2008年07月22日
ナダルの練習風景
いよいよ、マスターズシリーズのひとつ、ロジャーズカップが始まりました。クレー、芝を征服したナダルが、今度はハードコートでどのようなプレーをするのか注目の的ですが、そこで彼の練習風景を覗いてみたいと思います。トロントのMayfair Westのクラブで7月20日に行われた練習風景です。
サーヴのスローモーションです。昔はサーヴが浅く、プレースメントも甘かったのですが、過去一年の進歩は目を見張るものがあります。
ラケットスピードに注目!練習をみているファンのため息が聞こえてきます。片手バックハンドの練習? このBHが磨かれれば恐ろしい武器がまた増えます。
練習の後はお遊びの時間です。テニスボールでフットボールを。リラックスの仕方がうまいですね。ラファはとてもサッカーが好きですが、コーチのトニーおじさんは「ラファは、はっきり言ってサッカーが下手」とはっきり断言。でもそれはちょっと可哀想です。というのはラファにはもう一人の世界的有名なサッカー選手のミゲールおじさんがいて、彼と比較されたら、誰だって下手ってことになりますものね。ナダル・ファミリーは基準が高すぎるのです。
サーヴのスローモーションです。昔はサーヴが浅く、プレースメントも甘かったのですが、過去一年の進歩は目を見張るものがあります。
ラケットスピードに注目!練習をみているファンのため息が聞こえてきます。片手バックハンドの練習? このBHが磨かれれば恐ろしい武器がまた増えます。
練習の後はお遊びの時間です。テニスボールでフットボールを。リラックスの仕方がうまいですね。ラファはとてもサッカーが好きですが、コーチのトニーおじさんは「ラファは、はっきり言ってサッカーが下手」とはっきり断言。でもそれはちょっと可哀想です。というのはラファにはもう一人の世界的有名なサッカー選手のミゲールおじさんがいて、彼と比較されたら、誰だって下手ってことになりますものね。ナダル・ファミリーは基準が高すぎるのです。
2008年07月22日
現地レポ:ロジャーズカップ Day 1
Tennisnakamaの特派員、トロント在住のkentomoさんからのホットなロジャーズカップのレポートをお届けします!引き続いてガンガン現地レポートを行ってもらいますので楽しみにしてください。
Report by kentomo
7月19日から27日までマスターズシリーズのRogers Cupが開かれています。夫の仕事先からチケットが回ってきて観戦していますのでレポートをお届けします。
このRogers Cupにはいくつか特徴があります。
まずウインブルドンとUSオープンに次いで世界で3番目に古いオープンテニストーナメントです。
そして去年の観客数が18万5252人と1週間の大会として世界記録を樹立しています。
さらに男子と女子が一年おきにトロントとモントリオールを行き来します。
今年は男子がトロント、女子がモントリオールです。
(去年は杉山愛ちゃんのダブルス優勝に立ち会うことが出来ました。)
なんとなく静かな感じですが、これは月曜日の朝10時で一番人が少ない時間です。
実はまだ予選しか始まっていなかった土曜日は、本戦に出場するトップ選手の練習風景を見るために人が押しかけてとても込み合っていました。
何といってもトップ20人のうち17人が出場していますのでオールスター状態です。
その割に会場はあまり広くありませんので選手を間近で見られる穴場の大会といえます。
さて、私の今日のお目当ては本戦出場を決めたい添田豪くん。
試合予定は昨日の日曜日でしたが雨で月曜日に順延になりました。予選一回戦で日本人同士の対戦で伊藤竜馬くんに勝ち、二回戦目は今急上昇中のアメリカの若手ホープ、ドナルドヤングです。豪くんはきれいで素直な正統派フォームです。対するヤングはちょっと派手な最新式のフォームです。出だしは豪くんがヤングのサービスをブレークして良い感じでしたが、すぐにヤングの反撃が始まり一セット目は36、二セット目は26と残念な結果でした。
自分の子供を見ているようでどきどきしながらの観戦でした。
見ていて気づいたことは左利きのヤングが豪くんのバックをしつこく攻めていたことです。
豪くんはジャックナイフで対応したのですが最後に根負けしてしまうパターンでした。
全く勝てない相手ではなかったので、もう少し「勝つ」ことに対してハングリーさがあっても良かったかなあという気がしました。
試合中の写真はちょっと遠慮をしてしまい、あまりうまく撮れませんでした。でも豪くんが真剣に試合をしている姿はとてもかっこよかったです。
今日は他に用事があったのと少し雨が降り始めたのでこの試合の後会場を離れました。
夕方にはフェデラーのダブルスもあったのですが、次のお楽しみにします。
出口に向かって歩いていたら練習に向かうサフィンとすれちがいました。
他の選手はカートで移動しているのに当たり前のように歩いて移動している姿を見て余裕を感じました。
Report by kentomo
7月19日から27日までマスターズシリーズのRogers Cupが開かれています。夫の仕事先からチケットが回ってきて観戦していますのでレポートをお届けします。
このRogers Cupにはいくつか特徴があります。
まずウインブルドンとUSオープンに次いで世界で3番目に古いオープンテニストーナメントです。
そして去年の観客数が18万5252人と1週間の大会として世界記録を樹立しています。
さらに男子と女子が一年おきにトロントとモントリオールを行き来します。
今年は男子がトロント、女子がモントリオールです。
(去年は杉山愛ちゃんのダブルス優勝に立ち会うことが出来ました。)
なんとなく静かな感じですが、これは月曜日の朝10時で一番人が少ない時間です。
実はまだ予選しか始まっていなかった土曜日は、本戦に出場するトップ選手の練習風景を見るために人が押しかけてとても込み合っていました。
何といってもトップ20人のうち17人が出場していますのでオールスター状態です。
その割に会場はあまり広くありませんので選手を間近で見られる穴場の大会といえます。
さて、私の今日のお目当ては本戦出場を決めたい添田豪くん。
試合予定は昨日の日曜日でしたが雨で月曜日に順延になりました。予選一回戦で日本人同士の対戦で伊藤竜馬くんに勝ち、二回戦目は今急上昇中のアメリカの若手ホープ、ドナルドヤングです。豪くんはきれいで素直な正統派フォームです。対するヤングはちょっと派手な最新式のフォームです。出だしは豪くんがヤングのサービスをブレークして良い感じでしたが、すぐにヤングの反撃が始まり一セット目は36、二セット目は26と残念な結果でした。
自分の子供を見ているようでどきどきしながらの観戦でした。
見ていて気づいたことは左利きのヤングが豪くんのバックをしつこく攻めていたことです。
豪くんはジャックナイフで対応したのですが最後に根負けしてしまうパターンでした。
全く勝てない相手ではなかったので、もう少し「勝つ」ことに対してハングリーさがあっても良かったかなあという気がしました。
試合中の写真はちょっと遠慮をしてしまい、あまりうまく撮れませんでした。でも豪くんが真剣に試合をしている姿はとてもかっこよかったです。
今日は他に用事があったのと少し雨が降り始めたのでこの試合の後会場を離れました。
夕方にはフェデラーのダブルスもあったのですが、次のお楽しみにします。
出口に向かって歩いていたら練習に向かうサフィンとすれちがいました。
他の選手はカートで移動しているのに当たり前のように歩いて移動している姿を見て余裕を感じました。
2008年07月22日
ロジャーズカップの主催者へ苦言
記者時代は内輪の話はなかなか書けなかったのですが、スパっと書いてしまえるところがブログの楽しさです。
一ヶ月前から錦織選手の出場の確認を取りたくて、幾度もトロントの事務局にメールを出し、問い合わせていましたが無しのつぶて。そして留守番電話にもいくつかメッセージを残しても何の連絡も無し。今まで幾度か大会主催者側と連絡をとることがありましたが、こういう態度の悪いのは(というか怠慢というか)初めてです。
今日、添田選手とヤングのライヴスコアを見逃したので、結果を知りたくて、再びプレスルームに連絡。嫌な予感がしましたが案の定連絡つかず。仕方がないので、また事務局に電話を入れると、ウェブサイトに載っているから見ろということ。それは分かってます。でも試合直後でまだアップされてないのです。ですからわざわざトロントまで電話をいれていんじゃないですか! 電話が切られそうになって慌てて「ちょっ、ちょっと待って! 電話を切らないで!スコアだけでよいから教えてもらえませんか?」ムカムカする気持ちを押さえて、丁寧にお願いしてやっとスコアを教えてもらいました。でも嫌ですね。この大会関係者は分かっていない。 大会はビジネスなのです。自分たちのビジネスをPRしてくれる人を大切にしなければ大会が成り立たないということを。
予選2回戦は、残念ながら添田豪選手はドナルド・ヤングに3-6, 2-6で負けてしまいました。これで添田選手の本戦入りのチャンスは無くなってしまったわけですが、ヨハンソンやクレモンといったヴェテランが予選から出るマスターズ。この経験は自ら払っても惜しくない修行料だと思います。ですから、添田選手も伊藤選手もこれにめげず、大きな大会にどんどん挑戦して経験を積んでほしいと思います。
さて、今から1番コートでフェデラーとヴァヴリンカがペアになってダブルスをします。観たい! テニスチャンネルとコンピューターの二台でライヴを観ていますが、残念ながら1番コートはカヴァーされません。理解に苦しみます。ロディックとフィッシュのダブルスは、かの有名なデ杯フランスダブルスペア、クレモンとローダとの対戦でした。でも放送はありません。どうして彼らをセンターコートかグランドスタンドにもってこないのでしょうか。そうすれば視聴率も上がる、チケットも売れる、テニス熱もあがる、と3拍子そろって良い事づくしなのに・・・問題は主催者側はファンの立場に立って考慮していないということに尽きるのではないでしょうか。
ダブルスの復興のために、新しいルールが導入され(デュースと第3セットを廃止:第3セットのかわりにスーパータイブレークに変わる)試合時間が減少し、ナダルやフェデラーのようなスター選手がウォーミングアップのためにダブルスに参加するようになりました。ファンとしては実に嬉しい傾向なのですが・・・彼らのダブルスがどの大会ても放送されない!テニスはファンがあってこそ、大会も成り立っているのですから、ゾクゾクするダブルスペアを観る機会をもっとふやすべきだと思いませんか? そうすればダブルスのおもしろさも分かってもらえますし、フェデラーのダブルスでしたら、準決勝からでなく1回戦からWowowなどの放送局が放送してくれるかもしれません。(日本は錦織選手にかかっているかもしれませんが・・・)
テニスを観る楽しさとは何か?
最近のテニスをみていますと、テニスの楽しさを知らない人達によって支配され、テニスの面白さを失いつつあるように思います。スポーツ産業は競争が激化する一方です。ますます、他のスポーツにシェアをとられてしまい、あげくの果ては、テニストーナメントが放送されない時代がくるかもしれません。いかにテニスを魅力的なスポーツにするか? それは私たちにかかっていると思います。もし、放送局が分からないのであれば教えてあげましょう。もし、大会主催が分からなければ教えてあげましょう。
行動の時間です。メールを送りましょう!
一ヶ月前から錦織選手の出場の確認を取りたくて、幾度もトロントの事務局にメールを出し、問い合わせていましたが無しのつぶて。そして留守番電話にもいくつかメッセージを残しても何の連絡も無し。今まで幾度か大会主催者側と連絡をとることがありましたが、こういう態度の悪いのは(というか怠慢というか)初めてです。
今日、添田選手とヤングのライヴスコアを見逃したので、結果を知りたくて、再びプレスルームに連絡。嫌な予感がしましたが案の定連絡つかず。仕方がないので、また事務局に電話を入れると、ウェブサイトに載っているから見ろということ。それは分かってます。でも試合直後でまだアップされてないのです。ですからわざわざトロントまで電話をいれていんじゃないですか! 電話が切られそうになって慌てて「ちょっ、ちょっと待って! 電話を切らないで!スコアだけでよいから教えてもらえませんか?」ムカムカする気持ちを押さえて、丁寧にお願いしてやっとスコアを教えてもらいました。でも嫌ですね。この大会関係者は分かっていない。 大会はビジネスなのです。自分たちのビジネスをPRしてくれる人を大切にしなければ大会が成り立たないということを。
予選2回戦は、残念ながら添田豪選手はドナルド・ヤングに3-6, 2-6で負けてしまいました。これで添田選手の本戦入りのチャンスは無くなってしまったわけですが、ヨハンソンやクレモンといったヴェテランが予選から出るマスターズ。この経験は自ら払っても惜しくない修行料だと思います。ですから、添田選手も伊藤選手もこれにめげず、大きな大会にどんどん挑戦して経験を積んでほしいと思います。
さて、今から1番コートでフェデラーとヴァヴリンカがペアになってダブルスをします。観たい! テニスチャンネルとコンピューターの二台でライヴを観ていますが、残念ながら1番コートはカヴァーされません。理解に苦しみます。ロディックとフィッシュのダブルスは、かの有名なデ杯フランスダブルスペア、クレモンとローダとの対戦でした。でも放送はありません。どうして彼らをセンターコートかグランドスタンドにもってこないのでしょうか。そうすれば視聴率も上がる、チケットも売れる、テニス熱もあがる、と3拍子そろって良い事づくしなのに・・・問題は主催者側はファンの立場に立って考慮していないということに尽きるのではないでしょうか。
ダブルスの復興のために、新しいルールが導入され(デュースと第3セットを廃止:第3セットのかわりにスーパータイブレークに変わる)試合時間が減少し、ナダルやフェデラーのようなスター選手がウォーミングアップのためにダブルスに参加するようになりました。ファンとしては実に嬉しい傾向なのですが・・・彼らのダブルスがどの大会ても放送されない!テニスはファンがあってこそ、大会も成り立っているのですから、ゾクゾクするダブルスペアを観る機会をもっとふやすべきだと思いませんか? そうすればダブルスのおもしろさも分かってもらえますし、フェデラーのダブルスでしたら、準決勝からでなく1回戦からWowowなどの放送局が放送してくれるかもしれません。(日本は錦織選手にかかっているかもしれませんが・・・)
テニスを観る楽しさとは何か?
最近のテニスをみていますと、テニスの楽しさを知らない人達によって支配され、テニスの面白さを失いつつあるように思います。スポーツ産業は競争が激化する一方です。ますます、他のスポーツにシェアをとられてしまい、あげくの果ては、テニストーナメントが放送されない時代がくるかもしれません。いかにテニスを魅力的なスポーツにするか? それは私たちにかかっていると思います。もし、放送局が分からないのであれば教えてあげましょう。もし、大会主催が分からなければ教えてあげましょう。
行動の時間です。メールを送りましょう!