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「負けの弁解はしたくない」とマレー

べルダスコに残念ながらマレーは5セットの激戦のすえ負けてしまいました。べルダスコはフォアハンドの武器を生かしてマレーを攻め抜け、すばらしい試合展開をしました。

べルダスコ def マレー 6-2, 1-6, 6-1, 3-6, 4-6

しかしマレーの試合がどうも彼らしくなかったことから、記者が質問をしたことによって、マレーが病気からまだ完全に回復していないことが分かりました。後で調べてみると、3回戦でメルツァーと戦った後、マレーは頭痛と喉痛に病んでいたという記事を英国の新聞で読みました。

これでマレーの口元の吹き出物が原因がわかりました。

最初の2セットくらいまでは口元に吹き出物がなかったので、最初左に現れてきたとき、私はコートチェンジのときに食べたスポーツバーが口のまわりについたのかと思っていました。ところが最後の5セットになると、今度は口元の右側にも発疹がでてきました。あれは体が弱ってきたときにできるshinglesだったのですね。(後で解説者がそういっていました)
そういえばボディーラングエージにもしんどい感じが出ていました。最後の方は明らかに動きが鈍くなってましたし、ベストのコンディションでなかったのは明らかでした。

でも彼はそんなコンディションでも病気であることを認めようとはしませんでした。それは勝ったべルダスコへの配慮もあったと思います。ここでマレーはとてもよいことを言ってますので紹介したいと思います。

Q. You said you've been sick the last couple of days. Are you saying that had no impact whatsoever on today's performance?
Q:ここ2~3日病気だと言ってましたが、今日の試合に何の影響もなかったんですか?

ANDY MURRAY: No, I mean, if you're sick, there's some things you can't do as well as you might like. But you just have to deal with it. If you go on the court and play, then, you know, you do everything that you can with what you've got. ・・・・・if I say that I'm sick and it affected me, I know it's going to be like, Well, he's making excuses for losing. I don't feel that was the reason why I lost. I definitely did have my chances, and he played too well.

マレー:
「もし病気だとしたら、自分のやりたいようにうまくできないよね。でも(そのよくないコンディションに)対応していかなければならなんだ。コートに立てば、自分の持ってるものをすべて出し切らなくちゃならない。・・・・・でも僕が病気だと言えばそれは自分に返ってくるんだ。それは負けの言い訳になるからね。敗北の原因はそうじゃないと思う。自分にもチャンスはあったんだ。彼(べルダスコ)が上手すぎたんだ。」

私がスポーツが好きなのは、選手の戦い方や考え方に力づけられるからです。「失敗しても言い訳をしない」「コンディションが悪ければその中で最大の努力をする」当たり前のことのようで、なかなか実行できないでいます。言い訳をせず、痛みを超えて、戦い抜く不屈の選手たちをみていると、「私もがんばらなくっちゃ」とエネルギーをもらい受けるのです。

投稿者 Tennisnakama  04:51 | コメント(12) | トラックバック(0)