2008年02月25日
不屈の錦織:リタイアまでの記録
先ほどの「特報!錦織リタイア」の記事でとりあげましたが、今日の試合のスコアを見ていて、錦織の調子がわるいという感触はありました。リタイアの掲示を見て,ああ、やっぱり..、と悪い予感が当たったといいいますか。。。すぐメンフィス会場に電話で問い合わせたところ、原因は“Back injury”、つまり背中(腰)の負傷が理由であることがわかりました。軽い症状であることを祈るばかりです。
“ケガ”は選手にとって最大の敵。言うまでもなく、体に無理が生じたときにケガがおこるのですから、フィットネス・マネージメントは、選手にとって大変重要な課題です。今回は残念ながら、誰もが恐れていたことが、実際に起こってしまったといえるでしょう。今後、錦織圭を育てて行く上で、錦織チームは日本のプレッシャーに負けず、彼のためにベストなスケジューリングを組んでもらいたいものです。ナダルがよい例で、長い間の膝の故障のため、彼の選手生命が危ぶまれているのも、過密なスケジュールが原因と言われています。
ここで、ゆっくりと錦織を休ませてあげてください。ファンにとっては、彼の試合が観戦できないのは寂しいことですが、日本から世界の選手を失ってしまうほうがもっと辛いのですから。
それでは、リタイアになるまでの彼の闘いぶりを、再現してみたいと思います。
(対戦相手のボビー・レイノルズについては、詳しい情報は、「錦織の敵を探る!」をご覧ください。)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
2月24日メンフィス大会クウォリファイアー第2戦
「さて、今日の解説もまた、NY便りが担当させていただきます。ウォーミングアップが終わりました。錦織のサーヴから第1セットがはじまります。ゲームカウントは、錦織:レイノルズの順です。」
第1セット
0-0
錦織のサーヴ
15-0
15-15
30-15
40-30
(長いラリーのあと、錦織がやっとサーヴをキープしました)
1-0
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(サーヴがすべて決まっています。レイノルズは快調なスタートです)
1-1
錦織のサーヴ
0-15
0-30
15-30
30-30
30-40
(レイノルズのブレークポイントです。錦織はファーストサーヴがなかなかきまりません。セカンドサーヴでレイノルズにリターンウィナーを取られて、ブレークされてしまいました)
1-2
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(全くレイノルズに押し切られています。錦織はリターンミスが続きます)
1-3
錦織のサーヴ
15-0
30-0
40-0
(錦織も負けてはおりません。サーヴも入るようになりました。さあ、これからです)
2-3
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
15-30
15-40
(レイノルズは今までに1ポイントを与えたのみ。彼のサーヴは強烈にコーナーをついてきます。錦織はサーヴィスリターンのタイミングがとれないようです)
2-4
錦織のサーヴ
0-15
0-30
0-40
(どうしたのでしょうか。錦織に元気がみられません。サーヴも甘く、レイノルズにたたかれています。ついにストレートにポイントをとられてブレークされてしまいました)
2-5
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(錦織、リターンミスの連続です。焦りがでてきました。ここで焦ってはいけないのです。あっさり、サーヴをキープされ, 2-6で第1セットが終わりました)
26(第1セット)
第2セット
どうも錦織の様子がおかしいですね。彼のテニスが全くみられません。まるで別人のようです。疲れが出てるようです。完全にレイノルズのペースになっています。この波を変えるには、何をしたらよいのか、錦織は一点を見据えたままシートから動こうともしません。やっと立ち上がりました。
錦織のサーヴ
15-0
30-0
30-15
30-30
30-40
(またブレークポイントになってしまいました。どうも調子がでません)
40-40
40-40(A)
40-40
40-40(A)
40-40
40(A)-40
40-40
40(A)-40
40-40
40(A)-40
40-40
40-40(A)
(もう何もいうことがありません。本当によくねばりました。ブレークされましたが、ここまでがんばった錦織に拍手を送りたいとおもいます)
0-1
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(手も足もでないのか、それともどこか具合が悪いのでしょうか。日本のAIG オープンのときに、腰を痛めたという話をききましたが、彼のテニスではありません)
0-2
錦織のサーヴ
0-15
0-30
0-40
(もう完全にレイノルズのテニスです。これから挽回していくのは、本当にむずかしくなってきました)
0-3
(チェンジオーヴァーになりました。錦織はチェアアンパイヤーのところに行って何か話をしています。どうしたのでしょうか? チェアアンパイヤーのアナウンスです。)
「錦織はinjuryによりリタイアーします。6-2, 3-0 レイノルズの勝利です」
(やっぱり。。。)
錦織は負傷の戦士がごとき、最後まで戦い抜きました。その彼の闘志に拍手をおくりたいと思います。 症状が軽いことを祈ってやみません。
“ケガ”は選手にとって最大の敵。言うまでもなく、体に無理が生じたときにケガがおこるのですから、フィットネス・マネージメントは、選手にとって大変重要な課題です。今回は残念ながら、誰もが恐れていたことが、実際に起こってしまったといえるでしょう。今後、錦織圭を育てて行く上で、錦織チームは日本のプレッシャーに負けず、彼のためにベストなスケジューリングを組んでもらいたいものです。ナダルがよい例で、長い間の膝の故障のため、彼の選手生命が危ぶまれているのも、過密なスケジュールが原因と言われています。
ここで、ゆっくりと錦織を休ませてあげてください。ファンにとっては、彼の試合が観戦できないのは寂しいことですが、日本から世界の選手を失ってしまうほうがもっと辛いのですから。
それでは、リタイアになるまでの彼の闘いぶりを、再現してみたいと思います。
(対戦相手のボビー・レイノルズについては、詳しい情報は、「錦織の敵を探る!」をご覧ください。)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
2月24日メンフィス大会クウォリファイアー第2戦
「さて、今日の解説もまた、NY便りが担当させていただきます。ウォーミングアップが終わりました。錦織のサーヴから第1セットがはじまります。ゲームカウントは、錦織:レイノルズの順です。」
第1セット
0-0
錦織のサーヴ
15-0
15-15
30-15
40-30
(長いラリーのあと、錦織がやっとサーヴをキープしました)
1-0
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(サーヴがすべて決まっています。レイノルズは快調なスタートです)
1-1
錦織のサーヴ
0-15
0-30
15-30
30-30
30-40
(レイノルズのブレークポイントです。錦織はファーストサーヴがなかなかきまりません。セカンドサーヴでレイノルズにリターンウィナーを取られて、ブレークされてしまいました)
1-2
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(全くレイノルズに押し切られています。錦織はリターンミスが続きます)
1-3
錦織のサーヴ
15-0
30-0
40-0
(錦織も負けてはおりません。サーヴも入るようになりました。さあ、これからです)
2-3
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
15-30
15-40
(レイノルズは今までに1ポイントを与えたのみ。彼のサーヴは強烈にコーナーをついてきます。錦織はサーヴィスリターンのタイミングがとれないようです)
2-4
錦織のサーヴ
0-15
0-30
0-40
(どうしたのでしょうか。錦織に元気がみられません。サーヴも甘く、レイノルズにたたかれています。ついにストレートにポイントをとられてブレークされてしまいました)
2-5
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(錦織、リターンミスの連続です。焦りがでてきました。ここで焦ってはいけないのです。あっさり、サーヴをキープされ, 2-6で第1セットが終わりました)
26(第1セット)
第2セット
どうも錦織の様子がおかしいですね。彼のテニスが全くみられません。まるで別人のようです。疲れが出てるようです。完全にレイノルズのペースになっています。この波を変えるには、何をしたらよいのか、錦織は一点を見据えたままシートから動こうともしません。やっと立ち上がりました。
錦織のサーヴ
15-0
30-0
30-15
30-30
30-40
(またブレークポイントになってしまいました。どうも調子がでません)
40-40
40-40(A)
40-40
40-40(A)
40-40
40(A)-40
40-40
40(A)-40
40-40
40(A)-40
40-40
40-40(A)
(もう何もいうことがありません。本当によくねばりました。ブレークされましたが、ここまでがんばった錦織に拍手を送りたいとおもいます)
0-1
レイノルズのサーヴ
0-15
0-30
0-40
(手も足もでないのか、それともどこか具合が悪いのでしょうか。日本のAIG オープンのときに、腰を痛めたという話をききましたが、彼のテニスではありません)
0-2
錦織のサーヴ
0-15
0-30
0-40
(もう完全にレイノルズのテニスです。これから挽回していくのは、本当にむずかしくなってきました)
0-3
(チェンジオーヴァーになりました。錦織はチェアアンパイヤーのところに行って何か話をしています。どうしたのでしょうか? チェアアンパイヤーのアナウンスです。)
「錦織はinjuryによりリタイアーします。6-2, 3-0 レイノルズの勝利です」
(やっぱり。。。)
錦織は負傷の戦士がごとき、最後まで戦い抜きました。その彼の闘志に拍手をおくりたいと思います。 症状が軽いことを祈ってやみません。
投稿者 Tennisnakama 09:57 | コメント(4)| トラックバック(1)
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錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ
2008/02/25 11:56
情報満載なブログですね。勝手ながら、トラックバックさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。
非常にショックですね・・・。元々この大会への出場は急遽決まったということだったので、ファンとしては嬉しい反面、彼の体調がとても気がかりでした。
それでも更なる上を目指して連戦してきた錦織くんに、拍手を送りたいです。背中(腰ですかね?)の具合も悪化しないよう、どうか充分にからだを休めてもらいたいです。。。