2008年05月07日
リタイアの実態を探る!
昨夜ローマ・マスターズで、アンディ・マリーとデルポトロ(AIGでリタイアしたあの19才のアルジェンチンの青年です)の試合を観ている最中です。突然、試合中にデルポトロが歩き出し、ベンチにむかいました。ベンチに座りこんだまま、声を震わせながら泣き出しました。こんなシーンは今まで見た事がありません。背中を押さえながら嗚咽する彼は、痛さを堪えられなくてまるで子供(まだ19才ですものね)のように泣きじゃくっているのです。もちろんリタイアです。タンカーで運ばれていきましたが・・・大事に至らないことを祈っています。
デルポトロの試合は、はっきりとインジャリーと分かる状況でのリタイアですが、最近はあまりにも簡単にリタイアをとって、試合を投げ出す選手が多いので、嘆かわしく思っていました。リタイアで勝っても、勝った選手には勝利感はありません。(最近はエストリルでダヴィデンコが決勝でリタイアしましたね)
もっとも悪名高いリタイアは、エナンの全豪決勝です。あれほどすごい球をがんがんと打ちながら、勝てないとなるとさっさとリタイアしてしまう。リタイアはデルポトルのような、これ以上続けられないインジャリーだけに適用してほしいと思いませんか? 全身全霊をこめた壮絶な戦いに観客は高額なチケットを払っているのですから。などなど、煮え切らない思いを押さえながら、リタイアについて調べていましたら、出てきました!私と同じ思いをした記者がおりました!
昨年3月20日のTennis.comに掲載されている記事に面白いデータを発見しました! いわゆるリタイア ランキングです。 http://www.tennis.com/features/general/features.aspx?id=70254
この調査のきっかけは、実は あのデルポトロなんです。昨年ラスヴェガスにおけるブレイクとの試合で、1-6, 1-3でリタイアしたのがどうも臭い。それでは一丁調べてみっか。これはジャーナリストの感とでもいいましょうか。そして Gabin Versi記者は、当時のトップ20の選手の2007年2月28日までのリタイア歴を洗った、リタイアランキングの表を作り上げたのです。 (余談ですが、デルポトルは昨年は4回もリタイアしています)
男子選手でリタイアのトップはトミーハース。試合総数の6%はリタイアです。女子では断トツでヤンコヴィッチ。11.4%もリタイアしています。
どれが本当のインジャリーでリタイアなのか、それとも調子がよくなくて勝てないと判断してリタイアなのか、真相は本人だけにしか分かりませんが,試合の内容は、負けている状態でリタイアが圧倒的に多いのは確か。以下がトップ20の選手のなかで、平均以上のリタイアをとった選手ランキングです。
(フェデラー、ブレイク、ヒンギスは過去一度もリタイアをしませんでした!これこそ真のチャンピオンです!最後の最後まで戦い抜く、その魂がチャンピオンをつくりあげるのです。)
ATP
1. ハース
2. ガスケ
3. ニーミネン
4. ダヴィデンコ
5. バクダティス
6. ロディック
7. ゴンザレス
8. ジョコヴィッチ
WTA
1. ヤンコヴィッチ
2. セリナウィリアムズ
3. チャクヴェタゼ
4. ペトロヴァ
5. シャラポヴァ
6. エナン
7. サフィナ
8. モレスモ
デルポトロの試合は、はっきりとインジャリーと分かる状況でのリタイアですが、最近はあまりにも簡単にリタイアをとって、試合を投げ出す選手が多いので、嘆かわしく思っていました。リタイアで勝っても、勝った選手には勝利感はありません。(最近はエストリルでダヴィデンコが決勝でリタイアしましたね)
もっとも悪名高いリタイアは、エナンの全豪決勝です。あれほどすごい球をがんがんと打ちながら、勝てないとなるとさっさとリタイアしてしまう。リタイアはデルポトルのような、これ以上続けられないインジャリーだけに適用してほしいと思いませんか? 全身全霊をこめた壮絶な戦いに観客は高額なチケットを払っているのですから。などなど、煮え切らない思いを押さえながら、リタイアについて調べていましたら、出てきました!私と同じ思いをした記者がおりました!
昨年3月20日のTennis.comに掲載されている記事に面白いデータを発見しました! いわゆるリタイア ランキングです。 http://www.tennis.com/features/general/features.aspx?id=70254
この調査のきっかけは、実は あのデルポトロなんです。昨年ラスヴェガスにおけるブレイクとの試合で、1-6, 1-3でリタイアしたのがどうも臭い。それでは一丁調べてみっか。これはジャーナリストの感とでもいいましょうか。そして Gabin Versi記者は、当時のトップ20の選手の2007年2月28日までのリタイア歴を洗った、リタイアランキングの表を作り上げたのです。 (余談ですが、デルポトルは昨年は4回もリタイアしています)
男子選手でリタイアのトップはトミーハース。試合総数の6%はリタイアです。女子では断トツでヤンコヴィッチ。11.4%もリタイアしています。
どれが本当のインジャリーでリタイアなのか、それとも調子がよくなくて勝てないと判断してリタイアなのか、真相は本人だけにしか分かりませんが,試合の内容は、負けている状態でリタイアが圧倒的に多いのは確か。以下がトップ20の選手のなかで、平均以上のリタイアをとった選手ランキングです。
(フェデラー、ブレイク、ヒンギスは過去一度もリタイアをしませんでした!これこそ真のチャンピオンです!最後の最後まで戦い抜く、その魂がチャンピオンをつくりあげるのです。)
ATP
1. ハース
2. ガスケ
3. ニーミネン
4. ダヴィデンコ
5. バクダティス
6. ロディック
7. ゴンザレス
8. ジョコヴィッチ
WTA
1. ヤンコヴィッチ
2. セリナウィリアムズ
3. チャクヴェタゼ
4. ペトロヴァ
5. シャラポヴァ
6. エナン
7. サフィナ
8. モレスモ
投稿者 Tennisnakama 13:19 | コメント(14)| トラックバック(0)
それに比べて,イワノビッチのクリーンなこと。(笑)
ヒンギスは、汚名を着せられたまま(Tennisnakamaさんの見解ではどうですか?)再引退してしまいました。
伊達の引退試合(チェース)であっさり伊達を負かせたヒンギス。私、ずっとアンチヒンギスでした。
でも、グラフとの全仏のブーイングに、あまりに可哀想に感じ、試合後に泣いてしまったのを見て、それ以来ヒンギスファン。天邪鬼かもしれないけど。
関係ない話になってしまった。
旗色が悪くてリタイアするなら、最初から出ないでほしい。
出るならどんなに負けてても最後まで戦い抜いてほしい。
子供の教育によくないですよね。
世界中のこどもたちの見本になってほしいです。
プロなんだからその責任があると思います。
ゆとサンの言う通り ヤンちゃんは 「おいた」 しそうな感じですもんね(ファンの方すみません)
ヒンギスについては残念の一言ですね・・テニスは旨かったですよ・・(感心)
どこまでがインジャリーかというのは微妙ですよね。
プレーヤーと診察したトレーナーの判断もあるし・・・ということで昨年の貴男ちゃんの話・・・。
2007.7.23 CanadaのGranby(アウトコートのハード・32ドロー)チャレンジャー大会にて。
1Rで当時104位の Danai Udomchoke(THA) に 2-6.7-6(5).6-4 で逆転勝ちして
波に乗り、決勝では当時112位だった Lu.Yen.Hsun(TPE) に 6-4.6-4 で勝ち、優勝!
その夜次の会場であるCanadaのVancouver(アウトコートのハード・32ドロー)チャレンジャー大会へ向かい、翌朝に1Rを迎えました。(相手は King.Phillip・USA 当時412位でした)
朝起きた時には、疲れは感じるものの食後にアップをした時までは戦えそうな感じだったそうです。
試合が始まり、身体は重め(疲れで・・)でしたがプレーできてました・・。 しかし、1stSetは 3-6。
つづく
トレーナーには昨日移動してきたことや力が身体に入らないこと、
このまま続けると怪我の恐れがあるということでリタイアを申し出たそうです。
とても残念がっていました。 判断は正しかったと思います。年齢的にも。(貴男ちゃんごめんなさい)
日本で応援していたファンは皆さん納得されたと思いますが、現地では 「前週の大会優勝者」を
一目見てみようと会場に足を運んだテニスファンも居た筈ですよね。 日本人も含め・・・。
その方たちの目にも 「あれはやめて正解」 と映ったのかどうか・・・。
現場を見て無い者には判断は出来ません。 でも自分は強烈なファンなので「仕方ない」と。
ヤンちゃんの強烈なファンには「仕方ない」と思う試合が 11.4% あるのかもしれませんよね?
ファンでは無い自分には 「疑惑」 の 11.4% ですが・・・。。
長くなって申し訳なかったですが、まとめとしてはプレーヤーの判断モラルとファン、アンチファンの
心理が複雑に絡み合っているモノなので・・えー、と・・多すぎてはイカンが身体は大事ってことで!!
うわぁ~ン(泣) うまく まとまンなかったよぉ~(しくしく)
種丸さん ファイト~ 元気だしてね~
リタイアするときはお客さん全員にサインのサービス
しないと帰れないとか規則つくったらどうでしょうか?
さて、リタイアの根本問題は、おっしゃる通り具合が悪くなったときの判断ですよね。
「具合が悪くなっても続行する」のか、「止めるとしたらどこで止めるのか」。しかし一つ重要なことは、ファンあってのプロであるということ。最近はテニスがつまらなくなってきているように思います。ドラマがない。プロ選手はストーリーテラーだと思うのです。いかに自分のストーリーをコートで表現していくか。自分のストーリーを完結しないで、放り出してはいけないのです。客は未完成の作品は買わないでしょう。鈴木選手の例ですが、多くの選手のリタイアは彼のようなケースが多いと思います。どれだけ調子が悪いのか、それは本人しか分からない。もし、選手がリタイアをするかもしれない状況にあれば、一度トレーナーを呼んで相談してみる。そしてもう一度トライしてみる。そのもう一度トライが必要だと思います。もし続けたくないのなら、それをコートで表現してストーリーを完結するべきです。オーヴァーでもよいから、続けられないという状況を私たちに訴える義務があると思うのです。彼らは究極的には、エンターテイナーであること。感動ドラマを伝えられない選手が多すぎます。勝つだけがテニスではないのです。どのようにして負けたのか、どこまで戦ったのか、それを十分伝えてほしいと思います。(私は決して鈴木選手を批判しているのではありませんので、誤解のないように。)
サフィンなら勝手に脱いで退場しそうですが・・・。。。
まじめに理由や診断書もそえた「反省文」を提出させるとか・・野放し反対!!
いま、担架で運ばれながらサインを必死に書く(泣きながら)デルポを想像しちゃいました(獄)
提案ですぅ・・・。決してkirinoreikoさんやTennisnakamaさんに対してでは御座いません(笑)
誤解のないように(汗) あとサフィンを脱がせたい訳でもありませんwww
Tennisnakamaさん、大丈夫です、誤解などしませんし、Tennisnakamaさんの意見なら素直に耳を傾けますから。
ん?なんだわたしの身ぐるみじゃないのか
残念w。。。あはは
棄権とかリタイアしたらコートでなにかかくし芸(物まねとか)
やるっていうのはどうでしょう?
そういえば youtubeで試合中にロディックがマッケンローとか
ベッカーとかいろんな人のサーブのものまねしてるやつがあったな~
選手自らマイクをもって、お詫びかたがた事情説明というのもあってよいと思いません?
オッ!ナダルが危ない! フェレーロがすばらしいテニスを展開しています。第1セット,
5-5ですので、また応援席に(TVの前)戻ります。
とっても共感できる記事(とコメント)ですね。
>リタイアで勝っても、勝った選手には勝利感はありません
以前のマスターズカップでナルバンディアンに敗れた時のフェデラーを思い出しました。
今回のナダルもすばらしいプロ精神だったんですね。
レポートしてくださってありがとうございました。