のバイブル「地球の歩き方」にも書いていないので自分で調べるしかないのですが、何と有難いことにパルマの中央駅からマナコール行きの列車が出ていました。所要時間はぴったり1時間、切符代はたったの2.4ユーロです。良かった!!

車窓から眺めるマヨルカ島は、いわゆるリゾート地ではありませんでした。海岸沿いの繁華街と、島の各所に点在する美しい村々を除けば、マヨルカ島は岩や赤土ばかりの乾燥地帯で、オリーブやアーモンドの木がぽつぽつと立ち並ぶだけの荒れ野が広がります。マナコールに近づいても、景色はあまり変わりません。ナダルってこんな所で練習して、世界一になったの!?・・・そんなことを考えているうちに、列車は最終駅マナコールへ到着。マヨルカ島第2の街マナコールは、砂漠に突然現れたオアシスのように、ちゃんとした街で、ちょっと安心。それでも、パルマに比べれば本当に小さな街です。駅前に止まっているタクシーだって、たったの1台!このタクシーを逃せば次はいつ見つかるか分かりません。慌てて運転手と交渉です。片言のスペイン語で「ナダルのテニスクラブ(Club de Tenis Manacor)に行きたい」と伝えてみたところ、理解してくれて、ちゃんと連れて行ってくれそうです。良かった!!

車で走ること10分、道路の脇で突然止まり、「ここだ」と言われます。「えっ、もう着いたの?」と思って右を見ると、ありました!一度だけ写真で見たことのある、薄いオレンジ色の建物が輝いています。案ずるより産むが易し・・・遠路遥々とうとうマナコールテニスクラブまで来てしまいました。

clubentrance


(写真:テニスクラブの入り口)

ナダル本人は居ないと分かっていても、心臓はドキドキします。おそるおそるテニスクラブに足を踏み入れてみたところ、おっ・・・目の前のジュニア用練習コートで、ビーチサンダル履きのおじさんが5歳くらいの男の子とテニスをしています。う~ん、このおじさん、どう見てもトニーおじさんに見える。う~ん、ナダルは北京だけど、トニーおじさんはマヨルカ・・・ありえない話ではないと思って混乱していると、傍に居た可愛い女の子がかぶっている帽子にはTony Nadalと書いてあるではありませんか。その上、その女の子がサンダルおじさんに向かって「パパ~!!」と叫びました。どうやら本物のトニーおじさんのようです。トニーおじさん、こちらを見て訪問客に気づいたようで、Hola!(スペイン語で「やあ」)と明るく挨拶をしてくれました。その後、トニーおじさんとしばし歓談です。トニーおじさんに「北京には行かないの?」と質問すると、笑って、「ほら、この子たちの面倒を見ないといけないんだ」とのこと。パパの足元には可愛い子どもたちが群がっています。パパはラファと一緒に世界を転戦しているわけですから、トニーおじさんの子どもたちは日ごろきっと寂しい思いをしているのでしょう。今日のトニーは、ナダルのコーチではなくて、普通の優しいパパでした。

tony


(写真:トニーと一緒に)

ラファはマナコールテニスクラブについて、「自分を特別扱いしないでくれる場所」と言っています。確かに、テニスクラブに足を踏み入れても、ラファのポスターが3枚貼られている以外は、彼の存在をアピールものは何もありません。そもそもクレーコートが5面あるだけの小さなテニスクラブ、こんなテニスクラブで世界一の選手が育ったというのが本当に驚きです。でも、厚意に甘えて入れてもらった支配人室で見つけたのは、ラファの小さい頃からの写真と新聞記事の数々・・・きっとたくさんの人がラファを温かく見守ってきたのでしょう。そして、第2のラファを目指して、今日もこのクラブでは多くのジュニアがバボラのラケットを振り回し、靴を赤く染めて頑張っています。

tennisclub


(写真:ナダルのクラブ)

ラファエル・ナダルが4歳のときから通い続け、今も暇さえあれば戻ってくる彼の原点とも言うべきテニスクラブを見て、トニーおじさんの家族と触れ合えた今回のショートトリップは、どんなに完璧に計画された今までの旅行よりも感動的で素晴らしかったです。20年後にまた訪問してみたい・・・きっとそのときは、ビーチサンダルを履いたラファが子どもたちにテニスを教えていることでしょう。
投稿者 Tennisnakama  00:57 | コメント(10) | トラックバック(0)