2008年11月12日
ツォンガにお別れです
デルポトロ def ツォンガ 7-6(4), 7-6(5)
ツォンガは、これで残念ながら 準決勝の可能性がなくなり、次のジョコヴィッチ戦が終わると上海を去ることになります。
ウィナーを狙いすぎたツォンガ
ツォンガのテニスはアスレティックでダイナミックで、コートが賑やかになる貴重なパーソナリティです。ただ性格的にエンターテイナーでもあるので、観客と一緒に盛り上がらなければ、なかなかノってこれないタイプ。「いかに自分をうまくノセルことができるか」が今後の課題です。
第1ゲームはツォンガのサーヴから始まりました。デュースでアングルクロスコートを狙ってミスをしたツォンガは、早くもブレークポイントです。しかし豪快なサーヴでエースをとってブレークを免れましたが、今度はダブルフォルトで再びブレークポイントに。ここで手堅くポイントをとってデュースに戻さなければならないところを、一発勝負のウィナーを狙って失敗。ツォンガの試合を象徴する第1ゲームでした。
「ウィナーを狙ってミスをすると、サーヴィスエースでポイントを取り返す。」7ゲーム目など、何と4ポイントすべてサーヴィスエースで取ってしまうあたり、ロディックを思わせるサーヴィス力でしたが、これが仇になってしまった? サーヴに頼ったポイントの取り方だけでは勝てません。堅実にポイントをとっていくデルポトロに負けてしまっても仕方がなかったように思います。
第2セットの二人は、ハイテンションでエキサイティングなテニスをみせてくれました。特に3ゲーム目は、ツォンガは得意のフォアハンドのインサイドアウト(逆クロス)でウィナーを連発。ブレークバックに成功して第2セットをものにできそうな感触はあったのですが・・・
「身体の疲れはなかったけれど、精神的な疲れがあった。先週にはあった、ここというところでの頑張りがきかなかった。ベルシーでは自分の底力を振り絞って、気力でピンチを切り抜けることができたけれど、ここではそれが足りなかった。あともうほんの少しのものが足りなかった」(alalaさんからツォンガの記者会見のコメントをいただきました)
デルポトロの堅実テニス
ツォンガのテニスはみていてハラハラしますが、デルポは安心してみていられます。デルポのテニスはディフェンスを基本にしていますので無理がない。確実に打てるゾーンに入ったときにウィナーを狙います。しかしツォンガは、無理なポジションからでも狙って打つローパーセンテージのテニスです。しかし抜群の運動神経で、ときどき不可能なショットを可能にしてしまうので、ツォンガとしてはガーンとうちたい衝動にかられるのでしょうが、ここはデルポに見習って我慢のテニスを覚えてほしいと思います。そうすればトップ3になれる可能性は大いにあります。
デルポはタイブレークに強い
まずどんなことがあっても冷静さを失わないデルポはとても20才になったばかりとは信じられません。ナダルにも言えますが、感情のコントロールがとても上手です。しかもデルポはここぞというときに実力を発揮できる強さがあります。第1セットのタイブレークは、最後の2ポイントをサーヴィスウィナー(タッチエース)で決めました。反面ツォンガはリードしていながら、ミスが重なりチープポイントをデルポに与えてしまっています。デルポはマッチポイントでも大胆にツォンガを左右にゆさぶり、フォアハンドのクロスを決めて勝利です。
最初にデルポの試合を生で観戦したのは、US Openの錦織戦のときでした。彼のショットの確実さと、ダイナミックな動き、パワフルなサーヴに新鮮なショックを受けたのを覚えています。クレーもハードも出来る万能選手です。あとはもっとネットダッシュをふやし、早くポイントが取れるオフェンステニスをすれば、No.1になるのも夢ではないと思います。これからの活躍が楽しみな選手の一人です。
アメリカではシングルスの生放送なし!
今夜中の3時でダブルスの生放送をやっています。でもシングルスの生は観れないのです! TVでは録画しか観れない状況ですので、がんばってインターネットでライヴを観るようにしていますが、なにせ画面がちっこいくて画像が悪くて見辛い。 惨たんたるマスターズカップです。ヨーロッパではライヴです。アジアも当然ライヴです。アメリカだけがなぜライヴで観れない!?
ツォンガは、これで残念ながら 準決勝の可能性がなくなり、次のジョコヴィッチ戦が終わると上海を去ることになります。
ウィナーを狙いすぎたツォンガ
ツォンガのテニスはアスレティックでダイナミックで、コートが賑やかになる貴重なパーソナリティです。ただ性格的にエンターテイナーでもあるので、観客と一緒に盛り上がらなければ、なかなかノってこれないタイプ。「いかに自分をうまくノセルことができるか」が今後の課題です。
第1ゲームはツォンガのサーヴから始まりました。デュースでアングルクロスコートを狙ってミスをしたツォンガは、早くもブレークポイントです。しかし豪快なサーヴでエースをとってブレークを免れましたが、今度はダブルフォルトで再びブレークポイントに。ここで手堅くポイントをとってデュースに戻さなければならないところを、一発勝負のウィナーを狙って失敗。ツォンガの試合を象徴する第1ゲームでした。
「ウィナーを狙ってミスをすると、サーヴィスエースでポイントを取り返す。」7ゲーム目など、何と4ポイントすべてサーヴィスエースで取ってしまうあたり、ロディックを思わせるサーヴィス力でしたが、これが仇になってしまった? サーヴに頼ったポイントの取り方だけでは勝てません。堅実にポイントをとっていくデルポトロに負けてしまっても仕方がなかったように思います。
第2セットの二人は、ハイテンションでエキサイティングなテニスをみせてくれました。特に3ゲーム目は、ツォンガは得意のフォアハンドのインサイドアウト(逆クロス)でウィナーを連発。ブレークバックに成功して第2セットをものにできそうな感触はあったのですが・・・
「身体の疲れはなかったけれど、精神的な疲れがあった。先週にはあった、ここというところでの頑張りがきかなかった。ベルシーでは自分の底力を振り絞って、気力でピンチを切り抜けることができたけれど、ここではそれが足りなかった。あともうほんの少しのものが足りなかった」(alalaさんからツォンガの記者会見のコメントをいただきました)
デルポトロの堅実テニス
ツォンガのテニスはみていてハラハラしますが、デルポは安心してみていられます。デルポのテニスはディフェンスを基本にしていますので無理がない。確実に打てるゾーンに入ったときにウィナーを狙います。しかしツォンガは、無理なポジションからでも狙って打つローパーセンテージのテニスです。しかし抜群の運動神経で、ときどき不可能なショットを可能にしてしまうので、ツォンガとしてはガーンとうちたい衝動にかられるのでしょうが、ここはデルポに見習って我慢のテニスを覚えてほしいと思います。そうすればトップ3になれる可能性は大いにあります。
デルポはタイブレークに強い
まずどんなことがあっても冷静さを失わないデルポはとても20才になったばかりとは信じられません。ナダルにも言えますが、感情のコントロールがとても上手です。しかもデルポはここぞというときに実力を発揮できる強さがあります。第1セットのタイブレークは、最後の2ポイントをサーヴィスウィナー(タッチエース)で決めました。反面ツォンガはリードしていながら、ミスが重なりチープポイントをデルポに与えてしまっています。デルポはマッチポイントでも大胆にツォンガを左右にゆさぶり、フォアハンドのクロスを決めて勝利です。
最初にデルポの試合を生で観戦したのは、US Openの錦織戦のときでした。彼のショットの確実さと、ダイナミックな動き、パワフルなサーヴに新鮮なショックを受けたのを覚えています。クレーもハードも出来る万能選手です。あとはもっとネットダッシュをふやし、早くポイントが取れるオフェンステニスをすれば、No.1になるのも夢ではないと思います。これからの活躍が楽しみな選手の一人です。
アメリカではシングルスの生放送なし!
今夜中の3時でダブルスの生放送をやっています。でもシングルスの生は観れないのです! TVでは録画しか観れない状況ですので、がんばってインターネットでライヴを観るようにしていますが、なにせ画面がちっこいくて画像が悪くて見辛い。 惨たんたるマスターズカップです。ヨーロッパではライヴです。アジアも当然ライヴです。アメリカだけがなぜライヴで観れない!?
投稿者 Tennisnakama 17:06 | コメント(0)| トラックバック(0)
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