2009年02月05日
ナダルはナイスガイ
まだ体調がすぐれない、猫好きな私をを元気づけるため、息子がこのビデオのリンクをメールしてくれました。
さて、インドのユキ・バンブリ君が全豪ジュニアで優勝しました。おめでとう!まだ16才。ジュニアの世界ランキングでも堂々一位となりました。圭君とともに世界にアジア旋風をおこしてくれそうです。
さてナイスガイ、ナダルの心温まるエピソードを二つお伝えしたいと思います。
キア(韓国の自動車)の広告撮影
私はニュージャージー州で週3~4回はテニスをしていますので、いろんなクラブに出入りをしています。テニスクラブには一年中プレイできるインドアのテニスクラブと、メンバー制のアウトドアのクラブの二種類があります。昨日、あるメンバー制のクラブのオーナーと雑談をしていましたら、ナダルの話になりました。彼はフェデラーファンなので、どうすればフェデラーが勝てるかの話に発展しました。
「フェデラーは自分の陣地(ハードコートと芝)で負けたのだから、ナダルに勝つには、クレーで勝たねばならない!」
確かに。真剣勝負とはそういうものなんですよね。自分のテリトリーを荒らされたのなら、相手の陣地に行って首をとる。
そのフェデラーファンの彼がしみじみと言ったのです。
「それにしてもナダルは本当にナイスガイだ。」オーナーは2年前の夏の話をはじめました。
キアの広告(これは韓国だけに流されるCF)のため、彼のテニスクラブが撮影に使用されることになりました。US Openのためにニューヨークに滞在していたナダルは、3日間をニュージャージーの彼のテニスクラブで過ごすことになったのです。大きなトレーラーがナダルの控え部屋になりますが、撮影のない時間は、ナダルはクラブに見学にきたファン全員と雑談し、サインをし、記念撮影も喜んで応対したそうです。信じられないくらいナイスガイだったそうです。
これは本当にできないことです。私はコマーシャル撮影のプロジェクトを何度も手がけたことがありますが、ワンショットに何時間も費やす労力は並大抵のものではありません。炎天下で何度もストロークの取り直しがあり、いくらタフなラファでも、慣れないことでくたくたになったと思います。
それにも拘らず、撮影の合間はいつもニコニコ。しかもです。ある女性がハグさせてほしいとラファにお願いしたのです。そうするとあのはにかんだてれた表情でナダルはOKしました。その女性は天にものぼる気持だったでしょうね。(羨ましーッとため息が聞こえてきます)
熱狂的なラファのファンは彼のガールフレンドのことは聞きたくないでしょうが、ガールフレンドのジスカが一緒だったのです。オーナーはため息をつきました。
「本当に美しい女性だった。あの美しさはモデルのようなうわべだけの美しさではなくて、中から輝きでる美しさだった。」
このオーナーは金持ちのハンサムな男性で、ヨーロッパに別荘をもち世界を旅行しています。目の肥えた彼が「本当に美しい女性だった。」と言わせたジスカは、さぞかしすばらしい女性なのでしょう。何というカップルでしょう。ここまでくれば、嫉妬心も湧きませんね。素直にこの素敵なカップルを祝福してあげましょう。
(2)ロジャーを推薦するよ
Prince of Asturias Awardというスペインで最も名誉のある賞があります。これは各部門で優れた功労者に与えられる賞で、受賞者はスペイン人とは限りません。2007年はナダルとフェデラーがスポーツ部門で候補にあがりましたが、フォミュラーワンのレーサー、ミヒャエル・シューマッハーが受賞しました。昨年はナダルが受賞しています。
そこでナダルは今年の賞について意見を聞かれたとき、このように言ったのです。(受賞者はまだ発表されていません)
「フェデラーは13のグランドスラムのタイトルをとり、ベストプレーヤーだ。僕はフェデラーを推薦したい。」
この言葉にスペイン人もちょっと首をかしげました。いくらナイスガイとはいえ、ラファ、それはいいすぎなんじゃないの?
さて、インドのユキ・バンブリ君が全豪ジュニアで優勝しました。おめでとう!まだ16才。ジュニアの世界ランキングでも堂々一位となりました。圭君とともに世界にアジア旋風をおこしてくれそうです。
さてナイスガイ、ナダルの心温まるエピソードを二つお伝えしたいと思います。
キア(韓国の自動車)の広告撮影
私はニュージャージー州で週3~4回はテニスをしていますので、いろんなクラブに出入りをしています。テニスクラブには一年中プレイできるインドアのテニスクラブと、メンバー制のアウトドアのクラブの二種類があります。昨日、あるメンバー制のクラブのオーナーと雑談をしていましたら、ナダルの話になりました。彼はフェデラーファンなので、どうすればフェデラーが勝てるかの話に発展しました。
「フェデラーは自分の陣地(ハードコートと芝)で負けたのだから、ナダルに勝つには、クレーで勝たねばならない!」
確かに。真剣勝負とはそういうものなんですよね。自分のテリトリーを荒らされたのなら、相手の陣地に行って首をとる。
そのフェデラーファンの彼がしみじみと言ったのです。
「それにしてもナダルは本当にナイスガイだ。」オーナーは2年前の夏の話をはじめました。
キアの広告(これは韓国だけに流されるCF)のため、彼のテニスクラブが撮影に使用されることになりました。US Openのためにニューヨークに滞在していたナダルは、3日間をニュージャージーの彼のテニスクラブで過ごすことになったのです。大きなトレーラーがナダルの控え部屋になりますが、撮影のない時間は、ナダルはクラブに見学にきたファン全員と雑談し、サインをし、記念撮影も喜んで応対したそうです。信じられないくらいナイスガイだったそうです。
これは本当にできないことです。私はコマーシャル撮影のプロジェクトを何度も手がけたことがありますが、ワンショットに何時間も費やす労力は並大抵のものではありません。炎天下で何度もストロークの取り直しがあり、いくらタフなラファでも、慣れないことでくたくたになったと思います。
それにも拘らず、撮影の合間はいつもニコニコ。しかもです。ある女性がハグさせてほしいとラファにお願いしたのです。そうするとあのはにかんだてれた表情でナダルはOKしました。その女性は天にものぼる気持だったでしょうね。(羨ましーッとため息が聞こえてきます)
熱狂的なラファのファンは彼のガールフレンドのことは聞きたくないでしょうが、ガールフレンドのジスカが一緒だったのです。オーナーはため息をつきました。
「本当に美しい女性だった。あの美しさはモデルのようなうわべだけの美しさではなくて、中から輝きでる美しさだった。」
このオーナーは金持ちのハンサムな男性で、ヨーロッパに別荘をもち世界を旅行しています。目の肥えた彼が「本当に美しい女性だった。」と言わせたジスカは、さぞかしすばらしい女性なのでしょう。何というカップルでしょう。ここまでくれば、嫉妬心も湧きませんね。素直にこの素敵なカップルを祝福してあげましょう。
(2)ロジャーを推薦するよ
Prince of Asturias Awardというスペインで最も名誉のある賞があります。これは各部門で優れた功労者に与えられる賞で、受賞者はスペイン人とは限りません。2007年はナダルとフェデラーがスポーツ部門で候補にあがりましたが、フォミュラーワンのレーサー、ミヒャエル・シューマッハーが受賞しました。昨年はナダルが受賞しています。
そこでナダルは今年の賞について意見を聞かれたとき、このように言ったのです。(受賞者はまだ発表されていません)
「フェデラーは13のグランドスラムのタイトルをとり、ベストプレーヤーだ。僕はフェデラーを推薦したい。」
この言葉にスペイン人もちょっと首をかしげました。いくらナイスガイとはいえ、ラファ、それはいいすぎなんじゃないの?
投稿者 Tennisnakama 10:06 | コメント(9)| トラックバック(0)
先日のAOのフェデラーの涙を私は恥ずかしいとは思いませんが、又ナダルの株ばかりを上げちゃったなとフェデラーファンとしてはちょっと悔しい気がしました。世間一般で27歳の男性が22歳の男性に肩を抱えられて慰められるって...今回のエピソードにしても、若いのに本当に素敵なナダル!!
ところでTennisnakamaさん、言論テロと戦う必要もあると思います。ただ、体調もまだ優れずご多忙なのに、卑劣な人達のために時間・体力を消耗し過ぎないようになさって下さい。
本当に心優しい息子さんですね。このネコちゃんたちかわいすぎます~!振り落とされる時ゴロ~ンという感じで・・・。最後まで頑張ってた子もとうとう・・・!私もネコは大好きで幼い頃は最高で10匹飼ってましたよ!ホントにこういうかわいいのを見たら癒されますよね。何度も見てしまいました!
そういえば2/6はMomoちゃんの4回目のお誕生日ですよね?!
「Momoちゃん、少し早いけどお誕生日おめでとう~!」
忙しくても疲れていても、ファンや周りの人達を気遣う優しさ・・・、ラファは本当にナイスガイですね!
ハグさせてもらえたその女性、勇気があって羨ましい~。私だったらラファを前にしたら固まってしまいそうです!その前に呼吸困難に陥ると思いますが・・・。
ラファのGFの話ですが、本当に羨ましい限りです。(すみません、嫉妬心はまだ少し湧きます!)
綺麗でとっても可愛らしい。それにラファが選んだ人なんだからきっと心も美しいんだろうなって思います。でもこの二人なら、幸せになってほしいと思っていますので。。。
このブログの読者は大変ソフィストケートであることに感心します。フェデラーファンであっても、ナダルのよさはしっかり認め、賞賛できるみいちゃんのような読者が多いので、本当に嬉しいです。なかなかできないことですから。
ポコさん、
モモちゃんのことを覚えていていただいて・・・(嬉し泣) 彼は私の側で気持よさそうに眠っています。シェルターから引き取ったときは、手術直後でダメかもしれないと覚悟していましたので、彼のすやすやと眠っている顔をみると・・・(嬉し泣) 涙と鼻水(これは風邪)でぐしゃぐしゃです。
記事を読んでいてポコさんが頭に浮かんだという(笑) すでにコメントがありましたね。
みいちゃんさん、ラファにハグされたロジャーは良かったと私は思ってます。今いろんな意味で(キャリアとしても人間的にも)対等になったのだと思いました(王者はあげちゃった感がありますが、越されたとは言わないで!)。次はどっちがハグするのか? できることならローランギャロスでロジャーから!それには5時間以上の集中力と体力がいりますね、ロジャーくん!! 赤土も似合うようになって!今だって2番目に似合っているはずなんだから・・。
くれぐれもご自愛なさって、体調が万全になられますように。
ラファの心温まるエピソードをいつも有難うございます。以前Tennisnakamaさんも書いてらっしゃいましたが、ラファは”息子にしたい”キャラNO1ですね。(勿論、恋人でもOKなんでしょうが)
ほんとにナイスガイだ~~。シスカちゃんともお似合いで、ずーっと幸せな二人でいてほしいです。
ところで、ラファの台詞凄いですね。
なんか涙が出てしまいそうです。
Tennisnakamaさんも、色々大変だと思いますが頑張ってください
応援しています^^
フェデラーは間違いなくナダルにやり返す必要があるでしょうね。サンプラスとフェデラーのAll-time bestの終わりのない議論にケチを付けかねません(ナダルもこの議論に既に入ってきてる様子です。怪我さえなければという注釈付きですが)。ここ数年、記録と戦ってきてフェデラー(今年の当初も、目標は2つグランドスラムをとってサンプラスを超えることと言っています)が、選手本来の本能への回帰 ”打倒最強" "打倒ナダル”でがんばってほしいです。ナダルとフェデラーの関係がライバル関係(マッケンローvsボルグもしくはサンプラスvsアガシ)ではなく、(ナダルの)一方的なものであるといった厳しい記事も見かけますので。
ナダルのコーチのトニーがこの決勝を振り返って、フェデラーは戦略なくゲームに入っているように見えた。ポイントを早く終わらせることに固執して、ひどいミスを重ねていたと言ったコメントも見かけました。
フィジカルなのかサーブなのかバックハンドなのか、それともコーチの必要性なのかいろいろ議論されてますが、フェデラーにはナダルから最後の1ポイントを奪う何かを見いだしてもらって、ウィンブルドンの前にフレンチでやり返してほしいですね。
それがこの二人の関係を叙事詩のようにしていくと思います。
ここに錦織選手が割って入ってくれたらもう最高ですよね。
fuuさん、ラファは息子にしたいと思います。恋人だったら、世界の女性を敵にまわしますので、嫉妬の鬼となるのは間違い無し。
YOUさん、お見舞いのやさしいお言葉ありがとうございます。今日は鼻水をたらしながら試合をしてきました。頭がぼーっとしてカウントは全く覚えられず。でもこれは風邪だけではなさそう。
NTさん、トニーコーチのポイントを早く終わらせることに固執・・・というコメント、私も読みました。しかしフェデラーはオフェンシヴプレーヤーでナダルではないということを彼は忘れているようです。フェデラーが自分の強さを発揮できるのは、やはりオフェンスです。フェデラーは作戦男ですから、もちろん作戦はあったと思いますが、5セット目のフェデラーは、勝てないかもしれないという一抹の不安がよぎったのだと思います。一言で言ってしまえば、勝つことに対する自信が揺らいでしまった。フェデラーがナダルに勝つには、信頼できる大物のコーチが必要なのでは。技術や作戦を練るのではなく、フェデラーを暗示にかけるのです。「おまえはナダルに勝てる!」と。