2008年11月01日
フェデもナダルもOUT
パリマスターズは波乱状態です。
まずロジャーがブレイクとの試合を棄権しました。
以下が彼のメッセージです。
ファンの皆さん、
*背中が固くて、今晩のジェイムス・ブレイクの試合を棄権することにしました。背中はこの2~3日間強ばった感じだったのですが、今朝起きたとき昨夜うけた治療の効果はありませんでした。今晩100%の状態でプレイできないこともあり、用心をとって棄権というむずかしい決断をくだすことにしました。大会関係者の方々、そしてフランスのファンの皆様にご理解とご支援をいただき感謝をしています。
ロジャー
*背中とありますが、後でニュースで調べますと、lower backとありますので、つまり腰の部分にあたります。つまり私達が言っている「腰痛」のようなものだと思います。
Dear Fans,
Due to a stiff back, I have decided to pull out of my match against James Blake tonight. My back has been stiff for the last couple of days and I woke up this morning and it did not respond to the treatment I had last night. As a precaution and because I would be unable to play at 100% tonight, I have unfortunately had to take the difficult decision not to play. I thank the tournament and French fans for their understanding and support.
All the best,
Roger
このメッセージに加えて、フェデラーは記者会見ではこのように述べています。
「僕が試合を放棄するのは、これが初めてで主催者の方々、ファンの皆さんに申し訳ないと思っています。」
「普段は背中の痛みは2~3日の間に治るので、今回も数日間のうちによい状態になると思っています。」
ともかくも、しっかりと故障の部分をなおして、選手生命を長く保って私たちを楽しませてほしいと思います。
ラファがリタイアしました
第1セットからどうもナダルの調子が今いちです。動きも鈍く、フォアハンドはベースラインを大きくオーヴァーしてミスが多いのです。そしてあれよあれよと言う間にダヴィデンコにブレークされ、1-5のナダルのサーヴのときです。彼の右膝を指差しながらトレーナーを呼びました。
「トリートメントを受けた後もトライしてみるけれど、痛みがとれないようだったら試合は続けられない。That's it.」と彼はトレーナーに告げました。
膝の痛みを和らげるために、マッサージを受けた後、ナダルは全力をふるって頑張りました。本人はこの状態では、とても勝とうなどとは思っていなかったでしょうが、ファンのために最後のゲームを精一杯戦いました。デュースが続きます。足をひきずるような感じにも見えます。しかしダヴィデンコはそのナダルの弱点に最後のとどめをさすように、ナダルを左右に振りまくります。二人とも見事でした。ダヴィデンコは手をゆるめると、ナダルを侮辱したことになります。ナダルはあえながら、最後の力を振り絞って第1セットを成し終えました。
私が今まで言い続けて来た「リタイア」のあるべき姿をナダルがみせてくれました。これでナダル本人も、ファンも、主催者も、対戦相手も納得するのです。
ナダルの膝はいつまでもつのでしょうか。US Openの練習でも手を抜かず、真剣そのもので走り回っていました。だから世界でNo.1になれたのでしょうが、しかしこのままでは危ない!膝に問題があるのに、どうしてダブルスに出るのでしょうか? コンディションを整えていくには、ダブルスが役に立つと思いますが、このように無理が続くと本当に心配になります。彼には絶対アルジェンチンには負けられない、デ杯の優勝がかかっていますし、上海をスキップするかもしれませんね。
「デ杯はワールドカップのように4年に一回にするべきです。」これはイヴァン・レンデルの意見ですが、私も賛成です。
ひょっとしたら、フェデラーも、ナダルも、デルポトロも、皆上海行きをキャンセルという事態に陥る可能性もありますね。
毎年、シーズン末に怪我人が大量に出て、「トーナメントの数を減らせ」「選手の出場参加数が多すぎる」と、ワイワイ批判されている割には、大会は増える一方、選手もますます出場回数が増えているのが現状です。自殺行為をATPやWTAが奨励しているようなもので、この選手の怪我の問題は早急に取り組まなければ、テニスプレーヤーはすべてこの世から消えてしまいます! ロジャー、ラファ、デルポ、圭くん、そして怪我で苦しんでいる多くの選手たちへ、
まずロジャーがブレイクとの試合を棄権しました。
以下が彼のメッセージです。
ファンの皆さん、
*背中が固くて、今晩のジェイムス・ブレイクの試合を棄権することにしました。背中はこの2~3日間強ばった感じだったのですが、今朝起きたとき昨夜うけた治療の効果はありませんでした。今晩100%の状態でプレイできないこともあり、用心をとって棄権というむずかしい決断をくだすことにしました。大会関係者の方々、そしてフランスのファンの皆様にご理解とご支援をいただき感謝をしています。
ロジャー
*背中とありますが、後でニュースで調べますと、lower backとありますので、つまり腰の部分にあたります。つまり私達が言っている「腰痛」のようなものだと思います。
Dear Fans,
Due to a stiff back, I have decided to pull out of my match against James Blake tonight. My back has been stiff for the last couple of days and I woke up this morning and it did not respond to the treatment I had last night. As a precaution and because I would be unable to play at 100% tonight, I have unfortunately had to take the difficult decision not to play. I thank the tournament and French fans for their understanding and support.
All the best,
Roger
このメッセージに加えて、フェデラーは記者会見ではこのように述べています。
「僕が試合を放棄するのは、これが初めてで主催者の方々、ファンの皆さんに申し訳ないと思っています。」
「普段は背中の痛みは2~3日の間に治るので、今回も数日間のうちによい状態になると思っています。」
ともかくも、しっかりと故障の部分をなおして、選手生命を長く保って私たちを楽しませてほしいと思います。
ラファがリタイアしました
第1セットからどうもナダルの調子が今いちです。動きも鈍く、フォアハンドはベースラインを大きくオーヴァーしてミスが多いのです。そしてあれよあれよと言う間にダヴィデンコにブレークされ、1-5のナダルのサーヴのときです。彼の右膝を指差しながらトレーナーを呼びました。
「トリートメントを受けた後もトライしてみるけれど、痛みがとれないようだったら試合は続けられない。That's it.」と彼はトレーナーに告げました。
膝の痛みを和らげるために、マッサージを受けた後、ナダルは全力をふるって頑張りました。本人はこの状態では、とても勝とうなどとは思っていなかったでしょうが、ファンのために最後のゲームを精一杯戦いました。デュースが続きます。足をひきずるような感じにも見えます。しかしダヴィデンコはそのナダルの弱点に最後のとどめをさすように、ナダルを左右に振りまくります。二人とも見事でした。ダヴィデンコは手をゆるめると、ナダルを侮辱したことになります。ナダルはあえながら、最後の力を振り絞って第1セットを成し終えました。
私が今まで言い続けて来た「リタイア」のあるべき姿をナダルがみせてくれました。これでナダル本人も、ファンも、主催者も、対戦相手も納得するのです。
ナダルの膝はいつまでもつのでしょうか。US Openの練習でも手を抜かず、真剣そのもので走り回っていました。だから世界でNo.1になれたのでしょうが、しかしこのままでは危ない!膝に問題があるのに、どうしてダブルスに出るのでしょうか? コンディションを整えていくには、ダブルスが役に立つと思いますが、このように無理が続くと本当に心配になります。彼には絶対アルジェンチンには負けられない、デ杯の優勝がかかっていますし、上海をスキップするかもしれませんね。
「デ杯はワールドカップのように4年に一回にするべきです。」これはイヴァン・レンデルの意見ですが、私も賛成です。
ひょっとしたら、フェデラーも、ナダルも、デルポトロも、皆上海行きをキャンセルという事態に陥る可能性もありますね。
毎年、シーズン末に怪我人が大量に出て、「トーナメントの数を減らせ」「選手の出場参加数が多すぎる」と、ワイワイ批判されている割には、大会は増える一方、選手もますます出場回数が増えているのが現状です。自殺行為をATPやWTAが奨励しているようなもので、この選手の怪我の問題は早急に取り組まなければ、テニスプレーヤーはすべてこの世から消えてしまいます! ロジャー、ラファ、デルポ、圭くん、そして怪我で苦しんでいる多くの選手たちへ、
Get well, everyone!
投稿者 Tennisnakama 01:48 | コメント(14)| トラックバック(0)
何だかラファ、振り回されて足が全然ついていってなかった。2セット目は挽回してくれると思ってたら
いきなり・・・こんな事もあるんですね。
今でも選手達は賛成していないと聞いています。
選手達あってのテニスの試合、なのにATPやWTAと選手側は話し合いは持てないのでしょうか。
日本のプロ野球界ではさまざまな問題がありながら悪化の一途を辿り、近年遅まきながら選手会会長として古田さんが活躍し、プロ野球機構と話し合いを持って選手側の主張を述べたことは記憶に新しい出来事です。また、相撲協会は、6場所制とその間にもたれる巡業で力士は怪我を治す暇もない、と常に言われていますが、儲けを減らす方向には絶対うんと言わない相撲協会では、何も改善がみられません。
世界的なプロ選手会のようなものが出来るとよいのでしょうが、さまざまな国から個人として出て活躍している選手達。それは無理な話なのかなぁ。
3:45起きてきてPCを開けたら 「なんでロディックとソンガをやってるの?」 と不思議に思って、ここにきたらなんというニュース・・・・.。ダブルショック・・。
今まで活躍してきた選手がここにきて疲れを感じさせる(あるいは怪我をしたり)試合内容だったりして、でも、このトップ2はずっと勝ち続ているのに体調を維持してすごいなぁとしみじみと思っていました。そんなはずはないわけで・・。ずっと勝ったらやっぱりその分負担も大きく・・(泣)
ラファの膝が良くない事はちょっと聞いていましたが、ダブルスもでているし大丈夫なのかな・・と。 ロジャーは昨日の試合を観ていて、内容もですが、なんとなく体調が悪そうというか「お腹こわしてない?」みたいな感じでした。やっぱりおかしかったんだ。
2人ともフェアだから棄権やリタイアはよほどのことでしょうね。
もし上海にロジャーとラファの2人が出られなかったら、上海の魅力も半減どころか 1/10くらいになってしまいます。なんといっても今年を象徴する2人なんですから・・・。上海関係者は愕然ですね。
でも、上海をスキップしても身体を治して欲しいです(哀願)。 心配です。 ラファはデ杯があるのか・・・。
2人が一緒にリタイアする事態となったことで、ツアーの過酷さをはっきりと知らせることになりましたね。改善に向けて動くでしょうか (ってもう2009は決まってるんだよなぁ) はぁ心配・・。
さて、これからが真のテニスファンであるかどうかが試されるときです。誰でもスター選手が出場するときは観戦しますが、スターが出ないときはそっぽを向いてしまいます。言ってみればテニスの踏み絵です。こういうときこそ、今まで熱心に観なかった選手の試合を観る機会だと思って彼らを応援しましょう!Tennisnakamaの一員は、テニスの面白さを布教するテニス教団の一員でもあるのです。
Eat Tennis. Breathe Tennis. テニスと共に生きている私たち。これからも、布教活動によろしくご協力お願いします。
ただ今、とてもエキサイティングな試合をロディックとソンガがやっています。まるで決勝戦のようです。
ブレークとツォンガくるかな? これからマスターズをかけた熱い戦いになるんですよね。
みんなこれちゃったりして・・・。
改めてTennisnakamaさんの記事を読むとナダルの頑張りに泣けてきました。
えらいよ、ラファ・・。さぞかし痛かっただろうに。プロですね。ダビデンコもプロですじゃ!
そのように懸命に走って、走ってフェデラーに勝ったんだね。No.1を掴んだんだね。泣けるよ、ほんと。その真摯なプレー・・・。 でもなんでダブルスも出たの?やっぱりパートナーを思いやって?
上海のタイトルも取って今年を締めくくりたいだろうに、どうするのなぁ。 デ杯の方が大事かなぁ。 早く治してね(T_T)。 ロジャーもね(T_T)。
ちなみに、このマスターズ優勝はキングオブインドア(?)のナルバンディアンの2連覇を予想します。今のナルビーは文句なく強いです。泣かずに頑張って観ますよ!Tennisnakamaさん!
もう連日の睡眠不足がたたって眠い眠い・・・・。次を観たいけど・・・・alalaさんに託します。
痛みをこらえて、テニスファンのためにできるところまで頑張ったのに・・・・冷たすぎます。かわいそう。
上海は、欠場者続出で、大変な事になりそう・・・
過酷なスケジュールで、選手はボロボロ・・・ATPはほんとに真剣にこの問題を考えなくてはいけません!!