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ナダルの決断迫る

ロンドンのハーリングトンクラブで18日に行われた対ヒューイット戦は、ナダルの膝の調子をみるためのテスト試合でもありましたが、6-4 6-3で負けてしまいました。

以下はニュースソースのロイターの記事を要約したものです。
http://eurosport.yahoo.com/18062009/58/wimbledon-nadal-loss-increases-wimbledon-doubts.html

・・・・・・・・・・・・・
芝のサーフェスでの練習試合もなくエグジビションに出たナダルは、膝にテープを巻かずに好調のようにみえた。

第1ゲームはナダルのサーヴィスゲームで、4回のデュースがあったが、膝を低く曲げてローヴォレーのウィナーをとったり、17の長いラリーでコート中を走り回る姿は、それほど膝に問題があるようにみえなかった。

しかし試合が進んでいくにつれてナダルキャンプの表情が厳しくなってきた。第2セットに入ると、「もっと膝を曲げろ」と言いたげなトニーコーチ。「分かっているけどできないんだ」とナダル。そんな二人の会話が聞こえてくるようだった。

1時間20分後に試合は終わったが、昨年あの5セットマッチで世界一のフェデラーを倒した同じ人物とは思えない疲れた表情がナダルにはあった。

マティナ・ナヴラティロヴァが最近のインターヴューで、「ラファは肉体的にも精神的にもバーンアウトしてしまったのよ。コートでの彼は今までのようにハッピーにみえないもの。」ときびしいコメントを残している。

ナダルがこのエグジビションで笑ったのは、選手の紹介のときにアナウンサーの「ナダルのスピンは1分間に3200回転もするんだそうです」のコメントのときだけだった。
・・・・・・・・・・・・・

この記事を読んで気になるのは、ナヴラティロヴァのバーンアウトのコメントです。確かに私たちも元気のないラファが気になっています。

「ラファは膝を曲げるのがむずかしくまだ治療が完全でないみたいだ。」とトニーコーチが試合後に述べていますが、明日19日にもう一度ヴァヴリンカとの試合をやり、その直後に記者会見をしてウィンブルドンに出場するかどうか決定します。

しかし19日のドロー発表は午前の10時からです。ということは、ナダルがもし欠場となると、このドローはどういうことになるのでしょう? ドローが決まった後ですので、ラッキールーザーがくるのでしょうか?(ラッキールーザーとは、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手)

それにしても、シード1の選手が抜けてしまうとこのドローはずいぶんと不公平なものになってしまいますね。ドロー直後に欠場が許されるのは、ナダルが特別待遇されているからなんでしょうか? ミステリーです。

フェデラーが「ラファがウィンブルドンに出られないなんて、考えただけでも恐ろしいことだよ」とコメントしていましたが、でも今無理をして手術という悪い結果を招くよりも、ラファの姿が観れないのは悲しいですが、ここはじっくりと心と体を休めてほしいと思います。ナヴラティロヴァがはっきりとバーンアウトと指摘していますが、体は自然に治癒するでしょうが、心の回復は時間がかかります。体は手術を施せますが、心に手術をすることはできません。

家族と一緒にいるのが一番と言っているラファは、マヨルカ島にいてもカメラマンに絶えず追いかけられる自由のない世界。ゆっくりと休養もできない現状で本当にかわいそうです。

もし明日のヴァヴリンカとの試合に勝って、ウィンブルドン出場を決めたとしても、私は素直に喜べません。

ウィンブルドンで拳を固く握りしめて叫ぶあのVamos!が聞けなくなるのは実に寂しいですが、ラファの選手生命を短縮させてしまうような決断だけは止めてほしいと願っています。

Take it easy, Rafa





投稿者 Tennisnakama  11:48 | コメント(12) | トラックバック(0)