2008年08月13日
五輪:ナダル強し
8月12日 Day3
森田 def エラコヴィッチ: 5-7, 7-6 (7), 6-4
森田あゆみ選手が、二日間にわたる2時間28分の1回戦に勝利です。第2セットは昨夜の深夜1時半まで続けられましたが、雨のため中断。残りの第2セットから始めるという難しい状況の中で、タイブレークまで持ち込み、9-7で第2セットを勝ち取りました。第3セットも勢いにのってものにして2回戦進出です。これで日本選手は森田あゆみだけとなり、2回戦の対戦相手は中国のLi Naとなります。彼女はクズネツォヴァを倒しただけあって油断はできませんが、このファイティングスピリットで頑張ってほしいですね。
ジョコヴィッチ def シュトラー: 6-4, 6-2
夜の部はジョコヴィッチ、ナダル、フェデラーの順に始まりました。ジョコヴィッチの試合はNY午前5時。夜中の3時半ころまで起きておりましたので、起きれるかどうが不安でしたが、やっぱり・・・一応起きたものの、目が開けられず、ジョコが2-0とブレークした時点でウトウト・・・
スタッツをみてみますと、ジョコが勝っているにも拘らず、彼のスタッツが思わしくない。
UE (Unforced Error)が37と相変わらず多く、ウィナーが9とシュトラーの19に比べてかなり少ない。どうしてこれで勝てる?
ブレークチャンスも一回のみ?? シュトラーは11回のチャンスの中で4回ブレークしている???
このスタッツは絶対おかしい。取ったポイント合計が、ジョコが43でシュトラーが64でなぜジョコが勝てる!?
これはジョコとシュトラーのスタッツが逆になってます! NBCのスタッツは信用できません! http://www.nbcolympics.com/tennis/resultsandschedules/rsc=TEM001512/index.html
ナダル def ヒューイット: 6-1, 6-2
昨日のナダルの試合は、少しぎこちなく、緊張気味でストロークも伸びがありませんでしたが、さすがNo. 1(来週から)の貫禄です。今日は人が変わったように、コートを自由自在に暴れ回り、ヒューイットを完全にノックアウトしてしまいました。
スペインの国旗、赤とオレンジのテニスウェアで現れたナダルは、早くも、2-1の4ゲーム目でヒューイットをブレークして3-1へ。ヒューイットは、ネットダッシュを繰り返して、ナダルのリズムをくずそうとしましたが、ナダルの勢いは止まらず、再びブレークされて5-1へ。ヒューイットはナダルのパワーに押されっぱなしで打つ手もなく, ナダルが6-1で第1セットを軽く勝ち取りました。
第2セットは、ヒューイットのサーヴからですが、すでにブレークされこのままなだれ込んで、ベーグルになってしまうかと危ぶまれましたが、さすが元 No. 1のヒューイット。2ゲーム目にブレークしなおして、あの「カモーン!」が出ました。しかし、ナダルはバナナにかぶりつきながら、ますます威力を増して、ヒューイットの手に負えず、6-2でストレート勝ちを決めました。次はパワーヒッターのアンドレーヴとの対戦となります。
フェデラー def アレヴァロ: 6-2, 6-4
今日はナダルと反対に、フェデラーのフォーカスが少し落ちてきているように思います。今日のフェデラーの課題は、サーヴ&ヴォレーの練習だったようで、合計24回もネットダッシュ、そしてその半分の12回が成功しています。昔は絶対ミスらなかったネットプレーにちょっとサビがきてるようで、エラーが多かったですね。またよくパッシングショットでも抜かれていました。でも最後はさすが、慣れてきたのか、すべてサーヴ&ヴォレーで華麗に決め、マッチポイントはサーヴィスエースでした。第2セットでフォーカスが薄れ、フォアハンドのエラーが連続したのが、ちょっと気になります。次の対戦相手は、あのバーディッチです! 彼のためにアテネのオリンピックの金メダルの夢が消え去ったのですから。 心配なのは、フェデラーは過去に負けた選手に弱いという点です。でもバーディッチは肝心な時にビビるので有名ですので、フェデラーがフォーカスをキープしつづければ問題ないでしょう。
Day3の全結果:
http://www.itftennis.com/olympics/event/resultsday3.asp
森田 def エラコヴィッチ: 5-7, 7-6 (7), 6-4
森田あゆみ選手が、二日間にわたる2時間28分の1回戦に勝利です。第2セットは昨夜の深夜1時半まで続けられましたが、雨のため中断。残りの第2セットから始めるという難しい状況の中で、タイブレークまで持ち込み、9-7で第2セットを勝ち取りました。第3セットも勢いにのってものにして2回戦進出です。これで日本選手は森田あゆみだけとなり、2回戦の対戦相手は中国のLi Naとなります。彼女はクズネツォヴァを倒しただけあって油断はできませんが、このファイティングスピリットで頑張ってほしいですね。
ジョコヴィッチ def シュトラー: 6-4, 6-2
夜の部はジョコヴィッチ、ナダル、フェデラーの順に始まりました。ジョコヴィッチの試合はNY午前5時。夜中の3時半ころまで起きておりましたので、起きれるかどうが不安でしたが、やっぱり・・・一応起きたものの、目が開けられず、ジョコが2-0とブレークした時点でウトウト・・・
スタッツをみてみますと、ジョコが勝っているにも拘らず、彼のスタッツが思わしくない。
UE (Unforced Error)が37と相変わらず多く、ウィナーが9とシュトラーの19に比べてかなり少ない。どうしてこれで勝てる?
ブレークチャンスも一回のみ?? シュトラーは11回のチャンスの中で4回ブレークしている???
このスタッツは絶対おかしい。取ったポイント合計が、ジョコが43でシュトラーが64でなぜジョコが勝てる!?
これはジョコとシュトラーのスタッツが逆になってます! NBCのスタッツは信用できません! http://www.nbcolympics.com/tennis/resultsandschedules/rsc=TEM001512/index.html
ナダル def ヒューイット: 6-1, 6-2
昨日のナダルの試合は、少しぎこちなく、緊張気味でストロークも伸びがありませんでしたが、さすがNo. 1(来週から)の貫禄です。今日は人が変わったように、コートを自由自在に暴れ回り、ヒューイットを完全にノックアウトしてしまいました。
スペインの国旗、赤とオレンジのテニスウェアで現れたナダルは、早くも、2-1の4ゲーム目でヒューイットをブレークして3-1へ。ヒューイットは、ネットダッシュを繰り返して、ナダルのリズムをくずそうとしましたが、ナダルの勢いは止まらず、再びブレークされて5-1へ。ヒューイットはナダルのパワーに押されっぱなしで打つ手もなく, ナダルが6-1で第1セットを軽く勝ち取りました。
第2セットは、ヒューイットのサーヴからですが、すでにブレークされこのままなだれ込んで、ベーグルになってしまうかと危ぶまれましたが、さすが元 No. 1のヒューイット。2ゲーム目にブレークしなおして、あの「カモーン!」が出ました。しかし、ナダルはバナナにかぶりつきながら、ますます威力を増して、ヒューイットの手に負えず、6-2でストレート勝ちを決めました。次はパワーヒッターのアンドレーヴとの対戦となります。
フェデラー def アレヴァロ: 6-2, 6-4
今日はナダルと反対に、フェデラーのフォーカスが少し落ちてきているように思います。今日のフェデラーの課題は、サーヴ&ヴォレーの練習だったようで、合計24回もネットダッシュ、そしてその半分の12回が成功しています。昔は絶対ミスらなかったネットプレーにちょっとサビがきてるようで、エラーが多かったですね。またよくパッシングショットでも抜かれていました。でも最後はさすが、慣れてきたのか、すべてサーヴ&ヴォレーで華麗に決め、マッチポイントはサーヴィスエースでした。第2セットでフォーカスが薄れ、フォアハンドのエラーが連続したのが、ちょっと気になります。次の対戦相手は、あのバーディッチです! 彼のためにアテネのオリンピックの金メダルの夢が消え去ったのですから。 心配なのは、フェデラーは過去に負けた選手に弱いという点です。でもバーディッチは肝心な時にビビるので有名ですので、フェデラーがフォーカスをキープしつづければ問題ないでしょう。
Day3の全結果:
http://www.itftennis.com/olympics/event/resultsday3.asp
投稿者 Tennisnakama 01:35 | コメント(6)| トラックバック(0)
なんか・・またWBの時みたいに、「この2人を倒せるのはこの2人だけ!」的な展開になるのではないでしょうね。それは楽しみでもありますが、ちょっと複雑な心境に陥るフェデラーファンです。
ナダルはまだまだうまくなりますよね。心配は故障かな?
パッシングショットで抜かれるようになるというのは、フェデラーの読みが甘くなっているという事なんでしょうか?それとも相手のパスが鋭くなっているということ?あるいはフェデラーが研究され尽くしているということ? 今のフェデラーが以前よりも下降していることと、進化していることってどんなところなのでしょうか? ぶっちゃけ どのように思われますか? BHばかり狙われても そのおかげでBHがさらに良くなっちゃう!なんてこと27歳になった今もフェデラーならありえますか?(ありえて欲しい)
サーヴ&ヴォレーがすたってしまった原因の一つに、パッシングショットを守りきれなくなったことが上げられます。これはラケットとストリングの進歩で、パワフルなパッシングショット、スピンをかけたアングルショットが可能になったため、よほどボールが浮いてこない限り、ネットダッシュは危険になってきました。今フェデラーの再放送を観ていますが、二度立て続けにパッシングショットで抜かれました。これは彼のアプローチショットに原因があると思います。
フェデラーのネットダッシュのパターンは、まず一番多いのが、サーヴィスラインあたりにおちた短いボールのアプローチショットです。ジョコヴィッチの得意は、このショートボールをステップインしてウィナーにしてしまうことです。フェデラーはどちらかというと、アプローチショットをきわどいところに打って、相手のポジションを狂わせて一本打たせてから、ネットで処理をするというやり方をしています。これは一昔前ならテキスト通りにフェデラーがネットで叩くことができたのでしょうが、ナダルのようなアスリートが出て来てますので、逆に無理なポジションからでもパッシングショットで抜かれるケースが増えてきました。 (続く)
いずれにしても、P.Composeさんが指摘されていることは、すべて当たっていると思います。ではどうすればよいか? しばらく天才であるということを忘れてほしいと思います。美しいテニスにこだわると勝てません。ナダルは以前ひどいテニスをやりながらも勝った試合について、「I am very happy」 と記者会見で述べています。
「最も大切なのは勝つことなのだから、下手なテニスで勝っても勝ったことに変わりがないので嬉しい」(ナダル)
「パーフェクトなテニスをすることがゴールだ」(フェデラー)
この違いが結果に出て来ているように思います。
第3コートで、17時開始。フルセットで勝ったと思ったら、次に第1コートで17時開始の3番手。
なんじゃ、そのスケジュールは!!??って思いました。
第一試合を10時半とか12時開始にできなかったんでしょうかね??
ウィリアムス、ウォズニアッキらの2回戦が10時半に開始されてるのをみて、
ほんとーに、疑問に思いました。
あちらこちらで耳にしていた事が自分の中ですっきりしてきました。 フェデラーが下降しているのではなく、テニスが進化しているのですね。それは かつてサーブ&ボレーのテニスをフェデラーがオールラウンドに進化させたことと同じですね。それは以前Tennisnakamaさんの記事にかかれていたこと・・・・。。
「このフェデラーのFHがアウトになるの!?」とギョッとしたりしてましたが そういうことなんだ。年齢じゃなくて良かった。 では、さらにそれに対応したFHが炸裂するように進化→今までのフェデラーではなくNewフェデラーにならなくてはいけないのですね。ナダルはすでにNewナダルですもんね。 そのNewフェデラーには 『勝つ』 ことに対して泥臭さが不可欠ってこと。 他の選手から色々学べる彼のことですから、きっとその勝つぞ精神も学べますね!! フェデラーは華麗なプレイが一番の魅力ですが やはり勝たないと! 勝ってこそ その華麗さも際立ちます。