2009年04月12日
モンテカルロが始まりました
フェデラーの結婚の目出たいニュースで、やる気がでてきました。嬉しい話、楽しい話はすべてモチベーションつながります。暗いニュースが氾濫する世の中、私も出来るだけ楽しい話題を見つけておしゃべりを続けていきたいと思います。
さて今日から観客席から海が見える、あの美しいモンテカルロ大会が始まりました。明日4月13日からはtennistv.comでライヴが観戦できます。
インディアンウェルズやマイアミのマスターズではドローはGS並みの128選手でしたが、モンテカルロはその半分の64選手からスタートです。こうなると厳しいのはランキング50番以降の選手たちです。
予選で7名、WCで4名、トップ8シードの選手にそれぞれByeのわくが与えられますので、実際に本戦にストレートエントリーができるのは、64選手19選手=45選手となります。従って3月9日付けのランキングで上位45位までに入っていれば問題なしに本戦入りができます。モンテカルロはトップ30選手の出場義務がありませんので全員出場しているわけではなく、今年は結果的には54位(3月9日付け)のバサロ・アグエロまで本戦入りとなっています。しかしこれはあくまでも3月9日付けのランキングが対象で、今週のランキングではないので不思議なことが起こってきます。
アンラッキーなのはニーミネン。今年はシドニー大会で決勝まですすんだフィンランド選手ですが、現在49位のランキングなら本戦入りできたのに、3月9日では57位でしたので予選からの挑戦となります。
ラッキーなのは、腕中入れ墨のセルビアのティプサレヴィッチ。 現在は56位に下がってしまっていて、本来なら本戦入りできないランキングですが、 当時は46位でしたのでセーフです。
現在のトップ30で欠場しているのは、ロディック、ツォンガ、ゴンザレス、ブレイク、ツルスノフ、フィッシュがおりますが、これでおわかりのように、問題はアメリカ勢です。全員が欠場です。いかにアメリカ人がクレーが苦手といえど、誰一人としてモンテカルロには出場しないのです。しかもアメリカから予選にも出る選手がいない。アメリカのコートはほとんどがハードコートですのでクレーの大会は少ない。このような現状では、とてもアメリカからはスーパスターが期待できず、アメリカにとっては深刻な問題となっています。
さて本題のモンテカルロ大会、Monte-Carlo Rolex Mastersですが、まずトップ4の予想を行ってみたいと思います。(これはあくまでもtennisnakamaの予想です)
Nadal
(どうしてナダルとカタカナで書かない?これはテニス365では自動的にナダルの選手名鑑にリンクされてしまい大文字にすることができないので、苦肉の策です。ですから大文字や色文字などにしたいときは、アルファベットを使用するときがあります。)
ナダルはタフなドローでQFでデルポトロと対戦します。二人の対戦成績はナダルの4勝1敗ですが、先週のマイアミでデルポに 6-4, 3-6, 7-6(3)で負けています。いくらハードコートだったとはゆえ、「負けた」という意識がナダルにはありますので黄色の危険信号が点滅です。
デルポトロは前回のマイアミの準決勝でマレーと対戦したときに、第1セットは1-6で落としています。第2セットで取り返しましたが、「トッププレーヤーに勝てない選手」というイメージが強いので、ナダルを破ったとはいえ必要以上に緊張してしまうところがあります。今回はナダルは猛然と巻き返しにかかってくるでしょうから、威圧されてしまう可能性が大です。
Federer
フェデラーにクレーは苦手というようなイメージがあるのは間違い。彼が言っているように「問題はクレーではなくナダル」なのです。彼の得意なハードのシーズンが終わってよかった、と言わしめるほど実力を出し切れなかったフェデラーは、クレーシーズンを「新しいチャプターの始まりで楽しみにしている」と言っています。結婚もしたことですし、心機一転でがんばってほしいですね。それにしても結婚式後すぐモンテカルロへ飛ぶMr. &Mrs. Federerはゆっくりと新婚気分も味わえなくてかわいそうですが。
フェデラーのQFの予想相手はシモンです。しかしシモンのクレーは昨年はカサブランカで優勝しているものの、モンテカルロでは1回戦で敗退と、今のところは未知数。シモンは昨年に比べて、武器であるフォアのウィナーに乱れが出てきており、サーヴもまあまあの出来。守りから突然攻撃に変化するシモンのカムバックがみれますかどうか。
Djokovic
QFの予想相手、べルダスコとは2勝2敗です。しかもハードコート1勝クレー1勝で互角の記録です。ジョコヴィッチもべルダスコもクレーは苦手ではありません。過去のクレーの成績はジョコは53勝22敗。ベルダスコは81勝54敗。べルダスコはスペイン出身ですから、クレーはホームグランドのように慣れているはず。スローなだけに、ウィナーが取りにくく走りまわるスタミナ戦争になればべルダスコが有利とみます。ラスベガスでたっぷりトレーニングを積んだ効果がどこまで発揮できるますか楽しみです。
最近のジョコは疲れ気味でコンディショニングが足らない感じがします。そのためか勝ち急いでエラーも増えています。家族が運営するセルビア・オープンが5月に始まるのも、集中できない要因かもしれません。モンテカルロでマレーとの順位が逆転する可能性もあり、ジョコとしては是が非でも決勝まではもっていきたいところでしょう。
Murray
マレーはイージードローですが、予想をつけるのがむずかしいドローでもあります。ダヴィデンコ(怪我の長いブランクあり)もしくは、ナルバンディアン(昨年のクレーの記録がよくない)のどちらかと、QFで対戦することになりますが、どちらに転んでもマレーのクレーが未知数だけに、このグループは誰が勝ち進むのかわからず要マークです。マレーは「僕はスペインのクレーでトレーニングしているのだからクレーは得意」と言う割には、今までの成績がパッとせず、ランキングではクレーが足を引っ張ってきました。しかし抜群のフィットネスを誇るニューマレーは、今年どんなクレーの試合をみせてくれるか? Watch out!
さて今日から観客席から海が見える、あの美しいモンテカルロ大会が始まりました。明日4月13日からはtennistv.comでライヴが観戦できます。
インディアンウェルズやマイアミのマスターズではドローはGS並みの128選手でしたが、モンテカルロはその半分の64選手からスタートです。こうなると厳しいのはランキング50番以降の選手たちです。
予選で7名、WCで4名、トップ8シードの選手にそれぞれByeのわくが与えられますので、実際に本戦にストレートエントリーができるのは、64選手19選手=45選手となります。従って3月9日付けのランキングで上位45位までに入っていれば問題なしに本戦入りができます。モンテカルロはトップ30選手の出場義務がありませんので全員出場しているわけではなく、今年は結果的には54位(3月9日付け)のバサロ・アグエロまで本戦入りとなっています。しかしこれはあくまでも3月9日付けのランキングが対象で、今週のランキングではないので不思議なことが起こってきます。
アンラッキーなのはニーミネン。今年はシドニー大会で決勝まですすんだフィンランド選手ですが、現在49位のランキングなら本戦入りできたのに、3月9日では57位でしたので予選からの挑戦となります。
ラッキーなのは、腕中入れ墨のセルビアのティプサレヴィッチ。 現在は56位に下がってしまっていて、本来なら本戦入りできないランキングですが、 当時は46位でしたのでセーフです。
現在のトップ30で欠場しているのは、ロディック、ツォンガ、ゴンザレス、ブレイク、ツルスノフ、フィッシュがおりますが、これでおわかりのように、問題はアメリカ勢です。全員が欠場です。いかにアメリカ人がクレーが苦手といえど、誰一人としてモンテカルロには出場しないのです。しかもアメリカから予選にも出る選手がいない。アメリカのコートはほとんどがハードコートですのでクレーの大会は少ない。このような現状では、とてもアメリカからはスーパスターが期待できず、アメリカにとっては深刻な問題となっています。
さて本題のモンテカルロ大会、Monte-Carlo Rolex Mastersですが、まずトップ4の予想を行ってみたいと思います。(これはあくまでもtennisnakamaの予想です)
Nadal
(どうしてナダルとカタカナで書かない?これはテニス365では自動的にナダルの選手名鑑にリンクされてしまい大文字にすることができないので、苦肉の策です。ですから大文字や色文字などにしたいときは、アルファベットを使用するときがあります。)
ナダルはタフなドローでQFでデルポトロと対戦します。二人の対戦成績はナダルの4勝1敗ですが、先週のマイアミでデルポに 6-4, 3-6, 7-6(3)で負けています。いくらハードコートだったとはゆえ、「負けた」という意識がナダルにはありますので黄色の危険信号が点滅です。
デルポトロは前回のマイアミの準決勝でマレーと対戦したときに、第1セットは1-6で落としています。第2セットで取り返しましたが、「トッププレーヤーに勝てない選手」というイメージが強いので、ナダルを破ったとはいえ必要以上に緊張してしまうところがあります。今回はナダルは猛然と巻き返しにかかってくるでしょうから、威圧されてしまう可能性が大です。
Federer
フェデラーにクレーは苦手というようなイメージがあるのは間違い。彼が言っているように「問題はクレーではなくナダル」なのです。彼の得意なハードのシーズンが終わってよかった、と言わしめるほど実力を出し切れなかったフェデラーは、クレーシーズンを「新しいチャプターの始まりで楽しみにしている」と言っています。結婚もしたことですし、心機一転でがんばってほしいですね。それにしても結婚式後すぐモンテカルロへ飛ぶMr. &Mrs. Federerはゆっくりと新婚気分も味わえなくてかわいそうですが。
フェデラーのQFの予想相手はシモンです。しかしシモンのクレーは昨年はカサブランカで優勝しているものの、モンテカルロでは1回戦で敗退と、今のところは未知数。シモンは昨年に比べて、武器であるフォアのウィナーに乱れが出てきており、サーヴもまあまあの出来。守りから突然攻撃に変化するシモンのカムバックがみれますかどうか。
Djokovic
QFの予想相手、べルダスコとは2勝2敗です。しかもハードコート1勝クレー1勝で互角の記録です。ジョコヴィッチもべルダスコもクレーは苦手ではありません。過去のクレーの成績はジョコは53勝22敗。ベルダスコは81勝54敗。べルダスコはスペイン出身ですから、クレーはホームグランドのように慣れているはず。スローなだけに、ウィナーが取りにくく走りまわるスタミナ戦争になればべルダスコが有利とみます。ラスベガスでたっぷりトレーニングを積んだ効果がどこまで発揮できるますか楽しみです。
最近のジョコは疲れ気味でコンディショニングが足らない感じがします。そのためか勝ち急いでエラーも増えています。家族が運営するセルビア・オープンが5月に始まるのも、集中できない要因かもしれません。モンテカルロでマレーとの順位が逆転する可能性もあり、ジョコとしては是が非でも決勝まではもっていきたいところでしょう。
Murray
マレーはイージードローですが、予想をつけるのがむずかしいドローでもあります。ダヴィデンコ(怪我の長いブランクあり)もしくは、ナルバンディアン(昨年のクレーの記録がよくない)のどちらかと、QFで対戦することになりますが、どちらに転んでもマレーのクレーが未知数だけに、このグループは誰が勝ち進むのかわからず要マークです。マレーは「僕はスペインのクレーでトレーニングしているのだからクレーは得意」と言う割には、今までの成績がパッとせず、ランキングではクレーが足を引っ張ってきました。しかし抜群のフィットネスを誇るニューマレーは、今年どんなクレーの試合をみせてくれるか? Watch out!
投稿者 Tennisnakama 22:27 | コメント(3)| トラックバック(0)
どうせナダルでしょ!なんかナダルが負ける姿が想像できないよーーーーーー!
波乱万丈起れーーーーーーーーーー!
そうだよフェデラーだって負けるわけないと言われてたけど、負けたじゃないか!
もしかしたら、もしかしたら.....いや、やっぱりないな
フェデラーは他のサーフェスが強かっただけで、決してクレーが悪いわけではないんですよね。ただナダルがものすご~く強いだけ・・。去年のモンテカルロも準優勝ですね(5-7,5-7だったかな、おしい)。
なんとなく、クレーかぁ、ロジャーは・・・みたいに思ったり、2つくらいは勝ってね、と弱気なファンだったりしますが、ここで気分良くクレーシーズンをスタートしてもらいましょう!! Hop Roger!!
圭君の姿がみれない私たちも辛いですが、圭君はもっと辛いでしょうね。
ナダルですが、最近の試合を観ていると彼は強くなっていますがまだ弱点があります。マッケンローはそれをフェデラーに伝授したいと願っているのでしょうが、真にそう思っているのなら、プレスに言わないでフェデラーに直接オファーしてほしかったですね。フェデラーはプライドが高いですから、雑誌を読んで彼からマッケンローに連絡することはないと思いますので、残念ながらこの話はファンタジーで終わりそうですね。
p.composeさん、
そうです。今までのことはきれいさっぱり忘れて、赤ちゃんのためにもロジャーにHopしてもらいましょう!