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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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Wonderful Moments

ニューヨークから車で30分、ハドソン河に面した丘の上に瀟酒な建物があります。そこからマンハッタンが一望できるのですが、あの2つ並んだWTCの高層ビルがなくなってしまった今は、エンパイアステイトビルディングだけががんばって空にむけて背伸びしているようなちょっと寂しいマンハッタンです。

building



午前11時。ぞくぞくゲストが入ってきます。夫の部下のビルは50すぎで再婚です。新妻のエヴァも同じ年頃。職場で結ばれました。二人とも再婚です。成人した娘や息子たちがお祝いに駆けつけました。



花びらを蒔く役目のフラワーガールは、こんなにかわいいお嬢ちゃんでした。

flowergirl



ブライズメイドは新郎のお嬢さんたちです。お父さんの新しい門出に嬉しそう。

buridemaid



結婚式はガーデンで行われました。エヴァの白いウェディングドレスがガーデンの緑の芝に美しいシルエットをつくりだしています。最近はお葬式が多く気持ちが沈みがちになっていましたので、このようなハッピーなイヴェントは嬉しいです。



式の後はランチです。メニューは自分で選択できます。

lunch



ランチが終わっていないのに、ゲストはもう踊り出しました。最初は男性も頑張っていましたが、終わりの頃は女性ばかりが残って踊りまくっていました。ハイヒールを脱ぎ捨てた彼女たちは、とてもパワフルでした。



50代で第2の人生へのスタートを切ったビルとエヴァ。長い祝辞もなく受付もなく。気張らずリラックスした大人のパーティでした。ゲストは個々に彼らに「おめでとう!」を言ってあとはパーティを楽しみます。こんな気楽な楽しいパーティなら何度呼ばれても喜んで行きたいですね。

この記事はビルとエヴァに記念にと約束した私のささやかなプレゼントなのです。お幸せに!

Congratulations!





投稿者 Tennisnakama  23:38 | コメント(5) | トラックバック(0)

ソフトテニスをなぜ学校で?

ソフトテニスの名を初めて知りました。

軟式テニスは知っていましたが、ソフトテニスという名は1992年に軟式テニスから改名されたそうですね。ソフトテニスといっても、アメリカやヨーロッパでは誰も知らないでしょうが、国際化を図っての改名だと思います。このソフトテニスは日本を中心としてアジアに広まったようですが、硬式テニスをもとに日本の環境に合わせて日本がつくったスポーツだとは知りませんでした。日本に硬式テニスが伝えられた19世紀は、ボールを手に入れるのが困難で、安価なゴムボールをかわりに利用するようになったのが始まりとか。それでついでにルールもボールに合ったものに変えてしまおう、ということだったのかもしれません。

私はソフトテニスを習ったことがありませんし、実際観たこともありませんので、ソフトテニスについてはド素人です。しかし、ときどき日本人の中で、「昔は軟式をやってました」という方とプレイすることがあります。そのときにフォームの違いを説明してもらいましたが、確かバックハンドが決定的に違ったように覚えています。つまりフォアもバックも同じ面で打つ、そういう風に聞きました。間違っているかもしれませんが、とにかくかなり硬式テニスと違ったフォームでフォアもバックも打っているのは確かなようです。

ソフトテニス部出身のある女性は、ヴォレー、バックハンド、スマッシュ、などあらゆるフォームの矯正をテニススクールで強いられていました。もう昔から体にしみついてしまっている癖ですからどうしてもなおらない。そうするうちにテニスがつまらなくなって辞めてしまいました。

テニスは西洋で生まれ西洋で発達してきた文化です。柔道をやり辛いからと勝手に変えてしまうことは日本では考えられませんよね。でもテニスは借りてきた文化ですから、日本流に変えてしまうことに何の抵抗もなく、むしろどちらがやり易いか、体に負担がないかに重点がおかれて、ソフトテニスが日本で発展してきたのでしょう。

しかし現代のテニスはテクノロジーのおかげで、小さな子供でも問題なく楽しめるスポーツとなっています。現実に私の息子が7才で始めたときは、子供用のラケットでガンガンと打ちまくって全く手首、肘などに問題はありませんでした。これはきちんとした打ち方をすれば、小さな子供でもまったく問題はないのです。お年寄りでも同じです。私のクラブでは80才の老人がダブルスを楽しんでいますが、彼らはソフトテニスに切り替えるなんて夢にも思っていないはずです。

テニススクールに行かなければ、子供たちはテニスが出来ない、そういう日本事情からは、残念ながらテニス文化は生まれてこないと思います。そしてさらに日本のテニス事情を複雑にしているのが、このソフトテニスです。「硬式テニスだと子供の健康に害を及ぼす危険あり」という考え方は時代錯誤です。もしそうだとしたら、欧米や南米の国々の学校でテニスを習っている子供は大変な危険な目に合っていることになります。

私はここでソフトテニス反対を唱えているのではありません。趣味のサークルなどで大人がソフトテニスを楽しむことは大いに奨励されてよいと思います。アメリカではラケットボールが人気がありますが、これはあくまでもレクレーションとしてのスポーツです。

日本のテニス専門家たちが「なぜ日本から世界的なテニスプレーヤーが生まれないのか?」という問題に真剣に取り組んでいます。しかしその問いかけ以前の重要な問題が議論されていないのです。

「なぜ学校で硬式テニスを教えず、世界に通用しないソフトテニスを教えるのか?」

隠された答えが、単なる学校側の怠慢だとすれば、そのツケを子供たちが払っていることになり悲劇です。

(追記)
私はソフトテニスを否定しておりません。硬式とソフトの共存は大人の段階では全く問題ないと思うのです。しかし選択の余地も持たない子供達に、ソフトテニスが強要されたらどうなるか?と言う視点からこの記事を書いています。一方では世界的な選手が生まれないとこぼしながら、子供は硬式もソフトもどちらでもいいじゃ~んというあいまいな姿勢を言っているのです。子供にソフトを教えるメリット、デメリットをもっと深く議論されてもよいのでないでしょうか。もし日本が何となくソフトテニスを教えているのなら、真剣にテニスをやりたい若者は、錦織選手のようにテニス留学をするしか道は残されていないと思います。

投稿者 Tennisnakama  06:43 | コメント(24) | トラックバック(0)