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マレーがナダルを倒して優勝!

(英語の発音ではどちらかというとマリーに聞こえるのですが、イタリア語放送を聞いていてマレーと呼んでましたし、日本テニス界がマレーと呼んでいるので、マレーにすることにしました。)

結果はマレーが6-4, 5-7, 6-3で割とすんなりと優勝です。

アンディ・マレーがすばらしいテニスをしました。ナダルも決して調子が悪いのではなかったのですが、どんなショットにも食らいつくマレーに苛立ったり、またぎりぎりを狙わなければならないので、ミスが増えました。まんまとマレーの罠にかかってしまったようです。サーヴよし、ネットプレーよし、ドロップショット、ロブ、ループボールなどヴァラエティに富んだ技術と柔軟な作戦はナダルを超していたように思います。フィジカルトレーニングを積んだせいか、体つきがさらに頑丈になってきていますが、スタミナの点では怪物に近いナダルには及ばず、かなり最後の方は肩で息をしていました。

ナダルは膝の怪我もあり、それほど必死に動き回ることはなかったように思います。目立ったのは今までになくネットにくる回数が多かったこと。膝のためにも速く勝負をつけるテニスをする方向に向かっているのではないかと思います。これで彼のテニスにも前後の幅のある面白いより立体的なテニスになってきました。

二人ともいつもよりはドロップショットとネットダッシュの数が多く、うまくネットプレーを利用したテニスをみせてくれました。これはテニスの新しい傾向といえるかもしれません。しかしマレーの方がドロップショットの成功率は高く、わざとナダルをネットにおびき寄せ、打たせて決める戦法は有効でした。ネットダッシュは、二人ともサーヴ&ヴォレーとはいかなくても、チャンスがあればできるだけネットに近づいてウィナーを決めるネットプレーを展開して、かなりのポイントを稼いでいましたので、これから楽しめそうです。

レベルが大変高い試合で見応え十分。赤のスペインの旗と青地に白のコットランドの旗の応援合戦が盛り上がり、エグジビションにはめずらしくまるでデ杯のような雰囲気でした。

おかしいのは、マレーはイギリス人なのに、誰もイギリスの旗は振らないのですね。スコットランドの誇りはあくまでも高く。このあたりにも未だに長い闘争の歴史を引きずっていて面白いですね。

スコットランドの旗

scotishflag



さてトップランカーたちがどのようにオーストラリアン・オープンにむけてコンディションを整えていくか? フェデラーナダル、マレー、ロディックはドーハで顔を再び会わせることになり、ワールドツアー250にしては(新しく呼び名が変わり優勝者は250ポイントが与えられます)、マスターズカップのような豪華なメンバーですので、ついがんばりすぎてしまう可能性があります。最終目的はAO(Australian Open)ですから、ここでやりすぎてしまうと怪我をしたりガス欠になるので要注意です。

一方ジョコヴィッチは錦織選手と同じブリスベインに出場します。これも同じくワールドツアー250ですが、トップ10の選手はツォンガのみで、ドーハにくらべかなり楽なことは確か。ジョコヴィッチの最初の対戦相手はグルビスですが、テニスアカデミー時代から知り抜いた仲で、過去の対戦成績はジョコの2勝0敗ですので、手強い相手ですが、ジョコは切り抜けて、決勝はツォンガになる可能性が高いと思います。そうなると、deja vuでまたもやAO決勝戦に。ツォンガは昨年ジョコに決勝で負けたリベンジを計るでしょうし、面白くなりそうです。

投稿者 Tennisnakama  01:54 | コメント(13) | トラックバック(0)