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フェデもナダルもOUT

パリマスターズは波乱状態です。

まずロジャーがブレイクとの試合を棄権しました。

以下が彼のメッセージです。

ファンの皆さん、

*背中が固くて、今晩のジェイムス・ブレイクの試合を棄権することにしました。背中はこの2~3日間強ばった感じだったのですが、今朝起きたとき昨夜うけた治療の効果はありませんでした。今晩100%の状態でプレイできないこともあり、用心をとって棄権というむずかしい決断をくだすことにしました。大会関係者の方々、そしてフランスのファンの皆様にご理解とご支援をいただき感謝をしています。

ロジャー

*背中とありますが、後でニュースで調べますと、lower backとありますので、つまり腰の部分にあたります。つまり私達が言っている「腰痛」のようなものだと思います。

Dear Fans,

Due to a stiff back, I have decided to pull out of my match against James Blake tonight. My back has been stiff for the last couple of days and I woke up this morning and it did not respond to the treatment I had last night. As a precaution and because I would be unable to play at 100% tonight, I have unfortunately had to take the difficult decision not to play. I thank the tournament and French fans for their understanding and support.

All the best,

Roger

このメッセージに加えて、フェデラーは記者会見ではこのように述べています。
「僕が試合を放棄するのは、これが初めてで主催者の方々、ファンの皆さんに申し訳ないと思っています。」
「普段は背中の痛みは2~3日の間に治るので、今回も数日間のうちによい状態になると思っています。」

ともかくも、しっかりと故障の部分をなおして、選手生命を長く保って私たちを楽しませてほしいと思います。


ラファがリタイアしました
第1セットからどうもナダルの調子が今いちです。動きも鈍く、フォアハンドはベースラインを大きくオーヴァーしてミスが多いのです。そしてあれよあれよと言う間にダヴィデンコにブレークされ、1-5のナダルのサーヴのときです。彼の右膝を指差しながらトレーナーを呼びました。

「トリートメントを受けた後もトライしてみるけれど、痛みがとれないようだったら試合は続けられない。That's it.」と彼はトレーナーに告げました。

膝の痛みを和らげるために、マッサージを受けた後、ナダルは全力をふるって頑張りました。本人はこの状態では、とても勝とうなどとは思っていなかったでしょうが、ファンのために最後のゲームを精一杯戦いました。デュースが続きます。足をひきずるような感じにも見えます。しかしダヴィデンコはそのナダルの弱点に最後のとどめをさすように、ナダルを左右に振りまくります。二人とも見事でした。ダヴィデンコは手をゆるめると、ナダルを侮辱したことになります。ナダルはあえながら、最後の力を振り絞って第1セットを成し終えました。

私が今まで言い続けて来た「リタイア」のあるべき姿をナダルがみせてくれました。これでナダル本人も、ファンも、主催者も、対戦相手も納得するのです。

ナダルの膝はいつまでもつのでしょうか。US Openの練習でも手を抜かず、真剣そのもので走り回っていました。だから世界でNo.1になれたのでしょうが、しかしこのままでは危ない!膝に問題があるのに、どうしてダブルスに出るのでしょうか? コンディションを整えていくには、ダブルスが役に立つと思いますが、このように無理が続くと本当に心配になります。彼には絶対アルジェンチンには負けられない、デ杯の優勝がかかっていますし、上海をスキップするかもしれませんね。

「デ杯はワールドカップのように4年に一回にするべきです。」これはイヴァン・レンデルの意見ですが、私も賛成です。

ひょっとしたら、フェデラーも、ナダルも、デルポトロも、皆上海行きをキャンセルという事態に陥る可能性もありますね。

毎年、シーズン末に怪我人が大量に出て、「トーナメントの数を減らせ」「選手の出場参加数が多すぎる」と、ワイワイ批判されている割には、大会は増える一方、選手もますます出場回数が増えているのが現状です。自殺行為をATPやWTAが奨励しているようなもので、この選手の怪我の問題は早急に取り組まなければ、テニスプレーヤーはすべてこの世から消えてしまいます! ロジャー、ラファ、デルポ、圭くん、そして怪我で苦しんでいる多くの選手たちへ、

Get well, everyone!




投稿者 Tennisnakama  01:48 | コメント(14) | トラックバック(0)