2008年09月22日
デ杯準決勝のヒーローたち
お久しぶりです。3日間書かないとまるでヴァケーションに行っていたような気持ちです。書かなかったというより、いそがしくて書けなかったのですが、この週末にいろんなことが起こりました。もちテニスの話です。
まず、デ杯です。ナダルのデ杯の対ロディック戦を録画で観ましたが、パワー、ゲームの組み立て、技術、メンタルなどのすべての点で、ナダルが圧倒的に優れていました。スコアは6-4, 6-0, 6-4でスペインの勝利が決定しました。ロディックは執拗にネットダッシュをして攻めましたが、ナダルのパッシングショットでほとんど抜かれてしまいました。クレーではどんなにサーヴがよくても、サーヴ&ヴォレーはナダルが相手では、自分の首を絞める結果になることを教えてくれたような試合でした。「今日はほぼ完璧なテニスだった」とナダルが言ってましたが、限りなく上達し続ける彼のテニスは、人間の無限の可能性をみるようで感動的でした。
しかも勝った瞬間、普通でしたらワアッと自分のチームに駆けていって喜びを分ち合いますが、ナダルはまずアメリカ側に行って、チームの一人一人に握手を求めました。こんな光景は今まで見た事がありません。ナダルはランキングだけでなく、スポーツマンとしても No. 1であることを世界に証明してくれました。
アルジェンチンがロシアに3-2で勝ち、スペインvsアルジェンチンの決勝が決定しました。
錦織選手を破ったあのデルポトロの大活躍でした。圧倒的な強さでダヴィデンコとアンドレーヴをストレートに打ち破った19才のデルポトロは明日二十歳になります。US Openで練習風景やら、錦織戦を通して彼を間近に観察してきた私ですが、テニスのスケールの大きさ(図体も大きいのですが)、パワフルで確実なショット、サーヴの豪快さ、柔軟なネットプレー、そしてあの大きな体にして驚くべき俊足、と感心することばかりでした。「この青年は将来No.1 になる」そんな予感をさせるに十分な素質にあふれていました。それにとても好青年という感じで、さっそくお気に入りの選手となりました。
デルポトロvsアンドレーヴ戦が勝敗を決めるラバー5でしたので、デルポトロが実質アルジェンチンに勝利をもたらしたことになります。しかし大喜びする観客の前で、彼は何度もナルバンディアンの方を指さしました。「勝利をもたらした貢献者は、僕でなくてナルバンディアンです」と言っているのです。ナルバンディアンはシングルスでは1勝1敗、ダブルスで1敗ですので1勝2敗ですから、私にいわせれば、エッ?冗談!と言いたいところですが、そこは先輩を気遣うやさしいデルポトロ。いい感じです。彼の株がますます上がりました。
東レPPOの決勝戦、サフィーナvsクズネツォヴァを少し観ましたが、気になったのは空席が目立つこと。しかも特等席が空いてましたね。残念です。そしてとても静かでした。私はテニスチャンネルで観たのですが、解説者が気になる事を言ってました。「日本はラインコールがひどいので有名です。5cmくらいアウトしているのに、アウトのコールをしないのです。」5cmとはオーヴァーですが、でもそんなことで有名なんて困りました。AIGオープンまでに何とかトレーニングを積んで、汚名を返上してほしいですね。
まず、デ杯です。ナダルのデ杯の対ロディック戦を録画で観ましたが、パワー、ゲームの組み立て、技術、メンタルなどのすべての点で、ナダルが圧倒的に優れていました。スコアは6-4, 6-0, 6-4でスペインの勝利が決定しました。ロディックは執拗にネットダッシュをして攻めましたが、ナダルのパッシングショットでほとんど抜かれてしまいました。クレーではどんなにサーヴがよくても、サーヴ&ヴォレーはナダルが相手では、自分の首を絞める結果になることを教えてくれたような試合でした。「今日はほぼ完璧なテニスだった」とナダルが言ってましたが、限りなく上達し続ける彼のテニスは、人間の無限の可能性をみるようで感動的でした。
しかも勝った瞬間、普通でしたらワアッと自分のチームに駆けていって喜びを分ち合いますが、ナダルはまずアメリカ側に行って、チームの一人一人に握手を求めました。こんな光景は今まで見た事がありません。ナダルはランキングだけでなく、スポーツマンとしても No. 1であることを世界に証明してくれました。
アルジェンチンがロシアに3-2で勝ち、スペインvsアルジェンチンの決勝が決定しました。
錦織選手を破ったあのデルポトロの大活躍でした。圧倒的な強さでダヴィデンコとアンドレーヴをストレートに打ち破った19才のデルポトロは明日二十歳になります。US Openで練習風景やら、錦織戦を通して彼を間近に観察してきた私ですが、テニスのスケールの大きさ(図体も大きいのですが)、パワフルで確実なショット、サーヴの豪快さ、柔軟なネットプレー、そしてあの大きな体にして驚くべき俊足、と感心することばかりでした。「この青年は将来No.1 になる」そんな予感をさせるに十分な素質にあふれていました。それにとても好青年という感じで、さっそくお気に入りの選手となりました。
デルポトロvsアンドレーヴ戦が勝敗を決めるラバー5でしたので、デルポトロが実質アルジェンチンに勝利をもたらしたことになります。しかし大喜びする観客の前で、彼は何度もナルバンディアンの方を指さしました。「勝利をもたらした貢献者は、僕でなくてナルバンディアンです」と言っているのです。ナルバンディアンはシングルスでは1勝1敗、ダブルスで1敗ですので1勝2敗ですから、私にいわせれば、エッ?冗談!と言いたいところですが、そこは先輩を気遣うやさしいデルポトロ。いい感じです。彼の株がますます上がりました。
東レPPOの決勝戦、サフィーナvsクズネツォヴァを少し観ましたが、気になったのは空席が目立つこと。しかも特等席が空いてましたね。残念です。そしてとても静かでした。私はテニスチャンネルで観たのですが、解説者が気になる事を言ってました。「日本はラインコールがひどいので有名です。5cmくらいアウトしているのに、アウトのコールをしないのです。」5cmとはオーヴァーですが、でもそんなことで有名なんて困りました。AIGオープンまでに何とかトレーニングを積んで、汚名を返上してほしいですね。