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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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錦織選手の写真が掲載されました!

まずは日本チームにおめでとう!
6-2, 6-3, 6-2の圧倒的な強さで鈴木/岩渕のダブルスが中国チームに快勝しました。ライヴスコアでしか観戦できませんでしたが、試合時間はわずか1時間23分。試合の様子が目に浮かぶようです。これで日本の勝利が決定です。次はウズベキスタンか韓国が対戦相手となります。 

圭君の写真がデ杯公式サイトに載りました!
昨日私が『錦織選手の顔無し』の記事を書いた後、すぐデ杯の親元、ITFに緊急メールを送りました。ジャパンNo.1の選手の写真がないので大至急掲載してほしいという内容です。ITFはとてつもない大きな組織ですので半ばあきらめておりました。

しかし驚いたことに、今日日本のチーム紹介をみてみると、圭君の写真が載っているではありませんか。ユニフォームの写真ではありませんが、顔無しよりはましです。これで不思議なチームという印象がなくなりましたので、ホッとしました。早速ITFにお礼のメールを送っておきました。

nishikoridaviscup



しかし日本チームは毎年同じユニフォームを着ているのですから、JTAは圭君の写真を撮っているはず。実際圭君のユニフォーム写真を日本のデ杯のサイトに以下のように掲載しているのですから、JTAはどうしてITFに送らないのか? やっぱり不思議なチームだと思われても仕方がないかもしれません。

japanteam



投稿者 Tennisnakama  15:20 | コメント(0) | トラックバック(0)

政治に利用されたデ杯

世界の各地でデ杯が一斉に始まりました。第2日の今日は鈴木/岩渕のダブルスチームですね。これで気持ちよく3勝をあげれば、錦織選手はラバー4に出なくてすみそうです。ではデ杯の第1日目のハイライトをお届けします。

政治に利用されたスウェーデンのデ杯戦
テニスセンターを閉め切って、一般観客無しで対イスラエル戦がスウェーデンのマルモ Malmo市で行われました。これは反イスラエルのデモを恐れたリーパル Reepalu市長の決断ですが、国際批判を真っ向に受けることになりました。デ杯の一般公開禁止令は、安全の保証ができないという判断のもとで決行されましたが、ドイツのシュピーゲル紙によると、それ以上の政治的理由があることが分かり、ITFとテニス選手の怒りをかっています。

1月のローカル新聞に、「個人的には、どんな試合でもイスラエルとは戦うべきでない」という意見を、市長が述べていることが発覚したのです。ITFは今後はマルモ市ではデ杯を行わないことを発表しました。国が何をしようと選手個人にその責任を負わせるのは論外で、私も怒りを覚えます。それにしても、中立の国、スウェーデンでこのような政治差別行為が行われたことは遺憾です。

スペインvsセルビア戦が悪天候でキャンセル
6日からスペインの東海岸のベニドームで行われる予定でしたが、強風のためにキャンセルとなりました。コートがかなり荒れてしまったようで、アウトドアのクレーコートの修復に最低10時間を要するとのこと。明日の土曜から一応シングルスの2試合がまず行われますが、ダブルスを同日に行うのかまだ結論は出ていません。選手たちは来週から始まるインディアンウェルズに出場しなくてはならず、どうしても日曜にはデ杯を終わらせたいという意向もあって、まだ結論がでていないという異常事態に陥りました。

アウトドアでの試合はいつも悪天候の可能性があるわけで、このへんの対応ができていなかったことに驚かされますが、最悪の場合は(悪天候が続いた場合)、デ杯そのものがキャンセルされる事態もありえるそうで、そうなるとデ杯歴史始まって以来の出来事となります。

デ杯の規則では試合は5日間の余裕が与えられているので、火曜日までに5試合をこなさなければならないのですが、問題は来週から始まるインディアンウェルズなのです。話題のナダルとジョコヴィッチの試合はラバー4に予定されていますが、現在の段階では日曜なのか、月曜なのかまだ分かっておりません。

トップ3の抜けたアルジェンチン
アルジェンチンはナルバンディアンをリーダーにオランダと対戦を予定していましたが、3日前にナルバンディアンがヴィールスのために急遽欠場となりパニックに陥りました。デルポトロは最初からデ杯に興味がなく欠場。ナルバンディアンと二人のトッププレーヤーが抜けてしまったアルジェンチンは、No.3のアカスーソにも断られ、やむなくベテランの159位のチェラをラバー1にもってくるなど、苦肉の策で第1日目を迎えました。

トップ選手の欠けたデ杯は明らかに魅力に欠けたものとなり、アルジェンチンはホームゲームにも拘らず、1万4千人収容のスタジアムはわずか1500人の観客で閑散とし寂しいデ杯となりましたが、チェラは4時間におよぶ5セットマッチで1勝目をあげ、モナコも健闘してアルジェンチンに2勝をもたらしました。しかしこのようなデ杯への情熱が薄れてしまったアルジェンチンは、このオランダ戦に勝っても、2ラウンドのチェコまたはフランスにとても勝てるとも思えず、昨年の面影もない衰退ぶりにアルジェンチンの苦悩が浮き彫りになりました。

シモンがバーディッチに敗退
モンフィスが怪我で欠場となりましたが、ガスケをダブルスにまわすほど余裕たっぷりなフランスチームは、シモン、ツォンガ、ガスケ、ロードラと豪華メンバーでチェコと戦うことになりました。最初の試合ラバー1にシモンが出場しましたが、デ杯が初めてというシモンは、第3セットで多くのブレークポイントを得ながらブレークすることができず、サーヴのよいバーディッチに苦戦。バーディッチはデ杯の経験も豊かでホームゲームの利点を生かして、最後までフォーカスが途切れることなくベストなパーフォーマンスで1勝をあげました。

ツォンガはステパネックに快勝してフランス1勝、チェコ1勝のタイとなりました。

デ杯とフェドカップを隔年に
女子のフェドカップはほとんど世界の関心を集めることのないイヴェントになってしまっていますが、デ杯のあり方も再検討を迫る声が高まっています。

ナダルのデ杯への情熱、ロディックとブレークの熱い気持ちはすばらしいと思いますが、デ杯を個人の目標より優先させるトップ選手は少なくなっています。過密なトーナメントのスケジュールをこなすだけでも大変な選手にとって、デ杯の参加は過酷です。フェデラーを責める前に、選手への負担を軽減するための対策を講じるべきだと思います。隔年ごとにデ杯とフェドカップを交替で行えば、関心度も高まり、選手の参加も増えるかもしれません。このアイデアを両組織にアピールしてみたいと思います。

投稿者 Tennisnakama  11:03 | コメント(2) | トラックバック(0)