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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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ウィンブルドン現地レポ第1弾!

Danpachiこと旦八特派員からウィンブルドン現地レポが入りました! 根性で列に並んで得た当日入場券。テニスファンの鏡です。

臨場感あふれてすばらしいレポートをどうぞ。
Thank you, Danpachi!

Queue
列に並んでるとこんなシールももらえます。
入るまでの行列に関しては弊ブログにてUPしてますのでご参照ください。

queue



マレーマウンド Murray Mound
少なくともこの日に限ってはここはヘンマンヒルではなくマレーマウンドでした。
周りにもスペインやアメリカからやってきた女の子たちが嬌声を上げてました。

murraymound



CW,CWSC
ウォズニアキとシルステアという新星二人が中国ペアと死闘を繰り広げていました。
他の試合が次々と終わっているということもあって華のあるこのペアの試合に どんどん人が集まってきました。

cwsc


中国ペアはオーソドックスなダブルス。
対してこちらはウォズニアキのフラットに近い強打とシルステアのムービングトップスピン。
結局途中からバラエティにとんだコースに打ち分けはじめた新星コンビの勝利でした。

cwsc2



トロイッキ
こちらもヒメノストレヴァーと5セットの死闘を演じてました。 もうちょっと早ければダビデンコも見られたんですがねぇ。

kohl



わかってはいたつもりでしたが実際に見るウィンブルドンの芝は 本当に美しく、そして速く、見るものを魅了します。 もしこの時期にロンドンを訪れることがあればテニスファンならずとも 是非訪れるべきですね。3時間ほどの行列に堪える必要はありますが。。。

旦八

さらに詳しいレポートは旦八 さんのHPでご覧になってください。
http://nanaban65.blog103.fc2.com/

投稿者 Tennisnakama  23:11 | コメント(6) | トラックバック(0)

マイケル・ジャクソンの冥福を祈って

マイケル・ジャクソンが死亡しました。彼の音楽とともに育ったジェネレーションは、自身の一部を失ってしまったような衝撃を受けています。

今日はマイケルの冥福を祈って彼につながる思い出話を書いてみたいと思います。

私はニューヨークで2度、マイケル・ジャクソンのコンサートを観ています。会場はニュージャージーのフットボールスタジアムとマディソンスクエアガーデンです。当時、音楽番組を制作しておりましたので、ほとんどのコンサートに招待されるという優雅な時代でした。しかし多忙をきわめていましたので、スーパスターのコンサートしかでかけなかったのですが、その一つがマイケル・ジャクソンのカムバックコンサート、ジャクソン5のコンサートでした。

マイケルにはインタービューできませんでしたが、ジャクソン5の一員のランディ・ジャクソンにNYで会う事ができました。彼をインタービューするために、マイケル兄弟が滞在しているホテルで取材スタッフ全員が待たされること数時間。世界各国からのメディアがロビーにたむろしていて、それは大変な取材合戦だったことを思い出します。

各メディア(プリント、ラジオ、TV)は与えられた時間以内に取材をこなしていかなければなりません。レッドゼッペリンのロバート・プラントやマライア・キャリーのようなスーパスターのインタービューは与えられる時間はたったの15分から20分。このときも大変でしたが、無名なランディは何しろジャクソン5の一員ということで、スーパスター扱いでした。このわずかな間にできるだけ面白い話をききださなければならない。有名スターとのインタービューはいつも短期間の真剣勝負でした。

一方インタービューされるスターたちも、一日中ホテルの一室で缶詰状態で、同じような質問に何百回も答えなければなりません。ランディはそれでも、きさくにいろんな質問に答えてくれました。兄マイケルとのエピソードなどもくわえながら・・・たとえマイケルに会ってなくてもまるで彼が側にいるようないい話を聞かせてくれました。

マイケルはTVのインタービューでこう答えています。

「僕は他の子供たちが公園で遊んでいるのをみて、涙がとまらなかった。彼らと一緒に遊びたかった。でも僕にはそれが許されなかったんだ。毎日働かなくてはならなかったから。今日も舞台に立って歌わなければならない。そのことを父に文句をいうとぶたれたよ。町から町へ。僕の遊び場はホテルの部屋しかなかった。だから小さい子供をみると、彼らののぞみをかなえてやりたいと思う。プレーグラウンドで思いっきり遊ばせてやりたいと思う。そのことが普通の人には理解してもらえないのだけど・・・」

どんな名声や財力でもっても時計を逆戻しすることはできません。「永遠に失ってしまった子供時代を取り戻す」このオブセッションともいえる子供時代への執着は、ネヴァーランドの遊園地をつくることに始まり、子供たちと遊園地で一緒に遊ぶだけでなく、スランバーパーティ(パジャマパーティー)を開いて子供たちと夜を共に同じベッドですごすようになります。そのために性のいたずら事件として訴えられることになり、裁判につぐ裁判のために約20億円相当の弁護士料を払うほどのダメージを受けました。

この性のいたずらは結局無実の判決に終わりましたが、イメージの低下と精神的ストレスはマイケルの歌手生命に致命的な打撃を与えて、ついに回復することができませんでした。

何十回にもわたる整形手術、白くなった肌、契約結婚・・・マイケルがある記者に語った言葉がわすれられません。

I am a very lonely man.


いつも多くの人たちに囲まれながら、真の友だちに恵まれなかったマイケル。
禿鷹のように彼の資産を狙って群がってくる人々の中で、誰にも心を開くことができなかったマイケル。
彼の不可解な行動は、マイケルのヘルプの必死な叫びだったのかもしれません。

マイケル・ジャクソンが音楽界だけでなく、世界の若者に与えたインパクトは計り知れないものがあります。初めて人種やカルチャーの違いを乗り越えたスーパスターが登場したのです。

何時間もCNNをかけっぱなしにしてマイケルの特集を観ていますが、今シェアがマイケルの思い出話をしています。その前はディオン・セリーヌ。世界的なスターたちが次々とマイケルとの思い出を語っています。今夜は夜通しでマイケルの音楽を流して、いろんなエピソードに耳を傾けながら彼を偲びたいとおもいます。

「最近のあなたは、非難と訴訟と借金で心の休まることがありませんでしたね。健康がすぐれないにもかかわらず、ロンドンのコンサートの準備も大変な負担になっていたと思います。

I am a very lonely man. といって突然去ってしまったあなた。

私たちはついに最後のスーパスターを失ってしまいました・・・世界各地であなたの死を悼んで人々が集まり始めています。今私たちはあなたの数多くの歌を聞きながら、いかにあなたが私たちの青春の大切な一部であったか、そして私たちを豊かにしてくれたかを噛み締めています・・・あなたは一人ぽっちではありません。私たちの心に永遠の住み続けるかけがえのない友なのですから。」

いつも駆け足で過去を振り返る余裕がなかった私ですが、今夜はゆっくりとマイケルと語りたい思います。プロデューサー、レコーディングスタジオのミキサー、マネージャー、レコード会社のPRの人たち・・・あの頃に知り合った人たちが懐かしく思い出されます。彼らもきっと私と同じ想いに違いありません。

This is a final curtain call. See you in July. I love you. I love you so much from the bottom of my heart.

7月のロンドン公演の発表が彼の最後のメッセージとなってしまいました。 

I love you too. You will be missed forever!





投稿者 Tennisnakama  13:06 | コメント(10) | トラックバック(0)