2009年03月14日
錦織のひじは大丈夫?
インディアンウェルズのマスターズの1回戦が始まりましたが、残念ながら錦織選手はリュービチッチに、3-6, 3-6で負けてしまいました。今回は、わざと圭君の試合については触れてこなかったのは、ひじの悪い予感があったからで、デ杯でパンパンになった状態から、一週間で完治するわけがないと思っていました。ですから歯が浮くような記事は書きたくなかったのです。
せっかく本戦エントリーしているマスターズを逃すのはもったいない、というディレンマもよく理解できますが、ひじはテニスの心臓部にあたる大切な場所。人間は悪い場所をかばう自衛本能がありますので、思い切ったショットメイキングができなかったのではと思うのです。彼自身まだひじは完全ではないようなコメントも残しているようですし。プロは体のどこかに痛みがあるのは日常茶飯だと思いますが、しかしシャラポヴァの二の舞になってしまう可能性があるので心配です。
シャラポヴァが7ヶ月ぶりに、試しにインディアンウェルズのダブルスに挑戦しましたが敗退しました。
「フラストレーションに陥るのは、徐々に練習試合の数を増やして調子がよくなって、もういいかなと思ってちょっと無理するとすぐまた具合が悪くなってしまうこと。」となかなか完治しない辛い状況を述べています。(英紙テレグラフ)
今まで彼女はもともと肩の調子がよくないまま、無理をして試合をしていましたので「危ない」という感じはありました。私も肩の手術をしましたが、肩の場合はtrickyで元に戻らない人も多いのです。私とはレベルが全く違いますが、やはり毎日テニスをやれば手術したところ(肩、両膝)がズキズキとうずいてきます。いくら見た目には思いっきりプレーをしているようでも、痛みや具合の悪いのは本人にしか分からないものです。現に突如リタイアをする選手をみて「あんなに元気そうにプレーしていたのに!」と驚くことが多々あります。
圭君のひじの故障で、フィジカル面だけでなくメンタル面に与える影響が心配されます。
痛みを押さえてテニスをすると、つい痛いところをかばうテニスをしてしまうのは自然ななりゆきですが、潜在的にまたあの怪我の繰り返しはやりたくないと思う気持ちが働くので、プレーが中途半端になってしまいます。しかも長く試合をやりたくないので、勝ち急いでミスが続きます。今回も第2セットで肝心なところでダブルフォルトやミスがあったようですが、怪我の与える精神的な影響を過小評価してはならないと思います。IMGの医者、フィジオ、コーチなどの専門家がついているのだから、彼らに任せておけばよいのですが、あのIMGの看板娘のシャラポヴァですらきちっと管理ができなかったことを思うと、おおいに不安が残ります。
怪我をおしながら負け試合をつづけて自信を失ってしまっては、自信喪失の病気は薬では治らないのですから面倒です。私の記事はまだまだ圭君のひじが良い状態でないという憶測から書いていますので、私の勘がはずれていることを願うばかりです。
スポンサーとの兼ね合い、圭君の試合に出たい気持ち、IMGの意図、その他諸々の事情があるのでしょうが、今はまず肘を治すことにプライオリティーをおいて、プロジェクト45チームは長期の展望にたった判断を下してほしいと思います。
せっかく本戦エントリーしているマスターズを逃すのはもったいない、というディレンマもよく理解できますが、ひじはテニスの心臓部にあたる大切な場所。人間は悪い場所をかばう自衛本能がありますので、思い切ったショットメイキングができなかったのではと思うのです。彼自身まだひじは完全ではないようなコメントも残しているようですし。プロは体のどこかに痛みがあるのは日常茶飯だと思いますが、しかしシャラポヴァの二の舞になってしまう可能性があるので心配です。
シャラポヴァが7ヶ月ぶりに、試しにインディアンウェルズのダブルスに挑戦しましたが敗退しました。
「フラストレーションに陥るのは、徐々に練習試合の数を増やして調子がよくなって、もういいかなと思ってちょっと無理するとすぐまた具合が悪くなってしまうこと。」となかなか完治しない辛い状況を述べています。(英紙テレグラフ)
今まで彼女はもともと肩の調子がよくないまま、無理をして試合をしていましたので「危ない」という感じはありました。私も肩の手術をしましたが、肩の場合はtrickyで元に戻らない人も多いのです。私とはレベルが全く違いますが、やはり毎日テニスをやれば手術したところ(肩、両膝)がズキズキとうずいてきます。いくら見た目には思いっきりプレーをしているようでも、痛みや具合の悪いのは本人にしか分からないものです。現に突如リタイアをする選手をみて「あんなに元気そうにプレーしていたのに!」と驚くことが多々あります。
圭君のひじの故障で、フィジカル面だけでなくメンタル面に与える影響が心配されます。
痛みを押さえてテニスをすると、つい痛いところをかばうテニスをしてしまうのは自然ななりゆきですが、潜在的にまたあの怪我の繰り返しはやりたくないと思う気持ちが働くので、プレーが中途半端になってしまいます。しかも長く試合をやりたくないので、勝ち急いでミスが続きます。今回も第2セットで肝心なところでダブルフォルトやミスがあったようですが、怪我の与える精神的な影響を過小評価してはならないと思います。IMGの医者、フィジオ、コーチなどの専門家がついているのだから、彼らに任せておけばよいのですが、あのIMGの看板娘のシャラポヴァですらきちっと管理ができなかったことを思うと、おおいに不安が残ります。
怪我をおしながら負け試合をつづけて自信を失ってしまっては、自信喪失の病気は薬では治らないのですから面倒です。私の記事はまだまだ圭君のひじが良い状態でないという憶測から書いていますので、私の勘がはずれていることを願うばかりです。
スポンサーとの兼ね合い、圭君の試合に出たい気持ち、IMGの意図、その他諸々の事情があるのでしょうが、今はまず肘を治すことにプライオリティーをおいて、プロジェクト45チームは長期の展望にたった判断を下してほしいと思います。