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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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「負けの弁解はしたくない」とマレー

べルダスコに残念ながらマレーは5セットの激戦のすえ負けてしまいました。べルダスコはフォアハンドの武器を生かしてマレーを攻め抜け、すばらしい試合展開をしました。

べルダスコ def マレー 6-2, 1-6, 6-1, 3-6, 4-6

しかしマレーの試合がどうも彼らしくなかったことから、記者が質問をしたことによって、マレーが病気からまだ完全に回復していないことが分かりました。後で調べてみると、3回戦でメルツァーと戦った後、マレーは頭痛と喉痛に病んでいたという記事を英国の新聞で読みました。

これでマレーの口元の吹き出物が原因がわかりました。

最初の2セットくらいまでは口元に吹き出物がなかったので、最初左に現れてきたとき、私はコートチェンジのときに食べたスポーツバーが口のまわりについたのかと思っていました。ところが最後の5セットになると、今度は口元の右側にも発疹がでてきました。あれは体が弱ってきたときにできるshinglesだったのですね。(後で解説者がそういっていました)
そういえばボディーラングエージにもしんどい感じが出ていました。最後の方は明らかに動きが鈍くなってましたし、ベストのコンディションでなかったのは明らかでした。

でも彼はそんなコンディションでも病気であることを認めようとはしませんでした。それは勝ったべルダスコへの配慮もあったと思います。ここでマレーはとてもよいことを言ってますので紹介したいと思います。

Q. You said you've been sick the last couple of days. Are you saying that had no impact whatsoever on today's performance?
Q:ここ2~3日病気だと言ってましたが、今日の試合に何の影響もなかったんですか?

ANDY MURRAY: No, I mean, if you're sick, there's some things you can't do as well as you might like. But you just have to deal with it. If you go on the court and play, then, you know, you do everything that you can with what you've got. ・・・・・if I say that I'm sick and it affected me, I know it's going to be like, Well, he's making excuses for losing. I don't feel that was the reason why I lost. I definitely did have my chances, and he played too well.

マレー:
「もし病気だとしたら、自分のやりたいようにうまくできないよね。でも(そのよくないコンディションに)対応していかなければならなんだ。コートに立てば、自分の持ってるものをすべて出し切らなくちゃならない。・・・・・でも僕が病気だと言えばそれは自分に返ってくるんだ。それは負けの言い訳になるからね。敗北の原因はそうじゃないと思う。自分にもチャンスはあったんだ。彼(べルダスコ)が上手すぎたんだ。」

私がスポーツが好きなのは、選手の戦い方や考え方に力づけられるからです。「失敗しても言い訳をしない」「コンディションが悪ければその中で最大の努力をする」当たり前のことのようで、なかなか実行できないでいます。言い訳をせず、痛みを超えて、戦い抜く不屈の選手たちをみていると、「私もがんばらなくっちゃ」とエネルギーをもらい受けるのです。

投稿者 Tennisnakama  04:51 | コメント(12)| トラックバック(0)
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コメント
こんなコメントができるマレー選手は素晴らしいアスリートだと思います。
ナダルといいマレーといい、テニス界には人材が豊富ですね。
投稿者 まじゃろう 2009/01/27 10:32
ナダルは例外ですが、フェデラーもマレーも昔は結構言い放題だったような気がします。ラケットはなげるわ、どなるわ、ふてくされるわ、でもトップ選手になるとともに人格が形成されていくようですね。自分の影響力の大きさを自覚し、人間としての深さが出てくるみたいです。アガシがよい例ですね。反逆児の時代から今では世界の多くの人に愛され尊敬されるアスリートに成長しました。今後どのようにマレーが変わるか楽しみです。
投稿者 Tennisnakama 2009/01/27 10:48
ジョコに対しては、 皆さん いろいろな意見があるようですが、 わたしとしてはジョコの株は ずっとずっと下がり、 負けてもいいわけしないマレーの株はずっと 上がりました。 
あの 美しいフェリが ダブルスで 昨日マレーをまかしたベルダスコと ベスト8で まだ 残っています。 うれしい~。 ベルダスコも ハンサムで スペインには かっこいいプレイヤーが多いですね。テレビの放送で この間まで アナとつきあっていた、 といってました。 それは もう 別れてしまった、ということなんでしょうか。 もう 息子のような 年齢なので 関係ないですが。 残念。

投稿者 toraneko 2009/01/27 10:52
マレーの口の端の発疹は、 Marcel Granollers戦で気づきました。
アー、まずいこの人病気なんだわなんて思ってました。
なんというか、気負いすぎ…? 体が悲鳴を上げてしまったのではないでしょうか。
早くGSタイトルとって少し楽な気持ちになってもらいたいものです。
あと、singlesはsignalsでしょうかね。
投稿者 通りすがり_その2 2009/01/27 11:35
そうですか。私はGranollers戦は観ていないのですが、それでは体調がもっと前からよくなかったのかしらん。SinglesはShinglesのスペルの間違いでした。ご指摘ありがとうございます。本文を訂正しておきます。この吹き出物はストレスや体調が落ちてきたときにも出てくるもので、ヘルペスもその一種だと思います。
投稿者 Tennisnakama 2009/01/27 12:23
ナダルも昔ロディックは大したことないという趣旨のことを言って賑わせたことがあった気がします。
デ杯前の会見でしたか。試合では見事ロディックに勝ちました。
投稿者 post 2009/01/27 15:52
ロディックはやりましたね!彼は新しいコーチ、ステファンキのもとで減量し、フィットネスに最大のエネルギーを費やし激しいトレーニングを行ってきました。その成果が見事に現れました。5セットまでもつれこんでもまだいけそうなロディックに拍手をおくりたいと思います。コートの気温は60度を超したバーベキューの激暑、想像を絶する戦いでジョコヴィッチも健闘しました。ジョコヴィッチは暑さでリタイアとなってしまいましたが、彼の努力にも拍手をおくりたいと思います。
投稿者 tennisnakama 2009/01/27 16:04
ロジャー勝ちましたねー!!すっごく強かったですね。
デルポ相手にベーグルを2つなんて、とても信じられません。こんなに強いロジャーがまだいるのですね。今日は王者の風格が漂っていました。本当に良かったです♪
昨日までは、あの絶好調でミスの無いラファにはロジャーは勝てないな~と思っていましたが、今日のロジャーならまだまだわかりませんね、うんうん。

ロディックvsジョコも観ました。ロディック強かったですね。以前よりプレーが素敵です!リタイアしたジョコも気の毒だけど、ロディックも調子が良かっただけにちょっとかわいそうに思えました。フェデラーvsロディックはどんな展開になるんでしょう・・・。
投稿者 p.compose 2009/01/27 22:29
フェデラーとデルポトロの試合は感動しました。フェデラーはもう自分の思い通りにことが運んでいく展開でした。ナダルも絶好調ですが,フェデラーもどんどん調子を上げてきて,やはりグランドスラムにおけるトップ2の強さはほんと凄いなと改めて思いました。願わくばフェデラーとナダルの未曾有の頂上決戦をフェデラーが制しサンプラスのグランドスラム最多勝利記録に並ぶという形になってほしいです。
投稿者 そにく 2009/01/28 00:01
tennisnakamaさん、ロジャーやりました!録画した試合、見直してます(^O^)
前回の苦しかった試合が、今日につながったのでしょうね!スコアが離れても、フェデラーの表情はとても引き締まっていました。
ところで、「ナットアップ(って聞こえたんですけど違うかな?)」ってなんですか?ロジャーがヘディングしたデルポのボール、なんで審判はとめたんだろう‥拾っているようにみえたんですけど。。
投稿者 pandini 2009/01/28 00:16
う~~ん、ジョコビッチ会見でかなり突っ込まれてますね。。
本人も不本意だろうし・・・少し可哀そうですね。先の件も含めて、プレス対応をもう少し学んだ方が良いかもしれません。発言&行動 (たぶん意図せずして) 悪循環に陥っているような気がします。
ジョコビッチが 2-1 で勝っている状態なら果たしてretireしていただろうか、などとまで言われていますし。。
投稿者 chiaki 2009/01/28 00:37
これでフェデラーがいかにナダルを買っているかがわかるような気がします。マレーの登場でトップ4とメディアはよく4人をとりあげますが、やはり真のライヴァルはフェデラーとナダルにおさますようですね。フェデラーはロディックが過小評価されていると言っています。7年間もトップ10をキープしたロディックをもっと評価するべきだ、と。今日のロディックを観て、ひょっとしたらマレーを追い越し、ジョコをも追い越していける強さを感じました。
投稿者 Tennisnakama 2009/01/28 02:34
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