2008年12月15日
トッププロのジュニア時代は?
この一週間はジ「ジュニアがトッププロになるには」のテーマで、ジュニアの世界を紹介してきましたが、今日は時間をさかのぼってトップ20の選手のジュニア時代について述べてみたいと思います。
下の表は現在トップ20の選手のジュニア時代のランキングです。ランキングは選手によってかなりの幅があり、かならずしも皆がランキングが高かったわけではありません。ジュニアのサーキットを中心にまわった選手は、ランキングが高く、ATPのフューチャーズをまわり始めた選手は、ジュニアの大会に出ないためランキングが低くなっています。
ATP20のジュニアランキング
(1)ナダル 145位(4才からテニスを始める)
(2)フェデラー 1位(8才)
(3)ジョコヴィッチ 34位(4才)
(4)マリー 6位(3才)
(5)ダヴィデンコ 510位(7才)
(6)ツォンガ 2位(7才)
(7)シモン 242位(6才)
(8)ロディック 1位(4才)
(9)デルポトロ 3位(7才)
(10)ブレイク 92位(5才)
(11)ナルバンディアン 3位(5才)
(12)フェレール 233位(?才)
(13)ヴァヴリンカ 7位(8才)
(14)モンフィス 1位(4才)
(15)ゴンザレス ランキングなし
(16)べルダスコ 294位(4才)
(17)ソダーリング 2位(5才)
(18)アルマグロ 18位(8才)
(19)アンドレエヴ 116位(7位)
(20)バーディッチ 6位(5才)
この表でわかるようにジュニアランキングは一つの物差しですが、これだけではジュニア時代の実力は図れないことがわかります。
トッププロになるには以下の4つのタイプがあるようです。
(1)ナダル型:ジュニアサーキットをまわらず、フューチャーズで実力をつける。
(2)フェデラー型:ジュニアランキング1位のエリートでロディック、モンフィスなどもこのタイプ。
(3)ジョコヴィッチ型:ジュニアサーキットでは目がでなかったが、プロ転向後伸びる。ジョコヴィッチのジュニア時代の勝敗は44勝11敗で34位。しかしプロ転向後、ランキングは安定したペースで上昇。19才のときは63位(現在の錦織選手のランキング)から7位に急上昇する。
(4)シモン型:ジュニアでもプロでも長い間目がでなかった晩成型。シモンはジュニアで242位。プロ転向後も22才になるまでは100位を割ることはできなかった。ダヴィデンコもこのタイプに属する。
以下はシモンのATPランキングの推移です。
18才 1331位
19才 487位
20才 177位
21才 124位
22才 45位
23才 29位
24才 7位
では錦織選手はどのタイプに属するでしょうか?
ジュニアで7位。18才でATPランキング63位。ジュニアもシニアもエリートコースをまっしぐらに走る彼はフェデラー型エリートタイプ。錦織選手はあと2週間でいよいよ大躍進が期待される19才となります。
下の表は現在トップ20の選手のジュニア時代のランキングです。ランキングは選手によってかなりの幅があり、かならずしも皆がランキングが高かったわけではありません。ジュニアのサーキットを中心にまわった選手は、ランキングが高く、ATPのフューチャーズをまわり始めた選手は、ジュニアの大会に出ないためランキングが低くなっています。
ATP20のジュニアランキング
(1)ナダル 145位(4才からテニスを始める)
(2)フェデラー 1位(8才)
(3)ジョコヴィッチ 34位(4才)
(4)マリー 6位(3才)
(5)ダヴィデンコ 510位(7才)
(6)ツォンガ 2位(7才)
(7)シモン 242位(6才)
(8)ロディック 1位(4才)
(9)デルポトロ 3位(7才)
(10)ブレイク 92位(5才)
(11)ナルバンディアン 3位(5才)
(12)フェレール 233位(?才)
(13)ヴァヴリンカ 7位(8才)
(14)モンフィス 1位(4才)
(15)ゴンザレス ランキングなし
(16)べルダスコ 294位(4才)
(17)ソダーリング 2位(5才)
(18)アルマグロ 18位(8才)
(19)アンドレエヴ 116位(7位)
(20)バーディッチ 6位(5才)
この表でわかるようにジュニアランキングは一つの物差しですが、これだけではジュニア時代の実力は図れないことがわかります。
トッププロになるには以下の4つのタイプがあるようです。
(1)ナダル型:ジュニアサーキットをまわらず、フューチャーズで実力をつける。
(2)フェデラー型:ジュニアランキング1位のエリートでロディック、モンフィスなどもこのタイプ。
(3)ジョコヴィッチ型:ジュニアサーキットでは目がでなかったが、プロ転向後伸びる。ジョコヴィッチのジュニア時代の勝敗は44勝11敗で34位。しかしプロ転向後、ランキングは安定したペースで上昇。19才のときは63位(現在の錦織選手のランキング)から7位に急上昇する。
(4)シモン型:ジュニアでもプロでも長い間目がでなかった晩成型。シモンはジュニアで242位。プロ転向後も22才になるまでは100位を割ることはできなかった。ダヴィデンコもこのタイプに属する。
以下はシモンのATPランキングの推移です。
18才 1331位
19才 487位
20才 177位
21才 124位
22才 45位
23才 29位
24才 7位
では錦織選手はどのタイプに属するでしょうか?
ジュニアで7位。18才でATPランキング63位。ジュニアもシニアもエリートコースをまっしぐらに走る彼はフェデラー型エリートタイプ。錦織選手はあと2週間でいよいよ大躍進が期待される19才となります。
投稿者 Tennisnakama 22:11 | コメント(5)| トラックバック(0)
ありがとうございます、Tennisnakamaさん
データを見るとほんとうに晩成型ですねぇ。
その選手によって発展の遂げ方は違いますが、プロになってからの姿勢(メンタルの意味での)は大いにその後のステップに影響するとおもいますー。
頭に折れ線グラフが浮かぶというか・・・。選手によって様々なパターンがあって想像するとワクワクするというか・・。
確かにシモンはすごいです。普通ピークが過ぎてしまいそうな年齢からの急上昇。長い蓄積でしょうか。なにかポイントになる試合があったのでしょうか。 シモン!髪のばしてちょ!
フェデラーがテニスを始めたのが8才と、とても普通の年齢なので驚きました。サッカーもやっていたのですよね。ナダルも・・・。意外に他のスポーツもやっていた選手が多いのでは・・。その方がトータルの身体能力は高まるから。
圭クンはエリートコースなんだぁ。すごーい。必ずさらに開花してね♪
などなど、この表を見てるといろいろ想像して遊べちゃうな~。
体格的にも決して恵まれていないのに、あの驚くほど粘り強く走りまくるテニスに魅せられました。あの細い体のどこにあのパワーがあるんでしょう。
もう24歳なんですね。でもジョコやマレーより若くていたずらっぽい少年みたいに私には見えてしまいます。
圭君の19歳はどうなるんでしょう。
アジアの選手は欧米の選手より体の成長や選手としてのピークが遅いって説もあるので・・あまり過度に期待せず・・でも楽しみに見守りたいです!
素晴らしい分析ありがとうございます。これは面白いですね!
ジル=シモン 素晴らしいですね! フェラーも200位代なんて…。苦労人ですね。
晩成型の選手の方が、プレイが粘り強くあきらめないプレーが多いですよね。
人間性が成熟するし、意志も強いし、みんな「いつかは俺が…」って思っていたのでしょうね。
ちなみにスペイン選手は21歳で300位を越えないとほとんど止めるかコーチになるそうです。厳しい…
フランスも協会からの支援がランキングによって全然違うらしいですしね。
特にフランスはプロテニス選手が多くて目が厳しい中で強くなってくるのは並じゃないですね。
シモンのあの特徴的なテニススタイルは試行錯誤の中から生まれたのでしょうね!
実際見るととても軸感があって美しかったです!
圭君は全豪準決勝ぐらいまでいくんじゃない?と密かに思ってます。