2008年07月30日
シンシナティより現地レポ
Tennisnakamaの特派員、Tai記者のシンシナティ現地報告が入りました! 実によく出来たレポートで、興奮が伝わってきて、シンシナティへ飛んでで行きたくなります。
しかし、また消失事件が起こりました!
投稿ボタンを押したあと、また記事が消えてしてしまいました!昨日に引き続き毎日連続だけに、さすがの私も疲れました。(どなたかコンピューターに詳しい方で解決法が想像できる方があれば教えてください。マックもPCも最新、IE, Safari, FireFoxも最新ヴァージョン、最大容量のDSLを使っています)
気持ちをとりなおして、今朝、再び画像を組み直してトライしてみます。Taiさんのためにも、この記事が無事掲載できますように・・・おそるおそる投稿ボタンを押してみます(汗タラタラ)
Report &Photos by Tai
5月の全仏OP観戦は完全に雨にたたられましたが、今日のシンシナティは快晴で、思う存分世界の有名選手と試合を観ることができました。試合開始の2時間前に会場入りして練習コートを歩いて回ります。その中でブライアン兄弟の練習を見つけましたので、しばし見学。やっぱりダブルスプレーヤーの練習はボレーが多いですね。ずっとボレー・ストロークの練習をしていて、終わるとサーブからファーストボレーの流れを繰り返し練習しています。それにしても上手い!!
シンシナティ大会はATPマスターズの10個の大会の中でも、アットホームでこじんまりした大会ではないでしょうか?とにかく選手との距離が近いのが嬉しいです。特に練習の後は選手と直接話をしたり写真を撮ったりする時間まであります。ということで、まずはボブ・ブライアン選手とのツーショット!マイクもボブもとってもフレンドリーで、未婚なのが不思議なくらいの好青年。
続いて、ナダルの練習を真横で1時間見学しました。
白枠の男性は・・・そうです、フェデラーです!ナダルとフェデラーが隣同士の練習コートで練習していました!なんとも豪華で贅沢な風景です。ナダルは練習なのにフルショット連発でどんなボールも真剣に拾いに行きます。体力を温存しようなんていう考えはないんでしょうかね!?他方、フェデラーは動きもショットもゆったりしていて、やっぱりフォームが綺麗!
そのとき、後ろからトントンと肩を叩かれExcuse me・・・誰かと思って振り向くと、トミー・ハースです。コートの出入り口に立っているといろんな選手がやってきます。実物ハースは超男前でした。続いてサフィンがフェデラーのコートにやってきました。女性ファンの黄色い声が飛び交う中、サフィンはナダルと冗談を言い合っています。試合になればライバル同士でも、練習中は皆楽しそうに喋っているのが印象的でした。おっと、向こうから歩いてくるのはステパネクです。だ~れもサインを求めようとしません。かわいそう・・・。
続いて、ツルスノフが練習を終えて出てきました。彼は女の子との写真撮影では顔がニヤニヤ・・・僕とのツーショット写真では顔のスマイル度が足りません・・・。でも、彼のファンサービス精神は素晴らしかったです。
試合の方は、フェデラー対ジネプリ戦を最前列から3列目の席で観戦できましたが、第2セットでジネプリがサービング・フォー・マッチを迎えたときは心臓がドキドキ・・・。ここはアメリカですのでジネプリファンがかなり多く、「ロビー!ロビー!」の大歓声です。そんな中何とか耐えて勝利をもぎとったフェデラー。第3セットの途中からは、リズムが良くなりいつもの美しく強いフェデラーが戻ってきました。この調子で明日以降も勝ち進んで欲しいものです。
皆さん、グランドスラム大会もいいですが、ATPのローカル大会は本当にお勧めです。日本から行くのは大変ですが、モントリオール(トロント)やシンシナティは最高ですので、機会があれば是非行ってみてください!
しかし、また消失事件が起こりました!
投稿ボタンを押したあと、また記事が消えてしてしまいました!昨日に引き続き毎日連続だけに、さすがの私も疲れました。(どなたかコンピューターに詳しい方で解決法が想像できる方があれば教えてください。マックもPCも最新、IE, Safari, FireFoxも最新ヴァージョン、最大容量のDSLを使っています)
気持ちをとりなおして、今朝、再び画像を組み直してトライしてみます。Taiさんのためにも、この記事が無事掲載できますように・・・おそるおそる投稿ボタンを押してみます(汗タラタラ)
Report &Photos by Tai
5月の全仏OP観戦は完全に雨にたたられましたが、今日のシンシナティは快晴で、思う存分世界の有名選手と試合を観ることができました。試合開始の2時間前に会場入りして練習コートを歩いて回ります。その中でブライアン兄弟の練習を見つけましたので、しばし見学。やっぱりダブルスプレーヤーの練習はボレーが多いですね。ずっとボレー・ストロークの練習をしていて、終わるとサーブからファーストボレーの流れを繰り返し練習しています。それにしても上手い!!
シンシナティ大会はATPマスターズの10個の大会の中でも、アットホームでこじんまりした大会ではないでしょうか?とにかく選手との距離が近いのが嬉しいです。特に練習の後は選手と直接話をしたり写真を撮ったりする時間まであります。ということで、まずはボブ・ブライアン選手とのツーショット!マイクもボブもとってもフレンドリーで、未婚なのが不思議なくらいの好青年。
続いて、ナダルの練習を真横で1時間見学しました。
白枠の男性は・・・そうです、フェデラーです!ナダルとフェデラーが隣同士の練習コートで練習していました!なんとも豪華で贅沢な風景です。ナダルは練習なのにフルショット連発でどんなボールも真剣に拾いに行きます。体力を温存しようなんていう考えはないんでしょうかね!?他方、フェデラーは動きもショットもゆったりしていて、やっぱりフォームが綺麗!
そのとき、後ろからトントンと肩を叩かれExcuse me・・・誰かと思って振り向くと、トミー・ハースです。コートの出入り口に立っているといろんな選手がやってきます。実物ハースは超男前でした。続いてサフィンがフェデラーのコートにやってきました。女性ファンの黄色い声が飛び交う中、サフィンはナダルと冗談を言い合っています。試合になればライバル同士でも、練習中は皆楽しそうに喋っているのが印象的でした。おっと、向こうから歩いてくるのはステパネクです。だ~れもサインを求めようとしません。かわいそう・・・。
続いて、ツルスノフが練習を終えて出てきました。彼は女の子との写真撮影では顔がニヤニヤ・・・僕とのツーショット写真では顔のスマイル度が足りません・・・。でも、彼のファンサービス精神は素晴らしかったです。
試合の方は、フェデラー対ジネプリ戦を最前列から3列目の席で観戦できましたが、第2セットでジネプリがサービング・フォー・マッチを迎えたときは心臓がドキドキ・・・。ここはアメリカですのでジネプリファンがかなり多く、「ロビー!ロビー!」の大歓声です。そんな中何とか耐えて勝利をもぎとったフェデラー。第3セットの途中からは、リズムが良くなりいつもの美しく強いフェデラーが戻ってきました。この調子で明日以降も勝ち進んで欲しいものです。
皆さん、グランドスラム大会もいいですが、ATPのローカル大会は本当にお勧めです。日本から行くのは大変ですが、モントリオール(トロント)やシンシナティは最高ですので、機会があれば是非行ってみてください!
2008年07月30日
ポイント計算をやってみませんか?
今週はフェデラーとナダルのポイントの差は300。ひょっとすると来週で世界一の座が逆転する可能性があり、ATPのランキングシステムに興味をもつ方も増えてきました。
でも複雑すぎる・・・? 大丈夫です!
出来るだけわかりやすく説明させていただきたいと思い、ランキングを決定するポイント計算のマニュアルを作ってみました。
ステップ1:
ポイント計算には、二つのシステムがあり、ATPランキングとATPレースとに区別されます。それではこのランキングのページをまず開いてみましょう。
ATPのホームページを開きます。http://www.atptennis.comこのページがテニスの基本となりますので、お気に入りに加えてください。
真ん中にRankingのナビがありますのでクリックしてください。
ステップ2:
ATP RankingとATP Raceの二つのリストがでました。
右側の2008 ATP Raceは、毎年1月1日から新しくポイントを加算してランキングを決めるシステムで、現在はナダルが一位で1055ポイント、フェデラーは686ポイントで、かなりナダルがフェデラーを引き離しています。今年だけの成績からみれば、ナダルは世界一となります。
しかし普通私たちが言っているランキングとは、左側のATP Rankingのことで、これは過去一年の成績をもとにランキングを決定するやり方です。フェデラーが世界一といわれるのは、彼のポイントが6605でナダルの6305よりも多いためです。
それではどのようにポイントが加算されるのでしょうか。
ステップ3:
どのページでも結構です。右最上段にFIND PLAYERがあります。そこに英語でFedererとタイプしてください。そしてFINDのボタンをクリックすると、以下のようなフェデラーのプロフィールがでてきます。このプロフィールは毎週月曜ごとにランキングが更新されますので、お気に入りの選手をこのページでチェックできます。
ステップ4:
Profileのページのフェデラーの写真の右側にRanking Breakdownがあります。それをクリックしてください。下にあるRanking Breakdownのページが開きました。フェデラーの過去52週間の主な大会とポイントが示され、最後にPoints Earned 6605となっています。この数字がランキングを決定するポイントとなります。
ステップ5:
フェデラーのページをみますと、大会が4つのカテゴリーに別れています。
World Championship
年末に行われるマスターズカップの結果です。昨年はフェデラーは、Winnerで650ポイントを獲得しています。
Grand Slams
4つのGLの結果が出ています。W(Winner:優勝)、F(Finalist:準優勝)、 S(準決勝)の略で成績とポイント数が表示されています。
ATP Masters Series
一年に9大会あり、この成績が加算されます。先週のトロント、今週のシンシナティもマスターズシリーズの一つです。
Best of Other Countable Tournaments
18大会ルールを説明します。選手によって20大会に出場した選手もいるでしょうが、参加したすべての大会のポイントが含まれる訳ではありません。そうすると、選手は多く出た者勝ちになりますから。ポイントは年間18大会の総合点がランキングに加算されることになっています。ではこの18大会はどうやって決めているのでしょうか?
あともう一息ですので頑張りましょう。
4つのグランドスラムと9つのマスターズの成績は必ず含まれます。それで13大会になります。そうするとあとは5大会ですよね。この5大会は個人によって最も大きなポイントをもらった大会順から上位5大会までを選びます。それをBest of Other Countable Tournamentsと呼んでいます。
では、マスターズカップは? このチャンピオンシップは例外で、参加した選手はこの大会を含めてよいことになり、フェデラーのように19大会の合計ポイントが認められます。
さて、もう一度Ranking Breakdownを見てください。オリンピックのために、カナダとシンシナティのマスターズが、昨年よりも2週間はやく開催されて、昨年の8月5日のカナダと今年の7月21日のカナダがダブっています。普通は今年のカナダが入ると、去年のカナダが消えることになるのですが。
これは、ランキングは過去52週の成績でポイントがきまるわけですから、今週はまだ7月28日の週で昨年の8月5日にはなっていないので、この二つのカナダが加わるという異常事態が発生するわけです。
もう一度、フェデラーの表をみてみましょう。
昨年のカナダがまだ消えていないので、マスターズは10大会になっています。18大会のルールを守るには、1大会が多くなりすぎましたので、一つを省き4大会としなければなりません。
Best of Other Countable Tournamentsの欄をご欄ください。フェデラーは5大会ではなく、Basel, Halle, Estoril, Dubaiの4大会となっています。
肝心なことを言い忘れましたが、ポイントはあくまでも過去52週間分のポイントが有効になるわけで、その前のポイントは引かれていきます。例えば、フェデラーは昨年のUS Openに優勝していますので、1000ポイントが現在では加わっていますが、もし今年が準優勝となりますと、US Openが終わった翌週は、昨年の1000ポイントが消え、今年の700ポイントが加わることになります。その場合は、300ポイントも減ってしまいますので、賞金は減るは、ポイントは減るはで、準優勝でも喜べないのです。
お疲れさまでした!
ランキングの計算ができるようになると、自分の好きなシナリオでフェデラーやナダルを応援することができるので、ますますテニスが面白くなります。
(次回は、インジャリーの場合やオリンピックのポイントについて説明したいと思います。)
でも複雑すぎる・・・? 大丈夫です!
出来るだけわかりやすく説明させていただきたいと思い、ランキングを決定するポイント計算のマニュアルを作ってみました。
ステップ1:
ポイント計算には、二つのシステムがあり、ATPランキングとATPレースとに区別されます。それではこのランキングのページをまず開いてみましょう。
ATPのホームページを開きます。http://www.atptennis.comこのページがテニスの基本となりますので、お気に入りに加えてください。
真ん中にRankingのナビがありますのでクリックしてください。
ステップ2:
ATP RankingとATP Raceの二つのリストがでました。
右側の2008 ATP Raceは、毎年1月1日から新しくポイントを加算してランキングを決めるシステムで、現在はナダルが一位で1055ポイント、フェデラーは686ポイントで、かなりナダルがフェデラーを引き離しています。今年だけの成績からみれば、ナダルは世界一となります。
しかし普通私たちが言っているランキングとは、左側のATP Rankingのことで、これは過去一年の成績をもとにランキングを決定するやり方です。フェデラーが世界一といわれるのは、彼のポイントが6605でナダルの6305よりも多いためです。
それではどのようにポイントが加算されるのでしょうか。
ステップ3:
どのページでも結構です。右最上段にFIND PLAYERがあります。そこに英語でFedererとタイプしてください。そしてFINDのボタンをクリックすると、以下のようなフェデラーのプロフィールがでてきます。このプロフィールは毎週月曜ごとにランキングが更新されますので、お気に入りの選手をこのページでチェックできます。
ステップ4:
Profileのページのフェデラーの写真の右側にRanking Breakdownがあります。それをクリックしてください。下にあるRanking Breakdownのページが開きました。フェデラーの過去52週間の主な大会とポイントが示され、最後にPoints Earned 6605となっています。この数字がランキングを決定するポイントとなります。
ステップ5:
フェデラーのページをみますと、大会が4つのカテゴリーに別れています。
World Championship
年末に行われるマスターズカップの結果です。昨年はフェデラーは、Winnerで650ポイントを獲得しています。
Grand Slams
4つのGLの結果が出ています。W(Winner:優勝)、F(Finalist:準優勝)、 S(準決勝)の略で成績とポイント数が表示されています。
ATP Masters Series
一年に9大会あり、この成績が加算されます。先週のトロント、今週のシンシナティもマスターズシリーズの一つです。
Best of Other Countable Tournaments
18大会ルールを説明します。選手によって20大会に出場した選手もいるでしょうが、参加したすべての大会のポイントが含まれる訳ではありません。そうすると、選手は多く出た者勝ちになりますから。ポイントは年間18大会の総合点がランキングに加算されることになっています。ではこの18大会はどうやって決めているのでしょうか?
あともう一息ですので頑張りましょう。
4つのグランドスラムと9つのマスターズの成績は必ず含まれます。それで13大会になります。そうするとあとは5大会ですよね。この5大会は個人によって最も大きなポイントをもらった大会順から上位5大会までを選びます。それをBest of Other Countable Tournamentsと呼んでいます。
では、マスターズカップは? このチャンピオンシップは例外で、参加した選手はこの大会を含めてよいことになり、フェデラーのように19大会の合計ポイントが認められます。
さて、もう一度Ranking Breakdownを見てください。オリンピックのために、カナダとシンシナティのマスターズが、昨年よりも2週間はやく開催されて、昨年の8月5日のカナダと今年の7月21日のカナダがダブっています。普通は今年のカナダが入ると、去年のカナダが消えることになるのですが。
これは、ランキングは過去52週の成績でポイントがきまるわけですから、今週はまだ7月28日の週で昨年の8月5日にはなっていないので、この二つのカナダが加わるという異常事態が発生するわけです。
もう一度、フェデラーの表をみてみましょう。
昨年のカナダがまだ消えていないので、マスターズは10大会になっています。18大会のルールを守るには、1大会が多くなりすぎましたので、一つを省き4大会としなければなりません。
Best of Other Countable Tournamentsの欄をご欄ください。フェデラーは5大会ではなく、Basel, Halle, Estoril, Dubaiの4大会となっています。
肝心なことを言い忘れましたが、ポイントはあくまでも過去52週間分のポイントが有効になるわけで、その前のポイントは引かれていきます。例えば、フェデラーは昨年のUS Openに優勝していますので、1000ポイントが現在では加わっていますが、もし今年が準優勝となりますと、US Openが終わった翌週は、昨年の1000ポイントが消え、今年の700ポイントが加わることになります。その場合は、300ポイントも減ってしまいますので、賞金は減るは、ポイントは減るはで、準優勝でも喜べないのです。
お疲れさまでした!
ランキングの計算ができるようになると、自分の好きなシナリオでフェデラーやナダルを応援することができるので、ますますテニスが面白くなります。
(次回は、インジャリーの場合やオリンピックのポイントについて説明したいと思います。)