2008年04月24日
フェデラー蘇る!
地中海に囲まれた美しいモンテカルロ。絵はがきのようなテニスコートを毎日みてますと、うずうずしてきます。 それに観客は、ワイングラスでロゼを飲んでいる! 毎年スイスに里帰りをしてますので、モンテカルロはそれほど遠くない。来年は行くぞー!
さて、モンフィスとの試合は、6-3, 6-4でフェデラーが勝利です。最初はまたもや、第1セットの3ゲーム目でブレークされ、ヒヤヒヤものでしたが、直ぐさまブレークしなおして、リズムがでてきたようでした。3ゲームまでは、7つものunforced error(日本でいうエラー)をおかして、また昨日のイダルゴ戦の二の舞になるのでは?と心配されましたが、運も手伝って、モンフィスのダブルフォルトでcheap point(相手のエラーで得たポイント)を得て、ブレークして2-2に。
モンフィスは、ベースラインから3mくらい下がったポジションで、終始ディフェンシヴなプレーでしたので、フェデラーも攻撃がかけやすかったと思います。半分はネットダッシュでポイント稼ぎという、理想的なテニスをモンフィスがさせてくれました。
なぜ、モンフィスが前に出て来れないか?フェデラーのショットは、最近スピンが強烈にかかったナダルのようなショットを打っています。スピードはスピンのために殺されますが、ナダルと違う点は、ベースライン近くにディープに入るため、モンフィスはどうしてもベースラインから奥深く下がらなくてはならない。そしてバックハンドのショートスライスで、モンフィスをネットにおびきよせ、上がって来たボールを、フェデラーが叩く。昔のフェデラーが蘇ってきました。スライス、フラット、スピンをうまく使いわけ、プレースメントもラインぎりぎりを狙うことなく、いわゆるクレーのしぶといテニスもやってました。フットワークも昨日と違って軽やかでリズムがあります。
臨時コーチのイゲラスがときどきTVに映ってましたが、彼の影響が大きいのではないか。フェデラーくらいになると、一番必要なのは作戦ではなく(彼自身が一番よくしっているので)、権威のテニスプレーヤーから、「You can do it!」と自信をつけてもらえることではないでしょうか。実際、今日の試合は、別人のフェデラーがおりました。自信にみなぎり、ときどき笑顔も見せながらテニスを楽しんでいる。なかなかよい感じです。
さて、モンフィスとの試合は、6-3, 6-4でフェデラーが勝利です。最初はまたもや、第1セットの3ゲーム目でブレークされ、ヒヤヒヤものでしたが、直ぐさまブレークしなおして、リズムがでてきたようでした。3ゲームまでは、7つものunforced error(日本でいうエラー)をおかして、また昨日のイダルゴ戦の二の舞になるのでは?と心配されましたが、運も手伝って、モンフィスのダブルフォルトでcheap point(相手のエラーで得たポイント)を得て、ブレークして2-2に。
モンフィスは、ベースラインから3mくらい下がったポジションで、終始ディフェンシヴなプレーでしたので、フェデラーも攻撃がかけやすかったと思います。半分はネットダッシュでポイント稼ぎという、理想的なテニスをモンフィスがさせてくれました。
なぜ、モンフィスが前に出て来れないか?フェデラーのショットは、最近スピンが強烈にかかったナダルのようなショットを打っています。スピードはスピンのために殺されますが、ナダルと違う点は、ベースライン近くにディープに入るため、モンフィスはどうしてもベースラインから奥深く下がらなくてはならない。そしてバックハンドのショートスライスで、モンフィスをネットにおびきよせ、上がって来たボールを、フェデラーが叩く。昔のフェデラーが蘇ってきました。スライス、フラット、スピンをうまく使いわけ、プレースメントもラインぎりぎりを狙うことなく、いわゆるクレーのしぶといテニスもやってました。フットワークも昨日と違って軽やかでリズムがあります。
臨時コーチのイゲラスがときどきTVに映ってましたが、彼の影響が大きいのではないか。フェデラーくらいになると、一番必要なのは作戦ではなく(彼自身が一番よくしっているので)、権威のテニスプレーヤーから、「You can do it!」と自信をつけてもらえることではないでしょうか。実際、今日の試合は、別人のフェデラーがおりました。自信にみなぎり、ときどき笑顔も見せながらテニスを楽しんでいる。なかなかよい感じです。
2008年04月24日
フェデラーが奇跡のカムバックで勝利!
フェデラー絶対絶命の危機!
こういう試合は体によくないので、観ることをおすすめしません。フェデラーの目がやっと覚めたのは、第3セット目の1-5のときです。カウントからすれば、これでブレークされれば、モンテカルロともおさらば!。もう一打なりとも油断がなりません!第1セットは、イダルゴ Hidalgo (スペイン語はHの発音をしません)の緊張が手伝って、フェデラーが6-1。第2セットは、フェデラーの連続ミスで、3-6。不吉な予感がします。
悪い予感を裏付けるように、第3セットも、フェデラーのストロークがおかしいのです。オーヴァーヒットばかり。まるで別人のようなフェデラーに、観客もどう応援してよいのか分かりません。137位のクウォリファイアーに、初っ端から2ゲームをブレークされて、スコアはあっという間に0-4。このままベーグルで負けてしまったら・・・もう立ち上がれない! 皇帝がまるで拷問にかけられて、手や足をつぎつぎもぎ取られていくような残酷さです。もちろん対戦相手の イダルゴ の健闘は評価できますが、このレベルで0-4のゲームカウントは、解説者も言葉が見つかりません。
ガールフレンドのミルカは、じーっと下を向いたままで動かず、スコアは1-5に。フェデラーはもうあと一歩もひけない! 彼の顔がゆがんで見えます。唇をぐーっと噛み締めました。顔色が青い! 右の頬に直径2cm大の発疹があります。これはひょっとして!? カメラがミルカを追いました。彼女の頬にも同じような発疹があります!
今年の始めに、フェデラーはMonoに罹患していることを発表してファンを心配させましたが、彼はもう完全に治ったと報告。でも今までの彼のパーフォーマンスを観てますと、うーm? どうも完治してるようにはみえない。つばから感染することが多いので、キス病Kissing Deseaseというニックネームがついているこのmononucleosis。思春期にかかってほとんどの人が免疫をもっているというのに。大人がかかるとちょっと面倒みたいです。疲労感、発熱、のどの痛みに加えて、発疹も出てくるケースもあるとか。
試合にもどりましょう。
1-5でフェデラーのサーヴです。今まで、フェデラーの立ってる位置が2-3mも後ろで、まるでナダルのように、ときどきループがかったヘヴィーなスピンボールを打っていたのが、ネットダッシュし始めました。あっ!フェデラーがネットダッシュする時に、つまずいて転びました。こんなことって? あのフェデラーの華麗なフットワークは? そんなことを言ってる場合じゃない。どんなことをしても、まずボールを相手のコートにいれなければ。彼は華麗さを捨てました! ラインぎりぎりを狙ったラリーも少なくなり、ストロークも安定してきました。ポジションもベースライン近くになり、ラリーが続きます。イダルゴはクレーコートスペシャリストですから、どんなボールでも打ち返してきます。でも、フェデラーは焦らない。
やっとフェデラーが2度ブレークして、4ゲームを連続して勝ちつづけ5-5のタイに。しかし3度目のブレークはならず、6-6からタイブレークへ。もうこの後は経験がものをいって、タイブレークを緊張する相手に1ポイント与えただけで、フェデラーが第3セットをとり、初戦をやっとこさ切り抜けました。
最終スコアは、6-1, 3-6, 7-6(1)
でも、でも、なぜ1-5まで許してしまったのでしょうね。これが イダルゴだったから挽回できたものの、次回のモンフィスだとこうはいかない。55 unforced errors(ミス)は論外です!やっぱり病気が完治していないのかも・・・心配です。
(ナダルはフェデラーとは対象的に、水を得た魚のように、自由に生き生きとコートを泳いでました。アンチッチを6-0, 6-3で下して、次は、フェレーロと対戦です)
こういう試合は体によくないので、観ることをおすすめしません。フェデラーの目がやっと覚めたのは、第3セット目の1-5のときです。カウントからすれば、これでブレークされれば、モンテカルロともおさらば!。もう一打なりとも油断がなりません!第1セットは、イダルゴ Hidalgo (スペイン語はHの発音をしません)の緊張が手伝って、フェデラーが6-1。第2セットは、フェデラーの連続ミスで、3-6。不吉な予感がします。
悪い予感を裏付けるように、第3セットも、フェデラーのストロークがおかしいのです。オーヴァーヒットばかり。まるで別人のようなフェデラーに、観客もどう応援してよいのか分かりません。137位のクウォリファイアーに、初っ端から2ゲームをブレークされて、スコアはあっという間に0-4。このままベーグルで負けてしまったら・・・もう立ち上がれない! 皇帝がまるで拷問にかけられて、手や足をつぎつぎもぎ取られていくような残酷さです。もちろん対戦相手の イダルゴ の健闘は評価できますが、このレベルで0-4のゲームカウントは、解説者も言葉が見つかりません。
ガールフレンドのミルカは、じーっと下を向いたままで動かず、スコアは1-5に。フェデラーはもうあと一歩もひけない! 彼の顔がゆがんで見えます。唇をぐーっと噛み締めました。顔色が青い! 右の頬に直径2cm大の発疹があります。これはひょっとして!? カメラがミルカを追いました。彼女の頬にも同じような発疹があります!
今年の始めに、フェデラーはMonoに罹患していることを発表してファンを心配させましたが、彼はもう完全に治ったと報告。でも今までの彼のパーフォーマンスを観てますと、うーm? どうも完治してるようにはみえない。つばから感染することが多いので、キス病Kissing Deseaseというニックネームがついているこのmononucleosis。思春期にかかってほとんどの人が免疫をもっているというのに。大人がかかるとちょっと面倒みたいです。疲労感、発熱、のどの痛みに加えて、発疹も出てくるケースもあるとか。
試合にもどりましょう。
1-5でフェデラーのサーヴです。今まで、フェデラーの立ってる位置が2-3mも後ろで、まるでナダルのように、ときどきループがかったヘヴィーなスピンボールを打っていたのが、ネットダッシュし始めました。あっ!フェデラーがネットダッシュする時に、つまずいて転びました。こんなことって? あのフェデラーの華麗なフットワークは? そんなことを言ってる場合じゃない。どんなことをしても、まずボールを相手のコートにいれなければ。彼は華麗さを捨てました! ラインぎりぎりを狙ったラリーも少なくなり、ストロークも安定してきました。ポジションもベースライン近くになり、ラリーが続きます。イダルゴはクレーコートスペシャリストですから、どんなボールでも打ち返してきます。でも、フェデラーは焦らない。
やっとフェデラーが2度ブレークして、4ゲームを連続して勝ちつづけ5-5のタイに。しかし3度目のブレークはならず、6-6からタイブレークへ。もうこの後は経験がものをいって、タイブレークを緊張する相手に1ポイント与えただけで、フェデラーが第3セットをとり、初戦をやっとこさ切り抜けました。
最終スコアは、6-1, 3-6, 7-6(1)
でも、でも、なぜ1-5まで許してしまったのでしょうね。これが イダルゴだったから挽回できたものの、次回のモンフィスだとこうはいかない。55 unforced errors(ミス)は論外です!やっぱり病気が完治していないのかも・・・心配です。
(ナダルはフェデラーとは対象的に、水を得た魚のように、自由に生き生きとコートを泳いでました。アンチッチを6-0, 6-3で下して、次は、フェレーロと対戦です)