2009年06月19日
ナダルの決断迫る
ロンドンのハーリングトンクラブで18日に行われた対ヒューイット戦は、ナダルの膝の調子をみるためのテスト試合でもありましたが、6-4 6-3で負けてしまいました。
以下はニュースソースのロイターの記事を要約したものです。
http://eurosport.yahoo.com/18062009/58/wimbledon-nadal-loss-increases-wimbledon-doubts.html
・・・・・・・・・・・・・
芝のサーフェスでの練習試合もなくエグジビションに出たナダルは、膝にテープを巻かずに好調のようにみえた。
第1ゲームはナダルのサーヴィスゲームで、4回のデュースがあったが、膝を低く曲げてローヴォレーのウィナーをとったり、17の長いラリーでコート中を走り回る姿は、それほど膝に問題があるようにみえなかった。
しかし試合が進んでいくにつれてナダルキャンプの表情が厳しくなってきた。第2セットに入ると、「もっと膝を曲げろ」と言いたげなトニーコーチ。「分かっているけどできないんだ」とナダル。そんな二人の会話が聞こえてくるようだった。
1時間20分後に試合は終わったが、昨年あの5セットマッチで世界一のフェデラーを倒した同じ人物とは思えない疲れた表情がナダルにはあった。
マティナ・ナヴラティロヴァが最近のインターヴューで、「ラファは肉体的にも精神的にもバーンアウトしてしまったのよ。コートでの彼は今までのようにハッピーにみえないもの。」ときびしいコメントを残している。
ナダルがこのエグジビションで笑ったのは、選手の紹介のときにアナウンサーの「ナダルのスピンは1分間に3200回転もするんだそうです」のコメントのときだけだった。
・・・・・・・・・・・・・
この記事を読んで気になるのは、ナヴラティロヴァのバーンアウトのコメントです。確かに私たちも元気のないラファが気になっています。
「ラファは膝を曲げるのがむずかしくまだ治療が完全でないみたいだ。」とトニーコーチが試合後に述べていますが、明日19日にもう一度ヴァヴリンカとの試合をやり、その直後に記者会見をしてウィンブルドンに出場するかどうか決定します。
しかし19日のドロー発表は午前の10時からです。ということは、ナダルがもし欠場となると、このドローはどういうことになるのでしょう? ドローが決まった後ですので、ラッキールーザーがくるのでしょうか?(ラッキールーザーとは、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手)
それにしても、シード1の選手が抜けてしまうとこのドローはずいぶんと不公平なものになってしまいますね。ドロー直後に欠場が許されるのは、ナダルが特別待遇されているからなんでしょうか? ミステリーです。
フェデラーが「ラファがウィンブルドンに出られないなんて、考えただけでも恐ろしいことだよ」とコメントしていましたが、でも今無理をして手術という悪い結果を招くよりも、ラファの姿が観れないのは悲しいですが、ここはじっくりと心と体を休めてほしいと思います。ナヴラティロヴァがはっきりとバーンアウトと指摘していますが、体は自然に治癒するでしょうが、心の回復は時間がかかります。体は手術を施せますが、心に手術をすることはできません。
家族と一緒にいるのが一番と言っているラファは、マヨルカ島にいてもカメラマンに絶えず追いかけられる自由のない世界。ゆっくりと休養もできない現状で本当にかわいそうです。
もし明日のヴァヴリンカとの試合に勝って、ウィンブルドン出場を決めたとしても、私は素直に喜べません。
ウィンブルドンで拳を固く握りしめて叫ぶあのVamos!が聞けなくなるのは実に寂しいですが、ラファの選手生命を短縮させてしまうような決断だけは止めてほしいと願っています。
以下はニュースソースのロイターの記事を要約したものです。
http://eurosport.yahoo.com/18062009/58/wimbledon-nadal-loss-increases-wimbledon-doubts.html
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芝のサーフェスでの練習試合もなくエグジビションに出たナダルは、膝にテープを巻かずに好調のようにみえた。
第1ゲームはナダルのサーヴィスゲームで、4回のデュースがあったが、膝を低く曲げてローヴォレーのウィナーをとったり、17の長いラリーでコート中を走り回る姿は、それほど膝に問題があるようにみえなかった。
しかし試合が進んでいくにつれてナダルキャンプの表情が厳しくなってきた。第2セットに入ると、「もっと膝を曲げろ」と言いたげなトニーコーチ。「分かっているけどできないんだ」とナダル。そんな二人の会話が聞こえてくるようだった。
1時間20分後に試合は終わったが、昨年あの5セットマッチで世界一のフェデラーを倒した同じ人物とは思えない疲れた表情がナダルにはあった。
マティナ・ナヴラティロヴァが最近のインターヴューで、「ラファは肉体的にも精神的にもバーンアウトしてしまったのよ。コートでの彼は今までのようにハッピーにみえないもの。」ときびしいコメントを残している。
ナダルがこのエグジビションで笑ったのは、選手の紹介のときにアナウンサーの「ナダルのスピンは1分間に3200回転もするんだそうです」のコメントのときだけだった。
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この記事を読んで気になるのは、ナヴラティロヴァのバーンアウトのコメントです。確かに私たちも元気のないラファが気になっています。
「ラファは膝を曲げるのがむずかしくまだ治療が完全でないみたいだ。」とトニーコーチが試合後に述べていますが、明日19日にもう一度ヴァヴリンカとの試合をやり、その直後に記者会見をしてウィンブルドンに出場するかどうか決定します。
しかし19日のドロー発表は午前の10時からです。ということは、ナダルがもし欠場となると、このドローはどういうことになるのでしょう? ドローが決まった後ですので、ラッキールーザーがくるのでしょうか?(ラッキールーザーとは、予選最終戦で負けた選手の中で最もランキングの高い選手)
それにしても、シード1の選手が抜けてしまうとこのドローはずいぶんと不公平なものになってしまいますね。ドロー直後に欠場が許されるのは、ナダルが特別待遇されているからなんでしょうか? ミステリーです。
フェデラーが「ラファがウィンブルドンに出られないなんて、考えただけでも恐ろしいことだよ」とコメントしていましたが、でも今無理をして手術という悪い結果を招くよりも、ラファの姿が観れないのは悲しいですが、ここはじっくりと心と体を休めてほしいと思います。ナヴラティロヴァがはっきりとバーンアウトと指摘していますが、体は自然に治癒するでしょうが、心の回復は時間がかかります。体は手術を施せますが、心に手術をすることはできません。
家族と一緒にいるのが一番と言っているラファは、マヨルカ島にいてもカメラマンに絶えず追いかけられる自由のない世界。ゆっくりと休養もできない現状で本当にかわいそうです。
もし明日のヴァヴリンカとの試合に勝って、ウィンブルドン出場を決めたとしても、私は素直に喜べません。
ウィンブルドンで拳を固く握りしめて叫ぶあのVamos!が聞けなくなるのは実に寂しいですが、ラファの選手生命を短縮させてしまうような決断だけは止めてほしいと願っています。
Take it easy, Rafa
投稿者 Tennisnakama 11:48 | コメント(12)| トラックバック(0)
ドロー発表もうすぐですよね・・・・。
去年のWBにロジャーが負けた後にさんざん言われた言葉・・・。まさか、今、ラファに使われようとは思いもよりませんでした。とても信じられません。
いや、ラファだから・・・、ロジャーのように復活してくれるはず!してくれなくちゃ困ります。
休んでください!『バーンアウト』する前に!WBは来年も再来年もあります。心と身体を癒しましょうよ。
メディアなどでは「バーンアウト」という言葉が使われるかもしれませんが、それはラファが決めることでしょうね。まあ、去年からの濃密な時間を考えれば、今置かれている状況とのバランスを冷静にとるのにはちょっと苦労することもあるでしょう。だけど、ラファにはこの機会をこれから続くキャリアに生かして欲しいです。これまでロジャーの背中を見て突っ走ってきたラファが、23歳の今、自分とテニスのことを冷静に考えられる機会を得られたのは、良かったのだと考えたいです。たとえ今、肉体的・気持ち的に消耗していたとしても、いずれ彼は万全の身体とモチベーションで戻ってくるでしょう。良い時も大変な時も、ラファのことを見守って・応援します。Tennisnakamaさんも書いているように、Take it easy, Rafa. だけど、ファンである自分もTake it easy.の姿勢で見守っていたいなと思いました。
tennisnakamaのTwitterから:
【もしナダル欠場となればドローは?】
シード5のデルポトロがナダルのシード1に、そしてシード17のブレイクがジョコ山のデルポのポジションに入ります。これで大きな影響は?ナダルの抜けたロディックが浮上してきました。こうなるとロディックは今年は決勝にいける可能性大。
本当に膝の具合が思わしくないのなら、
思い切って欠場して休養した方がいいのかなぁと思います。
エナンのように若くして頂点に立ったままキャリアを終えることになると、
ファンとしてこれほど切ないことはないですから(涙)
18歳のディミ(Dimiがニックネームなんだそうです)君がおりましたね。ロディックと2回戦で対戦ですね。無事に 39位のKunitsyn1回戦をクリアしてくれるとロディックvsディミトロフがみれますね。フェデラーがアイドルというだけあってディミ君のバックハンドは一見の価値ありで楽しみです。
今は膝の影響で調子が落ちてるだけじゃないかと・・・。
ラファはそんな柔じゃないと思いますけどね。
更なる進化を目指してると思います。
全仏から一気に風向きにが変わってしまいましたね。
フェデラーを褒めてくれる記事がいっぱい出てくるのは嬉しいし、
ナダルの膝は心配ですが、何よりもこの報道の流れの変化に戸惑っています。
フェデラーやナダルのようにオールラウンドにツアーに君臨しようとするトップ選手は
一年間のほとんどを過酷な競技生活の最前線にいるわけで
肉体的にも精神的にも消耗が激しいことは素人目にもよくわかります。
スランプに陥ったり、ケガで調子が出せない時期がある方がむしろ自然に思うのですが・・・。
(4年間も安定して1位を維持できたフェデラーの方が改めて驚異です)
バーンアウトだなんていうのは、ナダルがこのまま回復できずに欠場や早期敗退を続けて
ずるずるとランクを落として引退でもしてしまうまでは待っていてほしいです。
身体を休めて、試合に出られない悔しさをかみしめて、
闘志も新たに必ずカムバックして来ると思いますから。
フェデラーの危なげな試合をハラハラしながら応援してきたのと同じように
ナダルの復活も楽しみに待ちます。
100%発揮できない状況ということで、私はこの判断は正しかったと思います。
トニーコーチも「僕がナダルだったら、マヨルカに帰るよ」と公言してることだし、ナダルキャンプは「やめろ」という空気が強かったのではないかと思います。
ナダルにとってはチャンピオンをディフェンドできなくて、断腸の思いでしょうが、この際じっくりと体と心を休めてほしいです。全米シリーズはハードコートなので、これもとばしてもよいかもしれませんね。辛いでしょうが、今泣くのと、後で泣くのと、どっちをとるかと考えれば、回答は自ずと見えてくるとおもうのですが。
彼のテニスは足があってこそ!なのだから、膝に不安を抱えたままでは良いプレー出来ませんね。
何処かを傷めている時は(もうダメなんじゃ・・・)と落ち込むものですが、プロでもそれは同じでしょう・・・焦らず治療に取り組んで・痛みなくプレー出来るようになれば、またあの信じられないようなプレーを魅せてくれる事でしょう!
それを信じたいです☆
ですが今回のウィンブルドンは寂しいですね、ロディックの捻挫はどうでしょうか?
個人的にはマレーに注目しています☆