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Tennisnakama in New York 世界にテニスの輪を広げたいと願っています。元レポーターのTennisnakamaが、ホットな情報やめずらしい話を、ニューヨークからどんどんお届けします。自由にリンクしてください。(記事はすべて〓tennisnakama.comとなっておりますので、無断掲載はご遠慮ください)

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圭 vs アンディ

私はひつこい性格なのかもしれません。まだロディックの錦織にとった態度に(わざと相手をいらだたせる)こだわっているのです。(詳細は「ロディックの真相!」を読んでください)

錦織との試合が終わったあとの記者会見で、「久しぶりにいい試合をしたよ」とロディックは自己満足しています。その記事を読んで我が目を疑いました。「あれでいい試合?」あの試合は錦織のミスの連続で勝ったのです。あそこまで精神的に錦織を追いつめた、ロディックの作戦勝ちといえばそれまでですが、それにしてはお粗末な作戦でした。

「あんな若造になめられてたまるか!」

コートチェンジのときに、錦織にどなり、アンパイアにも難癖をつけ、まさに「なめるなよ、俺様をな!」の横柄な態度。18才の錦織にはちょっとtoo muchだったかもしれません。

でも、ロディックにも18才の若き青年時代があったはずです。そこで18才のロディックと錦織の記録の比較をしてみようと思います。錦織がジェイムス・ブレイクを破ったのは、彼が18才1ヶ月。ではロディックの18才1ヶ月は?

325位 (錦織は131位です)

では、ロディックはいつ131位になったのでしょうか?

ロディックは18才6ヶ月のときに130位になっています。しかし7ヶ月後には、なんと15位にまでランキングがあがっているのです。

ロディックは19才で、史上最年少のランキング20位の保持者になりました。数多くのATPタイトルを史上最年少でとっています。そして21才でUS Openのトロフィーを手に入れました。でもそれから息切れしてしまったみたいです。

ロディックのセンセーショナルなデビューは、錦織のそれと酷似しています。ロディックは昔の自分を錦織に垣間みたのかもしれません。しかしロディックはすでに25才、錦織は7才若い18才です。Don’t hurry, Kei.













投稿者 Tennisnakama  13:55 | コメント(6) | トラックバック(0)

(続) 錦織とチャットしよう!

「錦織とチャットしよう!」の続きです。前編は22日のブログをご覧下さい。

(2月19日(火曜) NYタイム 午後3時30分)

ESPN: ケイ・ニシコリがここにいます。それではなんでも質問してください。

Jacob (インディアナ): ニックボリテリで、誰の影響を一番多く受けましたか?

錦織:  Tommy HaasとXavierです。

Nick (サンフランシスコ): 自分のテニススタイルは何? それと好きなサーフェスは?

錦織: オールラウンダーだと思ってます。クレーが好きですね。
(All-rounder: サンプラスやフェデラーのような、オフェンスとデフェンスが出来る選手)

Shaun (アルカンサス):  この優勝で、今までと比べて何が違ってきましたか?

錦織: 有名になったこと。日本でランキングでは一番になりましたから。これでテニスにもっと人気がでればと願ってます。

Shaun (アルカンサス): セント・ヴィンセントのトーナメントで、君がプレーしているのを見ましたよ。そのときはスタミナ切れといった感じがあったのですが。どうやってスタミナをつけたのですか?

錦織: 先週(デルレイ・オープンのとき)は疲れを感じませんでした。この二ヶ月間、ものすごくトレーニングをして、ウェイトが多かったですが、前よりもずうっと強くなった気がします。

A. Fitch (カルフォルニア): 一夜にしてスーパースターになった気持ちは? 日本のフェデラーと日本では呼ばれているみたいだけれど。

錦織: 今でもATPのタイトルを取ったなんてまだ信じられないんです。スーパースターになったなんて、そんな気持ちは全然ないです。

Yuki (東京): ナダルがフレンチオープンの決勝に出る前に、彼とプラクティスをしたときどうでしたか?

錦織: すごく緊張しました。僕がジュニアのダブルスで優勝した直後でしたが、僕の決勝戦より緊張しちゃった。ナダルのボールはとてもヘヴィーで、むずかしかったです。

Nick (シアトル): 野球を見ますか? イチローとか日本の選手がいろいろいますが。

錦織: イチローや他の選手は知ってますが、フォローはしてません。

Jacob (インディアナ): クレーが好きだとか? なぜ?

錦織: メンタルでも肉体的にも強くないといけないですから。 また、いろんなショットを使わないといけないし。ドロップショット、トップスピンなどね。だからクレーが好きです。

Robert (フロリダ): デルレイでは、自分のテニスに違いがありましたか?

錦織: サーヴがよかった。あとは、メンタル面で強かったと思います。

NY便りのコメント
昨夜、残念ながらSAP Openでロディックに負けてしまった錦織ですが、皮肉なことに、ちょうどこのサーヴとメンタルの二つが欠けたために負けてしまいました。そうです、Serve & Mentalなのです。 SMを合い言葉に(変態ではありません)、がんばってもらいましょう!



投稿者 Tennisnakama  07:33 | コメント(3) | トラックバック(0)

ロディックの真相!

昨夜のSAPの錦織 v ロディックの第2ラウンドで、ロディックの取った態度についていろいろ噂が流れていますので、ここで真相を追求してみたいと思います。

アメリカのメディアをいろいろ調べてみました。西海岸の新聞、カナダの新聞には詳しくその出来事が書かれており、その情報をもとに私なりにまとめてみたいと思います。日本からは50人ものレポーターが取材に集まったそうですが、その割には、日本のスポーツ紙には、ほとんど詳しいことが書かれておらず、テニスの人気の低さを再認識。負けてしまうと、もう誰も書かなくなるのですね。

では、何がコートで起ったのか?

第1セットで、ロディックとのネットでのヴォレーの応酬があったとき、錦織はロディックのボディーをめがけて打ちました。(ヴォレー戦ではボディーショットは常識なのですが)彼には当たりませんでしたが、それがロディックの感にさわったのです。コートのチェンジオーヴァーのとき、ロディックは錦織にどなりました。

「ボディショットのことに腹をたてていないよ。若者にちょっと俺の存在を見せてやりたかったのさ。次のゲームでもやってみな、といってやったんだ」。。。日本語に訳せばこういう感じになりますが、18才のランキング100番台のティーンエイジャーになめられてたまるもんか、というところでしょうか。ブレイクとロディックは長年デ杯で闘ってきた戦友でもあり、「仕返しは俺の手で」といった気持ちがあったと思います。

錦織をナーヴァスにさせるメンタル作戦は功を奏して、第2セットの錦織は、ミスがますます目立つようになりました。本人もミスが多すぎたことを認めています。負け惜しみでなく、錦織はロディックのことを「思ったほど強くなかった」と親しい仲間にもらしていたそうですが、私たちの目から見ても、技術的には錦織が優っていたという印象を与えました。

「テクニックだけじゃないことを言いたかったのさ。」

特にテニスのような個人競技は、実力半分、メンタル半分のゲームであることを忘れてはいけません。錦織にとっては、この試合は貴重な経験になったと思います。何事にもどうじないタフなメンタルをもってこそ、チャンピオンになれるのです。そのことを、くやしいですが、ロディックは逆におしえてくれたのです。

何万ドルの賞金を賭けて闘うのですから、対戦相手はいろんな作戦をねってきます。この精神攪乱作戦は、ジミーコナーズのアイデアではないかと言われていますが、そこまでしてロディックが逆に闘わなければならなかった意味は大きいと思います。錦織はもういつでもトップ10選手を倒せることを証明したのです。 


投稿者 Tennisnakama  00:34 | コメント(5) | トラックバック(0)