2008年07月05日
世紀の対決が続きます!
ウィンブルドンでいろいろ異変が起こりながら、でもきっちりと最後まで勝ち残るのは、やはりこの二人だったのですね。感無量です。
フェデラーはサフィンとの試合で、実に安定したテニスを見せてくれました。ナダルが第2セットでつまずきそうになって、ハラハラしたのと比べると、やはり優勝はフェデラーという気がします。それにしても、ナダルは靴を途中で変えたり、膝を怪我したり・・・集中力が落ちて、第2セットからストロークが短くなり、クロスが多すぎるなどの昔の悪い癖が出始めました。インタービューでは、シュトラーの調子が上がってきたため、ナダルが戸惑ったといっていましたが・・・決勝ではナダルは牙をむき出して体当たりしてくるでしょうから、きっとすざましい試合を展開してくれるでしょう。
さてフェデラーとナダルは、ロッカールームでも仲がよく、よくおしゃべりをする間柄ですが、この日曜日の決勝にむけて、お互いのことを以下のように語っています。
フェデラー曰く「ラファについて」
ラファはすごいコンペティターだ。
彼は今ではどんなサーフェスでも強くなってきている。
クレーとは全く違ったプレーを芝でやっていて、ベースラインぎりぎりから打ってくる危険な存在だ。
フレンチで負けたことは、自分ではもう遠い昔の出来事で、今回の決勝には何の影響もない。(フレンチでナダルに負けたことについて)
フェデラー曰く「自分のテニスについて」
決勝までとてもよいペースできているよ。これ以上は期待できないくらいだ。安定しているし満足しているよ。これが僕のベストかと言われれば、まだそのレベルではないかもしれないけれど、もしこの決勝で勝ったとしたら、ベストなテニスだったと言えるだろうね。
ナダル曰く「ロジャーについて」
ロジャーはテニス史上ベストな選手だと思う。
彼も僕も、ウィンブルドンではよい試合をしてきているので、タフな試合になると思う。
ナダル曰く「ウィンブルドンの決勝について」
過去2年間決勝でまできているので、今年はぜひとも優勝したい。
クイーンズクラブで優勝できたことはウィンブルドンで試合をやる上で、大きな自信になっている。
芝の練習は十分とはいえないけれど、全力を尽くしたい。
今日はナダルはマッケンローに練習相手になってもらって感激していました。
たったの5秒くらいでしたが、二人の微笑ましい練習風景を観て私も感激。グランドスラムには、こういったいろんなエピソードがあるのに、なぜもっと放送しないのかといつも疑問に思います。私がプロデューサーだったら、試合だけでなく、もっと生きたグランドスラムの醍醐味を伝えられるのに・・・と昔の職業病がむくむく。
それにしても、アメリカのTV放送は最悪です!
フェデラーvsサフィンの生放送が観れなかったのです! NBCで放送されたのは、3時間遅れの録画でした。ウィンブルドンの準決勝が生で観れないとは、あまりのバカさ加減に、テニスブログは大騒ぎです。結局、生放送が観れたのは、私のようにstreamingを払っている人だけで、皆が怒るのは当たり前です。
「テニスファンをバカにするのもいい加減にしろ!」
どこの国でも、お寒いテニス事情は変わりがないようです。
2008年07月05日
未来のタイガーウッズとプレイ
3年ぶりに息子とゴルフに出かけました。自宅から車で50分。ハドソン河沿いにある広大なパークにゴルフ場が二つあります。その一つ、チャンピオンシップコースに挑戦です。
パブリックですので、グリーンフィーはお安く3500円。ガスカートは何故だかそれより高くて4000円。二人で一日遊んで一万円ちょっと。それに芝は手入れが行き届き、こういったゴルフ場がいたるところにあるアメリカはゴルファーにとってはこたえられないでしょうね。
4人でまわりますから、見知らぬ二人と組むことになります。
「Hi, my name is TJ. 」(ブロンド)「Hi, my name is John.」(茶髪)とそれぞれ紹介の握手です。何かとっても若くてうまそうな雰囲気。
パキューン! ピーン! バシーン!
彼らの打球音が違います。ボールは空中に消えてしまって、どこに行ってしまったのか見当がつきません。それにしてもTJはパーがやたらと続いています。流れるような見事なフォームです!
「あんたたち、学生なの?」
「今年の秋から大学です。」
(ヘッ!なんでそんな若くてうまいのよ!すごいプレッシャーです。私と息子は完全にリズムを崩しました。)
私達はコースのあっちこっちに打ちまくり、やっと18番ホール。TJは涼しい顔でバーディです。「ところでスコアはいくらなの?」ブロンド青年に聞いてみました。
「Even」(これって72のことです。このようなイーヴンプレーヤーのことを、スクラッチ・プレーヤーといいます。彼はいわゆるハンディキャップのいらない選手なんです。)
「へえ。それじゃ将来US Openで観れるかもね。」と、冗談まじりにいったところ、今年のUS Openに1ストローク足りなくて出場できなかったのだそうです。
「ご両親はレッスン料が大変だったでしょうね」(大きなお世話ですが、つい親の負担が気になって、口走ってしまいました)
「No, no」彼は大きく頭を横に振りました。高校のときから毎日ゴルフ場で働いているので、親のお世話にはなっていないのだそうです。(ククッ!金喰い虫の息子と大違い!)
15才から働きながら夢にまっしぐら!すばらしいですね!ますますブロンドの髪が輝いて見えます。
「来年US Openで君の活躍を楽しみにしてるからね!」
「Thank you!」はにかんだTJの笑顔がさわやかでした。今日は私たちのスコアは最悪でしたが、未来のタイガーウッズ(?)と一緒にプレーできたラッキーな一日でした。
(鹿がTee Boxをゆっくり歩きます。うさぎやリス、それに見たこともない動物たちが挨拶にきてくれました。)
パブリックですので、グリーンフィーはお安く3500円。ガスカートは何故だかそれより高くて4000円。二人で一日遊んで一万円ちょっと。それに芝は手入れが行き届き、こういったゴルフ場がいたるところにあるアメリカはゴルファーにとってはこたえられないでしょうね。
4人でまわりますから、見知らぬ二人と組むことになります。
「Hi, my name is TJ. 」(ブロンド)「Hi, my name is John.」(茶髪)とそれぞれ紹介の握手です。何かとっても若くてうまそうな雰囲気。
パキューン! ピーン! バシーン!
彼らの打球音が違います。ボールは空中に消えてしまって、どこに行ってしまったのか見当がつきません。それにしてもTJはパーがやたらと続いています。流れるような見事なフォームです!
「あんたたち、学生なの?」
「今年の秋から大学です。」
(ヘッ!なんでそんな若くてうまいのよ!すごいプレッシャーです。私と息子は完全にリズムを崩しました。)
私達はコースのあっちこっちに打ちまくり、やっと18番ホール。TJは涼しい顔でバーディです。「ところでスコアはいくらなの?」ブロンド青年に聞いてみました。
「Even」(これって72のことです。このようなイーヴンプレーヤーのことを、スクラッチ・プレーヤーといいます。彼はいわゆるハンディキャップのいらない選手なんです。)
「へえ。それじゃ将来US Openで観れるかもね。」と、冗談まじりにいったところ、今年のUS Openに1ストローク足りなくて出場できなかったのだそうです。
「ご両親はレッスン料が大変だったでしょうね」(大きなお世話ですが、つい親の負担が気になって、口走ってしまいました)
「No, no」彼は大きく頭を横に振りました。高校のときから毎日ゴルフ場で働いているので、親のお世話にはなっていないのだそうです。(ククッ!金喰い虫の息子と大違い!)
15才から働きながら夢にまっしぐら!すばらしいですね!ますますブロンドの髪が輝いて見えます。
「来年US Openで君の活躍を楽しみにしてるからね!」
「Thank you!」はにかんだTJの笑顔がさわやかでした。今日は私たちのスコアは最悪でしたが、未来のタイガーウッズ(?)と一緒にプレーできたラッキーな一日でした。
(鹿がTee Boxをゆっくり歩きます。うさぎやリス、それに見たこともない動物たちが挨拶にきてくれました。)