tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

Tennisnakama 
最近の記事
さようなら!
12/30 21:24
伝説のパトリック・ラ…
12/28 01:07
伝説のパトリック・ラ…
12/27 01:46
チーズフォンデュをビ…
12/26 08:02
伝説のパトリック・ラ…
12/25 00:16
最新フェデラー・ファ…
12/23 11:27
セントラルパークの雪…
12/22 23:42
エナンがWCでシドニ…
12/21 23:54
ドローの仕組み
12/21 03:10
タイガーvsピューマ…
12/19 01:46
フェデラーもちょっと…
12/16 22:45
フェデラーのスイスで…
12/15 11:28
サフィンが語るサフィ…
12/11 11:37
サフィン「僕は奇跡だ…
12/10 10:21
さよならサフィン
12/08 01:45
カテゴリ別アーカイブ
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。






悲しい事件と事実

昨日、シカゴの郊外でショッキングな事件がありました。ナザーン・イリノイ大学での銃殺事件で、6人の学生が殺されたのです。突然若い男性が教室に乱入し無差別射撃を開始。何が起こったのか訳が分からず、悲鳴をあげながら逃げまわる学生たちをつぎつぎと銃殺。まるで映画かビデオゲームのシーンです。

開発国では考えられない銃による野蛮な事件が、アメリカではつぎつぎと起こっています。昨年はヴァージニア工科大学で32人の学生が殺されました。悲しいのは、私たちの反応です。「ああ、またか」今回は前回の32人にくらべて、殺された学生の数も少なく、メディアの反応も鈍く感じられます。一体私たちは、どうしてしまったのでしょう? 

どうしてアメリカは、何度もこのような残忍な事件を起こしながら、なぜ「銃規制」に厳しい態度で対応していかないのでしょう? 根本的な銃の取り締まり問題には、メディアも政治家も、一切触れることがないのも悲しい事実です。

憲法で人間の基本的な権利として銃の保持は保証されている、アメリカ人の銃への執着は、非アメリカ人にとっては理解できないものがあります。

"Fahrenheit 9/11"でアカデミー賞を受賞した、マイケル・モアーのドキュメンタリー映画、”Bowling for Columbine”をぜひ見ていただきたいと思います。これは、1999年に実際コロラドのコロンバイン高校で起こった事件(12人の高校生が犠牲)をきっかけに、アメリカの銃の問題に深くメスをいれたドキュメンタリー映画です。その映画のなかで、モアーがある田舎の銀行に、銀行口座を開く場面があります。口座を開いたモアーに、ギフトとして銀行が与えたものは何だと思いますか?

1。 マクドナルドの無料食券
2。 バーベキューセット
3。 ライフル銃

正解は3です。新しく口座を開いた人にはライフル銃があたるのです。この銃に対する狂った感覚は、良識のあるアメリカ人でも理解に苦しむようです。まさに、Go Westのカウボーイの世界が現存します。その場でもらった銃を使って銀行強盗ができるのですから、おかしいでは片付けられないものがあります。悲しい事実が悲しい事件を生む。その繰り返しに、やりきれない思いの今日此のごろです。
投稿者 Tennisnakama  23:33 | コメント(2)| トラックバック(0)
トラックバック
こちらの記事へのトラックバックは下のURLをコピーして行ってください。
コメント
こんにちは。

銃乱射事件、どれだけ起これば銃規制への大きな一歩が踏み出せるんでしょう。
次の大統領がNRAびいきのマッケインではなく、オバマやクリントンになると何か変わるでしょうか。期待したいところです。
“ご意見をお待ちしています”の記事も読ませてもらいました。
考え方はひとそれぞれですね。
私もアメリカに来てかなり年月が経ちますが、日本を外から見るチャンスを持てたことにとても感謝しています。
それぞれの国のいいところ、好きではないところ(自分にとっては)が見えたことが、今の自分の形成にとてもためになったと思ってます。
投稿者 ケルン 2008/02/16 08:04
このアイデンティティーの問題は、多分海外に住んだことのない人には、分かってもらえない問題ではないか、というTaiさんのコメントに考えさせられるところが大きいです。私は、小さな殻ににとじこめられるのが嫌で、田舎を出て、東京に出て、日本を出て、世界の各地に住んでもまだ、狭く感じ、ついにニューヨークにたどりつきました。もうこれ以上行くところがなくなりました。NYは好きですが、アメリカはlove & hateの気持ちが混ざっています。母国もしかり。オバマの登場で、沈下してしまったアメリカのイメージを一新してもらいたいものです。それにしても、日本は誰かいないのかい?
投稿者 NY 便り 2008/02/16 08:21
画像
画像の数字:
名前:
メールアドレス:
URL:
コメント: