2009年01月04日
マレーがナダルを倒して優勝!
(英語の発音ではどちらかというとマリーに聞こえるのですが、イタリア語放送を聞いていてマレーと呼んでましたし、日本テニス界がマレーと呼んでいるので、マレーにすることにしました。)
結果はマレーが6-4, 5-7, 6-3で割とすんなりと優勝です。
アンディ・マレーがすばらしいテニスをしました。ナダルも決して調子が悪いのではなかったのですが、どんなショットにも食らいつくマレーに苛立ったり、またぎりぎりを狙わなければならないので、ミスが増えました。まんまとマレーの罠にかかってしまったようです。サーヴよし、ネットプレーよし、ドロップショット、ロブ、ループボールなどヴァラエティに富んだ技術と柔軟な作戦はナダルを超していたように思います。フィジカルトレーニングを積んだせいか、体つきがさらに頑丈になってきていますが、スタミナの点では怪物に近いナダルには及ばず、かなり最後の方は肩で息をしていました。
ナダルは膝の怪我もあり、それほど必死に動き回ることはなかったように思います。目立ったのは今までになくネットにくる回数が多かったこと。膝のためにも速く勝負をつけるテニスをする方向に向かっているのではないかと思います。これで彼のテニスにも前後の幅のある面白いより立体的なテニスになってきました。
二人ともいつもよりはドロップショットとネットダッシュの数が多く、うまくネットプレーを利用したテニスをみせてくれました。これはテニスの新しい傾向といえるかもしれません。しかしマレーの方がドロップショットの成功率は高く、わざとナダルをネットにおびき寄せ、打たせて決める戦法は有効でした。ネットダッシュは、二人ともサーヴ&ヴォレーとはいかなくても、チャンスがあればできるだけネットに近づいてウィナーを決めるネットプレーを展開して、かなりのポイントを稼いでいましたので、これから楽しめそうです。
レベルが大変高い試合で見応え十分。赤のスペインの旗と青地に白のコットランドの旗の応援合戦が盛り上がり、エグジビションにはめずらしくまるでデ杯のような雰囲気でした。
おかしいのは、マレーはイギリス人なのに、誰もイギリスの旗は振らないのですね。スコットランドの誇りはあくまでも高く。このあたりにも未だに長い闘争の歴史を引きずっていて面白いですね。
さてトップランカーたちがどのようにオーストラリアン・オープンにむけてコンディションを整えていくか? フェデラー、ナダル、マレー、ロディックはドーハで顔を再び会わせることになり、ワールドツアー250にしては(新しく呼び名が変わり優勝者は250ポイントが与えられます)、マスターズカップのような豪華なメンバーですので、ついがんばりすぎてしまう可能性があります。最終目的はAO(Australian Open)ですから、ここでやりすぎてしまうと怪我をしたりガス欠になるので要注意です。
一方ジョコヴィッチは錦織選手と同じブリスベインに出場します。これも同じくワールドツアー250ですが、トップ10の選手はツォンガのみで、ドーハにくらべかなり楽なことは確か。ジョコヴィッチの最初の対戦相手はグルビスですが、テニスアカデミー時代から知り抜いた仲で、過去の対戦成績はジョコの2勝0敗ですので、手強い相手ですが、ジョコは切り抜けて、決勝はツォンガになる可能性が高いと思います。そうなると、deja vuでまたもやAO決勝戦に。ツォンガは昨年ジョコに決勝で負けたリベンジを計るでしょうし、面白くなりそうです。
結果はマレーが6-4, 5-7, 6-3で割とすんなりと優勝です。
アンディ・マレーがすばらしいテニスをしました。ナダルも決して調子が悪いのではなかったのですが、どんなショットにも食らいつくマレーに苛立ったり、またぎりぎりを狙わなければならないので、ミスが増えました。まんまとマレーの罠にかかってしまったようです。サーヴよし、ネットプレーよし、ドロップショット、ロブ、ループボールなどヴァラエティに富んだ技術と柔軟な作戦はナダルを超していたように思います。フィジカルトレーニングを積んだせいか、体つきがさらに頑丈になってきていますが、スタミナの点では怪物に近いナダルには及ばず、かなり最後の方は肩で息をしていました。
ナダルは膝の怪我もあり、それほど必死に動き回ることはなかったように思います。目立ったのは今までになくネットにくる回数が多かったこと。膝のためにも速く勝負をつけるテニスをする方向に向かっているのではないかと思います。これで彼のテニスにも前後の幅のある面白いより立体的なテニスになってきました。
二人ともいつもよりはドロップショットとネットダッシュの数が多く、うまくネットプレーを利用したテニスをみせてくれました。これはテニスの新しい傾向といえるかもしれません。しかしマレーの方がドロップショットの成功率は高く、わざとナダルをネットにおびき寄せ、打たせて決める戦法は有効でした。ネットダッシュは、二人ともサーヴ&ヴォレーとはいかなくても、チャンスがあればできるだけネットに近づいてウィナーを決めるネットプレーを展開して、かなりのポイントを稼いでいましたので、これから楽しめそうです。
レベルが大変高い試合で見応え十分。赤のスペインの旗と青地に白のコットランドの旗の応援合戦が盛り上がり、エグジビションにはめずらしくまるでデ杯のような雰囲気でした。
おかしいのは、マレーはイギリス人なのに、誰もイギリスの旗は振らないのですね。スコットランドの誇りはあくまでも高く。このあたりにも未だに長い闘争の歴史を引きずっていて面白いですね。
スコットランドの旗
さてトップランカーたちがどのようにオーストラリアン・オープンにむけてコンディションを整えていくか? フェデラー、ナダル、マレー、ロディックはドーハで顔を再び会わせることになり、ワールドツアー250にしては(新しく呼び名が変わり優勝者は250ポイントが与えられます)、マスターズカップのような豪華なメンバーですので、ついがんばりすぎてしまう可能性があります。最終目的はAO(Australian Open)ですから、ここでやりすぎてしまうと怪我をしたりガス欠になるので要注意です。
一方ジョコヴィッチは錦織選手と同じブリスベインに出場します。これも同じくワールドツアー250ですが、トップ10の選手はツォンガのみで、ドーハにくらべかなり楽なことは確か。ジョコヴィッチの最初の対戦相手はグルビスですが、テニスアカデミー時代から知り抜いた仲で、過去の対戦成績はジョコの2勝0敗ですので、手強い相手ですが、ジョコは切り抜けて、決勝はツォンガになる可能性が高いと思います。そうなると、deja vuでまたもやAO決勝戦に。ツォンガは昨年ジョコに決勝で負けたリベンジを計るでしょうし、面白くなりそうです。
投稿者 Tennisnakama 01:54 | コメント(13)| トラックバック(0)
(実は私は根っからのフェデラー派。ナダルも試合後に見せる顔はかわいいんですけどね。)
オーストラリアは今夏の真っ盛りでしょうか。オーストラリアン・オープンでどのような戦いが見られるのか、本当に楽しみになってきましたね。明日から圭くんの試合も始まります。録画ですが、GAORAが放送してくれるらしいので、ビデオとっておこうと思います。(GAORAとWOWOWと両方契約しちゃいました。準備万端です!)
そうそうナダルのテニスウェアですが、襟つき、袖付きは懐かしいです。2003年に初めてUS OPenに出場したときがあの格好をしてました。17才のナダルです。懐かしいです。そでありのほうがナダルはずっと若くみえませんか?
始まりましたねえ~!試合は見れなかったけど今年最初のフェデラーやナダルをみれて新鮮な気持ちです(^v^)っていうかナダルのウェアは新鮮そのものですね。私的にはカワユさが引き立って好きですよ☆
フェデラー負けましたね‥でも、エキシビだしほかの選手よりちょっと年上だからスタミナ加減調節しないといけないしTennisnakamaさんの記事ではインタビューで冗談飛ばしてたし、なによりエキシビ楽しんでたならオッケーだよね~♪‥などと私の頭の中にいろんな言葉が渦巻いています。。
さあ、本番がはじまりますねえ 選手たちは怪我に注意してがんばってほしいな(^-^)q
injury free怪我のないことではないでしょうか。ですから、小さな大会ではあまり無理をしないということも大切なことかもしれませんね。GSにむけてコンディションをピークにもっていける選手が勝つ。当たり前の話ですが、パートタイムのコーチのイゲラスもいなくなった今、フェデラーがいかにAO勝ち進んでいけるのか、注目したいと思います。
襟つき、袖ありは、17才(?)のウィンブルドンでも着てましたね。
Tennisnakamaさんのおっしゃるように、AOに向けて、ドーハでは怪我なんかしないように、がんばりすぎず(←ラファはこれムリかな?)戦ってほしいです。 あぁ~楽しみ~!!(^o^*)
また明日から通常モード、こちらにもおじゃまします。
2009年もよろしくお願い致します。
ナダル、残念でしたね。
膝も本調子じゃないんですね、心配だなぁ。
膝のためにもネットに出るテニス、
新しいラファのテニスを今年見せてもらいたいですね。
ウェアが違っていたのですね。
写真見に行かなくちゃ。
あの、素朴な疑問なんですけど、どうしてフェデラーにはコーチがいないの?
うまく合う人がみつけられないの?それともフェデラー自身が必要としてないのですか?やりたいって言う人いないのかな。。コーチ、やっぱりいたほうがいいんですよね?
「今日は僕の膝のよいテストだった。2時間45分もの長いハイレベルの試合だったけれど、膝のほうは大丈夫だよ。」
マレーはフェデラーとナダルの2試合でしかもいずれも3セットという長い試合のため、相当疲れたみたいでした。
「10月と11月はものすごくトレーニングをやったので、フェデラーとナダルに勝てて嬉しいが、ものすごく疲れてしまった。ナダルは僕を走らせたからね。シーズンが始まったばかりだけれど、体がすでに感じているね。」
メンタルとフィジカルの調整がこれからの問題だと思います。小さな試合だから、エグジビションだから、といって負けてしまうのも自信に影響すると思います。やはり勝ち続けるということがメンタルの上で非常に大切なことだと思いますが、かと言って上海マスターズカップのように、マレーがフェデラー戦でガス欠になってしまうのも問題です。どのようにこれから選手たちが、AOにむけてフィジカルとメンタルのベストにもっていくのか、これからの試合に注目したいですね。
いない間の記事とコメントを読むのにとても時間がかかりました。シーズンオフだというのになんという活気なのでしょうー!おそるべしデス!! 2009年は私的にはタフな年になりそうなのですが、ここに来ると元気になれるので 頑張れそうです。 今年もよろしくお願いします~(^o^)
いよいよ始まったんですねぇ。ラファもマレーも強いですね。ロジャーはどのくらいいけるかなぁ。GSを1個はとってくれないかな♪ ラファのウエアは色どころか全然違っていましたね。
今年も大好きなテニスを見守っていきます。 がんばってー!!
ありがとうございました。
5日からは急に忙しくなりますね~。
ドーハにブリスベン(すでに1回戦、数試合終わってますが)・チェンナイにオークランド(伊達さんWCで本戦出場)が一斉に開幕です!
今からすでにソワソワ気味ですが、ライスコ貼り付けて準備万端です!
ラファの新しいウェア。そうなんです、Tennisnakamaさんがおっしゃるように、あれを着ているとラファは少年のように若く見えますね。私は最初こそ慣れなかったけど、今では結構気に入ってますよ。ニュー・ラファに期待、です。また明日から忙しくなりますね!!今年も一年楽しみましょう~!!
テニスチャンネルからライヴの放送がだんだんなくなってしまって大変です。ストリーミングでみるしかない!でも質が悪いのでボールが見えず、想像の世界ですね、あれは。しかもロシア語やらイタリア語やらでチンプンカンプン。マレー/ナダル戦はイタリア語で観ましたので、やたらと、Molto Bene! Benissimo! など連発しておりまして、その点では観戦の雰囲気十分でした。
今年も張り切ってテニス選手たちを応援していきましょう!