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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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グルビスとガスケの言葉

楽天ジャパンオープンの観戦は、ニューヨークでは真夜中となりますのできついです。グルビスは観戦しましたが、ガスケまでは持ちませんでした。

記者会見は、記者がリクエストをすると負けた選手でも、サーヴィス精神のある選手はやってきてくれます。しかし普通は勝った選手に対して行われるものですが、残念ながら楽天ではインタービューを掲載していません。事前に事務所に問い合わせましたが、インターヴューのコーナーは設けないようです。これは翻訳などの手間がかかるからだと思いますが、彼らの感想が読めないのは残念です。

しかし海外から取材にやってきている記者が書いている記事には、選手の言葉が掲載されていますので、ちょっと立場が逆輸入というかたちになりますが、グルビスとガスケの勝利の言葉を拾ってみました。

グルビスが好戦、ステパネックを打倒
「才能があるのに・・・」というのがいつも21歳のグルビスについてまわる言葉です。サーヴやフォアハンドで十分試合に勝っていける実力がありながら、今回も楽天ジャパンオープンには予選から出場。誰の目にも、「もったいない」という印象がついてまわったグルビスでしたが、このステパネック戦をみていますと、今までの彼の弱点であったショットの不安定、メンタルの弱さが見事に改善され、すばらしいパーフォーマンスを見せました。

「残念ながらシーズンの終わりに調子がでてきたよ。今まではスペインの選手のように、ベースラインから2mも下がってプレーしていた。」

「どうして自分のテニスが向上していかないのか分からなかった。」

サフィンの元コーチで知られるグミ Hernan Gumyを新しくコーチに迎えたグルビスは以下のように答えています。

「グミは僕のゲームが展開できるよういろんなアドヴァイスをしてくれた。今はもっとアグレッシヴなゲームができるようになった。そしてショットも安定してきた。テニスとは自信のゲームだ。勝っていれば無意識でプレーできる。前は考えすぎていたんだ。」

「うまくいきそうな予感がするんだ。もし今シーズンの残りの試合に負けても、来年にむけてオフシーズンに激しいトレーニングを積むつもりだ。」

「何かがおこりつつある予感がする」 新しいグルビス誕生となるか?  明日の木曜日にモナコと対戦です。

ジャパンオープンはガスケのお気に入りのトーナメント
コケイン騒ぎから一段落ついて、ガスケのカムバックが軌道にのってきました。精神的なショックからも立ち上がり、コンディショニングも順調で、ドイツの Petzschnerを6-3, 6-2のストレートセットで快勝しました。

「僕は過去、ジャパンオープンで良い成績が残せたし(2007年決勝、2008年準決勝)日本でプレーするのが好きなんだ。このトーナメントは僕のお気に入りの一つで、ここで勝てれば嬉しい。」

「もちろん2007年のほうが僕のテニスはベターだったよ。3ヶ月のブランクがあったしね。でもこの1ヶ月間は自分を立て直すことに全力を尽くしている。できるだけ早く自分の納得のいけるテニスができるようにがんばるつもりだ。」

明日の木曜日は同国の友、ツォンガと対戦します。


Reference:
http://www.earthtimes.org/articles/show/289064,slumping-gulbis-hopeful-hes-reached-tokyo-turning-point--update.html

http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=tennis&id=4538452

http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5gJlssmO6TA-Zp0o66gzKYPuZdo4g


投稿者 Tennisnakama  23:26 | コメント(0) | トラックバック(0)

デルポトロが初戦で敗退!

無念!デルポトロ
デルポトロが初戦でクウォリー(予選者)ヴァセランEdouard Roger-Vasselinに負けるとは! この残念なニュースは今世界を駆け巡っています。昨年も決勝でデルポは腹痛で敗れましたよね。

日本の水が合わない? 日本食にあたった? 時差もひどかったといっています。アルジェンチンは日本と12時間の差。昼夜が丁度ひっくり返って一番厳しい時差ですね。

彼は記者会見で、自分の調子の悪いことを敗因にしたくはないけど、前おきしながら以下のように述べています。

「今日僕はベストを尽くせなかった。体調が100%でなかったし、相手がすごくよいテニスをした。」

「US Openで優勝できたことはすごく嬉しかった。アルジェンチンにいる家族や友人たちと一緒に喜びを分かち合えることができたし、本当に幸せだった。でも今日の試合には失望している。これからも向上していけるよう努力していきたい。」

US Openに優勝するという幼いときからの夢を実現した直後の試合だけに、気持ちの上に空洞があったに違いありません。いわゆる虚脱感とでもいいましょうか。今回の初戦敗退はショックだったと思いますが、ポジティヴに考えれば、ここできっちりとフンドシを(失礼)締め直すよい機会かと思います。いつも前進ばかりして突っ走ることができないのですから。でも体調を崩してしまったのはかわいそうでした。

ヴァセランはフランスのランキング189位のチャレンジャーレベルの選手。しかし彼はとても189位にはみえないすばらしいテニスをしましたね。彼のサーヴがよく、5本のエースを肝心なときに決めることができ、ハイレベルのテニスでデルポを苦しめました。

「僕の利点は、デルポトロのテニスを知っていること。でも彼は僕のテニスを知らない。この勝利は僕にとってすばらしいものとなった。」

「プロのテニス選手だった父が、スライスで彼のフォアを攻めろというアドヴァイスをくれた。これが効いたと思う。」

第2セットのみでしたが、久しぶりに日本語の解説でデルポトロ戦をストリーミング観戦しました。日本節というのでしょうか。一つ一つのモーションに感動を込めた表現が多いのに気づきました。!に満ちあふれた会話とでもいいましょうか。
「今のショットはすごいですね!」 「今のリターンはすばらしいですね!」

一生懸命試合を盛り上げようとするアナウンサーと解説者の努力が伝わってきます。今どういう作戦をデルポがやっているのかという解説もあって、えっ?ちょっと違うんじゃないの?と思うときもありましたが。

ちょっと物足りなかったのは、選手の情報が少ないこと。もう少し選手についての下調べがあればもっと面白い観戦になったと思います。しかしアナウンサーと解説者とのピンポンゲームのようなやりとりは、とても独特で興味深かったです。

シモン祭りを続行します
Twitterでシモンについて語り合うことができるよう、シモンのコーナーを設けました。#gsimonをつければ、シモンのコーナーにも掲載されることになります。最初に#gsimonを書き、その後は必ず半角あけてください。そうすると自動的に#gsimonのコーナーにも掲載されることになります。お試しください。

膝が完治しないのに、シモンは日曜日バンコックで優勝したあとすぐ日本に来てくれました。確か日本は初めてだったはず。ブログとTwitterでシモン祭りも進行中ですし、ぜひとも決勝まで残ってほしいですね。

シモンが決勝にいくためには、 まず第2回戦のユズニーを破らなくてはなりません。彼とは2007年から毎年対戦していますが、芝で2度負け、ハードで1度負けています。つまりシモンは0勝3敗。何とか難関のユズニー軍曹を突破してほしいと思います。

その後はバーディッチ、そしてヒューイット。バーディッチとの対戦成績は2勝2敗でタイです。シモンは今年のデ杯で彼に負けていますのでリヴェンジしてほしいですね。SFはヒューイットとなると思いますが、対戦成績はシモンの2勝0敗。いずれも楽勝していますので、ここまでくればシモンは決勝に進出できる可能性が多いにあります。

鈴木貴男選手との試合はストリーミングで観戦することができませんでしたが、シモンは鈴木選手のサーヴ&ヴォレーのネットダッシュにかなり手こずったようでした。しかしネットの鈴木選手を華麗に抜くシモンのパッシングショットとロブを効果的に使って楽勝。観れなかったのが本当に残念でした。

シモンと会って話をされた方。写真やサインをもらった方。すべての方が「感じのよい好青年」という印象だったようです。スポナビに以下のようなコメントをいただきました。

Roger fan says:
「こんにちは。先日は応援アドバイスありがとうございました!楽天オープンで、シモンを観てきました!初来日ということでドキドキしましたが、やっぱりシモンはキュートでした!!最後の試合でしたが、夜8:30ごろ試合終了しました。その後雨のため変更になったサントロの試合もできましたよ。遅くなっても観戦してる人はたぶん車で来てると思います。試合のほうはもちろんシモンが20で勝ちました!最後のインタビューで「鈴木選手がいつもネットに出てくるので、とてもやりずらかったけど、勝ててよかった」と言っていました。サインもコートサイドの人みんなにしてくれたってかんじでした。その後廊下ですれ違いましたがファンに囲まれてもキュートな笑顔をふりまいてましたよ!とっても好青年でした。」

shundora says:
「・・・シモン見ました。鈴木貴男悪くなかった。でもあまりに凄いセンスのシモンにはびっくり!
深いスライスとかフラットのアプローチに対して面をきちっと合わせて、ブロック気味に手首を返すだけのパス。追い込まれて面を合わせるだけのフラットロブ。打つときは相手コートは全く見てません。ボールに集中しサービスリターンのように集中して、くっと手首を返していく。その返しがスピンを産みラインの内側に入る。鈴木選手は何度もウォッチしているのにことごとく入ってしまう。あのセンスはフェデラークラスですね。」

サントロ観戦に盛り上がった楽天ジャパン
実際に観戦された方のコメントが一番。Twitterで面白いつぶやきを見つけました。

Sabumasa tweets:
「shiro_gohan さんに教えていただいた出待ちポイントの話に関連して…。昨晩サントロ勝利の後のサイン待ち、ラウンジへの導線はすごい人だかりができてたのは言うまでもありませんが、ありがちな「とりあえず選手のサインを」でない彼自身のファンが結構いる印象を受けました。

完全に観客を味方に付けて勝った彼はご機嫌そうにそれに応じ、フランスメディア?もカメラ回しててかなり盛り上がっていました。最初で最後の日本の試合になりますが、日本に対していい印象を持ってくれたに違いないと思います。これが無観客試合になってたら 彼は負けてたかもしれないし、そんなこと想像するだけでゾッとします…

tennisnakama さんが彼に日本に来て欲しいと布石を打ってくださったことも大きな意味があったと思います。添田くんの試合も勿論素晴らしかったけど、観ていて一番面白かったのはサントロの試合でした。」
投稿者 Tennisnakama  12:28 | コメント(0) | トラックバック(0)