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18才がブレークスルーの年

前回の記事でも書きましたが、テニス選手には必ずブレークスルー(大きく飛躍する)の年があると思います。ラーニングカーヴは、語学と同じで、ある期間進歩が低迷したのち、ある段階でぐーんと伸びる時期があるのです。個人差にもよりますが、その年が肉体と精神にバランスが見始められる18才~19才の時期ではないでしょうか。

ここで昨年10月にtennisnakama.comに掲載した『18才がブレークスルーの年?』の一部を紹介したいと思います。

「・・・(フェデラーナダル、ジョコヴィッチを比較しながら)・・・ランキングをあげていくのは、肉体的にも、成長がひとまず落ち着き、メンタルの面でも大人になってくるのが、この時期(18才)です。では、日本の唯一の希望の星、ニシコリ君の場合は、どうでしょうか?

昨年の3月、16歳でプロになったときは1504位。同年の12月にはすでに603位に。17歳になった現在、最新の10月15日のランキングは257位と、その上昇ぶりはトップスリーを彷彿させるものがあります。 

でも、体格的には彼らよりも10cmも低く、また10kgも軽いフェザー級のニシコリ君に、来年のベスト100入りは可能でしょうか? 

18才になる2008年が勝負時といいましょうか。 日本のテニス界のためにも、がんばってほしいものです。」


一年前に書いた記事ですが、圭くんは見事にこの「18才の壁」を破って現在堂々63位です。

もし年齢にふさわしいランキングがあるとするならば、トップ選手はどのようなランキングの上がり方をしているか? フェデラー(2位)、ナダル(1位)、ジョコヴィッチ(3位)、マリー(4位)、デルポトロ(9位)、錦織(63位)のランキングの変移を年齢別に示してみました。

ランキングは、同じ年齢でも12ヶ月も幅がありますので、例えば18才ですと、ここでは18才の最後の週(19才になる直前)のランキングを採用しました。

18yrslist



ここで注目していただきたいのが、18才のランキングの変動についてです。17才のときに比べて、どの選手にも大幅なジャンプがみられます。
なんとマリーは331位、錦織は223位も駆け上がりトップ100入りを果たしています。

そして19才のランキングを見てみましょう。すべての選手が確実にトップ20入りを果たし、それ以降のランキングは安定しています。

ナダルはジュニアサーキットをスキップして、15才からすでにプロとして活動を始めていますので、他の選手と比べて一年早い進みかたをしていますが、彼の場合も似たパターンがみられます。

あと2週間足らずで19才になる圭くん。彼がどのように成長してくれるのか、楽しみな2009年です。


投稿者 Tennisnakama  00:51 | コメント(10) | トラックバック(0)