2008年10月05日
デルポに注目!
いよいよAIG Openもこの日曜でお別れですね。特派員レポや皆さんの数多くのコメントのおかげで、AIG Openの様子が詳しく分かってきました。ありがとうございました。おかげさまでコメントも気楽に読者の間でやりとりができる雰囲気になってきたので、私のブログもますます望んでいる方向に進んでいます。「自由に意見の交換ができる広場づくり」をめざしているTennisnakamaは感謝の気持ちで一杯です。
デルポトロvsガスケ: 6-3, 4-6, 7-5
US Openのときは、ファンが"デルポ"の名を連呼していましたので、デルポトロを親愛の意味をこめてデルポと呼ぶ事にします。(彼はとても好感の持てる選手なのです)
デルポとガスケの試合は、ハイレベルな試合でどちらに勝利が転んでもおかしくない試合だったようです。
ガスケは今年7月にシュツットガルト大会の決勝で、6-4, 7-5でデルポに負けています。対デルポ戦の前にインタービューでガスケは「彼の実力は、ナダル、フェデラー、ジョコヴィッチ、マリーに続いて5位だと思う。」と断言しました。この発言は大変興味深いものがあります。このデルポの実力評価は、2度たて続けに負けてしまったガスケだけの意見ではなく、もはやATPの選手の中では、デルポトロは5位だという見方になってきているように思います。これは脅威的なことです。
ATP ランキング(過去一年の成績)を4月の81位から一気に駆け上ってきたデルポは現在12位ですが、決勝でバーディッチを破れば、トップ10も可能になってきました。本当にめざましい活躍ぶりです。
そして来週のATPレース(2008年の成績)においては、ブレイクを追いこして8位となります。このまま順調にいけば世界のエリート選手の仲間入りとなり、上海のマスターズカップに出場確定です。(マスターズカップはATPレースの上位8位までが招待されます)
デルポはデ杯ではロシアチームのダヴィデンコとアンドレーヴを3セットストレート勝ちを決め、アルジェンチンを決勝に導きました。彼はなんと7月から勝ち続け、今までで負けたのは、US OpenのQFのマリー戦のみという記録男なのです。しかも20歳になったばかりです。
ナダルを5年前から追ってきたあの興奮が蘇ってきました。デルポにはフェデラー、ナダルに共通するチャンピオンスピリットがあると思います。ガスケとの対戦でも、最後まで諦めず戦い抜くスピリットで勝ち抜きましたね。このスピリットは残念ながら練習では身に付かないものだと思います。天性の勝負師としての勘と勝つことに対する執念です。ここで取らねばならない決定的チャンスをものにすることができるメンタルの強さです。これがガスケには足らない。このデルポの目を見てください。もうこの目が全てを語っています。
決勝は、フェデラーをアテネオリンピックで破って以来、大型新人として期待されてきたバーディッチです。しかし実力がありながらビッグタイトルがとれていなのは、ガスケと同じく、このチャンピオンスピリットに欠けるからだと思います。バーディッチはいつも最後にビビリます。ガスケはガス欠です。
デルポは「疲れた」を連発していましたが、バーディッチも3セットの苦しい準決勝をロディックと戦ってきていますので、疲れは同じです。もうあとは、どれだけ「勝ちたい!」という願望次第でしょう。泥試合になると思われます。私はまた観れません。(泣)
デルポはインタービューで、「今日勝ったからと気をゆるめてはいけないと思ってます。明日勝つために気を引き締めます。」とさすが最大の敵、心の穴をつくらない心がけはたいしたものです。
明日は、未来のテニスを予言するようなジャイアンツの決勝です。このような巨大な選手に混じってこれから錦織選手はどのように勝ち進んでいけるのか。ニックボレティエリ氏のコメントが待ち遠しいですね。
デルポトロvsガスケ: 6-3, 4-6, 7-5
US Openのときは、ファンが"デルポ"の名を連呼していましたので、デルポトロを親愛の意味をこめてデルポと呼ぶ事にします。(彼はとても好感の持てる選手なのです)
デルポとガスケの試合は、ハイレベルな試合でどちらに勝利が転んでもおかしくない試合だったようです。
ガスケは今年7月にシュツットガルト大会の決勝で、6-4, 7-5でデルポに負けています。対デルポ戦の前にインタービューでガスケは「彼の実力は、ナダル、フェデラー、ジョコヴィッチ、マリーに続いて5位だと思う。」と断言しました。この発言は大変興味深いものがあります。このデルポの実力評価は、2度たて続けに負けてしまったガスケだけの意見ではなく、もはやATPの選手の中では、デルポトロは5位だという見方になってきているように思います。これは脅威的なことです。
ATP ランキング(過去一年の成績)を4月の81位から一気に駆け上ってきたデルポは現在12位ですが、決勝でバーディッチを破れば、トップ10も可能になってきました。本当にめざましい活躍ぶりです。
そして来週のATPレース(2008年の成績)においては、ブレイクを追いこして8位となります。このまま順調にいけば世界のエリート選手の仲間入りとなり、上海のマスターズカップに出場確定です。(マスターズカップはATPレースの上位8位までが招待されます)
デルポはデ杯ではロシアチームのダヴィデンコとアンドレーヴを3セットストレート勝ちを決め、アルジェンチンを決勝に導きました。彼はなんと7月から勝ち続け、今までで負けたのは、US OpenのQFのマリー戦のみという記録男なのです。しかも20歳になったばかりです。
ナダルを5年前から追ってきたあの興奮が蘇ってきました。デルポにはフェデラー、ナダルに共通するチャンピオンスピリットがあると思います。ガスケとの対戦でも、最後まで諦めず戦い抜くスピリットで勝ち抜きましたね。このスピリットは残念ながら練習では身に付かないものだと思います。天性の勝負師としての勘と勝つことに対する執念です。ここで取らねばならない決定的チャンスをものにすることができるメンタルの強さです。これがガスケには足らない。このデルポの目を見てください。もうこの目が全てを語っています。
決勝は、フェデラーをアテネオリンピックで破って以来、大型新人として期待されてきたバーディッチです。しかし実力がありながらビッグタイトルがとれていなのは、ガスケと同じく、このチャンピオンスピリットに欠けるからだと思います。バーディッチはいつも最後にビビリます。ガスケはガス欠です。
デルポは「疲れた」を連発していましたが、バーディッチも3セットの苦しい準決勝をロディックと戦ってきていますので、疲れは同じです。もうあとは、どれだけ「勝ちたい!」という願望次第でしょう。泥試合になると思われます。私はまた観れません。(泣)
デルポはインタービューで、「今日勝ったからと気をゆるめてはいけないと思ってます。明日勝つために気を引き締めます。」とさすが最大の敵、心の穴をつくらない心がけはたいしたものです。
明日は、未来のテニスを予言するようなジャイアンツの決勝です。このような巨大な選手に混じってこれから錦織選手はどのように勝ち進んでいけるのか。ニックボレティエリ氏のコメントが待ち遠しいですね。