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選手のイメージセールス

『Gay or Not Gay』で久しぶりにゴシップの話で、フェデラーには申し訳ありませんが息抜きをさせていただきました。モナコが始まるまで、カラフルな話題でおしゃべりをしていきたいと思います。

「結婚の問題は個人の問題なのだから、前記事のフェデラーへの願いにいれるのはおかしい。」というもっともなご意見をいただきました。これを機会に今回はプロアスリートのイメージの問題を、ミルカとフェデラーの例をあげながら取り上げたいと思います。

二人が結婚するかどうかは、二人の問題なのだから大きなお世話だという意見はもっともなことです。またヨーロッパでは結婚しないのがトレンドだから、いいじゃないか、という意見もあるでしょう。私はYes and Noだと思うのです。もちろん結婚はプライヴェイトな問題です。しかしプロスポーツ選手はイメージが収入に直接影響してきます。フェデラーがローモデルであり続けると、スポンサーがつきやすくプラスですが、イメージとのギャップができてくるとスポンサーも躊躇します。

ゲイの問題もしかりです。なぜ選手たちがゲイであることを発表しないのか。 女子プロテニスのパイオニアのビリージーン・キング女史が、レスビアンであることを発表して以来、プッツリとコマーシャルの仕事がなくなってしまい、生活に困るほど大変だったそうです。
(補足)理想論では、これは「プライヴェイトなことだから関係ないじゃないか」で片付けられますが、現実はそれほど甘くないのです。

フェデラーのイメージはクリーンです。そしてスポーツマンシップ賞を何度も受賞していることからも、フェアな紳士というクラシックなイメージがあります。これは彼の強力なセールスポイントなのです。

フェデラーは、ベッカーやタイガー・ウッズのように、国際的にポピュラーなプロアスリートです。世界にはいろんな価値観をもったファンがいます。世界の3割がキリスト教信者ですので、結婚しないで子供をもうけることにこだわる人々が沢山でてきます。つまり彼らのプライヴェイトなライフは、本人の意思とは関係なくパブリックライフになってしまうのです。

ですから彼らがどういう女性と結婚するのかも、ある意味ではビジネスにつながる重要なポイントとなります。彼らは私たちに夢を与えてくれるのですから、パートナーもスペシャルな女性、できれば美しい女性であることを期待します。ミルカが頻繁に登場しなければそれほど彼女が話題にはならないのでしょうが、彼女は毎回フェデラーの試合で何度もTVのスクリーンに登場してきますので、好むと好まざるにもかかわらず彼らはパッケージアイテムとなってしまうのです。

つまり結婚の話やミルカの話は、彼らにとってはprivate matterではなくbusiness matterになりうる可能性があることを指摘したいのです。

ミルカとフェデラーは2000年のアテネのオリンピックで知り合いました。2002年のホップマンカップで、二人はミックスダブルスに出ています。そのときのミルカは確かにほっそりと美しかったです。



投稿者 Tennisnakama  22:57 | コメント(18) | トラックバック(0)