2008年10月30日
パリ現地レポ
「実はベルシーは私が学生時代をすごし、今でも年の何分の一かを過ごしている地元なんです。」とおっしゃるalalaさんからパリマスターズの現地レポが届きました! Tennisnakamaの特派員ネットワークは世界で大活躍です。(嬉泣き)
Report by alala
BNPパリバ・マスターズを見てきました!
今日(10月29日)は、夜の部のチケットで。(夜の部って…歌舞伎みたいだわ)
私が泊まっているアパートはベルシーの隣の駅。ステパネクとツォンガの試合を見終えてからのんびり出かけたのですが、ちょうど次の試合との間で昼と夜のお客さんの入れ替えをするため、入り口は人でごったがえしていました。
中ではロジャー・フェデラーとロビン・ソダーリンの試合が始まったところ。センターコートとはいえ、USオープンのアーサーアッシュ・スタジアムとはi-Podとi-Podシャッフルくらいの大きさの違い。(変なたとえだ!しかも、わかりにくいし!)
ま、とにかくこじんまりとしたベルシー体育館。こんな近くでロジャーさんのテニスを見るのは生まれて初めて!
で、見たわけですが。
私はあまり専門的なことはわからないんですが、フェデラーのボールは魔法のようだなって思いました。本当にテニスに詳しい方々にお聞かせするのも恥ずかしいのですが、私にはそうとしかいいようがないんです。私は、ベースラインの後ろで見ていたのですが、こちらに向かってやってくるフェデラーの球は、ものすごく色々な質感と、表情と、果ては色合いすら持っているんじゃないかというくらい変幻自在なのです。まるで絵を描いているみたいだと思いました。(これ、どう説明したらいいんですかね!?誰か教えてください)私はすっかりそれに幻惑されてしまいました。本当に物理的に眼がおかしくなったような気がしてくるんです。私は観客だから、オーロラに飲み込まれるような気分でいればいいけど、相手の選手はたまりませんよね。今日のソダーリンは、ちょっとそんな感じだったかな?このフェデラーの美しい世界に飲み込まれずにいるのって、大変なんじゃないかと思います。そう考えると、ラファがますます伝説に出てくる英雄のように思えてしまう!!
さて、そのラファですが、この日はダブルスの試合が予定されていました。しかも、センターコートではなく、ナンバーワン・コートで。
ナンバーワン・コートって、どこ?と思って探していると、ゲートPの向かい辺りで人がいっぱい並んでます。これだな、と思いぞろぞろとついていくと、入り口に書いてあったのは「Patinoire(スケート場)」。ラファ、スケート場で試合するのね…。
入ってみると、何とまあ急ごしらえの、小さな小さなコート。
ラファには申し訳ないみたいだけど、ファンにはたまりません。
フェデラーの試合の後、人の波にもまれながらたどりついたナンバーワン・コートでは、ちょうど時間をはかったように前の試合が終わり、ラファとモナコ君が入場です。
ラファはとっても楽しそう。数時間前にシングルスの初戦を無事終えて、リラックスしてます。
私はラファのダブルスの試合を生で見るのは初めて。
派手な平行陣のボレー合戦を見たいなーと思っていたけど、案の定そういうシーンはあんまりなくって、ラファ君は結構ボレーをミスしていて可愛らしかった。(この際ラファなら何でも良し)
だけど目の前を音をたてて通り過ぎていくまさに「かめはめ波」のようなショットや、ため息の出るようなスマッシュを決めて、ラファたちは試合をリード。ブーパティ/ノウルズの二人にもミスが多く出て、結果6-4、6-2でラファ/モナコチームが勝利しました。何よりもふたりが楽しそうなのが伝わってきて、こちらまで思わず微笑んでしまいます。
ローラン・ギャロスの独特の雰囲気を楽しむのももちろん素敵ですけど、選手達と近い距離にいられるベルシーも捨てがたいものがあります。そういえば、大会中エース1本につき10ユーロがスポンサーのBNPパリバ銀行からユニセフに寄付されるんですって。大変な時に、偉い!!ここはひとつ、選手達にはボコボコとエースを決めてもらいましょう!!
(alalaさんのブログ、「フーテンアララの日記」にパリの様子やラファのことなどが載っています。)
Report by alala
BNPパリバ・マスターズを見てきました!
今日(10月29日)は、夜の部のチケットで。(夜の部って…歌舞伎みたいだわ)
私が泊まっているアパートはベルシーの隣の駅。ステパネクとツォンガの試合を見終えてからのんびり出かけたのですが、ちょうど次の試合との間で昼と夜のお客さんの入れ替えをするため、入り口は人でごったがえしていました。
中ではロジャー・フェデラーとロビン・ソダーリンの試合が始まったところ。センターコートとはいえ、USオープンのアーサーアッシュ・スタジアムとはi-Podとi-Podシャッフルくらいの大きさの違い。(変なたとえだ!しかも、わかりにくいし!)
ま、とにかくこじんまりとしたベルシー体育館。こんな近くでロジャーさんのテニスを見るのは生まれて初めて!
で、見たわけですが。
私はあまり専門的なことはわからないんですが、フェデラーのボールは魔法のようだなって思いました。本当にテニスに詳しい方々にお聞かせするのも恥ずかしいのですが、私にはそうとしかいいようがないんです。私は、ベースラインの後ろで見ていたのですが、こちらに向かってやってくるフェデラーの球は、ものすごく色々な質感と、表情と、果ては色合いすら持っているんじゃないかというくらい変幻自在なのです。まるで絵を描いているみたいだと思いました。(これ、どう説明したらいいんですかね!?誰か教えてください)私はすっかりそれに幻惑されてしまいました。本当に物理的に眼がおかしくなったような気がしてくるんです。私は観客だから、オーロラに飲み込まれるような気分でいればいいけど、相手の選手はたまりませんよね。今日のソダーリンは、ちょっとそんな感じだったかな?このフェデラーの美しい世界に飲み込まれずにいるのって、大変なんじゃないかと思います。そう考えると、ラファがますます伝説に出てくる英雄のように思えてしまう!!
さて、そのラファですが、この日はダブルスの試合が予定されていました。しかも、センターコートではなく、ナンバーワン・コートで。
ナンバーワン・コートって、どこ?と思って探していると、ゲートPの向かい辺りで人がいっぱい並んでます。これだな、と思いぞろぞろとついていくと、入り口に書いてあったのは「Patinoire(スケート場)」。ラファ、スケート場で試合するのね…。
入ってみると、何とまあ急ごしらえの、小さな小さなコート。
ラファには申し訳ないみたいだけど、ファンにはたまりません。
フェデラーの試合の後、人の波にもまれながらたどりついたナンバーワン・コートでは、ちょうど時間をはかったように前の試合が終わり、ラファとモナコ君が入場です。
ラファはとっても楽しそう。数時間前にシングルスの初戦を無事終えて、リラックスしてます。
私はラファのダブルスの試合を生で見るのは初めて。
派手な平行陣のボレー合戦を見たいなーと思っていたけど、案の定そういうシーンはあんまりなくって、ラファ君は結構ボレーをミスしていて可愛らしかった。(この際ラファなら何でも良し)
だけど目の前を音をたてて通り過ぎていくまさに「かめはめ波」のようなショットや、ため息の出るようなスマッシュを決めて、ラファたちは試合をリード。ブーパティ/ノウルズの二人にもミスが多く出て、結果6-4、6-2でラファ/モナコチームが勝利しました。何よりもふたりが楽しそうなのが伝わってきて、こちらまで思わず微笑んでしまいます。
ローラン・ギャロスの独特の雰囲気を楽しむのももちろん素敵ですけど、選手達と近い距離にいられるベルシーも捨てがたいものがあります。そういえば、大会中エース1本につき10ユーロがスポンサーのBNPパリバ銀行からユニセフに寄付されるんですって。大変な時に、偉い!!ここはひとつ、選手達にはボコボコとエースを決めてもらいましょう!!
(alalaさんのブログ、「フーテンアララの日記」にパリの様子やラファのことなどが載っています。)